JP2002355218A - 眼血流計 - Google Patents

眼血流計

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JP2002355218A
JP2002355218A JP2001166961A JP2001166961A JP2002355218A JP 2002355218 A JP2002355218 A JP 2002355218A JP 2001166961 A JP2001166961 A JP 2001166961A JP 2001166961 A JP2001166961 A JP 2001166961A JP 2002355218 A JP2002355218 A JP 2002355218A
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blood flow
blood vessel
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measurement
blood
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JP2001166961A
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Nobuyoshi Kishida
伸義 岸田
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被検眼の眼底部にレーザー光を照射し、眼底
部からの散乱反射光を受光して解析し、血流速度及び血
流量を計測する。 【解決手段】 測定が終了すると、システム制御部50
内の血流速度算出部61において、フォトマルチプライ
ヤ46a、46bの出力から血流速度が算出され、一次
元CCD42で撮像された血管像を基に血管径算出部6
2により血管径が算出される。また、血流量算出部64
では、血流速度算出部61で算出された血流速度及び血
管径算出部62で算出された血管径から血流量が算出さ
れる。更に、予測血流量参照部63では、血管径算出部
62で算出された血管径を用いて、一次近似式の記録さ
れた予測血流量算出部53から予測血流量が読み込まれ
る。最後に、予測血流速度算出部65において、血管径
及び予測血流量を用いて、予測血流速度が算出され、こ
れらの測定結果は測定後に直ちに計算され表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば被検眼の眼
底部にレーザー光を照射し、眼底部からの散乱反射光を
受光して解析し、血流速度及び血流量を計測する眼血流
計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、眼血流計として被検眼の眼底血
管をトラッキングし、トラッキングした血管の絶対血流
速度を測定するレーザードップラ眼底血流計が知られて
いる。このレーザードップラ眼底血流計においては、例
えば眼底の血管にトラッキング用のレーザービームと血
流速の測定用のレーザービームを共に照射する装置が、
特開平7−31596号公報等により知られている。こ
の装置は、眼底の血管の血流速度と測定した血管の血管
径を求め、血管内の血流量を測定できるようになってい
る。
【0003】例えば、特開平10−85190号公報で
知られている装置においては、血流速度算出に相当の時
間を要するため、被検者への負担を考慮し、測定直後に
血流速度算出の解析を行わずに、フォトマルチプライヤ
の出力を外部記録装置に保存し、結果を出力する前に次
の測定を行うことができるようになっている。また、測
定中の状態を知り、測定状態が悪く不必要なデータを残
さないようにするために、測定直後に仮のカットオフ周
波数を求め、この簡易処理を全てのデータに対して施こ
し、結果をCRTに表示することで、検者はこれらの表
示からデータ取り込みの要否を確認し、次の測定準備を
可能としている。
【0004】なお、これらの眼底血流計の使用方法は、
測定直後に表示される仮のカットオフ周波数を頼りに、
測定状態の良いデータだけを残し、その眼の測定が全て
終了した後にまとめて血流速度算出を行い、測定結果の
評価を行うのが一般的である。しかし、近年のコンピュ
ータの処理能力の向上により、ごく短時間で血流速度を
算出することができるようになってきたため、測定後に
直ちにドップラ信号を解析し、血流速度及び血流量を表
示することができるようになっている。
【0005】そこで、求められた血流速度や血流量に対
する評価を測定後に即座に行いたいという要求が高まり
つつあり、近年では血管径から予測される予測血流量と
の比較を行うことが多い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この血
管径から予測される予測血流量そのものが、例えば人種
や性別、年齢等などは考慮しておらず、測定対象眼に対
しての標準的な値とは限らない場合がある。
【0007】本発明の目的は、上記従来例の異なる改良
であり、具体的な目的の1つは、正確な予測血流速度及
び血流量を得て、正確な診断を可能とする眼血流計を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1に係る本発明は、血管に光を照射してその反
射光を受光する光学系と、該反射光の受光信号を基に血
流情報を算出する演算を行う演算系とを有し、該演算系
は前記受光信号を基に血管径とその血管内での血流速度
を算出すると共に、これらの算出に基づいて血管径から
予測される血流速度及び血流量の少なくとも一方の予測
値を更新する処理を行うことを特徴とする眼血流計であ
る。
【0009】本発明の請求項2に係る本発明は、前記演
算系は前記算出した結果を前記予測値の更新に用いるか
否かを判断する処理を行う請求項1に記載の眼血流計で
ある。
【0010】本発明の請求項3に係る本発明は、前記予
測値の更新に用いるか否かの判断は、前記算出した結果
を閾値と比較して行う請求項2に記載の眼血流計であ
る。
【0011】本発明の請求項4に係る本発明は、血管が
動脈か静脈かを判断する機能を有する請求項1〜3の何
れか1つの請求項に記載の眼血流計である。
【0012】本発明の請求項5に係る本発明は、動脈か
静脈かを入力する入力デバイスを有し、該入力デバイス
の入力に基づいて動脈か静脈かを判断する請求項4に記
載の眼血流計である。
【0013】本発明の請求項6に係る本発明は、前記演
算系が前記血流速度の最大速度と最小速度の比率を基に
動脈か静脈かを判断する請求項4に記載の眼血流計であ
る。
【0014】本発明の請求項7に係る本発明は、前記演
算系は動脈と静脈の2つの値を有し、判別された血管が
動脈か静脈かによって表示する値を選択する請求項4〜
6の何れか1つの請求項に記載の眼血流計である。
【0015】本発明の請求項8に係る本発明は、前記血
流速度及び血流量は、前記予測血流速度及び血流量と共
に表示する請求項1〜7の何れか1つの請求項に記載の
眼血流計である。
【0016】本発明の請求項9に係る本発明は、前記演
算系は算出方法の書き換えを可能とする請求項1〜8の
何れか1つの請求項に記載の眼血流計である。
【0017】本発明の請求項10に係る本発明は、前記
演算系は複数の算出方法を有する請求項1〜9の何れか
1つの請求項に記載の眼血流計である。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明を図示の実施の形態に基づ
いて詳細に説明する。図1は本発明を眼底血流計に適用
した実施の形態の構成図であり、白色光を発するタング
ステンランプ等から成る観察用光源1から被検眼Eと対
向する対物レンズ2に至る照明光路上には、コンデンサ
レンズ3、例えば黄色域の波長光のみを透過するバンド
パスフィルタ付のフィールドレンズ4、被検眼Eの瞳孔
とほぼ共役な位置に設けられたリングスリット5、被検
眼Eの水晶体とほぼ共役な位置に設けられた遮光部材
6、リレーレンズ7、光路に沿って移動自在な固視標表
示用素子である透過型液晶板8、リレーレンズ9、被検
眼Eの角膜近傍と共役に設けられた遮光部材10、孔あ
きミラー11、黄色域の波長光を透過し他の光束を殆ど
反射するバンドパスミラー12が順次に配列されてい
る。
【0019】孔あきミラー11の背後には眼観察光学系
が構成されており、光路に沿って移動自在なフォーカシ
ングレンズ13、リレーレンズ14、スケール板15、
光路中に挿脱自在な光路切換ミラー16、接眼レンズ1
7が順次に配列され、検者眼eに至っている。光路切換
ミラー16が光路中に挿入されているときの反射方向の
光路上には、テレビリレーレンズ18、CCDカメラ1
9が配置されており、CCDカメラ19の出力は例えば
液晶モニタ20に接続されている。
【0020】バンドパスミラー12の反射方向の光路上
には、イメージローテータ21、紙面に垂直な回転軸を
有する両面研磨されたガルバノメトリックミラー22が
配置され、ガルバノメトリックミラー22の下側反射面
22aの反射方向には、光路に沿って移動自在なフォー
カスレンズ23が配置され、上側反射面22bの反射方
向にはレンズ24、光路に沿って移動自在なフォーカス
ユニット25が配置されている。なお、レンズ24の前
側焦点面は被検眼Eの瞳孔Epと共役関係にあり、この
焦点面にガルバノメトリックミラー22が配置されてい
る。
【0021】また、ガルバノメトリックミラー22の後
方には、光路長補償半月板26、光路中に遮光部を有す
る黒点板27、凹面ミラー28が配され、ガルバノメト
リックミラー22の下側反射面22aで反射されずに通
過する光束をガルバノメトリックミラー22の上側反射
面22bに導くリレー光学系が構成されている。凹面ミ
ラー28、黒点板27、光路長補正用半月板26は光軸
上に同心に配置されかつ共動して、ガルバノメトリック
ミラー22の上側反射面22bと下側反射面22bとを
−1倍で結像するリレー系の機能が与えられている。
【0022】フォーカスユニット25においては、レン
ズ24と同一光路上にダイクロイックミラー29、集光
レンズ30が順次に配列され、ダイクロイックミラー2
9の反射方向の光路上にはマスク31、ミラー32が配
置されており、このフォーカスユニット25は一体的に
矢印で示す方向に移動ができるようになっている。
【0023】レンズ30の入射方向の光路上には、固定
ミラー33、光路から退避可能な光路切換ミラー34が
並列して配置され、光路切換ミラー34の入射方向の光
路上には、コリメータレンズ35、コヒーレントな例え
ば赤色光を発するレーザーダイオードから成る測定用光
源36が配列されている。更に、ミラー32の入射方向
の光路上には、シリンドリカルレンズ等から成るビーム
エクスパンダ37、高輝度の他の光源と異なる例えば緑
色光を発するトラッキング用光源38が配列されてい
る。
【0024】ガルバノメトリックミラー22の下側反射
面22aの反射方向の光路上には、フォーカシングレン
ズ23、ダイクロイックミラー39、フィールドレンズ
40、拡大レンズ41、イメージインテンシファイヤ付
の一次元CCD42が順次に配列され、血管検出系が構
成されている。また、ダイクロイックミラー39の反射
方向の光路上には、結像レンズ43、共焦点絞り44、
被検眼Eの瞳孔とほぼ共役に設けられたミラー対45
a、45bが配置され、これらのミラー対45a、45
bの反射方向にはそれぞれフォトマルチプライヤ46
a、46bが配置され、測定用受光光学系が構成されて
いる。なお、図示の都合上、全ての光路を同一平面上に
示したが、ミラー対45a、45bの反射光路、トラッ
キング用光源38の出射方向の測定光路、測定用光源3
6からマスク31に至る光路はそれぞれ紙面に直交して
いる。
【0025】更に、装置全体を制御するためのシステム
制御部50が設けられ、システム制御部50には検者が
操作する入力デバイス51、フォトマルチプライヤ46
a、46bの出力がそれぞれ接続されており、システム
制御部50の出力は表示部52、予測血流量算出部5
3、ガルバノメトリックミラー22を制御するミラー制
御回路54、光路切換ミラー34にそれぞれ接続されて
いる。また、一次元CCD42の出力はシステム制御部
50、血管位置検出回路55に接続され、血管位置検出
回路55の出力はシステム制御部50、ミラー制御回路
54に接続されている。
【0026】観察用光源1から発した白色光はコンデン
サレンズ3を通り、バンドパスフィルタ付のフィールド
レンズ4により黄色の波長光のみが透過され、リングス
リット5、遮光部材6、リレーレンズ7を通り、透過型
液晶板8を背後から照明し、リレーレンズ9、遮光部材
10を通って孔あきミラー11で反射され、黄色域の波
長光のみがバンドパスミラー12を透過し、対物レンズ
2を通り、被検眼Eの瞳孔Ep上で眼照明光光束像Iと
して一旦結像した後に、被検眼Eの眼底Eaをほぼ一様
に照明する。このとき、透過型液晶板8には固視標が表
示されており、照明光により眼底Eaに投影され、視標
像として被検眼Eに呈示される。なお、リングスリット
5、遮光部材6、10は被検眼Eの前眼部において眼照
明光と眼観察光を分離するためのものであり、必要な遮
光領域を形成するものであればその形状は問題とならな
い。
【0027】眼底Eaからの反射光は同じ光路を戻り、
瞳孔Ep上から眼観察光光束として取り出され、孔あき
ミラー11の中心の開口部、フォーカシングレンズ1
3、リレーレンズ14を通りスケール板15で眼底像E
a’として結像した後に、光路切換ミラー16に至る。
ここで、光路切換ミラー16が光路から退避していると
きは、検者眼eにより接眼レンズ17を介して眼底像E
a’が観察可能となり、一方で光路切換ミラー16が光
路に挿入されているときは、スケール板15上に結像さ
れた眼底像Ea’がテレビリレーレンズ18によりCC
Dカメラ19上に再結像され、液晶モニタ20に映出さ
れる。
【0028】この眼底像Eaを観察しながら、接眼レン
ズ17又は液晶モニタ20を介して装置のアライメント
を行う。このとき、適切な目的に応じて観察方式を採用
することが好適であり、接眼レンズ17による観察の場
合は、一般的に液晶モニタ20等よりも高解像かつ高感
度なので、眼底Eaの微細な変化を読み取って診断する
場合に適している。一方、液晶モニタ20による観察の
場合は、視野を制限しないので検者の疲労を軽減するこ
とができ、更にCCDカメラ19の出力を外部のビデオ
テープレコーダやビデオプリンタ等に接続することによ
り、眼底像Ea’上の測定部位の変化を逐次に電子的に
記録することが可能となるので、臨床上極めて有効であ
る。
【0029】測定用光源36を発した測定光はコリメー
タレンズ35によりコリメートされ、光路切換ミラー3
4が光路に挿入されている場合には、光路切換ミラー3
4、固定ミラー33でそれぞれ反射され、集光レンズ3
0の下方を通過し、光路切換ミラー34が光路から退避
している場合には、直接に集光レンズ30の上方を通過
し、ダイクロイックミラー29を透過する。
【0030】一方、トラッキング用光源38から発した
トラッキング光は、ビームエクスパンダ37により縦横
異なる倍率でビーム径が拡大され、ミラー32で反射さ
れた後に整形用マスク31で所望の形状に整形され、ダ
イクロイックミラー29で反射されて、上述の測定光と
重畳される。このとき、測定光は集光レンズ30によ
り、マスク31の開口部中心と共役な位置にスポット状
に結像されている。
【0031】更に、測定光とトラッキング光はレンズ2
4を通り、ガルバノメトリックミラー22の上側反射面
22bで一旦反射され、黒点板27を通った後に凹面ミ
ラー28により反射され、再び黒点板27、光路長補正
用半月板26を通りガルバノメトリックミラー22の方
に戻される。なお、光路長補正用半月板26はガルバノ
メトリックミラー22の上側反射面22b、下側反射面
22aの位置がそのミラー厚によって生ずる図面の上下
方向へのずれを持つことを補正するためのものであり、
イメージローテータ21に向かう光路中にのみ作用す
る。
【0032】このように、測定光とトラッキング光はガ
ルバノメトリックミラー22の上側反射面22b内で反
射されて、再び戻されるように対物レンズ2の光軸から
偏心した状態で、ガルバノメトリックミラー22に入射
が行われる。
【0033】そして、測定光とトラッキング光はイメー
ジローテータ21を経て、バンドパスミラー12により
対物レンズ2へ偏向された両光束は、対物レンズ2を介
して被検眼Eの眼底Eaに照射される。
【0034】眼底Eaでの散乱反射光は再び対物レンズ
2で集光され、バンドパスミラー12で反射されてイメ
ージローテータ21を通り、ガルバノメトリックミラー
22の下側反射面22aで反射され、フォーカシングレ
ンズ23を通り、ダイクロイックミラー39において測
定光とトラッキング光とが分離される。
【0035】トラッキング光はダイクロイックミラー3
9を透過し、フィールドレンズ40、結像レンズ41に
より、一次元CCD42上で眼観察光学系による眼底像
Ea’よりも拡大された血管像として結像する。そし
て、一次元CCD42で撮像された血管像に基づいて、
血管位置検出回路55において血管像の移動量を表すデ
ータが作成され、ミラー制御回路54に出力される。ミ
ラー制御回路54はこの移動量を補償するようにガルバ
ノメトリックミラー22を駆動する。また、システム制
御部50では、一次元CCD42で撮像された血管像を
基に血管径を算出する。
【0036】一方、測定光はダイクロイックミラー39
により反射され、共焦点絞り44の開口部を経てミラー
対45a、45bで反射され、それぞれフォトマルチプ
ライヤ46a、46bで受光される。フォトマルチプラ
イヤ46a、46bの出力はそれぞれシステム制御部5
0に出力され、この受光信号はシステム制御部50で受
光信号を周波数解析して眼底Eaの血流速度が求められ
る。
【0037】このようにシステム制御部50では、一次
元CCD42で撮像された血管像から血管径を算出し、
フォトマルチプライヤ46a、46bの出力から血流速
度が算出可能とされており、この算出された血管径及び
血流速度は計算後に表示部52に出力されるようになっ
ている。表示部52は液晶モニタ20とは異なるCRT
ディスプレイとされている。
【0038】予測血流量算出部53は予測血流速度及び
血流量を求め、表示部52に図2に示すように予測血流
速度及び血流量を表示する。この予測血流量算出部53
は本装置を用いた測定データが1件も保存されていない
ときは、経験値的な値として、例えば文献(Blood Flow
in the Norma1 Human Retina :Investigative Ophthal
mology & Visual Science,Vo1.30, N0.1.January 1989)
に記録されている値を表示する。測定データが追加され
てゆくと、予測血流量算出部53は予測値を更新してゆ
く。
【0039】算出された血管径及び血流速度は、保存の
時に正常値として記録するか否かを選択することができ
るようになっている。この正常値として記録するかどう
かの設定は後に詳細に説明するように、或る閾値をもっ
て判断される。この測定データは正常値として記録した
場合には正常値作成の際に使用され、正常値として記録
しない場合には、正常値作成の際に使用されないように
なっている。また、保存時には正常値として保存されな
い測定データは、後で正常値として使用するような変更
が可能とされている。
【0040】ここで、算出された血管径及び血流速度が
正常値として保存するかどうかの閾値は、本実施の形態
においては標準値に対して±20%としている。従っ
て、±20%以内のときは保存と同時に正常値として記
録されるようになっていて、±20%よりも大きいとき
は、保存時に正常値として記録するかどうかを問い合わ
せた後に、Yesであれば正常値として記録され、No
であれば正常値として記録されない。この閾値について
は、例えば統計的に2σを用いることもできる。
【0041】本実施の形態では、医師であるオペレータ
の判断により、図示しないアプリケーションの動作の設
定を行う設定画面内で、閾値が±20%よりも大きい
ときは、保存時に正常値として記録するかどうかを問い
合わせず、無条件で正常値として保存しないように設定
する、閾値を任意に設定することが変更可能となって
いる。
【0042】ここでは、正常値として保存するかどうか
を測定後に決定するような方法を採っているが、その他
にも保存時には正常値として保存しておいて、測定デー
タの閲覧の際に、正常値として使わないようにすること
も可能である。
【0043】本実施の形態においては、測定データの保
存の際に測定データの流速の時間的変化から、動脈か静
脈かの判断を行い、保存する測定データの測定関連情報
として記録されるようになっている。この動脈か静脈か
の判断の方法については、図3に示すように、動脈と静
脈では測定時間内の血流速度の最大値と最小値の比が大
きく異なることを利用している。
【0044】本実施の形態においては、動脈と判断され
る血管の血流速度の最大値Amaxと最小値Aminの比は、2
対1以上となり、静脈と判断される血管の血流速度の最
大値Vmaxと最小値Vminの比は2対1よりも小さい。本実
施の形態においては、動脈か静脈かを判断する血流速度
の最大値と最小値の比を2対1としているが、この値は
設定により変更可能である。この他に、動脈か静脈かを
手入力により入力可能な入力デバイスにより、動脈か静
脈かを登録する方法を用いてもよい。
【0045】予測血流量算出部53では、正常値として
保存された測定データを用いて、血管径から計算される
予測血流量を内部に作成し記録する。本実施の形態にお
いて、予測血流量算出部53は動脈と静脈に分けてそれ
ぞれの血管径に対する血流量の分布から、近似式を求め
て記録されている。血管径と血流量の分布は、図4のグ
ラフ図に示すように血管径が大きくなると、それに伴っ
て血流量も大きな値になっていて、この分布については
動脈、静脈も同じような分布となる。本実施の形態にお
いては、それぞれについて図4中の直線となるような一
次近似式を作成する。そして、この一次近似式が予測血
流量算出部53の内部に記録されている。
【0046】本実施の形態では、一次近似式を予測血流
量算出部53に記録しているが、その他の方法としてデ
ータテーブルを記録する方法が考えられる。先ず、測定
データの保存されているデータテーブル内の正常値とし
て記録されている測定データを全て検索する。検索と同
時に、それらの測定データの血管径、血流速度、血流量
を参照し、この全ての測定データを対象とし、血管径を
基に複数の測定データ群に分別を行う。次に、分別され
た測定データ群毎に更に動脈と静脈で分類し、それぞれ
に対して血流量の最小値と最大値を求める。最後に、血
管径で分別された測定データ群の血流量の最小値と最大
値を、血管径をパラメータとしたデータテーブルにして
出力し、予測血流量算出部53の内部に記録する。
【0047】図5はこの処理方法のフローチャート図で
ある。サンプルとなる測定データが血管径毎の測定デー
タ群に存在しない時には、予測血流量の最小値と最大値
を表示しないようになっている。そのため、測定データ
が少ないときなどは、本実施の形態のような近似式を求
める方が有利である。しかしながら、測定データのサン
プル数が増えてきて、血管径毎の測定データテーブルを
完全に作成可能となった場合には、最小値と最大値を保
存しているため、測定結果の判断に有効となってくる。
【0048】また、図6は図5のステップS3における
グループ分けにおける詳細なフローチャート図である。
このように、予測血流量算出部53はシステム制御部5
0に接続されていて、システム制御部50は必要に応じ
て、予測血流量算出部53から流量データを取り出すよ
うになっている。更に、予測血流量は表示部52に血管
径と、フォトマルチプライヤ46a、46bの出力から
算出された血流速度及び血流量と共に表示される。
【0049】図7は測定結果表示に必要な部分のブロッ
ク回路構成図を示している。システム制御部50内部に
は、血流速度算出部61、血管径算出部62、予測血流
量参照部63、血流量算出部64、予測血流速度算出部
65が設けられていて、それぞれ表示部52に接続され
ている。また、予測血流量参照部63は血管径算出部6
2、予測血流速度算出部65、予測血流量算出部53に
接続されて、血流量算出部64には血流速度算出部61
と血管径算出部62の出力が接続され、予測血流速度算
出部65には血管径算出部62と予測血流量参照部63
の出力が接続されている。
【0050】血流速度算出部61にはフォトマルチプラ
イヤ46a、46bの出力が接続され、フォトマルチプ
ライヤ46a、46bの受光信号を周波数解析して、血
流速度を算出し、血流量算出部64と表示部52に出力
する。血管径算出部62には一次元CCD42の出力が
接続され、一次元CCD42で撮像された血管像から血
管径を算出し、血管径は予測血流量参照部63、血流量
算出部64、予測血流速度算出部65、表示部52にそ
れぞれ出力される。予測血流量参照部63は血管径算出
部62で算出された血管径を基に予測血流量算出部53
から予測血流量を読み込み、表示部52に出力する。
【0051】血流量算出部64は血流速度と血管径から
血流量を計算し表示部52に出力する。予測血流速度算
出部65は血管径算出部62で算出された血管径と、予
測血流量参照部63で得られた予測血流量を基に、予測
血流速度とを計算し、表示部52に出力する。
【0052】血流速度算出部61にはフォトマルチプラ
イヤ46a、46bの出力が接続され、フォトマルチプ
ライヤ46a、46bの受光信号を周波数解析して、周
波数の最大シフト△fmax1、△fmax2を算出する。測定用
光源36の波長をλ、眼底Eaの屈折率をn、眼内での
2つの受光光軸のなす角度をα、眼内で2つの受光光軸
がつくる平面と血流の速度ベクトルとのなす角度をβと
すると、血流の最大速度Vmaxは次式から求めることがで
きる。 Vmax={λ/(n・a)}・||Δfmax1|−|Δfmax2||/cosβ …(1)
【0053】このように、2方向から計測を行うことに
より、測定光の入射方向の寄与が相殺され、眼上の任意
の部位の血流を計測することができる。また、2つの受
光光軸がつくる平面と眼との交線と、血流の速度ベクト
ルとのなす角βを一致させることによりβ=0゜とな
り、真の最大血流速度を測定することができるようにな
っている。
【0054】式(1)中の各パラメータの内、λ、nは
既知の定数であり、△fmax1、△fmax2は測定値であるの
に対し、αは装置定数の他に被検者の眼軸長を使用して
算出されるパラメータである。式(1)で求められた最
大速度Vmaxは周波数解析を行う時間内における最大速度
の値であり、測定時間内における血流速度は、この最大
速度Vmaxの時間変化を平均して求めた値となる。
【0055】一方、血管径算出部62は一次元CCD4
2で撮像された血管像から血管を抽出し、血管の直径に
相当する長さを画素数Xとして求める。また、一次元C
CD42上での結像倍率から、1画素当りの眼上の距離
定数kを求め、次式によって血管径Dを算出している。 D=k・X …(2)
【0056】この血管像は一次元CCD42のスキャン
レートにより測定時間内に複数個観測されるため、血管
径算出部62は式(2)により複数個の血管径を算出
し、それら複数の結果の平均値を測定における血管径と
して求めている。従って、血管径算出部62から出力さ
れる血管径は、測定時間内に観測された複数個の像から
得られた血管径の時間変化を平均して求めた値となる。
【0057】図8は測定結果を表示するためのフローチ
ャート図である。測定が終了すると、システム制御部5
0内の血流速度算出部61において、フォトマルチプラ
イヤ46a、46bの出力から血流速度が算出され、一
次元CCD42で撮像された血管像を基に血管径算出部
62により血管径が算出される。また、血流量算出部6
4では、血流速度算出部61で算出された血流速度及び
血管径算出部62で算出された血管径から血流量が算出
される。更に、予測血流量参照部63では、血管径算出
部62で算出された血管径を用いて、一次近似式の記録
された予測血流量算出部53から予測血流量が読み込ま
れる。最後に、予測血流速度算出部65において、血管
径及び予測血流量を用いて、予測血流速度が算出され、
これらの測定結果は測定後に直ちに計算され、例えば図
2に示すように表示される。
【0058】更に、測定データから予測される血流量の
表示と合わせて、文献やその他の血流計システムで求め
た予測血流量を同時に表示するようにしてもよい。
【0059】次に、予測血流量を表示するその他の方法
について述べる。予測血流量は血管径の値を基に、予測
血流量参照部63によって予測血流量算出部53から取
得された値である。
【0060】図9は図5のフローチャート図で示した方
法により、保存されている最小値と最大値を記録した予
測血流量算出部53から予測血流量を取得する様子を示
していて、予測血流量算出部53の内部には血管径に対
応した血流量が記録されている。予測血流量参照部63
は予測血流量算出部53から、血管径に対応した血流量
を取り出すために、先ず算出した血管径の値の1の位を
四捨五入し、流量データテーブルに記録されている血管
径と対比できる値にする。
【0061】例えば、血管径dがd1とd2の間の値
で、四捨五入した値がd2のときは、予測血流量算出部
53の内部に記録されている血管径の値がd2と等しい
レコード行を探し、d2と同じ行に記録された予測血流
量を読み込む。
【0062】本実施の形態では、測定対象の血管が静脈
の場合を示していて、システム制御部50の内部で測定
する眼の血管が動脈であるか静脈であるかを判断し、予
測血流量参照部63に入力されている。一方、予測血流
量算出部53の内部には、血管径、動脈予測血流量最小
値、動脈予測血流量最大値、静脈予測血流量最小値、静
脈予測血流量最大値の順番に記録されているので、予測
血流量参照部63は静脈の予測血流量最小値、予測血流
量最大値である血流量fvmin2、fvmax2を予測血流量とし
て読み込み、読み込まれたfvmin2、fvmax2は予測血流量
として表示部52に表示される。本実施の形態において
は、予測血流量の最小値、最大値として保存している
が、予測血流速度を保存しても同様の効果が得られる。
【0063】このように取得された予測血流量は図10
に示すように表示され、これらの結果から測定した血流
量と予測血流量を、測定後に直ちに比較することができ
る。例えば、この血流量が予測血流量の値の範囲と大き
く異なっている場合は、測定した血管の血流量が異常で
あると判断可能であるので、その後の測定対象とする血
管の選別や所見の判断を行うことができる。また、この
血流量が予測血流量の値の範囲に入っている場合には、
測定した血管の血流量が予測的な値であると判断可能で
ある。
【0064】その他にも、図2に示すように予測値の最
小値と最大値の中間値を予測血流量とし、予測血流量を
表示すると共に、測定した血流量に対しての差分を、
(測定した血流量−予測血流量)/予測血流量により算
出し、図2の■■%の部分に例えば10%や−20%の
ように表示することも可能である。
【0065】ここで従来の測定方法は、測定後に直ちに
血流速度を算出していないため、1個所につき3回程度
の測定を行うスケジュールを組み、測定後に血流速度及
び血流量を求めて予測血流量と比較したり、分岐部の血
流量で比較を行っている。そのため、測定中は測定後の
血流速度を算出する前の一時的な結果を頼りに、測定が
順調に行われたかどうかだけをチェックし、次の測定を
行うようにしている。つまり、測定結果を求める前に、
血流速度を算出する前の一時的な結果が良好であれば、
次の測定に進むようにしていたので、測定はスケジュー
リングした回数だけの測定を行わなければならなかっ
た。
【0066】本実施の形態のように、測定後に直ちに血
流速度及び血流量を算出し、更に予測血流量と比較可能
となっている場合は、1個所につき3回の測定を行うス
ケジュールに対して、1回目と2回目のデータが共に予
測血流量と同じときは、3回目の測定を省略することが
可能となり、被検眼への負担を軽減することも可能とな
る。
【0067】一方、測定が非常に困難な個所について
は、従来では1回だけの測定結果では判断不可能なた
め、少なくとも2回は測定する必要がある。そのため、
測定するためのアライメント動作にも時間がかかり、測
定中の被検眼へのレーザー照射量が多くなり、被検眼へ
のダメージもその分大きくなる。
【0068】しかし、本実施の形態のように測定後に直
ちに血流速度及び血流量を算出し、予測血流量と比較可
能とすれば、測定が非常に困難な個所について、測定が
できた1度目の測定結果だけを頼りに、次の個所の測定
に移ることも可能である。
【0069】このように、1回目と2回目のデータが共
に予測血流量と同じ場合や、測定が困難な部位の測定で
は、従来の方法に比べて測定を省略することが可能とな
り、被検眼への負担を軽減させることができる。
【0070】測定結果と予測値を直ちに知ることができ
るため、検者は所見を即座に記入し、測定後の僅かの時
間で測定結果をまとめ、記憶の鮮明な内に被検者に測定
結果を知らせることができる。また、被検者にとっては
測定結果を当日に知ることができ、後日に病院に出向か
なくてもよく、効率の良い診察が可能となる。
【0071】そして、測定直後に予測血流量と結果とし
て得られた血流量を表示しているので、測定後直ちに予
測血流量と測定結果とを比較でき、測定に対する評価を
行うことができる。従って、次の測定が同じ又は近い部
位である場合には、極めて有用な情報を得ることができ
る。
【0072】更に、専門外の医師が検者である場合に、
測定された血流量が正常であるのか少ないものか多いも
のかを即座に判断することが多少困難になると予想され
るが、測定値と予測値が共に表示されていることで、検
者にとっても、結果を見るだけで標準的な値との比較が
できるため、迅速な診断が可能となる。このように、眼
血流という分野に限らず、トータル的な医療情報の一部
としても極めて有効となる。
【0073】本実施の形態においては、図2に示すよう
に血流速度、血管径、予測血流量、血流量は、例えば患
者名、測定日時と共に表示されていて、これら測定結果
は必要に応じてプリンタに印刷可能となっている。従っ
て、測定後には予測血流量を求め、表示するように構成
されているが、予測血流量の表示をするか否かを設定可
能としてもよい。更に、この予測血流量は病院毎に管理
し設定するように構成することや、患者毎に持たせる構
成も考えられる。また、病院毎に管理するデータテーブ
ルと、患者毎に持つデータテーブルなどのように複数個
記録し、算出された血管径に対して複数個の予測血流量
を表示するようにもできる。
【0074】本実施の形態では測定値と予測値とを比較
するのに血流量を使用しているが、例えば血管径と血流
量から、血管内血流がポアズイエの流れであると仮定し
た場合の血流速度を算出し、血流速度で比較できるよう
にしても同様の効果を得ることができる。
【0075】また本実施の形態では、予測血流量算出部
53から予測血流量を読み込むようにしているが、デー
タベースへのアクセス時間や統計処理能力のパフォーマ
ンスの高いハードウェア構成であれば、予測血流量算出
部53を作成することなく、測定終了時に血管径を基に
データベースヘの問い合わせを行い、同時に平均値と変
動係数を求めるような方法も考えられる。
【0076】このように、或るシステム内のデータベー
スを基に作成された正常値のデータテーブルを出力した
り、別のシステムから作成された正常値のデータテーブ
ルを読み込んだりというインポート・エクスポートが行
えるようになっている。そのため、作成した正常値のデ
ータテーブルをエクスポートした後に、別のシステムに
持ってゆき、インポートして利用することが可能であ
る。
【0077】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、血管径か
ら予測される予測血流速度及び血流量を更新するので、
より精度の良い測定が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態の構成図である。
【図2】測定結果の表示例の説明図である。
【図3】動脈と静脈の時間的変化のグラフ図である。
【図4】血管径と血流量の分布のグラフ図である。
【図5】予測血流量データテーブルを作成するためのフ
ローチャート図である。
【図6】動脈と静脈とのグループ分けのためのフローチ
ャート図である。
【図7】測定結果表示に必要な部分のブロック回路構成
図である。
【図8】測定結果を表示するためのフローチャート図で
ある。
【図9】予測血流量算出部から予測血流量を取得する様
子の説明図である。
【図10】測定結果の他の表示例の説明図である。
【符号の説明】
1 観察用光源 11 孔あきミラー 12 バンドパスミラー 20 液晶モニタ 21 イメージローテータ 22 ガルバノメトリックミラー 36 測定用光源 38 トラッキング用光源 42 一次元CCD 46a、46b フォトマルチプライヤ 50 システム制御部 51 入力デバイス 52 表示部 53 予測血流量算出部 61 血流速度算出部 62 血管径算出部 63 予測血流量参照部 64 血流量算出部 65 予測血流速度算出部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 血管に光を照射してその反射光を受光す
    る光学系と、該反射光の受光信号を基に血流情報を算出
    する演算を行う演算系とを有し、該演算系は前記受光信
    号を基に血管径とその血管内での血流速度を算出すると
    共に、これらの算出に基づいて血管径から予測される血
    流速度及び血流量の少なくとも一方の予測値を更新する
    処理を行うことを特徴とする眼血流計。
  2. 【請求項2】 前記演算系は前記算出した結果を前記予
    測値の更新に用いるか否かを判断する処理を行う請求項
    1に記載の眼血流計。
  3. 【請求項3】 前記予測値の更新に用いるか否かの判断
    は、前記算出した結果を閾値と比較して行う請求項2に
    記載の眼血流計。
  4. 【請求項4】 血管が動脈か静脈かを判断する機能を有
    する請求項1〜3の何れか1つの請求項に記載の眼血流
    計。
  5. 【請求項5】 動脈か静脈かを入力する入力デバイスを
    有し、該入力デバイスの入力に基づいて動脈か静脈かを
    判断する請求項4に記載の眼血流計。
  6. 【請求項6】 前記演算系が前記血流速度の最大速度と
    最小速度の比率を基に動脈か静脈かを判断する請求項4
    に記載の眼血流計。
  7. 【請求項7】 前記演算系は動脈と静脈の2つの値を有
    し、判別された血管が動脈か静脈かによって表示する値
    を選択する請求項4〜6の何れか1つの請求項に記載の
    眼血流計。
  8. 【請求項8】 前記血流速度及び血流量は、前記予測血
    流速度及び血流量と共に表示する請求項1〜7の何れか
    1つの請求項に記載の眼血流計。
  9. 【請求項9】 前記演算系は算出方法の書き換えを可能
    とする請求項1〜8の何れか1つの請求項に記載の眼血
    流計。
  10. 【請求項10】 前記演算系は複数の算出方法を有する
    請求項1〜9の何れか1つの請求項に記載の眼血流計。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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