JPH1080398A - 眼科測定装置 - Google Patents

眼科測定装置

Info

Publication number
JPH1080398A
JPH1080398A JP8257563A JP25756396A JPH1080398A JP H1080398 A JPH1080398 A JP H1080398A JP 8257563 A JP8257563 A JP 8257563A JP 25756396 A JP25756396 A JP 25756396A JP H1080398 A JPH1080398 A JP H1080398A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
eye
fundus
optical system
measurement
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8257563A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3647164B2 (ja
Inventor
Yoshiaki Okumura
淑明 奥村
Shigeaki Ono
重秋 小野
Shinya Tanaka
信也 田中
Tomoyuki Iwanaga
知行 岩永
Yasuyuki Numajiri
泰幸 沼尻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP25756396A priority Critical patent/JP3647164B2/ja
Priority to US08/922,568 priority patent/US6192269B1/en
Publication of JPH1080398A publication Critical patent/JPH1080398A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3647164B2 publication Critical patent/JP3647164B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B3/00Apparatus for testing the eyes; Instruments for examining the eyes
    • A61B3/10Objective types, i.e. instruments for examining the eyes independent of the patients' perceptions or reactions
    • A61B3/12Objective types, i.e. instruments for examining the eyes independent of the patients' perceptions or reactions for looking at the eye fundus, e.g. ophthalmoscopes
    • A61B3/1241Objective types, i.e. instruments for examining the eyes independent of the patients' perceptions or reactions for looking at the eye fundus, e.g. ophthalmoscopes specially adapted for observation of ocular blood flow, e.g. by fluorescein angiography
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B3/00Apparatus for testing the eyes; Instruments for examining the eyes
    • A61B3/10Objective types, i.e. instruments for examining the eyes independent of the patients' perceptions or reactions
    • A61B3/14Arrangements specially adapted for eye photography
    • A61B3/145Arrangements specially adapted for eye photography by video means

Abstract

(57)【要約】 【目的】 測定対象の血管が動脈か静脈かに応じて、最
適な測定条件や演算条件を選択できるようにする。 【構成】 検者は測定部位を選択したら、その測定部位
が動脈か静脈かをパーソナルコンピュータ54の入力手
段により入力する。そして、パーソナルコンピュータ5
4に入力された情報をシステム制御回路56に通信し、
測定時のデータを取り込む時間を、例えば動脈の場合を
2秒間、静脈の場合を0.5秒間に設定し、また周波数
解析のためのデータ数を、例えば動脈の場合を512デ
ータ、静脈の場合を1024データに設定し、再び入力
手段55を操作してトラッキングの開始を入力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、眼科医院等の医療機関
で眼底を検査する際に使用される眼科測定装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】
(1) 従来から、被検眼の眼底の血管中の血流速度を測定
する眼科測定装置として、レーザードップラ眼底血流計
が知られている。この眼底血流計は、被検眼の眼底の任
意の血管にレーザー光を照射し、血管中の血液で反射し
た光のドップラシフト信号を検出するもので、測定中は
血管をトラッキングして、眼球運動があってもレーザー
光を常に同一の血管上に照射することができるようにな
っている。そして、光検出器に受光した被測定血流から
の散乱反射光であるドップラシフトした成分と、静止し
ている血管壁からの散乱反射光との干渉信号から、周波
数解析を行ってドップラシフト周波数を演算し、2つの
受光器で受光した受光信号から算出した周波数の最大シ
フトをそれぞれΔfmax1 、Δfmax2 、レーザーの波長を
λ、測定部位の屈折率をn、眼内での2つの受光光軸の
なす角度をα、眼内で2つの受光光軸がつくる平面と血
流の速度ベクトルとのなす角度をβとすると、次式によ
って血流速度(最大速度Vmax)を定量的に求めている。 Vmax={λ/(n・α)}・||Δfmax1|− |Δfmax2|| / cosβ … (1)
【0003】このように、2方向から計測を行うことに
よって測定光の入射方向の奇与が相殺され、眼底上の任
意の部位の血流を計測することができ、2つの受光光軸
がつくる平面と眼底の交線と、血流の速度ベクトルとの
なす角βを一致させることにより、β=0°となって真
の最大血流速度を測定することができる。
【0004】(2) また、ドップラシフトの最大値Δfmax
は、|Δfmax|という符号情報の欠如したものとなるた
めに、眼底において部位の異なる血管の血流を測定する
場合には、最大周波数シフトΔfmax1 、Δfmax2 の符号
が共に正、共に負、正負異符号を有する場合が存在する
ことになる。従って、測定する領域によっては式(1)に
より最大血流速度Vmaxを決定することか不可能になると
いう問題が生ずる。これを解決するために、入射光位置
を瞳孔上のスポット像の2方向に設定し、それぞれのス
ポット像の光路から最大周波数シフト|Δfmax1|、|Δ
fmax2|及び|Δfmax1'|、|Δfmax2'|を算出して、最
大血流速度Vmax、Vmax’を算出する。そして、この2つ
の最大血流速度VmaxとVmax’を比較することにより、真
の最大流速を求めるための適切な光束の入射方向を決定
し、この情報により光路切換えを適切な状態にして本測
定を行うように制御している。
【0005】また、臨床上、同一被検眼の経時変化等を
観察することは極めて有意なので、同じ血管の同じ部位
を特定するために、眼底血流測定時の眼底像をビデオテ
ープレコーダやビデオプリンタ等で記録し、眼底像の測
定スポット位置を基に目視によって血管の測定部位を特
定している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
(イ) しかしながら、上述の従来例(1) においては、動脈
の場合は心臓の収縮、拡張に応じて血流速度が周期的に
変化しているために、最低1周期以上の測定が必要であ
るが、一方で静脈の場合は殆ど変動がないために短時間
の測定でよい。しかし、従来の測定は動脈でも静脈でも
区別せずに行われているために、動脈測定の場合に測定
時間が長く設定されていて、静脈測定の測定時間が必要
以上に長くなってしまう。この結果、この間は被検者は
瞬きを我慢しなければならず、また被検眼の眼底に照射
する露光量が必要以上に多くなって、被検者に相当の負
担を与えている。
【0007】また、ドップラシフト信号の周波数解析に
は一般的にFFT(Fast Fourier Translater)処理等が
用いられるが、このとき周波数の分解能を上げるために
多くの時系列のデータが必要となる。しかし、動脈は周
期的に変化し収縮期には急激に血流速度が速くなるの
で、あまり多くの時系列データを用いて周波数解析を行
うと、本来の変動を見失う可能性がある。一方、静脈は
殆ど変動がないために、多くの時系列のデータを用いれ
ば周波数分解能を上げて周波数解析を行うことができ
る。従って、動脈の変動を見失わない程度の時間でデー
タをとって、周波数解析を行うように調整する必要が生
ずる。
【0008】(ロ) また、上述の従来例(2) においては、
被検眼に白内障があったり測定時に睫毛が混入した場合
等は、受光信号にノイズ成分が混入し、その結果Δfmax
1 、Δfmax2 を断定する際の誤差要因が大きくなって、
正しい測定結果が得られないことがある。このような場
合には、測定結果を見ただけでは白内障や睫毛の混入等
による不要な誤差成分が含まれているか分からないの
で、測定値が真の眼底血流速度を示しているか判別でき
ない。更には、被検眼の白内障や測定時の睫毛の混入等
は検者が測定時に観察できるので、測定時のコメント情
報として記録しておくことも可能であるが、作業が極め
て煩わしく、記録を忘れてしまうこともある。
【0009】また、測定部位の特定に人為的作業が加わ
ると、計測の誤差要因が多くなり再現性が悪くなり、作
業が非常に煩わしく多大な時間を要することになる。更
に、CCDカメラで眼底像と測定スポットを観察・記録
し、画像計測により部位を特定することも可能である
が、この場合は装置が複雑で高価なものになるという欠
点がある。
【0010】発明の第1の目的は、上述の問題点(イ) を
解消し、測定対象の血管が動脈か静脈かに応じて最適な
測定条件や演算条件を選択する眼科測定装置を提供する
ことにある。
【0011】本発明の第2の目的は、上述の問題点(ロ)
を解消し、眼底血流を測定して血管位置を特定するデー
タを出力して最大周波教シフト決定の参考となる情報を
得る眼科測定装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の第1発明に係る眼科測定装置は、被検眼の眼底血管の
血流速度を測定する眼科測定装置において、測定前に測
定対象が動脈か静脈かを入力する手段と、入力された情
報を基に測定条件、演算条件を選択する選択手段とを有
することを特徴とする。
【0013】第2発明に係る眼科測定装置は、被検眼に
対向する対物光学系と、該対物光学系を通して被検眼の
眼底を照明する照明光学系と、照明された眼底像を観察
する観察光学系と、前記照明光学系又は前記観察光学系
の被検眼と略共役位置に移動可能な内部固視標と、被検
眼の眼底に照射ビームを照射するビーム照射光学系とを
有する眼科測定装置において、前記内部固視標の位置を
検出する第1の検出手段と、前記ビーム照射光学系の照
射ビームが照射される被検眼の眼底位置に偏向する照射
ビーム偏向手段と、該照射ビーム偏向手段の被検眼への
出射角度を検出する第2の検出手段とを有することを特
徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明を図示の実施例に基づいて
詳細に説明する。図1は眼底血流計へ応用した第1の実
施例の構成図を示し、白色光を発するタングステンラン
プ等から成る観察用光源1から被検眼Eと対向する対物
レンズ2へ至る照明光路上には、コンデンサレンズ3、
例えば黄色域の波長光のみを透過するバンドパスフィル
タ付のフィールドレンズ4、被検眼Eの瞳孔Epとほぼ共
役なリングスリット5、被検眼Eの水晶体とほぼ共役な
遮光部材6、リレーレンズ7、光路に沿って移動自在な
固視標表示用素子である透過型液晶板8、リレーレンズ
9、被検眼Eの角膜近傍と共役な遮光部材10、孔あき
ミラー11、黄色域の波長光を透過し他の光束を殆ど反
射するバンドパスミラー12が順次に配列され、照明光
学系が構成されている。
【0015】孔あきミラー11の背後には眼底観察光学
系が構成されており、光路に沿って移動自在なフォーカ
シングレンズ13、リレーレンズ14、スケール板1
5、光路に挿脱自在な光路切換ミラー16、接眼レンズ
17が順次に配列され、検者眼eに至っている。光路切
換ミラー16が光路に挿入されているときの反射方向の
光路上には、テレビリレーレンズ18、CCDカメラ1
9が配置されており、CCDのカメラ19の出力は液晶
モニタ20に接続されている。
【0016】バンドパスミラー12の反射方向の光路上
には、イメージローテータ21、紙面に垂直な回転軸を
有し両面が研磨されたガルバノメトリックミラー22が
配置され、ガルバノメトリックミラー22の下側反射面
22aの反射方向には光路に沿って移動自在なフォーカ
スレンズ23が配置され、上側反射面22bの反射方向
にはレンズ24、光路に沿って移動自在なフォーカスユ
ニット25が配置されている。なお、レンズ24の前側
焦点面は被検眼Eの瞳孔Epと共役関係にあり、その焦点
面にガルバノメトリックミラー22が配置されている。
【0017】また、ガルバノメトリックミラー22の図
面上方には、光路長補償半月板26、光路中に遮光部を
有する黒点板27、凹面ミラー28が順次に配列され、
ガルバノメトリックミラー22の下側反射面22aによ
り反射されることなく通過する光束を、ガルバノメトリ
ックミラー22の上側反射面22bに戻るように導くリ
レー光学系が構成されている。なお、光路長補正用半月
板26はガルバノメトリックミラー22の上側反射面2
2b、下側反射面22aの位置がそのミラー厚によって
生ずる図面の上下方向へのずれを補正するためのもので
あり、イメージローテータ21へ向かう光路中にのみ作
用するものである。
【0018】フォーカスユニット25においては、レン
ズ24と同一光路上にダイクロイックミラー29、集光
レンズ30が順次に配列され、ダイクロイックミラー2
9の反射方向の光路上には、マスク31、ミラー32が
配置されており、このフォーカスユニット25は一体的
に矢印で示す方向に移動できるようになっている。
【0019】レンズ30の入射方向の光路上には、固定
ミラー33、光路から退避可能な光路切換ミラー34が
平行に配置され、光路切換ミラー34の入射方向の光路
上には、コリメータレンズ35、コヒーレントな例えば
赤色光を発するレーザーダイオード等の測定用光源36
が配列されている。更に、ミラー32の入射方向の光路
上には、シリンドリカルレンズ等から成るビームエクス
パンダ37、他の光源と異なる高輝度の例えば緑色光を
発するHe−Neレーザー光源等のトラッキング用光源
38が配列されている。
【0020】ガルバノメトリックミラー22の下側反射
面22aの反射方向の光路上には、フォーカシングレン
ズ23、ダイクロイックミラー39、フィールドレンズ
40、拡大レンズ41、イメージインテンシファイヤ付
の一次元CCD42が順次に配列され、血管検出光学系
が構成されている。また、ダイクロイックミラー39の
反射方向の光路上には、結像レンズ43、共焦点絞り4
4、被検眼Eの瞳孔Epとほぼ共役なミラー対45a、4
5bが配列され、ミラー対45a、45bの反射方向に
はそれぞれフォトマルチプライヤ46a、46bが配置
され、測定用受光光学系が構成されている。なお、図示
の都合上全ての光路を同一平面上に示したが、ミラー対
45a、45bの反射光路、トラッキング用光源38の
出射方向の測定光路、測定用光源からマスク31に至る
光路はそれぞれ紙面に直交している。そして、一次元C
CD42、フォトマルチプライヤ46a、46bの出力
はシステム全体の動作を制御する制御部47に接続され
ている。
【0021】図2は制御部47のブロック回路の構成図
を示し、CCDカメラ19の出力は制御部47内の血管
位置検出回路50、トラッキングサーボ制御回路51、
ガルバノメトリックミラー駆動回路52に順次に接続さ
れ、外部のガルバノメトリックミラー22に接続されて
いる。また、フォトマルチプライヤ46a、46bの出
力は、それぞれ増幅器53a、53bを介してパーソナ
ルコンピュータ54に接続され、パーソナルコンピュー
タ54、入力手段55の出力はシステム制御回路56に
接続されている。そして、システム制御回路56の出力
は、観察用光源1、光路切換ミラー34、測定用光源3
6、トラッキング用光源38にそれぞれ接続されてい
る。
【0022】図3は被検眼Eの瞳孔Ep上の各光束の配置
を示し、Iは黄色の照明光により照明される領域でリン
グスリット5の像、Oは眼底観察光束で孔あきミラー1
1の開口部の像、Vは測定/血管受光光束でガルバノメ
トリックミラー22の上下反射面22b、22aの有効
部の像、Da、Dbは2つの測定受光光束でそれぞれミラー
対45a、45bの像である。また、P2、P2' は測定光
の入射位置で光路切換ミラー34を切換えることによっ
て選択される測定光の位置を示し、鎖線で示す領域Mは
ガルバノメトリックミラー22の下側反射面22aの像
である。
【0023】観察用光源1から発した白色光は、コンデ
ンサレンズ3を通り、フィールドレンズ4により黄色の
波長光のみが透過し、リングスリット5、遮光部材6、
リレーレンズ7を通り、透過型液晶8を背後から照明す
る。更に、この光束はリレーレンズ9、遮光部材10を
通って孔あきミラー11で反射され、黄色域の波長光の
みがバンドパスミラー12を透過し、対物レンズ2を通
り、被検眼Eの瞳孔Ep上に眼底照明光光束像Iとして一
旦結像した後に、眼底Eaをほぼ一様に照明する。
【0024】このとき、透過型液晶板8には固視標が表
示されており、これが照明光により被検眼Eの眼底Eaに
投影され視標像として被検眼Eに呈示される。なお、リ
ングスリット5、遮光部材6、10は被検眼Eの前眼部
において眼底照明光と眼底観察光を分離するためのもの
であり、必要な遮光領域を形成するものであればその形
状は問題とならない。
【0025】眼底Eaからの反射光は、瞳孔Ep上から眼底
観察光光束Oとして取り出されて同じ光路を戻り、孔あ
きミラー11の中心の開口部、フォーカシングレンズ1
3、リレーレンズ14を通り、スケール板15に眼底像
Eaとして結像した後に、光路切換ミラー16に至る。こ
こで、光路切換ミラー16が光路から退避しているとき
は、検者眼eにより接眼レンズ17を介して眼底像Ea’
が観察可能となり、一方で光路切換ミラー16が光路に
挿入されているときは、スケール板15上に結像した眼
底像Ea’は、テレビリレーレンズ18によりCCDカメ
ラ19上に再結像されて液晶モニタ20に映出される。
【0026】検者は接眼レンズ17又は液晶モニタ20
により、この眼底像Ea’を観察しながら装置のアライメ
ントを行う。このとき、目的に応じて適切な観察方式を
採用することが好適であり、接眼レンズ17による観察
の場合は、一般的に液晶モニタ20等よりも高解像度か
つ高感度なので、眼底Eaの微細な変化を読み取って診断
する場合に適している。一方、液晶モニタ20による観
察の場合は、視野を制限しないので検者の疲労を軽減す
ることができ、更にCCDカメラ19の出力を外部のビ
デオテープレコーダやビデオブリンタ等に接続すること
により、眼底Ea上の測定部位の変化を逐次に電子的に記
録することが可能となるので、臨床上極めて有効であ
る。
【0027】次に、測定用光源36を発した測定光はコ
リメータレンズ35によりコリメートされ、光路切換ミ
ラー34が光路に挿入されている場合は、光路切換ミラ
ー34、固定ミラー33でそれぞれ反射され、集光レン
ズ30の下方を通過する。また、光路切換ミラー34が
光路から退避している場合は、直接集光レンズ30の上
方を通過し、共にダイクロイックミラー29を透過す
る。
【0028】一方、トラッキング用光源38から発した
トラッキング光は、ビームエクスパンダ37により縦横
異なる倍率でビーム径が拡大され、ミラー32で反射さ
れた後に、整形用マスク31で所望の形状に整形され、
ダイクロイックミラー29に反射され、集光レンズ30
によりマスク31の開口部中心と共役な位置に結像して
いるスポット状の測定光と重畳される。
【0029】重畳された測定光とトラッキング光は、レ
ンズ24を通り、ガルバノメトリックミラー22の上側
反射面22bで一旦反射され、黒点板27を通った後に
凹面鏡28で反射され、再び黒点板27、光路長補正用
半月板26を通り、ガルバノメトリックミラー22の方
へ戻される。ここで、ガルバノメトリックミラー22は
被検眼Eの瞳孔Epと共役な位置に配置されており、その
形状は被検眼Eの瞳孔Ep上において図3の破線Mで示し
た形状となっている。
【0030】そして、凹面鏡28、黒点板27、光路長
補正用半月板26は光路上に同心に配置されて、ガルバ
ノメトリックミラー22の上側反射面22bと下側反射
面22aとを−1倍で結像するリレー光学系の機能が与
えられているので、光路切換ミラー34の光路中への挿
入、退避により、ガルバノメトリックミラー22の像M
の裏側の図3の位置P1、P1' で反射された光束は、それ
ぞれガルバノメトリックミラー22の切欠き部に位置す
るP2、P2' の位置へ戻されることになり、ガルバノメト
リックミラー22に反射されることなくイメージローテ
ータ21へ向かう。そして、イメージローテータ21を
経てバンドパスミラー12により対物レンズ2の方向へ
偏向された光束は、対物レンズ2を介して被検眼Eの眼
底Eaに照射される。
【0031】このように、測定光とトラッキング光はガ
ルバノメトリックミラー22の上側反射面22b内で反
射され、再び戻されるときには対物レンズ2の光軸から
偏心した状態でガルバノメトリックミラー22に入射す
るので、図3に示すように瞳孔Ep上でスポット像P2又は
P2' として結像した後に眼底Eaを点状に照射することに
なる。
【0032】眼底Eaでの散乱反射光は再び対物レンズ2
で集光され、バンドパスミラー12に反射されてイメー
ジローテータ21を通り、ガルバノメトリックミラー2
2の下側反射面22aに反射され、フォーカシングレン
ズ23を通り、ダイクロイックミラー39において測定
光とトラッキング光が分離される。
【0033】トラッキング光はダイクロイックミラー3
9を透過し、フィールドレンズ40、結像レンズ41に
より、一次元CCD42上に眼底観察光学系による眼底
像Ea’よりも拡大された血管像Ev’として結像する。そ
して、一次元CCD42により撮像された血管像Ev’に
基づいて、血管位置検出回路50において血管像Ev’の
トラッキング中心からのずれ量を表すデータが作成さ
れ、このデータがトラッキングサーボ制御回路51に入
力され、ガルバノメトリックミラー駆動回路52を介し
てずれがなくなるようにガルバノメトリックミラー22
が駆動される。
【0034】一方、測定光はダイクロイックミラー39
により反射され、レンズ43、共焦点絞り44の開口部
を経て、ミラー対45a、45bで反射され、それぞれ
フォトマルチプライヤ46a、46bに受光される。フ
ォトマルチプライヤ46a、46bの出力は、それぞれ
増幅器53a、53bにおいて増幅され、パーソナルコ
ンピュータ54に内蔵された図示しないAD変換器に入
力される。AD変換器においてデジタルデータとされた
信号はパーソナルコンピュータ54のメモリに記憶さ
れ、従来例と同様に周波数解析されて眼底Eaの血流速度
が求められる。このとき、システム制御回路56は、観
察用光源1、測定用光源36、トラッキング用光源38
の点灯消灯や、光路切換ミラー34の光路への挿脱の制
御を行う。
【0035】また、測定光とトラッキング光による眼底
Eaでの散乱反射光の一部はバンドパスミラー12を透過
し、孔あきミラー11の背後の眼底観察光学系に導か
れ、トラッキング光はスケール板15上に棒状のインジ
ケータTとして結像し、測定光はこのインジケータTの
中心部にスポット像として結像する。これらの像は接眼
レンズ17又は液晶モニタ20を介して、図4に示すよ
うに眼底像Ea’、視標像Fと共に観察される。このと
き、インジケータTの中心には図示しないスポット像が
重畳して観察されており、インジケータTは入力手段5
5の操作桿等の操作部材により、眼底Ea上に撮影された
スケール板15に予め用意されている視野中心の正円の
スケールSの範囲内を一次元に移動することができる。
【0036】検者は先ず図4に示す眼底像Ea’上のフォ
ーカス状態を見ながら眼底像Ea’のピント合わせを行
う。入力手段55の図示しないフォーカスノブを調整す
ると、図示しない駆動手段により透過型液晶板8、フォ
ーカシングレンズ13、23、フォーカスユニット25
が連動して光路に沿って移動する。そして、眼底像Ea’
のピントが合うと、透過型液晶板8、スケール板15、
一次元CCD42、共焦点絞り44は同時に眼底Eaと共
役になる。
【0037】ピント合わせが終了した後に、検者は入力
手段55を操作して視標像Fを移動し、被検眼Eの視線
を誘導して観察領域を変更し、測定対象とする血管Evを
スケール板15のサークルS内へ移動する。そして、入
力手段55の図示しない操作桿によりイメージローテー
タ21を操作してインジケータTを回転し、測定対象と
する血管Evの走行方向に対してインジケータTが垂直に
なるようにする。
【0038】このとき、眼底観察光はイメージローテー
タ21を通過していないので、インジケータTのみが回
転するように認識され、図2に示した瞳孔Ep上の各光学
部材の像も原点を中心に同じ方向に同じ角度だけ回転
し、測定受光光束Da、Dbの中心を結んだ直線とスポット
像P1、P1’又はP2、P2’の中心を結んだ直線、即ちx軸
は血管Evの走行方向に一致する。
【0039】角度合わせが終了した後に、入力手段55
の操作桿を操作してインジケータTを矢印方向に移動
し、血管EvがインジケークTのほぼ中央に至るように合
わせる。
【0040】検者は測定部位を選択した後に、その測定
部位が動脈か静脈かをパーソナルコンピュータ54の図
示しない入力手段により入力する。そして、パーソナル
コンピュータ54に入力された情報をシステム制御回路
56に通信し、測定時のデータを取り込む時間を、例え
ば動脈の場合を2秒間、静脈の場合を0.5秒間に設定
し、また周波数解析のためのデータ数を、例えば動脈の
場合を512データ、静脈の場合を1024データに設
定し、再び入力手段55を操作してトラッキングの開始
を入力する。
【0041】入力手段55からシステム制御回路56に
トラッキング開始の指令が入力されると、血管位置検出
回路50において一次元CCD42の受光信号に基づい
て血管像Ev' の一次元基準位置からのずれ量が算出され
る。そして、トラッキングサーボサーボ回路51、ガル
バノメトリック制御回路52によりこの移動量に基づい
てガルバノメトリックミラー22が駆動され、一次元C
CD42上の血管像Ev' の受像位置が一定になるように
制御される。図5は血管像Ev' の受光量出力のグラフ図
であり、縦軸がCCD42の受光量、横軸がCCD42
の画素方向に対応し、血管Ev部分は受光量が少なく現わ
れている。
【0042】検者はトラッキング開始を確認した後で、
入力手段55の図示しない測定スイッチを押して測定を
開始する。システム制御回路56によって光路切換ミラ
ー34が光路に挿入され、先ず被検眼Eの瞳孔Ep上のス
ポット像P1、P2の位置から入射した光束が、フォトマル
チプライヤ46a、46bに受光されてAD変換器によ
りデジタル化され、動脈か静脈かにより予め設定されて
いる取込時間でパーソナルコンピュータ54に取り込ま
れる。
【0043】次に、システム制御回路56の信号により
光路切換ミラー34が光路中から退避し、被検眼Eの瞳
孔Ep上のスポット像P1’、P2’の位置から光束が入射さ
れ、入射した光束はフォトマルチプライヤ46a、46
bに受光されてAD変換器によりデジタル化され、動脈
か静脈かによって予め設定された取込時間でパーソナル
コンピュータ54に取り込まれる。そして、これらの信
号はパーソナルコンピュータ54により周波数解析演算
が行われてドップラシフト周波数が求められる。なお、
周波数解析演算は、動脈か静脈かによって予め設定され
た数の時系列のデータを用いてFFT処理により行われ
る。
【0044】通常、動脈の場合は、心臓の収縮、拡張に
応じて血流速度が周期的に変化しているために、最低で
も1周期以上の測定が必要であるが、一方で静脈の場合
は殆ど変動がないために短時間の測定でよい。また、動
脈の血流速度は収縮期に急激に立ち上がる特性があるた
めに、FFT処理の演算のためのデータ数は静脈よりも
少なく設定されている。
【0045】本実施例ではフォトマルチプライヤ46
a、46bの受光信号のサンプリング時間は10μ秒に
設定してある。従って、動脈の場合には1回のFFT処
理に用いられるデータは512データなので、約5m秒
毎の血流速度のデータが計算され、血流速度が変化して
いてもその波形は忠実に再現される。一方、静脈の場合
には1回のFFT処理に用いられるデータは1024デ
ータなので、約10m秒毎の血流速度のデータが計算さ
れ、動脈の場合の半分のデータしか求められないが、血
流速度は殆ど変動がないために問題はなく、更に周波数
解析での周波数分解能が動脈の場合の2倍になるので測
定精度は向上する。ここで、図6(a) は動脈の血流速度
の例で縦軸が血流速度、横軸が時間である。また、同様
に図6(b)は静脈の例である。
【0046】被検眼Eの瞳孔Ep上のスポット像P1、P2の
位置から入射した光束がフォトマルチプライヤ46a、
46bに受光され、これらの受光信号からドップラシフ
ト周波数Δfmax1 、Δfmax2 が求められ、最大血流速度
Vmaxを計算することができる。また、被検眼Eの瞳孔Ep
上のスポット像P1’、P2’の位置から入射した光束はフ
ォトマルチプライヤ46a、46bに受光され、同様に
この受光信号からドップラシフト周波数Δfmax1'、Δfm
ax2'が求められ、最大血流速度Vmaxを計算することがで
きる。
【0047】入射光位置が1つの場合には、血管Evへの
入射角度により最大血流速度Vmaxを計算する際の符号を
反転させる処理が必要になるが、以上のように2つの入
射位置より測定して最大血流速度VmaxとVmax’とを比較
することにより、簡便に真の血流速度を求めることがで
きる。
【0048】最大血流速度Vmax、Vmax’の両方共に符号
を反転させる必要がない場合には、ほぼVmaxとVmax’の
値が等しくなり、何れも真の血流速度を現わしている。
また、一方が小さい場合には値の大きい方が真の血流速
度を現しているが、小さい方も符号を反転して再計算す
ることにより真の血流速度を求めることができるので、
結果として測定した全てのデータから真の血流速度を求
めることができる。
【0049】本実施例では、2つの入射位置からの信号
を所定の時間取り込んでから処理を行っているが、短時
間の予備測定を行い、何れに符号の判定処理が必要かを
判断してから、一方の入射位置からのデータを取り込む
ようにしてもよい。
【0050】図7は第2の実施例の構成図を示し、光学
系は第1の実施例とほぼ同様に構成されている。第1の
実施例の制御部47に対応する制御系には、装置全体シ
ステムを制御するためのシステム制御回路60が設けら
れ、システム制御回路60には、検者が操作する入力手
段61、測定結果等を表示する表示手段62、各種デー
タを記憶する記憶手段63、フォトマルチプライヤ46
a、46bの出力がそれぞれ接続されており、システム
制御回路60の出力は、ガルバノメトリックミラー22
を制御する駆動回路64、イメージローテータ21を制
御する制御回路65、透過型液晶8を制御する制御回路
66、光路切換ミラー34にそれぞれ接続されている。
また、駆動回路64には一次元CCD42の出力が血管
位置検出回路67を介して接続されている。
【0051】図8には被検眼Eの瞳孔Ep上の各光束の配
置を合わせて示し、Iは黄色の照明光により照明される
領域でリングスリット25の像、0は眼底観察光束で孔
あきミラー31の閉口部の像、Vは測定/血管受光光束
でガルバノメトリックミラー22の上下反射面の有効部
の像、Da、Dbは2つの測定受光光束でそれぞれミラー対
45a、45bの像である。P、P’は測定光の入射位
置で光路切換ミラー34を切り換えることによって選択
される測定光の位置を示し、鎖線で示す領域Nはガルバ
ノメトリックミラー22の下側反射面の像である。
【0052】照明光学系、眼底観察光学系、血管検出光
学系、測定用受光光学系の作用は第1の実施例とほぼ同
様なのでその説明は省略する。
【0053】トラッキング用光源38からのトラッキン
グ光はダイクロイックミラー39を透過し、フィールド
レンズ40、結像レンズ41により、一次元CCD42
上で眼底観察光学系による眼底像Ea’よりも拡大された
血管像Ev’として結像する。そして、一次元CCD42
で撮像された血管像Ev’に基づいて、血管位置検出回路
67において血管像Ev’の移動量を表すデータが作成さ
れ、駆動回路64に出力され、駆動回路64はこの移動
量を補償するようにガルバノメトリックミラー22を駆
動する。
【0054】また、測定用光源36から測定光はダイク
ロイックミラー39により反射され、レンズ43、共焦
点絞り44の開口部を経て、ミラー対45a、45bで
反射され、それぞれフォトマルチプライヤ46a、46
bに受光される。これらのフォトマルチプライヤ46
a、46bの出力は、それぞれシステム制御回路60に
出力され、この受光信号は周波数解析されて眼底Eaの血
流速度が求められ、この測定結果は表示手段62に表示
される。本実施例では、図9に示すように測定時のイメ
ージローテータ21の角度、ガルバノメトリックミラー
22の角度、透過型液晶板28の固視標Fの位置情報
が、血流速度の測定結果と共に記憶手段63に記録さ
れ、かつ表示手段62に表示されるので、実際の血流速
度の測定値が血管Evのどの位置のものかを特定すること
が可能となる。
【0055】また、測定光とトラッキング光による眼底
Eaでの散乱反射光の一部はバンドパスミラー12を透過
し、孔あきミラー11の背後の眼底観察光学系に導か
れ、トラッキング光はスケール板15上に棒状のインジ
ケータTとして結像し、測定光はこのインジケータTの
中心部にスポット像として結像する。
【0056】図10は観察眼底像Ea’を示し、接眼レン
ズ17又は液晶モニタ20を介して眼底像Ea’と共に視
標像F等が観察される。このとき、インジケータTの中
心には図示しないスポット像が重畳して観察されてお
り、インジケータTは入力手段55の操作桿等の操作部
材により、眼底Ea上に投影された視野中心の正円はスケ
ール板15に予め用意されている視野中心の正円のスケ
ールSの範囲内を一次元に移動させることができる。
【0057】検者は先ず眼底像Ea’のピント合わせを行
う。入力手段55の図示しないフォーカスノブを調整す
ると、図示しない駆動手段により透過型液晶板28、フ
ォーカシングレンズ13、23、フォーカスユニット2
5が連動して光路に沿って移動する。眼底像Ea’のピン
トが合うと、透過型液晶板28、スケール板15、一次
元CCD42、共焦点絞り44は同時に眼底Eaと共役に
なる。実際の検査においては、検者は図10に示す眼底
像Ea’上のフォーカス状態を見ながら測定対象となる血
管Evの深さを設定し、眼底像Ea' のピントを合わせる。
【0058】ピント合わせが終了した後に、検者は入力
手段55を操作し、システム制御回路60は透過型液晶
板28を制御する制御回路66を駆動し、透過型液晶板
28上の視標像Fを移動し、被検眼Eの視線を誘導して
観察領域を変更し、測定対象とする血管Evをスケール板
15のサークルS内へ移動する。そして、再び入力手段
55の操作桿を操作して、システム制御回路60により
制御回路65を駆動してイメージローテータ21が回動
し、図11、図12に示すようにインジケータTを回転
して、測定対象とする血管Evの走行方向に対してインジ
ケータTが垂直になるようにする。
【0059】検者はトラッキング開始を確認した後で、
入力手段55の測定スイッチを押して測定を開始する。
システム制御回路60はメージローテータ21の角度情
報、ガルバノメトリックミラー22の角度情報、視標像
Fの位置情報を記憶手段63に記憶する。そして、シス
テム制御回路60により光路切換ミラー34が光路に挿
入され、先ず被検眼Eの瞳孔Ep上のスポット像Pの位置
から入射した光束がフォトマルチプライヤ46a、46
bに受光され、この受光信号がシステム制御回路60に
取り込まれて、最大周波数シフト|Δfmax1|、|Δfmax
2|が求められる。ここで、|Δfmax1|、|Δfmax2|はそ
れぞれフォトマルチフライヤ46a、46bからの出力
信号を周波数解析した処理結果である。
【0060】このとき、入射される光束はスポット像P
に位置し、測定受光光束Da、Dbに対し十分に変位した位
置に設けられているために、通常であれは最大血流速度
Vmaxは従来例の式(1) において cosβ=1とし、Vmax=
{λ/(n・α)}・||Δfmax1|− |Δfmax2|| によって求
められるが、眼底Ea上の血管Evの位置によっては、真の
最大速度はVmax={λ/(n・α)}・||Δfmax1|+ |Δfm
ax2|| としなくてはならない場合も存在する。本実施例
では、測定の前半はこの状態で先の式(1) による最大速
度Vmaxを算出し、測定の後半ではシステム制御回路60
により光路切換ミラー34を光路中から退避させて、被
検眼Eの瞳孔Ep上のスポット像P’の位置から光束を入
射させて測定を行う。
【0061】瞳孔Ep上のスポット像P’の位置は、図8
に示したように他方のスポット像Pの中心を通り、測定
受光光束Da、Dbの中心を結んだ直線と平行な直線上に中
心を有するように配置されているが、特に本実施例では
スポット像PとP’の間隔を測定受光光束Da、Dbの中心
間の距離よりも大きくし、かつ2つの直線の中点を結ぶ
直線がそれぞれの中心を結んだ直線と直交するように選
択されている。
【0062】入射光位置をスポット像Pからこのように
選択したスポット像P’に切換えた後に、再びシステム
制御回路60は2つのフォトマルチプライヤ46a、4
6bから信号を取り込み、それぞれの最大周波数シフト
|Δfmax1'|、|Δfmax2'|を算出し、式(1) に従って
最大血流速度Vmax’を算出する。このように、入射光を
上述のように選択することによって、最大周波教シフト
|Δfmax1|、|Δfmax2|の符号が切換わる図13に示す
角φi の領域と、最大周波数シフト|Δfmax1'|、|Δ
fmax2'|の符号が切換わる領域を分離することができ、
かつ符号が切換わらない領域においては最大血流速度Vm
ax≒Vmax’となる。
【0063】また、最大血流速度Vmax、Vmax’の一方の
符号が切換わる領域においては、(符号の切換えがない
側)>(符号の切換えがある側)という関係を作り出す
ことが可能となる。従って、システム制御部60はこの
2つの最大血流速度Vmax、Vmax’を比較することによっ
て、前半と後半の正しい演算式を選択し、そしてシステ
ム制御部60により算出された最大血流速度Vmax、Vma
x’は表示手段62に表示される。また、記憶手段63
に記憶された測定時のイメージローテータ21の角度情
報、ガルバノメトリックミラー22の角度情報、透過型
液晶板8の固視標Fの位置情報が測定結果と共に表示手
段62に表示される。
【0064】図14は測定部位と黄斑中心ぶとの関係の
説明図を示し、眼底像Ea’/視標像Fの倍率をm/m’
とすると、視標像Fの透過型液晶板8上での座標を(X
0,Y0)、対物レンズ2光軸の眼底Ea上又は透過型液晶
板8上での座標を(0,0)、黄斑中心部分の眼底Ea上
での座標を(x0,y0)とすると、次式となる。 x0=(m’/m)X0 …(2) y0=(m’/m)Y0 …(3)
【0065】また、光学的に対称となる光軸は、視線の
方向(視力値が最大となる黄斑中心部と節点を結ぶ方
向)を示す視軸とは約5°耳側に傾いていることが一般
に知られているために、被検眼Eの焦点距離として模型
眼の代表値feをとり、対物レンズ2の光軸の網膜上の座
標を(xa,ya)とすると、次の(4) 、(5) 式となる。 xa=(m’/m)・(X0±fe・ tan5°) …(4) ya=(m’/m)Y0 …(5) ただし、式(4) の±の符号は被検眼Eの左右によって変
わる。
【0066】ガルバノメトリックミラー22/被検眼E
の瞳孔Epの倍率をn/n’、ガルバノメトリックミラー
22の振れ角をδ、トラッキング光、測定光の対物レン
ズ2の光軸に対する被検眼Eの瞳孔Epへの入射角をδ’
とすると、 tanδ’/ tan2δ=n/n’ …(6) となり、測定点の座標を(xb,yb)、対物レンズ2の光
軸の眼底Ea上での座標(0,0)から測定点の座標(x
b,yb)までの距離をrとすると、式(6) から次の(5)
、(6) 、(7) 式となる。 r=fe・ tanδ’=(n/n’)fe・ tan2δ …(7) xb=r・ cosγ=(n/n’)fe・ tanδ・ cosγ …(8) yb=r・ sinγ=(n/n’)fe・ tanδ・ sinγ …(9)
【0067】ここで、γは眼底上での測定点(xb,yb)
とx軸とのなす角であり、イメージローテータ21の回
転角である。なお、反時計回り方向を正方向としてい
る。
【0068】式(4) 、(5) 、(8) 、(9) から、被検眼E
の黄斑中心部分(眼底上の固視標Fの位置)に対する測
定点の位置を、イメージローテータ21及びガルバノメ
トリックミラー22の角度情報と固視線Fの位置情報に
よって決定することができる。
【0069】本実施例においては、システム制御部60
によって測定点の位置を算出し、図9に示すように、眼
底Ea上の固視標Fの位置に対する測定点の位置と、イメ
ージローテータ21の回転角によって求まる測定血管Ev
の走行方向を、同時に表示手段62に表示している。
【0070】また、光軸の網膜上の座標(xa,ya)と測
定点(xb,yb)を結ぶ直線と、対物レンズ2の光軸の眼
底Ea上での座標(0,0)と測定点(xb,yb)を結ぶ直
線とのなす角ψを求めると、 cosψ={r−(xa・ cosγ+ya・ sinγ)}/((xa−r・ cosγ)+(ya −r・sin γ)}1/2 …(10) となり、また、光軸の網膜上の座標(xa,ya)と測定点
(xb,yb)との距離をLとすると、次式となる。 L={(xa−xb)2 +(ya−yb)2}1/2 …(11)
【0071】式(4) 、(5) 、(8) 、(9) 、(10)、(11)か
ら、ψ、Lはγ、ψ、(X0,Y0)の関数となり、最大周
波数シフト|Δfmax1|、|Δfmax2|の符号が切換わる図
13に示す角φi の領域は、ψ、Lによって決定され
る。なお、m、m’、n、n’は光学系によって決まる
定数である。
【0072】従って、測定時のイメージローテータ21
の回転角γ、固視標Fの座標(X0,Y0)、ガルバノメト
リックミラー22の振れ角δを記録し、これらの値か
ら、光軸の網膜上の座標(xa,ya)と測定点(xb,yb)
を結ぶ直線と、対物レンズ2の光軸の眼底Ea上での座標
(0,0)と測定点(xb,yb)を結ぶ直線とのなす角
ψ、及び光軸の網膜上の座標(xa,ya)と測定点(xb・
yb)との距離Lを求めることにより、角φi をパラメー
タとする最大周波数シフト|Δfmax1'|、|Δfmax2'|
の符号が切換わる領域と切換わらない領域を推定するこ
とができるので、測定結果の確認用データとして用いる
ことにより、測定結果の信頼性を向上させることができ
る。
【0073】また、病気のために眼球が極端に楕円であ
ったり、被検眼に白内障があったり、睫毛の混入により
フォトマルチプライヤ46a、46bからの信号にノイ
ズが混入した場合等で、システム制御部60により算出
された最大周波数シフト|Δfmax1|、|Δfmax2|や|Δ
fmax1'|、|Δfmax2'|の算出結果が極端に異常な場合
には、測定時のイメージローテータ21の回転角γ、固
視標Fの座標(X0,Y0)、ガルバノメトリックミラー2
2の振れ角δの値から|Δfmax1|、|Δfmax2|や|Δfm
ax1'|、|Δfmax2'|を再確認することができ、図15
に示すように表示部62にエラー表示を行って検者に警
告することもできる。
【0074】以上においては、本発明を眼底Ea上の血流
を測定する眼底血流計について説明したが、血流速度の
他に、血管位置や血管径も同時に計測をするような眼科
装置に応用することも可能である。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように第1発明に係る眼科
測定装置は、動脈の場合と静脈の場合の測定条件を変え
ることにより、測定時間が短縮されて被検眼の眼底に照
射する露光量を減少させ、被検者の負担を少なくするこ
とができる。また、ドップラシフト信号の周波数解析の
際に、動脈と静脈の演算に使用する時系列データの数を
変えることにより、動脈の場合には血流速の立ち上がり
を忠実に再現し、静脈の場合には周波数分解能を上げて
より精度の良い測定を行うことができる。
【0076】また第2発明に係る眼科診断装置は、被検
眼の眼底血流を測定する際の固視標像、イメージローテ
ータ、ガルバノメトリックミラーの位置情報を記録・表
示することにより、眼底血流を測定した血管の位置を特
定することができ、再現性のある血流測定を行って、最
大速度を算出する際の最大周波数シフト決定の参考デー
タとすることができる。また、眼疾病により眼球が極端
に楕円であったり、被検眼に白内障があったり、睫毛の
混入によって受光信号にノイズ成分が混入し、正しい測
定結果が得られない場合でも、固視標像、イメージロー
テータ、ガルバノメトリックミラーの位置情報から測定
光の被検眼への射出角度を求め、この射出角度を参考に
して測定結果を検討することにより、測定結果の誤りが
容易に判断でき測定者に知らせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の構成図である。
【図2】制御系のブロック回路の構成図である。
【図3】瞳孔上の光束配置の説明図である。
【図4】眼底観察像の説明図である。
【図5】一次元CCDの波形のグラフである。
【図6】血流速度の波形のグラフ図である。
【図7】第2の実施例の構成図である。
【図8】瞳孔上の光束配置の説明図である。
【図9】測定結果表示の説明図である。
【図10】観察眼底像の説明図である。
【図11】観察眼底像の説明図である。
【図12】観察眼底像の説明図である。
【図13】最大周波数シフトの符号反転の説明図であ
る。
【図14】測定部位と黄斑中心部の関係の説明図であ
る。
【図15】測定結果表示の説明図である。
【符号の説明】
1 観察用光源 8 透過型液晶板 12 バンドパスミラー 15 スケール板 16、34 光路切換えミラー 19 CCDカメラ 20 液晶モニタ 21 イメージローテータ 22 ガルバノメトリックミラー 25 フォーカスユニツト 36 測定用光源 37 ビームエクスバング 38 トラッキング用光源 42 1次元CCD 46a、46b フォトマルチプライヤ 47 制御部 50、67 血管位置検出回路 51 トラッキングサーボ制御回路 52、64 ガルバノメトリックミラー駆動回路 54 バーソナルコンピュータ 55、61 入力手段 56、60 システム制御回路 62 表示手段 63 記憶手段 65 イメージローテータ制御回路 66 透過型液晶板制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩永 知行 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 沼尻 泰幸 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検眼の眼底血管の血流速度を測定する
    眼科測定装置において、測定前に測定対象が動脈か静脈
    かを入力する手段と、入力された情報を基に測定条件、
    演算条件を選択する選択手段とを有することを特徴とす
    る眼科測定装置。
  2. 【請求項2】 被検眼に対向する対物光学系と、該対物
    光学系を通して被検眼の眼底を照明する照明光学系と、
    照明された眼底像を観察する観察光学系と、前記照明光
    学系又は前記観察光学系の被検眼と略共役位置に移動可
    能な内部固視標と、被検眼の眼底に照射ビームを照射す
    るビーム照射光学系とを有する眼科測定装置において、
    前記内部固視標の位置を検出する第1の検出手段と、前
    記ビーム照射光学系の照射ビームが照射される被検眼の
    眼底位置に偏向する照射ビーム偏向手段と、該照射ビー
    ム偏向手段の被検眼への出射角度を検出する第2の検出
    手段とを有することを特徴とする眼科測定装置。
  3. 【請求項3】 前記照射ビーム偏向手段は前記対物光学
    系の後方の被検眼の瞳と略共役な位置に設けた回転可能
    なミラーを有し、前記第2の検出手段は前記回転可能な
    ミラーの角度を検出する検出器を有する請求項2に記載
    の眼科測定装置。
  4. 【請求項4】 前記照射ビーム偏向手段は前記対物光学
    系の後方に設けたイメージローテータを有し、前記第2
    の検出手段は前記イメージローテータの回転角度を検出
    する検出器を有する請求項2に記載の眼科測定装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の検出器の出力と前記第2の検
    出器の出力を基に、前記照射ビームが照射された被検眼
    の眼底位置を算出する演算手段を有する請求項2に記載
    の眼科測定装置。
  6. 【請求項6】 前記演算手段により算出された前記照射
    ビームが照射された被検眼の眼底位置を表示する表示手
    段を有する請求項5に記載の眼科測定装置。
  7. 【請求項7】 前記照射ビームの被検眼の眼底からの反
    射光を受光する受光光学系と、該受光光学系の出力を基
    に被検眼の所定情報を算出する測定光学系と、該測定光
    学系により測定した前記所定情報と共に前記第1の検出
    器の出力及び前記第2の検出器の出力、又は前記第1の
    検出器の出力及び前記第2の検出器の出力から算出し
    た、前記照射ビームが照射された被検眼の眼底位置を記
    憶する記憶手段とを有する請求項2に記載の眼科測定装
    置。
  8. 【請求項8】 前記照射ビーム偏向手段は前記対物光学
    系の後方の被検眼の瞳と略共役な位置に設けた位置方向
    に回転可能なミラー及び前記対物光学系の後方に設けた
    イメージローテータを有し、前記第2の検出手段は前記
    回転可能なミラーの角度を検出する第1の検出器及び前
    記イメージローテータの回転角度を検出する第2の検出
    器を有し、前記第1の検出器の出力及び前記第2の検出
    器の出力から前記照射ビームが照射された被検眼の眼底
    位置における前記イメージローテータの回転角度で規定
    される直線に対する前記照射ビームの入射角度を推定す
    る演算手段と、前記照射ビームが被検眼の眼底からの反
    射光を受光する受光光学系と、該受光光学系の出力及び
    演算手段の出力を基に被検眼の所定情報を算出する測定
    光学系とを有する請求項2に記載の眼科測定装置。
  9. 【請求項9】 前記照射ビームは可干渉ビームとし、前
    記イメージローテータの回転角度で規定される直線は測
    定対象となる眼底血管とし、前記被検眼の所定情報は眼
    底血管を流れる血流速度とした請求項8に記載の眼科測
    定装置。
JP25756396A 1996-09-06 1996-09-06 眼科測定装置 Expired - Fee Related JP3647164B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25756396A JP3647164B2 (ja) 1996-09-06 1996-09-06 眼科測定装置
US08/922,568 US6192269B1 (en) 1996-09-06 1997-09-03 Ophthalmological measurement apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25756396A JP3647164B2 (ja) 1996-09-06 1996-09-06 眼科測定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1080398A true JPH1080398A (ja) 1998-03-31
JP3647164B2 JP3647164B2 (ja) 2005-05-11

Family

ID=17308014

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25756396A Expired - Fee Related JP3647164B2 (ja) 1996-09-06 1996-09-06 眼科測定装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6192269B1 (ja)
JP (1) JP3647164B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4708543B2 (ja) * 2000-06-14 2011-06-22 キヤノン株式会社 眼血流計

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3814434B2 (ja) * 1998-12-30 2006-08-30 キヤノン株式会社 眼底血管検査装置
US6332683B1 (en) 1999-10-15 2001-12-25 Canon Kabushiki Kaisha Fundus examination apparatus
US6494577B2 (en) 2000-03-17 2002-12-17 Canon Kabushiki Kaisha Ophthalmologic apparatus
JP2002034921A (ja) 2000-07-19 2002-02-05 Canon Inc 眼底検査装置
JP4102058B2 (ja) * 2001-11-09 2008-06-18 株式会社トプコン 眼の光学特性測定装置
US8620410B2 (en) * 2002-03-12 2013-12-31 Beth Israel Deaconess Medical Center Multi-channel medical imaging system
EP1485011B1 (en) * 2002-03-12 2013-02-13 Beth Israel Deaconess Medical Center Medical imaging systems
JP3625064B2 (ja) * 2002-06-28 2005-03-02 独立行政法人理化学研究所 眼底の立体表示および座標計測装置
US8473035B2 (en) * 2003-09-15 2013-06-25 Beth Israel Deaconess Medical Center Medical imaging systems
JP4533028B2 (ja) 2004-07-20 2010-08-25 キヤノン株式会社 眼科用画像記録装置、方法、及びプログラム
DE102007053386A1 (de) * 2007-11-07 2009-05-14 Carl Zeiss Meditec Ag Anordnung und Verfahren zur automatischen Ermittlung einer Kataraktstärke eines Auges sowie ophthalmologisches Gerät und Steuerverfahren für ein solches
JP4732541B2 (ja) * 2008-10-24 2011-07-27 キヤノン株式会社 アダプター、光断層画像撮像装置、プログラム、眼科装置
JP5808119B2 (ja) 2010-04-13 2015-11-10 キヤノン株式会社 模型眼、光断層画像撮像装置の調整方法、及び評価方法
JP5600478B2 (ja) 2010-06-01 2014-10-01 キヤノン株式会社 眼科撮影装置及びその制御方法
JP5602501B2 (ja) 2010-06-01 2014-10-08 キヤノン株式会社 眼科装置及びその制御方法、処理装置、処理方法、プログラム
JP5486543B2 (ja) 2011-03-31 2014-05-07 キヤノン株式会社 眼科撮像装置、眼科撮像装置の制御方法、およびプログラム
JP6143447B2 (ja) 2011-12-21 2017-06-07 キヤノン株式会社 眼科装置及び眼測定方法、並びにプログラム
JP5913999B2 (ja) 2012-01-16 2016-05-11 キヤノン株式会社 眼科撮像装置およびその制御方法
JP5319799B2 (ja) 2012-01-26 2013-10-16 キヤノン株式会社 眼科装置、その制御方法およびプログラム

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5031632A (en) * 1989-08-10 1991-07-16 Tsuyoshi Watanabe Method for the instrumentation of sizes of retinal vessels in the fundus and apparatus therefor
US5633695A (en) * 1995-08-14 1997-05-27 Canon Kabushiki Kaisha Beam steering optical system and method and ophthalmic apparatus using same having spaced apart irradiation and observation paths
US5935076A (en) * 1997-02-10 1999-08-10 University Of Alabama In Huntsville Method and apparatus for accurately measuring the transmittance of blood within a retinal vessel

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4708543B2 (ja) * 2000-06-14 2011-06-22 キヤノン株式会社 眼血流計

Also Published As

Publication number Publication date
US6192269B1 (en) 2001-02-20
JP3647164B2 (ja) 2005-05-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3647164B2 (ja) 眼科測定装置
JP3332535B2 (ja) 眼科測定装置
JP2813899B2 (ja) 眼科測定装置
US6193372B1 (en) Ophthalmologic apparatus
JP3814434B2 (ja) 眼底血管検査装置
JPH1075931A (ja) 眼底検査装置
JP2002034921A (ja) 眼底検査装置
US5976096A (en) Apparatus for ophthalmologic examination
EP0337651B1 (en) Ophthalmological diagnosis method and apparatus
JPH10179517A (ja) 眼科画像処理装置及び眼科画像処理方法
US6607272B1 (en) Retinal blood flow measuring apparatus using a laser beam
US6302850B1 (en) Fundus blood flow metering method
JP3591952B2 (ja) 眼底検査装置
JP2001112716A (ja) 眼科検査装置
US20030018275A1 (en) Fundus blood flowmeter
JPH10234670A (ja) 眼科検査装置
JP3636553B2 (ja) 眼底検査装置
JP3762035B2 (ja) 眼科機器
JP2001275976A (ja) 眼底検査装置
JP2002355218A (ja) 眼血流計
JPH11113847A (ja) 眼科装置
JPH09238904A (ja) 眼科診断装置
JP2000023919A (ja) 眼科用検査装置
JPH02274220A (ja) 眼科診断装置
JP3623999B2 (ja) 眼科診断装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040722

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040810

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041008

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041130

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041210

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050118

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050208

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080218

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090218

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100218

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100218

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110218

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120218

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130218

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140218

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees