JP2002253510A - 眼血流計 - Google Patents

眼血流計

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JP2002253510A
JP2002253510A JP2001052832A JP2001052832A JP2002253510A JP 2002253510 A JP2002253510 A JP 2002253510A JP 2001052832 A JP2001052832 A JP 2001052832A JP 2001052832 A JP2001052832 A JP 2001052832A JP 2002253510 A JP2002253510 A JP 2002253510A
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blood flow
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mirror
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Nobuyoshi Kishida
伸義 岸田
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  • Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)
  • Eye Examination Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスプレイ表示を制御して、血流測定の結
果及び測定条件の確認と、被検眼の測定状態の観察とを
容易に行う。 【解決手段】 測定対象とする血管を決め入力デバイス
48におけるレーザー光照射スイッチを押すと、データ
表示管理部67にはフォトマルチプライヤ45a、45
bの受光信号を周波数変換するFFT演算器64からF
FT信号が入力される。データ表示管理部67はFFT
の表示に切換え、ディスプレイ50の左下方にFFT情
報を表示する。また、レーザー管理部61はレーザー光
照射スイッチからの入力信号を受けると、トラッキング
光源33及びレーザーダイオード31のレーザー光の照
射を行う。同時に、観察像管理部66に照射開始信号S
1を出力し、CCDカメラ19からの眼底像をディスプ
レイ50に拡大表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば被検眼にレ
ーザー光を照射し、散乱反射光を受光して解析し、血流
速度及び血流量を計測する眼底血流計のような眼血流計
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば眼血流計として、被検眼の眼底血
管をトラッキングし、トラッキングした血管の絶対血流
速度を測定するレーザードップラ眼底血流計が知られて
いる。このレーザードップラ眼底血流計においては、例
えば眼底の血管にトラッキング用のレーザービームと血
流速測定用のレーザービームを共に照射する装置が特開
平7−31596号等により知られており、眼底の血管
の血流速度と測定した血管の血管径を求め、血管内の血
流量を測定できるようになっている。
【0003】また、このレーザードラップ眼底血流計
は、数秒間の測定時間を必要とするため、被検眼の状態
を観察しながら測定を行う必要がある。そこで、このよ
うな測定中のデータの状態と被検眼の状態を同時に観察
する必要のある装置では、テレビカメラによる観察像を
観察用モニタに表示し、測定中のデータ状態を血流速度
解析用のパーソナルコンピュータのモニタに表示し、こ
の2つのモニタを同時に観察することで、測定中のデー
タの状態と被検眼の状態とを同時に観察することができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述の従
来例においては、測定中の被検眼の観察用モニタと測定
中のデータ状態を表示するモニタの2つを別々に設置す
る必要があり、スペース的にも観察するにも不便であ
る。また近年では、ビデオキャプチャボードなどによ
り、ビデオ信号をパーソナルコンピュータのモニタ画面
上に表示することが可能となり、測定結果や測定条件と
共に、被検眼の観察像を血流速度解析用のパーソナルコ
ンピュータのモニタ画面上に表示するようにできるよう
になっている。
【0005】しかしモニタ上には、被検眼の観察像、測
定中のデータ状態、測定結果の多くの情報を表示しなけ
ればならず、測定結果や測定条件を優先的に表示させる
と、測定対象の血管に対してアライメントを行う際に
は、被検眼の観察像が小さくなり見づらい。また、逆に
被検眼の観察像を優先に表示させると、測定結果が見難
くなってしまう。
【0006】本発明の目的は、上述の問題点を解消し、
観察像と測定結果等を併用して表示しても、表示が見易
い眼血流計を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1に係る本発明は、眼の血管にレーザー光を照
射してその反射光を受光し前記反射光から血流速度を求
める血流測定部と、検者の操作により測定状態の管理を
行う管理部と、眼を撮像する撮像器と、該撮像器により
撮像した眼の観察像を表示するディスプレイと、前記血
流測定部の状態に応じて前記ディスプレイを制御する制
御部とを有することを特徴とする眼血流計である。
【0008】請求項2に係る本発明は、前記管理部はレ
ーザー光の照射を制御する照射制御部を構成し、該照射
制御部の出力に応じて前記ディスプレイの表示方法を制
御することを特徴とする請求項1に記載の眼血流計であ
る。
【0009】請求項3に係る本発明は、前記制御部はレ
ーザー光照射開始時に前記ディスプレイの表示を拡大表
示することを特徴とする請求項2に記載の眼血流計であ
る。
【0010】請求項4に係る本発明は、前記制御部はレ
ーザー光照射終了時に前記ディスプレイの表示の拡大を
解除することを特徴とする請求項2又は3に記載の眼血
流計である。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明を図示の実施の形態に基づ
いて詳細に説明する。図1は第1の実施の形態の形態に
おける眼底血流計の実施例の構成図を示しており、白色
光を発するタングステンランプ等から成る観察光源1か
ら被検眼Eと対向する対物レンズ2に至る照明光路上に
は、コンデンサレンズ3、例えば黄色域の波長光のみを
透過するバンドパスフィルタ付のフィールドレンズ4、
被検眼Eの瞳孔とほぼ共役な位置に設けられたリングス
リット5、被検眼Eの水晶体とほぼ共役な位置に設けら
れた遮光部材6、リレーレンズ7、光路に沿って移動自
在な固視標表示用素子である透過型液晶パネル8、リレ
ーレンズ9、被検眼Eの角膜近傍と共役に設けられた遮
光部材10、孔あきミラー11、黄色域の波長光を透過
し他の光束を殆どの波長光を反射するバンドパスミラー
12が順次に配列されている。
【0012】孔あきミラー11の背後には眼観察光学系
が構成されており、光路に沿って移動自在な第1のフォ
ーカスレンズ13、リレーレンズ14、スケール板1
5、光路中に挿脱自在な光路切換ミラー16、接眼レン
ズ17が順次に配列され、検者眼eに至っている。光路
切換ミラー16が光路中に挿入されている場合の反射方
向の光路上には、テレビリレーレンズ18、撮像器であ
るCCDカメラ19が配置されている。
【0013】バンドパスミラー12の反射方向の光路上
には、イメージローテータ20、紙面に垂直な回転軸を
有するガルバノメトリックミラー21が配置されてい
る。このガルバノメトリックミラー21は両面の下側反
射面21a、上側反射面21bは共に研磨され、上側反
射面21bの反射方向にはレンズ22、光路に沿って移
動自在なフォーカスユニット23が配置されている。な
お、レンズ22の前側焦点面は被検眼Eの瞳孔と共役関
係にあり、この焦点面にガルバノメトリックミラー21
が配置されている。フォーカスユニット23内において
は、レンズ22と同一光路上に、ダイクロイックミラー
24、集光レンズ25が順次配列され、ダイクロイック
ミラー24の反射方向の光路上にはマスク26、ミラー
27が配置されており、矢印で示す方向に一体的に移動
可能である。
【0014】集光レンズ25の入射方向の光路上には固
定ミラー28、光路から退避可能な光路切換ミラー29
が平行に配置され、光路切換ミラー29の入射方向の光
路上には、コリメータレンズ30、コヒーレントな例え
ば赤色光を発する測定用のレーザーダイオード31が配
列されている。ミラー27の入射方向の光路上には、シ
リンドリカルレンズ等から成るビームエクスパンダ3
2、他の光源と異なる高輝度の例えば緑色光を発するト
ラッキング光源33が配列されている。
【0015】ガルバノメトリックミラー21の後方には
光路長補償のための半月板34、光路中に遮光部を有す
る黒点板35、凹面ミラー36が配置され、ガルバノメ
トリックミラー21の下側反射面21aで反射されず通
過する光束をガルバノメトリックミラー21の上側反射
面21bへ導くリレー光学系を構成している。
【0016】ガルバノメトリックミラー21の下側反射
面21aの反射方向の光路上には、光路に沿って移動自
在な第2のフォーカスレンズ37、ダイクロイックミラ
ー38、フィールドレンズ34、拡大レンズ40、イメ
ージインテンシファイヤ付きの一次元CCD41が順次
に配列され、血管検出系が構成されている。
【0017】また、ダイクロイックミラー38の反射方
向の光路上には、結像レンズ42、共焦点絞り43、被
検眼Eの瞳孔とほぼ共役に設けられたミラー対44a、
44bが配置され、ミラー対44a、44bの反射方向
にはそれぞれフォトマルチプライヤ45a、45bが配
置され、測定用受光光学系が構成されている。
【0018】なお、図示の都合上、全ての光路を同一平
面上に示したが、ミラー対44a、44bの反射光路、
トラッキング光源33の出射方向の測定光路、レーザー
ダイオード31からマスク26に至る光路はそれぞれ紙
面に直交している。
【0019】更に、装置全体を制御するためのシステム
コントローラ46が設けられ、このシステムコントロー
ラ46にはCCDカメラ19、血管位置検出回路47を
介し一次元CCD41、検者による装置操作を可能とす
る入力デバイス48、フォトマルチプライヤ45a、4
5bの出力がそれぞれ接続されており、システムコント
ローラ46の出力はガルバノメトリックミラー21を制
御するミラー制御回路49、光路切換ミラー29、ディ
スプレイ50にそれぞれ接続されている。また、ミラー
制御回路49には一次元CCD41の出力が血管位置検
出回路47を介して接続されている。
【0020】図2はシステムコントローラ46の構成図
を示しており、システムコントローラ46にはキーボー
ド及び測定開始スイッチを備えた入力デバイス48の出
力が接続され、トラッキング光であるトラッキング光源
33及び測定光であるレーザーダイオード31の照射を
管理するレーザー管理部61、一次元CCD41により
撮像された血管像を基に、血管径を算出する血管径算出
器62、フォトマルチプライヤ45a、45bの受光信
号を周波数解析して、眼底Eaの血流速度を算出する血
流速度算出器63、フォトマルチプライヤ45a、45
bの受光信号を周波数変換するFFT演算器64、入力
デバイス48によって入力された患者情報及び測定時間
等の測定環境を記録するメモリを含む記録部65が設け
られている。更に、レーザー管理部61はCCDカメラ
19の信号が入力する観察像管理部66に接続され、血
管径算出器62、血流速度算出器63、FFT演算器6
4、記録部65の信号はデータ表示管理部67に出力さ
れ、観察像管理部66、データ管理部67の信号はディ
スプレイ50に接続されている。
【0021】観察光源1から発した白色光はコンデンサ
レンズ3を通過し、フィールドレンズ4により黄色の波
長光のみが透過され、リングスリット5、遮光部材6、
リレーレンズ7を通過し、透過型液晶28を背後から照
明し、リレーレンズ9、遮光部材10を通過して孔あき
ミラー11において反射され、黄色域の波長光のみがバ
ンドパスミラー12、対物レンズ2を通過し、被検眼E
の瞳孔上で眼照明光光束像Iとして一旦結像した後に、
眼底Eaをほぼ一様に照明する。この際に、液晶パネル
8には固視標が表示されており、照明光により被検眼E
の眼底Eaに投影され、視標像として被検眼Eに呈示さ
れる。なお、リングスリット5、遮光部材6、10は被
検眼Eの前眼部において眼照明光と眼観察光を分離する
ためのものであり、必要な遮光領域を形成するものであ
ればその形状は問題とならない。
【0022】眼底Eaからの反射光は同じ光路を戻り、
瞳孔上から眼観察光として取り出され、孔あきミラー1
1の中心の開口部、フォーカシングレンズ13、リレー
レンズ14を通過し、スケール板15で眼底像Ea’と
して結像した後に、光路切換ミラー16に至る。この際
に、光路切換ミラー16が光路から退避している場合に
は、検者眼eは接眼レンズ17を介して眼底像Ea’が
観察可能となり、一方、光路切換ミラー16が光路に挿
入されている場合には、スケール板15上に結像された
眼底像Ea’がテレビリレーレンズ18を介してCCD
カメラ19上に再結像され、システムコントローラ46
を介してディスプレイ50に映出される。
【0023】また、レーザーダイオード31から発した
測定光はコリメータレンズ30によりコリメートされ、
光路に光路切換ミラー29が挿入されている場合には、
光路切換ミラー29、固定ミラー28においてそれぞれ
反射され、集光レンズ25の下方を通過し、光路切換ミ
ラー29が光路から退避している場合には、直接に集光
レンズ25の上方を通過し、ダイクロイックミラー24
を透過する。
【0024】トラッキング光源33から発したトラッキ
ング光は、ビームエクスパンダ32により縦横異なる倍
率でビーム径が拡大され、ミラー27において反射され
た後に、整形用マスク26で所望の形状に整形され、更
にダイクロイックミラー24において反射され上述した
測定光と重畳される。測定光は集光レンズ25により、
マスク26の開口部中心と共役な位置にスポット状に結
像されている。更に、測定光及びトラッキング光はレン
ズ22を通過し、ガルバノメトリックミラー21の上側
反射面21bにおいて反射され、黒点板35を通過した
後に、凹面ミラー36において反射され、再度黒点板3
5、半月板34を通過し、ガルバノメトリックミラー2
1を透過する。
【0025】この際に、ガルバノメトリックミラー21
は被検眼Eと共役な位置に配されている。また、凹面ミ
ラー36、黒点板35、半月板34は光軸上に同心に配
置されかつ共動してガルバノメトリックミラー21の上
側反射面21bと下側反射面21aとを−1倍で結像す
るリレー系の機能が与えられている。ガルバノメトリッ
クミラー21を透過した測定光及びトラッキング光はイ
メージローテータ20を経て、バンドパスミラー12に
より対物レンズ2方向に偏向され、対物レンズ2を介し
て被検眼Eの眼底Eaに照射される。
【0026】なお、半月板34はガルバノメトリックミ
ラー21の上側反射面21b、下側反射面21aの位置
がそのミラー厚によって生ずる図面の上下方向へずれを
持つことを補正するためのものであり、イメージローテ
ータ20に向かう光路中にのみ作用するものである。
【0027】このように、測定光及びトラッキング光
は、ガルバノメトリックミラー21の上側反射面21b
において反射され、再度戻されるよう対物レンズ2の光
軸から偏心した状態でガルバノメトリックミラー21に
入射される。眼底Eaにおける散乱反射光は再度対物レ
ンズ2で集光され、バンドパスミラー12で反射されて
イメージローテータ20を通過し、ガルバノメトリック
ミラー21の下側反射面21aで反射され、フォーカス
レンズ37を通過し、ダイクロイックミラー38におい
て測定光及びトラッキング光は分離される。
【0028】トラッキング光はダイクロイックミラー3
8を透過し、フィールドレンズ34、結像レンズ40を
介して一次元CCD41上で眼観察光学系による眼底像
Ea’よりも拡大された血管像として結像する。そし
て、一次元CCD41で撮像された血管像に基づいて、
血管位置検出回路47において血管像の移動量を表すデ
ータが作成され、ミラー制御回路49に出力される。ミ
ラー制御回路49はこの移動量を補償するようにガルバ
ノメトリックミラー21を駆動する。また、システムコ
ントローラ46では、一次元CCD41で撮像された血
管像を基に血管径を算出する。
【0029】一方、測定光はダイクロイックミラー38
において反射され、共焦点絞り43の開口部を経てミラ
ー対44a、44bで反射され、それぞれフォトマルチ
プライヤ45a、45bに入射する。また、フォトマル
チプライヤ45a、45bの受光信号はそれぞれシステ
ムコントローラ46に出力され、この受光信号はシステ
ムコントローラ46において受光信号を周波数解析さ
れ、眼底Eaの血流速度が求められる。
【0030】このように、システムコントローラ46で
は一次元CCD41で撮像された血管像から血管径を算
出し、フォトマルチプライヤ45a、45bの受光信号
から血流速度が算出可能となる。また、この算出された
血管径及び血流速度は、ディスプレイ50に出力され
る。
【0031】図3はディスプレイ50の表示画面を示し
ており、CCDカメラ19によって撮像される被検眼E
の眼底像Ea’と共に、血管径及び血流速度等の計算結
果、更には被検眼情報、測定条件等の全ての情報を表示
することができる。
【0032】検者は眼底像Ea’を観察しながら、接眼
レンズ17又はディスプレイ50により装置のアライメ
ントを行う。この際に、適切な目的に応じて観察方式を
採用することが好適である。接眼レンズ17による観察
の場合には、一般的に被検眼Eの観察像と共に血管径及
び血流速度の計算結果、更には測定条件等の全ての情報
を表示するディスプレイ50よりも高解像かつ高感度な
ため、眼底Eaの微細な変化を読み取って診断する場合
に適している。
【0033】一方、ディスプレイ50による観察の場合
には、視野を制限しないため検者の疲労を軽減すること
ができ、更にCCDカメラ19の出力を外部のビデオテ
ープレコーダやビデオプリンタ等に接続することによ
り、眼底像Ea’上の測定部位の変化を逐次電子的に記
録することが可能となるため、臨床上極めて有効であ
る。
【0034】次に、この装置を用いて一連の測定動作を
行うときの手順について説明する。先ず、名前、登録
日、性別、年齢、コメント等の被検者情報の入力を行う
ため、検者は入力デバイス48におけるキーボードを介
して患者IDの入力を行う。この際に、既に記録部65
に患者IDが登録されている場合には、図3に示すよう
に名前、登録日、性別、年齢、コメントは、患者IDの
入力時点でディスプレイ50の左上画面に、直前に測定
された測定データと共に表示される。患者IDが新規の
入力であれば、入力デバイス48におけるキーボードか
ら名前、登録日、性別、年齢、コメントを入力すること
になり、ディスプレイ50の画面には測定データは表示
されない。
【0035】被検者情報の入力が終了すると、被検眼E
の眼底Eaのアライメントを行うが、この際には図3の
右上方画面に示す程度の眼底像Ea’による観察像の大
きさで十分である。次に、測定対象とする血管を決め、
入力デバイス48におけるレーザー光照射スイッチを押
す。データ表示管理部67には、フォトマルチプライヤ
45a、45bの受光信号を周波数変換するFFT演算
器64からFFT信号が入力される。このFFT信号が
入力されることにより、データ表示管理部67はFFT
の表示に切換え、ディスプレイ50の左下方画面にFF
T情報を表示する。
【0036】また、レーザー管理部61はレーザー光照
射スイッチからの入力信号を受けると、トラッキング光
源33及びレーザーダイオード31のレーザー光の照射
を行う。同時に、観察像管理部66に照射開始信号S1
を出力する。観察像管理部66は信号S1を受けると、
CCDカメラ19からの眼底像Ea’を図4に示すよう
にディスプレイ50に拡大表示する。このように、観察
画面の大きさを拡大表示することにより、トラッキング
する血管とトラッキングビームの位置関係が把握し易い
だけではなく、測定が確実に行われているかどうかを見
極め易く、効果的なことは明らかである。
【0037】本実施の形態においては、測定時間を例え
ば2秒と設定しているため、入力デバイス48における
測定開始スイッチを押した後の2秒間、血管径算出器6
2では一次元CCD41により撮像された血管像を基に
血管径の算出を行い、血流速度算出器63ではフォトマ
ルチプライヤ45a、45bの受光信号から血流速度の
演算が行われる。
【0038】このように、本実施の形態においては、レ
ーザー光照射を開始して測定が終了するまでの間は、測
定状態を表すFFT表示と拡大表示された観察像とをデ
ィスプレイ50上で同時に観察することが可能となる。
【0039】次に、レーザー管理部61は入力デバイス
48における測定開始スイッチからの入力を受けた後の
2秒間の測定が終了すると、トラッキング光源33及び
レーザーダイオード31のレーザー光照射の中止を行う
と共に、観察像管理部66にレーザー光照射中止信号S
2を出力する。観察像管理部66はレーザー光照射中止
信号S2を受けると、CCDカメラ19からの観察像の
拡大表示を解除し、ディスプレイ50に通常の大きさに
よる眼底像Ea’を表示する。更に、データ表示管理部
67はFFT表示を測定結果の表示に切換え、ディスプ
レイ50は図5に示す表示となる。更に、データ表示管
理部67は血管径算出器62及び血流速度算出器63か
ら血管径及び血流速度のデータを受け取り、血流速度の
変化のグラフ図や、平均血流速度及び血管径と平均血流
速度から血流量を算出し画面下方に表示する。
【0040】このように、本実施の形態においては、測
定が終了すると測定状態を表すFFTは非表示となり、
ディスプレイ50において眼底像Ea’は拡大表示を解
除した状態で表示され、血流速度の変化を示すグラフや
平均血流速度、血流量を確認することが可能となる。
【0041】本実施の形態では、レーザー光の照射によ
って観察画面の大きさを拡大表示し、更にレーザー光照
射が終了した際に、観察像の拡大表示を解除するように
している。このため、レーザー光照射中にはトラッキン
グする血管とトラッキングビームの位置関係が把握し易
く、測定が確実に行われているか否かを見極めることが
でき、更に測定データの状態をFFTモニタで確かめる
ことができる。また測定終了時には、観察画面の拡大表
示を解除することで、測定結果と観察画面を確認するこ
とが可能となる。
【0042】第1の実施の形態において、光路切換ミラ
ー16が光路から退避しているときは、CCDカメラ1
9で観察像が撮像されないため、図3〜図5等で示され
た眼底像Ea’は観察できない。この場合に、眼底像E
a’を拡大表示する必要がないため、光路切換ミラー1
6が光路から退避しているか否かの信号を観察像管理部
66に入力し、光路切換ミラー16が光路から退避して
いるときは、眼底像Ea’を拡大しないようにしてもよ
い。
【0043】上述した装置を使用することによって、通
常の使用においては測定結果と観察像を1つの画面で観
察するには十分であるが、第2の実施の形態として、入
力デバイス48上に観察像の拡大制御スイッチを設ける
ことにより、検者が任意に観察像を拡大表示することも
できる。このような操作を可能にすることにより、例え
ば測定前に被検眼Eの状態を詳細に観察することができ
る。この場合は図6に示すような構成となり、第1の実
施の形態とは入力デバイス48の出力が観察像管理部6
6に接続されている点で異なる。
【0044】また、図7はこの第2の実施の形態におけ
る観察像管理部66の内部処理のフローチャート図を示
している。観察像管理部66は入力信号の有無を判断
し、入力デバイス48における拡大制御スイッチからの
観察像拡大信号S3を受けると、CCDカメラ19から
の眼底像Ea’をディスプレイ50に拡大表示する。一
方、入力デバイス48における拡大制御スイッチからの
観察像拡大解除信号S4を受けると、CCDカメラ19
からの観察像をディスプレイ50への拡大表示を解除す
る。ここで観察像管理部66では、この入力デバイス4
8における拡大制御スイッチからの観察像拡大信号は、
照射開始S1に対して優先して行われるため、レーザー
光照射前に観察像拡大開始信号S3が入力されると、デ
ィスプレイ50への拡大表示を行う。一方、レーザー光
照射中に観察像拡大解除信号S4が入力されると、ディ
スプレイ50への拡大表示を解除する。
【0045】従って、検者は図3に示すように結果表示
中に、測定結果を見ることよりも観察像を拡大表示して
観察することを優先したい場合には、入力デバイス48
における拡大制御スイッチにより、図8に示すように眼
底像Ea’を拡大表示することが可能になる。また、眼
底像Ea’を拡大表示しているときに、眼底像Ea’を
小さくし測定条件を見ることを優先したい場合には、検
者は入力デバイス48における拡大制御スイッチにより
眼底像Ea’の拡大表示を解除することができる。
【0046】このように、第2の実施の形態では入力デ
バイス48上に観察像の拡大制御スイッチを設けること
によって、レーザー光照射状態か否かに関係なく、測定
結果や測定条件と観察像の何れかを優先的に見ることが
可能となり、検者にとって使い勝手が良い装置となって
いる。
【0047】ここで、第2の実施の形態においては、入
力デバイス48上に観察像の拡大制御スイッチが優先的
になるように設定されているが、測定中には画面の制御
を行う必要が殆どなく、拡大制御スイッチの誤操作を防
ぐ意味でも、拡大制御スイッチによる制御は禁止するこ
とも考えられる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
眼血流計では、測定状態によって観察像ディスプレイの
状態を変化するようにしたため、トラッキング対象とす
る血管への位置合わせ操作を容易にでき、操作上極めて
有効になる。更に、位置合わせ操作の時間を短くできる
ので、位置合わせ操作中のレーザー光照射の時間を短縮
し、被検眼へのダメージを軽減することができる。
【0049】請求項2に記載の眼血流計では、レーザー
光照射の状態によってディスプレイの状態が変化するた
め、測定状態毎に適した観察像の表示を行うことができ
る。
【0050】請求項3に記載の眼血流計では、レーザー
光照射開始時にディスプレイの表示を拡大しているの
で、トラッキング状態を詳細に観察できる。
【0051】請求項4に記載の眼血流計では、レーザー
光照射が終了し測定結果や測定条件を確認したい時に
は、観察像の拡大が解除され、測定結果や測定条件を確
認できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】眼血流計の構成図である。
【図2】システムコントローラーの構成図である。
【図3】ディスプレイの表示画面である。
【図4】ディスプレイの表示画面である。
【図5】ディスプレイの表示画面である。
【図6】システムコントローラーの構成図である。
【図7】内部処理のフローチャート図である。
【図8】ディスプレイの表示画面である。
【符号の説明】
1 観察光源 2 対物レンズ 11 孔あきミラー 12 バンドパスミラー 17 接眼レンズ 19 CCDカメラ 20 イメージローテータ 21 カルバノメトリックミラー 23 フォーカスユニット 31 レーザーダイオード 33 トラッキング光源 40 拡大レンズ 41 一次元CCD 45a、45b フォトマルチプライヤ 46 システムコントローラー 47 血管位置検出回路 48 入力デバイス 50 ディスプレイ 61 レーザー管理部 62 血管径算出器 63 血流速度算出器 64 FFT演算器 65 記録部 66 観察像管理部 67 データ表示管理部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 眼の血管にレーザー光を照射してその反
    射光を受光し前記反射光から血流速度を求める血流測定
    部と、検者の操作により測定状態の管理を行う管理部
    と、眼を撮像する撮像器と、該撮像器により撮像した眼
    の観察像を表示するディスプレイと、前記血流測定部の
    状態に応じて前記ディスプレイを制御する制御部とを有
    することを特徴とする眼血流計。
  2. 【請求項2】 前記管理部はレーザー光の照射を制御す
    る照射制御部を構成し、該照射制御部の出力に応じて前
    記ディスプレイの表示方法を制御することを特徴とする
    請求項1に記載の眼血流計。
  3. 【請求項3】 前記制御部はレーザー光照射開始時に前
    記ディスプレイの表示を拡大表示することを特徴とする
    請求項2に記載の眼血流計。
  4. 【請求項4】 前記制御部はレーザー光照射終了時に前
    記ディスプレイの表示の拡大を解除することを特徴とす
    る請求項2又は3に記載の眼血流計。
JP2001052832A 2001-02-27 2001-02-27 眼血流計 Pending JP2002253510A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007105479A (ja) * 2005-10-14 2007-04-26 Wolfdietrich Steinhuber 光学的結像装置
CN1316937C (zh) * 2003-08-13 2007-05-23 佳能株式会社 眼科用摄影装置

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