JPH08173384A - 眼科器械 - Google Patents

眼科器械

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JPH08173384A
JPH08173384A JP6318260A JP31826094A JPH08173384A JP H08173384 A JPH08173384 A JP H08173384A JP 6318260 A JP6318260 A JP 6318260A JP 31826094 A JP31826094 A JP 31826094A JP H08173384 A JPH08173384 A JP H08173384A
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switch
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Yutaka Yoneda
豊 米田
Hiroyuki Otsuka
浩之 大塚
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Abstract

(57)【要約】 【目的】複数の撮影方法に応じて節電手段の動作時間を
切り換えることができ、撮影方法に関係なく観察撮影途
中での節電手段の作動を防止することができる眼科器械
を提供する。 【構成】タイマー107により器械の作動時間が計時さ
れ、節電手段108により所定の時間を超過したときに
制御回路105を除いた各負荷への給電が停止されると
共に、切換制御手段により複数の撮影方法に各々必要と
される時間を各々設定して選択された撮影方法に応じて
節電手段108の動作時間を各々設定された時間に切り
換えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、眼底カメラや
フォトスリットランプなどのように、光源から出射され
た照明光により被検眼が観察及び撮影され、制御回路の
一部を除いた各負荷の駆動停止及び給電停止が節電手段
により自動的に行なわれる眼科器械に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に眼科器械には、被検眼の眼底や前
眼部等を観察・撮影するために照明光源と撮影光源とが
設けられ、例えば、眼科器械としての眼底カメラの場合
には、照明光源にハロゲンランプ、撮影光源にキセノン
ランプが用いられている。
【0003】ハロゲンランプは、被検眼の観察から撮影
の終了に至るまで常時点灯しておく必要がある。また、
キセノンランプは発光用コンデンサからの放電により発
光するが、この発光用コンデンサは時間の経過に伴って
自然放電するため、充電が完了した状態であっても自然
放電を補うために充電を継続させる(以下、この充電の
継続を『補足充電』と称する。)必要がある。
【0004】このように、照明光源や撮影光源は大量の
電力を消費するものであり、しかもジュール熱の発生に
よる眼科器械本体内の温度上昇の原因となる。従って、
装置本体を使用していない状態では、できるだけ照明光
源を消灯すると共に発光用コンデンサを放電させること
が望ましい。
【0005】しかしながら、使用者の不注意により各光
源が点灯状態若しくは発光準備状態にあるまま放置して
しまうと、電力が無駄に消費されてしまうばかりでな
く、不要な熱が発生することとなる。また、光源や発光
用コンデンサの寿命を縮めてしまう原因にもなる。
【0006】そこで、このような問題を解決するため
に、タイマで時間を監視して特定の撮影方法を基準とし
てこの特定撮影方法による撮影・観察のために一般に必
要とされる時間(例えば、15分)を超過したときに各
光源等の制御回路を除いた各負荷への給電を停止する節
電手段を設けることが考えられる。
【0007】尚、眼科器械本体に設けられた撮影スイッ
チの押圧を検知するように構成し、時間超過前に撮影ス
イッチが押圧された場合には、タイマの計時をリセット
し、新たに計時を開始するものもある。
【0008】これは、撮影途中に節電手段により電源が
切られてしまうことを防止するもので、この撮影の度毎
に押圧される撮影スイッチをクリアスイッチに兼用する
ことで撮影途中での電源供給停止が確実に阻止されるよ
うにしたものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年の眼科
器械においては、一つの装置本体で複数の観察・撮影が
行われるようになっていて、その検査内容や診断内容に
よって適宜選択される。例えば、眼底カメラの場合、カ
ラー撮影、可視蛍光撮影、可視単色撮影、赤外蛍光撮
影、赤外単色撮影等、様々な撮影方法を行うことができ
る。
【0010】そして、これらの各撮影方法による撮影の
完了までに必要とされる時間は大きく異なり、例えば、
比較的頻繁に使用されるカラー撮影の場合には10分程
度の時間でアライメントから撮影完了までを行うことが
できるが、赤外蛍光撮影の場合には、被検者に静注した
蛍光剤が励起して眼底の血液の循環状態を検査するた
め、その撮影時間は50分程度の比較的長時間に跨って
いる。
【0011】従って、節電手段の動作時間を比較的使用
頻度の高いカラー撮影を基準として設定すると、赤外蛍
光撮影等を行っている場合には、撮影スイッチを押圧し
て撮影を行なうのではなくビデオによる動画撮影を行っ
ていることと相俟って、撮影スイッチによるリセット操
作を忘れて撮影途中で電源供給が停止されてしまう虞が
ある。
【0012】また、逆に、節電手段の動作時間を比較的
撮影時間の長い赤外蛍光撮影を基準として設定すると、
カラー撮影を行う場合に照明光源が長時間点灯したまま
放置されてしまう虞がある。
【0013】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、複数の撮影方法に応じて節電手段の動作時間を切り
換えることができ、撮影方法に関係なく観察撮影途中で
の節電手段の作動を防止することができる眼科器械を提
供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】その目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、器械の作動時間を計時す
るタイマーと、所定の時間を超過したときに制御回路を
除いた各負荷への給電を停止する節電手段とを備えた眼
科器械において、複数の撮影方法に各々必要とされる時
間を各々設定すると共に、選択された撮影方法に応じて
前記節電手段の動作時間を各々設定された時間に切り換
える切換制御手段を備えていることを要旨とする。
【0015】
【作用】このような請求項1に記載の構成においては、
タイマーにより器械の作動時間が計時され、節電手段に
より所定の時間を超過したときに制御回路を除いた各負
荷への給電が停止されると共に、切換制御手段により複
数の撮影方法に各々必要とされる時間を各々設定して選
択された撮影方法に応じて節電手段の動作時間を各々設
定された時間に切り換えられる。
【0016】
【実施例】以下、この発明の眼科器械の実施例を眼底カ
メラに適用し、図面に基づいて説明する。
【0017】図6において、眼底カメラ1は、照明光学
系10、観察・撮影光学系30、観察・撮影光学系30
の光路終端部で分岐された観察系40と撮影系50、ア
ライメント光学系60を備えている。
【0018】照明光学系10は、ハロゲンランプ11、
コンデンサーレンズ12、キセノンランプ13、コンデ
ンサーレンズ14、2種類のエキサイタフィルター15
a,15b、遮光板16、リング状絞り17、遮光板1
8、リレーレンズ19、反射ミラー20、リレーレンズ
21、黒点板22、リレーレンズ23、孔空きミラー2
4、対物レンズ25等の光学部品を備え、O1はその光
路の光軸である。
【0019】そして、観察並びに動画蛍光撮影時にはハ
ロゲンランプ11から出射された照明光がコンデンサー
レンズ12から対物レンズ25までの光学部品を介して
被検眼Eの眼底Efに投影され、静止画撮影時にはキセ
ノンランプ13からの照明光がコンデンサーレンズ14
から対物レンズ25までの光学部品を介して眼底Efに
投影される。
【0020】エキサイターフィルター15aは可視蛍光
撮影を行う場合に照明光学系10の光路内に挿入される
可視蛍光用として用いられ、エキサイターフィルター1
5bは赤外蛍光撮影を行う場合に照明光学系10の光路
内に挿入される赤外蛍光用として用いられる。また、各
フィルター15a,15bは、図示しないソレノイド等
の駆動手段により挿脱され、アライメント操作を含めた
観察時には両者とも光路から離脱される。
【0021】遮光板16は被検眼Eの角膜Ecと共役に
配置され、同様にリング状絞り17は瞳孔と、遮光板1
8は水晶体後面と共役に配置されている。また、黒点板
22は対物レンズ25の表面での反射光束が孔空きミラ
ー24の孔部24aを通過しないための遮光物である。
【0022】観察・撮影光学系30は、対物レンズ2
5、孔空きミラー24の孔部24a、ハーフミラー3
1、バリアフィルター32a,32b、合焦レンズ3
3、結像レンズ34、クイックリターンミラー35を備
えている。
【0023】観察系40は、クイックリターンミラー4
1、マスク42、眼底Efと共役なフィールドレンズ4
3、反射プリズム44、接眼レンズ45を備えている。
【0024】また、クイックリターンミラー41の観察
・撮影光路の光軸O2と同軸延長線上の後方には、マス
ク46と、被検眼からの光を撮影する35mmカメラの
フィルム47とが設けられる。尚、クイックリターンミ
ラー41はフィルム47に眼底像を記録させるとき以外
は常に光路内へと挿入されている。
【0025】撮影系50は、マスク51、眼底Efと共
役なフィールドレンズ52、反射ミラー53、リレーレ
ンズ54、エリアCCD55を内蔵したテレビカメラ5
6、記録装置57、モニタ装置58を備えている。
【0026】クイックリターンミラー35は、後述する
蛍光を含めた可視光により被検眼を観察する場合とフィ
ルム47に眼底像を撮影する場合には観察・撮影光路か
ら退避され、被検眼をモニタ装置58で観察する場合と
動画撮影(静止画撮影も可能である)する場合には観察
・撮影光路へと挿入されて眼底反射光束を撮影系50に
向けて反射させる。
【0027】アライメント光学系60は、光源61、コ
ンデンサーレンズ62、光ファイバ等のライトガイド6
3、ミラー64、2孔絞り65、リレーレンズ66、ハ
ーフミラー31を備え、O3はその光路の光軸である。
【0028】一方、これら各光学系10〜60は、図5
に示す装置本体70の筺体71内に設けられている。こ
の装置本体70は、電源ベース72、顎受台73、外部
固視目標装置74、架台部75、俯仰部76を備えてい
る。
【0029】筺体71は、画角切り換えレバー77、補
正レンズ切り換えツマミ78、合焦ハンドル79を備え
ている。また、筺体71の上面には、例えば、撮影系5
0の一部をユニット化したTVリレーレンズやポラロイ
ドカメラ等を着脱可能に装着する上部マウント82aが
設けられている。さらに、筺体71の後面上方には下部
マウント82bを介して観察系40を内蔵した35mm
カメラ本体83が着脱可能に装着されている。しかも、
筺体71の後面下方には、表示部84が設けられてい
る。
【0030】架台部75は、筺体71を俯仰部76と一
体に変位させる際の移動操作レバーとしてのジョイステ
ック85、ジョイスティック85に設けられた撮影スイ
ッチ86、第1操作部87、第2操作部88を備えてい
る。
【0031】表示部84は、図4(A),(B)に示す
ように、被検者への蛍光剤の静注後に作動させられるカ
ウント(図4(A))や撮影枚数(図4(B))、或は
条件設定エラー等の各種警告表示をするカウンタ表示部
84aと、後述する節電手段が作動している状態のとき
に使用時間と残り時間とをレベルを表示する節電手段レ
ベル表示部84bと、同様に節電手段が作動していると
きに時間を表示する節電タイマー表示部84cとを備え
ている。
【0032】尚、表示部84を廃止して画面58aで代
用してもよいし、表示部84の少なくとも一部を画面5
8aに兼用してもよい。
【0033】節電手段レベル表示部84bは、複数の升
目状のランプ等からなり、使用時間に応じてランプの各
々を徐々に点灯(図4(A)の図示斜線表示の状態)さ
せて残り時間を示す消灯状態(図4(A)の図示白抜き
表示の状態)を少なくしてもよいし、逆に、使用時間に
応じてランプの各々を徐々に消灯(図4(B)の図示白
抜き表示の状態)させ残り時間を示す点灯状態(図4
(B)の図示斜線表示の状態)を少なくしてもよい。
【0034】節電タイマー表示部84cは、その表示状
態を、節電手段の動作時間に対応して使用時間とした表
示(図4(A)の状態)したり、節電手段の動作時間に
対応して残り時間とした−(マイナス)表示(図4
(B)の状態)とする。尚、節電手段レベル表示部84
bと節電タイマー表示部84cの表示状態の組み合わせ
は自由である。
【0035】第1操作部87は、図3に示すように、移
動テーブル固定スイッチ89、フラッシュ発光量調節ス
イッチ90、撮影装置選択スイッチ91、記録方法選択
スイッチ92、撮影モード選択スイッチ93、フリック
スイッチ94、ノンフラッシュスイッチ95、データ記
録実行スイッチ96、アッパースイッチ97、ロアスイ
ッチ98を備えている。
【0036】また、第2操作部88は、図2に示すよう
に、タイマースイッチ99、ステレオ画像切換スイッチ
100、ノーマルボリュームスイッチ101、蛍光ボリ
ュームスイッチ102、エキサイターフィルター挿入ス
イッチ103、バリアフィルター挿入スイッチ104を
備えている。
【0037】撮影装置選択スイッチ91は、ポラロイ
ド、35mm、TVの何れかを撮影装置として選択する
場合に操作される。
【0038】記録方法選択スイッチ92は、SV1(例
えば、スチルビデオ)、SV2(例えば、VTR)の何
れかを記録方法として選択するためのスイッチで、この
撮影装置選択スイッチ91によりSV1とSV2の何れ
かが選択された場合には図示しない検出装置によりマウ
ント82a,82bの何れかに選択された記録方法用の
装置が装着されているか否かが認識される。
【0039】撮影モード選択スイッチ93は、カラー撮
影、可視蛍光撮影、可視単色撮影、赤外蛍光撮影、赤外
単色撮影の何れかの撮影方法(モード)を選択する際に
操作される。この撮影モード選択スイッチ93は、各種
フィルタの駆動回路と接続されていて、選択された撮影
モードに対応したフィルタを光路内に挿入(フィルタを
使用しない場合も含む)する。
【0040】例えば、可視蛍光撮影,可視単色撮影の何
れかが選択されている状態でエキサイタフィルター挿入
スイッチ103が押圧操作された場合には駆動回路を経
てソレノイド(図示せず)が駆動してエキサイターフィ
ルター15aが光路内に挿入される。また、同様の状態
でバリアフィルター挿入スイッチ104が押圧操作され
た場合には駆動回路を経てソレノイド(図示せず)が駆
動してバリアフィルター32aが光路内に挿入される。
【0041】一方、赤外蛍光撮影,赤外単色撮影の何れ
かが選択されている状態でエキサイタフィルター挿入ス
イッチ103が押圧操作された場合には駆動回路を経て
ソレノイド(図示せず)が駆動してエキサイターフィル
ター15bが光路内に挿入される。また、同様の状態で
バリアフィルター挿入スイッチ104が押圧操作された
場合には駆動回路を経てソレノイド(図示せず)が駆動
してバリアフィルター32bが光路内に挿入される。
尚、カラー撮影の場合にはフィルターは挿入されない。
【0042】フリックスイッチ94は外部固視目標装置
74の自由端部に装着された固視目標74aの点灯色を
赤色と緑色とで切り換える際に操作され、ノンフラッシ
ュスイッチ95は撮影スイッチ86を押圧してもキセノ
ンランプ11を点灯させたくない場合に操作される。
【0043】アッパースイッチ97は上部マウント82
aに装着された記録媒体側を撮影光路として選択する際
に操作され、ロアスイッチ98は下部マウント82bに
装着された記録媒体側を撮影光路として選択する際に操
作される。
【0044】タイマースイッチ99は蛍光剤の静注と同
時にタイマーを作動させる際に操作され、このタイマー
スイッチ99が操作されるた際の信号は後述する演算制
御回路105を介してカウンタ回路106に出力され、
これによりカウントが開始される。尚、このカウンタ回
路106によるカウント状況は表示部84に表示され
る。
【0045】ノーマルボリュームスイッチ101は通常
撮影時のハロゲンランプ11の光量を調節する際に操作
され、蛍光ボリュームスイッチ102は蛍光撮影時のハ
ロゲンランプ11の光量を調節する際に操作される。
【0046】尚、第1,第2操作部87,88に設けら
れたスイッチ等は上述した種類や配置に限定されるもの
ではなく、種々の設計変更が可能であることはいうまで
もない。
【0047】一方、第1,第2操作部87,88並びに
ジョイステック85、撮影スイッチ86等の操作に基づ
く出力信号は、図1に示すように、切換制御手段として
の演算制御回路105に入力され、この入力信号に基づ
いて各負荷を制御する。
【0048】ここでの各負荷とは、上述したハロゲンラ
ンプ11、キセノンランプ13、画面58a、外部固視
灯74a、表示部84等の他、ジョイステック85の操
作により筺体71を前後・左右・上下に移動変位させる
パルスモータ(図示せず)、駆動型ミラーやフィルター
等を光路から挿脱させるソレノイド(図示せず)、カウ
ンタ回路106、節電手段としてのタイマ回路107並
びに節電回路108等を制御する。
【0049】この節電手段は、各種撮影状態において一
般的に要するとされている撮影時間の長短に応じて節電
時間を切り換えるもので、上述した各種スイッチ等の操
作があった場合に節電手段の作動時間をリセットする機
能と併用して撮影途中において節電手段が不測に作動て
電源供給が停止されることを防止する。
【0050】すなわち、節電回路108は、複数の撮影
方法(カラー撮影、可視蛍光撮影、可視単色撮影、赤外
蛍光撮影、赤外単色撮影)のうち、特定の撮影方法(カ
ラー撮影又は可視蛍光撮影)において一般に必要とされ
る撮影時間のみならず、撮影モード選択スイッチ93に
より選択され得るもの全てに対して一般に必要とされる
撮影時間が設定されていて、例えば、カラー撮影では1
5分、可視蛍光撮影では30分、可視単色撮影では15
分、赤外蛍光撮影では50分、赤外単色撮影では15分
となっている。
【0051】尚、赤外蛍光撮影の場合には、撮影時間が
比較的長時間であるため、赤外蛍光撮影が撮影モード選
択スイッチ93により選択された場合には節電回路10
8の作動を停止させて節電手段が作動しない(換言すれ
ば、節電回路の作動時間を無限大に切り換える)構成と
してもよい。
【0052】また、本実施例では撮影モード選択スイッ
チ93のみによって撮影時間を設定したが、本発明はこ
れに限定されず、例えば、スイッチ91,92により時
間設定をしてもよい。さらに、例えば、赤外蛍光+VT
Rでは50分などのように、撮影方法と装置の両方の組
み合わせにより基準を設定してもよい。
【0053】このように設定された時間をタイマー回路
107がカウントし、この時間内にジョイステック85
や撮影スイッチ86、或は第1,第2操作部87,88
の各スイッチ等が操作されなかったと演算制御回路10
4が判断した時には節電回路105に停止信号を出力し
て図示しない電源に対してハロゲンランプ11とキセノ
ンランプ13(の充電用コンデンサ)等への給電を停止
させる。
【0054】一方、設定された時間をタイマー回路10
7がカウントし、この時間内にジョイステック85や撮
影スイッチ86、或は、第1,第2操作部87,88の
各スイッチ等が操作されたと演算制御回路104が判断
した時には節電回路105にリセット信号を出力して図
示しない電源に対してハロゲンランプ11とキセノンラ
ンプ13(の充電用コンデンサ)等への給電を継続させ
ると共にタイマー回路107のカウントをリセットさせ
る。
【0055】尚、節電手段の作動切り換えは、上述した
場合に限定されるものではなく、画角切り換えレバー7
7、補正レンズ切り換えツマミ78、合焦ハンドル7
9、蛍光フィルター取付部80,81、ジョイスティッ
ク85、撮影スイッチ86、第1操作部87の各種スイ
ッチ89〜98、第2操作部88の各種スイッチ99〜
104のうち任意のものに対して、節電手段の切り換え
やリセットのためのスイッチとして共用するように設定
することができ、しかも、複数以上の組み合わせとして
設定することもできる。
【0056】また、節電手段は、タイマー回路107の
監視によりその設定時間の使用時間若しくは残り時間が
所定の時間に達した場合には、表示部84での表示とは
別の警告手段(ブザー,チャイム,音声等)109によ
り警告を促すことも可能である。
【0057】さらに、節電手段は、上述した各種スイッ
チが操作された状態の他、装置本体が動いた時、被検者
と検者とが検査や撮影に適した位置にいる時、検査室内
の電気が消された時等のように、周辺環境を含めて明か
な使用・非使用状態が判明する場合にこれを検出する状
態検出センサー110(例えば、揺動センサーや明暗セ
ンサー等)を設け、この状態検出センサー110からの
検出信号に基づいて節電手段を演算制御回路104に制
御させることも可能である。
【0058】以上、上記実施例では眼底カメラを例に節
電手段の制御を開示したが、フォトスリットランプ等に
も適用することができる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の眼科器械
にあっては、複数の撮影方法に各々必要とされる時間を
各々設定すると共に、選択された撮影方法に応じて節電
手段の動作時間を各々設定された時間に切り換える切換
制御手段を備えていることにより、複数の撮影方法に応
じて節電手段の動作時間を切り換えることができ、撮影
方法に関係なく観察撮影途中での節電手段の作動を防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の眼科器械を示し、要部のブロック図で
ある。
【図2】同じく、第2操作部の正面図である。
【図3】同じく、第1操作部の正面図である。
【図4】同じく、(A)は表示部の一例を示す説明図、
(B)は表示部の他例を示す説明図である。
【図5】同じく、装置本体の斜視図である。
【図6】同じく、光学系の説明図である。
【符号の説明】 11…ハロゲンランプ(光源) 13…キセノンランプ(光源) 107…タイマー回路 108…節電回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61B 3/14 H

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】器械の作動時間を計時するタイマーと、所
    定の時間を超過したときに制御回路を除いた各負荷への
    給電を停止する節電手段とを備えた眼科器械において、 複数の撮影方法に各々必要とされる時間を各々設定する
    と共に、選択された撮影方法に応じて前記節電手段の動
    作時間を各々設定された時間に切り換える切換制御手段
    を備えていることを特徴とする眼科器械。
  2. 【請求項2】装置本体に設けられた操作部又はセンサか
    ら何等かの入力があったときには前記タイマーがリセッ
    トされることを特徴とする請求項1に記載の眼科器械。
  3. 【請求項3】前記複数の撮影方法のうち、選択された撮
    影方法が被検眼の眼底像を赤外蛍光領域で撮影する赤外
    蛍光撮影方法の場合には前記節電手段の動作を停止する
    ことを特徴とする請求項1に記載の眼科器械。
  4. 【請求項4】前記節電手段が作動するまでの時間を表示
    する節電表示部を備えていることを特徴とする請求項1
    に記載の眼科器械。
  5. 【請求項5】前記節電手段の作動する時間の一定時間前
    に達したことを知らせる警告手段を備えていることを特
    徴とする請求項1に記載の眼科器械。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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