JP5382222B2 - ロータとipmモータ - Google Patents

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Description

本発明は、モータを構成するロータとこのロータを具備するIPMモータに関するものである。
永久磁石をロータ内部に埋め込んでなる磁石埋め込み型モータ(以下、IPMモータという)は、コイルと永久磁石の吸引力/反発力に起因するマグネットトルクに加えてリラクタンストルクを得ることができるため、永久磁石をロータ外周面に貼着してなる表面磁石型モータ(SPMモータ)に比して高トルクかつ高効率である。したがって、このIPMモータは、高出力性能が要求されるハイブリット車、電気自動車の駆動用モータ等に使用されている。なお、この永久磁石としては、希土類磁石やフェライト磁石、アルニコ磁石等の焼結磁石が一般に用いられている。
上記するIPMモータでは、ロータコアに形成されたスロットへの永久磁石のスムースな挿入とスロットエッジにて永久磁石が損傷するのを回避するために、スロットの寸法を永久磁石のそれよりも横長で大寸法となるように設定しておき、非磁性素材の樹脂を磁石の側方面とスロット面で画成された空間に充填し、硬化させて永久磁石を固定する方法が一般に用いられている。
このように磁石がスロット内に固定された態様を図8を参照して説明する。
図8aは、従来のIPMモータを構成するコイルCをティースTの周りに具備するステータSと、ステータSの内側に回転自在に配されて所望基数の永久磁石PMを埋設するロータRの一部を示したものである。
ロータRを構成するロータコアには、永久磁石PMが収容され、かつその側方に永久磁石PMを固定するための非磁性の樹脂F1、F2が充填されるロータスロットRSが開設されており、図示例は2つの永久磁石PMが略Vの字状に配されて1つの磁極を形成する形態である。
ところで、この樹脂F1,F2は、永久磁石PMをその側方からロータスロットRS内で固定するものであることは勿論のこと、これ以外にも永久磁石PMからの漏れ磁束を抑制するためのフラックスバリアの役割も担っており、永久磁石PMからの磁束の漏れMJを抑制するための形状として、たとえば図8a、bで示すような樹脂F1,F2の形状形態が適用されている。
ここで、ステータ側からロータ内に配設された永久磁石PMへ入ってくる磁束Jの流れに関し、この磁束Jが透磁率の高いロータコアを通過しようとする傾向にあることは理解に易いが、このために、ステータ側から入ってくる磁束Jが永久磁石PMのステータ側の隅角領域に集中し易くなる。
このことを図8bを参照して説明する。永久磁石PMの側方の樹脂F1,F2が永久磁石PMと接する箇所の厚みは、永久磁石PMの厚みt1よりも小さな厚みt1’、t1”となっている。すなわち、厚みt1よりも小さな厚みt1’、t1”の樹脂F1、F2用の寸法形状でこの領域のスロットが開設されていることにより、永久磁石PMは、その側方のエッジK1、K2で位置決めすることが可能となる。
仮に樹脂F1,F2における永久磁石PMと接する箇所の厚みが永久磁石PMの厚み以上となっていると、永久磁石PMのスロット内の位置決めをおこなうことができず、モータの磁気特性に影響を及ぼしかねない。
このように、永久磁石PMはその側方のエッジK1、K2で精緻な位置決めが保証されているが、このような形状寸法の樹脂F1、F2が永久磁石PMの側方に形成されていることで、それぞれの樹脂F1、F2内には、永久磁石PMの厚みt1よりも格段に小さな厚みt2,t3を有する箇所が存在することになる。
そして、既述するようにステータからの磁束Jは透磁率の高いロータコアを通過しようとする傾向にあることから、厚みt1の永久磁石PMを通過するよりもより最短ルートで透磁率の高いロータコアへ到達可能な樹脂F1、F2内の厚みt2,t3のルートを通過しようとする。そして、これらのルートを通過しようとする際にこの磁束Jが集中して永久磁石PMのステータ側の隅角領域を通過するために、これが永久磁石PMのステータ側の隅角領域に作用する反磁界を高めてしまうことに繋がるのである。
なお、反磁界とは、磁石の内部をN極からS極に向かう方向に流れる内部磁界と上記するステータ側から入ってくる外部磁界の和で構成されるが、主としてこの外部磁界によって反磁界の大きさや向きが決定されると言ってよい。
この反磁界に抗して所望の保磁力を担保するためには、磁石の特にステータ側の隅角領域の保磁力を高めておく必要がある。
そして、この永久磁石の保磁力を向上させるための方策として、保磁力性能の高い金属である、Dy(ジスプロシウム)やTb(テルビウム)などで永久磁石を構成する合金組成の一部を置換して金属化合物の異方性磁界を増大させ、これによって保磁力増大を図ることが一般におこなわれている。しかし、ジスプロシウムやテルビウムの使用量が希土類元素の自然存在比を大きく超過していることに加えて、商業的に開発されている鉱床の推定埋蔵量は極めて少なく、さらには、鉱床存在地域も世界的に偏在していることから、元素戦略の必要性が認識されるに至っている。
仮に磁石の部位ごとに異なる要求保磁力に応じた含浸量の上記ジスプロシウム等を具備する保磁力分布磁石を製造した場合であっても、反磁界が高くなってしまうと、これに抗し得る保磁力を磁石に付与するためにその部位に対してはジスプロシウム等の使用量を多くせざるを得ず、結果として、効果的なジスプロシウム等の使用量の低減には至らない。
このような現状を踏まえ、本発明はロータに開設されるスロットとこのスロット内に固定される磁石に関し、双方の形状や構造に改良を加えることで、磁石に生じ得る反磁界を低減し、もって磁石に要求される保磁力の低減を図ることで磁石の保磁力性能を高めるための高価なレアメタルの使用量を低減することのできるロータの発案に至ったものである。
ここで、従来の公開技術として、スロットの角部に平面視L型のフラックスバリアを形成したロータが特許文献1に開示されている。
このロータは、スロットの角部に平面視L型のフラックスバリアを設けたことでモータのコギングトルクを低減できるというものであるが、このL型のフラックスバリアも永久磁石の厚みよりも小さな厚みであることから、図8bで示すようなステータ側からの磁束がこのフラックスバリアを通過しようとして永久磁石のステータ側の隅角領域を通過し易いことに代わりはない。したがって、永久磁石のステータ側の隅角領域に生じ得る反磁界は依然として高いものであり、この反磁界に抗し得る保磁力を保証するために使用されるジスプロシウム等の使用量の低減を図ることは難しい。
特開2000−278896号公報
本発明は上記する問題に鑑みてなされたものであり、ロータのスロット内に収容された磁石における磁束の集中を解消もしくは緩和でき、もって生じ得る反磁界を抑制することで要求される保磁力を低減させ、保磁力向上のために使用されるレアメタルの使用量を低減して磁石の製造コストの削減とロータおよびモータの製造コストの削減を図ることのできるロータと、このロータを具備するIPMモータを提供することを目的とする。
前記目的を達成すべく、本発明によるロータは、モータを構成するロータのロータコアに開設されたスロットのうち、ロータコア中央側のスロット面もしくはこのスロット面に対向するステータ側のスロット面の少なくともいずれか一方に突起もしくは凹溝が形成され、前記スロットに収容される磁石に前記スロット面の突起もしくは凹溝と係合する磁石の凹溝もしくは突起が形成されており、スロットと磁石がそれぞれの凹溝と突起を係合させて係合部を形成し、この係合部にて磁石がロータ内で位置決め固定され、磁石の側方面とスロット面の間に該磁石の厚みを備えたフラックスバリアが形成されているものである。
本発明のロータは、磁極を形成する永久磁石等の磁石が挿入されるスロットを構成するスロット面のうち、ロータコア中央側のスロット面もしくはこのスロット面に対向するステータ側のスロット面の少なくともいずれか一方に突起もしくは凹溝が形成され、このスロット内に挿入される磁石のうち、スロットに形成された突起もしくは凹溝に対応する位置にこれらのいずれかと係合する凹溝もしくは突起が形成され、双方の凹溝と突起が係合されて係合部を形成しているものである。
このように、磁石とスロットが係合部で係合される構成としたことで、磁石の側方面とスロット面の間に該磁石の厚みを備えたフラックスバリアを形成することができる。これは、図8bで示すように、磁石に比して厚みの小さなフラックスバリア(樹脂F1,F2)を磁石側方に設けることで磁石の位置決め用のエッジK1、K2を形成していた従来のロータと異なり、このエッジを無くして磁石と同じ厚みをフラックスバリアの一部が具備することで、このフラックスバリアを通過しようとするステータ側からの磁束の流れを解消し、もって磁石のステータ側の隅角領域にこの磁束が集中するのを解消もしくは緩和することに繋がる。
磁石のステータ側の隅角領域にステータ側からの磁束が集中するのが緩和されることで、この領域の反磁界も低減でき、必要保磁力を低減させることができる。
なお、磁石とスロットの双方に形成される凹溝と突起は、平面視で矩形や正方形のほか、半楕円形、半円形などの滑らかな輪郭を有する形態などがあり、特に半楕円形等の滑らかな曲面からなる(したがって隅角を具備しない)凹溝および突起とすることで、双方を係合させながらスロット内に磁石を挿入する際に突起が破損するのを回避できる。
また、フラックスバリアは、透磁率の低い樹脂や空気などから形成することができる。
たとえばフラックスバリアが空気から形成される場合であっても、磁石はスロットに対して係合部を介して不動姿勢で位置決め固定されていることから、磁石がスロット内をスライドしたり、スロットから抜け落ちるといった問題も生じ得ない。
さらに、スロットに挿入される磁石として焼結磁石を挙げることができ、この焼結磁石として、希土類磁石やフェライト磁石、アルニコ磁石等を包含する永久磁石を挙げることができる。この希土類磁石としては、ネオジムに鉄とボロンを加えた3成分系のネオジム磁石、サマリウムとコバルトとの2成分系の合金からなるサマリウムコバルト磁石、サマリウム鉄窒素磁石、プラセオジム磁石などを挙げることができる。中でも、高出力が要求されるハイブリッド車等の駆動用モータへこの焼結磁石を適用するに際しては、フェライト磁石やアルニコ磁石に比して最大エネルギー積(BH)maxが高い希土類磁石が好ましい。
この磁石に対して、部位ごとに要求される保磁力を具備するように使用量が調整されたジスプロシウム等が粒界拡散等によって含浸されて保磁力分布磁石が形成され、これがスロット内に挿入固定される。
また、ロータに形成される磁極の形態として、2つの前記スロットが略Vの字配置で離間してロータコアに開設され、双方のスロットに前記磁石が位置決め固定され、フラックスバリアが形成されて1つの磁極を成している形態を挙げることができる。
このVの字配置の2つの磁石から1つの磁極が形成されることで、ステータ側から入ってきた磁束をロータ内でVの字の磁石線形に沿ってスムースに流しながらより多くのリラクタンストルクを得ることができ、トルク性能に優れたモータを形成することができる。
Vの字配置の2つの磁石ともに、それらに固有のスロットとの間で係合部を介してスロット内における位置決め固定がなされ、それらの両側に磁石の厚みを備えたフラックスバリアを有している。
このフラックスバリアに関し、たとえばその一部の厚みを上記するように磁石と同じ厚みとすることに加えて、その幅、すなわち、磁石に接する箇所からロータコアまでのフラックスバリアの幅を磁石の厚み以上に設定しておくことで、磁石のステータ側の隅角領域のうち、Vの字の外側の隅角領域におけるステータからの磁束の集中をより効果的に緩和できることが本発明者等によって特定されている。
また、略Vの字配置の2つの前記磁石はともに、それぞれの前記係合部が該磁石の中心位置よりも他方の磁石側に形成されているのが望ましい。
本発明者等によれば、略Vの字配置の2つの磁石においては、そのステータ側でVの字外側の隅角領域に最大反磁界が生じ易いことが特定されている。
そこで、一方の磁石の係合部をその中心位置よりも他方の磁石側(Vの字内側)に形成しておくことで、ステータ側でVの字外側の隅角領域の磁界分布を変化させ、反磁界の最大値を効果的に低減するとともに、反磁界の最大値を与える磁石部位を変化させることができる。
さらに、本発明は前記ロータとステータからなるIPMモータにも及ぶものである。
本発明によるロータとこれを具備するIPMモータは、ロータ内に配設される磁石の特に隅角領域にステータから入ってくる磁束が集中せず、したがって、この外部磁界に起因する磁石内の反磁界(の最大値)が低減される。そのため、要求される保磁力の最大値を低減できることからジスプロシウム等の使用量を低減することができ、ロータおよびモータの製造コストの削減を図ることを可能とする。
以上の説明から理解できるように、本発明のロータとこれを具備するIPMモータによれば、ロータに開設されたスロットとこれに挿入される磁石が双方の対応位置に形成された凹溝および突起からなる係合部を介して位置決め固定され、さらに、磁石の側方面とスロット面の間に形成されたフラックスバリアの一部が磁石の厚みを備えていることにより、磁石のステータ側の隅角領域に磁束が集中することが解消され、反磁界の低減とこれによる要求保磁力の低減、およびジスプロシウム等の使用量の低減による製造コストの削減を図ることができる。
本発明のIPMモータを構成するロータおよびステータの一部を模擬した模式図である。 (a)、(b)ともに、ロータに開設されるスロットとこれに挿入される磁石の他の実施の形態を示した平面図である。 (a)、(b)、(c)ともに、ロータに開設されるスロットとこれに挿入される磁石のさらに他の実施の形態を示した平面図である。 磁場解析によって磁石内の反磁界を求めた結果を示す図であって、(a)は磁石およびスロットの比較例モデルを示す図であり、(b)はその磁場解析による反磁界のコンター図である。 磁場解析によって磁石内の反磁界を求めた結果を示す図であって、(a)は磁石およびスロットの実施例1モデルを示す図であり、(b)はその磁場解析による反磁界のコンター図である。 磁場解析によって磁石内の反磁界を求めた結果を示す図であって、(a)は磁石およびスロットの実施例2モデルを示す図であり、(b)はその磁場解析による反磁界のコンター図である。 磁場解析によって磁石内の反磁界を求めた結果を示す図であって、(a)は磁石およびスロットの実施例3モデルを示す図であり、(b)はその磁場解析による反磁界のコンター図である。 (a)は従来のIPMモータを構成するステータとロータの一部を示した模式図であり、(b)は(a)のb部を拡大した図であってステータからの磁束が磁石のステータ側の隅角領域に集中している状態を説明した図である。
1…ロータ、1a…スロット、1a’、1a”…磁石側方のスロット、1b、1b’…突起、1c…凹溝、2…ステータ、3…コイル、4,4A,4B,4C,4D,4E…磁石(永久磁石)、4a、4a’…凹溝、4b…突起、5,5A,5B…係合部、6A,6B…フラックスバリア(樹脂)
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、図示例は2つの磁石が略Vの字状に配置されて1つの磁極を形成するものであるが、ロータの径方向に直交するように1つの磁石が配置されて1つの磁極を形成する形態であってもよい。
図1は、本発明のIPMモータを構成するロータおよびステータの一部を模擬した模式図である。
電磁鋼板等の積層体からなるステータ2は、環状のヨークとこのヨークから径方向内側に突出するティースとから構成され、このティースの周りに不図示の絶縁ボビンを介してコイル3が形成され、ステータ2の内側には、同様に電磁鋼板等の積層体からなるロータ1がシャフトSFを中心に回転自在に配設されてIPMモータが構成される。
ロータ1には、2つの永久磁石4,4が平面視で略Vの字状に配置されて1つの磁極を形成するように、対応するスロット1a内に各永久磁石4が収容されている。
ここで、スロット1aのうち、ロータコア中央側のスロット面には突起1bが設けてあり、永久磁石4のうち、スロット1a内に収容された際にこの突起1bに対応する位置には突起1bと嵌め合いされる凹溝4aが刻設されており、突起1bに凹溝4aを嵌め合いしながら永久磁石4をスロット1a内に挿入することによって永久磁石4がスロット1a内に収容される。そして、永久磁石4が完全にスロット1a内に収容された姿勢において、凹溝4aと突起1bが相互に係合してなる係合部5が形成され、永久磁石4はこの係合部5によってスロット1a内での位置決め固定が保証される。
図1で示す凹溝4aは、平面視矩形に形成されており、かつ、永久磁石4の長手方向の長さrの中心位置に設けてある。
さらに、それぞれの永久磁石4のうち、Vの字外側とVの字内側の側方面とスロット面の間の空間である磁石側方のスロット1a’、1a”には、低透磁率の樹脂が充填されてなるフラックスバリア6A,6Bが形成されている。
これらフラックスバリア6A,6Bは、側方からの漏れ磁束の低減や、永久磁石側方で磁気飽和を生じさせない等の理由から、相互に異なる平面形状を有するものであるが、いずれのフラックスバリア6A,6Bも、その一部、より具体的には永久磁石4と接する領域にこの永久磁石4と同じ厚みs1を有する領域を備えている。
従来のロータを説明する図8bと対比することで双方の違いが明りょうとなるが、図8bで示す永久磁石PMの側方のフラックスバリアには、永久磁石PMの厚みt1と同じ厚みを有する領域が存在しておらず、そのためにステータからの磁束Jが永久磁石PMのステータ側の隅角領域に集中するものであった。
これに対して、図1で示すスロットおよび永久磁石においては、磁石側方のスロット1a’、1a”が永久磁石4と同じ厚みs1を有する領域を備えていることで、ステータから入ってくる磁束がフラックスバリア6A、6Bを通過しても最短でロータコアに到達することにならず、結果として、フラックスバリア6A、6Bと永久磁石4の隅角領域を通過しようとする磁束の集中は解消される。
そのため、永久磁石4が保磁力分布磁石である場合に、そのステータ側の隅角領域を過度に高い保磁力領域とする必要がなくなり、従来構造の保磁力分布磁石と比べてジスプロシウム等の使用量を低減することができる。
なお、永久磁石4は希土類磁石やフェライト磁石、アルニコ磁石のいずれか一種からなり、この希土類磁石としては、ネオジムに鉄とボロンを加えた3成分系のネオジム磁石、サマリウムとコバルトとの2成分系の合金からなるサマリウムコバルト磁石、サマリウム鉄窒素磁石、プラセオジム磁石などのうちのいずれか一種からなる。
また、フラックスバリアは樹脂以外にも、空気から形成されるものであってもよい。空気からなるフラックスバリアであっても、永久磁石4は係合部5を介してスロット1aに位置決め固定されていることから、スロット内での位置ずれや抜け落ちなどは生じ得ない。
図2,3は、ロータに開設されるスロットとこれに挿入される磁石の他の実施の形態を示した平面図である。
図2aで示す実施の形態は、2つの永久磁石4Aともに、それらの中心位置よりもVの字内側に凹溝4aを具備し、この凹溝4aにスロットの突起1bが係合して係合部5を形成したものである。
また、図2bで示す実施の形態は、2つの永久磁石4Bともに、それらの中心位置よりもVの字外側に凹溝4aを具備し、この凹溝4aにスロットの突起1bが係合して係合部5を形成したものである。
また、図3aで示す実施の形態は、2つの永久磁石4Cともに、永久磁石4Cのステータ側に凹溝4aを具備し、スロットの突起1bがこの凹溝4aに係合して係合部5を形成したものである。
また、図3bで示す実施の形態は、2つの永久磁石4Dともに、それらの中心位置において平面視が略半楕円形で滑らかな曲線からなる凹溝4a’を具備し、この凹溝4aに相補的形状のスロットの突起1b’が係合して係合部5Aを形成したものである。
さらに、図3cで示す実施の形態は、2つの永久磁石4Eともに、それらの中心位置において平面視矩形の突起4bを具備し、この突起4bにスロットの凹溝1cが係合して係合部5Bを形成したものである。
このように、永久磁石4とスロット1aのいずれに凹溝もしくは突起を設けてもよく、また、それらのステータ側の側面もしくはロータコア中央側の側面のいずれに凹溝もしくは突起を設けてもよい。さらに、凹溝等の位置は、永久磁石4の中央位置、Vの字の外側位置、内側位置のいずれの位置であってもよい。
[磁場解析とその結果]
本発明者等は、従来構造のVの字配置の永久磁石モデル(比較例)、本発明にかかるVの字配置の永久磁石モデル(実施例1,2,3)をコンピュータ内でモデル化し、磁場解析をおこなって各永久磁石モデル内における反磁界を求めてそのコンター図を作成するとともに、各永久磁石モデルにおける最大反磁界の値と、実施例1,2,3の比較例に対する反磁界の減少量を求めた。
各永久磁石モデルの形状に関し、比較例モデルは、図8bで示すように永久磁石の側方にエッジを有したものでスロットと永久磁石が係合部で係合していないものであり、実施例1,2,3の各モデルはいずれも、永久磁石の両側方のフラックスバリアが永久磁石の厚みと同じ厚みを有する領域を備え、永久磁石とスロットがロータコア中央側の係合部を介して係合しているものである。そして、実施例1は係合部が永久磁石の中央位置よりもVの字外側にあるもの、実施例2は係合部が永久磁石の中央位置にあるもの、実施例3は係合部が永久磁石の中央位置よりもVの字内側にあるものである。
図4,5,6,7はそれぞれ、比較例、実施例1,2,3の各永久磁石モデルを各図aで示し、各図bで解析結果であるその反磁界コンター図を示している。また、同図b中の×印箇所が最大反磁界を与える箇所である。
なお、磁石モデルに関しては、その平面視における厚みを0.5mm、長さを2.2mmとしている。
以下の表1には、比較例および実施例1,2,3の最大反磁界の値と実施例1,2,3の比較例に対する反磁界の減少量を示している。
Figure 0005382222
表1および図4〜7より、比較例では、永久磁石のステータ側の両隅角領域で反磁界が大きく、特にVの字外側の隅角領域において最大反磁界8.62kOeとなっている。
これに対して、実施例1,2では、最大反磁界の値を7.12kOeまで低減でき、係合部が永久磁石のVの字内側にある実施例3では、さらに7.10kOeまで低減できることが実証されている。
また、比較例と各実施例のコンター図を比較すると、係合部を形成した箇所に反磁界が集中する傾向を示している。これは、永久磁石に凹溝を設けたことによってそのステータ側の側面から凹溝までの距離が永久磁石の他の部位の厚みよりも短くなるためにステータからの磁束が集中し易くなり、その結果として反磁界が大きくなったものである。
このように、永久磁石とロータのスロットに形成された係合部は、反磁界を低減することのみならず、永久磁石内における反磁界分布を変化させるものであり、この反磁界分布に応じた分布保磁力を具備する永久磁石を製造することにより、ジスプロシウム等の使用量を可及的に低減しながら、所望の保磁力性能を備えた永久磁石を得ることができる。
このことは、永久磁石の性能品質の保証とその製造コストの削減に繋がり、この永久磁石を具備するロータとこのロータを備えたIPMモータの性能品質の保証と製造コストの低減に直結するものである。
以上、本発明の実施の形態を図面を用いて詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があっても、それらは本発明に含まれるものである。

Claims (3)

  1. モータを構成するロータのロータコアに2つのスロットが略Vの字配置で離間して開設され、双方のスロットの平面視形状はともに短辺と長辺からなる矩形であり、該長辺に対応するスロット面は、ロータコア中央側のスロット面とこれに対向するステータ側のスロット面であり、
    ロータコア中央側のスロット面もしくはこのスロット面に対向するステータ側のスロット面の少なくともいずれか一方に突起もしくは凹溝が形成され、
    前記スロットに収容される磁石に前記スロット面の突起もしくは凹溝と係合する磁石の凹溝もしくは突起が形成されており、
    スロットと磁石がそれぞれの凹溝と突起を係合させて係合部を形成し、この係合部にて磁石がロータ内で位置決め固定され、略Vの字に配置された該磁石によって1つの磁極が形成されており、
    磁石の側方面とスロット面の間に該磁石の厚みを備え、かつ磁石の厚み以上でかつ磁石の該厚みに直交する長手方向の長さよりも短い幅を備えたフラックスバリアが該磁石に接して形成されており、
    略Vの字配置の2つの前記磁石はともに、それぞれの前記係合部が該磁石の中心位置よりも他方の磁石側に形成されているロータ。
  2. 前記フラックスバリアが樹脂もしくは空気のいずれか一方からなる請求項1に記載のロータ。
  3. 請求項1または2に記載のロータとステータからなるIPMモータ。


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