JP2000296108A - 眼科検査装置 - Google Patents

眼科検査装置

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JP2000296108A
JP2000296108A JP11107685A JP10768599A JP2000296108A JP 2000296108 A JP2000296108 A JP 2000296108A JP 11107685 A JP11107685 A JP 11107685A JP 10768599 A JP10768599 A JP 10768599A JP 2000296108 A JP2000296108 A JP 2000296108A
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Tomoyuki Iwanaga
知行 岩永
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 眼底上の各血管の血流速度などの被検眼情報
を定量的かつ経時的に正確に測定して評価する。 【解決手段】 過去に測定した被測定血管を再測定する
場合には、透過型液晶板3上にその被測定血管を特定す
る固視標Fが表示される。このとき、いきなり高画角な
固視標Fが被検眼Eに呈示されると、固視標Fを見失っ
て見付けることができないので、固視標位置操作手段の
スイッチを押し続けることにより、固視標Fが略光軸中
心付近F0に向かって移動する制御を行う。これによっ
て固視標Fは徐々に中心付近に移動してくるので、見失
っていた被検者でも容易に固視標Fを見付けることがで
きる。固視標Fを見つけて被検者が固視できたら、固視
標位置操作手段のスイッチをオフにすることによって、
固視標制御手段は固視標Fを被測定血管を特定する座標
に段階的に戻るように制御する。このようにして、被検
者が固視標Fを見失っても、容易かつ速やかに被検眼E
に固視をさせることができ、過去に測定した被測定血管
の場所を短時間に特定することができるので、被検者の
負担が軽減して安定した測定が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、眼底上の血管を検
査する眼科検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、眼底血流計は被検眼の眼底の被測
定血管に波長λのレーザー光を照射し、その散乱反射光
を光検出器により受光し、血管中の血流からの散乱反射
光であるドップラシフトした成分と静止している血管壁
からの散乱反射光との干渉信号を検出し、周波数解析し
て血流速度を求める装置である。
【0003】ここで、2つの受光器で受光した受光信号
から算出された周波数の最大シフトをΔfmax1 、Δfmax
2 、レーザーの波長をλ、測定部位の屈折率をn、眼内
での2つの受光光軸の成す角度をα、眼内で2つの受光
光軸がつくる平面と血流の速度ベクトルとの成す角度を
βとすると、血流速度は次式より算出した最大速度Vmax
から求めることができる。 Vmax={λ/(n・α)}・||Δfmax1|−|Δfmax2|| / cosβ ・・・(1)
【0004】このように、2方向から計測を行うことに
よって測定光の入射方向の寄与が相殺され、眼底上の任
意の部位の血流状態を計測することができる。また、2
つの受光光軸がつくる平面と眼底との交線と、血流の速
度ベクトルとの成す角βを一致させることによってβ=
0°となり、真の最大血流速度を測定することができ
る。
【0005】一般的に眼底カメラなどにおいては、被検
眼の固視微動などにより装置光学系と被測定部との相対
位置が変化するという問題があり、特開昭63−288
133号公報には、トラッキングを行って正確な測定を
行う技術が開示されている。また、被検眼底の周辺部を
観察撮影するために、一旦固視標を光軸中心に呈示して
被検眼に固視させた後に固視を誘導する技術が、特開平
5−168597号公報に開示されている。
【0006】このような眼底上の各血管の血流速度など
の被検眼Eの情報を、定量的かつ経時的に正確に測定し
て評価するためには、同じ測定部位を測定する必要があ
る。このために、過去に測定した部位を再測定する際
に、被測定血管の固有名を選択すると被測定血管を特定
できる座標に自動的に固視標が表示され、これによって
過去に測定した部位を正確に特定することができるよう
になっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述の従
来例においては、周辺部の血管を測定する際に、いきな
り高画角の位置に固視標を呈示すると、固視標を見失っ
てしまい容易に見付けることができず、結果として検査
時間が長く掛かって被検者の負担が増え、安定した検査
ができないという問題点がある。また、容易に見付ける
ことができる場所に固視標を呈示する場合でも、一旦固
視標を光軸中心に呈示して被検眼に固視させてから固視
を誘導すると、結果的に検査時間が長く掛かり被検者の
負担が増えるという問題点が生ずる。
【0008】本発明の目的は、上述の問題点を解消し、
眼底上の各血管の血流速度などの被検眼情報を定量的か
つ経時的に正確に測定して評価する眼科検査装置を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る眼科検査装置は、被検眼の眼底に固視標
を投影する固視標投影手段と、前記固視標の位置を操作
する固視標位置操作手段と、被検眼の特定部位からの固
有情報を検査する検査手段と、該検査手段による前記特
定部位に対応する固視標位置を記憶する記憶手段と、前
記固視標を光軸と垂直な平面内で前記固視標位置から略
光軸に向かって段階的に変化し、前記固視標位置に再び
段階的に復帰する制御を行う固視標制御手段とを有する
ことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明を図示の実施例に基づいて
詳細に説明する。図1は実施例の眼底血流計の構成図を
示し、白色光を発するタングステンランプ等から成る観
察用光源1から被検眼Eと相対する対物レンズ2に至る
照明光路上には、被検眼Eの眼底Eaと光学的に共役な
位置に配され光路に沿って移動自在な固視標表示用素子
である透過型液晶板3、リレーレンズ4、孔あきミラー
5、黄色域の波長光を透過し他の光束を殆ど反射するバ
ンドパスミラー6が順次に配列されて、固視標投影光学
系が構成されている。孔あきミラー5の背後の光路上に
は、眼底観察光学系が構成されており、光路に沿って移
動自在な結像レンズ7、接眼レンズ8が配列され、検者
眼eに至っている。
【0011】バンドパスミラー6の反射方向の光路上に
は、イメージローテータ9、紙面に垂直な回転軸を有し
両面研磨されたガルバノメトリックミラー10が配置さ
れ、ガルバノメトリックミラー10の下側反射面10a
の反射方向には、光路に沿って移動自在なリレーレンズ
11が配置され、上側反射面10bの反射方向には、前
側焦点面が被検眼Eの瞳孔と共役関係にあるレンズ1
2、光路に沿って移動自在なフォーカスユニット13が
配置されている。なお、ガルバノメトリックミラー10
はその回転軸の下方に切欠き部を有しており、レンズ1
2の焦点面に配置されている。ガルパノメトリックミラ
ー10の後方には、レンズ14及び凹面ミラー15が配
置され、ガルバノメトリックミラー10の下側反射面1
0aで反射されずに切欠き部を通過する光束を、ガルバ
ノメトリックミラー10の上側反射面10bに導くリレ
ー光学系が構成されている。
【0012】フォーカスユニット13においては、レン
ズ12と同一光路上に、ダイクロイックミラ―16が配
列され、ダイクロイックミラ―16の反射方向の光路上
には、トラッキング指標を形成するための矩形絞りを有
するマスク板17、ミラー18が配置され、ダイクロイ
ックミラー16の透過方向の光路上にはレンズ19が配
置されており、このフォーカスユニット13は一体的に
移動できるようになっている。
【0013】また、レンズ19の入射方向の光路上に
は、コリメートされたコヒーレントな例えば赤色光を発
するレーザーダイオードなどの測定用光源20が配置さ
れている。更に、ミラー18の入射方向の光路上には、
高輝度の他の光源と異なる例えば緑色光を発するヘリウ
ムネオンレーザー光などのトラッキング用光源21が配
置されている。
【0014】ガルバノメトリックミラー10の下側反射
面10aの反射方向の光路上のリレーレンズ11の背後
には、ダイクロイックミラー22、拡大レンズ23、イ
メージインテンシファイヤ24、一次元CCD25が順
次に配列され、血管検出系が構成されている。また、ダ
イクロイックミラー22の反射方向には、フォトマルチ
プライヤ26、27が配置され、測定用受光光学系が構
成されている。なお、図示の都合上、全ての光路を同一
平面上に示したが、ダイクロイックミラー22の反射方
向などは紙面に直交している。
【0015】装置全体のシステムを制御するためのシス
テム制御部28が設けられており、このシステム制御部
28には、イメージインテンシファイヤ24、一次元C
CD25、検者が操作する入力手段29、フォトマルチ
プライヤ26、27の出力がそれぞれ接続されている。
また、システム制御部28の出力は、ガルバノメトリッ
クミラー10を制御する制御回路30、透過型液晶板3
の固視標の表示状態を制御する固視標制御手段31に接
続されている。そして、固視標制御手段31の出力はシ
ステム制御部28に接続され、固視標制御手段31に
は、固視標の表示位置を変えるための操作をする固視標
位置操作手段32の出力が接続されている。
【0016】また、透過型液晶板3、結像レンズ7、リ
レーレンズ11、フォーカスユニット13は、図示しな
いフォ―カシングノブを操作することにより、被検眼E
の眼底Eaと、透過型液晶板3、検者眼eの眼底、マス
ク板17、イメ―ジインテンシファイヤ24の受光面と
が、常に光学的に共役になるように、共に連動して光略
方向に移動するようになつている。
【0017】観察用光源1から発した白色光は、透過型
液晶板3を背後から照明し、リレーレンズ4を通って孔
あきミラー5で反射され、黄色域の波長光のみがバンド
パスミラー6を透過し、対物レンズ2を通り、被検眼E
の瞳孔上で眼底照明光束像として一旦結像した後に、眼
底Eaをほぼ一様に照明する。このとき、図2に示すよ
うに透過型液晶板3には固視標Fが表示されており、照
明光により被検眼Eの眼底Eaに投影され、視標像F’
として被検眼Eに呈示される。
【0018】眼底Eaからの反射光は同じ光路を戻り、
瞳孔上から眼底観察光束像として取り出され、孔あきミ
ラー5の中心の開口部、結像レンズ7を通り、検者眼e
により図3に示すような眼底像Ea’が観察可能とな
る。この眼底像Ea’を接眼レンズ8から観察しながら
装置のアライメントを行う。
【0019】測定用光源20を発してコリメートされた
測定光は、レンズ19を通過しダイクロイックミラー1
6を透過する。一方、トラッキング用光源21から発し
たトラッキング光は、ミラー18で反射された後に、マ
スク板17で所望の形状に整形された後にダイクロイッ
クミラー16に反射され、レンズ19によってマスク板
17の開口部中心と共役な位置ヘスポット状に結像して
いる測定光に重畳される。
【0020】重畳された測定光とトラッキング光は、レ
ンズ12を通りガルバノメトリックミラー10の上側反
射面10bで反射され、レンズ14を一旦通った後に、
凹面鏡15で反射され、再びレンズ14を通り、ガルバ
ノメトリックミラー10の方へ戻される。ここで、ガル
バノメトリックミラー10は被検眼Eの瞳の共役な位置
に配されており、そして凹面鏡15とレンズ14は光軸
上に同心に配置され、かつ共働してガルバノメトリック
ミラー10を−1倍で結像するリレー光学系の機能が与
えられているために、ガルバノメトリックミラー10の
上側反射面10bで反射された光束は、ガルバノメトリ
ックミラー10の切欠き部に戻されることになり、ガル
バノメトリックミラー10で反射されることなくイメー
ジローテータ9へ向かう。更に、両光束はイメージロー
テータ9を経て、バンドパスミラー6により偏向され、
対物レンズ2を介して被検眼Eの眼底Eaに照射され
る。
【0021】このように、測定光とトラッキング光は、
ガルバノメトリックミラー10の上側反射面10b内で
反射されて再び戻され、対物レンズ2の光軸から偏心し
た状態でガルバノメトリックミラー10に入射し、その
結果として瞳孔上で瞳中心に対して偏心した位置から眼
底Eaに照射される。
【0022】眼底Eaからの測定光とトラッキング光の
散乱反射光は、再び対物レンズ2で集光され、バンドパ
スミラー6で殆どの光束が反射され、イメージローテー
タ9を通り、ガルバノメトリックミラー10の下側反射
面10aで反射され、リレーレンズ11を通り、ダイク
ロイックミラー22において測定光とトラッキング光が
分離される。
【0023】トラッキング光はダイクロイックミラー2
2を透過し、拡大レンズ23により眼底観察光学系によ
る眼底像Ea’よりも拡大された血管像Ev’として、
イメージインテンシファイヤ24の光電面に結像し、増
幅された後に一次元CCD25に撮像される。そして、
一次元CCD25で撮像された血管像Ev’に基づい
て、システム制御部28において血管像Ev’の移動量
を表すデータが作成され、制御回路30に血管像Ev’
と移動量が出力される。制御回路30はこの移動量を補
償するようにガルバノメトリックミラー10を駆動する
ことによって、被測定部の血管のトラッキングを行う。
【0024】また、測定光はダイクロイックミラー22
により反射され、フォトマルチプライヤ26、27に受
光される。フォトマルチプライヤ26、27の出力はそ
れぞれシステム制御部28に出力され、この受光信号は
周波数解析されて眼底Eaの血流速度が求められる。
【0025】一方、対物レンズ2により集光された眼底
Eaからの測定光とトラッキング光の散乱反射光の内、
バンドパスミラー6を透過した一部の光束は、観察用光
源1から発した光束の眼底Eaからの反射散乱光と同様
の光路を辿って検者眼eに達し、図4に示すように観察
眼底像Ea’と共にトラッキング指標像T、測定光束S
が検者眼eによって観察可能となる。
【0026】測定に際して、先ず検者は図示しない操作
桿を操作して、被検眼Eの光軸と対物レンズ2の光軸が
一致するように位置合わせを行う。次に、眼底像Ea’
を観察しながらフォーカスノブを操作して、被検眼Eの
眼底Eaにフォーカスを合わせる。これによって、透過
型液晶板3の固視標Fと眼底Eaが光学的に共役になっ
て被検眼Eに呈示され、被検者が固視標像F’を固視す
ると、検者は図3に示すような眼底像Ea’を観察する
ことができる。そして、検者は被測定部位が観察視野の
略中央付近にくるように、固視標位置操作手段32を操
作して固視標Fを移動して被検眼Eを誘導する。
【0027】次に、入力手段29を操作してトラッキン
グ光を眼底Eaに照射し、図4に示すようにトラッキン
グ指標像Tと被測定血管が垂直になるように、図示しな
いローテータ操作ノブを操作し、被測定血管上に測定光
が照射されるようにガルバノメトリックミラー10の角
度を制御する。
【0028】検者はトラッキング指標像Tが第1の被測
定血管と垂直となるように、測定光束Sが照射されてい
ることを確認し、入力手段29を操作して測定を開始す
る。これによって、測定光束Sが第1の被測定血管上に
保持され、その反射散乱光がフォトマルチプライヤ2
6、27に受光され、その出力信号はシステム制御部2
8に送られ、図示しないメモリに、例えばL01V00
1などの第1の被測定血管の固有名にシリアル番号を付
加したデータ名で保存される。なお、このデータは第1
の被測定血管を特定する固視標Fの座標、イメージロー
テータ9の回転角、ガルバノメトリックミラー10の角
度などと共に保存される。繰り返し同じ部位を測定する
場合には、そのデータはL01V002、L01V00
3というような固有データ名が自動的に付けられて保存
される。
【0029】次に、第2の被測定部位を測定する場合に
は、検者は固視標位置操作手段32を操作して、第2の
被測定血管が観察視野の略光軸中心付近にくるように、
固視標Fを動かして被検眼Eを誘導する。その後は、上
述と同様の操作により第2の被測定部位の測定を行い、
その測定データは図示しないメモリに、例えばL02V
001などの第2の被測定血管の固有名にシリアル番号
を付加したデータ名で、第2の被測定血管を特定する固
視標Fの座標、イメージローテータ9の回転角、ガルバ
ノメトリックミラー10の角度などと共に保存される。
【0030】このような眼底Ea上の各血管の血流速度
などの被検眼Eの情報を、定量的かつ経時的に正確に測
定し評価するためには、同じ測定部位を繰返し測定する
必要がある。従って本実施例においては、過去に測定し
たことがある部位を再測定する際には、被測定血管の固
有名を選択すると、自動的に被測定血管を特定できる座
標に固視標Fが表示されるようになっている。このよう
にして、簡便に過去に測定したことがある部位を正確に
特定することができる。
【0031】このとき、図4に示したような又はそれよ
りも周辺部の血管を測定する場合には、いきなり高画角
の位置に固視標Fが呈示されると、固視標Fを見失っ
て、見付けることができない被検者が存在する。従っ
て、呈示された固視標Fを見付けることができない場合
には、再測定時に固視標位置操作手段32のスイッチを
押し続けることにより、固視標制御手段31は図5に示
すように、固視標Fが略光軸中心付近F0に向かってF
1、F2、・・・・と移動する制御を行う。
【0032】このように固視標Fを制御することによっ
て、固視標Fは徐々に中心付近に移動してくるので、固
視標Fを見失っていた被検者でも容易に見付けることが
できる。被検者が固視標Fを見付けて固視できたら、固
視標位置操作手段32のスイッチをオフにすることによ
って、固視標制御手段31は固視標Fを被測定血管を特
定する座標に段階的に戻るように制御する。このように
して、被検者が固視標Fを見失っても、容易にかつ速や
かに被検眼Eに固視をさせることができ、過去に測定し
た被測定血管の場所を短時間に特定することができるの
で、被検者の負担が軽減して安定した測定が可能とな
り、結果として眼底Ea上の各血管の血流速度などの被
検眼Eの情報を、定量的かつ経時的に正確に測定し評価
することができる。
【0033】なお、本実施例では固視標位置操作手段3
2のスイッチをオンし続ける操作を行ったが、例えば被
測定血管に特有の固視標Fの位置から略光軸中心付近の
F0まで間の液晶ドットを全て表示するように制御し
て、被検者に線上に並んだ固視標F、F1、F2、‥・
、F0を認識させて、その線上に並んだ固視標Fを略
光軸中心付近から徐々に周辺へ固視させるように指示し
ても、又はその線上に並んだ固視標Fを略光軸中心付近
から徐々に消去してゆくように制御しても、同様に容易
かつ速やかに所望の固視標Fを被検者に見付けさせるこ
とが可能となる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る眼科検
査装置は、固視標を光軸と垂直な平面内で固視標位置か
ら略光軸に向かって段階的に変化し、かつ固視標位置に
再び段階的に復帰する制御を行うにより、被検者が固視
標を見失っても容易かつ速やかに被検眼に固視をさせる
ことができ、過去に検査した被測定血管の場所を短時間
に特定することができるので、被検者の負担が軽減して
安定した検査が可能となり、結果として眼底上の各血管
の血流速度などの被検眼の情報を定量的かつ経時的に正
確に測定し評価することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の眼底カメラの構成図である。
【図2】透過型液晶板の正面図である。
【図3】観察眼底像の説明図である。
【図4】トラッキング指標像の説明図である。
【図5】固視標の移動制御の説明図である。
【符号の説明】
1 観察用光源 3 透過型液晶板 6 バンドパスミラー 9 イメージローテータ 10 ガルバノメトリックミラー 17 マスク板 20 測定用光源 21 トラッキング用光源 24 イメージインテンシファイヤ 25 一次元CCD 26、27 フォトマルチプライヤ 28 システム制御部 29 入力手段 30 ガルバノメトリックミラー制御回路 31 固視標制御手段 32 固視標位置操作手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検眼の眼底に固視標を投影する固視標
    投影手段と、前記固視標の位置を操作する固視標位置操
    作手段と、被検眼の特定部位からの固有情報を検査する
    検査手段と、該検査手段による前記特定部位に対応する
    固視標位置を記憶する記憶手段と、前記固視標を光軸と
    垂直な平面内で前記固視標位置から略光軸に向かって段
    階的に変化し、前記固視標位置に再び段階的に復帰する
    制御を行う固視標制御手段とを有することを特徴とする
    眼科検査装置。
  2. 【請求項2】 前記固視標制御手段は前記固視標の表示
    状態を入力する入力手段を有し、該入力手段からの第1
    の入力信号により前記固視標を光軸と垂直な平面内で前
    記固視標位置から略光軸方向へ段階的に移動し、前記入
    力手段からの第2の入力信号により前記固視標を前記固
    視標位置に段階的に戻す制御を行う請求項1に記載の眼
    科検査装置。
  3. 【請求項3】 前記固視標制御手段は、前記入力手段か
    らの入力信号により前記固視標位置と略光軸中心位置と
    を結ぶ線分上に位置する複数の固視標を投影する制御を
    行う請求項2に記載の眼科検査装置。
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