JP5427494B2 - 眼底撮影装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被検者眼の眼底を撮影する眼底撮影装置に関する。
被検者眼の眼底を撮影する眼底撮影装置としては、観察照明光学系からの観察用の赤外光を眼底観察光学系にて受光してモニタに赤外光による眼底画像を表示させて位置合わせ又は眼底観察を行い、撮影照明光学系からの撮影用の可視光を受光して眼底撮影を行う無散瞳型の眼底カメラが知られている。また、このような無散瞳型の眼底カメラにおいては、可視蛍光撮影用のエキサイタフィルタ及び蛍光及び赤外光を透過するバリアフィルタが挿脱可能に設けられ、簡易的に蛍光撮影を行うことができる機能を備えたものが提案されている(特許文献1参照)
特開2001−258850号公報
特許文献1にて提案されている眼底カメラにおいて、蛍光撮影時の位置合わせは、モニタに表示される赤外画像を観察しながら行うものとしている。しかしながら、蛍光撮影では蛍光剤導入初期においてその経時変化を詳細に得るために、例えば1秒間隔等の所定間隔にて連続的に撮影を行うことが多く、短い撮影間隔の間に好適に位置合わせを行うことが難しい。また、このような連続撮影において得られた蛍光画像の経時的な変化を逐次確認できることが望まれている。
本発明は、上記従来技術の課題に鑑み、蛍光撮影時の蛍光の変化を容易に得ることができ、連続撮影を好適に行う事のできる眼底撮影装置を提供することを技術課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とする。
(1)被検者眼の眼底を撮影する撮影光学系と、
被検者眼と前記撮影光学系とのアライメント状態を検出するアライメント検出手段と、
被検者眼の眼底と前記撮影光学系とのフォーカス状態を検出するフォーカス検出手段と、
前記アライメント検出手段の検出結果に基づいて被検者眼に対する前記撮影光学系の位置調節を行う自動アライメント制御と、前記フォーカス検出手段の検出結果に基づいて被検者眼の眼底に対する前記撮影光学系のフォーカス調整を行う自動フォーカス制御と、を作動可能な制御手段と、
を備える眼底撮影装置において、
前記制御手段は、蛍光撮影用の励起光を用いて被検者眼の眼底を蛍光撮影する蛍光撮影中において、
前記自動アライメント制御を作動させる一方、
前記自動フォーカス制御を停止、又はフォーカス完了とされる許容範囲を通常の眼底撮影におけるフォーカス完了範囲よりも緩く設定した状態で前記自動フォーカス制御を作動させることを特徴とする。
本発明によれば、蛍光撮影時の蛍光の変化を容易に得ることができ、蛍光撮影時の連続撮影を好適に行う事ができる。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本実施形態に係る眼底カメラの外観構成図である。眼底カメラは、基台1と、基台1に対して左右方向(X方向)及び前後(作動距離)方向(Z方向)に移動可能な移動台2と、移動台2に対して3次元方向に移動可能に設けられ後述する光学系を収納する撮影部(装置本体)3と、被検者の顔を支持するために基台1に固設された顔支持ユニット5を備える。撮影部3は、移動台2に設けられたXYZ駆動部6により、被検者眼Eに対して左右方向、上下方向(Y方向)及び前後方向に移動される。移動台2は、ジョイスティック4の操作により基台1上をXZ方向に移動される。また、回転ノブ4aを回転操作することにより、XYZ駆動部6がY駆動し撮影部3がY方向に移動される。なお、撮影部3の検者側には、眼底観察像、眼底撮影像、及び前眼部観察像等を表示するモニタ8が設けられている。
図2は本実施形態に係る眼底カメラの光学系概略図である。光学系は、照明光学系10(観察照明光学系10a、撮影照明光学系10b)、眼底観察・撮影光学系30(眼底観察光学系30a、眼底撮影光学系30b)、フォーカス指標投影光学系40、アライメント指標投影光学系50、前眼部観察光学系60から大別構成されている。
<照明光学系> 照明光学系10の観察照明光学系10aは、ハロゲンランプ等の光源11、波長750nm以上の近赤外光を透過する赤外フィルタ12、コンデンサレンズ13、コンデンサレンズ13とリングスリット17との間に配置されたダイクロイックミラー16、リング状の開口を有するリングスリット17、リレーレンズ18、ミラー19、中心部に黒点を有する黒点板20、リレーレンズ21、孔あきミラー22、対物レンズ25を有する。波長選択部材であるダイクロイックミラー16は、赤外光を反射し可視光を透過する特性を持つ。
撮影照明光学系10bは、フラッシュランプ等の撮影光源14、コンデンサレンズ15、挿脱機構Aにより光路から挿脱可能に配置されたエキサイタフィルタEX、リングスリット17から対物レンズ25までの光学系を有する。エキサイタフィルタEXは、約450nmから520nmの可視照明光を蛍光励起用光とする波長選択特性を有し、通常のカラー撮影時には光路から離脱された状態に置かれ、蛍光撮影時に挿入される。
なお、エキサイタフィルタEXは、可視光を投光する撮影光源14から赤外光を反射し可視光を透過する特性を持つ波長選択部材16までの光路上に挿脱可能に配置される。これにより、蛍光撮影が行われる場合に、エキサイタフィルタEXにより観察照明光学系10aからの赤外光が遮断されることが防止される。なお、エキサイタフィルタEXに蛍光励起用光と観察照明光学系10aからの赤外光とを透過する特性を持たせれば、光源11と穴あきミラー22までの間の光路上に挿脱可能に配置することも可能である。
<眼底観察・撮影光学系> 眼底観察光学系30aは、対物レンズ25、孔あきミラー22の開口近傍に位置する撮影絞り31、光軸方向に移動可能なフォーカシングレンズ32、結像レンズ33、眼底撮影時には挿脱機構39により光路から挿脱可能な跳ね上げミラー34、跳ね上げミラー34の反射方向の光路にあるリレーレンズ36、赤外域に感度を有する観察用二次元撮像素子38からなる。撮影絞り31は対物レンズ25に関して被検者眼Eの瞳孔と略共役な位置に配置されている。フォーカシングレンズ32は、モータを備える移動機構49により光軸方向に移動される。
眼底撮影光学系30bは、眼底観察光学系30aの対物レンズ25と撮影絞り31から結像レンズ33までの光学系を共用すると共に、挿脱機構Bにより光路から挿脱可能に配置されたバリアフィルタBA、可視域に感度を有する撮影用二次元撮像素子35を備える。バリアフィルタBAは、蛍光励起用光によって励起される蛍光を透過させ、照明光学系10からの赤外光、及び蛍光例起用光を遮蔽させる特性を持ち、通常のカラー撮影時には光路から離脱された状態に置かれ、蛍光撮影時に挿入される。
なお、バリアフィルタBAは眼底撮影光学系30bにおいて、前眼部観察光学系60と照明光学系10と共有の光路を避けた、穴あけミラー22から撮像素子35までの光路上に配置することができる(前眼部観察光学系60の詳細な説明は後述する)。
対物レンズ25と孔あきミラー22の間には、光路分岐部材としての挿脱可能なダイクロイックミラー(波長選択性ミラー)24が斜設されている。ダイクロイックミラー24は、アライメント指標投影光学系50及び前眼部照明光源58の波長光(中心波長940nm)を反射し、眼底観察用照明の波長光及びフォーカス指標投影光学系40の光源波長(中心波長880nm)を含む波長900nm以下を透過する特性を有する。撮影時には、ダイクロイックミラー24は挿脱機構66により連動して跳ね上げられ、光路外に退避する。挿脱機構66は、ソレノイドとカム等により構成することができる。
観察用の光源11を発した光束は、赤外フィルタ12により赤外光束とされ、コンデンサレンズ13、ダイクロイックミラー16により反射されてリングスリット17を照明する。リングスリット17を透過した光は、リレーレンズ18、ミラー19、黒点板20、リレーレンズ21を経て孔あきミラー22に達する。孔あきミラー22で反射された光は、ダイクロイックミラー24を透過し、対物レンズ25により被検者眼Eの瞳孔付近で一旦収束した後、拡散して被検者眼Eの眼底部を照明する。眼底からの反射光は、対物レンズ25、ダイクロイックミラー24、孔あきミラー22の開口部、撮影絞り31、フォーカシングレンズ32、結像レンズ33、跳ね上げミラー34、リレーレンズ36を介して撮像素子38に結像する。
一方、撮影光源14の発光により、眼底は可視光により照明され、眼底からの反射光は対物レンズ25、孔あきミラー22の開口部、撮影絞り31、フォーカシングレンズ32、結像レンズ33を経て二次元撮像素子35に結像する。なお、蛍光撮影モードに設定されている場合は、バリアフィルタBAを透過した眼底からの反射光(蛍光)が二次元撮像素子35に結像される。
<フォーカス指標投影光学系> フォーカス指標投影光学系40は、赤外光源41、スリット指標板42、このスリット指標板42に取り付けられた2つの偏角プリズム43、投影レンズ47、照明光学系10の光路に斜設されたスポットミラー44を備える。スポットミラー44はレバー45の先端に固着されていて、通常は光軸に斜設されるが、撮影時にはロータリソレノイド46の軸の回転で、光路外に退避させられる。なお、スポットミラー44は被検者眼Eの眼底と共役な位置に配置される。光源41、スリット指標板42、偏角プリズム43、投影レンズ47、スポットミラー44及びレバー45は、フォーカシングレンズ32と連動して移動機構49により光軸方向に移動される。また、フォーカス指標投影光学系40のスリット指標板42の光束は、偏角プリズム43及び投影レンズ47を介してスポットミラー44により反射された後、リレーレンズ21、孔あきミラー22、ダイクロイックミラー24、対物レンズ25を経て被検者眼Eの眼底に投影される。眼底のフォーカスが合っていないとき、スリット指標板42の指標像は分離され、フォーカスが合っているときに一致して投影される。そして、被検者眼Eの眼底上に投影されたフォーカス指標像は、眼底観察用の撮像素子38によって眼底像と共に撮像される。
<アライメント指標投影光学系> アライメント用指標光束を投影するアライメント指標投影光学系50は、撮影光軸L1を中心に左右方向に対称に配置された赤外光源51とコリメーティングレンズ52を持つ第1指標投影光学系と、前述の第1指標投影光学系より狭い角度に配置された光軸を持ち光軸L1が通る垂直平面を挟んで左右対称に配置された第2指標投影光学系であって2つの赤外光源53を持つ第2指標投影光学系と、を備える。第1指標投影光学系は被検者眼Eの角膜に無限遠の指標を投影し、第2指標投影光学系は被検者眼Eの角膜に有限遠の指標を投影する構成となっている。なお、第2指標投影光学系は、投影される指標光束が被検者眼の瞳孔にかからないように、第1指標投影光学系によりも下側に設けられている。
<前眼部観察光学系> 前眼部観察光学系60は、ダイクロイックミラー24の反射側に、フィールドレンズ61、ミラー62、絞り63、リレーレンズ64、赤外域の感度を持つ撮影手段としての二次元撮像素子65を備える。また、二次元撮像素子65はアライメント指標検出用の撮像手段を兼ね、中心波長940nmの赤外光を発する前眼部照明光源58により照明された前眼部とアライメント指標が撮像される。前眼部照明光源58により照明された前眼部は、対物レンズ25、ダイクロイックミラー24及びフィールドレンズ61からリレーレンズ64の光学系を介して二次元撮像素子65により受光される。また、アライメント指標投影光学系50が持つ光源の点灯により、前眼部に投影されたアライメント指標が二次元撮像素子65に受光される。二次元撮像素子65の出力は制御部80に入力され、図3に示すようにモニタ8には二次元撮像素子65に撮像された前眼部像Fが表示される。なお、前眼部観察光学系60は、被検者眼Eに対する装置本体のアライメント状態を検出する役割を兼用する。
<制御系> 二次元撮像素子65、38、35の出力は、制御部80に入力される。制御部80は二次元撮像素子65で撮像された前眼部画像からアライメント指標を検出処理し、二次元撮像素子38に撮像された眼底画像からフォーカス指標を検出処理する。また、モニタ8は、制御部80により表示画像が制御される。また、制御部80は、撮像素子65からの撮影信号に基づいて被検者眼に対する装置本体3のアライメント偏位量を検出する役割を有する。制御部80には、他に、XYZ駆動部6、移動機構49、挿脱機構39、挿脱機構66、挿脱機構A,B、回転ノブ4a、撮影スイッチ4b、カウンタスイッチ9、各種のスイッチを持つスイッチ部90、記憶手段としてのメモリ85、各光源等が接続されている。
スイッチ部90には、眼底のフォーカス状態の調整を自動的に行うオートフォーカスモードと手動で行う手動フォーカスモードとを選択するスイッチ91、手動でフォーカス調整を行うためのフォーカス調整スイッチ92、眼底のカラー撮影を行う眼底撮影モードと眼底の蛍光撮影を行う蛍光撮影モードとを選択する撮影切換スイッチ93、撮影可能条件が満たされたときに自動的に眼底撮影が行われる自動撮影モードと検者が撮影スイッチ4bを押す度に眼底撮影が行われる手動撮影モードとを選択するスイッチ94等が含まれる。カウンタスイッチ9は、蛍光剤の静注時からの経過時間をカウントさせるためのものであり、制御部80に用意されているカウンタ9aが作動し、スイッチ使用からの経過時間はモニタ8に表示される。また、自動撮影モードが選択されているときは、制御部80はカウンタ9aによるカウント信号に基づいてその後の撮影動作の制御を行うこととなる。また、制御部80は、図3の前眼部像観察画面に示すように、アライメント基準となるレチクルMと撮影可能な最小瞳孔径を表す円形マークPとを表示モニタ8の画面上の所定位置に電子的に形成して表示させる。
以上のような構成を備える眼底カメラの動作について、蛍光撮影を行う場合の動作を中心に説明する。ここではスイッチ部90を用いて蛍光撮影モードで自動撮影モードが設定された場合について説明する。初めに撮影切換スイッチ93の操作で蛍光撮影モードに設定し、スイッチ94により自動撮影モードに設定しておく、この状態ではエキサイタフィルタEX、及びバリアフィルタBAは光路上に挿入されていない。
検者は被検者眼に散瞳剤を点眼し、十分に散瞳させた後、被検者の顔を顔支持ユニット5により支持し、図示なき固視灯を固視させる(例えば、固視灯は被検者眼の眼前に配置される。)初期段階では、ダイクロイックミラー24は撮影光学系30の光路に挿入されており、光源58で照明された前眼部像が二次元撮像素子65で撮像されてモニタ8に表示される状態となっている。検者は、前眼部像がモニタ8に現れるようにジョイスティック4の操作により撮影部3を上下左右に移動させる。図3に示すように、前眼部像がモニタ8に現れるようになると、アライメント指標像Ma〜Mdも現れるようになる。
被検者眼の角膜上に投影されたアライメント指標像Ma〜Mdが二次元撮像素子65で検出されると、制御部80は、アライメント指標の検出結果に基づいて被検者眼に対して眼底撮影光学系の位置を自動的に調節する自動アライメントを開始する。自動アライメントでは、制御部80は指標像Ma,Mbの中間位置を角膜頂点位置とし、予め撮像素子65上に設定されているアライメント基準位置に対する指標像Ma,Mbによって求められる角膜頂点位置のアライメント状態(変位量)を検出する。そして制御部80は、検出結果に基づいて撮影部3が所定のアライメント許容範囲内に位置するようにXY方向のアライメントを行う。また、制御部80は無限遠光による指標像Ma,Mbの間隔と、有限遠光による指標像Mc,Mdの間隔とを比較することにより、Z方向のアライメント状態を検出して撮影部3のZ方向のアライメントを行う(詳しくは、特開平6−46999号参照)。
被検者眼Eと撮影部3とのアライメントが完了すると、制御部80は二次元撮像素子38で撮像された眼底画像からフォーカス指標を検出し、検出結果に基づいてフォーカシングレンズ32、及びフォーカス指標投影光学系を光軸方向に移動させフォーカス調整を行う(以下、自動フォーカス調整)。
アライメント、フォーカスの自動調整終了後、検者は被検者に対して蛍光剤(例えば、フルオレセインナトリウム)を静注し、カウンタスイッチ9を押す。カウンタスイッチ9が押されると、制御部80は蛍光時間をカウンタ9aにより計測するとともにエキサイタフィルタEX及びバリアフィルタBAをそれぞれ光路上に挿入させる。また、光源41を消灯させ、自動フォーカス機能をオフさせる。なお、自動アライメント機能は蛍光撮影中は継続させる。なお、カウンタ9aは所定の時間間隔Δt(例えば、1秒間隔)でクロック信号を出力し、制御部80はクロック信号に基づき蛍光撮影のタイミング及び撮影期間の制御を行う。
ここで、蛍光撮影時の動作制御について、図4の蛍光撮影のタイミングとカウンタ9aから出力されるクロック信号との関係に基づき説明する。上段は蛍光撮影が行われるタイミングSHであり、下段はカウンタ9aからのクロック信号の出力タイミングCLをそれぞれ示している。
また、期間TAは蛍光剤投与から眼底に蛍光剤が現れるまでの期間(約8〜15秒後)を示している。なお、蛍光剤投与後、すぐにカウンタスイッチ9が押されるため、蛍光時間の計測開始時間は蛍光剤投与と略同時とされる。期間TBは蛍光剤が最初に一巡される期間(約20〜30秒後)であり、この期間に脈絡膜・網膜血管が良く観察されるので、連続撮影が行われる。期間TCは、蛍光剤が被検者の体内に循環する休止期間である。期間TD以降は、蛍光剤が再び眼底に出現される期間(約10〜40分後)であり、この期間に撮影される蛍光画像により機能(血液網膜関門)異常を観察できる。
期間TAから期間TBに切換るタイミング(連続撮影の開始時間)である時間t1、期間TBから期間TCに切換るタイミング(連続撮影の終了時間)である時間t2は予めメモリ85に記憶されている。時間t1,t2は、クロック信号に基づき検出され、制御部80は、設定されている時間t1,t2に基づき連続撮影の開始と終了の制御を行う。
制御部80は期間TAでは自動アライメント動作のみを行い、自動撮影を行わないように制御する。カウンタ9aからのクロック信号に基づき、蛍光剤が眼底に出現しはじめる期間TB(時間t2)に達したことが制御部80で検出されると、制御部80はカウンタ9aからのクロック信号に連動させて光源14からフラッシュ光を発光させ、蛍光撮影を連続的に行う。
期間TBでクロック信号が検出されると、制御部80は、撮影光源14を発光させると同時に、挿脱機構66及び39の駆動により、跳ね上げミラー24及び34を光路上から瞬間的に離脱させる。撮影光源14からの可視光はエキサイタフィルタEXにより蛍光励起光である青色光に制限され、前述の光路を辿って被検者眼の眼底を照明する。励起光による眼底からの反射光自体はバリアフィルタBAにより完全に遮断される。眼底血管に循環した蛍光剤が励起光により励起され、520nmを超える帯域の蛍光が発せられる。この蛍光光束は対物レンズ25、穴あきミラー22、絞り31を通過してバリアフィルタBAを通過する。その後、フォーカシングレンズ33を介して、二次元撮像素子35の撮像面上に結像され、これにより、蛍光光束による眼底血管造影が撮影される。撮影された眼底血管造影画像(蛍光画像)はメモリ85に記憶されるとともに、モニタ8に逐次更新表示される。これにより蛍光初期における連続撮影中の蛍光画像の変化が容易に確認できる。また、連続撮影中においては、跳ね上げミラー24,34がその撮影動作に連動して挿脱されているが、制御部80は跳ね上げミラー24が光路上に配置されている状態のときに前眼部観察光学系60を用いた自動アライメントを機能させ、連続撮影中におけるアライメントずれを抑制させる。
以上のように、期間TBでは、クロック信号に基づき設定されている撮影タイミングで撮影光源14の点灯、跳ね上げミラー24,34の光路上からの離脱が繰り返し行われるとともに、自動アライメント制御が行われ、位置ずれが抑制された複数の蛍光画像が撮影される。
なお、本実施形態では、期間TBにおける撮影期間中に自動アライメント動作を行うものとしているが、次の撮影タイミングまでにアライメントが完了しない場合には、アライメント制御を優先させ、アライメントが許容範囲内に入った時点で次のクロック信号に同期させ撮影を行うように制御することも可能である。
制御部80によるクロック信号の検出に基づき時間t2(期間TC)に達したことが検出されると、挿脱機構A及びBの駆動により、エキサイタフィルタEX及びバリアフィルタBAを光路上から離脱させる。また、制御部80は、時間t2(期間C)となると自動撮影モードを終了させ、その旨をモニタ8に表示させる。つまり、期間TC以降では検者が撮影スイッチ4bを押すごとに、1回の蛍光撮影がされる手動撮影モードになる。
検者は、蛍光剤が眼底から体内に循環する期間TCでは被検者を顔支持ユニット5から離して休憩させる。
再び眼底全体に蛍光剤が出現される期間TD(時間t3)となり、蛍光撮影の必要がある場合には、検者は再び被検者を顔支持ユニット5に支持させて、図示なき固視灯を固視させる。そして、撮影スイッチ4bを押して、必要な部位の撮影を行う。このとき、撮影スイッチ4bからのトリガ信号と連動して挿脱機構A及びBが駆動され、エキサイタフィルタEX及びバリアフィルタBAが光路上に配置される。更に、撮影光源14が点灯されると共に、挿脱機構39及び66の駆動により瞬間的に跳ね上げミラー24、34が光路上から離脱される。
なお、期間TDで後期の蛍光撮影が行われる場合にも、前眼部観察光学系60により常に被検者眼Eと撮影部3との自動アライメントがされるので、より正確な蛍光撮影が出来るようになる。また、手動撮影モードにおいてはクロックは単にモニタ8に時間経過を表示させる役割を果たすのみとし、撮影タイミング及び各フィルタの挿脱タイミングは、撮影スイッチ4bを押すことにより得られるものとされる。また、手動撮影モードにおいても撮影スイッチ4bが押されている間は、所定時間毎(例えば1秒毎)に光源14が発光し連続的に撮影が行われる。このような手動撮影モードにおいても各撮影の間は自動アライメント制御が行われる。
なお、以上の説明では、自動フォーカス機能は無効とされているが、これに限るものではなく、自動フォーカス機能を有効にすることもできる。この場合にはバリアフィルタBAの特性を赤外光と蛍光とを透過させるものとしておけばよく、連続撮影中にバリアフィルタBAが光路上に配置されていても眼底に投影されたフォーカス指標がバリアフィルタBAを透過して撮像素子38に受光されていればよい。なお、連続撮影中に自動アライメントと自動フォーカスの両方の制御を行う場合には、自動アライメント制御のみに対して位置合わせ完了までの時間が長くなり、連続撮影に影響を及ぼす可能性がある。このような場合には、フォーカス完了とされる許容範囲を通常の眼底撮影におけるフォーカス完了の許容範囲よりも緩く設定しておくこともできる。
更には、連続撮影が行われる期間TBの開始時間t1と終了時間t2の設定は変更可能であっても良い。例えば、スイッチ部90に撮影タイミングを変更するための入力手段を設ける。これにより、検者の経験、被検者の年齢又は症状に基づき連続撮影の開始と終了とが変更できるようになり、より好適な条件で蛍光撮影ができるようになる。
また、本実施形態では眼底カメラに設けられているモニタ8に蛍光画像を表示させるものとしているが、これに限るものではない。例えば、眼底カメラとパーソナルコンピュータ(PC)とを接続し眼底画像をPC側にて管理するような眼底撮影装置において、蛍光撮影で得られた蛍光画像をPC側に送信し、PC側のモニタ(ディスプレイ)に逐次表示させるようにすることもできる。
眼底カメラの外観構成図である。 眼底カメラの光学系概略図である。 二次元撮像素子で撮像された前眼部像の表示例である。 蛍光撮影のタイミングとクロック信号との関係の説明図である。
4b 撮影スイッチ
6 XYZ駆動部
8 モニタ
9a カウンタ
10 照明光学系
10a 観察照明光学系
10b 撮影照明光学系
14 光源
30 眼底観察・撮影光学系
30a 眼底観察光学系
30b 眼底撮影光学系
32 フォーカシングレンズ
35、38、65 二次元撮像素子
40 フォーカス指標投影光学系
49 移動機構
50 アライメント指標投影光学系
60 前眼部観察光学系
80 制御部
BA バリアフィルタ
EX エキサイタフィルタ

Claims (1)

  1. 被検者眼の眼底を撮影する撮影光学系と、
    被検者眼と前記撮影光学系とのアライメント状態を検出するアライメント検出手段と、
    被検者眼の眼底と前記撮影光学系とのフォーカス状態を検出するフォーカス検出手段と、
    前記アライメント検出手段の検出結果に基づいて被検者眼に対する前記撮影光学系の位置調節を行う自動アライメント制御と、前記フォーカス検出手段の検出結果に基づいて被検者眼の眼底に対する前記撮影光学系のフォーカス調整を行う自動フォーカス制御と、を作動可能な制御手段と、
    を備える眼底撮影装置において、
    前記制御手段は、蛍光撮影用の励起光を用いて被検者眼の眼底を蛍光撮影する蛍光撮影中において、
    前記自動アライメント制御を作動させる一方、
    前記自動フォーカス制御を停止、又はフォーカス完了とされる許容範囲を通常の眼底撮影におけるフォーカス完了範囲よりも緩く設定した状態で前記自動フォーカス制御を作動させることを特徴とする眼底撮影装置。
JP2009158825A 2009-07-03 2009-07-03 眼底撮影装置 Expired - Fee Related JP5427494B2 (ja)

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