JP5328568B2 - 眼科撮影装置 - Google Patents

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Description

本発明は、赤外光観察と可視光観察を切換え可能な眼科撮影装置に関するものである。
眼底撮影には、被検眼に散瞳剤を点眼せずに眼底撮影を行う無散瞳撮影と、被検眼に散瞳剤を点眼して眼底撮影を行う散瞳撮影が知られている。無散瞳撮影においては、暗所において被検眼を自然散瞳した状態で眼底撮影を行い、観察時には被検眼の縮瞳を防止するため、一般的に赤外光で観察を行っている。
一方、散瞳撮影においては、散瞳剤により被検眼を強制的に散瞳した状態で眼底撮影を行うため、可視光を照射しても縮瞳が起こらず、一般的に可視光で観察を行っている。しかし、被検眼の負担を軽減するため、赤外光で観察を行うこともある。
特許文献1には、無散瞳撮影と散瞳撮影の双方が可能な共用機が開示されており、この共用機では検者による無散瞳撮影、散瞳撮影の機能の切換えにより、無散瞳撮影時は赤外光観察、散瞳撮影時は可視光観察に切換えている。
また、蛍光剤を被検者の体内に静注して撮影を行う蛍光撮影は、通常では10〜30分以上の検査時間が必要である。蛍光前期では蛍光剤の流入による観察像の変化量が大きいため、短時間で多くの撮影を行うが、蛍光後期では蛍光剤が眼底全体に廻り観察像の変化量が小さいため、撮影間隔を長くしている。多数の被検者の撮影をする場合は、全体の撮影効率を良くするために、蛍光後期の撮影間隔の空いた時に、別の被検者の撮影を行うことがある。このような場合に対応するために、特許文献2では複数の検査を同時に実施することのできる装置が開示されている。
特開平9−66030号公報 特開2004−180705号公報
しかしながら、散瞳剤を点眼して可視光観察を行っている被検者から、散瞳剤を点眼せずに赤外光観察を行う被検者に代わるときに、可視光観察から赤外光観察への切換えを忘れることがある。また、散瞳剤を点眼しない被検眼を赤外光観察している際に、誤操作により可視光観察に切換えてしまうこともある。
このような場合に、散瞳剤を点眼していない被検者の眼に可視光が照射されると被検眼が縮瞳してしまい、一旦、被検眼が縮瞳すると自然散瞳するまでの待ち時間が必要となり、撮影効率が悪化する。
また、検者は日々の操作で或る程度の習慣性を身に付けているため、或る一部の機能にのみ特殊操作を要求する装置では、操作に戸惑いを生じさせ、誤操作を誘引する可能性がある。
本発明の目的は、上述の問題点を解消し、散瞳剤を点眼しない赤外光観察を必要としている被検眼に対し、誤操作による可視光照射を防止し、被検眼の縮瞳を防止する眼科撮影装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る眼科撮影装置は、被検眼を赤外光観察する赤外光観察手段と、被検眼を可視光観察する可視光観察手段と、前記赤外光観察と前記可視光観察の切換えを行う入力手段と、該入力手段からの入力情報を検知する入力検知手段とを有し、該入力検知手段は前記入力手段が予め設定した所定時間以上、操作されたことを検知した場合に、前記赤外光観察と前記可視光観察との切換えを行うことを特徴とする。
本発明に係る眼科撮影装置によれば、検者により入力手段である観察光切換スイッチが予め設定された所定時間の間、押され続けた、又は所定時間内で観察光切換スイッチが複数回押されたことを検知した場合にのみ、観察光の切換え動作を行う。これにより、赤外光観察が必要な散瞳剤を点眼していない被検眼に対して、検者の誤動作により被検眼への可視光の照射を防止することができ、被検眼の縮瞳防止が可能となる。また、観察光の切換えが行われることを事前に警告するようにすると、検者は確認のための時間的な余裕があり、誤動作による被検眼への可視光の照射を防止することができる。
実施例1の眼科撮影装置の外観図である。 眼科撮影装置の光学的・電気的な構成図である。 撮像素子の分光感度特性図である。 動作フローチャート図である。 動作フローチャート図である。 実施例2の眼科撮影装置の光学的・電気的な構成図である。 動作フローチャート図である。 実施例3を眼科撮影装置の構成図である。 複数管理リスト図である。 液晶モニタの警告状態の説明図である。
本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
図1は眼科撮影装置の外観図であり、眼底カメラ部Aには液晶モニタを備えたカメラボディBが取り付けられ、基台上に操作パネルCが設けられている。
図2は眼科撮影装置の光学的・電気的な構成図を示している。観察用光源1から被検眼Eに対向する対物レンズ2に至る眼底照明光学系の光路上には、可視カットフィルタ3、拡散板4、ストロボ管等の撮影用光源5、コンデンサレンズ6、瞳絞り7、水晶体絞り8、折り返しミラー9が順次に配列されている。折り返しミラー9の反射方向には、リレーレンズ10、赤外カットフィルタ11、リレーレンズ12、角膜絞り13、孔あきミラー14が順次に配列されている。
可視カットフィルタ3、赤外カットフィルタ11は光路に挿脱可能とされ、可視カットフィルタ3と赤外カットフィルタ11の挿脱は、相反状態になるように制御される。そのため、可視カットフィルタ3が光路上に配置されている場合、つまり赤外カットフィルタ11が光路外に退避しているときは眼底Erを赤外光で照明する。また、赤外カットフィルタ11が光路上に配置されている場合、つまり可視カットフィルタ3が光路外に退避しているときは可視光で照明する。
孔あきミラー14の透過方向の光路上には眼底観察光学系が設けられ、光軸方向に移動可能な合焦レンズ15、撮影レンズ16、跳ね上げミラー17、カメラボディBが配列されている。跳ね上げミラー17の反射方向には、ミラー18、接眼レンズ19が配列されている。
カメラボディBには、撮像素子21、液晶モニタ22、外部モニタに出力する画像転送手段23が設けられている。カメラボディBは例えばデジタル一眼レフカメラに代表される複数種類のものが使用可能とされ、光学的な焦点距離が同じで、同じマウントであれば取り付け可能である。
また、眼科撮影装置にはシステム制御部31が内蔵され、システム制御部31の出力は可視カットフィルタ3、赤外カットフィルタ11に接続されている。また、システム制御部31には、入力検知手段32を介して操作パネルCが接続されている。
操作パネルCには、眼底観察時の観察光量を設定するボリューム41、眼底撮影時に撮影用光源5の発光光量を決定する制御スイッチ42a、蛍光撮影やカラー撮影等の各種撮影状態を決定するモードスイッチ42b等が配置されている。ここで、各種のスイッチ42a、42b、・・は各設定の数だけ用意されている。また、観察光として可視光と赤外光を選択可能であるため、更に観察光切換スイッチ43が用意されている。本実施例においては、観察光切換スイッチ43を第1の入力手段、その他のスイッチを第2の入力手段と呼ぶ。
第1の入力手段及び第2の入力手段は、同一の操作パネルC上に配置されているため、構造上、極端に操作感が異なるスイッチを用意することは困難である。また、操作部を他の機種に流用した場合において、スイッチの役割が変更される可能性を考慮し、全ての入力手段は同じスイッチが配置されている。また本実施例では、操作パネルCの入力を機械スイッチとしているが、液晶パネルを用いたタッチパネル式のソフトスイッチで構成してもよい。
被検眼Eの眼底Erで反射された眼底像は、可視光観察時にはミラー18、接眼レンズ19を経て検者眼eに導かれ、赤外光観察時には跳ね上げミラー17が点線で示されたように跳ね上げられ、カメラボディBの内部の撮像素子21に導かれる。撮像素子21に導かれた赤外光観察時の眼底像は、液晶モニタ22或いは画像転送手段23により、図示しない外部モニタに転送されて表示される。
図3は撮像素子21の分光感度特性図を示し、このように撮像素子21は可視領域から赤外領域に対し十分な感度特性を有しているため、赤外光観察手段と可視光観察手段の両方の観察手段として用いることができる。可視光観察像及び赤外光観察像は共に撮像素子21で撮像することが可能である。そのため、可視光観察時においても跳ね上げミラー17を赤外光観察時と同様に、点線で示した位置に跳ね上げることで、液晶モニタ22又は外部モニタでの観察が可能となる。
赤外光で観察を行う場合の被検眼Eの状態は、散瞳剤を点眼した散瞳状態又は点眼していない無散瞳状態が考えられる。散瞳剤を点眼した状態では、被検眼Eに可視光が照射されても縮瞳は発生しない。しかし、被検者によっては可視光による眩しさの影響で瞬きの頻度が上がり、固視状態の維持が困難になることがある。そこで、検者によっては被検眼Eへの影響を考慮し、散瞳剤を点眼した被検眼Eに対しても赤外光を用いて眼底観察を行うことが一般的に行われている。
図4は動作フローチャート図を示している。撮影が開始されるとステップS1において、被検者の取り違え又は被検眼Eへの散瞳剤の注し忘れ等の不測の事態に備えるため、被検者の散瞳状態に拘らず、システム起動時は赤外観察光で観察を開始する。このとき、システム制御部31は照明光学系においては、観察時の照明光は近赤外波長であるため光路内に可視カットフィルタ3を挿入し、光路外に赤外カットフィルタ11を退避させる。また、跳ね上げミラー17を点線の位置に跳ね上げ、被検眼Eの眼底像を撮像素子21に導く。
検者は撮像素子21から出力される赤外観察像を液晶モニタ22又は外部モニタで観察しながら、光学系を乗せたステージ部を操作し、眼底Erへの位置合わせやピント調整を行う。
次に、ステップS2において、操作パネルC上の第2の入力手段であるスイッチ42a、42b等の操作があるか否かを検知し、検者が第2の入力手段を操作した場合はステップS3に進む。ステップS3で撮像素子21はステップS2からの入力情報を基に、即座に撮影光量の設定や図示しない撮影視標の出し入れ等を設定し、観察を継続する。
ステップS2で第2の入力手段の操作を検知できない場合、つまり初期設定のまま撮影を行う場合にはステップS4に進む。
ここで、被検眼Eの縮瞳を防止するため、眼底撮影は暗室で行うのが一般的である。また、検者は被検眼Eのアライメントやピント調整を行いながら操作パネルCを操作するため、スイッチ42a、42b等の第2の入力手段を操作時に、誤って第1の入力手段の観察光切換スイッチ43を操作してしまうことがある。
続いて、ステップS4において、入力検知手段32が第1の入力手段である観察光切換スイッチ43の操作を検知し、検者が意図的に観察光の切換えを行おうとしているか否かを判断する。第1の入力手段から観察光切換情報が入力された場合にはステップS5に進み、予め設定した所定時間以上、スイッチが入力かされているか検知する。そして、所定時間以上、スイッチが入力されたと判断された場合には、ステップS6に進み観察光の切換えを行う。
なお、ステップS4で第1の入力手段による操作を検知できなかった場合、及びステップS5で所定時間以上、スイッチが入力されなかった場合には観察光を切換えずにステップS2に戻る。
ここで、所定時間の定義は、「所定時間スイッチを押し続ける(長押し)」、又は「所定時間内にスイッチを複数回押す」等を含む検者が意図的に他の操作入力部と異なった操作を行ったことが検知できる十分な長さの時間としている。通常では、システム制御部31がスイッチの入力を検知する場合に、スイッチのオン/オフ時に発生するチャタリングによる影響を回避するため、入力の検知に数10m秒程度の時間を使用している。
本実施例では、第2の入力手段の検知時間が数10m秒程度なのに対し、第1の入力手段の検知時間は、第2の入力手段の検知時間よりも十分に長い数100m秒に設定されている。検者による所定時間の操作を検知することにより、第1の入力手段が誤動作で押されたものか、意図的に押されたものかを判断することができる。
一方、散瞳剤を点眼している被検眼Eに対して、接眼レンズ19を経て可視光観察を行いたい場合や、散瞳剤を点眼していない被検眼Eから点眼している被検眼Eに切換える等の場合には、観察光を赤外光から可視光に切換える必要がある。その場合は、検者は第1の入力手段を長押し又は所定時間内での複数回押し等を行う。これにより、入力検知手段32はステップS5で第1の入力手段が所定時間以上の時間、操作されたと判断すると、切換情報をシステム制御部31に通知し、ステップS6で観察光源の切換えを行う。
可視光観察時に、眼底照明光学系においては観察時の照明光は可視波長であるので、システム制御部31は可視カットフィルタ3を光路外に退避し、可視光観察に不必要な赤外光が眼底Erに照射されないように、赤外カットフィルタ11を光路内に挿入する。この可視光観察時には、跳ね上げミラー17を光路内に挿入することで、接眼レンズ19を経て眼底像を直接観察することが可能となる。また、赤外光観察時と同様に、跳ね上げミラー17を点線の位置に跳ね上げ、被検眼Eの眼底像を撮像素子21に導くことにより、液晶モニタ22又は外部モニタでの可視光観察が可能となる。
図5は先の例とは逆に、散瞳剤を点眼している被検眼Eに対して赤外光観察を行う場合や、散瞳剤を点眼している被検眼Eから点眼していない被検眼Eに切換える場合に、観察光を可視光から赤外光に切換える方法についての動作フローチャート図である。なお、図3と同じステップ番号は同じ動作を示し、説明は省略している。
図5の動作フローチャート図では、ステップS4’が追加されており、現在の観察光設定が赤外光か可視光の何れであるのかを検知し、赤外光から可視光への切換時のみスイッチの長押し、又は複数回の操作によって観察光の切換えを行うように設定されている。
可視光観察から赤外光観察への切換えでは被検眼Eの縮瞳は発生しないため、実質上、ステップS5の判定は必要ない。しかし、観察光の切換えを行う際に、赤外光から可視光又は可視光から赤外光で、検者に異なる操作を要求することは操作の違和感を与えることになり、機器の誤動作を誘発する原因になる。そこで、本実施例1では操作性の統一を目的とし、観察光の切換えには縮瞳の有無に拘らず、スイッチの長押しを必要としている。
可視光観察から赤外光観察への切換時には被検眼の縮瞳が起こらないため、この場合にはステップS5での第1の入力手段の検知時間を第2の入力手段の検知時間と同じ時間に変更する。これにより、観察光の切換えの際に実施例1で設定した所定時間内の操作が不要となり、観察光の切換えを第2の入力手段と同様の操作で行うことが可能となる。
ただし、検者が予め同意の上、「可視光観察から赤外光観察」への切換えに対して、スイッチの長押しが不要と判断した場合にはシステムを変更してもよい。
このように、観察光切換時に第1の入力手段を長押し又は複数回操作をすることで、検者の誤動作により散瞳剤を点眼していない被検眼Eへの可視光照射を防止し、縮瞳による撮影時の時間的損失を防止することが可能である。
図6は実施例2の眼科撮像装置の光学的・電気的な構成図を示している。本実施例2は実施例1に対し、散瞳剤点眼の有無の情報を入力する第3の入力手段51が入力検知手段32に接続されている。なお、入力手段51は操作パネルC上に配置してもよいし、図示しない外部に接続されたパソコン等の情報機器から入力することもできる。
図7は実施例2の動作フローチャート図である。この動作フローチャート図は実施例1の図4の動作フローチャート図に対し、ステップS4”が追加されている。ステップS4”では第3の入力手段51からの散瞳剤の点眼の有無情報に基づいて、観察光を切換えるために第1の入力手段の所定時間以上の操作が必要か否か判定をしている。散瞳剤の点眼なしと判断された場合には、実施例1と同様にステップS5に進み、観察光の切換えには第1の入力手段の長押し、又は複数回の操作が必要である。
逆に、散瞳剤の点眼ありと判断された場合にはステップS6に進み、可視光観察から赤外光観察、及び赤外光観察から可視光観察の何れの場合においても、誤動作による被検眼Eの縮瞳は生じない。そこで、所定時間判定のステップS5のルートを通らず、ステップS6で観察光量の切換えを行っている。ステップS5の判断をしないことで、検者は第2の入力手段と同じ操作性が得られ、違和感がない。
第3の入力手段51からの入力情報が被検眼Eの散瞳剤点眼のありとされた場合、第1の入力手段の検知時間を第2の入力手段の検知時間と同じ時間に変更する。これにより、観察光切換えの際に実施例1で設定した所定時間内の操作が不要となり、観察光の切換えを第2の入力手段と同様の操作で行うことが可能となる。
図8は実施例3の構成図を示している。眼底カメラ部Aは制御ケーブル61を介して外部のパソコン62と接続され、パソコン62には外部モニタ63が接続されている。パソコン62から直接に眼底カメラ部A内のシステム制御部31を制御することが可能となっている。
パソコン62は可視光観察と赤外光観察が混在した複数検査を制御する複数検査管理手段を有しており、複数の被検者の撮影情報を管理している。
撮影情報には、図9に示すようにカラー撮影やFA(可視蛍光)撮影等の各種の撮影モード情報、観察光源の指定、被検眼Eの左右情報及び散瞳剤の点眼の有無等が含まれる。
複数管理手段は予め入力された撮影モードや散瞳剤の有無の情報により、眼底カメラ部Aの各種機能を撮影されるモードに合わせた設定を外部から変更可能とする機能を有している。例えば、図9のNo.1の被検者には赤外光観察でのFA撮影を行うことが予定されており、検者が複数検査管理手段からNo.1の被検者のFA撮影を選択すると、複数検査管理手段からシステム制御部31に制御信号が送信される。そして、眼底カメラ部Aは図示しない各種撮影フィルタの中からFA撮影用のフィルタを選択する。また、可視カットフィルタ3を光路上に配置し、赤外カットフィルタ11を光路から退避させることにより赤外光観察を行うための準備を終了する。
ここで、検者は操作パネルCに配置された観察光切換スイッチ43や、各種の撮影モードスイッチも使用可能である。従って、眼底カメラ部Aの撮影モード及び観察光の切換えは、操作パネルC上のスイッチ及び外部のパソコン62に実装された複数検査管理手段の両手段で独立して行うことができる。そのために、操作パネルC上のスイッチはオルタネイト型やスライドスイッチ等の自己保持型スイッチの場合に、複数検査管理手段からの設定信号と矛盾を生ずる虞れがある。そのため、タクトスイッチ等の自動復帰型のモーメンタリスイッチが必要となる。
図9のNo.1の被検者で選択されたFA撮影は、病変部の診断を行うため1回の撮影時間が長いという特長がある。また、診断に必要とされる眼底画像は、FA撮影の初期と後期の画像のため、検査の間にNo.2の被検者やNo.3の被検者の撮影が可能である。
そこで、検者はNo.1の被検者で必要なFA初期画像を取得した後に、No.1の被検者を一時的に休ませ、No.2の被検者の撮影を行うため、複数検査管理手段によりNo.2の被検者を選択する。No.2の被検者は散瞳剤の点眼が必要であり、可視光観察を行う予定のため、複数検査管理手段からシステム制御部31に情報が送られ、可視光観察の状態のシステム設定に変更される。
従来の制御では、複数検査管理手段からシステム制御部31にシステム情報が送られた時点で、システムの変更が行われている。そのため、No.2の被検者の散瞳剤の点眼を忘れた場合、或いは撮影順序の間違いによりNo.3の被検者に対して、散瞳剤が点眼された被検眼Eとして可視光を照射してしまう虞れがある。そこで、本実施例2では、検者の不注意により散瞳剤を点眼していない被検眼Eに可視光を照射させないことを目的とし、検者に対して観察光が変わることを事前に通知する観察光変更警告手段を有している。
ここで、観察光変更警告手段からの出力は、図10に示すようにカメラボディBの液晶モニタ22又はパソコン62に接続された表示用モニタに表示させることができる。また、観察光変更警告手段からの警告は、赤外光観察から可視光観察に切換わる際に必要な機能であるが、検者に注意を促すことを目的とし、可視光観察から赤外光観察に切換わる際にも警告をするようにしてもよい。
検者は画面に出力された観察光切換え警告を確認した後に、観察光の切換えに同意する場合は、図10に示す「はい」を選択することにより、観察光の切換えが行われる。また、観察光の切換えに同意しない場合は、「いいえ」を選択することで、被検眼Eに対し可視光の照射を防止することが可能である。
このように、可視光観察と赤外光観察が混在する複数検査時において、観察光が切換わる際に検者に警告を出力することで、散瞳剤を点眼しない赤外光観察する場合に、検者の誤動作で可視光が照射されることによる被検眼の縮瞳防止が可能となる。
1 観察用光源
3 可視カットフィルタ
11 赤外カットフィルタ
21 撮像素子
22 液晶モニタ
31 システム制御部
32 入力検知手段
51 第3の入力手段
A 眼底カメラ部
B カメラボディ
C 操作パネル

Claims (8)

  1. 被検眼を赤外光観察する赤外光観察手段と、被検眼を可視光観察する可視光観察手段と、前記赤外光観察と前記可視光観察の切換えを行う入力手段と、該入力手段からの入力情報を検知する入力検知手段とを有し、該入力検知手段は前記入力手段が予め設定した所定時間以上、操作されたことを検知した場合に、前記赤外光観察と前記可視光観察との切換えを行うことを特徴とする眼科撮影装置。
  2. 前記入力検知手段は、前記入力手段が予め設定した時間内に複数回操作されたことを検知した場合に、前記赤外光観察と前記可視光観察との切換えを行うことを特徴とする請求項1に記載の眼科撮影装置。
  3. 前記入力検知手段は、赤外光観察から可視光観察に切換える場合と可視光観察から赤外光観察に切換える場合とにおいて、前記所定時間を変更可能であることを特徴とする請求項1に記載の眼科撮影装置。
  4. 被検眼への散瞳剤の点眼の有無を入力する前記入力手段とは異なる他の入力手段を有し、前記入力検知手段は前記他の入力手段からの入力情報により、前記所定時間を変更可能であることを特徴とする請求項1に記載の眼科撮影装置。
  5. 前記入力手段は自動復帰型のモーメンタリスイッチ又はタッチパネル式のソフトスイッチであることを特徴とする請求項1に記載の眼科撮影装置。
  6. 前記可視光観察と前記赤外光観察が混在した複数検査を制御する複数検査管理手段と、該複数検査管理手段で前記可視光観察と前記赤外光観察の切換えが行われた際に、検者に対して被検眼への観察光が切換わることを事前に通知する観察光変更警告手段とを有すること特徴とする請求項1に記載の眼科撮影装置。
  7. 前記複数検査管理手段はソフトスイッチを有し、ソフトスイッチにより前記観察光の切換えを行うことを特徴とする請求項6に記載の眼科撮影装置。
  8. 前記観察光変更警告手段は、前記複数検査管理手段において前記観察光の切換えが行われた際に、前記赤外光観察から前記可視光観察への切換時にだけ検者に警告を行うことを特徴とする請求項6又は7に記載の眼科撮影装置。
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