JP5345762B2 - 重縮合物を含む化粧品組成物、前記組成物を使用する美容処理方法、及び前記重縮合物 - Google Patents
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Description
−重縮合物の全重量に対して15から30重量%の、3から6のヒドロキシル基を含む少なくとも一つのポリオール;
−重縮合物の全重量に対して5から40重量%の、6から32の炭素原子を含む少なくとも一つの飽和または不飽和の直鎖状、分枝状、及び/または環状の非芳香族モノカルボン酸;
−重縮合物の全重量に対して10から55重量%の、1から32の炭素原子を含む1から3の飽和または不飽和の直鎖状、分枝状、及び/または環状のアルキル基で任意に置換されている、7から11の炭素原子を含む少なくとも一つの芳香族モノカルボン酸;
−重縮合物の全重量に対して10から25重量%の、少なくとも二つのカルボン酸基COOH、特に2から4のCOOH基を含む、少なくとも一つの飽和または不飽和の、あるいは芳香族の、直鎖状、分枝状、及び/または環状のポリカルボン酸、及び/またはそのようなポリカルボン酸の環状無水物
を反応させることによって得られて良い少なくとも一つの重縮合物を含む化粧品または製薬組成物である。
−重縮合物の全重量に対して15から30重量%の、3から6のヒドロキシル基を含む少なくとも一つのポリオール;
−重縮合物の全重量に対して5から40重量%の、6から32の炭素原子を含む少なくとも一つの飽和した、直鎖状、分枝状、及び/または環状の非芳香族モノカルボン酸;
−重縮合物の全重量に対して10から55重量%の、1から32の炭素原子を含む1から3の飽和または不飽和の直鎖状、分枝状、及び/または環状のアルキル基で任意に置換されている、7から11の炭素原子を含む少なくとも一つの芳香族モノカルボン酸;
−重縮合物の全重量に対して10から25重量%の、少なくとも二つのカルボン酸基COOH、特に2から4のCOOH基を含む、少なくとも一つの飽和または不飽和の、あるいは芳香族の、直鎖状、分枝状、及び/または環状のポリカルボン酸、及び/またはそのようなポリカルボン酸の環状無水物
を反応させることによって得られて良い重縮合物である。
−ポリオールと、芳香族及び非芳香族のモノカルボン酸を混合する工程;
−前記モノカルボン酸が完全に消費されるまで、第一に融点に、次いで150から220度の間の温度に、不活性雰囲気下で前記混合物を加熱する工程;
−任意に前記混合物を90から150℃の間の温度に冷却する工程;
−ポリカルボン酸及び/または環状無水物、並びに任意にヒドロキシル若しくはカルボン酸官能基を含むシリコーンを添加する工程;次いで
−220℃以下の温度に再び加熱する工程
を含む、前記重縮合物の調製方法である。
−トリオール、例えば1,2,6−ヘキサントリオール、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、またはグリセロール;
−テトラオール、例えばペンタエリスリトール(テトラメチロールメタン)、エリスリトール、ジグリセロール、またはジトリメチロールプロパン;
−ペントール、例えばキシリトール;
−ヘキソール、例えばソルビトール、及びマンニトール;または別法としてジペンタエリスリトール、またはトリグリセロール。
−飽和したモノカルボン酸、例えばカプロン酸、カプリル酸、イソヘプタン酸、4−エチルペンタン酸、2−エチルへキサン酸、4,5−ジメチルへキサン酸、2−ヘプチルへキサン酸、3,5,5−トリメチルへキサン酸、オクタン酸、イソオクタン酸、ノナン酸、デカン酸、イソノナン酸、ラウリン酸、トリデカン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、アラキドン酸、ベヘン酸、セロチン酸(ヘキサコサノン酸);シクロペンタンカルボン酸、シクロペンタン酢酸、3−シクロペンチルプロピオン酸、シクロヘキサンカルボン酸、シクロヘキサン酢酸、または4−シクロへキリル酪酸;
−不飽和だが非芳香族のモノカルボン酸、例えばカプロール酸、ウンデシレン酸、ドデシレン酸、ミリストール酸、ペルミトール酸、オレイン酸、エライジン酸、ゴンドン酸、またはエルカ酸。
−水素原子;
−1から16の炭素原子、特に2から10の炭素原子、または4から8の炭素原子を含む、飽和または不飽和の、直鎖状、分枝状、及び/または環状の脂肪族、または別法として芳香族の炭素ベースの基、特にメチルまたはエチル;
−あるいはAおよびBは一緒になって、全部で5から7、特に6の炭素原子を含む、飽和または不飽和の、あるいは芳香環を形成する]。
−ジカルボン酸、例えばデカンジオン酸、ドデカンジオン酸、シクロプロパンジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸、シクロブタンジカルボン酸、ナフタレン−1,4−ジカルボン酸、ナフタレン−2,3−ジカルボン酸、ナフタレン−2,6−ジカルボン酸、スベリン酸、オキサル酸、リンゴ酸、コハク酸、フタル酸、テレフタル酸、イソフタル酸、ピメリン酸、セバシン酸、アゼライン酸、グルタル酸、アジピン酸、フマル酸、またはマレイン酸;
−トリカルボン酸、例えばシクロヘキサントリカルボン酸、トリメリト酸、1,2,3−ベンゼントリカルボン酸、または1,3,5−ベンゼントリカルボン酸;
−テトラカルボン酸、例えばブタンテトラカルボン酸、及びピロメリト酸;
−これらの酸の環状無水物、特に無水フタル酸、無水トリメリト酸、無水マレイン酸、及び無水コハク酸。
−W及びW’は互いに独立に、OHまたはCOOHであり;好ましくはW=W’であり;
−p及びqは互いに独立に、0または1に等しく;
−R及びR’は互いに独立に、1から12の炭素原子、特に2から8の炭素原子を含み、O、S、及びNから選択される、特にOである一つ以上のヘテロ原子を任意に含む(エーテル)、飽和または不飽和の、あるいは芳香族の、直鎖状、分枝状、及び/または環状の炭素ベース、特に炭化水素ベースの二価基であり;R及び/またはR’は、特に下式:−(CH2)a−を有してよく、a=1−12であり、特にメチレン、エチレン、プロピレン、またはフェニレンであり;または別法として下式:−[(CH2)xO]z−を有し、x=1、2、または3であり、Z=1−10であり;特にx=2または3であり、z=1−4であり;好適にはx=3でありz=1であり;
−R1からR6は互いに独立に、1から20の炭素原子、特に2から12の炭素原子を含む、直鎖状、分枝状、及び/または環状の、飽和または不飽和の、あるいは芳香族の炭素ベースの基であり;好ましくはR1からR6は不飽和または芳香族であり、アルキル基、特にメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、オクチル、デシル、ドデシル、及びオクタデシル基、シクロアルキル基、特にシクロヘキシル基、アリール基、特にフェニルおよびナフチル、アリールアルキル基、特にベンジル及びフェニルエチル、並びにトリル及びキシリル基から選択されてよく;
−m及びnは互いに独立に1から140の間の整数であり、前記シリコーンの重量平均分子量(Mw)が300から20000の間、特に400から10000の間、または800から4000の間であるようなものである]。
−好ましくは最終重縮合物の全重量に対して15から30重量%、特に16から28重量%、好適には18から25重量%の量で存在する、1,2,6−ヘキサントリオール、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、グリセロール;ペンタエリスリトール、エリスリトール、ジグリセロール、ジトリメチロールプロパン;キシリトール、ソルビトール、マンニトール、ジペンタエリスリトール、及び/またはトリグリセロールから単独または混合物として選択される少なくとも一つのポリオール;
−好ましくは最終重縮合物の全重量に対して5から40重量%、特に8から38重量%、好適には10から35重量%の量で存在する、カプロン酸、カプリル酸、イソヘプタン酸、4−エチルペンタン酸、2−エチルへキサン酸、4,5−ジメチルへキサン酸、2−ヘプチルへキサン酸、3,5,5−トリメチルへキサン酸、オクタン酸、イソオクタン酸、ノナン酸、デカン酸、イソノナン酸、ラウリン酸、トリデカン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、アラキドン酸、ベヘン酸、セロチン酸(ヘキサコサノン酸);シクロペンタンカルボン酸、シクロペンタン酢酸、3−シクロペンチルプロピオン酸、シクロヘキサンカルボン酸、シクロヘキサン酢酸、または4−シクロヘキシル酪酸から単独または混合物として選択される少なくとも一つの非芳香族モノカルボン酸;
−好ましくは最終重縮合物の全重量に対して10から55重量%、特に20から52重量%、好適には25から50重量%の量で存在する、安息香酸、o−トルイル酸、m−トルイル酸、p−トルイル酸、1−ナフトエ酸、2−ナフトエ酸、4−tert−ブチル安息香酸、1−メチル−5−ナフトエ酸、及び2−イソプロピル−1−ナフトエ酸から単独または混合物として選択される少なくとも一つの芳香族モノカルボン酸;並びに
−好ましくは最終重縮合物の全重量に対して10から25重量%、特に11から22重量%、好適には12から20重量%の量で存在する、デカンジオン酸、ドデカンジオン酸、シクロペンタンジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸、シクロブタンジカルボン酸、ナフタレン−1,4−ジカルボン酸、ナフタレン−2,3−ジカルボン酸、ナフタレン−2,6−ジカルボン酸、スベリン酸、オキサル酸、リンゴ酸、コハク酸、フタル酸、テレフタル酸、イソフタル酸、ピメリン酸、セバシン酸、アゼライン酸、グルタル酸、アジピン酸、フマル酸、またはマレイン酸;シクロヘキサントリカルボン酸、トリメリト酸、1,2,3−ベンゼントリカルボン酸、1,3,5−ベンゼントリカルボン酸;ブタンテトラカルボン酸;ピロメリト酸、無水フタル酸、無水トリメリト酸、無水マレイン酸、及び無水コハク酸から単独または混合物として選択される少なくとも一つのポリカルボン酸またはその無水物。
−最終重縮合物の全重量に対して15から30重量%、特に16から28重量%、好適には18から25重量%の量で存在する、グリセロール、ペンタエリスリトール、及びソルビトール、並びにそれらの混合物から単独または混合物として選択される、好適にはペンタエリスリトール単独である少なくとも一つのポリオール;
−最終重縮合物の全重量に対して5から40重量%、特に8から38重量%、好適には10から35重量%の量で存在する、2−エチルへキサン酸、イソオクタン酸、ラウリン酸、パルミチン酸、及びイソステアリン酸、並びにそれらの混合物から単独または混合物として選択される、好適にはイソステアリン酸単独である少なくとも一つの非芳香族モノカルボン酸;
−最終重縮合物の全重量に対して10から55重量%、特に20から52重量%、好適には25から50重量%の量で存在する、安息香酸、o−トルイル酸、m−トルイル酸、及び1−ナフトエ酸、並びにぞれらの混合物から単独または混合物として選択される、好適には安息香酸単独である少なくとも一つの芳香族モノカルボン酸;並びに
−最終重縮合物の全重量に対して10から25重量%、特に11から22重量%、好適には12から20重量%の量で存在する、無水フタル酸及びイソフタル酸から単独でまたは混合物として選択される、好適にはイソフタル酸単独である少なくとも一つのポリカルボン酸またはその無水物。
−重縮合物のg当たりの水酸化カリウムのmgの単位で表して8以上、特に8から40の間、好適には10から30の間の酸価;及び/または
−重縮合物のg当たりの水酸化カリウムのmgの単位で表して30以上、特に30から100の間、好適には40から90の間のヒドロキシル価。
−ポリオールと、芳香族及び非芳香族モノカルボン酸とを混合する工程;
−前記モノカルボン酸が完全に消費されるまで(酸価が1以下になった場合に達成される)、好ましくは形成される水を次第に蒸留しながら、最初に融点に(一般的に100−130℃)、次いで150から220℃の間の温度に、不活性雰囲気下で前記混合物を加熱する工程;次いで
−任意に前記混合物を90から150℃の間の温度に冷却する工程;
−ポリカルボン酸及び/または環状無水物、任意にヒドロキシルまたはカルボン酸官能基を含むシリコーンを、単一部分でまたは連続的に添加する工程;並びに次いで
−酸価、粘度、ヒドロキシル価、及び可溶性に関する必要な特徴が得られるまで、220度以下、特に170から220℃の間の温度に再び加熱し、同時に形成された水を除去し続ける工程。
ls社によりUltranox 626の名称で市販されている製品;トリス(ノニルフェニル)ホスファイト、特にCiba社によりIrgafos TNPPの名称で市販されている製品;N,N−ヘキサメチレンビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナアミドとトリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスファートとの1:1混合物、特にCiba社によりIrganox B1171の名称で市販されている製品;テトラキス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスファイト、特にCiba社によりIrgafos P-EPQの名称で市販されている製品;ジステアリルチオジプロピオネート、特にCiba社によりIrganox PS802の名称で市販されている製品;2,4−ビス(オクチルチオメチル)−o−クレゾール、特にCiba社によりIrganox 1520の名称で市販されている製品;4,6−ビス(ドデシルチオメチル)−o−クレゾール、特にCiba社によりIrganox 1726の名称で市販されている製品。
−室温(25℃)で液体であるケトン、例えばメチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、ジイソブチルケトン、イソホロン、シクロヘキサン、またはアセトン;
−室温で液体であるアルコール、例えばエタノール、イソプロパノール、ジアセトンアルコール、2−ブトキシエタノール、またはシクロヘキサノール;
−室温で液体であるプロピレングリコールエーテル、例えばプロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、またはジプロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル;
−環状エーテル、例えばγ−ブチロラクトン;
−短鎖エステル(全部で3から8の炭素原子を含む)、例えばエチルアセテート、メチルアセテート、プロピルアセテート、イソプロピルアセテート、n−ブチルアセテート、イソペンチルアセテート、メトキシプロピルアセテート、またはブチルアセテート;
−室温で液体であるエーテル、例えばジエチルエーテル、ジメチルエーテル、またはジクロロジエチルエーテル;
−室温で液体である特にC5−C12のアルカン、例えばデカン、ヘプタン、ドデカン、イソドデカン、またはシクロヘキサン;
−室温で液体であるアルデヒド、例えばベンズアルデヒド、またはアセトアルデヒド;
−並びにこれらの混合物。
有機溶媒媒体は、単独でまたは混合物として、組成物の全重量に対して10から95重量%、好ましくは15から80重量%、好適には20から60重量%を占めても良い。
−グリコール及びその誘導体、例えばジエチレングリコールエチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエーテル、ジエチレングリコールブチルエーテル、またはジエチレングリコールヘキシルエーテル、エチレングリコールエチルエーテル、エチレングリコールブチルエーテル、またはエチレングリコールヘキシルエーテル;
−ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール−ポリプロピレングリコールコポリマー、及びそれらの混合物、特に例えば500から15000の範囲の分子量を有する高分子量のポリプロピレングリコール;
−グリコールエステル;
−プロピレングリコール誘導体、特にプロピレングリコールフェニルエーテル、プロピレングリコールジアセテート、ジプロピレングリコールエチルエーテル、トリプロピレングリコールメチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエーテル、及びプロピレングリコールブチルエーテル;
−酸エステル、特にカルボン酸エステル、例えばクエン酸、フタル酸、アジピン酸、炭酸、酒石酸、リン酸、及びセバシン酸エステル;式R11COOHのモノカルボン酸と式HOR12OHのジオールとの反応から由来するエステル、式中R11とR12は同一または異なってよく、好ましくは3から15の炭素原子を含み、任意にN、O、またはSのような一つ以上のヘテロ原子を含む、直鎖状、分枝状、または環状の、飽和または不飽和の炭化水素ベースの鎖を表す;
−オキシエチレン化誘導体、例えばオキシエチレン化オイル、特に植物オイル、例えばヒマシ油;
−ジメチコーンコポリオール、特にプロピルポリオキシプロピレン基を含むもの;並びに
−それらの混合物。
−シリカ、特に疎水性シリカ、たとえば文献EP-A-898 960に記載され、例えばDegussa社によりAerosil(登録商標)R812の名称で、Cabot社によりCab-O-Sil(登録商標)TS-530、Cab-O-Sil(登録商標)TS-610、Cab-O-Sil(登録商標)TS-720の名称で、Degussa社によりAerosil(登録商標)R972、及びAerosil(登録商標)R974の名称で市販されているもの;
−クレー、例えばモンモリロナイト、変性クレー、例えばベントン、例えばステアラルコニウムヘクトライト、及びステアラルコニウムベントナイト;
−ポリサッカリドアルキルエーテル(特にアルキル基が1から24、好ましくは1から10、好適には1から6、とりわけ1から3の炭素原子を含むもの)、例えば文献EP-A-898 958に記載されたもの。
−化粧品組成物の重量に対して0.1から50重量%、好ましくは2から35重量%の間、特に5から20重量%の間、好適には6から18重量%の間の、単独または混合物としての本発明に係る重縮合物;
−化粧品組成物の全重量に対して1から70重量%、好ましくは2から60重量%、好適には5から45重量%の、セルロースベースのポリマー、例えばニトロセルロース、セルロースアセテート、セルロースアセトブチレート、セルロースアセトプロピオネート、またはエチルセルロース;ポリウレタン、アクリルポリマー、ビニルポリマー、ポリビニルブチラール、アルキド樹脂、アルデヒドの縮合の生成物から由来する樹脂、例えばアリールスルホアミド−ホルムアルデヒド樹脂、例えばトルエンスルホアミド−ホルムアルデヒド樹脂、アリールスルホアミド−エポキシ樹脂、またはエチルトシルアミド樹脂天然起源のポリマー;並びにそれらの混合物から特に選択される皮膜形成性ポリマー;
−化粧品組成物の全重量に対して10から95重量%、好ましくは15から80重量%、好適には20から60重量%の、室温で液体であるケトン;室温で液体であるアルコール;室温で液体であるプロピレングリコールエーテル;環状エーテル;短鎖エステル(全部で3から8の炭素原子を含む);室温で液体であるエーテル;室温で液体であるアルカン;室温で液体であるアルデヒド;並びにそれらの混合物から特に選択される有機溶媒;
−組成物の重量に対して0.01から50重量%、好ましくは0.1から40重量%、または1から30重量%の含量で組成物中に任意に存在して良い少なくとも一つの染料。
a/前記ポリマーの110℃の粘度を、Brookfield CAP 1000+タイプのコーンプレート粘度計を使用して測定する。
−50から500mPa.sの間;02コーンを使用して良い;
−500から1000mPa.sの間;03コーンを使用して良い;
−1000から4000mPa.sの間;05コーンを使用して良い;
−4000から10000mPa.sの間;06コーンを使用して良い。
227.5gの安息香酸、72.8gのイソステアリン酸、及び118.3gのペンタエリストリトールを、機械的スターラー、アルゴン注入口、及び蒸留システムを備えた反応器に配置し、次いで混合物を穏やかなアルゴン流下で110−130℃に次第に加熱し、均一な溶液を得る。次いで温度を次第に180℃に上昇し、約2時間維持する。温度を再び220℃に上昇し、約18時間掛けて1以下の酸価が得られるまで維持する。混合物を100から130℃の間の温度に冷却し、次いで91gのイソフタル酸を導入し、混合物を約11時間掛けて220℃に次第に加熱する。
−酸価=12.7;
−ヒドロキシル価=49;
−η110℃=25.4ポアズ(即ち2540mPa.s);
−芳香族モノカルボン酸のモル数と非芳香族モノカルボン酸のモル数との比:7.28
150gの安息香酸、165gのラウリン酸、及び110gのペンタエリストリトールを、機械的スターラー、アルゴン注入口、及び蒸留システムを備えた反応器に配置し、次いで混合物を穏やかなアルゴン流下で110−130℃に次第に加熱し、均一な溶液を得る。次いで温度を次第に180℃に上昇し、約2時間維持する。温度を再び220℃に上昇し、約15時間掛けて1以下の酸価が得られるまで維持する。混合物を100から130℃の間の温度に冷却し、次いで90gのイソフタル酸と50gのα,ω−ジオールシリコンであるShin-Etsu社製のX22-160ASを導入し、混合物を約11時間掛けて220℃に次第に加熱する。
−酸価=28.7;
−ヒドロキシル価=859;
−η110℃=2.1ポアズ(即ち210mPa.s);
−芳香族モノカルボン酸のモル数と非芳香族モノカルボン酸のモル数との比:1.49
165gの安息香酸、160gのラウリン酸、及び120gのペンタエリストリトールを、機械的スターラー、アルゴン注入口、及び蒸留システムを備えた反応器に配置し、次いで混合物を穏やかなアルゴン流下で110−130℃に次第に加熱し、均一な溶液を得る。次いで温度を次第に180℃に上昇し、約2時間維持する。温度を再び220℃に上昇し、約15時間掛けて1以下の酸価が得られるまで維持する。混合物を100から130℃の間の温度に冷却し、次いで100gのイソフタル酸を導入し、混合物を約12時間掛けて220℃に次第に加熱する。
−酸価=20.4;
−ヒドロキシル価=66;
−η110℃=4.7ポアズ(即ち470mPa.s);
−芳香族モノカルボン酸のモル数と非芳香族モノカルボン酸のモル数との比:1.69
185gの安息香酸、174gのラウリン酸、及び114.6gのペンタエリストリトールを、機械的スターラー、アルゴン注入口、及び蒸留システムを備えた反応器に配置し、次いで混合物を穏やかなアルゴン流下で110−130℃に次第に加熱し、均一な溶液を得る。次いで温度を次第に180℃に上昇し、約2時間維持する。温度を再び220℃に上昇し、約18時間掛けて1以下の酸価が得られるまで維持する。混合物を100から130℃の間の温度に冷却し、次いで80gのフタル酸を導入し、混合物を約8時間掛けて220℃に次第に加熱する。15gのペンタエリスリトールを添加し、混合物を8時間220℃で維持する。
−酸価=13.0;
−ヒドロキシル価=60;
−η110℃=0.9ポアズ(即ち90mPa.s);
−芳香族モノカルボン酸のモル数と非芳香族モノカルボン酸のモル数との比:1.74
チェリーレッドの着色のネイルワニスを、以下の組成を使用して調製した:
−イソプロパノール中に30%のニトロセルロース 14g
−エチルアセテート中に70%のアルキド樹脂Beckosol ODE-230-70E 5.2g
−ブチルアセテート中に70%の実施例1のポリマーの溶液 10.8g
−イソプロパノール 3.6g
−エチルアセテート 23g
−ブチルアセテート 33.5g
−トリブチルアセチルシトレート 3.4g
−N−エチル−o,p−トルエンスルホアミド 3.4g
−クエン酸 0.05g
−変性ヘクトライト 1.3g
−顔料(レーキ) 1.3g
チェリーレッドの着色のネイルワニスを、以下の組成を使用して調製した:
−イソプロパノール中に30%のニトロセルロース 14g
−エチルアセテート中に70%のアルキド樹脂Beckosol ODE-230-70E 5.2g
−エチルアセテート中に70%の実施例2のポリマーの溶液 11.2g
−イソプロパノール 3.6g
−エチルアセテート 19.5g
−ブチルアセテート 36.5g
−トリブチルアセチルシトレート 3.4g
−N−エチル−o,p−トルエンスルホアミド 3.4g
−クエン酸 0.05g
−変性ヘクトライト 1.3g
−顔料(レーキ) 1.3g
着色のネイルワニスを、以下の組成(重量%)を使用して調製した:
−イソプロパノール中に30%のニトロセルロース 14g
−ブチルアセテート中に70%の実施例1のポリマーの溶液 17g
−イソプロパノール 3.6g
−エチルアセテート 23g
−ブチルアセテート 100%とする残部
−トリブチルアセチルシトレート 3.2g
−N−エチル−o,p−トルエンスルホアミド 3.6g
−クエン酸 0.05g
−変性ヘクトライト 1.3g
−顔料(レーキ) 1.3g
Claims (14)
- 化粧品的に許容可能な媒体中に、
−重縮合物の全重量に対して15から30重量%の、4から10の炭素原子を含む少なくとも一つのテトラオール;
−重縮合物の全重量に対して5から40重量%の、10から20の炭素原子を含む少なくとも一つの飽和または不飽和の直鎖状または分枝状の非芳香族モノカルボン酸;
−重縮合物の全重量に対して10から55重量%の、7から11の炭素原子を含む少なくとも一つの芳香族モノカルボン酸;
−重縮合物の全重量に対して10から25重量%の、シクロプロパンジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸、シクロブタンジカルボン酸、ナフタレン−1,4−ジカルボン酸、ナフタレン−2,3−ジカルボン酸、ナフタレン−2,6−ジカルボン酸、フタル酸、テレフタル酸、イソフタル酸から選択される、少なくとも一つの飽和または不飽和の、あるいは芳香族の、環状のジカルボン酸;及び/またはそのようなジカルボン酸の環状無水物
を反応させることによって得られて良い少なくとも一つの重縮合物を含む化粧品組成物。 - 前記テトラオールが、ペンタエリスリトールである、請求項1に記載の組成物。
- 前記非芳香族モノカルボン酸が、ラウリン酸、パルミチン酸、及びイソステアリン酸、並びにそれらの混合物から選択される、請求項1または2に記載の組成物。
- 前記芳香族モノカルボン酸が、安息香酸、4−tert−ブチル安息香酸から単独または混合物として選択される、請求項1から3のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記ジカルボン酸またはその無水物が、無水フタル酸及び/またはイソフタル酸から選択される、請求項1から4のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記重縮合物が、ヒドロキシル(OH)及び/またはカルボン酸(COOH)官能基を含む少なくとも一つのシリコーンを更に含む、請求項1から5のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記シリコーンが、400から10000の間の重量平均分子量(Mw)を有するα,ω−ジオールポリジメチルシロキサンから選択される、請求項6に記載の組成物。
- 前記シリコーンが、重縮合物の全重量に対して0.1から15重量%を占める、請求項6または7に記載の組成物。
- 前記重縮合物が、以下の特徴:
−重縮合物のg当たりの水酸化カリウムのmgの単位で表して8から40の間の酸価;及び/または
−重縮合物のg当たりの水酸化カリウムのmgの単位で表して30から100の間のヒドロキシル価;
−110℃で測定して、75から6000mPa.sの間の粘度;
−25℃で少なくとも50重量%の割合でのブチルアセテートまたはエチルアセテートにおける可溶性;
−25℃で70重量%の濃度で100から1500mPa.sの間のブチルアセテートまたはエチルアセテート中のポリマーの溶液の粘度
の少なくとも一つを有する、請求項1から8のいずれか一項に記載の組成物。 - 前記重縮合物が、最終化粧品組成物の重量に対して0.1から70重量%の間の量で存在する、請求項1から9のいずれか一項に記載の組成物。
- 身体若しくは顔の皮膚、唇、睫毛、眉毛、毛髪、頭皮、または爪のためのケア及び/またはメイクアップ製品;抗日光または自己日焼け製品;ヘアケア製品の形態で存在する、請求項1から10のいずれか一項に記載の組成物。
- ネイルワニスの形態で存在する、請求項1から11のいずれか一項に記載の組成物。
- ケラチン物質、特に身体若しくは顔の皮膚、爪、毛髪、及び/または睫毛のための、請求項1から12のいずれか一項に記載の化粧品組成物の前記物質に対する適用を含む美容処理方法。
- −重縮合物の全重量に対して15から30重量%の、4から10の炭素原子を含む少なくとも一つのテトラオール;
−重縮合物の全重量に対して5から40重量%の、10から20の炭素原子を含む少なくとも一つの飽和または不飽和の直鎖状または分枝状の非芳香族モノカルボン酸;
−重縮合物の全重量に対して10から55重量%の、7から11の炭素原子を含む少なくとも一つの芳香族モノカルボン酸;
−重縮合物の全重量に対して10から25重量%の、シクロプロパンジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸、シクロブタンジカルボン酸、ナフタレン−1,4−ジカルボン酸、ナフタレン−2,3−ジカルボン酸、ナフタレン−2,6−ジカルボン酸、フタル酸、テレフタル酸、イソフタル酸から選択される、少なくとも一つの飽和または不飽和の、あるいは芳香族の、環状のジカルボン酸;及び/またはそのようなジカルボン酸の環状無水物
を反応させることによって得られて良い重縮合物。
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