JP2006116091A - 眼底カメラ - Google Patents

眼底カメラ Download PDF

Info

Publication number
JP2006116091A
JP2006116091A JP2004307508A JP2004307508A JP2006116091A JP 2006116091 A JP2006116091 A JP 2006116091A JP 2004307508 A JP2004307508 A JP 2004307508A JP 2004307508 A JP2004307508 A JP 2004307508A JP 2006116091 A JP2006116091 A JP 2006116091A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fundus
observation
image
displayed
display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004307508A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroki Adachi
広樹 安達
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidek Co Ltd
Original Assignee
Nidek Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidek Co Ltd filed Critical Nidek Co Ltd
Priority to JP2004307508A priority Critical patent/JP2006116091A/ja
Publication of JP2006116091A publication Critical patent/JP2006116091A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

【課題】 観察像を見難くすることなく、撮影に必要な情報を観察像と共に的確に表示できる眼底カメラを提供する。
【解決手段】 被検眼の眼底を撮影する撮影光学系を持つ眼底カメラにおいて、眼底を撮像可能な観察光学系と、前記観察光学系により撮像された眼底観察像を表示する表示手段と、該表示手段に表示された観察像に必要な情報項目を文字又はグラフィックにて合成表示する合成表示手段と、眼底観察又は撮影に必要な条件を設定するための操作部材とを備え、前記合成表示手段は、眼底像に合成する表示項目の少なくとも一部については、前記操作部材が操作された時にその設定情報を一定時間だけ表示するように制御する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、被検眼の眼底を撮像する眼底カメラに関する。
眼底カメラは、眼底観察照明により照明された眼底像を表示するモニタを備え、モニタの眼底像を観察してアライメント調整やフォーカス合わせを行った後、撮影照明光源を発光させて撮影を行う。眼底撮影においては、通常、観察・撮影条件の設定情報や被検者情報等を検者が知る必要があるため、モニタの観察像にこれらの情報を合成して表示している(例えば、特許文献1参照)。また、初めにモニタに前眼部観察像を表示させた状態でアライメントを行い、前眼部でのアライメントが完了した後に、モニタの表示を眼底像に切換える眼底カメラも知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−235810号公報 特開2001−346764号公報
しかし、モニタの限られた画面スペースの中で、観察像に合成(重畳)して表示する情報が多くなってくると、観察像に重なる部分も多くなり、観察像自体が見え難くなる問題がある。スイッチ操作により、合成表示する情報を全て表示した状態と非表示にした状態とを切換えることは可能であるが、表示/非表示のための操作が手間である。
本発明は、上記問題点を鑑み、観察像を見難くすることなく、撮影に必要な情報を観察像と共に的確に表示できる眼底カメラを提供することを技術課題とする。
(1) 被検眼の眼底を撮影する撮影光学系を持つ眼底カメラにおいて、眼底を撮像可能な観察光学系と、前記観察光学系により撮像された眼底観察像を表示する表示手段と、該表示手段に表示された観察像に必要な情報項目を文字又はグラフィックにて合成表示する合成表示手段と、眼底観察又は撮影に必要な条件を設定するための操作部材とを備え、前記合成表示手段は、眼底像に合成する表示項目の少なくとも一部については、前記操作部材が操作された時にその設定情報を一定時間だけ表示するように制御することを特徴とする。
(2) (1)の眼底カメラにおいて、前記操作部材は眼底観察又は撮影に必要な条件を設定するために複数個設けられており、前記合成表示手段は各操作部材が操作されたときに一定時間だけ表示する各設定情報を同一の領域に表示することを特徴とする。
(3) (1)又は(2)の眼底カメラは、前記撮影光学系に配置され光軸方向に移動可能なフォーカスレンズと、眼底観察用の光量調節可能な眼底観察照明光源を備え、前記操作部材は前記フォーカスレンズを移動するための操作部材及び前記眼底観察照明光源の光量を調節するための操作部材の少なくとも一つを含むことを特徴とする。
(4) (1)〜(3)の何れかの眼底カメラにおいて、前記観察光学系は被検眼の前眼部及び眼底を撮像可能な観察光学系であり、前記表示手段は前眼部観察像と眼底観察像とを切換え表示可能な表示手段であり、前記合成表示手段は、前記表示手段にて切換え表示される前眼部観察像と眼底観察像の両画面に共通の表示項目を常時表示すると共に、眼底観察画面ではさらに専用の表示項目を表示し、眼底観察画面での専用の表示項目の少なくとも一部については、前記操作部材が操作された時にその設定情報を一定時間だけ表示するように制御することを特徴とする。
本発明によれば、観察像を見難くすることなく、撮影に必要な情報を観察像と共に的確に表示できる。また、同時に表示することが無い複数の設定情報を、画面上の同一領域に表示することにより、画面の省スペース化が図れると共にその設定情報を把握しやくなる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る無散瞳型の眼底カメラの構成図である。
眼底カメラは、基台1と、基台1に対してジョイスティック4の操作により左右方向(X方向)及び前後方向(Z方向)に移動可能な移動台2と、移動台2に対して左右・上下・前後方向(Z方向)にそれぞれ三次元移動可能に設けられた撮影部3と、被検者の顔を支持するために基台1に固設された顔支持ユニット5を備える。6は撮影部3を上下方向に移動するY駆動部であり、7は撮影部3を左右前後に移動するXZ駆動部である。XZ駆動部7は、Yテーブルの上にZ方向に移動可能なZテーブルを配置し、Zテーブルの上にX方向に移動可能なXテーブルを配置し、Xテーブルの上に撮影部3を配置し、Zテーブル及びXテーブルをそれぞれモータ駆動することにより撮影部3をXY方向に移動する。Y駆動部6はYテーブルをモータにより上下駆動することにより、撮影部3をY方向に移動する。この種の三次元駆動機構は周知の機構とすることができる。なお、撮影部3はジョイスティック4の回転操作によりY駆動部6が作動し、上下移動する。撮影部3の検者側には観察像や撮影像を表示するモニタ8が設けられている。
図2は本発明に係る無散瞳型の眼底カメラの光学図である。照明光学系10は、観察照明光学系と撮影照明光学系を有する。撮影照明光学系は、フラッシュランプ等の撮影光源14、コンデンサレンズ15、リング状の開口を有するリングスリット17、リレーレンズ18、ミラー19、中心部に黒点を有する黒点板20、リレーレンズ21、孔あきミラー22、対物レンズ25を有する。また、観察照明光学系は、ハロゲンランプ等の光源11、波長750nm以上の近赤外光を透過する赤外フィルタ12、コンデンサレンズ13、コンデンサレンズ13とリングスリット17との間に配置されたダイクロイックミラー16、リングスリット17から対物レンズ25までの光学系を有する。ダイクロイックミラー16は、赤外光を反射し可視光を透過する特性を持つ。
眼底観察・撮影光学系30は、対物レンズ25、孔あきミラー22の開口近傍に位置する撮影絞り31、光軸方向に移動可能なフォーカシングレンズ32、結像レンズ33、赤外光及び可視光の一部を反射し、可視光の大部分を透過する特性を有するダイクロイックミラー34を備え、撮影光学系と眼底観察光学系は対物レンズ25と撮影絞り31から結像レンズ33までの光学系を共用する。撮影絞り31は対物レンズ25に関して被検眼Eの瞳孔と略共役な位置に配置されている。フォーカシングレンズ32は、モータを備える移動機構39により光軸方向に移動される。ダイクロイックミラー34の透過方向には、可視域に感度を有する撮影用のカラーCCDカメラ35が配置されている。ダイクロイックミラー34の反射方向の光路には、赤外反射、可視光透過のダイクロイックミラー37、リレーレンズ36、赤外域に感度を有する観察用CCDカメラ38が配置されている。
また、対物レンズ25と孔あきミラー22の間には、光路分岐部材としての挿脱可能なダイクロイックミラー(波長選択性ミラー)24が斜設されている。ダイクロイックミラー24は、アライメント指標投影光学系50及び前眼部照明光源58の波長光(中心波長940nm)を反射し、観察用照明の波長光及びフォーカス指標投影光学系40等の光源波長(中心波長880nm)を含む波長900nm以下を透過する特性を有する。撮影時には、ダイクロイックミラー24は挿脱機構66により連動して跳ね上げられ、光路外に退避する。
フォーカス指標投影光学系40は、赤外光源41、スリット指標板42、このスリット指標板42に取り付けられた2つの偏角プリズム43、照明光学系10の光路に斜設されたハーフミラー44を備える。光源41、スリット指標板42は、フォーカシングレンズ32と連動して移動機構39により光軸方向に移動される。
フォーカス指標投影光学系40のスリット指標板42の光束は、偏角プリズム43を介してハーフミラー44により反射された後、リレーレンズ21、孔あきミラー22、ダイクロイックミラー24、対物レンズ25を経て被検眼Eの眼底に投影される。眼底のフォーカスが合っていないとき、スリット指標板42の指標像は分離され、フォーカスが合っているときに一致して投影される。
アライメント指標投影光学系50は、対物レンズ25の光軸を中心に左右対称に配置された2組の第1指標投影光学系と、この第1指標投影光学系より狭い角度に配置された光軸を持ち光軸L1が通る垂直平面を挟んで左右対称に配置された2組の第2指標投影光学系を備える。2組の第1指標投影光学系は、中心波長940nmの赤外光を発する光源51、コリメーティングレンズ52をそれぞれ持ち、略平行光束の光により被検眼に無限遠の視標を投影する。一方、2組の第2指標投影光学系は、中心波長940nmの赤外光を発する光源52を持ち、発散光束により被検眼に有限遠の視標を投影する。
また、孔あきミラー22の穴周辺には、ワーキングドットを形成するための2つの赤外光源55(中心波長880nm)が光軸L1を中心に左右対称に配置されている。光源55は、被検眼Eと対物レンズ25との作動距離が適切になったとき、角膜の曲率半径の1/2となる距離が共役位置となるように配置されている。
前眼部観察光学系60は、ダイクロイックミラー24の反射側に、フィールドレンズ61、ミラー62、絞り63、リレーレンズ64、赤外域の感度を持つCCDカメラ65を備える。また、CCDカメラ65はアライメント指標の検出手段を兼ね、中心波長940nmの赤外光を発する前眼部照明光源58により照明された前眼部とアライメント指標が撮像される。
固視標呈示光学系70は、赤色の光源74、開口穴が形成された8個の固視標71を持つ視標板72、リレーレンズ75を備え、ダイクロイックミラー34を介してダイクロイックミラー34から対物レンズ25までの観察光学系30の光路を共用する。固視標71は、右眼の後極部付近を撮影中心に導く開口穴を持つもの、左眼の後極部付近を撮影中心に導く開口穴を持つもの、周辺部を撮影するように視線を導く周辺固視用の開口穴を持つもので構成されており、モータ73により各固視標71が選択的に光源74の前に配置される。
上記の光学系において、前眼部照明光源58により照明された前眼部は、対物レンズ25、ダイクロイックミラー24及びフィールドレンズ61からリレーレンズ64の光学系を介してCCDカメラ65に受光される。また、観察用の光源11を発した光束は、赤外フィルタ12により赤外光束とされ、コンデンサレンズ13、ダイクロイックミラー16により反射されてリングスリット17を照明する。リングスリット17を透過した光は、リレーレンズ18、ミラー19、黒点板20、リレーレンズ21を経て孔あきミラー22に達する。孔あきミラー22で反射された光は、ダイクロイックミラー24を透過し、対物レンズ25により被検眼Eの瞳孔付近で一旦収束した後、拡散して被検眼眼底部を照明する。撮影用照明光源14を発した光束は、コンデンサレンズ15を経た後、観察用照光束と同様な光路を経て被検眼眼底を照明する。
観察照明光で照明された眼底からの反射光は、対物レンズ25、ダイクロイックミラー24、孔あきミラー22の開口部、撮影絞り31、フォーカシングレンズ32、結像レンズ33、ダイクロイックミラー34、ダイクロイックミラー37、リレーレンズ36を介してCCDカメラ38に結像する。
また、撮影時には、撮影用照明光で照明された眼底からの反射光は、対物レンズ25、孔あきミラー22、撮影絞り31、フォーカシングレンズ32、ダイクロイックミラー34を経て、撮影用のCCDカメラ35に結像する。なお、CCDカメラ35が観察用のカメラを兼用する構成とすることも可能である。
CCDカメラ65、38、35の出力は画像処理部80に接続されている。画像処理部80は、CCDカメラ65に撮像された前眼部の画像からアライメント指標を検出処理し、CCDカメラ38に撮像された眼底画像からフォーカス指標を検出処理する。また、画像処理部80は文字合成回路82を介してモニタ8と接続されている。画像処理部80から出力される画像信号と、制御部81から出力される文字や図形等で形成される表示情報とが文字合成回路82により合成された(重ねられた)状態でモニタ8に表示される。これにより、撮影時のアライメント画面(前眼部観察画面もしくは眼底観察画面)には、被検眼の観察像を表示されると共に、撮影に必要な条件やアライメントに必要な情報が合成表示される。(なお、眼底撮影画像の表示画面においても、被検眼の撮影像が表示されると共に、撮影条件などが合成表示される。)
制御部81には、観察又は撮影に必要な条件を設定するための操作部材として、各種スイッチを備えるスイッチ部84、眼底撮影に用いる撮影光源14のフラッシュ光量を調節する撮影光量調節スイッチ85、眼底観察に用いる照明光源11の光量を調節する観察光量調節スイッチ86、眼底のフォーカスを検者の手動操作により調整するための回転操作式のフォーカスノブ87が接続されている。また、制御部81には、画像処理部80、移動機構39、挿脱機構66、撮影画像を記憶する画像メモリ83、各光源等が接続されている。制御部81は、眼底カメラ全体の装置制御を行う役割を持ち、その一つとしてモニタ8の表示画面を制御する役割を持っている。
フォーカスノブ87は、検者からの回転操作を図示なきポテンショメータ等により電気的に検出する。制御部81は、フォーカスノブ87から入力された検出信号に基づいて、移動機構39を駆動させてフォーカシングレンズ32を光軸方向に移動させる(なお、光源41及びスリット指標板42も連動して移動する)。これにより、検者は、眼底観察画面に表示されるフォーカス指標像を元に、手動操作にて眼底のフォーカス合わせを行うことができる。
また、スイッチ部84の詳細な構成について説明する。84aは、検者がジョイスティック4を操作して撮影部3を被検眼に対してアライメントする手動アライメントモードと、画像処理部80にて検出処理されたアライメント状態に基いてXZ駆動部7及びY駆動部6を駆動制御してアライメント完了するように撮影部3を移動する自動アライメントモードと、を切換えるアライメントモード切換スイッチである。84bは表示モニタ8の表示を前眼部像と眼底像との間で切換える表示切換えスイッチである。84cは眼底とのフォーカス合わせを自動的に行うオートフォーカス機能を自動的に動作させるかを選択する選択スイッチである。84dは、固視標の位置を選択する固視標選択スイッチであり、スイッチ84dからのスイッチ信号の入力があると、制御部81はモータ73を駆動して、固視標の位置を設定する。84eはメニュー画面を呼び出してさまざまな設定を行うための十字キーである。
上記のような構成を備える眼底カメラにおいて、アライメント画面(前眼部観察画面及び眼底観察画面)の表示を中心に説明する。図3は、前眼部像を表示する時の表示画面を示す図である。図4及び図5(a)、(b)は、眼底像を表示する時の表示画面を示す図である。
図3において、Aは前眼部観察像であり、Mはアライメント指標投影光学50によるアライメント指標像であり、これらはCCDカメラ65で撮像された画像信号に基づいて表示されたものである。
また、制御部81から出力される表示情報に基づいてさまざま表示項目101〜112が合成表示される。以下に、表示項目101〜112について説明する。101は被検者アイコン及び被検者識別用IDであり、102は画像のサイズ及び画像圧縮方式の種類を表示したものある。103は自動アライメントモードに設定した時に表示されるAALアイコンであり、104はオートフォーカスモード設定時に表示されるAFアイコンである。105は画像メモリ83の残記憶容量を表示したものである。106はアライメント画面か撮影画像表示画面かを判別するためのモード名を表示したものである。107は画像処理部80にて検出処理された作動距離方向のアライメント状態を表現するインジゲータ、108は撮影眼が左右どちらかを示す左右眼アイコン、109は強度近視や強度乱視の被検者の場合に撮影光路に補正レンズを挿入した時のそのレンズ度数を示すディオプターアイコン、110はインジケータにより撮影光源14の光量を15段階に分けて表現する撮影光量グラフィックである(黒塗り部分が現在の光量をしめす)。これら表示項目101〜110の必要な情報項目は、観察像をなるべく妨げないように、画面の上段、下段、左右の端に表示されている。なお、111は前眼部でのアライメント用のレチクルであり、検者は、アライメント指標像Mがレチクル111と合致するようにアライメントを行う。112は被検眼の瞳孔径を確認するためのマークである。
検者は、図3に示すような前眼部観察画面に基づいて、撮影条件の確認や変更を行うと共に、アライメントに関する情報を基に被検眼に対してアライメントを行う。そして、アライメントが完了したら、表示切換スイッチ84bを押して眼底観察画面(図4参照)に移行する。なお、自動アライメントモードに設定されている場合には、制御部81の駆動制御により被検眼に対して撮影部3がアライメント完了するように移動する。自動アライメントによるアライメント完了後、自動的に眼底観察像に切り換わるような構成も考えられる。
図4は、眼底観察像に切換えられたときの画面例であり、眼底像が表示される眼底像表示領域Gと、ハッチングにより示した眼底像が表示されない非表示領域Hを持つ。図4において、Fは眼底観察像であり、Wは光源55によるワーキングドット像であり、S1及びS2はフォーカス指標投影光学系40によるフォーカス指標像である。これらはCCDカメラ38で撮像された画像信号に基づいて表示されたものである。
また、眼底観察画面においても、さまざまな表示項目が合成表示される。これらのうち、表示項目101〜110までは、図3に示した前眼部観察画面と共通の表示項目となっている。表示項目120〜121と、以下で説明する図5(a)の表示項目122、図5(b)の表示項目123までは、眼底観察画面専用の表示項目である。画面左下の表示項目120は固視標選択スイッチ84dによって選択される内部固視灯の位置を示す固視用グラフィックであり、眼底像のグラフィック120aにより左右眼いずれかを表現する共に、グラフィック120a中の黒点120bにより現在選択されている固視標の位置を表現する。なお、121は眼底でのアライメント用のレチクルであり、検者は、ワーキングドット像Wがレチクル121と合致するようにアライメントを行う。
この眼底観察画面において、操作部材としての観察光量調節スイッチ86を操作したときは、図5(a)に示すように、画面下の中央にその設定情報であるグラフィック122が眼底像表示領域G内に合成表示される。グラフィック122は、観察光量調節スイッチ86により調節される照明光源11の光量を表現する照明光量グラフィックである。グラフィック122は、インジケータにより照明光源11の光量を7段階に分けて表現する構成となっている(白塗りされた部分が現在の光量を表す)。また、グラフィック122は、観察光量調節スイッチ86からの操作があった時に一定時間(例えば、2秒に設定されている)だけ表示されるようになっており、調節スイッチ86の操作がないと画面上に表示されないようになっている。すなわち、検者による調節スイッチ86からのスイッチ信号の入力があると、制御部81は、照明光源11の光量を調節すると共に、グラフィック122をモニタ8に表示させる。この時、制御部81は、調節スイッチ86からのスイッチ信号に応じて、光源11の光量を変化させると共に、グラフィック122のインジケータの増減表示を制御する。このようにして光量調節が完了し、調節スイッチ86からの信号の入力が断たれると、制御部81はタイマー計測を行い、所定時間(例えば、2秒間)の間スイッチ86からの信号の入力がなければ、グラフィック122の表示をモニタ8上から消去する。なお、前眼部観察画面において、調節スイッチ86の操作があっても、光源11の光量調節は行われず、グラフィック122が表示されないようになている。
また、操作部材としてのフォーカスノブ87を操作したときには、図5(b)に示すように、グラフィック122と同じ領域である画面下の中央に、その設定情報であるグラフィック123が眼底像表示領域G内に合成表示される。グラフィック123は、フォーカスノブ87により調整されるフォーカシングレンズ32の移動位置を表現するフォーカス用グラフィックである。グラフィック123のベース画像123aは、中央部が0ディオプター、左方向がマイナス方向、右方向がプラス方向を示し、スライド表示123bの位置により現在の屈折度数を表現する。グラフィック123の表示により、検者は、フォーカスノブ87を使ったマニュアルフォーカスの操作が容易となる。また、フォーカス用グラフィック123は、フォーカスノブ87からの操作があった時に一定時間だけ表示されるようになっており、フォーカスノブ87の操作がないと画面上に表示されないようになっている。また、グラフィック123は、先のグラフィック122と同じ領域に表示されるため、検者はその設定情報の位置を把握しやすい。なお、グラフィック123の表示制御の方法については、前記グラフィック122の場合と同様の技術思想を適用できるため、詳しい記載を省略する。前眼部観察画面において、フォーカスノブ87の操作があっても、フォーカスの調整は行われず、グラフィック123が表示されないようになっている。
以上のような表示制御によれば、モニタ8の限られた表示スペースを有効に活用し、撮影に必要な情報を観察像と共に的確に表示することが可能となる。すなわち、観察光量調節スイッチ86を操作したときにその設定情報のグラフィック122が表示され、また、フォーカスノブ87を操作したときにその設定情報のグラフィック123が表示されるので、検者は必要な情報を認知できると共に、必要時以外はこれらのグラフィック122及び123が非表示となるので、眼底観察像の妨げにならず、その観察がし易くなる。
なお、本実施例のように眼底カメラの本体にモニタを組み込むような場合、パソコン等で用いられるモニタと比較すると、モニタの表示画面のサイズは限定される。また、モニタの表示画面のサイズを大きくしようとすると、コストがかかる。このような限られた表示サイズにおいて、眼底像の観察を行う場合、最優先事項として眼底像を観察するべく眼底像を出来る限り大きくすることが望ましい。そのため、眼底像以外の表示情報である撮影条件やアライメント情報などを表示できるスペースは少なく、表示できる情報も必要最小限に限られてきてしまう。また、眼底像観察の邪魔にならないように文字やグラフィックを小さくしたとしても、視認性が損なわれる。
そこで、グラフィック122や123のような表示制御を行うことにより、眼底観察像が見やすく、かつ、必須の情報が常時画面上に表示するような表示形式をとった場合において、その表示スペースを有効に活用できる。
また、前眼部観察画面において、調節スイッチ86やフォーカスノブ87の操作があっても、グラフィック122や123が表示されないため、検者にとって光源11の光量やフォーカスが調整されないことが容易に分かる。
なお、上記実施例において、照明光量グラフィック122とフォーカス用グラフィック123は、モニタ8の表示画面上の同じ場所に表示されるようになっている(モニタ8の中央下端部分)。すなわち、調節スイッチ86の操作があるとグラフィック122が表示され、フォーカスノブ87の操作があるとグラフィック123が表示される。このような表示制御により、グラフィック122及び123の両方がモニタ8の下端に表示させることができるので、画面中央付近の眼底像をカケがない状態で観察できる。また、モニタ8の中央部に表示されるため、検者操作により現れるグラフィック122及び123を、容易に視認することができ、操作性も向上する。
本発明に係る無散瞳型の眼底カメラの構成図である。 本発明に係る無散瞳型の眼底カメラの光学図である。 前眼部像を表示する時の表示画面を示す図である。 眼底観察像に切換えられたときの画面例である。 眼底観察画面において、操作部材の操作があった時にグラフィックが一定時間表示されるのを説明する図である。
符号の説明
8 表示モニタ
11 照明光源
32 フォーカシングレンズ
38 眼底観察用CCDカメラ
80 画像処理部
81 制御部
82 文字合成回路
86 観察光量調節スイッチ
87 フォーカスノブ
101〜110 表示項目
120 固視用グラフィック
122 照明光量グラフィック
123 フォーカス用グラフィック


Claims (4)

  1. 被検眼の眼底を撮影する撮影光学系を持つ眼底カメラにおいて、眼底を撮像可能な観察光学系と、前記観察光学系により撮像された眼底観察像を表示する表示手段と、該表示手段に表示された観察像に必要な情報項目を文字又はグラフィックにて合成表示する合成表示手段と、眼底観察又は撮影に必要な条件を設定するための操作部材とを備え、前記合成表示手段は、眼底像に合成する表示項目の少なくとも一部については、前記操作部材が操作された時にその設定情報を一定時間だけ表示するように制御することを特徴とする眼底カメラ。
  2. 請求項1の眼底カメラにおいて、前記操作部材は眼底観察又は撮影に必要な条件を設定するために複数個設けられており、前記合成表示手段は各操作部材が操作されたときに一定時間だけ表示する各設定情報を同一の領域に表示することを特徴とする眼底カメラ。
  3. 請求項1又は2の眼底カメラは、前記撮影光学系に配置され光軸方向に移動可能なフォーカスレンズと、眼底観察用の光量調節可能な眼底観察照明光源を備え、前記操作部材は前記フォーカスレンズを移動するための操作部材及び前記眼底観察照明光源の光量を調節するための操作部材の少なくとも一つを含むことを特徴とする眼底カメラ。
  4. 請求項1〜3の何れかの眼底カメラにおいて、前記観察光学系は被検眼の前眼部及び眼底を撮像可能な観察光学系であり、前記表示手段は前眼部観察像と眼底観察像とを切換え表示可能な表示手段であり、前記合成表示手段は、前記表示手段にて切換え表示される前眼部観察像と眼底観察像の両画面に共通の表示項目を常時表示すると共に、眼底観察画面ではさらに専用の表示項目を表示し、眼底観察画面での専用の表示項目の少なくとも一部については、前記操作部材が操作された時にその設定情報を一定時間だけ表示するように制御することを特徴とする眼底カメラ。

JP2004307508A 2004-10-21 2004-10-21 眼底カメラ Pending JP2006116091A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004307508A JP2006116091A (ja) 2004-10-21 2004-10-21 眼底カメラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004307508A JP2006116091A (ja) 2004-10-21 2004-10-21 眼底カメラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006116091A true JP2006116091A (ja) 2006-05-11

Family

ID=36534524

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004307508A Pending JP2006116091A (ja) 2004-10-21 2004-10-21 眼底カメラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006116091A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007037897A (ja) * 2005-08-05 2007-02-15 Topcon Corp 眼底カメラ
JP2008212307A (ja) * 2007-03-01 2008-09-18 Nidek Co Ltd 眼底カメラ
JP2009112665A (ja) * 2007-11-08 2009-05-28 Nidek Co Ltd 眼底カメラ
JP2010082281A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Nidek Co Ltd 眼底カメラ
JP2010193987A (ja) * 2009-02-24 2010-09-09 Nidek Co Ltd 眼底カメラ
JP2012183185A (ja) * 2011-03-04 2012-09-27 Nidek Co Ltd 眼底撮影装置
US9033503B2 (en) 2011-03-22 2015-05-19 Nidek Co., Ltd. Fundus photographing apparatus

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007037897A (ja) * 2005-08-05 2007-02-15 Topcon Corp 眼底カメラ
JP4744973B2 (ja) * 2005-08-05 2011-08-10 株式会社トプコン 眼底カメラ
JP2008212307A (ja) * 2007-03-01 2008-09-18 Nidek Co Ltd 眼底カメラ
JP2009112665A (ja) * 2007-11-08 2009-05-28 Nidek Co Ltd 眼底カメラ
JP2010082281A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Nidek Co Ltd 眼底カメラ
JP2010193987A (ja) * 2009-02-24 2010-09-09 Nidek Co Ltd 眼底カメラ
JP2012183185A (ja) * 2011-03-04 2012-09-27 Nidek Co Ltd 眼底撮影装置
US9033503B2 (en) 2011-03-22 2015-05-19 Nidek Co., Ltd. Fundus photographing apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5772117B2 (ja) 眼底撮影装置
JP2008110156A (ja) 眼科撮影装置
JP2006325936A (ja) 眼科装置
JP2002065610A (ja) 眼底カメラ
JP5666109B2 (ja) 眼科撮影装置
JP2007202724A (ja) 眼底カメラ
JP4359489B2 (ja) 眼底カメラ
JP4916917B2 (ja) 眼底カメラ
JP4268861B2 (ja) 眼底カメラ
JP5435698B2 (ja) 眼底カメラ
JP5772101B2 (ja) 眼底撮影装置
JP5545982B2 (ja) 眼底カメラ
JP4774305B2 (ja) 眼底カメラ
JP2006116091A (ja) 眼底カメラ
JP4359527B2 (ja) 眼底カメラ
JP4886389B2 (ja) 眼底カメラ
JP5328517B2 (ja) 眼底撮影装置
JP2006116090A (ja) 眼底カメラ
JP4615891B2 (ja) 眼底カメラ
JP5396638B2 (ja) 眼底カメラ
JP4546214B2 (ja) 眼底カメラ
JP5317049B2 (ja) 眼底カメラ
JP4520244B2 (ja) 眼底カメラ
JP5587480B2 (ja) 眼底カメラ
JP4492854B2 (ja) 眼底カメラ