JP4481727B2 - 眼底カメラ - Google Patents

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本発明は、眼底を撮影する眼底カメラに関する。
眼底カメラにおいては、眼底観察・撮影光学系の対物レンズと孔あきミラーとの間に挿脱されるミラーを斜設し、このミラーで反射される前眼部反射光を前眼部観察光学系に導くことにより、前眼部像観察と眼底観察とを切換え可能にしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この種の眼底カメラでは、被検眼前眼部にアライメント指標を投影し、前眼部観察光学系でアライメント指標像を観察してアライメント調整した後、眼底観察像に切換え、アライメントの微調整やフォーカス合わせをして撮影を実行する。
また、眼底観察によるアライメント調整においては、被検眼角膜に作動距離検出用の光束を照射し、その角膜反射光の輝点(ワーキングドット)を眼底像と共に観察することにより、ワーキングドットをアライメント(作動距離及び上下左右)の参考とするものも知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開平8−275921号 特開2000−287936号
ところで、前眼部観察光学系を眼底カメラにおいては、前眼部観察光学系の光軸と眼底観察・撮影光学系の光軸とが充分に一致していることが好ましいが、両者の光軸を精度良く一致させる調整は難しい。両者の光軸ずれが大きいと、前眼部観察像にて十分なアライメントを行っても、眼底観察像に切換えたときのアライメントは不十分になってしまい、撮影画像にフレア等の不要なノイズが発生してしまう。
また、ワーキングドットを眼底像と共に観察する構成においては、前眼部観察像にて十分にアライメントをしたとしても、眼底観察像へ切換えた際にワーキングドットが現われず、ワーキングドットを参考としたアライメント調整に手間取ってしまう問題がある。
本発明は、上記従来装置の問題点に鑑み、前眼部観察光学系でのアラメント精度の向上を図ることができる眼底カメラを提供することを技術課題とする。
(1) 被検眼眼底を撮影する撮影光学系が配置された撮影部を持つ眼底カメラにおいて、前記撮影光学系をアライメントするためのアライメント指標を被検眼前眼部に投影する指標投影光学系と、該投影されたアライメント指標像を含む被検眼前眼部を撮像する第1撮像素子を持つ前眼部観察光学系と、被検眼眼底を撮像する第2撮像素子を持つ眼底観察光学系と、前記第1撮像素子により撮像された前眼部像と前記第2撮像素子により撮像された眼底像とを切換え表示可能な表示手段と、前記第2撮像素子で撮像されるアライメント指標像に基づいてアライメント状態を判定するためのアライメント基準位置を記憶する記憶手段とを備え、前記第2撮像素子により撮像される観察像を観察して所期するアライメント状態にアライメントしたときに、前記第1撮像素子で撮像されるアライメント指標像の位置をアライメント基準位置として前記記憶手段に記憶させたことを特徴とする。
(2) (1)の眼底カメラは、被検眼角膜にアライメント光を照射するアライメント光源であって、被検眼瞳孔と略共役な位置に配置されたアライメント光源を備え、該アライメント光源の角膜反射像が眼底像と共に前記第2撮像素子で撮像される構成とした眼底カメラであり、前記所期するアライメント状態にアライメントするときには前記アライメント光源の角膜反射像を用いることを特徴とする特徴とする。
(3) (1)又は(2)の眼底カメラは、さらに、被検眼の視線を誘導するための固視標を呈示する手段であって、眼底中央部と眼底周辺部を撮影するときとで固視標の呈示位置を変更可能な固視標呈示手段を備え、前記記憶手段には前記固視標の呈示位置の変更に対応させてそれぞれアライメント基準位置を記憶させたことを特徴とする。
(4) (1)の眼底カメラにおいて、前記記憶手段に記憶させるアライメント基準位置は、前記表示手段に表示されるアライメント指標像を合わせるためのレチクルマークの表示位置を含むことを特徴とする。
本発明によれば、前眼部観察光学系でのアラメント精度の向上を図ることができる。このため、眼底観察に切換えた際のアライメント調整の手間が簡略化でき、良好な撮影が容易に可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る無散瞳型の眼底カメラの構成図である。
眼底カメラは、基台1と、基台1に対してジョイスティック4の移動操作により左右方向(X方向)及び前後方向(Z方向)に移動可能な移動台2と、移動台2に対して左右・上下・前後方向(Z方向)にそれぞれ三次元移動可能に設けられた撮影部3と、被検者の顔を支持するために基台1に固設された顔支持ユニット5を備える。6は撮影部3を上下方向に移動するY駆動部であり、7は撮影部3を左右前後に移動するXZ駆動部である。XZ駆動部7は、Yテーブルの上にZ方向に移動可能なZテーブルを配置し、Zテーブルの上にX方向に移動可能なXテーブルを配置し、Xテーブルの上に撮影部3を配置し、Zテーブル及びXテーブルをそれぞれモータ駆動することにより撮影部3をXY方向に移動する。Y駆動部6はYテーブルをモータにより上下駆動することにより、撮影部3をY方向に移動する。この種の三次元駆動機構は周知の機構とすることができる。なお、撮影部3はジョイスティック4の回転操作によりY駆動部6が作動し、上下移動する。撮影部3の検者側には観察像や撮影像を表示する表示手段としてのモニタ8が設けられている。
図2は、撮影部3に収納される光学系及び制御系の概略構成図である。光学系は、照明光学系10、眼底観察・撮影光学系30、フォーカス指標投影光学系40、アライメント指標投影光学系50、前眼部観察光学系60、固視標呈示光学系70から大別構成されている。
照明光学系10は、観察照明光学系と撮影照明光学系を有する。撮影照明光学系は、フラッシュランプ等の撮影光源14、コンデンサレンズ15、リング状の開口を有するリングスリット17、リレーレンズ18、ミラー19、中心部に黒点を有する黒点板20、リレーレンズ21、孔あきミラー22、対物レンズ25を有する。また、観察照明光学系は、ハロゲンランプ等の光源11、波長750nm以上の近赤外光を透過する赤外フィルタ12、コンデンサレンズ13、コンデンサレンズ13とリングスリット17との間に配置されたダイクロイックミラー16、リングスリット17から対物レンズ25までの光学系を有する。ダイクロイックミラー16は、赤外光を反射し可視光を透過する特性を持つ。
眼底観察・撮影光学系30は、対物レンズ25、孔あきミラー22の開口近傍に位置する撮影絞り31、光軸方向に移動可能なフォーカシングレンズ32、結像レンズ33、赤外光反射、可視光透過の特性を有するダイクロイックミラー34を備え、撮影光学系と眼底観察光学系は対物レンズ25と撮影絞り31から結像レンズ33までの光学系を共用する。撮影絞り31は対物レンズ25に関して被検眼Eの瞳孔と略共役な位置に配置されている。フォーカシングレンズ32は、モータを備える移動機構39により光軸方向に移動される。ダイクロイックミラー34の透過方向には、可視域に感度を有する撮影用のカラーCCDカメラ35が配置されている。ダイクロイックミラー34の反射方向の光路には、赤外反射、可視光透過のダイクロイックミラー37、リレーレンズ36、赤外域に感度を有する観察用CCDカメラ38が配置されている。
また、対物レンズ25と孔あきミラー22の間には、光路分岐部材としての挿脱可能なダイクロイックミラー(波長選択性ミラー)24が斜設されており、さらにダイクロイックミラー24と孔あきミラーの22の間には、ダイクロイックミラー24による光軸ずれを補正するための平行板ガラス23が挿脱可能に斜設されている。ダイクロイックミラー24は、アライメント指標投影光学系50及び前眼部照明光源58の光(中心波長940nm)を反射し、観察用照明の波長光及びフォーカス指標投影光学系40等の光源波長(中心波長880nm)を含む波長900nm以下の光を透過する特性を有する。平行板ガラス23は、ダイクロイックミラー24とほぼ同じ厚さで、かつほぼ同じ屈折率を有する。また、図1に示すように、ダイクロイックミラー24と平行板ガラス23は、眼底観察・撮影光学系の光軸L1に対して対照に同じ傾斜角度θを有するように配置されている。撮影時には、ダイクロイックミラー24と平行板ガラス23は挿脱機構66により連動して跳ね上げられ、光路外に退避する。挿脱機構66は、ソレノイドとカム等により構成することができる。
フォーカス指標投影光学系40は、赤外光源41、スリット指標板42、このスリット指標板42に取り付けられた2つの偏角プリズム43、照明光学系10の光路に斜設されたハーフミラー44を備える。光源41、スリット指標板42は、フォーカシングレンズ32と連動して移動機構39により光軸方向に移動される。
フォーカス指標投影光学系40のスリット指標板42の光束は、偏角プリズム43を介してハーフミラー44により反射された後、リレーレンズ21、孔あきミラー22、平行板ガラス23、ダイクロイックミラー24、対物レンズ25を経て被検眼Eの眼底に投影される。眼底のフォーカスが合っていないとき、スリット指標板42の指標像は分離され、フォーカスが合っているときに一致して投影される。
アライメント指標投影光学系50は、対物レンズ25の光軸を中心に左右対称に配置された2組の第1指標投影光学系と、この第1指標投影光学系より狭い角度に配置された光軸を持ち光軸L1が通る垂直平面を挟んで左右対称に配置された2組の第2指標投影光学系を備える。2組の第1指標投影光学系は、中心波長940nmの赤外光を発する光源51、コリメーティングレンズ52をそれぞれ持ち、略平行光束の光により被検眼に無限遠の視標を投影する。一方、2組の第2指標投影光学系は、中心波長940nmの赤外光を発する光源53を持ち、発散光束により被検眼に有限遠の視標を投影する。なお、図2の光学系は側面から見たときのものを示すが、アライメント指標投影光学系50は実際には左右方向に配置されたものである。図6(a),(b)は、このアライメント指標投影光学系50により前眼部像Fに形成される指標像の状態を示しており、指標像Ma,Mbは第1指標投影光学系(光源51及びコリメーティングレンズ52)による無限遠の指標像であり、指標像Mc,Mdは第2指標投影光学系(光源53)による有限遠の指標像である。指標像Mc,Mdは、指標像Ma,Mbよりも下側に形成されるように、その第2指標投影光学系が構成されている。
また、孔あきミラー22の穴周辺には、図3に示すように、ワーキングドットを形成するための2つの赤外光源55(中心波長880nm)が光軸L1を中心に左右対称に配置されている。なお、光源55としては、光ファイバの端面を孔あきミラー22の近傍位置に配置し、その光ファイバに赤外光を導くものとして構成することもできる。光源55は、被検眼Eと対物レンズ25との作動距離が適切になったとき、角膜の曲率半径の1/2となる距離が共役位置となるように配置されている。
前眼部観察光学系60は、ダイクロイックミラー24の反射側に、フィールドレンズ61、ミラー62、絞り63、リレーレンズ64、赤外域の感度を持つCCDカメラ65を備える。また、CCDカメラ65はアライメント指標の検出手段を兼ね、中心波長940nmの赤外光を発する前眼部照明光源58により照明された前眼部とアライメント指標が撮像される。アライメント指標の検出手段は、前眼部撮像と兼用すると有利であるが、専用のものを設けても良い。
固視標呈示光学系70は、赤色の光源74、開口穴が形成された8個の固視標71を持つ視標板72、リレーレンズ75を備え、ダイクロイックミラー34を介してダイクロイックミラー34から対物レンズ25までの観察光学系30の光路を共用する。固視標71は、右眼の後極部付近を撮影中心に導く開口穴を持つ固視標71a、左眼の後極部付近を撮影中心に導く開口穴を持つ固視標71b、周辺部を撮影するように視線を導く開口穴を持つ6個の固視標71c〜71hで構成されている(図4参照)。モータ73により各固視標71a〜71hが選択的に光源74の前に配置される。固視標の呈示位置を8ヶ所に変えることにより、被検眼の眼底を症例に合わせた所望する各方向に誘導することができ、右眼の場合、図5に示す後極部中心の領域111R、周辺部の領域112〜117の眼底を撮影することができる。
上記の光学系において、前眼部照明光源58により照明された前眼部は、対物レンズ25、ダイクロイックミラー24及びフィールドレンズ61からリレーレンズ64の光学系を介してCCDカメラ65に受光される。また、観察用の光源11を発した光束は、赤外フィルタ12により赤外光束とされ、コンデンサレンズ13、ダイクロイックミラー16により反射されてリングスリット17を照明する。リングスリット17を透過した光は、リレーレンズ18、ミラー19、黒点板20、リレーレンズ21を経て孔あきミラー22に達する。孔あきミラー22で反射された光は、平行板ガラス23、ダイクロイックミラー24を透過し、対物レンズ25により被検眼Eの瞳孔付近で一旦収束した後、拡散して被検眼眼底部を照明する。撮影用照明光源14を発した光束は、コンデンサレンズ15を経た後、観察用照光束と同様な光路を経て被検眼眼底を照明する。
観察照明光で照明された眼底からの反射光は、対物レンズ25、ダイクロイックミラー24、平行板ガラス23、孔あきミラー22の開口部、撮影絞り31、フォーカシングレンズ32、結像レンズ33、ダイクロイックミラー34を介してCCDカメラ38に結像する。このとき、眼底観察・撮影光学系の光軸L1は、ダイクロイックミラー24が挿入されていることにより偏位した光軸L1aとなるが、平行板ガラス23の配置によりその偏位が戻される。このため、CCDカメラ65による前眼部の撮像とCCDカメラ38による眼底の撮像とが、同時に良好に行えるようになる。
ここで、平行板ガラス23が無い場合、偏位した光軸L1aは撮影絞り31の中心を通らなくなる。この場合には、前眼部で反射されるリング照明光の中心と撮影絞り31の中心とがずれることになり、アライメントが完了した状態でも眼底観察用のCCDカメラ38に前眼部での反射光が入射するようになる。このため、その観察象にフレア光が生じ易くなり、良好な眼底観察像が得られず、フォーカス指標の検出も正確に行えなくなる。
撮影時には、ダイクロイックミラー24と平行板ガラス23は挿脱機構66により光路外に退避され、撮影用照明光で照明された眼底からの反射光は、対物レンズ25、孔あきミラー22、撮影絞り31、フォーカシングレンズ32、ダイクロイックミラー34を経て、撮影用のCCDカメラ35に結像する。なお、CCDカメラ35が観察用のカメラを兼用する構成とすることも可能である。
CCDカメラ65、38、35の出力は画像処理部80に接続されている。画像処理部80はCCDカメラ65に撮像された前眼部の画像からアライメント指標を検出処理し、CCDカメラ38に撮像された眼底画像からフォーカス指標を検出処理する。また、画像処理部80はモニタ8に接続され、その表示画像を制御する。制御部81には画像処理部80、Y駆動部6、XZ駆動部7、ジョイスティック4、移動機構39、挿脱機構66、撮影スイッチ83、各種の入力スイッチを持つスイッチ部84、アライメント基準位置を記憶する記憶手段のしてのメモリ85、各光源等が接続されている。
上記のような構成を持つ装置において、自動アライメントモードを選択し、眼底中央部を撮影する場合の動作を中心に説明する。スイッチ部84に配置されたスイッチにより、自動アライメントモード及び眼底中央部を撮影するための固視標の呈示位置をそれぞれ選択する。
被検者の顔を顔支持ユニット5により支持する。初期段階では、ダイクロイックミラー24と平行板ガラス23は眼底観察・撮影光学系30の光路に挿入されており、CCDカメラ65に撮像された前眼部像がモニタ8に表示される。検者は、モニタ8に表示された前眼部像を観察しながら、前眼部像がモニタ8の表示中心に位置するようにジョイスティック4の操作により撮影部3を左右上下に移動する。また、前眼部像のピントが合うように撮影部3を前後に移動する。前眼部像がモニタ8に現われるようになると、図6(a)に示すように、4つの指標像Ma,Mb,Mc,Mdも現われるようになる。この図において、Na,Nb,Nc,Ndは指標像を合わせるためのレチクルマークであり、これらは画像処理部80により電気的に形成されたものである。眼底の中央部(後極部中心)を撮影するための標準撮影のアライメントは、図6(b)に示すように、このレチクルマークNa,Nb,Nc,Ndにそれぞれの指標像Ma,Mb,Mc,Mdが位置するように、撮影部3を左右上下に移動する。また、前後方向(作動距離方向)は、指標像のピントを合わせるように合撮影部3を移動させる。
CCDカメラ65で撮像された4つの指標像Ma〜Mdが画像処理部80により検出されるようになると、制御部81はこれらの指標像に基づいてアライメント基準に対する偏位量(位置ずれ)を求める。制御部81は、指標像Ma,Mbの中間位置を求め、XY方向のアライメント基準位置Oに対する偏位量Δdを求める。そして、この偏位量Δdがアライメント完了の所定の許容範囲に入り、その時間が一定時間(例えば、画像処理の10フレーム分又は0.3秒間等)継続しているかにより、XY方向のアライメントの適否を判定する。また、Z方向のアライメント状態は、指標像Ma,Mbの間隔と指標像Mc,Mdの間隔とを比較することにより検出される。これは、無限遠光源と有限遠光源とにより角膜反射像を形成した場合、作動距離が変化しても無限遠の光源による角膜反射像の像高さは変化しないが、有限遠光源による像高さは作動距離の変化に伴って変化するという特性を利用するものである(この詳細は特開平6−46999号公報参照)。Z方向についても、Z方向のアライメント基準位置に対する偏位量を求め、その偏位量がアライメント完了の許容範囲に一定時間入っているかにより、Z方向のアライメントの適否を判定する。
XYZ方向のアライメント状態がアライメント完了の条件を満足していれば、制御部81はモニタ8の表示を前眼部像から眼底像に切換える。なお、モニタ8の表示の切換えは、スイッチ部84のスイッチ操作でも可能である。制御部81がアライメント完了を判定した後、切換え可能な旨を報知するためのメッセージをモニタ8に表示し、検者のスイッチ操作によりモニタ8の表示を切換えても良い。
図7(a)は、CCDカメラ38の眼底像に切換えられたときの画面例であり、アライメント状態がある程度適正にされると、この眼底像では光源55により形成される角膜反射の2つのワーキングドットWが現われる。検者はこの眼底画像を見ながら、ワーキングドットWのピントや眼底像のフレア等を確認し、所望する状態で撮影できるように、さらにジョイスティック4の操作にてアライメント状態を微調整する。
ここで、前眼部観察光学系と眼底観察光学系の光軸がずれていると、眼底像と共に表示されるワーキングドットWは、図7(b)に示す様に画面から消え易い。ワーキングドットが一旦画面から消えると、眼底像の表示状態のモニタ8を見ながらのアライメント調整は難しくなる。
このため、装置組立て時に前眼部観察光学系と眼底観察光学系の光軸のズレが調整されている。この調整について説明する。スイッチ部84のスイッチにより、調整モードに設定する。始めに、眼底観察・撮影光学系30のカメラ35及びカメラ38の像面を調整するために、対物レンズ25の前方の眼底共役位置(0D基準位置)に十字指標を持つ調整治具を取り付ける。モニタ8の表示を撮影用のカメラ35からの出力に切換える。モニタ8には、図8に示すように、表示中心に十字基準線120が表示されるので、カメラ35で撮像された十字指標121が十字基準線120に一致するように、カメラ35を移動させる。また、十字指標121のピントが合うように、結像レンズ33を位置調整する。次に、モニタ8の表示を眼底観察用のカメラ38からの出力に切換え、同様に、表示中心に表示された十字基準線120にカメラ38で撮像された十字指標121が一致するように、カメラ38を移動させる。また、十字指標121のピントが合うように、リレーレンズ36を位置調整する。これらの調整により、眼底観察光学系と眼底撮影光学系の光軸が合わせられる。
次に、対物レンズ25の前方の瞳孔共役位置に十字指標を持つ調整治具を取り付け、モニタ8の表示を前眼部観察光学系60が持つカメラ65の出力に切換える。この場合も、表示中心に表示された十字基準線にカメラ65で撮像された十字指標が一致するように、カメラ65を移動させ、また、撮像された十字指標のピントが合うようにリレーレンズ64を位置調整する。ここで、モニタ8の表示を確認しながらカメラ65の光軸合わせを行っても、その光軸調整においては僅かなずれを判断すること難しい。これは、前眼部観察光学系及び眼底観察・撮影光学系の調整で用いる治具の誤差の他、前眼部観察像は前眼部の広い範囲(例えば、17mm×13mmの範囲)の像であるのに対して、眼底観察・撮影像は前眼部位置の約3〜4mm範囲の光束を取り出した像でためである。このため、前眼部観察光学系における光軸の僅かなずれが、眼底観察に切換えた時の画面上では大きくずれて見えてしまうことになり、図7(b)に示したように、ワーキングドットWが画面から消え易くなる。
この対応として、さらに次のように調整する。スイッチ部84のスイッチにより第2の調整モードに設定し、顔支持ユニット5に平均的な角膜曲率(R=8mm)の曲面を持つ眼底模型眼を取り付ける。第2の調整モードでは、眼底撮影のアライメントと同様に、観察用光源11、アライメント光源51,53及び光源55が点灯される。モニタ8の表示をカメラ38による眼底観察状態とし、図7(a)と同じく、左右のワーキングドットWの中点が画面中央になる様に上下左右(XY)のアライメントを合せ、また、ワーキングドットWのピントが合うように、作動距離方向のアライメントを合わせる。この状態でモニタ8の表示を前眼部像に切換え、そのアライメント指標の状態を確認した後、スイッチ部84の記憶用スイッチを操作する。記憶用スイッチの信号により、このときにカメラ65で撮像されている指標像Ma,Mb,Mc,Mdの座標位置が検出され、その検出情報が制御部81によりメモリ85に記憶される。図9は、このときのカメラ65に出力状態を示す。Moは始めに設定されていたアライメント基準位置Moであり、Mo1は指標像Ma,Mbの中点である。始めに設定されていたアライメント基準位置Moは、ΔX及びΔYだけずれた位置Mo1に移動することになるので、この座標位置Mo1が補正されたアライメント基準位置として制御部81により記憶される。また、作動距離方向のアライメント基準は、指標像Ma,Mbの間隔と指標像Mc,Mdの間隔の比率としてメモリ85に記憶される。また、モニタ8に表示されるレチクルマークNa,Nb,Nc,Ndについても、スイッチ部84のスイッチを操作して、ずれ量ΔX及びΔYに基づいて指標像Ma,Mb,Mc,Mdに合わせた位置へ補正し、これをメモリ85に記憶させておく。
実際の被検眼に対するアライメント時においては、メモリ85に記憶されたアライメント指標像Ma,Mb,Mc,Mdの基準位置を収束目標として、オートアライメントが制御部81により制御される。そして、前眼部観察のカメラ65の出力に基づくアライメント完了した時点でモニタ8の表示が前眼部像から眼底像に切換えられ、図7(a)に示すように、ワーキングドットWほぼ適正状態で出現することが可能となる。このため、検者はワーキングドットWを確認し、アライメントの微調整が容易に行える。なお、上記ではオートアライメントについて説明したが、ジョイスティック等の手動によるアライメントにおいても、各指標像Ma,Mb,Mc,MdをレチクルマークNa,Nb,Nc,Ndに合わせるようにアライメントすれば、前眼部観察で撮影に必要なアライメント精度を得ることが可能になる。手動アライメントにおいてはレチクルマークNa,Nb,Nc,Ndがアライメント基準位置と使用される。
アライメントの微調整を行った後は、図7(a)に示されるように、中心にフォーカス視標投影光学系40によるフォーカス指標像S1、S2が投影されているので、この指標像に基づいてフォーカシングレンズ32及びスリット指標板42を光軸方向に移動させ、眼底のフォーカス合わせを行う。フォーカス指標像S1,S2は、フォーカスが合っていないときには分離され、フォーカスが合っているときに一致して投影される。フォーカス合わせは検者の操作により手動でも可能であるが、本装置ではオートフォーカス機構となっている。フォーカス指標像S1,S2は、画像処理部80により検出処理され、その分離情報が制御部81に送られる。制御部81はフォーカス指標象S1,S2の分離情報を基に、両者が一致するように移動機構39を駆動制御して眼底のフォーカス合わせを行う。フォーカス合わせが完了した後、検者が撮影スイッチ83を押すことにより撮影が実行される。
撮影スイッチ83のトリガ信号が入力されると、制御部81は挿脱機構66を駆動することによりダイクロイックミラー24及び平行板ガラス23を光路から離脱させると共に、撮影光源14を発光する。撮影光源14により照明された眼底はCCDカメラ35により撮像され、モニタ8の表示は画像処理部80によってCCDカメラ35で撮影されたカラーの眼底画像に切換えられる。
上記では眼底観察時にワーキングドットWを用いてアライメント状態を適正に合わせる例を説明したが、ワーキングドットWを用いない場合は次のようにする。撮影部3をXY方向にそれぞれ振ってみて、眼底像眼底模型眼の観察像のフレア等が発生しないようにXY方向のアライメント状態を適正に調整し、眼底観察像の周辺や中心が暗くならず、一様な明るさで観察できるようにZ方向(作動距離)を調整し、この状態で前述のように前眼部観察のカメラ65で撮像されている指標像の検出結果をメモリ85に記憶させる。
また、上記では所期するアライメント状態として、眼底の中心部を撮影するときの標準撮影の場合について説明したが、周辺撮影の場合についても、前眼部観察のカメラ65で検出される指標像の位置を記憶させておくと都合が良い。周辺撮影の場合、固視標71c〜71hを用いる。周辺撮影においては、周辺撮影用の固視標の方向に視線が誘導されることにより、角膜頂点は撮影光軸L1とはずれた位置になる。このため、周辺撮影に適するようにアライメントした状態においては、眼底観察像におけるワーキングドットW及び前眼部観察で検出される指標像の位置も標準撮影の位置に対してずれた位置となる。例えば、スイッチ部84の固視標切換えスイッチにより固視標71fを固視光源74の前に配置し、図5に示すように、右眼における乳頭を中心とする領域115を撮影する場合について説明する。被検眼の視線が固視標71fの呈示方向に誘導されるものとした場合、眼底観察における適正なアライメント状態では、図10のように、モニタ8で表示される左側のワーキングドットWが位置合わせマーク130に位置するものとする(マーク130の表示位置は、設計的に定めることが可能である)。マーク130にワーキングドットWを合わせ、また、ワーキングドットWのピントを合わせることで、眼底観察におけるアライメント状態を完了させる。このとき、前眼部観察光学系のカメラ65で撮像される指標像Ma,Mb,Mc,Mdは、図11に示すように、標準撮影の状態に対してずれた状態となる。図11において、Mo1は標準撮影時のアライメント基準位置である。Mo2は指標像Ma,Mbの中点で、図5の領域115を撮影する場合のアライメント基準位置であり、Mo1に対してΔDだけずれた位置である。この状態で、スイッチ部84の記憶用スイッチを押すと、カメラ65で撮像されている指標像Ma,Mb,Mc,Mdの座標位置が検出され、その検出情報が制御部81によりメモリ85に記憶される。このときのアライメント基準位置は、スイッチ部84の固視標切換えスイッチによる固視標71fの選択信号と対応して記憶される。また、モニタ8に表示されるレチクルマークNa,Nb,Nc,Ndについても、指標像Ma,Mb,Mc,Mdのずれに合わせて表示位置を変更し、これをメモリ85に記憶しておく。他の周辺撮影の領域112〜114,116,117についても、同様な処理により、アライメント基準位置の変更をし、その変更情報と固視標の選択信号とを対応させてメモリ85に記憶させておく。
実際の周辺撮影時のアライメントにおいては、固視標選択スイッチにより固視標71fを選択すると、その選択信号によりアライメント基準位置も図11の基準位置に変更され、この位置を収束位置としてオートアライメントが制御部81により制御される。アライメントが完了し、モニタ8の表示が前眼部像の表示からカメラ38の眼底像に切換えられたときにはほぼ適正状態とされる。したがって、眼底像の観察によるアライメント操作が容易に行える。
なお、眼底観察時に2つのワーキングドットWが表示される構成としたが、眼底の中心を撮影する標準撮影時に、1つのワーキングドットが中心に表示される構成であっても良い。この場合、周辺撮影時の眼底観察において、ワーキングドットWを使用したアライメント調整をより行い易くなる。
また、前眼部観察(アライメント指標像の検出)によるアライメント精度が向上しているので、アライメント完了の検出結果とフォーカス状態の検出結果とにより、制御部81が撮影開始信号を自動的に発して撮影光源14を発光させ、カメラ35によるカラー撮影を実行する自動撮影においても、良好な画像が得られる。
本発明に係る無散瞳型の眼底カメラの構成図である。 撮影部に収納される光学系及び制御系の概略構成図である。 ワーキングドットを形成するための光源の配置を説明する図である。 固視標の構成を説明する図である。 眼底の撮影部位を説明する図である。 前眼部のアライメントを説明する図である。 眼底観察用のCCDカメラで撮像された眼底画像の例である。 観察光学系の光軸の調整方法を説明する図である。 観察光学系の光軸ズレの補正を説明する図である。 周辺撮影の場合のアライメントの補正を説明する図である。。 周辺撮影の場合の前眼部観察像におけるレチクルマーク呈示位置の補正を説明する図である。
符号の説明
3 撮影部
8 モニタ
24 ダイクロイックミラー
30 眼底観察・撮影光学系
35 CCDカメラ
38 CCDカメラ
50 アライメント指標投影光学系
51 光源
52 コリメーティングレンズ
53 光源
55 光源
60 前眼部観察光学系
65 CCDカメラ
70 固視標呈示光学系
71 固視標
81 制御部
85 メモリ
84 スイッチ部
85 メモリ
Ma,Mb,Mc,Md アライメント指標像
Na,Nb,Nc,Nd レチクルマーク


Claims (4)

  1. 被検眼眼底を撮影する撮影光学系が配置された撮影部を持つ眼底カメラにおいて、前記撮影光学系をアライメントするためのアライメント指標を被検眼前眼部に投影する指標投影光学系と、該投影されたアライメント指標像を含む被検眼前眼部を撮像する第1撮像素子を持つ前眼部観察光学系と、被検眼眼底を撮像する第2撮像素子を持つ眼底観察光学系と、前記第1撮像素子により撮像された前眼部像と前記第2撮像素子により撮像された眼底像とを切換え表示可能な表示手段と、前記第2撮像素子で撮像されるアライメント指標像に基づいてアライメント状態を判定するためのアライメント基準位置を記憶する記憶手段とを備え、前記第2撮像素子により撮像される観察像を観察して所期するアライメント状態にアライメントしたときに、前記第1撮像素子で撮像されるアライメント指標像の位置をアライメント基準位置として前記記憶手段に記憶させたことを特徴とする眼底カメラ。
  2. 請求項1の眼底カメラは、被検眼角膜にアライメント光を照射するアライメント光源であって、被検眼瞳孔と略共役な位置に配置されたアライメント光源を備え、該アライメント光源の角膜反射像が眼底像と共に前記第2撮像素子で撮像される構成とした眼底カメラであり、前記所期するアライメント状態にアライメントするときには前記アライメント光源の角膜反射像を用いることを特徴とする特徴とする眼底カメラ。
  3. 請求項1又は2の眼底カメラは、さらに、被検眼の視線を誘導するための固視標を呈示する手段であって、眼底中央部と眼底周辺部を撮影するときとで固視標の呈示位置を変更可能な固視標呈示手段を備え、前記記憶手段には前記固視標の呈示位置の変更に対応させてそれぞれアライメント基準位置を記憶させたことを特徴とする眼底カメラ。
  4. 請求項1の眼底カメラにおいて、前記記憶手段に記憶させるアライメント基準位置は、前記表示手段に表示されるアライメント指標像を合わせるためのレチクルマークの表示位置を含むことを特徴とする眼底カメラ。


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