JP2006116090A - 眼底カメラ - Google Patents

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直樹 市川
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    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
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    • A61B3/10Objective types, i.e. instruments for examining the eyes independent of the patients' perceptions or reactions
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    • A61B3/15Arrangements specially adapted for eye photography with means for aligning, spacing or blocking spurious reflection ; with means for relaxing
    • A61B3/152Arrangements specially adapted for eye photography with means for aligning, spacing or blocking spurious reflection ; with means for relaxing for aligning

Abstract

【課題】 オートフォーカス動作時のエラーの原因を容易に把握可能な眼底カメラを提供する。
【解決手段】 被検眼眼底を撮影するために光軸方向に移動可能なフォーカスレンズを含む撮影光学系と、眼底を撮像する眼底観察光学系と、前眼部を撮像する前眼部観察光学系と、前記眼底観察光学系に撮像された眼底像と前記前眼部観察光学系に撮像される前眼部像を切換表示可能な表示手段と、被検眼眼底とのフォーカス状態を検出するフォーカス検出手段と、該検出手段の検出結果に基づいて前記フォーカスレンズを駆動するオートフォーカス手段と、前記表示手段に眼底像が表示された後に前記オートフォーカス手段を動作させるためのトリガ信号を入力する信号入力手段と、該トリガ信号の入力により前記オートフォーカス手段が動作している間は、前記表示手段の表示を眼底像から前眼部像に切換えるように制御する制御手段と、を備える。
【選択図】 図4

Description

本発明は、被検眼の眼底を撮像する眼底カメラに関する。
眼底カメラを使った眼底撮影においては、表示モニタに表示される前眼部観察像に基づいて被検眼に対してアライメントを行い、ある程度のアライメントが完了したら、眼底観察に切換える。そして、眼底観察像に基づいてアライメントの微調整を行った後、眼底に投影したスプリット線等の指標を利用してフォーカスを調整する。近年、このようなフォーカス調整を簡略化すべく、自動フォーカス機能を持つ装置が提案されている(特許文献1参照)。
特開平8−275921号公報
ところで、上記のような自動フォーカス機能にてフォーカス合わせをする場合に、フォーカスが適切に行われない場合がある。例えば、被検眼に瞬きがあったり、固視の状態が不安定だったり、アライメント状態がずれていたり、瞳孔径が小さかったりすると、オートフォーカスが適正に行われず、エラーとなる可能性が高い。従来装置においては、自動フォーカスによるフォーカス合わせは、モニタに眼底像が表示された状態で行われていため、検者は眼底像からでは被検眼の状態が把握しづらく、エラーが生じてもエラーの原因が何であるのか把握することが困難であるという問題があった。
本発明は、上記問題点を鑑み、オートフォーカス動作時のエラーの原因を容易に把握可能な眼底カメラを提供することを技術課題とする。
(1) 被検眼眼底を撮影するために光軸方向に移動可能なフォーカスレンズを含む撮影光学系と、被検眼の眼底を撮像する眼底観察光学系と、被検眼の前眼部を撮像する前眼部観察光学系と、前記眼底観察光学系に撮像された眼底像と前記前眼部観察光学系に撮像される前眼部像を切換表示可能な表示手段と、被検眼眼底とのフォーカス状態を検出するフォーカス検出手段と、該検出手段の検出結果に基づいて前記フォーカスレンズを駆動するオートフォーカス手段と、前記表示手段に眼底像が表示された後に前記オートフォーカス手段を動作させるためのトリガ信号を入力する信号入力手段と、該トリガ信号の入力により前記オートフォーカス手段が動作している間は、前記表示手段の表示を眼底像から前眼部像に切換えるように制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
(2) (1)の眼底カメラは、被検眼に対する前記撮影光学系のアライメント状態を検出するアライメント検出手段と、該アライメント検出手段の検出結果に基づいて前記撮影光学系を被検眼に対して自動的にアライメントするオートアライメント手段とを備え、前記信号入力手段によるトリガ信号の入力に連動して前記オートアライメント手段が動作するように設定されていることを特徴とする。
本発明によれば、オートフォーカス動作時のエラーの原因を容易に把握することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る無散瞳型の眼底カメラの構成図である。
眼底カメラは、基台1と、基台1に対してジョイスティック4の操作により左右方向(X方向)及び前後方向(Z方向)に移動可能な移動台2と、移動台2に対して左右・上下・前後方向(Z方向)にそれぞれ三次元移動可能に設けられた撮影部3と、被検者の顔を支持するために基台1に固設された顔支持ユニット5を備える。6は撮影部3を上下方向に移動するY駆動部であり、7は撮影部3を左右前後に移動するXZ駆動部である。XZ駆動部7は、Yテーブルの上にZ方向に移動可能なZテーブルを配置し、Zテーブルの上にX方向に移動可能なXテーブルを配置し、Xテーブルの上に撮影部3を配置し、Zテーブル及びXテーブルをそれぞれモータ駆動することにより撮影部3をXY方向に移動する。Y駆動部6はYテーブルをモータにより上下駆動することにより、撮影部3をY方向に移動する。この種の三次元駆動機構は周知の機構とすることができる。なお、撮影部3はジョイスティック4の回転操作によりY駆動部6が作動し、上下移動する。撮影部3の検者側には観察像や撮影像を表示するモニタ8が設けられている。
図2は、撮影部3に収納される光学系及び制御系の概略構成図である。光学系は、照明光学系10、眼底観察・撮影光学系30、フォーカス指標投影光学系40、アライメント指標投影光学系50、前眼部観察光学系60、固視標光学系70から大別構成されている。
照明光学系10は、観察照明光学系と撮影照明光学系を有する。撮影照明光学系は、フラッシュランプ等の撮影光源14、コンデンサレンズ15、リング状の開口を有するリングスリット17、リレーレンズ18、ミラー19、中心部に黒点を有する黒点板20、リレーレンズ21、孔あきミラー22、対物レンズ25を有する。また、観察照明光学系は、ハロゲンランプ等の光源11、波長750nm以上の近赤外光を透過する赤外フィルタ12、コンデンサレンズ13、コンデンサレンズ13とリングスリット17との間に配置されたダイクロイックミラー16、リングスリット17から対物レンズ25までの光学系を有する。ダイクロイックミラー16は、赤外光を反射し可視光を透過する特性を持つ。
眼底観察・撮影光学系30は、対物レンズ25、孔あきミラー22の開口近傍に位置する撮影絞り31、光軸方向に移動可能なフォーカシングレンズ32、結像レンズ33、赤外光及び可視光の一部を反射し、可視光の大部分を透過する特性を有するダイクロイックミラー34を備え、撮影光学系と眼底観察光学系は対物レンズ25と撮影絞り31から結像レンズ33までの光学系を共用する。撮影絞り31は対物レンズ25に関して被検眼Eの瞳孔と略共役な位置に配置されている。フォーカシングレンズ32は、モータを備える移動機構39により光軸方向に移動される。ダイクロイックミラー34の透過方向には、可視域に感度を有する撮影用のカラーCCDカメラ35が配置されている。ダイクロイックミラー34の反射方向の光路には、赤外反射、可視光透過のダイクロイックミラー37、リレーレンズ36、赤外域に感度を有する観察用CCDカメラ38が配置されている。
また、対物レンズ25と孔あきミラー22の間には、光路分岐部材としての挿脱可能なダイクロイックミラー(波長選択性ミラー)24が斜設されている。ダイクロイックミラー24は、アライメント指標投影光学系50及び前眼部照明光源58の波長光(中心波長940nm)を反射し、観察用照明の波長光及びフォーカス指標投影光学系40等の光源波長(中心波長880nm)を含む波長900nm以下を透過する特性を有する。平行板ガラス23は、ダイクロイックミラー24とほぼ同じ厚さで、かつほぼ同じ屈折率を有する。撮影時には、ダイクロイックミラー24は挿脱機構66により連動して跳ね上げられ、光路外に退避する。
フォーカス指標投影光学系40は、赤外光源41、スリット指標板42、このスリット指標板42に取り付けられた2つの偏角プリズム43、照明光学系10の光路に斜設されたハーフミラー44を備える。光源41、スリット指標板42は、フォーカシングレンズ32と連動して移動機構39により光軸方向に移動される。
アライメント指標投影光学系50は、対物レンズ25の光軸を中心に左右対称に配置された2組の第1指標投影光学系と、この第1指標投影光学系より狭い角度に配置された光軸を持ち光軸L1が通る垂直平面を挟んで左右対称に配置された2組の第2指標投影光学系を備える。2組の第1指標投影光学系は、中心波長940nmの赤外光を発する光源51、コリメーティングレンズ52をそれぞれ持ち、略平行光束の光により被検眼に無限遠の視標を投影する。一方、2組の第2指標投影光学系は、中心波長940nmの赤外光を発する光源52を持ち、発散光束により被検眼に有限遠の視標を投影する。なお、図2の光学系は側面から見たときのものを示すが、アライメント指標投影光学系50は実際には左右方向に配置されたものである。図4(a),(b)は、このアライメント指標投影光学系50により前眼部像Fに形成される指標像の状態を示しており、指標像Ma,Mbは第1指標投影光学系(光源51及びコリメーティングレンズ52)による無限遠の指標像であり、指標像Mc,Mdは第2指標投影光学系(光源53)による有限遠の指標像である。指標像Mc,Mdは、指標像Ma,Mbよりも下側に形成されるように、その第2指標投影光学系が構成されている。
また、孔あきミラー22の穴周辺には、図3に示すように、ワーキングドットを形成するための2つの赤外光源55(中心波長880nm)が光軸L1を中心に左右対称に配置されている。光源55は、被検眼Eと対物レンズ25との作動距離が適切になったとき、角膜の曲率半径の1/2となる距離が共役位置となるように配置されている。
前眼部観察光学系60は、ダイクロイックミラー24の反射側に、フィールドレンズ61、ミラー62、絞り63、リレーレンズ64、赤外域の感度を持つCCDカメラ65を備える。また、CCDカメラ65はアライメント指標の検出手段を兼ね、中心波長940nmの赤外光を発する前眼部照明光源58により照明された前眼部とアライメント指標が撮像される。アライメント指標の検出手段は、前眼部撮像と兼用すると有利であるが、専用のものを設けても良い。
固視標呈示光学系70は、赤色の光源74、開口穴が形成された8個の固視標71を持つ視標板72、リレーレンズ75を備え、ダイクロイックミラー34を介してダイクロイックミラー34から対物レンズ25までの観察光学系30の光路を共用する。固視標71は、右眼の後極部付近を撮影中心に導く開口穴を持つもの、左眼の後極部付近を撮影中心に導く開口穴を持つもの、周辺部を撮影するように視線を導く開口穴を持つもので構成されており、モータ73により各固視標71が選択的に光源74の前に配置される。
上記の光学系において、前眼部照明光源58により照明された前眼部は、対物レンズ25、ダイクロイックミラー24及びフィールドレンズ61からリレーレンズ64の光学系を介してCCDカメラ65に受光される。また、観察用の光源11を発した光束は、赤外フィルタ12により赤外光束とされ、コンデンサレンズ13、ダイクロイックミラー16により反射されてリングスリット17を照明する。リングスリット17を透過した光は、リレーレンズ18、ミラー19、黒点板20、リレーレンズ21を経て孔あきミラー22に達する。孔あきミラー22で反射された光は、ダイクロイックミラー24を透過し、対物レンズ25により被検眼Eの瞳孔付近で一旦収束した後、拡散して被検眼眼底部を照明する。撮影用照明光源14を発した光束は、コンデンサレンズ15を経た後、観察用照光束と同様な光路を経て被検眼眼底を照明する。また、フォーカス指標投影光学系40のスリット指標板42の光束は、偏角プリズム43を介してハーフミラー44により反射された後、リレーレンズ21、孔あきミラー22、平行板ガラス23、ダイクロイックミラー24、対物レンズ25を経て被検眼Eの眼底に投影される。眼底のフォーカスが合っていないとき、スリット指標板42の指標像は分離され、フォーカスが合っているときに一致して投影される。
観察照明光で照明された眼底からの反射光は、対物レンズ25、ダイクロイックミラー24、孔あきミラー22の開口部、撮影絞り31、フォーカシングレンズ32、結像レンズ33、ダイクロイックミラー34、ダイクロイックミラー37、リレーレンズ36を介してCCDカメラ38に結像する。
図5は、CCDカメラ38で撮像される眼底画像の例であり、眼底像Rの中心にフォーカス指標投影光学系40によるフォーカス指標像S1、S2が投影されている。眼底にフォーカスが合っていないときにはフォーカス指標像S1、S2は分離され、フォーカスが合っているときに一致して投影される。
また、撮影時には、撮影用照明光で照明された眼底からの反射光は、対物レンズ25、孔あきミラー22、撮影絞り31、フォーカシングレンズ32、ダイクロイックミラー34を経て、撮影用のCCDカメラ35に結像する。なお、CCDカメラ35が観察用のカメラを兼用する構成とすることも可能である。
CCDカメラ65、38、35の出力は画像処理部80に接続されている。画像処理部80はCCDカメラ65に撮像された前眼部の画像からアライメント指標を検出処理し、CCDカメラ38に撮像された眼底画像からフォーカス指標を検出処理する。また、画像処理部80は表示モニタ8に接続され、その表示画像を制御する。制御部81には画像処理部80、Y駆動部6、XZ駆動部7、ジョイスティック4、移動機構39、挿脱機構66、撮影スイッチ83、各種の操作スイッチを持つスイッチ部84、各光源等が接続されている。
スイッチ部84において、スイッチ84aは、検者がジョイスティック4を操作して撮影部3を被検眼にアライメントする手動アライメントモードと、画像処理部80にて検出処理されたアライメント情報に基いてXZ駆動部7及びY駆動部6を駆動制御して撮影部3を被検眼にアライメントする自動アライメントモードと、を切換えるアライメントモード切換スイッチである。84bは、検者の操作により眼底像のフォーカス状態をマニュアルで調節するための調整ダイヤルである。84cは、モニタ8に前眼部が表示された状態で、オートアライメント完了後にオートフォーカス機能を自動的に動作させるモードとするか否かを選択する選択スイッチである。84dは、モニタ8に眼底像が表示されているときにオートフォーカス機能を動作させるためのトリガ信号を入力するAFスイッチである。84eは、表示モニタ8の表示を前眼部像と眼底像との間で切換える表示切換えスイッチである。84fは、アライメント完了後にモニタ8の表示を前眼部から眼底像に切換える動作を手動操作により行うか自動的に行うか否かを選択するスイッチである。
上記のような構成を持つ装置において、装置の動作を説明する。ここでは、被検眼に対するアライメント作業を簡略化すべく、スイッチ84aにより自動アライメントモードを設定し、また、選択スイッチ84cにより、アライメント完了後にオートフォーカス機能を自動的に動作させないモードを選択した場合について説明する。
まず、被検者の顔を顔支持ユニット5により支持する。そして、検者は固視標71を固視するよう被検者に指示する。初期段階では、ダイクロイックミラー24と平行板ガラス23は眼底観察・撮影光学系30の光路に挿入されており、CCDカメラ65に撮像された前眼部像がモニタ8に表示される。
検者はモニタ8に表示された前眼部像を観察し、ジョイスティック4の操作により撮影部3を被検眼に対して粗くアライメント調整する。そして、図4(a)に示したように、CCDカメラ65で撮像された4つの指標像Ma〜Mdが画像処理部80により検出されるようになると、制御部81は、図4に示すように、指標像Ma,Mbの中間位置を角膜頂点位置Moとして、XY方向のアライメント基準位置Oに対する偏位量Δdを求め、XZ駆動部7及びY駆動部6を駆動制御する。また、制御部81は、無限遠光源による指標像Ma,Mbの間隔と、有限遠光源による指標像Mc,Mdの間隔とを比較することにより、Z方向のアライメント状態を検出して、Z方向のアライメント基準位置に対する偏位量を求め、、XZ駆動部7を駆動制御する(詳しくは、特開平6−46999号公報)。このようにして制御部81は、被検眼に対する撮影部3のXYZ方向の自動アライメントを作動させ、所定のアライメント条件を満たすよう撮影部3を移動させる。
XYZ方向のアライメント状態がアライメント完了の条件を満たしていれば、制御部81は画像処理部80を介してモニタ8の表示を前眼部像から眼底像に自動的に切換える。また、制御部81は自動アライメントの動作を停止する。ここで、この表示切換えがスイッチ部84のモードスイッチ84fで手動にセットされているときは、モニタ8にアライメント完了を報知するマーク100が点滅表示されるようになる。検者は、このマーク100の表示によりアライメントが適正であることを知ることができ、スイッチ部84の表示切換えスイッチ84eを押して、モニタ8の表示を前眼部像から眼底像に切換えることができる。
図6は、モニタ8の表示がCCDカメラ38の眼底像に切換えられたときの画面例であり、アライメント状態がある程度適正の時、この眼底像では光源55におり形成される角膜反射像のワーキングドットWが現れる。検者はこの眼底画像を見ながら、ワーキングドットWのピントや眼底像のフレア等を確認し、所望する状態で撮影できるように、さらにジョイスティック4の手動操作にてアライメント状態を微調整する。
検者は、眼底像の観察によりアライメントの微調整が行った後、オートフォーカス機能でフォーカス合わせを自動調整したい場合は、AFスイッチ84dを押す。オートフォーカスは、前述のように眼底に投影されたフォーカス指標像S1、S2に基づいて行われる。CCDカメラ38により撮像されたフォーカス指標像は、画像処理部80により検出処理され、その分離情報が制御部81へと随時送られる。制御部81は、フォーカス指標像の検出情報を基に移動機構39を駆動して、フォーカス指標像が一致するようにフォーカシングレンズ32及びスリット指標板42を光軸方向に移動させ、眼底のフォーカス合わせを行う。
ここで、オートフォーカスによる眼底像のフォーカス合わせは、その時の被検眼の状態によっては適正に行われず、エラーとなる場合がある。例えば、被検眼に瞬きがあったり、固視の状態が不安定だったり、アライメント状態がずれていたり、瞳孔径が小さかったりすると、オートフォーカスが適正に行われず、エラーとなる可能性が高い。フォーカスのエラーが生じた場合、制御部81により警告音(図示を略す)が鳴るようになっている。このとき、モニタ8の表示が眼底像のままであると、眼底像からでは被検眼の状態が把握しづらく、エラーが生じてもエラーの原因が何であるのか把握することが困難である。
そこで、AFスイッチ84dからのトリガ信号の入力があると、制御部81は画像処理部80によりモニタ8の表示を眼底像から前眼部観察像に切換えるように制御する。前眼部を観察可能となることにより、フォーカス合わせのエラーが発生した場合にも、その原因が何であるかを把握できるようになり、適切な処置を行うことができる。例えば、固視の状態が不安定だった場合には、固視灯の方向や色を被検者に説明し、固視灯を正確に認識させる。被検眼に瞬きがあった場合には、瞬きをしないように注意を促した上で、再度オートフォーカスを動作させる。瞳孔径が小さい場合は、眼底像にて調整ダイヤル84bによるマニュアルフォーカスでフォーカスレンズ32を移動させる。なお、オートフォーカスの動作が終了した場合は、制御部81及び画像処理部80の制御によりモニタ8の表示は眼底像の表示に戻るようになっている(なお、エラーが発生した時には前眼部像の表示のままにしておくような構成としても良い。)。
フォーカス合わせが完了した後は、検者が撮影スイッチ83を押すことにより撮影が実行される。撮影スイッチ83のトリガ信号が入力されると、制御部81は挿脱機構66を駆動することによりダイクロイックミラー24を光路から離脱させると共に、撮影光源14を発光する。撮影光源14の発光により、眼底は可視光により照明され、眼底からの反射光は対物レンズ25、孔あきミラー22の開口部、撮影絞り31、フォーカシングレンズ32、結像レンズ33、ダイクロイックミラー34を経てCCDカメラ35に結像する。モニタ8の表示は画像処理部80によってCCDカメラ35で撮影されたカラーの眼底画像に切換えられる。CCDカメラ35で撮影された眼底像は、画像処理部80が持つ画像メモリに記憶される。
なお、スイッチ構成としては、選択スイッチ84cとAFスイッチ84dを単一のスイッチとして両機能を兼用するようにしてもよい。この場合、モニタ8に前眼部像を表示している時は、選択スイッチとして機能し、モニタ8に眼底像を表示している時は、AFスイッチとして機能させるようにする。このような構成としたのは、検者から入力が必要なAFスイッチは眼底像が表示されている時に使用され、また、自動的にオートフォーカスを動作させるどうかの設定は、通常、前眼部のアライメント前に行われるため、前眼部像と眼底像のどちらを表示しているか否かでお互いの機能の住み分けができるからである。これにより、スイッチ構成が簡略化されるとともに、検者にとって操作しやすくなる。
また、本実施例の装置のように、オートアライメント機能を持つ装置の場合、オートフォーカスを動作させると共に、AFスイッチ84dからのトリガ信号に連動してオートアライメントを動作させるようにすれば、フォーカス精度を向上させることができる。例えば、AFスイッチ84dからのトリガ信号の入力があったら、はじめにオートアライメントを動作させて、被検眼と撮影部3のアライメント状態を自動的に調整し、その後に、オートフォーカスを動作させる。このようにすれば、被検眼と撮影部3の位置関係が適正な状態にて、オートフォーカスが行われるため、フォーカス精度を向上させることができる。
なお、上記で説明したモニタ8の表示画像の前眼部観察像と眼底観察像の表示切換えについては、前眼部観察状態に切換えたときに前眼部観察像を大きく表示すると共に眼底像観察像を小画面で合成表示し、眼底観察状態に切換えたときに眼底観察像を大きく表示すると共に前眼部観察像を小画面で合成表示する場合も含むものである。
なお、選択スイッチ84cによりオートフォーカスを自動的に行うよう設定した場合においても、本発明の適用は可能である。例えば、図示なき固視標位置を選択するためのスイッチにて、固視標の位置を変更する信号が入力されたのをトリガ信号として、オートフォーカスを自動的に動作させると共に、モニタ8の表示を眼底像から前眼部像を切換えるようにすれば、オートフォーカス中の被検眼の状態が把握できる。
また、本実施例においては、フォーカス指標像を眼底観察用のCCDカメラ38により検出するような構成としたが、フォーカス指標像を検出するための専用の光学系を設けるような構成としても良い。このような構成とすれば、観察・撮影光路へのレンズの挿脱により単一のCCDカメラで前眼部像と眼底像を撮像できる眼底カメラにおいても、本発明の適用が可能となる。例えば、観察・撮影光学系の光路へのレンズの挿入時に前眼部像が撮像され、レンズの離脱時に眼底像が表示されるような構成の場合であっても、眼底のフォーカス情報が検出できるので、オートフォーカスの動作中は、レンズを光路に挿入し、前眼部像をモニタに表示させるようにし、オートフォーカスが終了したら、レンズを光路から離脱させて眼底像を表示させるようにすればよい。
本発明に係る無散瞳型の眼底カメラの構成図である。 撮影部に収納される光学系及び制御系の概略構成図である。 ワーキングドットを形成するための構成を説明する図である。 前眼部観察画面を説明する図である。 眼底に投影されたフォーカス指標像について説明する図である。 眼底観察画面を説明する図である。
符号の説明
3 撮影部
6 Y駆動部
7 XZ駆動部
8 モニタ
30 眼底観察・撮影光学系
32 フォーカシングレンズ
38 眼底観察用CCDカメラ
39 移動機構
60 前眼部観察光学系
65 前眼部観察用CCDカメラ
80 画像処理部
81 制御部
84d AFスイッチ
S1、S2 フォーカス指標像

Claims (2)

  1. 被検眼眼底を撮影するために光軸方向に移動可能なフォーカスレンズを含む撮影光学系と、被検眼の眼底を撮像する眼底観察光学系と、被検眼の前眼部を撮像する前眼部観察光学系と、前記眼底観察光学系に撮像された眼底像と前記前眼部観察光学系に撮像される前眼部像を切換表示可能な表示手段と、被検眼眼底とのフォーカス状態を検出するフォーカス検出手段と、該検出手段の検出結果に基づいて前記フォーカスレンズを駆動するオートフォーカス手段と、前記表示手段に眼底像が表示された後に前記オートフォーカス手段を動作させるためのトリガ信号を入力する信号入力手段と、該トリガ信号の入力により前記オートフォーカス手段が動作している間は、前記表示手段の表示を眼底像から前眼部像に切換えるように制御する制御手段と、を備えることを特徴とする眼底カメラ。
  2. 請求項1の眼底カメラは、被検眼に対する前記撮影光学系のアライメント状態を検出するアライメント検出手段と、該アライメント検出手段の検出結果に基づいて前記撮影光学系を被検眼に対して自動的にアライメントするオートアライメント手段とを備え、前記信号入力手段によるトリガ信号の入力に連動して前記オートアライメント手段が動作するように設定されていることを特徴とする眼底カメラ。


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