JP2004141290A - 眼科測定装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】測定データの解析の際に測定時の様子を完全に再現することを可能とする。
【解決手段】レーザー管理部61は入力手段53と接続され、入力手段53中のレーザー光照射スイッチによってレーザー光照射を行う。測定条件記録部67は入力手段53中のキーボードによって患者IDの入力等を行う。レーザー管理部61の出力は、レーザーダイオード32、トラッキング用光源34のレーザー光の照射を行うと共に、被検眼観察像管理部62はレーザー管理部61からの出力を受けて、レーザー光の照射状態によってCCDカメラ19からの被検眼観察像を表示部55に表示すると共に、被検眼観察像を記録部56に観察画像を圧縮して保存する。
【選択図】 図3
【解決手段】レーザー管理部61は入力手段53と接続され、入力手段53中のレーザー光照射スイッチによってレーザー光照射を行う。測定条件記録部67は入力手段53中のキーボードによって患者IDの入力等を行う。レーザー管理部61の出力は、レーザーダイオード32、トラッキング用光源34のレーザー光の照射を行うと共に、被検眼観察像管理部62はレーザー管理部61からの出力を受けて、レーザー光の照射状態によってCCDカメラ19からの被検眼観察像を表示部55に表示すると共に、被検眼観察像を記録部56に観察画像を圧縮して保存する。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば被検眼の眼底部にレーザー光を照射し、眼底部からの散乱反射光を受光して解析し、血流速度及び血流量を計測する眼底血流計のような眼科測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば眼科測定装置として、被検眼の眼底血管をトラッキングし、トラッキングした血管の絶対血流速度を測定するレーザードップラ眼底血流計が知られている。このレーザードップラ眼底血流計には、例えば眼底の血管にトラッキング用のレーザービームと血流速の測定用のレーザービームを共に照射する装置が特開平7−31596号公報等により知られており、眼底の血管の血流速度と測定した血管の血管径を求め、血管内の血流量を測定できるようになっている。
【0003】
また、この装置は測定時間を数秒間必要とするため、被検眼の状態を観察しながらの測定を行う必要がある。そこで、このような測定中のデータの状態と被検眼の状態を同時に観察する必要のある装置では、テレビカメラによる観察像を観察用モニタやパーソナルコンピュータのモニタに表示することが行われている。このように測定に時間を要する眼科測定装置として、視野計が知られているが、近年では全自動で左右眼の眼屈折値を測定するオートレフラクトメータなども、屈折値に異常がある場合等に測定中の被検眼の状態が重要な要素となる。
【0004】
更に、瞬き検知機能を構成することにより測定中のエラーを検出する装置や、測定開始時に眼の撮影を行うことにより測定眼を明確にすることができる装置が、特開平4−242628号公報により知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上述の従来例においては、測定中の被検眼の状態を完全に再現することが難しく、近年では測定データの解析を行う際には、トラッキングの状態を保存することによって、測定中の眼の状態を判別することができるような装置が知られているが、この方法を用いても、測定データの解析の際に測定時の様子を完全に再現することはできないという課題が残されている。
【0006】
本発明の目的は、上述の課題を解消し、測定データの解析の際に測定時の様子を完全に再現することが可能な眼科測定装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明に係る眼科測定装置は、測定手段により被検眼の測定を所定時間又は任意時間に行い、測定動作操作手段により測定手段の動作を開始するための操作を行い、観察画像処理手段により被検眼の観察画像を入力し保存する眼科測定装置において、観察画像処理手段は前記測定動作操作手段に同期して前記観察画像の保存を開始する。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明を図示の実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明を眼底血流計に応用した実施の形態の構成図であり、白色光を発するタングステンランプ等から成る観察用光源1から被検眼Eと対向する対物レンズ2に至る照明光路上には、コンデンサレンズ3、例えば黄色域の波長光のみを透過するバンドパスフィルタ付のフィールドレンズ4、被検眼Eの瞳孔とほぼ共役な位置に設けられたリングスリット5、被検眼Eの水晶体とほぼ共役な位置に設けられた遮光部材6、リレーレンズ7、光路に沿って移動自在な固視標表示用素子である透過型液晶板8、リレーレンズ9、被検眼Eの角膜近傍と共役に設けられた遮光部材10、孔あきミラー11、黄色域の波長光を透過し他の光束を殆ど反射するバンドパスミラー12が順次に配列されている。
【0009】
孔あきミラー11の背後には眼観察光学系が構成されており、光路に沿って移動自在なフォーカシングレンズ13、リレーレンズ14、スケール板15、光路中に挿脱自在な光路切換ミラー16、接眼レンズ17が順次に配列され、検者眼eに至っている。光路切換ミラー16が光路中に挿入されているときの反射方向の光路上には、テレビリレーレンズ18、CCDカメラ19が配置されている。
【0010】
バンドパスミラー12の反射方向の光路上には、イメージローテータ20、紙面に垂直な回転軸を有する両面研磨され、被検眼瞳と共役な位置に配されたガルバノメトリックミラー21が設けられ、ガルバノメトリックミラー21の下側反射面21aの反射方向にはフォーカスレンズ22が配置され、上側反射面21bの反射方向にはレンズ23、光路に沿って移動自在なフォーカスユニット24が配置されている。なお、レンズ23の前側焦点面は被検眼Eの瞳孔と共役関係にあり、ガルバノメトリックミラー21はこの焦点面に配置されている。
【0011】
フォーカスユニット24においては、レンズ23と同一光路上に、ダイクロイックミラー25、集光レンズ26が順次に配列され、ダイクロイックミラー25の反射方向の光路上にはマスク27、ミラー28が配置されており、このフォーカスユニット24は一体的に矢印で示す方向に移動ができるようになっている。
【0012】
レンズ26の入射方向の光路上には、固定ミラー29、光路から退避可能な光路切換ミラー30が平行に配置され、光路切換ミラー30の入射方向の光路上には、コリメータレンズ31、コヒーレントな例えば赤色光を発する測定用のレーザーダイオード32が配列されている。更に、ミラー28の入射方向の光路上には、シリンドリカルレンズ等から成るビームエクスパンダ33、高輝度の他の光源と異なる例えば緑色光を発するトラッキング用光源34が配列されている。
【0013】
また、ガルバノメトリックミラー21の後方には、光路長補償半月板35、光路中に遮光部を有する黒点板36、凹面ミラー37が配され、ガルバノメトリックミラー21の下側反射面21aで反射されず通過する光束を、ガルバノメトリックミラー21の上側反射面21bに導くリレー光学系が構成されている。
【0014】
ガルバノメトリックミラー21の下側反射面21aの反射方向の光路上には、光路に沿って移動自在なフォーカシングレンズ22、ダイクロイックミラー38、フィールドレンズ39、拡大レンズ40、イメージインテンシファイヤ付の一次元CCD41が順次に配列され、血管検出系が構成されている。
【0015】
また、ダイクロイックミラー38の反射方向の光路上には、結像レンズ42、共焦点絞り43、被検眼Eの瞳孔とほぼ共役に設けられたミラー対44a、44bが配置され、このミラー対44a、44bの反射方向にはそれぞれフォトマルチプライヤ45a、45bが配置され、測定用受光光学系が構成されている。
【0016】
なお、図示の都合上、全ての光路を同一平面上に示したが、ミラー対44a、44bの反射光路、トラッキング用光源34の出射方向の測定光路、レーザーダイオード32からマスク27に至る光路はそれぞれ紙面に直交している。
【0017】
更に、装置全体を制御するためのシステム制御部51が設けられ、システム制御部51には、CCDカメラ19、フォトマルチプライヤ45a、45b、血管位置検出回路52を介した一次元CCD41、検者が操作する入力手段53の出力がそれぞれ接続されており、システム制御部51の出力はガルバノメトリックミラー21を制御する制御回路54、光路切換ミラー30、表示部55、記録部56にそれぞれ接続されている。また、血管位置検出回路52の出力は制御回路54に接続されている。
【0018】
測定に当り、観察用光源1から発した白色光はコンデンサレンズ3を通り、バンドパスフィルタ付のフィールドレンズ4により黄色の波長光のみが透過され、リングスリット5、遮光部材6、リレーレンズ7を通り、透過型液晶板8を背後から照明し、リレーレンズ9、遮光部材10を通って孔あきミラー11で反射され、黄色域の波長光のみがバンドパスミラー12を透過し、対物レンズ2を通り、被検眼Eの瞳孔上で眼照明光光束像として一旦結像した後に、眼底Eaをほぼ一様に照明する。このとき、透過型液晶板8には固視標が表示されており、照明光により被検眼Eの眼底Eaに投影され、視標像として被検眼Eに呈示される。なお、リングスリット5、遮光部材6、10は、被検眼Eの前眼部において眼照明光と眼観察光を分離するためのものであり、必要な遮光領域を形成するものであれば、その形状は問題とならない。
【0019】
眼底Eaからの反射光は同じ光路を戻り、瞳孔上から眼観察光光束として取り出され、孔あきミラー11の中心の開口部、フォーカシングレンズ13、リレーレンズ14を通りスケール板15で眼底像Ea’ として結像した後に、光路切換ミラー16に至る。ここで、光路切換ミラー16が光路から退避しているときは、検者眼eにより接眼レンズ17を介して眼底像Ea’ が観察可能となる。
【0020】
一方、光路切換ミラー16が光路に挿入されているときは、スケール板15上に結像された眼底像Ea’ が、テレビリレーレンズ18によりCCDカメラ19上に再結像され、システム制御部51を介して表示部55に映出される。表示部55はCCDカメラ19によって撮像される検者眼eの観察像と共に、血管径及び血流速度等の計算結果、更には測定条件などの全ての情報を出力するCRTディスプレイであり、このとき表示部55には、前回の測定結果、測定条件と共に、眼底像Ea’が例えば図2に示すように表示される。
【0021】
検者はこの眼底像Ea’ を接眼レンズ17又は表示部55により観察しながら、装置のアライメントを行う。このとき、適切な目的に応じて観察方式を採用することが好適であり、接眼レンズ17の検者眼eによる観察の場合は、CRTディスプレイよりも高解像かつ高感度な眼底像Ea’が観察により得られるので、眼底Eaの微細な変化を読み取って診断する場合に適している。
【0022】
一方、表示部55による観察の場合は、視野を制限しないので検者の疲労を軽減することができ、更にCCDカメラ19の出力をパーソナルコンピュータのハードディスク等の記録媒体に記録することができるので、臨床上極めて有効である。
【0023】
従来では、CCDカメラ19の出力を、外部のビデオテープレコーダやビデオプリンタ等に接続することにより、眼底像Ea’ 上の測定部位の変化を逐次に電子的に記録する方法が採られていたが、本実施の形態においては、この観察動画像をパーソナルコンピュータ内のハードディスク等の記録媒体に測定データと共に記録する。
【0024】
レーザーダイオード32を発した測定光はコリメータレンズ31によりコリメートされ、光路切換ミラー30が光路に挿入されている場合には、光路切換ミラー30、固定ミラー29でそれぞれ反射され、集光レンズ26の下方を通過し、光路切換ミラー30が光路から退避している場合には、直接集光レンズ26の上方を通過し、ダイクロイックミラー25を透過する。
【0025】
一方、トラッキング用光源34から発したトラッキング光は、ビームエクスパンダ33により縦横異なる倍率でビーム径が拡大され、ミラー28で反射された後に、整形用マスク27で所望の形状に整形され、ダイクロイックミラー25で反射されて、上述の測定光と重畳される。このとき、測定光は集光レンズ26により、マスク27の開口部中心と共役な位置にスポット状に結像されている。
【0026】
更に、測定光とトラッキング光はレンズ23を通り、ガルバノメトリックミラー21の上側反射面21bで一旦反射され、黒点板36を通った後に、ミラー37で反射され再び黒点板36、そして光路長補正用半月板35を通りガルバノメトリックミラー21の方に戻される。
【0027】
そして、ミラー37、黒点板36、光路長補正用半月板35は、光軸上に同心に配置されかつ共働して、ガルバノメトリックミラー21の上側反射面21bと下側反射面21aとを−1倍で結像するリレー系の機能が与えられている。イメージローテータ20を経て、バンドパスミラー12により対物レンズ2の方向に偏向された両光束は、対物レンズ2を介して被検眼Eの眼底Eaに照射される。なお、光路長補正用半月板35はガルバノメトリックミラー21の上側反射面21b、下側反射面21aの位置がそのミラー厚によって生ずる図面の上下方向にずれを持つことを補正するためのものであり、イメージローテータ20に向かう光路中にのみ作用する。
【0028】
このように、レーザーダイオード32からの測定光とトラッキング光源34からのトラッキング光は、ガルバノメトリックミラー21の上側反射面21b内で反射されて、再び戻されるように対物レンズ2の光軸から偏心した状態で、ガルバノメトリックミラー21への入射が行われる。
【0029】
眼底Eaでの散乱反射光は再び対物レンズ2で集光され、バンドパスミラー12で反射されてイメージローテータ20を通り、ガルバノメトリックミラー21の下側反射面21aで反射され、フォーカシングレンズ22を通り、ダイクロイックミラー38において測定光とトラッキング光とが分離される。
【0030】
トラッキング光はダイクロイックミラー38を透過し、フィールドレンズ39、結像レンズ40により一次元CCD41上で眼観察光学系による眼底像Ea’ よりも拡大された血管像として結像する。そして、一次元CCD41で撮像された血管像に基づいて、血管位置検出回路52において血管像の移動量を表すデータが作成され、制御回路54に出力される。制御回路54はこの移動量を補償するようにガルバノメトリックミラー21を制御する。また、システム制御部51では、一次元CCD41で撮像された血管像を基に血管径を算出する。
【0031】
一方、測定光はダイクロイックミラー38により反射され、共焦点絞り43の開口部を経てミラー対44a、44bで反射され、それぞれフォトマルチプライヤ45a、45bに受光される。フォトマルチプライヤ45a、45bの出力はそれぞれシステム制御部51に出力され、この受光信号はシステム制御部51で受光信号を周波数解析して、眼底Eaの血流速度が求められる。
【0032】
このようにシステム制御部51では、一次元CCD41で撮像された血管像から血管径を算出し、フォトマルチプライヤ45a、45bの出力から血流速度を算出可能となっており、この算出された血管径及び血流速度は、計算後に表示部55に出力される。表示部55には前述したように、CCDカメラ19によって撮像される被検眼Eの観察動画像と共に、血管径及び血流速度等の計算結果、更には測定条件などの全ての情報が出力される。
【0033】
図3はシステム制御部51の構成図であり、システム制御部51には、測定光となるレーザーダイオード32及びトラッキング光となるトラッキング用光源34の照射を管理するレーザー管理部61と、このレーザー管理部61、CCDカメラ19の出力を受けて表示部55、記録部56に対する被検眼観察像の制御を行う被検眼観察像管理部62と、測定データや測定条件などの表示管理を行うデータ表示管理部63とが設けられている。その他にも、一次元CCD41により撮像された血管像を基に血管径を算出する血管径算出部64、フォトマルチプライヤ45a、45bの受光信号を周波数解析して眼底Eaの血流速度を算出する血流速度算出部65、フォトマルチプライヤ45a、45bの受光信号を周波数変換するFFT算出部66、入力手段53によって入力された患者情報及び測定時間などの測定環境を記録する測定条件記録部67が設けられている。そして、血管径算出部64、血流速度算出部65、FFT算出部66、測定条件記録部67の出力は、データ表示管理部63に接続されている。
【0034】
レーザー管理部61は入力手段53と接続され、図示を省略しているが、入力手段53中のレーザー光照射スイッチによってレーザー光照射を行うことができるようになっている。また、測定条件記録部67は入力手段53と接続され、入力手段53中のキーボードによって患者IDの入力等を行うことができる。被検眼観察像管理部62はレーザー管理部61からの出力を受けて、レーザー光の照射状態によってCCDカメラ19からの被検眼観察像を表示部55に表示すると共に、被検眼観察像を記録部56に観察画像を圧縮して保存する。
【0035】
また、血管径算出部64、血流速度算出部65、FFT算出部66、測定条件記録部67の出力は、データ表示管理部63を介して表示部55に血管径、血流速度、FFT、測定条件として表示される。ここで、測定データと測定条件記録部67及び被検眼観察像の記録部56を、同一の記録媒体に保存することで、より扱い易い構成とすることができることは明らかである。
【0036】
先ず、被検者の入力を行うため、検者は入力手段53中のキーボードによって患者IDの入力を行う。このとき、既に患者IDが測定条件記録部67に登録されていれば、名前・登録日・性別・年齢・コメントは、患者ID入力時点で表示部55に直前に測定された測定データと共に図2に示す被検者データ欄に表示される。このとき、患者IDが新規の入力であれば、入力手段53中のキーボードから、名前・登録日・性別・年齢・コメントを入力する。
【0037】
図2中のB1及びB2は、図中右上の眼底像Ea’の表示制御を行う押しボタンである。それぞれ、押しボタンB1は測定時の観察画像の再生を行い、押しボタンB2は再生を停止する。また、図中のBar1は血流量のグラフ内に表示され、現在再生している観察画像に対する測定データの位置を示している。
【0038】
このように、本実施の形態においては、患者ID・名前・登録日・性別・年齢・コメント・測定データ(血管径・血流速度・血流量)と共に、測定時の観察画像を表示することが可能となっている。従って、測定データを確認して解析する際に、被検眼Eの状態を再確認することができるので、測定時における被検眼Eの状態を保存していない場合に比べて、瞬きや眼球運動、眼の状態などを確実に把握することが可能となる。また、観察画像をビデオテープ等に録画する場合に比べて、必要な部分だけを素早く取り出すことができるので、解析の時間を短縮することが可能となる。
【0039】
本実施の形態では、眼底像Ea’の表示制御を行うボタンを再生と停止の2種類しか設けていないが、一時停止や早送り、巻き戻しといったビデオ等で通常用いられる押しボタンを構成することは容易である。
【0040】
また、図2に示すように観察画像の再生に合わせて、現在再生している観察画像に対する測定データの位置をBar1で表すように構成しているが、このBar1をマウス等で移動可能とし、Bar1の移動に合わせて観察画像の表示が変わるようにすることも可能である。
【0041】
被検者データの入力が終了すると、先ず被検眼Eの眼底Eaにアライメントを行い、次に測定対象とする血管を決めて、入力手段53中のレーザー光照射スイッチを押す。レーザー管理部61は入力手段53中のレーザー光照射スイッチからの入力を受けると、レーザーダイオード32及びトラッキング用光源34のレーザー光の照射を行い、データ表示管理部63には、フォトマルチプライヤ45a、45bの受光信号を周波数変換するFFT算出部66からFFT信号が入力される。このFFT信号の入力により、データ表示管理部63は測定結果の表示をFFTの表示に切換え、表示部55には図4に示すように表示される。
【0042】
最後に、測定対象とする血管にレーザー光を合わせ、入力手段53中の測定開始スイッチを押す。血管径算出部64は測定開始スイッチからの入力を受けると、血管径の演算を開始する。同様に、血流速度算出部65は入力手段53中の測定開始スイッチからの入力を受けると、血流速度の演算を開始する。しかしながらデータ表示管理部63には、フォトマルチプライヤ45a、45bの受光信号を周波数変換するFFT算出部66からFFT信号が入力されているため、データ表示管理部63はFFTの表示を行い、表示部55には図4に示すように表示される。
【0043】
また、レーザー管理部61は入力手段53中の測定開始スイッチからの入力を受けると、被検眼観察像管理部62に測定開始信号S1を出力する。被検眼観察像管理部62は、測定開始信号S1を受けると、CCDカメラ19からの被検眼観察像の圧縮処理を開始すると共に、被検眼観察像の記録部56への保存を開始する。本実施の形態においては、測定時間を2秒と設定しているので、入力手段53中の測定開始スイッチを押した後の2秒間、血管径算出部64では一次元CCD41により撮像された血管像を基に血管径の算出を行い、血流速度算出部65ではフォトマルチプライヤ45a、45bの受光信号から血流速度の演算が行われる。
【0044】
このように、本実施の形態においては、レーザー光照射を開始して、測定が終了するまでの間は、測定状態を表すFFTと、被検眼観察像を表示部55内で同時に観察することが可能となる。
【0045】
次に、レーザー管理部61は入力手段53中の測定開始スイッチからの入力を受けた後の2秒間の測定が終了すると、レーザーダイオード32及びトラッキング用光源34のレーザー光照射の中止を行うと共に、被検眼観察像管理部62に測定終了信号S2を出力する。被検眼観察像管理部62は測定終了信号S2を受けると、CCDカメラ19からの被検眼観察像の圧縮処理を停止し、被検眼観察像の記録部56への保存を中止する。
【0046】
データ表示管理部63は血管径算出部64及び血流速度算出部65から、血管径及び血流速度のデータを受け取り血流速度の変化を示すグラフ図や、平均血流速度及び血管径と平均血流速度から血流量を算出し表示する。このとき、データ表示管理部63はFFTの表示を測定結果の表示に切換え、表示部55には図2に示すように表示される。また、フォトマルチプライヤ45a、45bの受光信号を周波数変換するFFT算出部66からFFT信号が出力されなくなる。
【0047】
このように、本実施の形態においては、測定が終了すると測定状態を表すFFTは非表示となり、被検眼観察像は測定時の観察状態を再確認可能な状態で表示され、血流速度の変化を示すグラフ図や平均血流速度、血流量が表示部55内で確認することが可能となっている。図5は以上の測定動作に関する処理及び手順のフローチャート図である。
【0048】
このように、本実施の形態では測定の開始によって被検眼観察像の保存を開始し、更に測定が終了したときに、被検眼観察像の保存を停止するようにしている。測定中の被検眼の状態を再確認することが可能であるため、測定が確実に行われているかどうかを見極めることができ、更には測定データの状態をFFT、表示部55で確かめることができる。
【0049】
本実施の形態においては、測定の開始によって被検眼観察像の保存を開始し、更に測定が終了した時に、被検眼観察像の保存を停止するようにしているが、被検眼観察像の保存の開始をレーザー光照射時に行う方法も考えられる。この場合は、レーザー光照射が終了した時点で、被検眼観察像の保存を停止するような構成にすることが好ましい。図6はこのような構成とした場合における測定動作に関する処理及び手順のフローチャート図である。
【0050】
また、被検眼観察像管理部62において、被検眼観察像の圧縮処理をするようにしているが、これは本装置が測定を行うことを主目的とする眼科測定装置であるため、解像度の良い観察画像を必要としないためである。更に、被検眼観察像の記録部56の記録容量を節約し、より多くの測定データを保存できるようにしているためでもあるので、将来的により高画質の観察画像が必要になり、記録容量が大容量化してくることによって、圧縮しない方法も考えられる。
【0051】
このように本装置においては、圧縮するか圧縮しないかに拘らず、測定時の観察動画像を保存しているので、例えば眼底のどの血管を測定したかを明確化するために、測定位置情報として代表的な静止画像を保存した動画像の中から切り出すこともできる。ここで、代表的な静止画像をピックアップすることに関しては、動画像の保存を測定開始時に行うかレーザー光照射時に行うかということとは無関係に、何れの方法でも可能であることは云うまでもない。
【0052】
更に、処理速度が大きい装置と大容量の記録媒体を用いることによって、被検眼観察像管理部62では、常時に被検眼観察像を被検眼観察像の記録部56に一時的に記録し、測定が終了した時点で、測定の終了から所定時間前までの被検眼観察像を、被検眼観察像の記録部56に保存する方法も考えられる。
【0053】
なお、本実施の形態として眼底血流計について説明したが、その他の眼科測定装置として、視野計やオートレフラクトメータのような眼屈折測定装置や眼圧計などにおいても、同様に適用することができる。
【0054】
本発明の実施の形態をまとめて次に列挙する。
【0055】
[実施の形態1] 被検眼の測定を所定時間又は任意時間に行う測定手段と、該測定手段の動作を開始するための操作を行う測定動作操作手段と、被検眼の観察画像を入力し保存する観察画像処理手段とを有する眼科測定装置において、前記観察画像処理手段は前記測定動作操作手段に同期して前記観察画像の保存を開始することを特徴とする眼科測定装置。
【0056】
[実施の形態2] 前記観察画像処理手段は、前記測定手段の測定終了時に前記観察画像の保存処理を終了することを特徴とする実施の形態1に記載の眼科測定装置。
【0057】
[実施の形態3] 前記観察画像処理手段は、前記眼の観察画像をMPEG圧縮して保存することを特徴とする実施の形態2に記載の眼科測定装置。
【0058】
[実施の形態4] 前記測定手段の動作を開始するための操作は、レーザー光照射であることを特徴とする実施の形態2又は3に記載の眼科測定装置。
【0059】
[実施の形態5] 前記測定手段の動作を開始するための操作は、トラッキングの開始であることを特徴とする実施の形態2又は3に記載の眼科測定装置。
【0060】
[実施の形態6] 前記測定手段の動作を開始するための操作は、実測定の開始であることを特徴とする実施の形態2又は3に記載の眼科測定装置。
【0061】
[実施の形態7] 前記観察画像処理手段により保存された前記観察画像のうち、少なくとも1つの観察静止画像が切り出し可能な静止画像作成手段を有することを特徴とする実施の形態3〜6の何れか1つの実施の形態に記載の眼科測定装置。
【0062】
[実施の形態8] 前記観察画像処理手段により保存された前記観察画像と、前記測定手段によって測定された測定結果とを同一画面上に表示し、前記測定結果の時間軸に応じて前記観察画像の表示を切換え可能とする測定状態表示手段とを有することを特徴とする実施の形態3〜6の何れか1つの実施の形態に記載の眼科測定装置。
【0063】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係る眼科測定装置は、測定動作操作手段に同期して観察画像を保存するようになっているので、観察画像を保存する手間が省けるため、操作上極めて有効になる。
【0064】
また、測定データの解析の際には、測定状態を再現することができるので、測定が確実に行われているかどうかを簡単に見極めるためにも極めて有効である。更に、測定データを患者IDによって選択し、測定データを検索するだけで、測定データと同一の画面内で、被検者の測定状態を確認することができるので、データの閲覧が極めて容易である。
【0065】
更に、測定データを短時間で評価することができるので、他人との比較、標準値の算出などを迅速に行うことができる上、測定データと観察画像を同一媒体に保存しているので、バックアップや携帯性にも優れている。
【0066】
この他にも、測定状態を記録した観察動画像の中から、代表的な静止画像を切り出すことができ、測定部位を管理する上で有効となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レーザードップラ型眼底血流計に応用した実施の形態の構成図である。
【図2】表示部の説明図である。
【図3】ブロック回路構成図である。
【図4】測定中の表示部の説明図である。
【図5】本実施の形態の測定動作中の処理及び動作のフローチャート図である。
【図6】他の実施の形態の測定動作中の処理及び動作のフローチャート図である。
【符号の説明】
1 観察用光源
2 対物レンズ
19 CCDカメラ
21 ガルバノメトリックミラー
32 レーザーダイオード
34 トラッキング光源
41 一次元CCD
44a、44b フォトマルチプライヤ
51 システム制御部
53 入力手段
55 表示部
56 記録部
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば被検眼の眼底部にレーザー光を照射し、眼底部からの散乱反射光を受光して解析し、血流速度及び血流量を計測する眼底血流計のような眼科測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば眼科測定装置として、被検眼の眼底血管をトラッキングし、トラッキングした血管の絶対血流速度を測定するレーザードップラ眼底血流計が知られている。このレーザードップラ眼底血流計には、例えば眼底の血管にトラッキング用のレーザービームと血流速の測定用のレーザービームを共に照射する装置が特開平7−31596号公報等により知られており、眼底の血管の血流速度と測定した血管の血管径を求め、血管内の血流量を測定できるようになっている。
【0003】
また、この装置は測定時間を数秒間必要とするため、被検眼の状態を観察しながらの測定を行う必要がある。そこで、このような測定中のデータの状態と被検眼の状態を同時に観察する必要のある装置では、テレビカメラによる観察像を観察用モニタやパーソナルコンピュータのモニタに表示することが行われている。このように測定に時間を要する眼科測定装置として、視野計が知られているが、近年では全自動で左右眼の眼屈折値を測定するオートレフラクトメータなども、屈折値に異常がある場合等に測定中の被検眼の状態が重要な要素となる。
【0004】
更に、瞬き検知機能を構成することにより測定中のエラーを検出する装置や、測定開始時に眼の撮影を行うことにより測定眼を明確にすることができる装置が、特開平4−242628号公報により知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上述の従来例においては、測定中の被検眼の状態を完全に再現することが難しく、近年では測定データの解析を行う際には、トラッキングの状態を保存することによって、測定中の眼の状態を判別することができるような装置が知られているが、この方法を用いても、測定データの解析の際に測定時の様子を完全に再現することはできないという課題が残されている。
【0006】
本発明の目的は、上述の課題を解消し、測定データの解析の際に測定時の様子を完全に再現することが可能な眼科測定装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明に係る眼科測定装置は、測定手段により被検眼の測定を所定時間又は任意時間に行い、測定動作操作手段により測定手段の動作を開始するための操作を行い、観察画像処理手段により被検眼の観察画像を入力し保存する眼科測定装置において、観察画像処理手段は前記測定動作操作手段に同期して前記観察画像の保存を開始する。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明を図示の実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明を眼底血流計に応用した実施の形態の構成図であり、白色光を発するタングステンランプ等から成る観察用光源1から被検眼Eと対向する対物レンズ2に至る照明光路上には、コンデンサレンズ3、例えば黄色域の波長光のみを透過するバンドパスフィルタ付のフィールドレンズ4、被検眼Eの瞳孔とほぼ共役な位置に設けられたリングスリット5、被検眼Eの水晶体とほぼ共役な位置に設けられた遮光部材6、リレーレンズ7、光路に沿って移動自在な固視標表示用素子である透過型液晶板8、リレーレンズ9、被検眼Eの角膜近傍と共役に設けられた遮光部材10、孔あきミラー11、黄色域の波長光を透過し他の光束を殆ど反射するバンドパスミラー12が順次に配列されている。
【0009】
孔あきミラー11の背後には眼観察光学系が構成されており、光路に沿って移動自在なフォーカシングレンズ13、リレーレンズ14、スケール板15、光路中に挿脱自在な光路切換ミラー16、接眼レンズ17が順次に配列され、検者眼eに至っている。光路切換ミラー16が光路中に挿入されているときの反射方向の光路上には、テレビリレーレンズ18、CCDカメラ19が配置されている。
【0010】
バンドパスミラー12の反射方向の光路上には、イメージローテータ20、紙面に垂直な回転軸を有する両面研磨され、被検眼瞳と共役な位置に配されたガルバノメトリックミラー21が設けられ、ガルバノメトリックミラー21の下側反射面21aの反射方向にはフォーカスレンズ22が配置され、上側反射面21bの反射方向にはレンズ23、光路に沿って移動自在なフォーカスユニット24が配置されている。なお、レンズ23の前側焦点面は被検眼Eの瞳孔と共役関係にあり、ガルバノメトリックミラー21はこの焦点面に配置されている。
【0011】
フォーカスユニット24においては、レンズ23と同一光路上に、ダイクロイックミラー25、集光レンズ26が順次に配列され、ダイクロイックミラー25の反射方向の光路上にはマスク27、ミラー28が配置されており、このフォーカスユニット24は一体的に矢印で示す方向に移動ができるようになっている。
【0012】
レンズ26の入射方向の光路上には、固定ミラー29、光路から退避可能な光路切換ミラー30が平行に配置され、光路切換ミラー30の入射方向の光路上には、コリメータレンズ31、コヒーレントな例えば赤色光を発する測定用のレーザーダイオード32が配列されている。更に、ミラー28の入射方向の光路上には、シリンドリカルレンズ等から成るビームエクスパンダ33、高輝度の他の光源と異なる例えば緑色光を発するトラッキング用光源34が配列されている。
【0013】
また、ガルバノメトリックミラー21の後方には、光路長補償半月板35、光路中に遮光部を有する黒点板36、凹面ミラー37が配され、ガルバノメトリックミラー21の下側反射面21aで反射されず通過する光束を、ガルバノメトリックミラー21の上側反射面21bに導くリレー光学系が構成されている。
【0014】
ガルバノメトリックミラー21の下側反射面21aの反射方向の光路上には、光路に沿って移動自在なフォーカシングレンズ22、ダイクロイックミラー38、フィールドレンズ39、拡大レンズ40、イメージインテンシファイヤ付の一次元CCD41が順次に配列され、血管検出系が構成されている。
【0015】
また、ダイクロイックミラー38の反射方向の光路上には、結像レンズ42、共焦点絞り43、被検眼Eの瞳孔とほぼ共役に設けられたミラー対44a、44bが配置され、このミラー対44a、44bの反射方向にはそれぞれフォトマルチプライヤ45a、45bが配置され、測定用受光光学系が構成されている。
【0016】
なお、図示の都合上、全ての光路を同一平面上に示したが、ミラー対44a、44bの反射光路、トラッキング用光源34の出射方向の測定光路、レーザーダイオード32からマスク27に至る光路はそれぞれ紙面に直交している。
【0017】
更に、装置全体を制御するためのシステム制御部51が設けられ、システム制御部51には、CCDカメラ19、フォトマルチプライヤ45a、45b、血管位置検出回路52を介した一次元CCD41、検者が操作する入力手段53の出力がそれぞれ接続されており、システム制御部51の出力はガルバノメトリックミラー21を制御する制御回路54、光路切換ミラー30、表示部55、記録部56にそれぞれ接続されている。また、血管位置検出回路52の出力は制御回路54に接続されている。
【0018】
測定に当り、観察用光源1から発した白色光はコンデンサレンズ3を通り、バンドパスフィルタ付のフィールドレンズ4により黄色の波長光のみが透過され、リングスリット5、遮光部材6、リレーレンズ7を通り、透過型液晶板8を背後から照明し、リレーレンズ9、遮光部材10を通って孔あきミラー11で反射され、黄色域の波長光のみがバンドパスミラー12を透過し、対物レンズ2を通り、被検眼Eの瞳孔上で眼照明光光束像として一旦結像した後に、眼底Eaをほぼ一様に照明する。このとき、透過型液晶板8には固視標が表示されており、照明光により被検眼Eの眼底Eaに投影され、視標像として被検眼Eに呈示される。なお、リングスリット5、遮光部材6、10は、被検眼Eの前眼部において眼照明光と眼観察光を分離するためのものであり、必要な遮光領域を形成するものであれば、その形状は問題とならない。
【0019】
眼底Eaからの反射光は同じ光路を戻り、瞳孔上から眼観察光光束として取り出され、孔あきミラー11の中心の開口部、フォーカシングレンズ13、リレーレンズ14を通りスケール板15で眼底像Ea’ として結像した後に、光路切換ミラー16に至る。ここで、光路切換ミラー16が光路から退避しているときは、検者眼eにより接眼レンズ17を介して眼底像Ea’ が観察可能となる。
【0020】
一方、光路切換ミラー16が光路に挿入されているときは、スケール板15上に結像された眼底像Ea’ が、テレビリレーレンズ18によりCCDカメラ19上に再結像され、システム制御部51を介して表示部55に映出される。表示部55はCCDカメラ19によって撮像される検者眼eの観察像と共に、血管径及び血流速度等の計算結果、更には測定条件などの全ての情報を出力するCRTディスプレイであり、このとき表示部55には、前回の測定結果、測定条件と共に、眼底像Ea’が例えば図2に示すように表示される。
【0021】
検者はこの眼底像Ea’ を接眼レンズ17又は表示部55により観察しながら、装置のアライメントを行う。このとき、適切な目的に応じて観察方式を採用することが好適であり、接眼レンズ17の検者眼eによる観察の場合は、CRTディスプレイよりも高解像かつ高感度な眼底像Ea’が観察により得られるので、眼底Eaの微細な変化を読み取って診断する場合に適している。
【0022】
一方、表示部55による観察の場合は、視野を制限しないので検者の疲労を軽減することができ、更にCCDカメラ19の出力をパーソナルコンピュータのハードディスク等の記録媒体に記録することができるので、臨床上極めて有効である。
【0023】
従来では、CCDカメラ19の出力を、外部のビデオテープレコーダやビデオプリンタ等に接続することにより、眼底像Ea’ 上の測定部位の変化を逐次に電子的に記録する方法が採られていたが、本実施の形態においては、この観察動画像をパーソナルコンピュータ内のハードディスク等の記録媒体に測定データと共に記録する。
【0024】
レーザーダイオード32を発した測定光はコリメータレンズ31によりコリメートされ、光路切換ミラー30が光路に挿入されている場合には、光路切換ミラー30、固定ミラー29でそれぞれ反射され、集光レンズ26の下方を通過し、光路切換ミラー30が光路から退避している場合には、直接集光レンズ26の上方を通過し、ダイクロイックミラー25を透過する。
【0025】
一方、トラッキング用光源34から発したトラッキング光は、ビームエクスパンダ33により縦横異なる倍率でビーム径が拡大され、ミラー28で反射された後に、整形用マスク27で所望の形状に整形され、ダイクロイックミラー25で反射されて、上述の測定光と重畳される。このとき、測定光は集光レンズ26により、マスク27の開口部中心と共役な位置にスポット状に結像されている。
【0026】
更に、測定光とトラッキング光はレンズ23を通り、ガルバノメトリックミラー21の上側反射面21bで一旦反射され、黒点板36を通った後に、ミラー37で反射され再び黒点板36、そして光路長補正用半月板35を通りガルバノメトリックミラー21の方に戻される。
【0027】
そして、ミラー37、黒点板36、光路長補正用半月板35は、光軸上に同心に配置されかつ共働して、ガルバノメトリックミラー21の上側反射面21bと下側反射面21aとを−1倍で結像するリレー系の機能が与えられている。イメージローテータ20を経て、バンドパスミラー12により対物レンズ2の方向に偏向された両光束は、対物レンズ2を介して被検眼Eの眼底Eaに照射される。なお、光路長補正用半月板35はガルバノメトリックミラー21の上側反射面21b、下側反射面21aの位置がそのミラー厚によって生ずる図面の上下方向にずれを持つことを補正するためのものであり、イメージローテータ20に向かう光路中にのみ作用する。
【0028】
このように、レーザーダイオード32からの測定光とトラッキング光源34からのトラッキング光は、ガルバノメトリックミラー21の上側反射面21b内で反射されて、再び戻されるように対物レンズ2の光軸から偏心した状態で、ガルバノメトリックミラー21への入射が行われる。
【0029】
眼底Eaでの散乱反射光は再び対物レンズ2で集光され、バンドパスミラー12で反射されてイメージローテータ20を通り、ガルバノメトリックミラー21の下側反射面21aで反射され、フォーカシングレンズ22を通り、ダイクロイックミラー38において測定光とトラッキング光とが分離される。
【0030】
トラッキング光はダイクロイックミラー38を透過し、フィールドレンズ39、結像レンズ40により一次元CCD41上で眼観察光学系による眼底像Ea’ よりも拡大された血管像として結像する。そして、一次元CCD41で撮像された血管像に基づいて、血管位置検出回路52において血管像の移動量を表すデータが作成され、制御回路54に出力される。制御回路54はこの移動量を補償するようにガルバノメトリックミラー21を制御する。また、システム制御部51では、一次元CCD41で撮像された血管像を基に血管径を算出する。
【0031】
一方、測定光はダイクロイックミラー38により反射され、共焦点絞り43の開口部を経てミラー対44a、44bで反射され、それぞれフォトマルチプライヤ45a、45bに受光される。フォトマルチプライヤ45a、45bの出力はそれぞれシステム制御部51に出力され、この受光信号はシステム制御部51で受光信号を周波数解析して、眼底Eaの血流速度が求められる。
【0032】
このようにシステム制御部51では、一次元CCD41で撮像された血管像から血管径を算出し、フォトマルチプライヤ45a、45bの出力から血流速度を算出可能となっており、この算出された血管径及び血流速度は、計算後に表示部55に出力される。表示部55には前述したように、CCDカメラ19によって撮像される被検眼Eの観察動画像と共に、血管径及び血流速度等の計算結果、更には測定条件などの全ての情報が出力される。
【0033】
図3はシステム制御部51の構成図であり、システム制御部51には、測定光となるレーザーダイオード32及びトラッキング光となるトラッキング用光源34の照射を管理するレーザー管理部61と、このレーザー管理部61、CCDカメラ19の出力を受けて表示部55、記録部56に対する被検眼観察像の制御を行う被検眼観察像管理部62と、測定データや測定条件などの表示管理を行うデータ表示管理部63とが設けられている。その他にも、一次元CCD41により撮像された血管像を基に血管径を算出する血管径算出部64、フォトマルチプライヤ45a、45bの受光信号を周波数解析して眼底Eaの血流速度を算出する血流速度算出部65、フォトマルチプライヤ45a、45bの受光信号を周波数変換するFFT算出部66、入力手段53によって入力された患者情報及び測定時間などの測定環境を記録する測定条件記録部67が設けられている。そして、血管径算出部64、血流速度算出部65、FFT算出部66、測定条件記録部67の出力は、データ表示管理部63に接続されている。
【0034】
レーザー管理部61は入力手段53と接続され、図示を省略しているが、入力手段53中のレーザー光照射スイッチによってレーザー光照射を行うことができるようになっている。また、測定条件記録部67は入力手段53と接続され、入力手段53中のキーボードによって患者IDの入力等を行うことができる。被検眼観察像管理部62はレーザー管理部61からの出力を受けて、レーザー光の照射状態によってCCDカメラ19からの被検眼観察像を表示部55に表示すると共に、被検眼観察像を記録部56に観察画像を圧縮して保存する。
【0035】
また、血管径算出部64、血流速度算出部65、FFT算出部66、測定条件記録部67の出力は、データ表示管理部63を介して表示部55に血管径、血流速度、FFT、測定条件として表示される。ここで、測定データと測定条件記録部67及び被検眼観察像の記録部56を、同一の記録媒体に保存することで、より扱い易い構成とすることができることは明らかである。
【0036】
先ず、被検者の入力を行うため、検者は入力手段53中のキーボードによって患者IDの入力を行う。このとき、既に患者IDが測定条件記録部67に登録されていれば、名前・登録日・性別・年齢・コメントは、患者ID入力時点で表示部55に直前に測定された測定データと共に図2に示す被検者データ欄に表示される。このとき、患者IDが新規の入力であれば、入力手段53中のキーボードから、名前・登録日・性別・年齢・コメントを入力する。
【0037】
図2中のB1及びB2は、図中右上の眼底像Ea’の表示制御を行う押しボタンである。それぞれ、押しボタンB1は測定時の観察画像の再生を行い、押しボタンB2は再生を停止する。また、図中のBar1は血流量のグラフ内に表示され、現在再生している観察画像に対する測定データの位置を示している。
【0038】
このように、本実施の形態においては、患者ID・名前・登録日・性別・年齢・コメント・測定データ(血管径・血流速度・血流量)と共に、測定時の観察画像を表示することが可能となっている。従って、測定データを確認して解析する際に、被検眼Eの状態を再確認することができるので、測定時における被検眼Eの状態を保存していない場合に比べて、瞬きや眼球運動、眼の状態などを確実に把握することが可能となる。また、観察画像をビデオテープ等に録画する場合に比べて、必要な部分だけを素早く取り出すことができるので、解析の時間を短縮することが可能となる。
【0039】
本実施の形態では、眼底像Ea’の表示制御を行うボタンを再生と停止の2種類しか設けていないが、一時停止や早送り、巻き戻しといったビデオ等で通常用いられる押しボタンを構成することは容易である。
【0040】
また、図2に示すように観察画像の再生に合わせて、現在再生している観察画像に対する測定データの位置をBar1で表すように構成しているが、このBar1をマウス等で移動可能とし、Bar1の移動に合わせて観察画像の表示が変わるようにすることも可能である。
【0041】
被検者データの入力が終了すると、先ず被検眼Eの眼底Eaにアライメントを行い、次に測定対象とする血管を決めて、入力手段53中のレーザー光照射スイッチを押す。レーザー管理部61は入力手段53中のレーザー光照射スイッチからの入力を受けると、レーザーダイオード32及びトラッキング用光源34のレーザー光の照射を行い、データ表示管理部63には、フォトマルチプライヤ45a、45bの受光信号を周波数変換するFFT算出部66からFFT信号が入力される。このFFT信号の入力により、データ表示管理部63は測定結果の表示をFFTの表示に切換え、表示部55には図4に示すように表示される。
【0042】
最後に、測定対象とする血管にレーザー光を合わせ、入力手段53中の測定開始スイッチを押す。血管径算出部64は測定開始スイッチからの入力を受けると、血管径の演算を開始する。同様に、血流速度算出部65は入力手段53中の測定開始スイッチからの入力を受けると、血流速度の演算を開始する。しかしながらデータ表示管理部63には、フォトマルチプライヤ45a、45bの受光信号を周波数変換するFFT算出部66からFFT信号が入力されているため、データ表示管理部63はFFTの表示を行い、表示部55には図4に示すように表示される。
【0043】
また、レーザー管理部61は入力手段53中の測定開始スイッチからの入力を受けると、被検眼観察像管理部62に測定開始信号S1を出力する。被検眼観察像管理部62は、測定開始信号S1を受けると、CCDカメラ19からの被検眼観察像の圧縮処理を開始すると共に、被検眼観察像の記録部56への保存を開始する。本実施の形態においては、測定時間を2秒と設定しているので、入力手段53中の測定開始スイッチを押した後の2秒間、血管径算出部64では一次元CCD41により撮像された血管像を基に血管径の算出を行い、血流速度算出部65ではフォトマルチプライヤ45a、45bの受光信号から血流速度の演算が行われる。
【0044】
このように、本実施の形態においては、レーザー光照射を開始して、測定が終了するまでの間は、測定状態を表すFFTと、被検眼観察像を表示部55内で同時に観察することが可能となる。
【0045】
次に、レーザー管理部61は入力手段53中の測定開始スイッチからの入力を受けた後の2秒間の測定が終了すると、レーザーダイオード32及びトラッキング用光源34のレーザー光照射の中止を行うと共に、被検眼観察像管理部62に測定終了信号S2を出力する。被検眼観察像管理部62は測定終了信号S2を受けると、CCDカメラ19からの被検眼観察像の圧縮処理を停止し、被検眼観察像の記録部56への保存を中止する。
【0046】
データ表示管理部63は血管径算出部64及び血流速度算出部65から、血管径及び血流速度のデータを受け取り血流速度の変化を示すグラフ図や、平均血流速度及び血管径と平均血流速度から血流量を算出し表示する。このとき、データ表示管理部63はFFTの表示を測定結果の表示に切換え、表示部55には図2に示すように表示される。また、フォトマルチプライヤ45a、45bの受光信号を周波数変換するFFT算出部66からFFT信号が出力されなくなる。
【0047】
このように、本実施の形態においては、測定が終了すると測定状態を表すFFTは非表示となり、被検眼観察像は測定時の観察状態を再確認可能な状態で表示され、血流速度の変化を示すグラフ図や平均血流速度、血流量が表示部55内で確認することが可能となっている。図5は以上の測定動作に関する処理及び手順のフローチャート図である。
【0048】
このように、本実施の形態では測定の開始によって被検眼観察像の保存を開始し、更に測定が終了したときに、被検眼観察像の保存を停止するようにしている。測定中の被検眼の状態を再確認することが可能であるため、測定が確実に行われているかどうかを見極めることができ、更には測定データの状態をFFT、表示部55で確かめることができる。
【0049】
本実施の形態においては、測定の開始によって被検眼観察像の保存を開始し、更に測定が終了した時に、被検眼観察像の保存を停止するようにしているが、被検眼観察像の保存の開始をレーザー光照射時に行う方法も考えられる。この場合は、レーザー光照射が終了した時点で、被検眼観察像の保存を停止するような構成にすることが好ましい。図6はこのような構成とした場合における測定動作に関する処理及び手順のフローチャート図である。
【0050】
また、被検眼観察像管理部62において、被検眼観察像の圧縮処理をするようにしているが、これは本装置が測定を行うことを主目的とする眼科測定装置であるため、解像度の良い観察画像を必要としないためである。更に、被検眼観察像の記録部56の記録容量を節約し、より多くの測定データを保存できるようにしているためでもあるので、将来的により高画質の観察画像が必要になり、記録容量が大容量化してくることによって、圧縮しない方法も考えられる。
【0051】
このように本装置においては、圧縮するか圧縮しないかに拘らず、測定時の観察動画像を保存しているので、例えば眼底のどの血管を測定したかを明確化するために、測定位置情報として代表的な静止画像を保存した動画像の中から切り出すこともできる。ここで、代表的な静止画像をピックアップすることに関しては、動画像の保存を測定開始時に行うかレーザー光照射時に行うかということとは無関係に、何れの方法でも可能であることは云うまでもない。
【0052】
更に、処理速度が大きい装置と大容量の記録媒体を用いることによって、被検眼観察像管理部62では、常時に被検眼観察像を被検眼観察像の記録部56に一時的に記録し、測定が終了した時点で、測定の終了から所定時間前までの被検眼観察像を、被検眼観察像の記録部56に保存する方法も考えられる。
【0053】
なお、本実施の形態として眼底血流計について説明したが、その他の眼科測定装置として、視野計やオートレフラクトメータのような眼屈折測定装置や眼圧計などにおいても、同様に適用することができる。
【0054】
本発明の実施の形態をまとめて次に列挙する。
【0055】
[実施の形態1] 被検眼の測定を所定時間又は任意時間に行う測定手段と、該測定手段の動作を開始するための操作を行う測定動作操作手段と、被検眼の観察画像を入力し保存する観察画像処理手段とを有する眼科測定装置において、前記観察画像処理手段は前記測定動作操作手段に同期して前記観察画像の保存を開始することを特徴とする眼科測定装置。
【0056】
[実施の形態2] 前記観察画像処理手段は、前記測定手段の測定終了時に前記観察画像の保存処理を終了することを特徴とする実施の形態1に記載の眼科測定装置。
【0057】
[実施の形態3] 前記観察画像処理手段は、前記眼の観察画像をMPEG圧縮して保存することを特徴とする実施の形態2に記載の眼科測定装置。
【0058】
[実施の形態4] 前記測定手段の動作を開始するための操作は、レーザー光照射であることを特徴とする実施の形態2又は3に記載の眼科測定装置。
【0059】
[実施の形態5] 前記測定手段の動作を開始するための操作は、トラッキングの開始であることを特徴とする実施の形態2又は3に記載の眼科測定装置。
【0060】
[実施の形態6] 前記測定手段の動作を開始するための操作は、実測定の開始であることを特徴とする実施の形態2又は3に記載の眼科測定装置。
【0061】
[実施の形態7] 前記観察画像処理手段により保存された前記観察画像のうち、少なくとも1つの観察静止画像が切り出し可能な静止画像作成手段を有することを特徴とする実施の形態3〜6の何れか1つの実施の形態に記載の眼科測定装置。
【0062】
[実施の形態8] 前記観察画像処理手段により保存された前記観察画像と、前記測定手段によって測定された測定結果とを同一画面上に表示し、前記測定結果の時間軸に応じて前記観察画像の表示を切換え可能とする測定状態表示手段とを有することを特徴とする実施の形態3〜6の何れか1つの実施の形態に記載の眼科測定装置。
【0063】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係る眼科測定装置は、測定動作操作手段に同期して観察画像を保存するようになっているので、観察画像を保存する手間が省けるため、操作上極めて有効になる。
【0064】
また、測定データの解析の際には、測定状態を再現することができるので、測定が確実に行われているかどうかを簡単に見極めるためにも極めて有効である。更に、測定データを患者IDによって選択し、測定データを検索するだけで、測定データと同一の画面内で、被検者の測定状態を確認することができるので、データの閲覧が極めて容易である。
【0065】
更に、測定データを短時間で評価することができるので、他人との比較、標準値の算出などを迅速に行うことができる上、測定データと観察画像を同一媒体に保存しているので、バックアップや携帯性にも優れている。
【0066】
この他にも、測定状態を記録した観察動画像の中から、代表的な静止画像を切り出すことができ、測定部位を管理する上で有効となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レーザードップラ型眼底血流計に応用した実施の形態の構成図である。
【図2】表示部の説明図である。
【図3】ブロック回路構成図である。
【図4】測定中の表示部の説明図である。
【図5】本実施の形態の測定動作中の処理及び動作のフローチャート図である。
【図6】他の実施の形態の測定動作中の処理及び動作のフローチャート図である。
【符号の説明】
1 観察用光源
2 対物レンズ
19 CCDカメラ
21 ガルバノメトリックミラー
32 レーザーダイオード
34 トラッキング光源
41 一次元CCD
44a、44b フォトマルチプライヤ
51 システム制御部
53 入力手段
55 表示部
56 記録部
Claims (1)
- 被検眼の測定を所定時間又は任意時間に行う測定手段と、該測定手段の動作を開始するための操作を行う測定動作操作手段と、被検眼の観察画像を入力し保存する観察画像処理手段とを有する眼科測定装置において、前記観察画像処理手段は前記測定動作操作手段に同期して前記観察画像の保存を開始することを特徴とする眼科測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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JP2013248260A (ja) * | 2012-06-01 | 2013-12-12 | Canon Inc | 撮影装置、制御方法及びプログラム |
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-
2002
- 2002-10-23 JP JP2002307918A patent/JP2004141290A/ja active Pending
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