JP2000245699A - 眼科装置 - Google Patents

眼科装置

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JP2000245699A
JP2000245699A JP11352401A JP35240199A JP2000245699A JP 2000245699 A JP2000245699 A JP 2000245699A JP 11352401 A JP11352401 A JP 11352401A JP 35240199 A JP35240199 A JP 35240199A JP 2000245699 A JP2000245699 A JP 2000245699A
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eye
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Yoshiaki Okumura
淑明 奥村
Hiroshi Ito
宏 伊藤
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Canon Inc
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B3/00Apparatus for testing the eyes; Instruments for examining the eyes
    • A61B3/10Objective types, i.e. instruments for examining the eyes independent of the patients' perceptions or reactions
    • A61B3/12Objective types, i.e. instruments for examining the eyes independent of the patients' perceptions or reactions for looking at the eye fundus, e.g. ophthalmoscopes
    • A61B3/1225Objective types, i.e. instruments for examining the eyes independent of the patients' perceptions or reactions for looking at the eye fundus, e.g. ophthalmoscopes using coherent radiation
    • A61B3/1233Objective types, i.e. instruments for examining the eyes independent of the patients' perceptions or reactions for looking at the eye fundus, e.g. ophthalmoscopes using coherent radiation for measuring blood flow, e.g. at the retina

Abstract

(57)【要約】 【課題】 過去に測定又は撮影した部位を再度測定する
際に、前回の設定値を自動的に設定することによって、
短時間で容易に同一部位の測定を行う。 【解決手段】 ドップラ信号はシステム制御部24から
出力され、パーソナルコンピュータ27に入力されて演
算・解析が行われる。所定の時間ドップラ信号を検出し
た後に、設定値である固視標の座標、イメージローテー
タ9の角度、フォーカスノブの位置、イメージインテン
シファイア20及びフォトマルチプライア22、23の
増幅率が、システム制御部24からパーソナルコンピュ
ータ27に送信される。これらの設定値は、パーソナル
コンピュータ27に記憶されている前回の同一部位の値
と比較され、所定の値以上ずれている場合には、再度測
定部位が違っていないかを確認して、違わなければデー
タを保存して、1回の測定を終了する。このように前回
と同一部位を測定する際に、簡便かつ短時間で同一部位
の測定を行うことができ、被検眼Eに対する負担を少な
くすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検眼の眼底を測
定或いは撮影により検査するための眼科装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来から眼底血流計としては、被検眼眼
底の血管をトラッキングし、トラッキングした血管の血
流速度を測定するレーザードップラ血流計が、例えば特
開平7−031596号公報に開示されている。このレ
ーザードップラ血流計は、トラッキング用のレーザー光
を血管を含む領域に照射し、その反射光をイメージイン
テンシファイヤで増幅した後に、イメージセンサで血管
像として受光し、この血管像から血管位置を検出して、
血管が所定の位置にくるようにガルバノメトリックミラ
ーをフィードバック制御することによってトラッキング
を行っている。このとき、血管像の反射光量は眼底の血
管の位置などで大きく異なるために、ゲインの調整が必
要となる。
【0003】また、トラッキングされた眼底の血管に対
して血流速度測定用のレーザー光を照射し、血管中を流
れる血球によるドップラ効果によってドップラシフトし
た反射光と、血管等の周辺組織から反射したレーザー光
とが干渉して、ドップラシフト周波数に対応したビート
信号をフォトマルチプライアにより受光する。このと
き、反射信号であるビート信号も眼底の血管の位置など
で大きく異なるために、ゲインの調整が必要である。ま
たこの他に、トラッキング位置を調整する補正機能を有
する血流計も開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述の従
来例の眼底血流計においては、同一部位で経時的に測定
値を比較する必要があり、同一部位を測定するために
は、最初の測定時に眼底写真を撮影してマーキングして
おき、次回の測定のときにその眼底写真を参考にしなが
ら装置の再設定を行うという操作が必要である。このた
めに、正確に記録をしておかないと、測定位置が微妙に
ずれてしまうという問題点が生ずる。
【0005】本発明の目的は、上述の問題点を解消し、
過去に測定又は撮影した部位を再度測定する際に、前回
の設定値を自動的に設定することによって、短時間で容
易に同一部位の測定を行うことができる眼底装置を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る眼科装置は、被検眼の眼底の任意の部位
に対して検査を行う眼科装置において、前記部位を検査
する際の設定状態を検出する検出手段と、前記部位に対
して検者が重複しない所望の部位名を付加する部位命名
手段と、被検眼を特定するためのデータを設定する被検
眼データ設定手段と、該被検眼データ設定手段で設定し
たデータ及び前記部位命名手段で命名した部位名及び前
記検出手段で検出した設定状態とを関連付けて記憶する
記憶手段とを有することを特徴とする。
【0007】また、本発明に係る眼科装置は、被検眼及
び該被検眼の眼底部位を命名する命名手段と、前記眼底
部位を検査する検査手段と、命名された眼底部位に対す
る前記検査手段の検査に関する設定状態を記憶する記憶
手段と、前記命名手段により眼底部位を指定したときに
記憶している前記設定状態に基づいて前記検査手段を前
記設定状態に制御する制御手段とを有することを特徴と
する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明を図示の実施例に基づいて
詳細に説明する。図1は第1の実施例の眼底血流計の構
成図を示し、白色光を発するタングステンランプ等から
成る観察用光源1から被検眼Eと対向する対物レンズ2
に至る照明光路上には、ほぼ被検眼Eの眼底Eaと光学
的に共役な位置に配され光路に沿って移動自在な固視標
表示用素子である透過型液晶板3、リレーレンズ4、孔
あきミラー5、黄色域の波長光を透過し他の光束を殆ど
反射するバンドパスミラー6が順次に配列されている。
孔あきミラー5の背後の光路上には眼底観察光学系が構
成されており、光路に沿って移動自在な結像レンズ7、
接眼レンズ8が配列されて、検者眼eに至っている。
【0009】バンドパスミラー6の反射方向の光路上に
は、イメージローテータ9、紙面に垂直な回転軸を有し
両面研磨された光偏向手段であるガルバノメトリックミ
ラー10が配列され、ガルバノメトロックミラー10の
下側反射面の反射方向には、光路に沿って移動自在なリ
レーレンズ11が配置され、上側反射面の反射方向には
レンズ12が配置されている。なお、ガルバノメトリッ
クミラー10はその回転軸の下方に切欠部を有し、被検
眼Eの瞳孔と共役関係にあるレンズ12の前側焦点面に
配置されている。
【0010】ガルバノメトリックミラー10の後方には
凹面ミラー13が配置され、ガルバノメトリックミラー
10の下側反射面で反射されずに切欠部を通過する光束
を、ガルバノメトリックミラー10の上側反射面に導く
リレー光学系が構成されている。レンズ12と同一光路
上にダイクロイックミラー14が配置され、ダイクロイ
ックミラー14の反射方向の光路上には、コリメートさ
れたコヒーレントな例えば赤色光を発するレーザーダイ
オードなどの測定用光源15が配置されている。また、
ダイクロイックミラー14の透過方向の光路上には、矩
形絞りを有するマスク板16、高輝度の他の光源と異な
る例えば緑色光を発するヘリウムネオンレーザーなどの
トラッキング用光源17が配列されている。そして、ダ
イクロイックミラー14、測定用光源15、マスク板1
6などにより、光軸上を一体で移動可能なフォーカスユ
ニットが形成されている。
【0011】ガルバノメトリックミラー10の下側反射
面の反射方向の光路上には、リレーレンズ11、ダイク
ロイックミラー18、拡大レンズ19、受光センサであ
るイメージインテンシファイヤ20、受光センサである
一次元CCD21が順次に配列され、血管検出系が構成
されている。また、ダイクロイックミラー18の反射方
向にはフォトマルチプライヤ22、23が配置され、測
定用受光光学系が構成されている。なお、図示の部合
上、全ての光路を同一平面上に示したが、ダイクロイッ
クミラー18の反射方向などは紙面に直交している。
【0012】更に、装置全体を制御するためのシステム
制御部24が設けられ、このシステム制御部24にはイ
メージインテンシファイヤ20、一次元CCD21、フ
ォトマルチプライヤ22、23、検者が操作する入力手
段25の出力がそれぞれ接続されており、システム制御
部24の出力はガルバノメトリックミラー10を制御す
る制御回路26、外部のパーソナルコンピュータ27に
接続されている。また、透過型液晶板3、結像レンズ
7、リレーレンズ11は、図示しないフォーカスノブを
操作することによって、被検眼Eの眼底Eaと透過型液
晶板3、検者眼eの眼底、マスク板16及びイメージイ
ンテンシファイヤ20の受光面とが常に光学的に共役に
なるように、共に連動して光軸方向に移動するようにな
っている。
【0013】このような構成により、各光源1、14、
16から発した光束は被検眼Eに導かれ、その反射散乱
光は検者眼e、イメージインテイイシファイヤ20、フ
ォトマルチプライヤ22、23の受光面に導かれる。
【0014】観察用光源1から発した白色光は透過型液
晶板3を背後から照明し、リレーレンズ4を通つて孔あ
きミラー5で反射され、黄色域の波長光のみがバンドパ
スミラー6を透過し、対物レンズ2を通って、被検眼E
の瞳孔上で眼底照明光光束像として一旦結像した後に、
眼底Eaをほぼ一様に照明する。このとき、透過型液晶
板3には図2の正面図に示すような固視標Fが表示され
ており、この固視標Fは照明光によって被検眼Eの眼底
Eaに投影され、視標像F’として被検者に呈示され
る。
【0015】眼底Eaからの反射光は同じ光路を戻っ
て、瞳孔上から眼底観察光光束として取り出され、孔あ
きミラー5の中心の開口部、結像レンズ7を通り、接眼
レンズ8を介して、検者眼eによって図3に示すような
眼底像Ea’が観察可能となる。検者はこの眼底像E
a’を観察しながら装置のアライメントを行う。
【0016】また、測定用光源15を発しコリメートさ
れた測定光はダイクロイックミラー14で反射され、一
方トラッキング用光源17を発したトラッキング光はマ
スク板16で所望の形状に整形された後に、ダイクロイ
ックミラー14を透過する。この測定光とトラッキング
光はレンズ12を通り、ガルバノメトリックミラー10
の上側反射面で反射され、更に凹面ミラー14で反射さ
れた後に、ガルバノメトリックミラー10の方へ戻され
る。
【0017】ここで、ガルバノメトリックミラー10は
被検眼Eの瞳孔と共役位置に配されており、かつ凹面ミ
ラー14はガルバノメトリックミラー10を−1倍で結
像するリレー系の機能が与えられているために、、ガル
バノメトリックミラー10の上側反射面で反射された光
束はガルバノメトリックミラー10の切欠部に戻される
ことになり、ガルバノメトリックミラー10で反射され
ることなくイメージローテータ9に向かう。
【0018】そして、イメージローテータ9を経てバン
ドパスミラー6により対物レンズ2の方向に偏向された
両光束は、対物レンズ2を介して被検眼Eの眼底Eaに
照射される。このように、測定光とトラッキング光は、
ガルバノメトリックミラー10の上側反射面で反射され
て再び戻され、対物レンズ2の光軸から偏心した状態で
ガルバノメトリックミラー10に再入射するために、瞳
孔の中心に対して偏心した位置から眼底Eaを照射す
る。
【0019】眼底Eaからの測定光とトラッキング光の
散乱反射光は再び対物レンズ2により集光し、バンドパ
スミラー6で殆どの光束が反射され、イメージローテー
タ9を通ってガルバノメトリックミラー10の下面で反
射され、リレーレンズ11を通り、ダイクロイックミラ
ー18において測定光とトラッキング光とが分離され
る。
【0020】トラッキング光はダイクロイックミラー1
8を透過し、拡大レンズ19により眼底観察光学系によ
る眼底像Ea’よりも拡大された血管像Ev’として、
イメージインテンシファイヤ20によって増幅された後
に一次元CCD21上に結像する。一次元CCD21で
撮像された血管像Ev’に基づいて、システム制御部2
4において血管像Ev’の移動量を表すデータが作成さ
れ、制御回路26に血管像Ev’の移動量が出力され
る。制御回路26はこの移動量を補償するようにガルバ
ノメトリックミラー10を駆動することによって、被測
定部位の血管のトラッキングを行う。
【0021】また、測定光はダイクロイックミラー18
により反射され、フォトマルチプライヤ22、23に受
光される。フォトマルチプライヤ22、23の出力はそ
れぞれシステム制御部24に出力され、この受光信号は
周波数解析されて、眼底Eaの血流速度が求められる。
【0022】一方、眼底Eaからの測定光とトラッキン
グ光の散乱反射光は再び対物レンズ2により集光し、バ
ンドパスミラー6を透過した一部の光束は、観察用光源
1から発した光束の眼底Eaからの反射散乱光と同様の
光路を辿って検者眼eに達し、図4に示すように観察眼
底像Ea’と共にトラッキング指標像T及び測定光像S
が検者に観察可能となる。
【0023】図5は操作手順のフローチャート図を示
し、測定開始に当り、測定装置本体やパーソナルコンピ
ュータ27の電源及びソフトウェアを起動状態にする。
始めに、検者は過去に測定した被検者の場合はそのID
を入力し(ステップ1)、また被検者が新規の場合には
新規のIDを登録して(ステップ12)、そのデータを
被検者データベースに追加記憶する。
【0024】図6は被検者のID、右/左眼、部位名を
選択するパーソナルコンピュータ27の画面上のウィン
ドウを示す。先ず、検者はこのウィンドウで測定する被
検者のIDをキーボードを通じて入力し、次に被検眼E
の右/左を入力する。このとき、以前に測定した部位が
あれば、以前に測定・登録された測定部位の部位名が表
示される。なお、本実施例では部位名は、01、02、
・・・と番号を使用しており、L01AのLは左眼、0
1は重複しない番号、Aは動脈であり、またRは右眼、
Vは静脈を表している。そして、被検者IDが特有の被
検者情報に相当し、LとRが左右眼情報に相当する。
【0025】図7は初めての部位を測定するために測定
部位名を登録するウインドウであり、任意の部位名を選
択して左右別、動脈・静脈の区別を入力する。
【0026】次に、検者は今回測定を行う測定部位をカ
ルテや眼底写真を参照して確認し、以前に測定したこと
のある部位であれば、図6のウィンドウの部位名リスト
から測定を行う部位を選択し、装置は測定部位データベ
ースからその部位名の設定条件をと読み出す(ステップ
5)。
【0027】そして、以前に測定された部位名が選択さ
れると、パーソナルコンピュータ27からシステム制御
部24に対して、以前に測定した装置の設定値である固
視標Fの座標位置、ガルバノメトリックミラー10の角
度、イメージインテンシファイヤ20及び受光センサで
あるフォトマルチプライヤ22、23の増幅率を通信す
る。そして、設定値を受け取ったシステム制御部24は
これらの設定値を基に装置の設定を行う。
【0028】次に、検者は図示しない操作桿を操作し
て、被検眼Eの光軸と対物レンズ2の光軸が一致するよ
うに位置合わせを行う(ステップ6)。更に、眼底像E
a’を観察しながらフォーカスノブを操作して被検眼E
の眼底Eaにフォーカスを合わせる(ステップ8)。こ
れによって、透過型液晶板3の固視標Fと眼底Eaが光
学的に共役となって被検眼Eに呈示され、被検者が固視
標F’を固視することによって検者は図3に示すような
眼底像Ea’を観察することが可能となる。
【0029】このとき、以前に測定した部位名が選択さ
れている場合は、固視標Fは既に前回と同じ位置に設定
されているので、直ちに前回の被測定部位と同じ位置が
観察され、視野の略中央付近に測定部位が位置している
状態となる。次に、入力手段25を操作してトラッキン
グ光を眼底Eaに照射し、図4に示すようにトラッキン
グ指標像32と被測定血管に垂直になるように、図示し
ないローテータ操作ノブを操作することによって、容易
に前回と同一部位に位置合わせを行うことができる。
【0030】一方、初めての測定部位である場合は、検
者はその被測定部位が観察視野の略中央付近にくるよう
に、入力手段25を操作して固視標Fを動かして、被検
眼Eを誘導する必要がある。また、入力手段25を操作
してトラッキング光を眼底Eaに照射し、更にトラッキ
ング指標像Tが被測定血管と垂直になるように、ローテ
ータ操作ノブを操作し、続いて被測定血管上に測定光が
照射されるように、ガルバノメトリックミラー10の角
度を制御することによって、図4に示すような眼底像E
a’が観察可能となる(ステップ14〜ステップ1
8)。
【0031】次に、入力手段25により測定部位の血管
に対して、イメージインテンシファイア20の増幅率の
設定を行い、トラッキング動作を開始する。イメージイ
ンテンシファイア20の増幅率の設定値は被検眼Eの違
いや測定部位の違いにより大きく異なる。従って、正確
に血管を捕らえてトラッキングをするためには、最適な
値に増幅率を設定する必要があり、この設定はトラッキ
ング開始直前に自動的に行われる。ただし、前回と同一
部位を測定する場合には、既に前回の設定値が設定され
ているために、殆ど設定し直す必要がなく、直ちにトラ
ッキング動作を開始することができる。
【0032】続いて、フォトマルチプライア22、23
の増幅率の設定を行い、その後に所定の時間連続してド
ップラ信号の検出を行う。フォトマルチプライヤ22、
23の増幅率の設定値もイメージインテンシファイア2
0の増幅率と同様に、被検眼Eの違いや測定部位の違い
により大きく異なる。従って、精度良くドップラ信号を
検出するためには最適な値に増幅率を設定する必要があ
り、この設定もドップラ信号の検出の直前に自動的に行
われる。ただし、前回と同一部位を測定する場合には設
定し直す必要はなく、直ちにドップラ信号の検出を開始
することができる。
【0033】ドップラ信号はシステム制御部24から出
力され、パーソナルコンピュータ27に入力されて演算
・解析が行われる。所定時間ドップラ信号を検出した後
に、装置の設定値である固視標Fの座標、イメージロー
テータ9の角度、フォーカスノブの位置、ガルバノメト
リックミラー10の角度、イメージインテンシファイヤ
20及びフオトマルチプライア22、23の増幅率が、
システム制御部からパーソナルコンピュータ27に送信
される。
【0034】パーソナルコンピュータ27に送られたこ
れら装置の設定値は、パーソナルコンピュータ27に記
憶されている前回の同一部位の値と比較され、所定の値
以上ずれている場合には、検者に対して測定部位が異な
っていることが警告される。
【0035】検者はこの警告を受けた場合には、再度測
定部位が違っていなかったかを確認し、間違いがなけれ
ばデータを保存して1回の測定を終了する。なお、警告
がなかった場合には、前回の測定位置と同一の部位が測
定されたとしてデータを保存し、1回の測定を終了す
る。
【0036】また、データを保存する際には、被検者の
ID、測定部位名に対する測定機器の設定値は更新・記
憶され、次回の測定時に使用される。このようにして、
前回と同一部位を測定する際には、容易にかつ短時間で
同一部位の測定を行うことができ、被検眼Eに対しても
負担を少なくすることができる。
【0037】図8はデータ及びプログラムの構成図を示
し、被検者のIDをキーとしてリレーショナルデータベ
ースが構築されている。本実施例の測定ソフトウエアで
あるアプリケーションプログラムは、データーベースサ
ーバにアクセスすることによって装置の動作を実現して
いる。
【0038】表1は被検者情報に関するデータテーブル
を示し、被検者のID、被検者名、性別、生年月日、担
当医のIDなどが1つのレコードとして構成されてい
る。
【0039】 表1 ID 名前 性別 生年月日 担当医ID XYZ001 nakamura M 1952/11/03 dftg01 ABCDEF suzuki F 1930/03/21 htvt02 XYZ002 tanaka F 1980/05/30 ddiv10 ABCDEG sato M 1959/09/18 gifn38 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
【0040】また、表2は測定部位に関するデータテー
ブルを示し、被検者のID、被検眼Eの右/左(R/L)
別、部位名、動脈/静脈(A/V)の区別、固視標Fの
水平座標X及び垂直座標Y、フォーカス(FC)の情
報、イメージローテータ(IR)9の回転角、ガルバノ
メトリックミラー(GM)10の回転角、イメージイン
テンシファイヤ(II)20の増幅率、フォトマルチプ
ライヤ(FM)22、23の増幅率が1つのレコードと
して構成されている。
【0041】 表2 ID R/L 部位名 A/V Fのx座標 Fのy座標 XYZ001 R 01 A −20.5 −15.3 XYZ001 R 02 A 10.5 −10.0 XYZ001 R 03 V 12.0 9.5 XYZ001 L 13 A −15.0 5.5 XYZ001 L 14 V 14.7 12.0 ABCDEF R 01 A 18.0 14.0 ABCDEF R 02 V −12.0 −14.6 ABCDEF L 01 A 16.0 − 5.5 ABCDEF L 02 V 14.0 3.0
【0042】 ID FCの位置 IRの位置 GMの位置 IIの増幅率 FMの増幅率 XYZ001 −0.25 30 5.1 56 88 XYZ001 −0.5 20 3.5 45 77 XYZ001 −0.75 −15 −5.2 78 68 XYZ001 −1.25 −34 7.3 35 87 XYZ001 −1.5 12 2.4 76 89 ABCDEF −5.5 54 −4.4 45 65 ABCDEF −6.0 76 2.2 35 57 ABCDEF −2.5 −43 1.6 35 56 ABCDEF −2.75 −54 −6.6 33 34 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
【0043】1人の被検者のID、被検眼Eの左右別、
部位名に対して1組の装置の設定値があり、この設定値
は1回の測定毎に更新される。なお、本実施例では眼底
Erの部位に番号を付したが、検者が分かり易い名前等
を付けてもよい。また、フォーカス情報やイメージロー
テータ9の回転角度は手動で操作してその設定値の比較
を行ったが、例えば電動で動かすように構成して固視標
Fのように自動的に設定することもできる。
【0044】図9は第2の実施例の眼底血流計の構成図
を示し、眼底血流計30は眼底照明光学系を介して固視
標を被検眼Eに呈示する構成になっている。眼底血流計
30内において、白色光を発するタングステンランプ等
から成る観察用光源31から被検眼Eと対向する対物レ
ンズ32へ至る照明光学系には、リレーレンズ33、光
路に沿って移動自在な固視標表示用素子である透過型液
晶板34、リレーレンズ35、孔あきミラー36、バン
ドパスミラー37が順次に配列されている。孔あきミラ
ー36の背後には眼底観察光学系が構成されており、結
像レンズ38、接眼レンズを有するファインダ39が配
列されている。また、バンドパスミラー37の反射方向
の光路上には、血流速度を測定するために眼底Eaへ測
定光を照射する照射光学系と、眼底Eaの測定部位から
の測定光を受光する受光光学系とから成る測定検査手段
40が配置されている。
【0045】眼底血流計30はパーソナルコンピュータ
41に接続されており、パーソナルコンピュータ41に
は、眼底血流計30からの出力信号を解析したり、検査
部位への固視標の呈示位置の判断等を行う制御部42が
設けられており、制御部42の出力は、登録済の検査部
位が過去において検査されたか否かを記憶しておく第1
の記憶手段43、検査時の固視標の位置を検査部位に関
連付けて記憶する第2の記憶手段44、次検査部位と同
眼に既検査部位があるか否かを検出する検出手段45、
テレビモニタ46に接続されており、次検査部位を決定
する決定手段47、スイッチやキーボードなどの入力手
段48の出力が制御部42に接続されている。
【0046】このような構成により、観察用光源31か
らの光束は、リレーレンズ33、透過型液晶板34、リ
レーレンズ35、孔あきミラー36、バンドパスミラー
37、対物レンズ32を経て、被検眼Eの眼底Eaを照
明する。眼底Eaからの反射光は、対物レンズ32、バ
ンドパスミラー37、孔あきミラー36の孔、結像レン
ズ38を通り、接眼レンズに至り、検者はファインダ3
9の接眼レンズを覗いてアライメントを行う。また、バ
ンドパスミラー37を反射した光束は測定検査手段40
に至り、図10に示すような眼底像Ea’が受光され、
検者はこの眼底写真の眼底像Ea’により、例えば血管
が分岐する部位Xの測定を行う。
【0047】図11〜図14はパーソナルコンピュータ
41のテレビモニタ46に表示するウィンドウ画面を示
し、図11、図13は被検者のID、左右眼、部位名を
選択する検査部位選択ウィンドウ画面、図12、図14
は同様に部位名登録ウィンドウ画面である。図11にお
いて、先ず測定する被検者のIDとして、例えば「ab
c201」を入力する。最初の測定であるので、第1の
記憶手段43には何も検査結果がなく、図11の下の左
右眼の欄は空欄になっている。
【0048】初めての部位を検査するために、検査部位
データを登録する検査部位登録手段として、テレビモニ
タ46の画面上に図12に示すような部位各登録ウィン
ドウを表示して、検者は検査部位データとして部位名、
被検眼Eの左右、動静脈別を「01、右眼R、動脈A」
と入力し、登録釦を選択すると、図13に示すように検
査部位選択ウィンドウの右眼の欄に「R01A」と登録
される。これによって、決定手段47は「R01A」を
次検査部位として決定し、部位名登録ウィンドウに図1
4に示すように表示される。
【0049】その後、制御部42は検出手段45の出力
から既測定部位がないこと、及び第1の記憶手段43か
ら次検査部位が未検査部位であることを判断すると、被
検眼Eの乳頭が観察視野の略中心となる位置に最初の固
視標を呈示する。図15はこのときのファインダ39に
より視認する眼底像Ea’を示している。このように固
視標を制御することによって乳頭がファインダ39の中
心にくるので、血管の走行を追い易く所望する部位を容
易に探し出すことができる。
【0050】次に、図16に示すように検者は所望する
部位Xが測定可能範囲Yに入るように、固視標の位置を
移動して測定を行う。このとき、測定時の固視標の位置
は検査部位に関連付けて第2の記憶手段44に記憶され
る。同時に、第1の記憶手段43には「01、右眼R、
動脈A」の検査部位の測定が行われたことが記憶され、
検出手段45により「abc201」の右眼Rに既検査
部位があることが検出される。
【0051】続いて、次検査部位として分岐後の血管の
血流速度を測定するために、測定部位データを登録する
検査部位登録手段を使用して、「02、右眼R、動脈
A」と入力して登録釦を選択すると、図13に示すよう
に検査部位選択ウィンドウの右眼の欄に「R02A」と
登録され、決定手段47は次検査部位を「R02A」と
決定する。
【0052】制御部42は第1の記憶手段43から入力
された「R02A」が未検査部位であることを判断し、
更に検出手段45の出力から1個所目の検査部位ではな
く2個所目であることを判断し、最初の呈示位置とし
て、直前の右眼検査部位「R01A」の測定時の固視標
位置を第2の記憶手段44から読み出し、固視標を呈示
する制御を行う。
【0053】このようにして、検者は固視標の移動が微
調整で済むので、アライメント時間が短くできて被検者
に負担を掛けることがない。この測定の場合も、「R0
2A」の固視標の位置は、検査部位データに関連付けて
第2の記憶手段44に記憶される。
【0054】次に、左眼Lを測定するために、眼底血流
計30のステージを右方向に移動する。その後の操作は
右眼Rの場合と同様であり、登録する部位名登録ウィン
ドウに、「01、左眼L、静脈V」と入力して登録釦を
選択すると、検査部位選択ウィンドウの左眼Lの欄にL
01Vと登録され、決定手段47は次検査部位を「L0
1V」と決定する。
【0055】この被検者に対する測定としては通算で3
回目となるが、制御部42は検出手段45から、右眼R
には既測定部位があっても左眼Lにはないとの検出結果
を受け、第1の記憶手段43から「01、左眼L、静脈
V」が既検査部位ではないことを検出し、左眼Lの乳頭
が観察視野の視略中心にくる位置に、固視標を呈示する
信号を出力する。なお、次検査以降の固視標の呈示位置
については右眼Rの場合と同様である。
【0056】再び右眼Rを測定するために、検査部位登
録手段に同様の手読きを行って「R03A」を登録する
と、決定手段47は次検査部位を「R03A」と決定す
る。制御部42は、第1の記憶手段43から「R03
A」が既検査部位ではないこと、検出手段45から同眼
に既測定部位があることの出力を受け、最初の固視標呈
示として、前回の「R02A」の時の固視標位置を第2
の記憶手段44から読み出して、固視標を呈示する。
【0057】また、「R01A」を再び測定するため
に、以前に測定された部位名が選択されると、決定手段
47は次検査部位として「R01A」を決定し、第1の
記憶手段43は既検査部位であることを出力し、検出手
段45は同眼に既検査部位があることを出力する。制御
部42はこの出力結果を受けて、検査部位と関連付けて
固視標位置を記憶している第2の記憶手段44から、
「R01A」の前回の固視標の位置を通信し、その固視
標位置に固視標を呈示する。
【0058】このように本実施例においては、次検査部
位を検査する際に、次検査部位が既検査部位である場合
には、最初に呈示する固視標を前回の検査時の固視標位
置とすることにより、固視標を動かす必要がなくなる。
また、次検査部位が未検査部位でありかつ同眼に既検査
部位がない場合には、乳頭を観察視野の略中心位置に呈
示することにより、乳頭から所望する部位まで血管の走
行を追うことができるので、アライメントが容易にな
る。更に、次検査部位が未検査部位でありかつ同眼に既
検査部位がある場合には、直前に検査した検査部位で記
憶した固視標位置に固視標を呈示することにより、分岐
や近接した動静脈を検査するときに所望の部位を捜し易
くなる。
【0059】また、次測定部位が例えば乳頭の鼻側下部
位と耳側上部位のように離れている場合には、一旦乳頭
を観察画面中央にくるようにして、そこから血管の走行
を追いながら所望の位置に移動した方が時間の短縮にな
る場合がある。従って、固視標位置復帰手段を設け、こ
の固視標復帰手段を入力することによって、最初に呈示
する固視標位置を乳頭が観察視野の略中心にくる位置と
なるように構成すれば、検査時間の短縮と被検者への負
担を軽減することができる。
【0060】なお、本実施例においては、部位名は0
1、02、・・・と番号を使用しているが、番号に限ら
ず検者が分かり易い名前等を付けてもよい。また、例え
ば眼底Ea上の複数の分岐を測定する場合には、1個所
が終って次の分岐に移る際に、一旦乳頭中心に戻した方
が便利なので、2個所目以降の未検査部位の場合に直前
の同眼の測定時の固視標を呈示するのではなく、固視標
位置復帰手段としてスイッチ17を利用し、検者がこの
スイッチ17を入力すると、被検眼の乳頭が観察視野の
略中心にくる位置に、固視標を呈示する制御を行えばよ
り効果的である。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る眼科装
置は、過去に測定した部位を再測定する際には、前回の
設定値を自動的に設定することによって、短時間で容易
に同一部位の測定を行うことができ、測定部位の間違い
を防いでデータの信頼性を向上することができ、更に被
検眼に対する負担を少なくすることができる。
【0062】また、本発明に係る眼科装置は、検査開始
に先立って検査部位名により未検査部位の検査部位デー
タを登録し、登録済検査部位から検査部位を選択して次
検査部位を決定することにより、被検眼眼底上の血管の
分岐や同じ部位を複数回検査する際でも、検査部位毎に
検査結果を管理することができるので、検査結果がどの
部位のものか分からなくなることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の眼底血流計の構成図である。
【図2】透過型液晶板の正面図である。
【図3】観察眼底像の説明図である。
【図4】観察眼底像の説明図である。
【図5】操作手順のフローチャート図である。
【図6】測定部位選択ウィンドウの説明図である。
【図7】部位名登録ウィンドウの説明図である。
【図8】データ及びプログラムの構成図である。
【図9】第2の実施例の眼底検査装置の構成図である。
【図10】観察眼底画像の説明図である。
【図11】検査部位選択ウィンドウの説明図である。
【図12】部位名登録ウィンドウの説明図である。
【図13】検査部位選択ウィンドウの説明図である。
【図14】部位名登録ウィンドウの説明図である。
【図15】観察眼底画面の説明図である。
【図16】観察眼底画面の説明図である。
【符号の説明】
1、31 観察用光源 3、34 透過型液晶板 5、36 孔あきミラー 6、37 バンドパスミラー 9 イメージローテータ 10 ガルバノメトリックミラー 13 凹面ミラー 14、18 ダイクロイックミラー 15 測定用光源 16 マスク板 17 トラッキング用光源 20 イメージインテンシファイヤ 21 一次元CCD 22、23 フォトマルチプライヤ 24、42 システム制御部 26 ガルバノメトリックミラー制御回路 27、41 パーソナルコンピュータ 30 眼底血流計 39 ファインダ 40 測定検査手段 43、44 記憶手段 45 検出手段 47 決定手段 48 入力手段

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検眼の眼底の任意の部位に対して検査
    を行う眼科装置において、前記部位を検査する際の設定
    状態を検出する検出手段と、前記部位に対して検者が重
    複しない所望の部位名を付加する部位命名手段と、被検
    眼を特定するためのデータを設定する被検眼データ設定
    手段と、該被検眼データ設定手段で設定したデータ及び
    前記部位命名手段で命名した部位名及び前記検出手段で
    検出した設定状態とを関連付けて記憶する記憶手段とを
    有することを特徴とする眼科装置。
  2. 【請求項2】 前回と同一部位を検査する際に前記記憶
    手段に記憶している被検眼データ及び部位名を指定する
    ことによって、該被検眼データ及び部位名に対応して記
    憶している設定状態と今回の検査時の設定状態とを比較
    する比較手段と、該比較手段の結果を検者に通知する通
    知手段とを有する請求項1に記載の眼科装置。
  3. 【請求項3】 前回と同一部位を検査する際に前記記憶
    手段に記憶している被検眼データ及び部位名を指定する
    ことによって、該被検眼データ及び部位名に対応して記
    憶している設定状態を再設定する再設定手段を有する請
    求項1に記載の眼科装置。
  4. 【請求項4】 被検眼の固視を誘導する固視標を有し、
    該固視標の提示位置を前記検出手段により検出する請求
    項1〜3の何れか1つの請求項に記載の眼科装置。
  5. 【請求項5】 検査を行うための光束を偏向する光束偏
    向手段を有し、該光束偏向手段の状態を前記検出手段に
    より検出する請求項1〜3の何れか1つの請求項に記載
    の眼科装置。
  6. 【請求項6】 被検眼の眼底に対してフォーカス調整を
    行うフォーカス手段を有し、該フォーカス手段の状態を
    前記検出手段により検出する請求項1〜3の何れか1つ
    の請求項に記載の眼科装置。
  7. 【請求項7】 被検眼の眼底に光束を投影する光束投影
    手段と、該投影された光束による眼底からの散乱光を受
    光し光電変換するための増幅率情報を任意に設定可能な
    受光手段とを有し、前記受光手段で設定した情報を前記
    検出手段により検出する請求項1〜3の何れか1つの請
    求項に記載の眼科装置。
  8. 【請求項8】 前記被検眼データ設定手段で設定したデ
    ータは被検者を特定するためのID及び被検眼の左右の
    種別とした請求項1〜3の何れか1つの請求項に記載の
    眼科装置。
  9. 【請求項9】 被検眼及び該被検眼の眼底部位を命名す
    る命名手段と、前記眼底部位を検査する検査手段と、命
    名された眼底部位に対する前記検査手段の検査に関する
    設定状態を記憶する記憶手段と、前記命名手段により眼
    底部位を指定したときに記憶している前記設定状態に基
    づいて前記検査手段を前記設定状態に制御する制御手段
    とを有することを特徴とする眼科装置。
  10. 【請求項10】 被検眼に提示する固視標を有し、前記
    記憶手段は前記固視標の固視位置を記憶する請求項9に
    記載の眼科装置。
  11. 【請求項11】 前記検査手段は前記眼底部位から光束
    を受光する受光センサと、該受光センサに所望の眼底部
    位からの光束を導くための光偏向手段とを有し、前記記
    憶手段は前記受光センサの増幅率を記憶する請求項9に
    記載の眼科装置。
  12. 【請求項12】 前記検査手段は前記眼底部位からの光
    束を受光する受光センサと、該受光センサに所望の眼底
    部位からの光束を導くための光偏向手段とを有し、前記
    記憶手段は前記光偏向手段の光偏向角度を記憶する請求
    項9に記載の眼科装置。
  13. 【請求項13】 前記光偏向手段はミラーとした請求項
    12に記載の眼科装置。
  14. 【請求項14】 前記眼底部位は眼底血管とし、前記検
    査手段は前記眼底血管の血流状態を検査する請求項9に
    記載の眼科装置。
  15. 【請求項15】 前記命名手段は複数の眼底部位を命名
    するための入力部を有し、該入力部により入力した眼底
    部位が前記記憶手段に記憶されていないときには、前記
    制御手段は前記固視位置を所定位置に設定する請求項9
    に記載の眼科装置。
  16. 【請求項16】 前記固視位置は眼底乳頭が中心にくる
    位置とした請求項9に記載の眼科装置。
  17. 【請求項17】 前記命名手段は被検者情報と被検眼の
    左右眼情報及び眼底部位情報とを指定する請求項9に記
    載の眼科装置。
  18. 【請求項18】 前記入力手段により入力した情報の
    内、前記記憶手段に同じ被検者でかつ同じ被検眼の情報
    を記憶し、同じ眼底部位の情報が記憶されていないとき
    には、前記制御手段は前記記憶手段により記憶した同じ
    被検眼の情報に対応した眼底部位に基づいた設定状態に
    前記検査手段を制御する請求項17に記載の眼科装置。
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