JP4570409B2 - 眼科システム - Google Patents

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Description

この発明は、パワーセーブ機能を備えた眼底カメラ等の眼科装置に関し、特に、パワーセーブ開始条件や、パワーセーブ開始時及び終了時の眼科装置の設定内容の処理に関するものである。
従来の眼底カメラ等の眼科装置においては、一定時間使用されない場合に、省電力を図るために、眼科装置の各部への電力供給を停止して各機能を停止させるパワーセーブが行われている。例えば、眼底カメラの場合、一定時間使用しないと、被検眼の眼底を観察及び撮影するためのランプが自動的にOFFされたり、眼底カメラに設置されているモニタが自動的にOFFされたりする。
通常、検者によって任意の時間が設定され、その設定時間使用されないとパワーセーブを開始する制御が行われる。そして、眼科装置に設置されている操作スイッチ等を押すことによってパワーセーブ状態が解除され、眼科装置が起動する(例えば、特許文献1)。
一方、眼底カメラ、特に、被検眼の眼底の蛍光撮影を行うことが可能な眼底カメラにおいては、タイマー制御によって蛍光撮影が行なわれている。眼底の蛍光撮影では、特に、眼底の血管に蛍光剤が達して血管に広がる過程を撮影することが求められ、そのために、蛍光初期の段階から広がるまでの間に複数枚の撮影が行われる。さらに、蛍光剤が広がった後、しばらくの間撮影を中止し、その後撮影を再開することが行われている。このように、血管に蛍光剤が広がる過程の眼底像と、所定時間経過した後の眼底像の撮影が行われている。
所定時間経過後の撮影を行うために、上記のタイマー制御が行なわれている。蛍光剤が血管に広がって撮影を中止する時にタイマーをONし、所定時間をタイマーがカウントする。そして、タイマーがその所定時間カウントすると、再び撮影が行われる。
特開2001−178676号公報(段落[0022])
時間を設定してパワーセーブ制御を行なう場合は、パワーセーブが開始されるまでの設定時間を短くすることによって、こまめにパワーセーブモード状態になり、消費電力を削減することができる。また、消費電力を削減するのであれば、眼科装置の電源をOFFにしてしまうことも考えられる。
しかしながら、タイマーによって時間を設定してパワーセーブ制御を行なうと、設定時間によっては検者の意図しない時にパワーセーブが開始されてしまうおそれがある。例えば、省電力化を図るためにパワーセーブが開始されるまでの時間を短く設定すると、僅かな時間の間操作していないだけで、意図しないパワーセーブが開始されてしまい、使い勝手が良くない。また、設定時間を長くすると、使用していないときにも電力が消費されてしまい、省電力化を図ることが容易ではなくなる。
また、眼科装置の電源をOFFしてしまうと、観察や撮影等を再開するためには、再度電源をONする必要があり、装置が立ち上がるまでに時間がかかってしまう問題がある。
さらに、パワーセーブ状態下において、眼科装置を操作することによって眼科装置の撮影条件等の設定内容がパワーセーブ状態の前と解除後とで変わってしまうことがある。しかし、パワーセーブ状態になった場合に、パワーセーブ状態前の設定条件下で観察や撮影を行いたい場合がある。このような場合、パワーセーブ中に設定内容が変わってしまうと、パワーセーブ解除後に同じ条件下で撮影等を行うことができず、特に、意図せずに設定内容が変わってしまった場合は、所望の撮影等を行うことができないといった問題がある。
さらに、蛍光撮影のタイマーの設定時間とパワーセーブ開始の設定時間によっては、蛍光撮影のタイマーがカウントしている最中に眼底カメラがパワーセーブ状態になる場合がある。この場合、眼底カメラ全体の機能が停止してしまうため、タイマーのカウントも停止されてしまう。意図せずにパワーセーブ状態になってしまうと、意図せずに蛍光撮影のタイマーのカウントが停止してしまうため、設定した時間後の所望の眼底像を撮影することができないといった問題がある。
この発明は上記の問題を解決するものであり、パワーセーブが開始された時の設定内容を保存し、パワーセーブ解除後の眼科装置の設定内容と比較して修正することで、パワーセーブ解除後の眼科装置の設定内容が変わっても、元の設定内容で検査や撮影等が可能な眼科システムを提供することを目的とする。
また、蛍光撮影においてタイマーがカウントしている最中にパワーセーブ状態になっても、タイマーカウントを継続して眼底像の撮影を行うことが可能な眼科システムを提供することを目的とする。さらに、パワーセーブの前後で設定内容が変わっても、元の設定内容で撮影等が可能な眼科システムを提供することを目的とする。
さらに、検者の操作によって強制的にパワーセーブ状態の開始及び解除が可能な眼科システムを提供することで、検者の意図に従ったパワーセーブ制御が可能な眼科システムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、被検眼を観察及び撮影する観察撮影手段を含む眼科装置と、操作部と、前記操作部からの指示に従って前記眼科装置を制御する制御部と、前記眼科装置の少なくとも一部の機能を停止及び機能停止を解除するパワーセーブ手段と、前記パワーセーブ手段が前記眼科装置の少なくとも一部の機能を停止させる際に、前記操作部によって予め設定された前記眼科装置の動作に関する設定内容を第1の設定内容として記憶する記憶手段と、を有し、前記制御部は、前記パワーセーブ手段により前記眼科装置の機能停止が解除されたとき、機能停止解除後の前記眼科装置の動作に関する設定内容を第2の設定内容として、前記記憶手段に記憶されている前記第1の設定内容と比較し、設定内容が異なる場合は、前記第2の設定内容を前記第1の設定内容に変更して前記眼科装置を制御することを特徴とする眼科システムである。
パワーセーブ手段は、例えば、観察撮影手段に備えられている観察照明及び撮影照明への電力の供給を停止する。記憶手段に眼科装置の動作に関する設定内容を保存し、パワーセーブ中に眼科装置の設定内容が変更された場合、パワーセーブ解除に伴って設定内容を記憶手段に保存されている元の設定内容に戻して眼科装置の制御を行なう。そして、元に戻された設定内容で被検眼の撮影等を行う。なお、眼科装置の動作に関する設定内容には、撮影モード、視度補正、又は画角等が含まれる。
請求項2に記載の発明は、蛍光剤が静注された被検体の被検眼の眼底を蛍光撮影する観察撮影手段を含む眼科装置と、操作部と、前記蛍光撮影のタイミングをカウントするタイマーと、前記眼科装置の少なくとも一部の機能を停止及び機能停止を解除するパワーセーブ手段と、を有し、前記パワーセーブ手段が前記眼科装置の機能を停止させる前に、前記タイマーがカウントを開始している場合に、前記パワーセーブ手段が前記眼科装置の機能を停止させた場合、前記タイマーは機能停止下で前記カウントを継続し、前記パワーセーブ手段は、前記タイマーが所定時間、カウントした後、前記眼科装置の機能停止を解除し、前記観察撮影手段は、前記パワーセーブ手段により前記眼科装置の機能停止が解除されたとき、前記被検眼の眼底の蛍光撮影を行うことを特徴とする眼科システムである。
請求項3に記載の発明は、蛍光剤が静注された被検体の被検眼の眼底を蛍光撮影する観察撮影手段を含む眼科装置と、前記蛍光撮影のタイミングをカウントするタイマーと、操作部と、前記操作部からの指示に従って前記眼科装置を制御する制御部と、前記眼科装置の少なくとも一部の機能を停止及び機能停止を解除するパワーセーブ手段と、記憶手段と、を有し、前記パワーセーブ手段が前記眼科装置の機能を停止させる前に、前記タイマーがカウントを開始している場合に、前記記憶手段は、前記タイマーが時間をカウントしている間に前記パワーセーブ手段が前記眼科装置の少なくとも一部の機能を停止させる際に、前記操作部によって予め設定された前記蛍光撮影の撮影条件を記憶し、前記パワーセーブ手段は前記タイマーが所定時間、カウントした後、前記眼科装置の機能停止を解除し、前記制御部は、前記パワーセーブ手段により前記眼科装置の機能停止が解除されたとき、前記記憶手段に記憶されている撮影条件で、前記観察撮影手段に前記被検眼の眼底を蛍光撮影させることを特徴とする眼科システムである。
この発明は、タイマー制御によって被検眼の眼底の蛍光撮影を行うものであり、時間をカウントしている間にパワーセーブ手段によって眼科装置の機能が停止された場合の制御に特徴を有するものである。パワーセーブ手段によって眼科装置の少なくとも一部の機能が停止されても、タイマーによるカウントは継続する。そして、所定時間経過すると、眼科装置の機能停止が解除され、眼科装置によって蛍光撮影が行われる。パワーセーブ状態中に蛍光撮影の撮影条件(例えば、撮影モード)が変更された場合、パワーセーブ解除に伴って撮影条件を記憶手段に記憶されている元の撮影条件に戻す制御を行なう。そして、元に戻された撮影条件で眼底の蛍光撮影を行う。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の眼科システムであって、前記記憶手段は、前記タイマーが時間をカウントしている間に前記パワーセーブ手段が前記眼科装置の機能を停止させる際に、前記操作部によって予め設定された前記蛍光撮影の撮影条件を第1の設定内容として記憶し、前記制御部は、前記機能停止解除後の前記蛍光撮影の撮影条件を第2の設定内容として前記記憶手段に記憶されている前記第1の設定内容と比較し、設定内容が異なる場合は、前記第2の設定内容を前記第1の設定内容に変更して、前記観察撮影手段に前記被検眼の眼底を蛍光撮影させることを特徴とするものである。
請求項1に記載の発明によると、パワーセーブ前の眼科装置の設定内容を保存することで、パワーセーブ状態中に眼科装置の設定内容に変更があっても、元の設定内容で眼科装置を制御することが可能となる。その結果、パワーセーブから復帰する際に、元の状態に復帰することが可能となる。
また請求項1に記載の発明によると、パワーセーブ前後の眼科装置の設定内容を比較して元の設定内容に変更することで、パワーセーブ状態中に眼科装置の設定内容に変更があっても、元の設定内容で眼科装置を制御することが可能となる。その結果、パワーセーブから復帰する際に、元の状態に復帰することが可能となる。
請求項2に記載の発明によると、蛍光撮影においてタイマーがカウントしている最中にパワーセーブ状態になっても、タイマーをカウントし続けることで予定通りに眼底像の蛍光撮影を行うことが可能となる。その結果、意図せずにパワーセーブ状態になっても所望の眼底像が得られる。
請求項3及び請求項4に記載の発明によると、蛍光撮影においてタイマーがカウントしている最中にパワーセーブ状態になっても、タイマーをカウントし続けることで予定通りに眼底像の蛍光撮影を行うことが可能となる。さらに、パワーセーブ状態中に設定内容の変更があっても、元の設定内容で撮影が可能となるため、所望の蛍光撮影が可能となる。
以下、この発明の実施形態に係る眼科装置について、図1乃至図4を参照しつつ説明する。
(構成)
この発明の実施形態に係る眼科システムの構成について、図1及び図2を参照しつつ説明する。図1は、この発明の実施形態に係る眼科システムの概略構成を示す外観図である。図2は、この発明の実施形態に係る眼科システムの回路構成を示すブロック図である。
[外観]
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る眼科システムは、眼底カメラ等からなる眼科装置10と、その眼科装置10に接続されたコンピュータ(PC)30とを有して構成されている。なお、本実施形態においては、眼科装置10として眼底カメラを用いた場合について説明する。眼底カメラとしての眼科装置10は、被検眼の眼底を観察したり、眼底像を撮影したりする。また、眼科装置10に接続されたコンピュータ(PC)30は、眼科装置10の撮影条件等の設定条件や眼科装置10で撮影された眼底像等の画像データを保存・管理する。
図1に示すように、眼科装置(眼底カメラ)10は、ベースAと、架台Bと、装置本体Cと、顎受けDと、額当てEと、テレビカメラ装着部Fと、ファインダー光学系F’と、35mmフィルムカメラGと、ジョイスティックHと、撮影スイッチ13とを備えて構成されている。
架台Bは、ジョイスティックHの操作によってベースAに対して前後左右方向に移動可能となっている。架台Bにはモニタ18を有する装置本体Cが設けられている。この装置本体Bの内部には、眼底像を撮影するための撮影光学系(図示しない)が備えられている。また、ジョイスティックHに設けられた撮影スイッチ13を1回押下すると、撮影光学系(図示しない)から被検眼の眼底に撮影光が照射され、眼底像が35mmフィルムカメラG等で撮影される。
また、モニタ18は、被検眼を観察する際に、その像を表示したり、35mmフィルムカメラGで撮影する前のプレビューを表示したりする。
[回路構成]
次に、本実施形態に係る眼科システムに備えられているパワーモード制御回路の構成について、図2を参照しつつ説明する。図2に示すように、眼科装置10は、CPUからなり、眼科装置10の各部を制御する制御部11と、コントロールパネル12と、撮影スイッチ13と、調光ボリューム14と、検知カメラ15とを有している。
コントロールパネル12は、架台Bに設けられており、各種の設定が可能となっている。なお、このコントロールパネル12はタッチパネル方式を採用しても構わない。このコントロールパネル12によって、眼科装置(眼底カメラ)の内部の観察・撮影光学系に挿入されるバリアフィルタやエキサイタフィルタ等の蛍光フィルタの挿脱の制御、観察時のランプの光量、撮影時のランプの光量、及び撮影モードや固視標モードのモード切換え等が行えるようになっている。さらに、撮影枚数や光量の数値等が表示されることもある。通常は、このコントロールパネル12によって撮影条件を設定し、その撮影条件は眼科装置(眼底カメラ)10の記憶装置19に記憶される。また、タッチパネル方式のコントロールパネル12を所定時間継続して押下する(長押しする)ことにより、パワーセーブ手段20によって眼科装置のパワーセーブが行われる。
撮影スイッチ13は、観察・撮影手段17から被検眼の眼底に撮影光を照射するためのスイッチとして機能する他、パワーセーブを強制的に開始させるためのスイッチとしても機能する。この撮影スイッチ13を所定時間継続して押下する(長押し)することにより、パワーセーブ手段20によって眼科装置10のパワーセーブが行われる。
調光ボリューム14は、観察時及び撮影時のランプの光量を調整するためのものであり、更に、パワーセーブを強制的に開始させる機能を有する。例えば、検者が光量の設定値を最小にすることにより、パワーセーブ手段20によって眼科装置10のパワーセーブが行われる。
検知カメラ15は、例えば、眼科装置10に設置された赤外線カメラからなり、検者を検知してパワーセーブ開始の制御に用いられるものである。例えば、モニタ18の近辺に設置され、眼科装置10の前から検者がいなくなって検知カメラ15が検者を検知しなくなると、パワーセーブ手段20によって眼科装置10のパワーセーブが行われる。
パワーセーブスイッチ16は、眼科装置10に設置されたスイッチであり、検者によって押下されることにより、パワーセーブ手段20によって眼科装置10のパワーセーブが行われる。
観察・撮影手段17は、照明光学系及び観察・撮影光学系を有し、被検眼の眼底観察及び眼底撮影を行う。例えば、被検眼の眼底の蛍光撮影を行う場合は、蛍光剤が静注された被検眼の眼底に可視光又は赤外光を照射する。そして、その照射で励起された蛍光を受光することで蛍光撮影が行われる。
記憶装置19は、ROM、RAM等のメモリからなり、この記憶装置19には、眼科装置10を制御するためのプログラムや観察・撮影の際の設定条件等が記憶されている。
パワーセーブ手段20は、コントロールパネル12、撮影スイッチ13、調光ボリューム14、検知カメラ15、又はパワーセーブスイッチ16からパワーセーブ開始を示す信号を受けて、眼科装置10の各部への電力供給を停止してパワーセーブ状態(スリープ状態)にする手段である。例えば、観察・撮影手段17における観察又は撮影用のランプへの電力供給を停止して消灯させたり、モニタ18の電源をOFFしたりする。さらに、パワーセーブ状態時にパワーセーブスイッチ16等からパワーセーブ解除を示す信号を受けて、眼科装置10の各部への電力供給を再開する。
タイマー21は、被検眼の眼底の蛍光撮影を行うときに用いられるものである。検者によって所定の時間が設定されると、タイマー21がカウントを行う。そして、所定時間カウントすると、所定時間が経過したことを示す信号がタイマー21から観察・撮影手段17に出力され、観察・撮影手段17によって眼底の蛍光撮影が行われる。
また、コンピュータ(PC)30は、CPUからなる制御部31と、記憶装置32と、設定内容比較手段33と、設定内容変更手段34と、入力装置35と、表示装置36とを有している。
記憶装置32は、例えば、ハードディスクや光ディスク装置等からなり、眼科装置10から出力された眼底像等の画像データを保存する。さらに、眼科装置10がパワーセーブ状態になる際に眼科装置10から出力された各種の設定内容を保存する。なお、パワーセーブ状態前の設定内容がこの発明の「第1の設定内容」に相当し、以下、「第1の設定内容」と称する。
設定内容比較手段33は、パワーセーブ状態になる際の眼科装置10の設定内容(第1の設定内容)と、パワーセーブ解除後の眼科装置10の設定内容とを比較するものである。なお、パワーセーブ解除後の設定内容がこの発明の「第2の設定内容」に相当し、以下、「第2の設定内容」と称する。従って、設定内容比較手段33は、記憶装置32に記憶されている第1の設定内容と、パワーセーブ解除後に眼科装置10から出力されてくる第2の設定内容とを比較する。
眼科装置10の設定内容には、例えば、撮影モード(カラー撮影モード、可視単色撮影モード、可視蛍光撮影モード、赤外蛍光撮影モード、赤外単色撮影モード等)、眼科装置10内の内部固視表示の位置、視度補正、画角、タイマー21のカウント等が含まれる。設定内容比較手段33は、これらの内容を比較し、内容が一致しているか否かの判断を行ってその判断結果を制御部31に出力する。
設定内容変更手段34は、パワーセーブ解除後の第2の設定内容を変更する手段である。設定内容比較手段33によって第1の設定内容と第2の設定内容とが異なると判断された場合、設定内容変更手段34は、第2の設定内容の中で第1の設定内容と異なっている部分を第1の設定内容に変更して変更後の設定内容を眼科装置10に出力する。例えば、第1の設定内容が可視蛍光撮影モードであり、第2の設定内容が赤外蛍光撮影モードであった場合、第2の設定内容の赤外蛍光撮影モードを可視蛍光撮影モードに変更して内容を修正する。
なお、本実施形態においては、設定内容比較手段33と設定内容変更手段34とは、コンピュータ(PC)30に設けられているが、眼科装置10に設けられていても構わない。
入力装置35は例えばキーボードやマウス等からなる。この入力装置35から眼科装置10のパワーセーブ開始を示す情報を入力することも可能である。例えば、キーボードによってパワーセーブを示すコマンドが入力されると、そのコマンドを示す信号がコンピュータ(PC)30から眼科装置10の制御部11に送信され、制御部11はパワーセーブ開始の制御を行なう。また、表示装置36は眼科装置10で得られた眼底像等を表示するものである。
このコンピュータ(PC)30は、眼科装置(眼底カメラ)10に接続されることにより、眼科装置10で撮影された眼底像等の画像データを保存及び検索するために用いられる。眼底像等の画像データは眼科装置10の記憶装置32に記憶され、データベース化されて検索可能となっている。なお、このコンピュータ(PC)30がこの発明の「情報処理装置」に相当する。
(動作)
次に、本実施形態に係る眼科システムの動作について、図3及び図4に示すフローチャートを参照しつつ説明する。図3は、本実施形態に係る眼科システムの動作を順番に示すフローチャートである。図4は、本実施形態に係る眼科システムの別の動作を順番に示すフローチャートである。
まず、図3を参照しつつ眼科システムの動作を説明する。はじめに、眼科装置10によって被検眼の眼底の観察又は撮影が行われる。観察・撮影手段17を構成する光学系によって観察光又は撮影光が被検眼の眼底に照射され、眼底からの反射光や蛍光を受光することによって眼底の観察又は眼底像が撮影される。例えば、観察光の光源であるハロゲンランプから観察光を被検眼に照射することで、ファインダー光学系F’を通して被検眼の観察が行われる。眼底像を撮影する場合は、光源であるキセノンランプから撮影光を被検眼に照射し、35mmフィルムカメラGにて被検眼の眼底像を撮影する。
そして、眼底の観察や撮影等を行わないときは、眼科装置10を強制的にパワーセーブ状態にするために、検者がパワーセーブスイッチ16を押下する。(ステップS01)。その押下に対応する信号(パワーセーブ開始を示す信号)がパワーセーブスイッチ16から制御部11に出力される。制御部11はパワーセーブ開始を示す信号を受信すると、パワーセーブ手段20にパワーセーブを開始させる前に、記憶装置19に記憶されている各種の設定内容をコンピュータ(PC)30に送信する(ステップS02)。この設定内容には、上述した、撮影モードの種類、内部固視表示の位置、及び画角等が含まれている。
なお、パワーセーブスイッチ16以外に、コントロールパネル12、撮影スイッチ13、又はモニタ18を所定時間継続して押下する(長押しする)ことによって強制的にパワーセーブを開始させることもできる。コントロールパネル12にタッチパネル方式を採用した場合、パネルが数秒間押下されると、その押下に対応する信号(パワーセーブ開始を示す信号)がコントロールパネル12から制御部11に出力され、制御部11はその信号を受けることによって記憶装置19に記憶されている設定内容をコンピュータ(PC)30に送信する。
また、撮影スイッチ13を長押しすることで、撮影スイッチ13からパワーセーブ開始を示す信号が制御部11に出力され、制御部11はその信号を受けて記憶装置19に記憶されている設定内容をコンピュータ(PC)30に送信する。撮影時に頻繁に使用される撮影スイッチ13を用いて強制的にパワーセーブを行うことで、パワーセーブを行うための検者の作業範囲が狭くなるため、眼科装置の操作性を向上させることが可能となる。
モニタ18についても、コントロールパネル12と同様にタッチパネル方式を採用した場合、モニタ18が数秒間押下されると、パワーセーブの制御が開始される。
さらに、調光ボリューム14を用いて強制的にパワーセーブを開始させても良い。調光ボリューム14によって光量の設定値を最小にした場合、設定値が最小を示す信号が調光ボリューム14から制御部11に出力される。そして、制御部11はその信号を受けることによって記憶装置19に記憶されている設定内容をコンピュータ(PC)30に送信する。調光ボリューム14の設定値を最小にするということは、照明を用いた観察や撮影を行わないときであると考えられる。特に、眼底を観察しているときに観察光の光量を最小にするということは、観察を中止することを意味する。従って、設定値を最小にすると同時にパワーセーブ制御を行なうこととしている。このように調光ボリュームの設定値に基づいてパワーセーブを行うことで、眼科装置の操作性を向上させることが可能となる。
また、設定値を最小にしたときだけでなく、予め基準値を決めておき、光量の設定値がその基準値以下に設定された場合に、パワーセーブ制御を開始しても良い。
また、検知カメラ15が検者を検知しなくなった場合に、強制的にパワーセーブを開始して良い。検者が眼科装置10から離れると、赤外線カメラからなる検知カメラ15が検者の存在を検知していた状態から検知しない状態に変わる。このとき、検知カメラ15から制御部11に検知状態の変化を示す信号が出力される。制御部11はその信号を受けることによって記憶装置19に記憶されている設定内容をコンピュータ(PC)30に送信する。検知カメラ15を用いて強制的にパワーセーブを行うことで、パワーセーブを行うために検者は眼科装置10を操作する必要がないため、眼科装置10の操作性を向上させることが可能となる。
また、タイマー21が所定時間をカウントし、その所定時間の間、眼科装置10が操作されなかったときにパワーセーブ状態を開始しても良い。
さらに、コンピュータ(PC)30に設けられている入力装置35によって強制的にパワーセーブを開始させても良い。キーボード等で構成されている入力装置35からパワーセーブを示すコマンドが入力されると、そのコマンドを示す信号がコンピュータ(PC)30の制御部31を介して眼科装置10の制御部11に送信される。制御部11はその信号を受けることによって記憶装置19に記憶されている設定内容をコンピュータ(PC)30に送信する。
このように、コンピュータ(PC)30側からパワーセーブ制御を行なうことにより、被検眼の画像データによって診断している最中や画像処理中であっても眼科装置10のパワーセーブ制御が可能となる。
そして、眼科装置10から送信された第1の設定内容は、コンピュータ(PC)30の記憶装置32に記憶される(ステップS03)。第1の設定内容の送受信が行われた後、パワーセーブ手段20によって眼科装置10はパワーセーブ状態になる。例えば、観察・撮影手段17に備えられている観察又は撮影用のランプへの電力供給を停止して消灯させたり、モニタ18の電源をOFFしたりする。
そして、眼科装置10を使用するときには、再度、パワーセーブスイッチ16やコントロールパネル12や撮影スイッチ13を押下したり、調光ボリューム14の設定値を高くしたりする。また、コンピュータ(PC)30の入力装置36からパワーセーブ終了を示すコマンドを入力する。押下又はコマンドに対応する信号が制御部11に出力され、制御部11を介してパワーセーブ手段20に出力され、パワーセーブ手段20は眼科装置10のパワーセーブ状態を解除する(ステップS04)。さらに、検者が眼科装置10に近づき、検知カメラ15が検者の存在を確認することで、検知を示す信号が検知カメラ15から制御部11に出力され、パワーセーブ状態解除の制御が行なわれる。
パワーセーブ状態が解除されると、制御部11は記憶装置19に保存されている設定内容(第2の設定内容)をコンピュータ(PC)30に送信する(ステップS05)。送信された第2の設定内容は設定内容比較手段33に入力され、記憶装置32から第1の設定内容が設定内容比較手段33に出力される。そして、設定内容比較手段33が第1の設定内容と第2の設定内容とを比較し(ステップS06)、内容が一致しているか否かの判断を行う(ステップS07)。
パワーセーブ状態下であっても、コントロールパネル12等を検者が操作することで、眼科装置10の観察・撮影に関する設定内容が変わってしまう場合がある。例えば、撮影モードが元々、可視蛍光撮影モードであったものが、パワーセーブ状態下で、赤外蛍光撮影モードに変えられてしまうことがある。
例えば、第1の設定内容の撮影モードが可視蛍光撮影モードとなっており、第2の設定内容の撮影モードが赤外蛍光撮影モードになっているとする。設定内容比較手段33はこれらの内容を比較し、設定内容が全て一致しているか否かの判断を行う。この例においては、撮影モードが異なっている。
設定内容が異なっていると判断された場合(ステップS07、Yes)は、設定内容比較手段33は、設定内容が一致しないことを示す信号を設定内容変更手段34に出力する。そして、設定内容変更手段34は、第2の設定内容において第1の設定内容と異なる部分を元の第1の設定内容に変更する(ステップS08)。変更された設定内容は設定内容変更手段34から眼科装置10に送信される。
そして、変更された設定内容は記憶装置19にて保存され、第2の設定内容は変更後の設定内容に更新される(ステップS09)。つまり、パワーセーブ中に設定内容が変わっても、パワーセーブ開始前の元の内容に戻されることになる。そして、元に戻った設定内容(第1の設定内容)で眼底の撮影等が行われる。
また、ステップS07にて設定内容比較手段33により設定内容が一致していると判断された場合は(ステップS07、No)、眼科装置10にて記憶されている設定内容(第1の設定内容)で観察又は撮影が行われる(ステップS10)。
このように、パワーセーブ後の設定内容をパワーセーブ前の設定内容に戻すことによって、パワーセーブ中に設定内容が変わってしまっても、元の設定内容で観察又は撮影を行うことが可能となる。
また、パワーセーブスイッチ16やコントロールパネル12等によって強制的にパワーセーブ状態とすることが可能となるため、パワーセーブ状態になるのを待つ必要がなくなり、検者の都合に合わせて眼科装置10の機能を停止させることが可能となる。その結果、検者の意図に従ったパワーセーブ制御が可能となり、眼科装置10の利便性を向上させることが可能となる。
(別の動作)
次に、図4を参照しつつ眼科システムの別の動作を説明する。この動作は被検眼の眼底の蛍光撮影時に行われるものである。まず、眼科装置10によって被検眼の眼底の蛍光撮影が行われる。患者に蛍光剤を静注し、眼底の血管に蛍光剤が達して血管に広がる過程を観察・撮影手段17によって撮影する。具体的には、観察・撮影手段17を構成する光学系によって撮影光を被検眼の眼底に照射し、その観察光が眼底の血管に達した蛍光剤に照射され、その照射によって励起された蛍光をビデオカメラ(デジタルカメラ)や35mmフィルムカメラGにて撮影する。
そして、蛍光剤が広がる過程を撮影した後、所定の時間が経過した後の眼底像を撮影するため、タイマー21をONして所定時間のカウントを開始する(ステップS20)。例えば、コントロールパネル12によって時間を設定し、カウントスタートボタンを検者が押下することで、タイマー21のカウントが開始される。例えば、5分程度の時間を設定し、5分後の眼底像を撮影する。
このようにタイマー21にて時間をカウントし、その間、撮影を行わないのは、患者に負担を掛けないためである。撮影用のフラッシュ光は患者にとって非常に眩しいため、連続して何十枚も撮影することは患者に過度の負担を掛けることになってしまう。従って、患者の負担を軽減するためにも、一度撮影を中止し、撮影再開をタイマー制御によって行う。
その後、検者の操作によって強制的に、又はタイマー制御によって、眼科装置10がパワーセーブ状態になる(ステップS21)。上述した動作と同様に、パワースイッチ16等が押下された場合に、眼科装置10がパワーセーブ状態になる。蛍光撮影のためのタイマーカウント中にパワーセーブ状態になる場合として、検者の操作によって誤ってパワーセーブ状態になる場合や、タイマー制御によってパワーセーブが行なわれる場合においてパワーセーブ開始までの時間が短く設定されている場合等が想定される。
パワーセーブ制御が行なわれる場合であっても、蛍光撮影を再開するためのタイマー21はカウントを継続する。パワーセーブ手段20はパワーセーブ開始を示す信号を受信すると、観察・撮影手段17等の機能を停止させるが、タイマー21の動作は停止させない。そのことにより、タイマー21はカウントを継続することが可能となる。
そして、パワーセーブ開始を示す信号がパワーセーブスイッチ16から制御部11に出力されると、制御部11は記憶装置19に記憶されている各種の設定内容(第1の設定内容)をコンピュータ(PC)30に送信する(ステップS22)。そして、眼科装置10から送信された第1の設定内容は、コンピュータ(PC)30の記憶装置32に記憶される(ステップS23)。そして、第1の設定内容の送受信後に、パワーセーブ手段20によって眼科装置10はパワーセーブ状態になる。このとき、タイマー21の動作は継続させる。
そして、タイマー21が所定時間カウントすると、タイマー21からカウント終了を示す信号がパワーセーブ手段20に出力され、パワーセーブ手段20は眼科装置10のパワーセーブ状態を解除する(ステップS24)。このように、蛍光撮影再開のためのタイマー21がカウントを終了するとともに、パワーセーブ状態を解除する。つまり、パワーセーブ状態を解除するための特別の操作や処理を行わなくても、蛍光撮影再開のために自動的にパワーセーブが解除される。
パワーセーブ状態が解除されると、眼科装置10は記憶装置19に保存されている設定内容(第2の設定内容)をコンピュータ(PC)30に送信する(ステップS25)。そして、第2の設定内容は、設定内容比較手段33に入力される。さらに、記憶装置32から第1の設定内容が設定内容比較手段33に出力され、それらの内容が比較され(ステップS26)、内容が一致しているか否かの判断がなされる(ステップS27)。
そして、設定内容が異なっている場合は(ステップS27、Yes)は、設定内容比較手段33から設定内容変更手段34に、内容不一致を示す信号が出力される。設定内容変更手段34は、第2の設定内容において第1の設定内容と異なる部分を元の第1の設定内容に変更する(ステップS28)。変更された設定内容は眼科装置10に送信される。
そして、変更された設定内容は記憶装置19に保存され、第2の設定内容は変更後の設定内容に更新される(ステップS29)。このように元に戻った設定内容(第1の設定内容)で眼底の蛍光撮影が行われる。
また、ステップS27にて設定内容が一致していると判断された場合は(ステップS27、No)、眼科装置10にて記憶されている設定内容(第1の設定内容)で眼底の蛍光撮影が行われる(ステップS30)。
このように、タイマー制御によって蛍光撮影を行いたい場合に、パワーセーブ状態になってもタイマーカウントを継続することで、所定時間後に所望の蛍光撮影を行うことが可能となる。また、蛍光撮影を行いたい場合にパワーセーブ状態になってパワーセーブ中に設定内容が変わっても、パワーセーブ前の設定内容に戻すことによって元の設定内容で所望の蛍光撮影が可能となる。
また、上述した実施形態においては、ステップS08とステップS28とで、設定内容変更手段34が自動的に設定内容を元の第1の設定内容に変更しているが、第2の設定内容から第1の設定内容への変更を選択可能にしても良い。設定内容を自動的に変更する前に、モニタ18又は表示装置36によって、設定内容を変更するか否かの選択画面を表示する。例えば、モニタ18等に「設定内容を変更しますか? Yes or No」等の画面を表示する。そして、検者がモニタ18の画面を押下したり、コンピュータ(PC)30の入力装置36によってコマンドを入力したりすることで、眼科システムに変更の命令を与える。
この選択画面で、「Yes」が選択されることで、設定内容変更手段34は第2の設定内容を第1の設定内容に変更し、「No」が選択されると、第2の設定内容で撮影が行われる。このように、検者が変更を選択することで、意図的に設定内容が変更された場合に、自動的に元の設定内容(第1の設定内容)に変更されることを回避することが可能となる。
さらに、モニタ18等に第1の設定内容と第2の設定内容とで異なる部分を表示させ、元の設定内容に変更するか否かの選択画面を表示しても良い。例えば、第1の設定内容と第2の設定内容とで撮影モードが異なる場合、モニタ18等の画面にその異なる部分を対比して表示する。具体的には、「第1の設定内容:可視蛍光撮影モード 第2の設定内容:赤外蛍光撮影モード」等のように設定内容を対比して表示し、さらに「設定内容を変更しますか? Yes or No」等の選択画面を表示する。
また、設定内容に異なる部分が複数ある場合は、全てを変更するのか、部分的に変更するのかを選択可能にモニタ18又は表示装置35に表示しても良い。検者が入力装置36によって変更すべき内容を選択することで、設定内容変更手段34はその内容のみを元の設定内容に変更する。例えば、撮影モード及び画角が異なっていた場合において、検者が撮影モードのみを選択した場合は、設定内容変更手段34は撮影モードのみを元の設定内容に戻し、画角についてはそのままの設定内容に維持する。このように選択可能にすることで、眼科システムの使い勝手が良くなる。
この発明の実施形態に係る眼科システムの概略構成を示す外観図である。 この発明の実施形態に係る眼科システムの回路構成を示すブロック図である。 この発明の実施形態に係る眼科システムの動作を順番に説明するためのフローチャートである。 この発明の実施形態に係る眼科システムの別の動作を順番に説明するためのフローチャートである。
符号の説明
10 眼科装置(眼底カメラ)
20 パワーセーブ手段
21 タイマー
30 コンピュータ(PC)
33 設定内容比較手段
34 設定内容変更手段


Claims (4)

  1. 被検眼を観察及び撮影する観察撮影手段を含む眼科装置と、
    操作部と、
    前記操作部からの指示に従って前記眼科装置を制御する制御部と、
    前記眼科装置の少なくとも一部の機能を停止及び機能停止を解除するパワーセーブ手段と、
    前記パワーセーブ手段が前記眼科装置の少なくとも一部の機能を停止させる際に、前記操作部によって予め設定された前記眼科装置の動作に関する設定内容を第1の設定内容として記憶する記憶手段と、を有し、
    前記制御部は、前記パワーセーブ手段により前記眼科装置の機能停止が解除されたとき、機能停止解除後の前記眼科装置の動作に関する設定内容を第2の設定内容として、前記記憶手段に記憶されている前記第1の設定内容と比較し、設定内容が異なる場合は、前記第2の設定内容を前記第1の設定内容に変更して前記眼科装置を制御することを特徴とする眼科システム。
  2. 蛍光剤が静注された被検体の被検眼の眼底を蛍光撮影する観察撮影手段を含む眼科装置と、
    操作部と、
    前記蛍光撮影のタイミングをカウントするタイマーと、
    前記眼科装置の少なくとも一部の機能を停止及び機能停止を解除するパワーセーブ手段と、を有し、
    前記パワーセーブ手段が前記眼科装置の機能を停止させる前に、前記タイマーがカウントを開始している場合に、
    前記パワーセーブ手段が前記眼科装置の機能を停止させた場合、前記タイマーは機能停止下で前記カウントを継続し、
    前記パワーセーブ手段は、前記タイマーが所定時間、カウントした後、前記眼科装置の機能停止を解除し、
    前記観察撮影手段は、前記パワーセーブ手段により前記眼科装置の機能停止が解除されたとき、前記被検眼の眼底の蛍光撮影を行うことを特徴とする眼科システム。
  3. 蛍光剤が静注された被検体の被検眼の眼底を蛍光撮影する観察撮影手段を含む眼科装置と、
    前記蛍光撮影のタイミングをカウントするタイマーと、
    操作部と、
    前記操作部からの指示に従って前記眼科装置を制御する制御部と、
    前記眼科装置の少なくとも一部の機能を停止及び機能停止を解除するパワーセーブ手段と、
    記憶手段と、を有し、
    前記パワーセーブ手段が前記眼科装置の機能を停止させる前に、前記タイマーがカウントを開始している場合に、
    前記記憶手段は、前記タイマーが時間をカウントしている間に前記パワーセーブ手段が前記眼科装置の少なくとも一部の機能を停止させる際に、前記操作部によって予め設定された前記蛍光撮影の撮影条件を記憶し、
    前記パワーセーブ手段は前記タイマーが所定時間、カウントした後、前記眼科装置の機能停止を解除し、
    前記制御部は、前記パワーセーブ手段により前記眼科装置の機能停止が解除されたとき、前記記憶手段に記憶されている撮影条件で、前記観察撮影手段に前記被検眼の眼底を蛍光撮影させることを特徴とする眼科システム。
  4. 前記記憶手段は、前記タイマーが時間をカウントしている間に前記パワーセーブ手段が前記眼科装置の機能を停止させる際に、前記操作部によって予め設定された前記蛍光撮影の撮影条件を第1の設定内容として記憶し、
    前記制御部は、前記機能停止解除後の前記蛍光撮影の撮影条件を第2の設定内容として、前記記憶手段に記憶されている前記第1の設定内容と比較し、設定内容が異なる場合は、前記第2の設定内容を前記第1の設定内容に変更して、前記観察撮影手段に前記被検眼の眼底を蛍光撮影させることを特徴とする請求項3に記載の眼科システム。
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