JP5709907B2 - 車両用永久磁石埋込型回転電機 - Google Patents

車両用永久磁石埋込型回転電機 Download PDF

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Description

この発明は、車両用永久磁石埋込型回転電機に関し、特に大きなマグネットトルクを確保しつつリラクタンストルクを大きくできる磁石構造に関するものである。
従来の永久磁石埋込型回転電機は、電磁鋼板を積層してなり、磁石挿入用孔の対が周方向に等角ピッチで極数分形成されたロータヨークと、磁石挿入用孔の各対に挿入された永久磁石と、を有する回転子を備えている(例えば、特許文献1参照)。そして、従来の永久磁石埋込型回転電機では、磁石挿入用孔の対には等しい磁極の永久磁石が挿入され、隣り合う磁石挿入用孔の対には異なる磁極の永久磁石が挿入されている。さらに、ロータヨークを構成する電磁鋼板には、異なる磁極の永久磁石を区画する溝が形成されている。
特開2005−287262号公報
従来の永久磁石埋込型回転電機では、回転子の各磁極が、周方向に並んで配置された同形状に作製された2つの永久磁石により構成されているので、2つの永久磁石間の電磁鋼板からなるセンターリブが、各磁極の周方向中央に位置することになる。そこで、永久磁石の作る磁束が急変点を持つことになり、磁束の高調波が大きくなり、トルクリプルやコギングトルクが大きくなるとともに、固定子側の鉄損も大きくなるという課題があった。また、磁極を構成する永久磁石が極中心に対して対称に、かつ極中心に直交するように配設されているので、リラクタンストルクおよびマグネットトルクが小さくなってしまうという課題もあった。
この発明は、上記課題を解決するためになされたもので、各磁極を構成する永久磁石の配設領域を、車両の前進時の回転方向の進み側の磁石配設領域と遅れ側の磁石配設領域とに分け、回転方向の進み側の磁石配設領域の周方向幅を回転方向の遅れ側の磁石配設領域の周方向幅より大きくして、かつ外径側に凸状に配設して、トルクリプルやコギングトルクの増大を抑制し、固定子側の鉄損を少なくできるとともに、マグネットトルクおよびリアクトルトルクを大きくできる車両用永久磁石埋込型回転電機を得ることを目的とする。
この発明に係る車両用永久磁石埋込型回転電機は、回転子鉄心、および上記回転子鉄心の内径側に位置するように該回転子鉄心に埋設された複数の永久磁石、を有し、隣り合う上記永久磁石が互いに異なる極性となるように着磁されて磁極を構成する回転子と、ティースがそれぞれ円環状のコアバックから径方向内方に延設されて周方向に等角ピッチで配列された固定子鉄心、および上記固定子鉄心に巻装された固定子コイルを有し、上記回転子を囲繞して配設される固定子と、を備えている。そして、上記磁極を構成する上記永久磁石のそれぞれは、上記回転子鉄心の該磁極の主回転方向の進み側の端部から遅れ側の端部に至る領域に、主回転方向に並んで、かつ外径側に凸状に埋設された第1永久磁石と第2永久磁石とを有し、上記第1永久磁石は、上記磁極の主回転方向の進み側の端部から極中心を超えて遅れ側に至る一体物に形成され、上記第1永久磁石と上記第2永久磁石との間を通るリラクタンストルク発生用の磁路が構成される。さらに、上記第1永久磁石の着磁方向は、上記極中心と平行であり、上記第2永久磁石の着磁方向と上記第2永久磁石の配設領域の主回転方向の中央位置における上記回転子鉄心の外面の法線とのなす角度が、上記極中心と平行な方向と上記第2永久磁石の配設領域の主回転方向の中央位置における上記回転子鉄心の外面の法線とのなす角度より小さい。
この発明によれば、第1永久磁石は、磁極の主回転方向の進み側の端部から極中心を超えて遅れ側に至る一体物に形成されているので、回転子鉄心を構成する磁性材が極中心に存在しない。そこで、永久磁石の作る磁束のピークを小さくすることがなく、永久磁石の作る磁束は急変点を持たないので、磁束の高調波が小さくなる。これにより、トルクリプルやコギングトルクの増大が抑えられ、固定子側の鉄損も小さくなる。
また、磁極を構成する永久磁石のそれぞれが、外径側に凸状に回転子鉄心に埋設されているので、マグネットトルクを大きくできる。
さらに、第1永久磁石は、磁極の主回転方向の進み側の端部から極中心を超えて遅れ側に至る一体物に形成されているので、磁極を構成する永久磁石が極中心に対して非対称となり、リラクタンストルクを大きくできる。
この発明の実施の形態1に係る回転電機の主要構成を模式的に示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機の回転子を模式的に示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機の回転子における磁極の構成を説明する要部断面図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機の回転子における磁極を構成する磁石の着磁方向を説明する要部断面図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機の回転子における減磁のメカニズムを説明する模式図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機の回転子における減磁のメカニズムを説明する模式図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機の回転子におけるリラクタンストルクの発生メカニズムを説明する模式図である。 この発明の実施の形態2に係る回転電機の回転子における磁極を構成する磁石の配置を説明する要部断面図である。 この発明の実施の形態2に係る回転電機の回転子における磁極を構成する第2永久磁石の着磁方向を説明する要部断面図である。 この発明の実施の形態3に係る回転電機の回転子における磁極を構成する磁石の配置を説明する要部断面図である。 この発明の実施の形態4に係る回転電機の回転子における磁極を構成する磁石の配置を説明する要部断面図である。 この発明の実施の形態5に係る回転電機の回転子における磁極を構成する磁石の配置を説明する要部断面図である。 この発明の実施の形態6に係る回転電機の回転子における磁極を構成する磁石の配置を説明する要部断面図である。 この発明の実施の形態7に係る回転電機の回転子における磁極を構成する磁石の配置を説明する要部断面図である。 この発明の実施の形態8に係る回転電機の回転子における磁極を構成する磁石の配置を説明する要部断面図である。 この発明の実施の形態9に係る回転電機の主要構成を模式的に示す断面図である。
以下、本発明の車両用永久磁石埋込型回転電機の好適な実施の形態につき図面を用いて説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る回転電機の主要構成を模式的に示す断面図、図2はこの発明の実施の形態1に係る回転電機の回転子を模式的に示す断面図、図3はこの発明の実施の形態1に係る回転電機の回転子における磁極の構成を説明する要部断面図、図4はこの発明の実施の形態1に係る回転電機の回転子における磁極を構成する磁石の着磁方向を説明する要部断面図、図5および図6はそれぞれこの発明の実施の形態1に係る回転電機の回転子における減磁のメカニズムを説明する模式図である。
図1において、回転電機1は、車両用永久磁石埋込型回転電機であり、ハウジング(図示せず)に回転可能に配設される回転子5と、回転子5を囲繞するようにハウジングに配設される固定子2と、を備える。ここで、自動車は、前進走行することがほとんどであり、後進走行することは希である。そこで、回転電機1を自動車に搭載した場合、回転子5の主回転方向は、自動車の前進走行時の回転方向となるので、本発明における主回転方向Bは、自動車の前進走行時の回転方向を意味するものとする。
回転子5は、図2に示されるように、同一形状に打ち抜かれた多数枚の電磁鋼板を積層一体化して作製され、複数の概略円弧状曲面7が周方向に等角ピッチで配列された外形形状を有する回転子鉄心6と、回転子鉄心6の概略円弧状曲面7のそれぞれの内周側に埋め込まれた永久磁石と、回転子鉄心6の軸心位置に挿通されて回転子鉄心6に固着される回転軸15と、を備える。
回転子鉄心6は、1磁極を構成する概略円弧状曲面7が周方向に等角ピッチ(1磁極ピッチ)で配列された連続する8つの凸面を有する外形形状に作製されている。各凸面を構成する概略円弧状曲面7は、図3に示されるように、極中心Aで回転子鉄心6の最外径の円筒面に接する、最外径より小さい半径の円弧状外周面8と、円弧状外周面8の主回転方向Bの遅れ側の端部と隣の円弧状外周面8の主回転方向Bの進み側の端部とを連結する平坦外周面9と、から構成されている。そして、円弧状外周面8の両端と回転子鉄心6の中心とを通る線分のなす角度(中心角)θ1は、電気角で120°となり、平坦外周面9の両端と回転子鉄心6の中心とを通る線分のなす角度(中心角)θ2は、電気角で60°となっている。なお、θ1+θ2は電気角で180°であるが、概略円弧状曲面7が周方向に等角ピッチで8つ配列されているので、機械角ではθ1+θ2は45°となる。以下、θ1、θ2は電気角で表されるものとする。また、極中心Aは、図3に示されるように、概略円弧状曲面7の周方向中央と回転子鉄心6の中心を通る線分である。
主回転方向Bの進み側の第1磁石挿入穴10と、主回転方向Bの遅れ側の第2磁石挿入穴11とが、回転子鉄心6の各磁極の外周側に軸心方向に貫通するように形成されている。第1磁石挿入穴10は、径方向幅h1の円弧形状の穴形状に形成され、円弧状外周面8から内径側に距離b1だけ離れた位置に、中心角θ1(=120°)の範囲のほぼ全領域に渡って形成されている。第2磁石挿入穴11は、径方向幅h1の矩形形状の穴形状に形成され、平坦外周面9から内径側に距離b1だけ離れた位置に、中心角θ2(=60°)の範囲のほぼ全領域に渡って形成されている。
第1永久磁石12は、第1磁石挿入穴10と同等の断面円弧形状の短冊形に作製され、第1磁石挿入穴10に挿入固着される。第2永久磁石13は、第2磁石挿入穴11と同等の断面矩形形状の短冊形に作製され、第2磁石挿入穴11に挿入固着される。N極の磁極を構成する第1永久磁石12は、図4に示されるように、着磁方向14が極中心Aと平行、かつ径方向外方に向うように着磁される。同様に、N極の磁極を構成する第2永久磁石13は、図4に示されるように、着磁方向14が極中心Aと平行、かつ外方に向うように着磁される。ここで、着磁された第2永久磁石13の磁力は、平坦外周面9の法線方向のベクトル成分Brと平坦外周面9の接線方向のベクトル成分Bθとの和となる。ベクトル成分Brは法線方向の外方を向き、ベクトル成分Bθは主回転方向Bの進み側を向く。ここで、第2永久磁石13には、第1永久磁石12に比べて保磁力の大きい磁石を用いている。
ここで、第1永久磁石12には、例えばN39UH(信越化学工業株式会社製ネオジウム系超高耐熱タイプ)が用いられ、第2永久磁石13には、例えばN39UHより保磁力の大きいN36Z(信越化学工業株式会社製ネオジウム系超高耐熱タイプ)が用いられる。
なお、S極の磁極を構成する第1永久磁石12および第2永久磁石13の着磁方向14は、N極の磁極を構成する第1永久磁石12および第2永久磁石13の着磁方向14と逆向きであり、ベクトル成分Br、Bθの方向も逆向きとなるので、ここではその説明を省略する。
固定子2は、同一形状に打ち抜かれた多数枚の電磁鋼板を積層一体化して作製され、円環状のコアバック3a、およびそれぞれコアバック3aの内周面から径方向内方に延設され、周方向に等角ピッチで配列された12本のティース3bを有する固定子鉄心3と、固定子鉄心3のティース3bのそれぞれに集中巻きに巻回された12本の集中巻コイル4aからなる固定子コイル4と、を備える。
このように構成された回転電機1は、8極12スロットの車両用永久磁石埋込型回転電機を構成しており、その動作および減磁のメカニズムについて図5および図6を参照しつつ説明する。
まず、固定子2と回転子5とが図5に示される位置関係にあるときに、U相とW相の集中巻コイル4aがS極となり、V相の集中巻コイル4aがN極となるように集中巻コイル4aに通電される。これにより、N極の磁極を構成する第1および第2永久磁石12,13とV相の集中巻コイル4aが巻回されているティース3bとの間に斥力が発生し、さらにN極の磁極を構成する第1および第2永久磁石12,13とU相の集中巻コイル4aが巻回されているティース3bとの間に引力が発生し、回転子5に反時計回りの回転力が与えられる。
そして、集中巻コイル4aが作る磁束Cは、V相の集中巻コイル4aが巻回されているティース3bを径方向外方に流れる。そして、コアバック3aまで流れてきた磁束Cの一部がコアバック3aを流れてU相の集中巻コイル4aが巻回されているティース3bに入り、その残部がコアバック3aを流れてW相の集中巻コイル4aが巻回されているティース3bに入る。
U相の集中巻コイル4aが巻回されているティース3bに入った磁束Cは、該ティース3b内を径方向内方に流れ、該ティース3bの先端から回転子5に入り、N極の第2永久磁石13の主回転方向Bの進み側端部から第2永久磁石13に入り、第2永久磁石13内を周方向に流れた後、回転子5からV相の集中巻コイル4aが巻回されているティース3bに戻る。
一方、W相の集中巻コイル4aが巻回されているティース3bに入った磁束Cは、該ティース3b内を径方向内方に流れ、該ティース3bの先端から回転子5に入り、S極の極中心Aの近傍から第1永久磁石12に入り、第1永久磁石12内を周方向に流れた後、回転子5からV相の集中巻コイル4aが巻回されているティース3bに戻る。
ここで、N極の第2永久磁石13に入った磁束Cは、第2永久磁石13内を主回転方向Bの遅れ側にV相の集中巻コイル4aが巻回されているティース3bの内径側まで流れる。このとき、磁束Cは、N極の第2永久磁石13内を主回転方向Bの遅れ側に、平坦外周面9の接線方向のベクトル成分Bθと対向するように流れるので、第2永久磁石13が減磁し易くなる。
一方、S極の第1永久磁石12に入った磁束Cは、第1永久磁石12内を極中心Aの近傍から主回転方向Bの進み側にV相の集中巻コイル4aが巻回されているティース3bの内径側まで流れる。このとき、S極の第1永久磁石12内を主回転方向Bの進み側に極中心Aの近傍から極中心Aまで流れる磁束Cの距離は、極中心AからV相の集中巻コイル4aが巻回されているティース3bの内径側まで流れる磁束Cの距離に比べ、著しく短い。したがって、S極の第1永久磁石12内を主回転方向Bの進み側に流れる磁束Cの経路のほとんどでは、磁束Cは、円弧状外周面8の接線方向のベクトル成分Bθと同じ方向に流れることになり、第1永久磁石12は減磁しにくくなる。
ついで、回転子鉄心6が反時計回りに回転し、固定子2と回転子5とが図6に示される位置関係にあるときに、U相とW相の集中巻コイル4aがN極となり、V相の集中巻コイル4aがS極となるように集中巻コイル4aに通電される。これにより、S極の磁極を構成する第1および第2永久磁石12,13とV相の集中巻コイル4aが巻回されているティース3bとの間に斥力が発生し、さらにS極の磁極を構成する第1および第2永久磁石12,13とU相の集中巻コイル4aが巻回されているティース3bとの間に引力が発生し、回転子5に反時計回りの回転力が与えられる。
そして、U相の集中巻コイル4aが作る磁束Cは、U相の集中巻コイル4aが巻回されているティース3bを径方向外方に流れ、コアバック3aを流れてV相の集中巻コイル4aが巻回されているティース3bに入る。V相の集中巻コイル4aが巻回されているティース3bに入った磁束Cは、該ティース3b内を径方向内方に流れ、該ティース3bの先端から回転子5に入り、S極の第2永久磁石13の主回転方向Bの遅れ側から第2永久磁石13に入り、第2永久磁石13内を周方向に流れた後、回転子5からU相の集中巻コイル4aが巻回されているティース3bに戻る。
一方、W相の集中巻コイル4aが作る磁束Cは、W相の集中巻コイル4aが巻回されているティース3bを径方向外方に流れ、コアバック3aを流れてV相の集中巻コイル4aが巻回されているティース3bに入る。V相の集中巻コイル4aが巻回されているティース3bに入った磁束Cは、該ティース3b内を径方向内方に流れ、該ティース3bの先端から回転子5に入り、N極の第1永久磁石12の極中心Aの近傍から第1永久磁石12に入り、第1永久磁石12内を周方向に流れた後、回転子5からW相の集中巻コイル4aが巻回されているティース3bに戻る。
ここで、S極の第2永久磁石13に入った磁束Cは、第2永久磁石13内を主回転方向Bの進み側にU相の集中巻コイル4aが巻回されているティース3bの内径側まで流れる。このとき、磁束Cは、S極の第2永久磁石13内を主回転方向Bの進み側に、平坦外周面9の接線方向のベクトル成分Bθと対向するように流れるので、第2永久磁石13が減磁し易くなる。
一方、N極の第1永久磁石12に入った磁束Cは、第1永久磁石12内を極中心Aの近傍から主回転方向Bの遅れ側にW相の集中巻コイル4aが巻回されているティース3bの内径側まで流れる。このとき、N極の第1永久磁石12内を主回転方向Bの遅れ側に極中心Aの近傍から極中心Aまで流れる磁束Cの距離は、極中心AからW相の集中巻コイル4aが巻回されているティース3bの内径側まで流れる磁束Cの距離に比べ、著しく短い。したがって、N極の第1永久磁石12内を主回転方向Bの遅れ側に流れる磁束Cの経路のほとんどでは、磁束Cは、円弧状外周面8の接線方向のベクトル成分Bθと同じ方向に流れることになり、第1永久磁石12は減磁しにくくなる。
このように、いずれの場合においても、主回転方向Bの遅れ側に位置する永久磁石、すなわち第2永久磁石13が減磁しやすいことがわかる。
この実施の形態1によれば、第1永久磁石12が磁極の中心角θ1で120°の範囲に配設されているので、第1永久磁石12が磁極の極中心Aに存在している。つまり、電磁鋼板により構成されるリブが磁極の極中心Aに存在していない。これにより、永久磁石の作る磁束のピークを小さくすることがなく、永久磁石の作る磁束は急変点を持たないので、磁束の高調波が小さくなる。そこで、トルクリプルやコギングトルクの増大が抑えられ、固定子側の鉄損も小さくなる。
また、回転子鉄心6は、1磁極を構成する概略円弧状曲面7が周方向に等角ピッチで配列された連続する8つの凸面を有する外形形状に作製されているので、第1および第2永久磁石12,13の作る磁束を正弦波に近づけることができ、コギングトルクおよびトルクリプルを低減できる。
また、回転子5の磁極を構成する永久磁石が第1永久磁石12と第2永久磁石13とに分割されているので、磁極を構成する永久磁石が一体物で作製されている場合に比べ、遠心力により第1永久磁石12および第2永久磁石13に作用する応力が緩和され、許容回転数を大きくできる。
また、第2永久磁石13が断面矩形形状の短冊形に作製されているので、加工費が安価となる。
また、第1および第2永久磁石12,13が異なる形状であるので、組立時に第1および第2磁石挿入穴10,11への誤挿入がなく、組立性が高められる。
ここで、本回転電機1を車両用に適用した場合、回転子5は、主に自動車の前進走行時の回転方向に回転することになり、永久磁石の減磁しやすい場所を主回転方向Bの遅れ側に特定することができる。そこで、本回転電機1の用途を車両用に限定することにより、次の効果が得られる。
主回転方向Bの遅れ側に位置する第2永久磁石13が保磁力の大きい磁石で作製されているので、第2永久磁石13の減磁を抑えることができる。
保磁力の大きい磁石で作製された第2永久磁石13が主回転方向Bの遅れ側の中心角θ2で60°の範囲に配設されているので、保磁力の大きい高価な磁石の使用量が少なくなる。そこで、減磁対策による高コスト化が抑えられる。また、保磁力の小さい磁石は、保磁力の大きい磁石に比べ、残留磁束密度が大きい。そこで、減磁対策による、残留磁束密度の小さい磁石の使用量が少なくなり、トルクの低下が抑えられる。
つぎに、本回転電機1におけるリラクタンストルクの増大効果について図7を参照しつつ説明する。ここで、図7はこの発明の実施の形態1に係る回転電機の回転子におけるリラクタンストルクの発生メカニズムを説明する模式図である。
一般に、回転電機のトルクには、永久磁石により発生するマグネットトルクと、回転子の鉄部の磁気抵抗差に起因して発生するリラクタンストルクとがある。マグネットトルクは、永久磁石が回転子鉄心の表面側に埋め込まれている回転電機ほど、大きくなる。本回転電機1においては、第1永久磁石12と第2永久磁石13とが回転子鉄心6の表面側に凸状に埋設されているので、第1永久磁石12および第2永久磁石と回転子鉄心6の外周面との距離が短くなり、マグネットトルクが大きくなる。
リラクタンストルクは、極間から極間に流れる磁束が多いほど、大きくなる。本回転電機1では、周方向に並んで配置された第1および第2永久磁石12,13が極中心Aに対して非対称となっている。つまり、回転子5と固定子2との間の空隙部における周方向の磁束分布が極中心Aに対して非対称となっている。そこで、極間から極間に流れる磁束のルートは、図7に示されるように3つ存在する。
第1ルート30は、第1および第2永久磁石12,13と回転子鉄心6の外周面との間を通るルートである。この第1ルート30は、鉄量が少なく、磁気飽和し、磁気抵抗が大きくなりやすいので、リラクタンストルクの増加に対する寄与は小さい。第2ルート31は、第1および第2永久磁石12,13と回転子鉄心6の内径側を通るルートである。この第2ルート31は、磁気飽和し、磁気抵抗が大きくなりやすい極間を2度通ることになるので、リラクタンストルクの増加に対する寄与は小さい。第3ルート32は、一方の極間から回転子鉄心6の内径側に入り、第1永久磁石12の内径側を通り、第1永久磁石12と第2永久磁石13との間を通って第2永久磁石13の外径側に流れるルートである。第1永久磁石12と第2永久磁石13は同極であるので、第1永久磁石12と第2永久磁石13との間の鉄部の磁気飽和はなく、磁気抵抗が小さい。
したがって、本回転電機1では、第1および第2永久磁石12,13を回転子鉄心6の表面側に凸状に埋設しても、磁束は、主に、磁気飽和し、磁気抵抗が大きくなりやすい極間を1度のみ通る第3ルート32を流れるので、大きなマグネットトルクを確保しつつ、リラクタンストルクを大きくできる。
一方、特許文献1に記載の発明では、同じ形状に作製された2つの永久磁石を周方向に並べて配置して磁極を構成しているので、周方向に並んで配置された2つの永久磁石が極中心に対して対称となっている。そこで、永久磁石間の鉄部が極中心に存在するが、極中心に位置する鉄部はリラクタンストルクに寄与しないので、リラクタンストルクを大きくできない。
なお、本発明では、本回転電機1の用途を車両用に限定しているが、使用頻度の少ない車両の後進走行時に、後進走行時の回転方向の遅れ側の磁石部分が減磁することが懸念される。そこで、車両の後進走行時に、集中巻コイルの作る磁束が、第1永久磁石の車両の後進走行時の回転方向の遅れ側の角部に当たらないように、集中巻コイルへの通電を制御することが好ましい。
また、上記実施の形態1では、主回転方向Bの遅れ側に配設される第2永久磁石の着磁方向を極中心Aと平行な方向とするものとしているが、第2永久磁石の減磁対策としては、第2永久磁石の着磁方向を極中心Aと平行な方向に対して主回転方向Bの遅れ側に傾けて、すなわち着磁方向と第2永久磁石の主回転方向Bの中央位置における回転子鉄心の外周面の法線方向とのなす角度が極中心Aと平行な方向と該法線方向とのなす角度より小さくなるように着磁することが望ましい。これにより、着磁された第2永久磁石の磁力の法線方向のベクトル成分Brが接線方向のベクトル成分Bθより大きくなる。つまり、第2永久磁石内をティースの内径側まで流れた磁束は、第2永久磁石から法線方向に流れてティースに入るので、磁束はBrの方向と同じ方向に流れる。そこで、Brを大きくすることで合成ベクトルの向きを減磁し難い向きにすることができるため、耐減磁特性を向上させることができる。
また、上記実施の形態1では、第1永久磁石が主回転方向Bの進み側の中心角で120°の領域に配設されているものとしているが、第1永久磁石の配設領域の中心角θ1は、120°に限定されない。中心角θ1が90°以下となると、電磁鋼板からなるリブが極中心Aに存在してしまい、磁束の高調波が大きくなり、トルクリップルやコギングトルクが増大するとともに、保磁力の大きな磁石の使用量が増大し、高コスト化になり、トルクが低下することになる。また、中心角θ1が150°以上となると、第1永久磁石の主回転方向Bの遅れ側が減磁してしまうことになる。つまり、第1永久磁石の配設領域の中心角θ1は、90°より大きく、150°より小さい角度範囲とすることが好ましい。
実施の形態2.
図8はこの発明の実施の形態2に係る回転電機の回転子における磁極を構成する磁石の配置を説明する要部断面図、図9はこの発明の実施の形態2に係る回転電機の回転子における磁極を構成する第2永久磁石の着磁方向を説明する要部断面図である。
図8において、回転子鉄心6Aでは、1磁極を構成する概略円弧状曲面7Aは、極中心Aで回転子鉄心6Aの最外径の円筒面に接する、最外径より小さい半径の円弧状外周面8Aのみにより構成されている。
主回転方向Bの遅れ側の第2磁石挿入穴11Aは、径方向幅h1の円弧形状の穴形状に形成され、円弧状外周面8Aから内径側に距離b1だけ離れた位置に、中心角θ2(=60°)の範囲のほぼ全領域に渡って形成されている。
第2永久磁石13Aは、第2磁石挿入穴11Aと同等の断面円弧形状の短冊形に作製され、第2磁石挿入穴11Aに挿入固着される。N極の磁極を構成する第2永久磁石13Aは、図9に示されるように、着磁方向14が極中心Aと平行、かつ外方に向うように着磁される。ここで、着磁された第2永久磁石13Aの磁力は、円弧状外周面8Aの法線方向の外方を向くベクトル成分Brと、円弧状外周面8Aの接線方向のベクトル成分Bθとの和となる。ここで、第2永久磁石13Aには、第1永久磁石12に比べて保磁力の大きい磁石を用いている。
なお、S極の磁極を構成する第1永久磁石12および第2永久磁石13Aの着磁方向14は、N極の磁極を構成する第1永久磁石12および第2永久磁石13Aの着磁方向14と逆向きであり、ベクトル成分Br、Bθの方向も逆向きとなるので、ここではその説明を省略する。
また、この実施の形態2による回転子5Aの他の構成は、上記実施の形態1による回転子5と同様に構成されている。
この実施の形態2では、磁極を構成する磁石が第1永久磁石12と第2永久磁石13Aとに分割されており、第1永久磁石12が主回転方向Bの進み側に磁極の中心角θ1(=120°)の範囲に配設され、第2永久磁石13Aが主回転方向Bの遅れ側に磁極の中心角θ2(=60°)の範囲に配設されている。さらに、主回転方向Bの遅れ側に配設されている第2永久磁石13Aが保磁力の大きな磁石で作製されている。したがって、この実施の形態2においても、上記実施の形態1と同様の効果が得られる。
実施の形態3.
図10はこの発明の実施の形態3に係る回転電機の回転子における磁極を構成する磁石の配置を説明する要部断面図である。
図10において、主回転方向Bの遅れ側の第2磁石挿入穴11Bは、径方向幅h1の円弧形状の穴形状に形成され、回転子鉄心6Bに、円弧状外周面8Aから内径側に距離b2だけ離れた位置に、中心角θ2(=60°)の範囲のほぼ全領域に渡って形成されている。なお、距離b2は距離b1より大きい。
第2永久磁石13Bは、第1永久磁石12と同等の保磁力の磁石が用いられ、第2磁石挿入穴11Bと同等の断面円弧形状の短冊形に作製され、第2磁石挿入穴11Bに挿入固着される。
なお、実施の形態3による回転子5Bは、第2永久磁石13Bが第1永久磁石12と同等の保磁力の磁石により作製され、第2永久磁石13Bの埋込深さが第1永久磁石12の埋込深さより深くなっている点を除いて、上記実施の形態2による回転子5Aと同様に構成されている。
したがって、実施の形態3においても、上記実施の形態2と同様の効果が得られる。
実施の形態3によれば、集中巻コイル4aが集中巻コイルであること、即ち集中巻コイルの作る磁束は回転子5Bの表面側を通り、回転子5B内部にまで入り込まないことに着目し、第2永久磁石13Bを集中巻コイル4aの作る磁束が到達しない深さ(b2)に埋め込んでいる。そこで、第2永久磁石13Bは、集中巻コイル4aの作る磁束に曝されないので、第2永久磁石13Bに保磁力の大きな磁石を用いる必要がなく、さらなる低コスト化を図ることができる。さらに、第2永久磁石13Bに残留磁束密度の小さい磁石を用いないので、減磁対策によるトルクの低下がない。
なお、上記実施の形態3では、第2永久磁石に第1永久磁石と同等の小さな保磁力の磁石を用いるものとしているが、第2永久磁石に大きな保磁力の磁石を用いれば、耐減磁特性が一層向上される。
実施の形態4.
図11はこの発明の実施の形態4に係る回転電機の回転子における磁極を構成する磁石の配置を説明する要部断面図である。
図11において、主回転方向Bの進み側の第1磁石挿入穴10Cは、外径側が円弧形状の曲面をなし、かつ内径側が平坦面をなす穴形状に形成され、回転子鉄心6Cに、円弧状外周面8Aから内径側に距離b1だけ離れた位置に、中心角θ1(=120°)の範囲のほぼ全領域に渡って形成されている。主回転方向Bの遅れ側の第2磁石挿入穴11Cは、外径側が円弧形状の曲面をなし、かつ内径側が平坦面をなす穴形状に形成され、回転子鉄心6Cに、円弧状外周面8Aから内径側に距離b1だけ離れた位置に、中心角θ2(=60°)の範囲のほぼ全領域に渡って形成されている。
第1永久磁石12Cは、第1磁石挿入穴10Cと同等の断面形状の短冊状に作製され、第1磁石挿入穴10Cに挿入固着される。第2永久磁石13Cは、第2磁石挿入穴11Cと同等の断面形状の短冊形に作製され、第2磁石挿入穴11Cに挿入固着される。ここで、第2永久磁石13Cには、第1永久磁石12Cに比べて保磁力の大きい磁石が用いられる。
なお、実施の形態4による回転子5Cの他の構成は、上記実施の形態2による回転子5Aと同様に構成されている。
したがって、実施の形態4においても、上記実施の形態2と同様の効果が得られる。
実施の形態4によれば、第1および第2永久磁石12C,13Cの内径側が平坦面に形成されているので、加工性が高められ、低コスト化が図られる。
実施の形態5.
図12はこの発明の実施の形態5に係る回転電機の回転子における磁極を構成する磁石の配置を説明する要部断面図である。
図12において、第1分割磁石挿入穴16Aおよび2分割磁石挿入穴16Bは、径方向幅h1の円弧形状の同じ穴形状に形成され、回転子鉄心6Dに、円弧状外周面8Aから内径側に距離b1だけ離れた位置に、周方向に並んで、主回転方向Bの遅れ側の中心角θ2(=60°)の範囲のほぼ全領域に渡って形成されている。なお、第1分割磁石挿入穴16Aおよび2分割磁石挿入穴16Bが主回転方向Bの遅れ側の第2磁石挿入穴を構成する。
第1分割永久磁石17Aおよび第2分割永久磁石17Bは、第1分割磁石挿入穴16Aおよび第2分割磁石挿入穴16Bと同等の断面形状の短冊形に作製され、第1分割磁石挿入穴16Aおよび第2分割磁石挿入穴16Bのそれぞれに挿入固着される。ここで、第1永久磁石12の保磁力<第1分割永久磁石17Aの保磁力≦第2分割永久磁石17Bの保磁力となっている。
なお、実施の形態5による回転子5Dの他の構成は、上記実施の形態2による回転子5Aと同様に構成されている。
したがって、実施の形態5においても、上記実施の形態2と同様の効果が得られる。
実施の形態5によれば、第1永久磁石12の保磁力<第1分割永久磁石17Aの保磁力≦第2分割永久磁石17Bの保磁力となっているので、実施の形態2と同様の耐減磁特性が得られる。
なお、上記実施の形態5では、第2永久磁石が第1および第2分割永久磁石により構成されているものとているが、第2永久磁石の分割数は3以上でもよい。この場合、分割永久磁石は、主回転方向の遅れ側の保磁力が進み側の保磁力以上となるように、主回転方向に配列される。
実施の形態6.
図13はこの発明の実施の形態6に係る回転電機の回転子における磁極を構成する磁石の配置を説明する要部断面図である。
図13において、主回転方向Bの遅れ側の第2磁石挿入穴11Eは、径方向幅h2の円弧形状の穴形状に形成され、回転子鉄心6Eに、円弧状外周面8Aから内径側に距離b1だけ離れた位置に、中心角θ2(=60°)の範囲のほぼ全領域に渡って形成されている。ただし、径方向幅h2は径方向幅h1より大きい。
第2永久磁石13Eは、第1永久磁石12と同等の保磁力の磁石が用いられ、第2磁石挿入穴11Eと同等の断面形状の短冊形に作製され、第2磁石挿入穴11Eに挿入固着される。
なお、実施の形態6による回転子5Eの他の構成は、上記実施の形態2による回転子5Aと同様に構成されている。
したがって、実施の形態6においても、上記実施の形態2と同様の効果が得られる。
実施の形態6によれば、減磁し易い第2永久磁石13Eの径方向幅を大きくしているので、第2永久磁石13Eに大きな保磁力の磁石を用いることなく、良好な耐減磁特性を確保することができる。さらに、第2永久磁石13Eに残留磁束密度の小さい磁石を用いないので、減磁対策によるトルクの低下がない。なお、第2永久磁石13Eに大きな保磁力の磁石を用いれば、耐減磁特性を一層向上させることができる。
また、第1永久磁石12と第2永久磁石13Eの径方向幅が異なるので、磁石の磁石挿入穴への誤挿入がなくなり、組立作業性が向上する。
実施の形態7.
図14はこの発明の実施の形態7に係る回転電機の回転子における磁極を構成する磁石の配置を説明する要部断面図である。
図14において、概略円弧状曲面7Fは、円弧状外周面8と、円弧状外周面8の主回転方向Bの遅れ側の端部と隣の円弧状外周面8の主回転方向Bの進み側の端部とを連結する凹面19と、から構成されている。第2永久磁石13Fは、凹面19の内径側に位置するように回転子鉄心6Fに埋め込まれている。ここで、第2永久磁石13Fには、第1永久磁石12と同等の保磁力の磁石が用いられる。
なお、実施の形態7による回転子5Fは、概略円弧状曲面7Fが円弧状外周面8と凹面19とで構成されている点を除いて、上記実施の形態1による回転子5と同様に構成されている。
したがって、実施の形態7においても、上記実施の形態1と同様の効果が得られる。
実施の形態7によれば、回転子鉄心6Fの第2永久磁石13Fの径方向外方の外面が凹面19に形成されているので、第2永久磁石13Fの径方向外方における回転子5Fと固定子2との間の空隙部が第1永久磁石12の径方向外方における回転子5Fと固定子2との間の空隙部より広くなっている。そこで、第2永久磁石13Fの径方向外方における回転子5Fと固定子2との間の空隙部の磁気抵抗が大きくなり、固定子2が作る磁束が第2永久磁石13Fに当たりにくくなり、耐減磁力特性が向上する。
実施の形態8.
図15はこの発明の実施の形態8に係る回転電機の回転子における磁極を構成する磁石の配置を説明する要部断面図である。
図15において、減磁抑制穴20が回転子鉄心6Gの第2永久磁石13の外径側に穴方向を軸方向として穿設されている。
なお、実施の形態8による回転子5Gは、減磁抑制穴20が回転子鉄心6Gの第2永久磁石13Bの外径側に穴方向を軸方向として穿設されている点を除いて、上記実施の形態3による回転子5Bと同様に構成されている。
したがって、実施の形態においても、上記実施の形態3と同様の効果が得られる。
実施の形態8では、減磁抑制穴20が回転子鉄心66Gの第2永久磁石13Bの外径側に穴方向を軸方向として穿設されているので、非磁性体である空気層が第2永久磁石13Bの外周側に形成され、回転子鉄心6Gの外周面と第2永久磁石13Bとの間の磁気抵抗が大きくなり、固定子2が作る磁束が第2永久磁石13Bに当たりにくくなり、耐減磁力特性が向上する。
なお、上記実施の形態8では、減磁抑制穴が中空となっているが、銅などの非磁性体を減磁抑制穴に充填してもよい。この場合、非磁性体が回転子鉄心の第2永久磁石の径方向外側の領域に軸方向に貫通するように配設され、回転子鉄心の外周面と第2永久磁石との間の磁気抵抗が大きくなるので、耐減磁力特性が向上する。
実施の形態9.
図16はこの発明の実施の形態9に係る回転電機の主要構成を模式的に示す断面図である。
図16において、回転電機1Aは、回転子21と、回転子21を囲繞するようにハウジングに配設される固定子2と、を備える。
回転子21は、同一形状に打ち抜かれた多数枚の電磁鋼板を積層一体化して円環状に作製された回転子鉄心22と、回転子鉄心22の外周側に埋め込まれた永久磁石と、回転子鉄心22の軸心位置に挿通されて回転子鉄心22に固着される回転軸15と、を備える。
主回転方向Bの進み側の第1磁石挿入穴25と、主回転方向Bの遅れ側の第2磁石挿入穴26との対が、回転子鉄心22の外径側に、それぞれ軸方向に貫通するように、等角ピッチで8対形成されている。第1磁石挿入穴25は、径方向幅h1を有する円弧形状の穴形状に形成され、回転子鉄心22の外周面から内径側に距離b1だけ離れた位置に、中心角θ1(=120°)の範囲のほぼ全領域に渡って形成されている。第2磁石挿入穴26は、径方向幅h1の円弧形状の穴形状に形成され、回転子鉄心22の外周面から内径側に距離b1だけ離れた位置に、中心角θ2(=60°)の範囲のほぼ全領域に渡って形成されている。
第1永久磁石23は、第1磁石挿入穴25と同等の断面円弧形状の短冊形に作製され、第1磁石挿入穴25に挿入固着される。第2永久磁石24は、第2磁石挿入穴26と同等の断面矩形形状の短冊形に作製され、第2磁石挿入穴26に挿入固着される。N極の磁極を構成する第1永久磁石23は、着磁方向が極中心Aと平行、かつ径方向外方に向うように着磁される。同様に、N極の磁極を構成する第2永久磁石24は、着磁方向が極中心Aと平行、かつ外方に向うように着磁される。ここで、S極の磁極を構成する第1永久磁石23および第2永久磁石24の着磁方向は、N極の磁極を構成する第1永久磁石23および第2永久磁石24の着磁方向と逆向きとなる。また、第2永久磁石24には、第1永久磁石23に比べて保磁力の大きい磁石を用いている。
なお、実施の形態9では、回転子鉄心21が円環状に構成されている点を除いて、上記実施の形態1と同様に構成されている。
このように構成された回転電機1Aは、8極12スロットの車両用永久磁石埋込型回転電機を構成している。
この回転電機1Aでは、第1および第2永久磁石23,24が回転子鉄心6の表面側に外径側に向って凸状に埋設されて磁極を構成し、第1永久磁石23が中心角θ1(=120°)の範囲のほぼ全領域に渡って形成され、第2永久磁石24が第1永久磁石23より保磁力の大きな磁石を用いている。したがって、この実施の形態9においても、上記実施の形態1と同様の効果が得られる。
この実施の形態9によれば、円環状の回転子鉄心21を用いているので、回転子鉄心21の加工が容易となり、低コスト化が図られる。
ここで、実施の形態9では、上記実施の形態1における概略円弧状曲面が周方向に等角ピッチで配列された外形形状を有する回転子鉄心に代えて円環状の回転子鉄心を用いるものとして説明しているが、上記実施の形態2〜8における回転子鉄心に代えて円環状の回転子鉄心を用いても、同様の効果が得られる。
なお、上記各実施の形態では、8極12スロットの車両用永久磁石埋込型回転電機について説明しているが、車両用永久磁石埋込型回転電機の極数とスロット数は8極12スロットに限定されるものではなく、例えば8極6スロットでもよい。
また、上記実施の形態3,4,6〜7では、第2永久磁石が一体物に作製されているものとしているが、第2永久磁石は主回転方向に配列された複数の磁石により構成されてもよい。
2 固定子、3 固定子鉄心、3a コアバック、3b ティース、4 固定子コイル、4a 集中巻コイル、5,5A,5B,5C,5D,5E,5F,5G,21 回転子、6,6A,6B,6C,6D,6E,6F,6G,22 回転子鉄心、7,7A,7F 概略円弧状曲面、12,23 第1永久磁石、13,13A,13B,13C,13E,13F,24 第2永久磁石、17A 第1分割永久磁石(第2永久磁石)、17B 第2分割永久磁石(第2永久磁石)、20 空気穴、A 極中心、B 主回転方向。

Claims (14)

  1. 回転子鉄心、および上記回転子鉄心の内径側に位置するように該回転子鉄心に埋設された複数の永久磁石、を有し、隣り合う上記永久磁石が互いに異なる極性となるように着磁されて磁極を構成する回転子と、
    ティースがそれぞれ円環状のコアバックから径方向内方に延設されて周方向に等角ピッチで配列された固定子鉄心、および上記固定子鉄心に巻装された固定子コイルを有し、上記回転子を囲繞して配設される固定子と、を備えた車両用永久磁石埋込型回転電機において、
    上記磁極を構成する上記永久磁石のそれぞれは、上記回転子鉄心の該磁極の主回転方向の進み側の端部から遅れ側の端部に至る領域に、主回転方向に並んで、かつ外径側に凸状に埋設された第1永久磁石と第2永久磁石とを有し、
    上記第1永久磁石は、上記磁極の主回転方向の進み側の端部から極中心を超えて遅れ側に至る一体物に形成され、
    上記第1永久磁石と上記第2永久磁石との間を通るリラクタンストルク発生用の磁路が構成され、
    上記第1永久磁石の着磁方向は、上記極中心と平行であり、
    上記第2永久磁石の着磁方向と上記第2永久磁石の配設領域の主回転方向の中央位置における上記回転子鉄心の外面の法線とのなす角度が、上記極中心と平行な方向と上記第2永久磁石の配設領域の主回転方向の中央位置における上記回転子鉄心の外面の法線とのなす角度より小さいことを特徴とする車両用永久磁石埋込型回転電機。
  2. 上記回転子鉄心は、概略円弧状曲面が周方向に等角ピッチで配列されて連続する複数の凸面に構成された外周面を有し、
    上記磁極を構成する上記永久磁石のそれぞれが、上記概略円弧状曲面のそれぞれの内径側に位置するように上記回転子鉄心に埋設されていることを特徴とする請求項1記載の車両用永久磁石埋込型回転電機。
  3. 上記回転子と上記固定子との間の空隙部における周方向の磁束分布が極中心に対して非対称であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両用永久磁石埋込型回転電機。
  4. 上記第2永久磁石は、上記第1永久磁石より保磁力の大きい磁石で作製されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両用永久磁石埋込型回転電機。
  5. 上記第2永久磁石は、主回転方向に配列された複数の分割永久磁石により構成されていることを特徴とする請求項4記載の車両用永久磁石埋込型回転電機。
  6. 上記複数の分割永久磁石は、隣り合う分割永久磁石の遅れ側の保磁力が進み側の保磁力以上となるように、主回転方向に配列されていることを特徴とする請求項5記載の車両用永久磁石埋込型回転電機。
  7. 上記第1永久磁石および上記第2永久磁石はネオジウム磁石であり、上記第1永久磁石の配設領域の中心角は90度より大きく、150度より小さいことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の車両用永久磁石埋込型回転電機。
  8. 上記第2永久磁石は、上記第1永久磁石より深い位置に埋め込まれていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両用永久磁石埋込型回転電機。
  9. 非磁性体が上記回転子鉄心の上記第2永久磁石の径方向外側の領域に軸方向に貫通するように配設されていることを特徴とする請求項8記載の車両用永久磁石埋込型回転電機。
  10. 上記第2永久磁石の径方向外側における上記回転子と上記固定子の間の空隙が、上記第1永久磁石の径方向外側における上記回転子と上記固定子の間の空隙より広くなっていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両用永久磁石埋込型回転電機。
  11. 上記第2永久磁石の径方向外側における上記回転子鉄心の外面が凹面に形成されていることを特徴とする請求項10記載の車両用永久磁石埋込型回転電機。
  12. 上記第2永久磁石は、上記第1永久磁石より厚い径方向厚みに形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両用永久磁石埋込型回転電機。
  13. 上記第2永久磁石の着磁方向は、上記第2永久磁石の配設領域の主回転方向の中央位置における上記回転子鉄心の外面の法線方向と平行であることを特徴とする請求項1乃至請求項12のいずれか1項に記載の車両用永久磁石埋込型回転電機。
  14. 上記固定子コイルは、上記ティースのそれぞれに巻回された集中巻コイルにより構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項13のいずれか1項に記載の車両用永久磁石埋込型回転電機。
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