JP2008110156A - 眼科撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】眼底像観察時、眼底を観察し易いと共に被検眼者に対する負担を最小限にしながら、眼底像撮影時、被検眼の眼底像を鮮明に撮影することができる眼科撮影装置を提供すること。
【解決手段】被検眼Eの眼底像を観察するための観察用光源と、撮影するための撮影用光源とを有し、これらの光源から発せられた照明光の前記被検眼Eの眼底Efによる反射光を、撮影絞り121を介して観察及び撮影する眼科撮影装置1において、眼底像の観察時は、撮影絞り121の開口面積を開放絞り(LARGE)とし、眼底像の撮影時は、観察時における撮影絞り121の開口面積を小開口面積絞り(SMALL)まで絞る制御手段を設けた。
【選択図】図7

Description

本発明は、眼科分野において被検眼の眼底像観察および被検眼の眼底像撮影を行うために使用される眼科撮影装置(「眼底カメラ」ともいう。)に関する。
近年、コンピュータを用いての作業やゲームの普及、更には老齢人口の増加等の理由から、眼科分野における治療や検査に対する需要が大きくなってきている。このような現状を反映して、各種の眼科装置を開発するに当たりその操作性の向上等に基づく治療や検査の効率化が重視されるようになってきた。
眼科撮影装置についてもそのような傾向が進んでおり、コンピュータプログラムの制御に基づく各種動作の連動や各種設定の自動化が図られるなど、ハードウェア的な改良だけでなく、ソフトウェア面における改良もその一翼を担うようになっている。
このようなソフト面での改良を進めて眼科撮影装置の使用効率性を追求する場合や、その機能の拡充を図る場合、そのカウンターバランスとして撮影精度の担保/向上が念頭に置かれるべきことはいうまでもない。
例えば、適当な大きさの撮影絞りを選択することは、撮影精度を向上させるための重要なファクターである。また、選択された撮影絞りに対応した適正な観察用照明や撮影用照明の光量を決定することも撮影精度に大きく影響を与える。
そこで、被検眼の眼底像を撮影するための撮影絞りと照明光量の設定を連動的に行うことにより、操作性・使用効率の向上と良好な撮影精度の確保を図ることを目的とし、撮影絞りの選択モードとして、解像度優先モードと深度優先モードを設定し、解像度優先モードを選択した場合には、撮影絞りの開口面積を初期値から所定段階大きな開口面積とし、深度優先モードを選択した場合には、撮影絞りの開口面積を初期値から所定段階小さな開口面積とし、かつ、撮影絞りの開口面積の変更に連動させて照明光の光量を自動調整する眼科撮影装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−350849号公報
しかしながら、従来の眼科撮影装置にあっては、
・特にCCDカメラとフィルムカメラとは解像度や感度が異なり、良好な撮影精度を確保するには撮影絞りの開口面積を変える必要がある点、
→(解像度優先モードと深度優先モードの設定)
・撮影絞りの開口面積を変えた場合に光量をそのままにしておくと撮影精度が低下するし、手動にて光量調整を行うようにすると使用効率が悪くなるという点、
→(撮影絞りの開口面積の変更に連動させた光量自動調整)
に着目してなされたものである。
すなわち、従来の眼科撮影装置は、眼底像の撮影時を主眼としてなされたものであり、特に、眼底像の観察時における撮影絞りの開口面積については考慮されていない。
したがって、従来の眼科撮影装置においては、観察時の撮影絞りの開口面積が、優先モードを使用しないときの値、つまり、所定段階大きくすることも所定段階小さくすることもできる中間的な撮影絞り開口面積(撮影絞り初期値)に設定される。
しかし、観察時において撮影絞りで被写界深度を深くしようとすると、撮影絞りを絞ることになり、
・観察像が暗いため、ピントが合わせづらい、
・被写界深度が深く、眼底の観察時にピントが合わせ難い、
・撮影絞りを絞ることにより観察光量が増加するため、被検眼者に対する負担が大きくなる、
・散瞳していても、観察光量が高ければ、縮瞳しやすくなり、狭い瞳孔によるケラレやフレアの原因になり易くなる、
という問題があった。
ここで、「被写界深度」とは、カメラで被写体にピントを合わせたとき、被写体前後の範囲の中でピントが合っている範囲のことをいい、この範囲が広い状態を「被写界深度が深い」といい、この範囲が狭い状態を「被写界深度が浅い」という。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、眼底像観察時、眼底を観察し易いと共に被検眼者に対する負担を最小限にしながら、眼底像撮影時、被検眼の眼底像を鮮明に撮影することができる眼科撮影装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、被検眼の眼底像を観察するための観察用光源と、撮影するための撮影用光源とを有し、
これらの光源から発せられた照明光の前記被検眼の眼底による反射光を、撮影絞りを介して観察及び撮影する眼科撮影装置において、
眼底像の観察時は、前記撮影絞りの開口面積を開放側とし、眼底像の撮影時は、観察時における前記撮影絞りの開口面積を小さく絞る制御手段を設けたことを特徴とする。
よって、本発明の眼科撮影装置にあっては、制御手段において、眼底像の観察時は、撮影絞りの開口面積が開放側とされ、眼底像の撮影時は、観察時における撮影絞りの開口面積が小さく絞られる。
すなわち、被写界深度は、撮影絞りを開けば浅くなり、撮影絞りを絞れば深くなるという関係にあるため、眼底像の観察時は、被写界深度が浅くなり、ピントが合う範囲が狭くなる。このため、眼底の観察部分にピントが合わせ易くなる。また、眼底像の観察時は、撮影絞りを開いているため、観察光量を低く抑えても観察光は明るくなる。このピント合わせ操作の容易性と明るい観察光により、眼底を観察し易くなる。
眼底像の観察時、例えば、観察光量を高くしたまま撮影絞りを開けば、眼底像が明る過ぎて細部観察ができないため、手動・自動にかかわらず、必然的に観察光量が低く抑えられることになる。このように観察光量が低くなるため、被検眼者が受ける眩しさが低減される。また、観察光量が低いために瞳孔の縮瞳が生じ難くなる。この眩しさ低減と縮瞳防止により、観察時に被検眼者に対する負担を最小限に抑えることができる。
眼底像の撮影時、観察時における撮影絞りの開口面積が小さく絞られ、被写界深度が浅い状態から深い状態へと移行し、ピントが合う範囲が狭い範囲から拡大されるため、ピントが合った撮影像が得られやすい。また、撮影時には、撮影絞りを小さく絞ることで、照明光束と撮影光束がより分離されるため、フレアが入りにくい。このピンボケ防止とフレア防止により、撮影時、被検眼の眼底像を鮮明に撮影することができる。
この結果、眼底像観察時、眼底を観察し易いと共に被検眼者に対する負担を最小限にしながら、眼底像撮影時、被検眼の眼底像を鮮明に撮影することができる。
以下、本発明の眼科撮影装置を実現する最良の形態を、図面に示す実施例1及び実施例2に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
[外観構成]
図1は、実施例1の眼科撮影装置1の外観を示す側面図である。図2は、実施例1の眼科撮影装置1における第1コントロールパネルと第2コントロールパネルの一例を示す図である。以下、図1及び図2に基づいて、外観構成を説明する。
実施例1の眼科撮影装置1は、図1に示すように、ベース2と、このベース2上に前後左右方向(水平方向)にスライド可能に搭載された架台3と、を備えている。
前記架台3には、コントロールレバー4が設置されており、検眼者はこのコントロールレバー4を操作することによって、架台3をベース2上において自由に移動させることができる。また、コントロールレバー4の頭部には、撮影ボタン4aが配置され、ボタン操作により眼底像を撮影することができるようになっている。
前記ベース1上には、支柱5が立設され、被検眼者の顎部を載置させるための顎受け6と、被検眼Eを固視させるための光源である外部固視灯7とが設けられている。
前記架台3には、眼科撮影装置1の各種光学系や制御系を格納する本体部8が搭載されている。なお、上記制御系は、ベース2や架台3の内部等に設けられていてもよい。
前記本体部8には、被検眼Eに対向配置される対物レンズ部8aと、検眼者が被検眼Eの観察等を行うための接眼レンズ部8bとが設けられている。
また、本体部8には、被検眼Eの眼底の静止画像を撮影するための第1の撮像装置9と、被検眼Eの眼底像を撮像するためのテレビカメラ等の第2の撮像装置10とが接続されている。第1の撮像装置9および第2の撮像装置10は、本体部8に対して取り外し可能に接続されている。特に、第1の撮像装置9としては、検査の目的等に応じて、CCDカメラ、(例えば35mm)フィルムカメラ、インスタントカメラ等を適宜接続することができる。また、第1の撮像装置9と第2の撮像装置10のうち、少なくとも一方の装置がデジタル撮像方式のものである場合には、眼科撮影装置の外部に設けられたコンピュータ等からなる画像記録装置(詳細については後述する)にその画像を送信して記録しておくことができるようになっている。
前記本体部8の検眼者側には、カラー液晶モニター11が設けられている。このカラー液晶モニター11は、第2の撮像装置10により取得された映像信号を基に被検眼Eの眼底像を表示するようになっている。
前記架台3の上面部3aには、図2に示すように、コントロールパネル30が設けられている。このコントロールパネル30は、各種の設定や撮影状況の確認等を行うためのボタンや表示部を含んで構成されており、特に、詳細は後述するが、撮影モードの設定、撮影倍率の設定、第1の撮像装置9を構成する撮影媒体の種類の設定、撮影絞り開口面積の設定、撮影絞りの絞り値確認、撮影画角の設定、固視標の移動等を行うことができる。
前記コントロールパネル30は、架台3の上面部3aのうち、左側上面部に設定された第1コントロールパネル30L(図2(a))と、右側上面部に設定された第2コントロールパネル30R(図2(b))と、を備えている。
前記第1コントロールパネル30Lには、撮影モードの設定を行うためのボタンとして、通常のカラー撮影モードを選択するためのNORMボタン31aと、可視蛍光撮影モード(FAG撮影モード)を選択するためのFAGボタン31bと、赤外蛍光撮影モード(ICG撮影モード)を選択するためのICGボタン31cと、が設けられている(撮影モード設定手段)。この撮影モードの初期設定は、カラー撮影モードを選択している。
前記第1コントロールパネル30Lには、撮影倍率の設定を行うためのボタンとして、撮影倍率を上げるためのUPボタン32aと、下げるためのDOWNボタン32bと、が設けられている。さらに、設定された撮影倍率を表示するための表示部32Aが配置されている。
前記第1コントロールパネル30Lには、上記撮影媒体の種類の設定を行うためのボタンとして、CCDカメラを接続するときに選択されるCCDボタン33aと、フィルムカメラを接続するときに選択されるFILMボタン33bと、インスタントカメラを接続する場合に選択されるPOLAボタン33cと、が設けられている(撮影媒体設定手段)。この撮影媒体の初期設定は、CCDカメラを選択している。
前記第1コントロールパネル30Lには、撮影絞り121の開口面積の設定を行うためのボタンとして、撮影時に撮影絞り121の開口面積を被写界深度が深い撮影時目標開口面積にするためのスモールボタン34aと、撮影時に撮影絞り121を被写界深度が浅い観察時目標開口面積にするためのラージボタン34bとが設けられている。さらには、撮影絞り121の絞り値を表す情報を表示するための表示部34Aが配置されている(撮影絞り設定手段)。この撮影絞りの初期設定は、“LARGE(開放絞り)”を選択している。
前記第2コントロールパネル30Rには、眼底像観察や眼底像撮影の際における瞳孔への入射角度を切り換える画角スイッチ35aと、多数の眼底画像を一覧表示するためのサムネイルスイッチ35bと、内部固視標(液晶表示器109)の位置を切り換える固視切換スイッチ35cと、各種番号を設定するための番号スイッチ35dと、を備えている。
なお、コントロールパネル30には、これら以外にも各種のボタンやスイッチ、表示部等を設けることができる。例えば、タイマーを設定・操作するためのボタン、タイマーを表示するための表示部、観察や撮影の照明光量を手動で調整するためのボタン、照明光量を表示するための表示部、撮影画角を表示するための表示部、各種照明光のオン/オフを切り換えるためのスイッチ、被検眼Eが右眼であるか左眼であるかを表示する表示部等を配置することができる。
[光学系の構成]
図3は、実施例1の眼科撮影装置1の本体部8に格納された光学系の構成の一例を示す概略図である。図4は、光学系の構成のうち照明光学系100に設定された液晶表示器109によるドットからなる固視標109aの一例を示す図である。図5は、光学系の構成のうち撮影光学系120に設定された撮影絞り121の概略構成の一例を示した図である。以下、図3〜図5に基づいて、光学系の構成を説明する。
実施例1の眼科撮影装置1には、被検眼Eの眼底Efを照明するための照明光学系100と、照明された眼底Efの観察およびその像の撮影を行うための撮影光学系120とが設けられている。
前記照明光学系100は、図3に示すように、ハロゲンランプ101と、コンデンサレンズ102と、キセノンランプ103と、コンデンサレンズ104と、エキサイタフィルタ105および106と、リング開口板107と、ミラー108と、液晶表示器109と、照明絞り110と、リレーレンズ111と、孔開きミラー112と、対物レンズ113とが、この順に配列され構成されている。
前記ハロゲンランプ101は、検眼者が被検眼Eを観察するときや、眼底のカラー撮影を行うときに点灯される、継続的に発光可能な光源であり、本発明にいう撮影用光源および観察用光源を構成している。
前記コンデンサレンズ102は、ハロゲンランプ101からの観察光を集光し、被検眼E(特にその眼底Ef)を均等に照射するための光学素子である。
前記キセノンランプ103は、眼底Efの蛍光撮影時に点灯される光源である。
前記コンデンサレンズ104は、キセノンランプ103からの観察光を集光し、眼底Efを均等に照射するための光学素子である。
前記エキサイタフィルタ105、106は、眼底Efの眼底像の蛍光撮影を行うときに使用されるものである。エキサイタフィルタ105、106は、後述のソレノイドにより光路上に挿脱可能に設けられており、FAG撮影モードのときはエキサイタフィルタ105のみが光路上に挿入され、ICG撮影モードのときはエキサイタフィルタ106のみが光路上に挿入され、カラー撮影モードのときは双方ともに光路上から離脱されるようになっている。
前記リング開口板107は、被検眼Eの瞳孔と共役な位置に配置されており、光軸を中心としたリング開口107aを備えている。
前記ミラー108は、ハロゲンランプ101やキセノンランプ103から光を反射し、撮影光学系103の光軸方向に偏向させるための光学素子である。
前記液晶表示器109は、図4に示すように、ドットからなる固視標109aを形成して被検眼Eの固視を促すもので、表示するドットの位置を変更して被検眼Eの視線方向を誘導させるためのものである。なお、この液晶表示部109は眼底Efと共役な位置に配置されており、固視標109aが眼底Ef上に結像されるようになっている。
前記照明絞り110は、フレアを解消する等の目的のために照明領域外の光を遮光する絞りで、照明領域を可変とするとともに、後述のソレノイドにより光軸方向に移動可能に構成されている。
前記孔開きミラー112は、照明光学系100の光軸と撮影光学系120の光軸とを合成する合成部材であり、両光軸をほぼ中心として孔部112aが形成されている。また、対物レンズ113は、本体部8の対物レンズ部8a内に配置されている。
一方、被検眼Eの眼底Efの観察およびその眼底像の撮影を行うための撮影光学系120は、図3に示すように、対物レンズ113と、孔開きミラー112の孔部112aと、撮影絞り121と、バリアフィルタ122および123と、合焦レンズ124と、固定レンズ135と、撮影レンズ126と、クイックリターンミラー127とをこの順で含んで構成されている。
なお、図3中の符号9aは、第1の撮像装置9の撮影媒体であり、CCD、35mmカメラフィルム(以下、単にフィルムと称することがある)、インスタントフィルム等を示している。
前記撮影絞り121は、図5に示すように、円盤状に形成されており、その中心には回動軸121Aが接続され、後述のソレノイドによって回動されるよう構成されている。また、撮影絞り121には、複数(例えば6つ)の大きさの絞りが形成されており、透孔部のサイズが大きなものから、絞り121a、121b、121c、121d、121eおよび121fと符号が付されている。なお、透孔部のサイズ(=開口面積)が大きくなれば絞り値は小さくなり、透孔部のサイズが小さくなれば絞り値は大きくなる。
前記バリアフィルタ122および123は、後述のソレノイドにより光路上から離脱可能に配置されており、FAG撮影モードのときは、バリアフィルタ122のみが光路上に挿入され、ICG撮影モードのときには、バリアフィルタ123のみが光路上に挿入され、カラー撮影モードのときには、両バリアフィルタ132、133が光路上から離脱されるようになっている。
前記合焦レンズ124は、眼底Efの像のフォーカスを行うために、光軸方向に移動可能に配置されたレンズである。また、撮影レンズ126は、被検眼Eからの光束を撮影媒体9a上に結像させるための光学素子である。
前記クイックリターンミラー127は、回動軸127aを中心として回動可能に設けられており、第1の撮像装置9によって眼底Efの像を撮影するときに跳ね上げられて、被検眼Eからの光束を撮影媒体9aに導くようになっている。被検眼Eを観察する場合や、第2の撮像装置10により撮影を行うときには、光路上に斜設配置とされ、光束を反射し偏向するようになっている。
前記撮影光学系120には、図3に示すように、クイックリターンミラー127により偏向された光束が案内される、フィールドレンズ(視野レンズ)128と、切換ミラー129と、接眼レンズ130と、リレーレンズ131と、ミラー132と、リレーレンズ133とが設けられている。
前記切換ミラー129は、回動軸129aを中心に回動可能とされている。検眼者が被検眼Eを観察するときは、切換ミラー129が光路上に斜設され、光束を偏向して接眼レンズ130に導くようになっている。また、第2の撮像装置10により撮影を行うときには、切換ミラー129は光路上から退避されるようになっている。このとき光束は、リレーレンズ131、ミラー132およびリレーレンズ133を介して撮像素子10aに投影される。第2の撮像装置10により撮影された眼底Efの眼底像Ef’は、カラー液晶モニター11に表示されるようになっている。
[制御系の構成]
図6は、実施例1の眼科撮影装置1における各部を制御するための制御系の構成の一例を示す制御ブロック図である。以下、図6に基づいて制御系の構成を説明する。
眼科撮影装置1の制御系は、図6に示すように、制御手段140と記憶手段150とを中心に構成されている。前記制御手段140は、各種の演算・制御を行うことが可能なCPU等の演算制御装置と、処理に係るプログラムやデータが展開されるRAM等の記憶装置等とを含んで構成されている。前記記憶手段150は、眼科撮影装置1の制御プログラム等のコンピュータプログラムや、各種のデータを記憶している。制御手段140は、記憶装置150に記憶されたプログラムやデータを基に、眼科撮影装置1の制御を行うようになっている。
眼科撮影装置1には、撮影された画像を記録するための画像記録装置200が接続されており、制御手段140は、画像記録装置200とのデータ送受のインターフェイスとしてのインターフェイス部(I/F部)160を介して、画像データの送信等を行う。
なお、眼科撮影装置1の外部に画像記録装置200を設ける代わりに、画像を記録可能なバッファ等の画像記録手段を眼科撮影装置1内に設けるよう構成することもできる。
また、画像記録装置200としてコンピュータ等の情報処理装置を採用する場合、画像記録装置200のモニターにコントロールパネル30と同様の設定・操作画面を表示可能に構成し、この設定画面を用いて各種の設定や操作を行うようにすることもできる。
前記制御手段140には、図6に示すように、ハロゲンランプ101と、キセノンランプ103と、第1コントロールパネル30Lと、第2コントロールパネル30Rと、固視標位置センサ36(固視標位置検知手段)と、照明絞り110と、ソレノイド141,142,143,144,145,146,147と、が接続されている。
前記固視標位置センサ36は、内部固視標であり被検眼Eの固視位置を誘導させる前記液晶表示器109の位置、あるいは、外部固視標であり被検眼Eの固視位置を誘導させる前記外部固視灯7の位置のうち、少なくとも一方を検知するセンサである。
前記ソレノイド141は、エキサイタフィルタ105、106を光路に対して挿脱させるための駆動を行う。前記ソレノイド142は、照明絞り110を光軸方向に移動させるための駆動を行う。前記ソレノイド143は、撮影絞り121を、回動軸121aを中心に回転させるための駆動を行う。前記ソレノイド144は、バリアフィルタ122、123を光路に対して挿脱させるための駆動を行う。前記ソレノイド145は、合焦レンズ124を光軸方向に移動させてフォーカシングするための駆動を行う。前記ソレノイド146は、クイックリターンミラー127を、回動軸127aを中心に回転させるための駆動を行う。前記ソレノイド147は、切換ミラー129を、回動軸129Aを中心に回転させるための駆動を行う。
前記制御手段140は、ハロゲンランプ101およびキセノンランプ103の点灯/消灯の切り換えや、光量の調整を行う。また、制御手段140は、撮影絞り121や照明絞り110の絞りの大きさを変更させるようになっている。
前記制御手段140は、第1コントロールパネル30L、第2コントロールパネル30R、固視標位置センサ36からの各種の入力や設定を受けて、対応する各部を動作制御するようになっている。なお、図6では、図が煩雑になるのを回避するために、両コントロールパネル30L,30Rに配置された各ボタン表記が省略されている。
前記制御手段140は、第1コントロールパネル30Lの表示部34Aに、撮影絞り121の絞り値を表す情報を表示させるようになっている。
ここで、絞り値を表す情報は、次のような態様で表示される。図5に示すように、撮影絞り121には、各種の絞り値を実現するための絞り121aから121fが形成されている。撮影光学系120の光軸上に絞り121aを配置すると表示部34Aに「1」と表示し、絞り121bを配置すると表示部34Aに「2」と表示し、絞り121cを配置すると表示部34Aに「3」と表示し、絞り121dを配置すると表示部34Aに「4」と表示し、絞り121eを配置すると表示部34Aに「5」と表示し、絞り121fを配置すると表示部34Aに「6」と表示する。即ち、表示部34Aには、撮影絞り121の絞り値が小さな順に「1」〜「6」と表示されるようになっている。
なお、このように光軸上に配置される絞り121a〜121fに対応する数字を表示する代わりに、絞り開口面積を表示するように構成することもできる。即ち、使用に供されている撮影絞り121の絞り度合いを表す情報であれば、表示部34Aによる表示形態は問わない。
次に、作用を説明する。
図7は、実施例1の眼科撮影装置1による被検眼の眼底観察動作、並びに、被検眼の眼底像撮影動作の一例を示すフローチャートである。以下、図7に基づいて被検眼の眼底像観察動作、被検眼の眼底像撮影動作および観察時/撮影時による撮影絞り切り換え制御作用について説明する。
[被検眼の眼底像観察動作]
ステップS1では、撮影絞り121を開放状態とし、撮影絞り121の開放状態に合わせてハロゲンランプ101の光量を自動調整により抑え、光量を抑えた観察光により、被検眼Eの眼底像を観察する。
まず、被検眼Eの眼底像観察を行う際には、被検眼者を図示しない椅子に座らせ、顎受け6に顎を載置させる。そして、被検眼Eに対する光学系のアライメントを行う。
被検眼Eに対する光学系のアライメントは、コントロールレバー4により架台3を、ベース2上において左右・上下に動かし、カラー液晶モニター11の中央部に被検眼Eを映し出す(前眼部観察)。
そして、前眼部観察位置からコントロールレバー4により架台3を真っ直ぐ押し込んでゆくと、画像が瞳孔から入り込んで、被検眼Eの眼底Efがピンボケ状態で映し出される。この状態で、例えば、コントロールレバー4の操作によりカラー液晶モニター11上の2つアライメント輝点を1つに合致させ、さらに、カラー液晶モニター11上の“()スケール”内に1つに合致させたアライメント輝点を入れることで、眼底Efにピントを合わせ、カラー液晶モニター11に被検眼Eの眼底Efを映し出す(眼底像観察)。
この眼底Efの観察時には、撮影絞り121が初期状態である開放状態(例えば、撮影光学系120の光軸上に開口面積が大きな絞り121aや121bや121cを配置した状態)とされ、撮影絞り121の開放状態に合わせてハロゲンランプ101の光量が自動調整により低く抑えられる。
ここで、ハロゲンランプ101の点灯により得られる観察光は、コンデンサレンズ102、104を介してリング開口板107を照射する。リング開口板107のリング開口107aを通過した光は、ミラー108により偏向され、液晶表示器109、照明絞り110およびリレーレンズ111を経由し、孔開きミラー112によって撮影光学系120の光軸方向に偏向され、対物レンズ113を介して被検眼Eを照明する。ここで、リング開口板107は被検眼Eの瞳孔に共役配置されているので、瞳孔上にリング開口像が形成され、このリング開口像によって眼底Efが照明されることとなる。
[被検眼の眼底像撮影動作]
ステップS2では、被検眼の眼底像観察動作が終了したら、まず、第1コントロールパネル30Lに配置されたボタン31a、31bまたは31cを選択的に押下して撮影モードの設定を行う。なお、撮影モードの設定を行わなかった場合には、初期設定としてボタン31aに対応するカラー撮影モードが選択される。
押下されたボタンは点灯され、どのモードを選択したかを認識できるようになっている。選択された撮影モードは、制御手段140内のRAMまたは記憶手段150に設定条件情報として記憶される。制御手段140は、選択された撮影モードに応じて各部の設定を制御する。例えば、ボタン31aに対応するカラー撮影モードが選択された場合、撮影時にハロゲンランプ101を点灯させるよう制御し、一方、ボタン31bまたは31cに対応するFAGモードまたはICGモードが選択された場合には、キセノンランプ103を点灯させるよう制御する。
ステップS3では、ボタン33a、33bまたは33cを選択的に押下して第1の撮像装置9に使用される撮影媒体の種類の設定を行う。なお、撮影媒体の種類の設定を行わなかった場合には、初期設定としてボタン33aに対応するCCDカメラが選択される。
押下されたボタンは点灯され、どの撮影媒体を選択したか認識できるようになっている。選択された撮影媒体の種類は、制御手段140内のRAMまたは記憶手段150に設定条件情報として記憶される。
ステップS4では、ボタン34aまたは34bを押下して、撮影絞り121の開口面積の設定を行う。なお、撮影絞り121の開口面積設定を行わなかった場合には、初期設定としてボタン34bに対応する開放絞り(LARGE)が選択される。
このとき、設定された撮影121の開口面積は、制御手段140内のRAMまたは記憶手段150に設定条件情報として記憶される。
ステップS5では、上記設定動作が終了した場合、あるいは、上記設定動作の一部が終了した場合、あるいは、上記設定動作を全く行わなかった場合、眼底像撮影動作として撮影ボタン4aを押す。
すなわち、上記ステップS2〜ステップS4の設定動作は、任意の順序で行うことが可能であるし、一部のみを行うことも可能であるし、全く行わないで撮影動作に入ることも可能である。
ステップS6では、ステップS5での撮影ボタン4aの押し操作に続き、撮影絞り121を絞るか否かを判断し、Yesの場合はステップS7へ移行し、Noの場合はステップS9へ移行する。
ここで、撮影絞り121を絞るとの判断は、ステップS2の撮影モードの選択(例えば、カラー撮影モードの選択)やステップS3の撮影媒体の選択(例えば、CCDカメラの選択)にかかわらず、ステップS4にて撮影絞り121をスモールボタン34aに対応する小開口面積絞り(SMALL)の選択がなされると、この絞り選択のみを条件とし、撮影絞り121を絞ると判断してステップS7へ進む。
ステップS7では、ステップS6での撮影絞り121を絞るとの判断に続き、開放絞り(LARGE)での開口面積となっている撮影絞り121を、小開口面積絞り(SMALL)の開口面積まで絞る制御指令をソレノイド143へ出力する。
ここで、開放絞り(LARGE)での開口面積SLARGEと、小開口面積絞り(SMALL)の開口面積SSMALLとの関係は、例えば、SLARGE:SSMALL=4:1とする。
ステップS8では、ステップS7での撮影絞り121を絞り制御に続き、撮影絞り121の絞り開口面積の変更に応じ、ハロゲンランプ101及びキセノンランプ103の撮影時光量を適正に上げる。
ここで、撮影時光量を適正に上げるための制御量は、絞り開口面積の変更情報を基に演算して求める構成とすることができ、また、絞り開口面積の変更情報と光量とを関連付けたテーブルをあらかじめ記憶手段150等に保存しておき、これを参照して求める構成とすることもできる。
ステップS9では、ステップS8での撮影時光量の上昇処理、あるいは、ステップS6での撮影絞り121を絞らないとの判断に続き、フラッシュ(キセノンランプ103)を発光させ、被検眼Eの眼底Efの眼底像Ef’の蛍光撮影を行う。
制御手段140は、撮影された眼底像Ef’を、撮影絞り121の開口面積と撮影時光量と共に、I/F部160を介して画像記録装置200に送信し記録させる。
なお、蛍光撮影時には、キセノンランプ103が発光され、上記ハロゲンランプ101の点灯の場合と同様にして眼底Efが照明される。このとき、可視蛍光撮影か赤外蛍光撮影かに応じて、エキサイタフィルタ105または106が選択的に光路上に挿入される。
[観察時/撮影時による撮影絞り切り換え制御作用]
観察動作から撮影動作に移行するときであって、ステップS4においてスモールボタン34aが押下されていなく撮影絞り条件が成立しない場合には、図7に示すフローチャートにおいて、ステップS1→ステップS2→ステップS3→ステップS4→ステップS5→ステップS6→ステップS9へと進む流れになる。
したがって、ステップS9において、撮影絞り121を開放絞り(LARGE)としたままで、被検眼Eの眼底Efの眼底像Ef’の蛍光撮影が行われることになる。
一方、観察動作から撮影動作に移行するとき、ステップS4においてスモールボタン34aが押下されていて撮影絞り条件が成立する場合には、図7に示すフローチャートにおいて、ステップS1→ステップS2→ステップS3→ステップS4→ステップS5→ステップS6→ステップS7→ステップS8→ステップS9へと進む流れになる。
したがって、ステップS7において、撮影絞り121を開放絞り(LARGE)から小開口面積絞り(SMALL)まで絞り、ステップS8において、撮影絞り121を小開口面積絞り(SMALL)としたときの適正な撮影光量が得られる状態に設定し、ステップS9において、被検眼Eの眼底Efの眼底像Ef’の蛍光撮影が行われることになる。
よって、実施例1の眼科撮影装置1にあっては、眼底像の観察時は、撮影絞り121の開口面積が開放絞り(LARGE)とされ、眼底像の撮影時は、観察時における撮影絞り121の開口面積が小開口面積絞り(SMALL)まで絞られる。
すなわち、被写界深度は、撮影絞り121を開けば浅くなり、撮影絞り121を絞れば深くなるという関係にあるため、撮影絞り121の開口面積が開放絞り(LARGE)とされる眼底像の観察時は、被写界深度が浅くなり、ピントが合う範囲が狭くなる。
このため、眼底Efにピントを合わせる操作を行う際、狭い範囲でのみピントが合ってはっきりした画像となり、その前後の範囲ではピンボケした画像となることで、眼底Efの観察部分にピントが合わせ易くなる。
例えば、ピンボケ領域からピントが合った領域に入るだけで、眼底Efの観察部分にピントを合わせることができる。
この点は、ピント合わせを自動化するオートフォーカスを採用する場合、短時間で素早くピント合わせを行うことができ、きわめて有効となる。
また、眼底像の観察時は、撮影絞り121を開放絞り(LARGE)まで開いているため、観察光量を低く抑えても、撮影絞り121を介して検眼者の目に入る光量は、撮影絞り121を閉じた場合に比べ増加することで、観察光は明るくなる。
このように、観察時に容易にピント合わせ操作を行うことができると共に、明るい観察光による観察環境が得られることにより、検眼者が被検眼Eの眼底Efを観察し易くなる。
眼底像の観察時、例えば、観察光量を高くしたまま撮影絞り121を開けば、眼底像が明る過ぎて細部観察ができないため、眼底像の観察時に撮影絞り121の開口面積を開放絞り(LARGE)とした場合、自動的に観察光量を低く抑えるように調整される。この点は手動による観察光量の調整でも同様である。
このため、観察光量が低くなることで被検眼者が受ける眩しさが低減される。また、観察光量が低いため、ケラレやフレアの原因ともなる瞳孔の縮瞳が生じ難くなる。
このように、撮影時間に比べかなりの長時間となる眼底像観察時において、被検眼者が受ける眩しさを低減すると共に、被検眼者の瞳孔が縮瞳となるのを防止することにより、観察時に被検眼者に対する負担を最小限に抑えることができる。
眼底像の撮影時、観察時における撮影絞りの開口面積(開放絞り)が小さく絞られ、被写界深度が浅い状態から深い状態へと移行し、ピントが合う範囲が狭い範囲から拡大されるため、必然的にピントが合った撮影像が得られやすい。
また、眼底像の撮影時には、撮影絞り121を小開口面積に絞ることで、照明光束と撮影光束がより分離されるため、フレアが入りにくい。
このように、確実にピンボケになることが防止されると共に、光束の分離によりフレアが入るのが防止されるため、撮影時、被検眼Eの眼底像を鮮明に撮影することができる。
実施例1において、眼底像の観察時は、撮影絞り121の開口面積(開放絞り)に応じた観察光量に自動調整され、眼底像の撮影時は、撮影絞り121の開口面積縮小分(=開放絞り−小開口面積絞り)に応じた撮影光量に自動調整される。
したがって、撮影光量を手動調整する場合のような煩わしい操作が解消され、操作性が良く、使用効率が向上する。
実施例1においては、スモールボタン34aの操作により被写界深度が深い小開口面積絞り(SMALL)が撮影に先行して設定された場合、眼底像の撮影時、観察時における撮影絞り121の開放絞り(LARGE)による開口面積が、設定された小開口面積絞り(SMALL)まで絞られる。
したがって、眼底像を撮影する時に必ず撮影絞り121が絞られることなく、例えば、撮影絞り121を開放側絞りにしたままで撮影眼底像を得たい場合、スモールボタン34aの押下する操作を意図的にしなければ得ることができる。
実施例1においては、撮影モードの選択や撮影媒体の選択にかかわらず、スモールボタン34aの操作により小開口面積絞り(SMALL)による撮影絞りが撮影に先行して設定された場合、眼底像の撮影時、観察時における撮影絞り121の開放絞り(LARGE)が設定された小開口面積絞り(SMALL)まで絞られる。
例えば、撮影モードがカラーモードであり、かつ、撮影媒体がCCDカメラであるという条件を付加した場合、カラーモードやCCDカメラ以外の場合、仮に小開口面積絞り(SMALL)を選択しても撮影時に撮影絞りが絞られない。
これに対し、小開口面積絞り(SMALL)の選択のみを、撮影時における撮影絞り121を絞る条件としたことで、小開口面積絞り(SMALL)の選択操作に応えて確実に被検眼Eの眼底像の鮮明な撮影を確保することができる。
次に、効果を説明する。
実施例1の眼科撮影装置1にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(1) 被検眼Eの眼底像を観察するための観察用光源と、撮影するための撮影用光源とを有し、これらの光源から発せられた照明光の前記被検眼Eの眼底Efによる反射光を、撮影絞り121を介して観察及び撮影する眼科撮影装置1において、眼底像の観察時は、撮影絞り121の開口面積を開放絞り(LARGE)とし、眼底像の撮影時は、観察時における撮影絞り121の開口面積を小さく絞るため、眼底Efの観察時、眼底Efを観察し易いと共に被検眼者に対する負担を最小限にしながら、眼底Efの撮影時、被検眼Eの眼底像を鮮明に撮影することができる。
(2) 眼底像の観察時は、撮影絞り121の開口面積に応じた観察光量に自動調整し、眼底像の撮影時は、撮影絞り121の開口面積縮小分に応じた撮影光量に自動調整するため、撮影光量を手動調整する場合のような煩わしい操作が解消され、操作性が良く、使用効率の向上を図ることができる。
(3) 2つの目標開口面積の中から1つを選択操作することで、撮影絞りを設定する撮影絞り設定手段としてのスモールボタン34aとラージボタン34bを設け、スモールボタン34aの選択により小開口面積絞り(SMALL)による撮影絞りが撮影に先行して設定された場合、眼底像の撮影時、観察時における撮影絞り121の開放絞り(LARGE)を設定された小開口面積絞り(SMALL)まで絞るため、検眼者の意図がスモールボタン34aの選択操作の有無により反映され、被検眼Eの眼底像の鮮明な撮影を確保したい場合と、撮影絞りを開放側絞りにした撮影眼底像を得たい場合と、の異なる検眼者意図に応えることができる。
(4) 撮影に関する各種の設定にかかわらず、スモールボタン34aの選択により小開口面積絞り(SMALL)による撮影絞りが撮影に先行して設定されることのみを条件とし、眼底像の撮影時、観察時における撮影絞り121の開放絞り(LARGE)を設定された小開口面積絞り(SMALL)まで絞るため、撮影に関する各種の設定にかかわらず、小開口面積絞り(SMALL)の選択操作に応えて確実に被検眼Eの眼底像の鮮明な撮影を確保することができる。
実施例2は、眼底Efが傾斜しており、被写界深度が深い撮影が効果的である周辺撮影時に撮影絞り121を絞るようにした例である。
なお、構成的には、図1〜図6に示す実施例1と同様であるため、図示並びに説明を省略する。
次に、作用を説明する。
図8は、実施例2の眼科撮影装置1による被検眼の眼底観察動作、並びに、被検眼の眼底像撮影動作の一例を示すフローチャートである。以下、図8に基づいて被検眼の眼底像観察動作、被検眼の眼底像撮影動作および観察時/撮影時による撮影絞り切り換え制御作用について説明する。
[被検眼の眼底像観察動作]
ステップS21では、図7のステップS1と同様に、撮影絞り121を開放状態とし、撮影絞り121の開放状態に合わせてハロゲンランプ101の光量を自動調整により抑え、光量を抑えた観察光により、被検眼Eの眼底像を観察する。
したがって、眼底Efの観察時には、撮影絞り121が初期状態である開放状態(LARGE)とされ、撮影絞り121の開放状態に合わせてハロゲンランプ101の光量が自動調整により抑えられる。なお、他の動作についても実施例1と同様である。
[被検眼の眼底像撮影動作]
ステップS22では、図7のステップS2と同様に、被検眼の眼底像観察動作が終了したら、まず、第1コントロールパネル30Lに配置されたボタン31a、31bまたは31cを選択的に押下して撮影モードの設定を行う。なお、撮影モードの設定を行わなかった場合には、初期設定としてボタン31aに対応するカラー撮影モードが選択される。
ステップS23では、図7のステップS3と同様に、ボタン33a、33bまたは33cを選択的に押下して第1の撮像装置9に使用される撮影媒体の種類の設定を行う。なお、撮影媒体の種類の設定を行わなかった場合には、初期設定としてボタン33aに対応するCCDカメラが選択される。
ステップS24では、外部固視標(外部固視灯7)の位置を切り換える手動操作、あるいは、内部固視標(液晶表示器109)の位置を切り換える固視切換スイッチ35cへの手動操作により被検眼Eを誘導し、固視標を移動させる。
ステップS25では、ステップS24での固視標移動に続き、眼底像撮影動作として撮影ボタン4aを押す。
ここで、ステップS22及びステップS23の設定動作を全く行わなくても、さらに、ステップS24の固視標移動を行わなくても、撮影ボタン4aの押下動作に入ることは可能である。
ステップS26では、液晶表示器109の位置、あるいは、外部固視灯7の位置のうち、少なくとも一方を検知する固視標位置センサ36により固視標の位置を検知する。
ステップS27では、ステップS26での固視標の位置検知に続き、固視標の位置検知情報に基づき、周辺撮影か否かを判断し、Yesの場合はステップS28へ移行し、Noの場合はステップS30へ移行する。
ここで、周辺撮影か否かの判断は、固視標位置センサ36により検知された固視標の位置が、瞳孔を正面に向けた中心位置から鼻側や耳側に外れた位置となった場合、周辺撮影であると判断する。
また、このステップS27で周辺撮影であると判断された場合、カラー撮影モードの選択(初期設定を含む)、CCDカメラの選択(初期設定を含む)、の成立や不成立にかかわらず、これらの設定条件に優先してステップS28へ進む。
ステップS28では、ステップS27での周辺撮影であるとの判断に続き、開放絞り(LARGE)での開口面積となっている撮影絞り121を、予め設定された被写界深度が深い目標開口面積まで絞る制御指令をソレノイド143へ出力する。
ここで、被写界深度が深い目標開口面積としては、例えば、実施例1で述べた小開口面積絞り(SMALL)としても良いし、また、周辺撮影であることを考慮し、小開口面積絞り(SMALL)より深い被写界深度が得られる開口面積としても良い。さらには、中心位置からの鼻側や耳側への外れ度合いに応じ、中心位置から周辺側へ外れるほど開口面積を小面積として被写界深度を深くしても良い。
ステップS29では、ステップS28での撮影絞り121を絞り制御に続き、ステップS8と同様に、撮影絞り121の絞り開口面積の変更に応じハロゲンランプ101及びキセノンランプ103の撮影時光量を適正に上げる。
ステップS30では、ステップS29での撮影時光量の上昇処理、あるいは、ステップS27での周辺撮影ではないとの判断に続き、ステップS9と同様に、フラッシュ(キセノンランプ103)を発光させ、被検眼Eの眼底Efの眼底像Ef’の蛍光撮影を行う。
[観察時/撮影時による撮影絞り切り換え制御作用]
観察動作から撮影動作に移行するとき、ステップS27で周辺撮影でないと判断された場合には、図8に示すフローチャートにおいて、ステップS21→ステップS22→ステップS23→ステップS24→ステップS25→ステップS26→ステップS27→ステップS30へと進む流れになる。
したがって、ステップS30において、撮影絞り121を開放絞り(LARGE)としたままで、被検眼Eの眼底Efの眼底像Ef’の蛍光撮影が行われることになる。
一方、観察動作から撮影動作に移行するとき、ステップS27で周辺撮影であると判断された場合には、図8に示すフローチャートにおいて、ステップS21→ステップS22→ステップS23→ステップS24→ステップS25→ステップS26→ステップS27→ステップS30へと進む流れになる。
したがって、ステップS28において、撮影絞り121を開放絞り(LARGE)から予め設定された小開口面積絞りまで絞り、ステップS29において、撮影絞り121を小開口面積絞りとしたときの適正な撮影光量が得られる状態に設定し、ステップS30において、被検眼Eの眼底Efの眼底像Ef’の蛍光撮影が行われることになる。
ここで、眼底Efの周辺撮影は、通常の眼底像撮影に比べた場合、下記の点で状況が相違する。
・撮影部位が球面を傾けた状態であるため、被写体である眼底Ffが傾斜しており、各部分での眼底Efに至る距離に大きな前後差が生じる。
・スプリット合致式の合焦は、角膜偏芯により、照明光束と撮影光束が互いにずれ、ピント合わせに使えないため、ファインダー(モニター)で目視による判断となる。
・撮影絞り121を絞ることによって撮影光量が増加することになるが、黄斑部から離れた周辺撮影では、撮影光量が上がってもさほど眩しさを感じない。
これに対し、実施例2の眼科撮影装置1にあっては、固視標位置センサ36により検知された固視標の位置が、瞳孔を正面に向けた中心位置から鼻側や耳側に外れた位置となる周辺撮影時であると判断された場合、眼底像の撮影時、観察時における撮影絞り121の開口面積が小さく絞られる。
すなわち、眼底像の周辺撮影時、撮影前の観察時に被写界深度が浅い(開放絞り)のに対し、周辺撮影時に被写界深度が深く(小開口面積絞り)なるため、ピントが合う範囲が狭い範囲から拡大され、上記のような眼底が傾斜しているしスプリット合致式の合焦ができないという特徴を持った周辺撮影において、被写界深度が深くなることは有利であり、かつ、効果的であり、眼底像の周辺撮影にもかかわらず、ピントが合った撮影像を得ることができる。
実施例2においては、撮影に関する各種の設定にかかわらず、固視標位置センサ36により検知された固視標の位置が、瞳孔を正面に向けた中心位置から鼻側や耳側に外れた位置となる周辺撮影時であると判断されることのみを条件とし、眼底像の撮影時、観察時における撮影絞り121の開口面積が、予め設定された被写界深度が深い目標開口面積まで絞られる。
例えば、撮影モードがカラーモードであり、かつ、撮影媒体がCCDカメラであるという条件を付加した場合、カラーモードやCCDカメラ以外の場合、仮に周辺撮影を行ったとしても撮影絞りが絞られない。
これに対し、周辺撮影条件のみを、撮影時における撮影絞り121を絞る条件としたことで、固視標を移動させる周辺撮影動作に応えて確実に被検眼Eの眼底像の鮮明な撮影を確保することができる。
次に、効果を説明する。
実施例2の眼科撮影装置1にあっては、実施例1の(1),(2)の効果に加え、下記に列挙する効果を得ることができる。
(5) 被検眼Eにおける固視標の位置を検知する固視標位置センサ36を設け、固視標位置センサ36により検知された固視標の位置が、瞳孔を正面に向けた中心位置から鼻側や耳側に外れた位置となる周辺撮影時であると判断された場合、眼底像の撮影時、観察時における撮影絞り121の開口面積を小さく絞るため、眼底が傾斜しているしスプリット合致式の合焦ができない周辺撮影にもかかわらず、ピントが合った撮影像を得ることができる。
(6) 撮影に関する各種の設定にかかわらず、固視標位置センサ36により検知された固視標の位置が、瞳孔を正面に向けた中心位置から鼻側や耳側に外れた位置となる周辺撮影時であると判断されることのみを条件とし、眼底像の撮影時、観察時における撮影絞り121の開口面積を、予め設定された被写界深度が深い目標開口面積まで絞るため、撮影に関する各種の設定にかかわらず、固視標を移動させる周辺撮影動作に応え、確実に被検眼Eの眼底像の鮮明な撮影を確保することができる。
以上、本発明の眼科撮影装置を実施例1及び実施例2に基づき説明してきたが、具体的な構成については、これらの実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
実施例1では、小開口面積による撮影絞りの選択を条件とし、眼底像の撮影時に撮影絞りを絞る例を示し、実施例2では、周辺撮影であるとの判断を条件とし、眼底像の撮影時に撮影絞りを絞る例を示した。しかし、例えば、撮影ボタンを押す撮影動作のみを条件とし、眼底像の撮影時に撮影絞りを絞るようにしても良いし、実施例1,2の条件以外の条件を付加して、眼底像の撮影時に撮影絞りを絞る例としても良い。要するに、眼底像の観察時は、撮影絞りの開口面積を開放側とし、眼底像の撮影時は、観察時における撮影絞りの開口面積を小さく絞るものであれば本発明に含まれる。
実施例1,2では、眼底像の観察時、予め選定した開放絞り(LARGE)に固定する例を示したが、固定された開放絞りによる開口面積を、手動調整によりその前後範囲で調整できるようにしても良い。
実施例1,2では、眼底像の撮影時、あるいは、眼底像の周辺撮影時、予め設定した小開口面積絞りに固定する例を示した。しかし、固定された小開口面積絞りによる開口面積を、手動調整によりその前後範囲で調整できるようにしても良い。また、カメラ性能に応じて最適な絞り開口面積に設定するようにしても良い。さらには、撮影毎に絞り情報と画像を一緒に記録しておき、最適な画像が得られる開口面積に手動で設定変更、あるいは、学習制御により自動的に設定変更するようにしても良い。
実施例1,2では、撮影絞りとして、開口面積が異なる複数の絞りを有する多段階絞りの例を示したが、開口面積が無段階に得られる無段階撮影絞りとしても良い。この無段階撮影絞りの場合、撮影絞りの開口面積をきめ細かく調整することができる。
実施例1,2では、撮影絞りで絞った分、撮影光量を自動的補正する例を示したが、撮影光量を手動調整操作により補正するものであっても良い。
実施例1,2では、撮影モードと撮影媒体の種類を変更設定できる眼科撮影装置の例を示したが、例えば、CCDカメラによりカラー撮影に固定された眼科撮影装置へも適用できる。また、実施例1,2では、ピント合わせを手動操作により行う眼科撮影装置の例を示したが、オートフォーカス方式の眼科撮影装置の例としても良い。要するに、被検眼の眼底像を観察するための観察用光源と、撮影するための撮影用光源とを有し、これらの光源から発せられた照明光の前記被検眼の眼底による反射光を、撮影絞りを介して観察及び撮影する眼科撮影装置であれば本発明を適用できる。
実施例1の眼科撮影装置1の外観を示す側面図である。 実施例1の眼科撮影装置1における第1コントロールパネルと第2コントロールパネルの一例を示す図である。 実施例1の眼科撮影装置1の本体部8に格納された光学系の構成の一例を示す概略図である。 光学系の構成のうち照明光学系100に設定された液晶表示器109によるドットからなる固視標109aの一例を示す図である。 光学系の構成のうち撮影光学系120に設定された撮影絞り121の概略構成の一例を示した図である。 実施例1の眼科撮影装置1における各部を制御するための制御系の構成の一例を示す制御ブロック図である。 実施例1の眼科撮影装置1による被検眼の眼底観察動作、並びに、被検眼の眼底像撮影動作の一例を示すフローチャートである。 実施例2の眼科撮影装置1による被検眼の眼底観察動作、並びに、被検眼の眼底像撮影動作の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 眼科撮影装置
4 コントロールレバー
4a 撮影ボタン
7 外部固視灯(外部固視標)
8 本体部
8a 対物レンズ部
8b 接眼レンズ部
9 第1の撮像装置
9a 撮影媒体
10 第2の撮像装置
30 コントロールパネル
30L 第1コントロールパネル
31a NORMボタン
31b FAGボタン
31c ICGボタン
32a UPボタン
32b DOWNボタン
32A 表示部
33a CCDボタン
33b FILMボタン
33c POLAボタン
34a スモールボタン
34b ラージボタン
34A 表示部
30R 第2コントロールパネル
35a 画角スイッチ
35b サムネイルスイッチ
35c 固視切換スイッチ
35d 番号スイッチ
36 固視標位置センサ(固視標位置検知手段)
100 照明光学系
101 ハロゲンランプ(観察用光源)
103 キセノンランプ(撮影用光源)
109 液晶表示器(内部固視標)
120 撮影光学系
121 撮影絞り
124 合焦レンズ
140 制御手段
141〜147 ソレノイド
200 画像記録装置

Claims (6)

  1. 被検眼の眼底像を観察するための観察用光源と、撮影するための撮影用光源とを有し、
    これらの光源から発せられた照明光の前記被検眼の眼底による反射光を、撮影絞りを介して観察及び撮影する眼科撮影装置において、
    眼底像の観察時は、前記撮影絞りの開口面積を開放側とし、眼底像の撮影時は、観察時における前記撮影絞りの開口面積を小さく絞る制御手段を設けたことを特徴とする眼科撮影装置。
  2. 請求項1に記載された眼科撮影装置において、
    前記制御手段は、眼底像の観察時は、前記撮影絞りの開口面積に応じた観察光量に自動調整し、眼底像の撮影時は、前記撮影絞りの開口面積縮小分に応じた撮影光量に自動調整することを特徴とする眼科撮影装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載された眼科撮影装置において、
    複数の目標開口面積の中から1つを選択操作することで、撮影絞りの目標開口面積を設定する撮影絞り設定手段を設け、
    前記制御手段は、撮影絞りの開口面積として被写界深度が深い撮影時目標開口面積が撮影に先行して設定された場合、眼底像の撮影時、観察時における前記撮影絞りの開口面積を設定された撮影時目標開口面積まで絞ることを特徴とする眼科撮影装置。
  4. 請求項3に記載された眼科撮影装置において、
    前記制御手段は、撮影に関する各種の設定にかかわらず、撮影絞りの開口面積として被写界深度が深い撮影時目標開口面積が撮影に先行して設定されることのみを条件とし、眼底像の撮影時、観察時における前記撮影絞りの開口面積を設定された撮影時目標開口面積まで絞ることを特徴とする眼科撮影装置。
  5. 請求項1または請求項2に記載された眼科撮影装置において、
    被検眼における固視標の位置を検知する固視標位置検知手段を設け、
    前記制御手段は、前記固視標位置検知手段により検知された固視標の位置が、瞳孔を正面に向けた中心位置から鼻側や耳側に外れた位置となる周辺撮影時であると判断された場合、眼底像の撮影時、観察時における前記撮影絞りの開口面積を小さく絞ることを特徴とする眼科撮影装置。
  6. 請求項7に記載された眼科撮影装置において、
    前記制御手段は、撮影に関する各種の設定にかかわらず、前記固視標位置検知手段により検知された固視標の位置が、瞳孔を正面に向けた中心位置から鼻側や耳側に外れた位置となる周辺撮影時であると判断されることのみを条件とし、眼底像の撮影時、観察時における前記撮影絞りの開口面積を、予め設定された被写界深度が深い目標開口面積まで絞ることを特徴とする眼科撮影装置。
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