JP5326648B2 - 基準信号発生回路 - Google Patents

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    • G05F3/30Regulators using the difference between the base-emitter voltages of two bipolar transistors operating at different current densities

Description

本発明は、基準信号発生回路に関する。
アナログ回路には、その動作の基準となる電圧や電流が必要である。このため、一般的に、基準電圧発生回路や基準電流発生回路等の基準信号発生回路が用いられる。特に精度が要求されるアナログ回路では、電源変動及び温度変動に依存しない基準信号発生回路が必要とされる。
例えば、基準信号発生回路としては、2つのカレントミラー回路をループ状に接続し、1つの抵抗で電流値を定める基準電流発生回路が知られている。
特開平7−146725号公報
半導体装置の電源電圧の低電圧化に伴い、より低電圧で動作する基準信号発生回路が必要とされる。また、基準信号発生回路をチップに実装した場合、なるべく電源変動及び温度変動に依存しないことが必要とされる。
本発明は、低電圧動作が可能で、電源変動及び温度変動に依存しない、バンドギャップリファレンス回路を含む基準信号発生回路を提供することを目的とする。
開示される基準信号発生回路は、バンドギャップリファレンスメイン部と、第1バイアス電圧発生部と、第2バイアス電圧発生部と、出力部とを備える。バンドギャップリファレンスメイン部は、複数の第1導電型のトランジスタにより構成された第1カスコードカレントミラー部と、複数の第2導電型のトランジスタにより構成された第2カスコードカレントミラー部と、バンドギャップを利用して基準信号を生成するリファレンス部とを備え、第1カスコードカレントミラー部を第1電位に接続し、リファレンス部を第2電位に接続し、第2カスコードカレントミラー部を第1カスコードカレントミラー部とリファレンス部との間に接続する。第1バイアス電圧発生部は、第1カスコードカレントミラー部に流れる電流をコピーすることにより、第2カスコードカレントミラー部のバイアス電圧を生成する。第2バイアス電圧発生部は、第2カスコードカレントミラー部に流れる電流をコピーすることにより、第1カスコードカレントミラー部のバイアス電圧を生成する。出力部は、第1カスコードカレントミラー部の複数の第1導電型のトランジスタに対応する複数の第1導電型のトランジスタを含み、第1カスコードカレントミラー部に接続されかつ第2カスコードカレントミラー部に接続されない出力部であって、第1カスコードカレントミラー部からの出力に基づいて基準信号を生成して出力する。
また、開示される基準信号発生回路は、前記バンドギャップリファレンスメイン部と、前記第1バイアス電圧発生部と、前記第2バイアス電圧発生部と、出力部とを備える。出力部は、バンドギャップリファレンスメイン部の出力に基づいて得られる信号を用いて、基準信号を生成して出力する。第1バイアス電圧発生部は、第1カスコードカレントミラー部におけるカスコード接続と同一のカスコード接続とされた複数の第1導電型のトランジスタを含む。第2バイアス電圧発生部は、第2カスコードカレントミラー部におけるカスコード接続と同一のカスコード接続とされた複数の第2導電型のトランジスタを含む。リファレンス部は、第2カスコードカレントミラー部を構成するカレントミラーの一方に接続された第1ダイオードと、第2カスコードカレントミラー部を構成するカレントミラーの他方に接続され、第1ダイオードのPN接合面積のn倍のPN接合面積を有する第2ダイオードとを含む。第1バイアス電圧発生部は、更に、第1ダイオードと同一のPN接合面積を有するダイオードを含む。第2バイアス電圧発生部は、更に、第1ダイオードと同一のPN接合面積を有するダイオードを含む。
開示される基準信号発生回路によれば、内部に抵抗が存在しないので、低電圧動作が可能であり、バンドギャップリファレンス回路とは別にバイアス回路を形成する必要がない。このため、バンドギャップリファレンス回路をチップに実装した場合でも、大面積を必要とせず、また、最適な値のバイアス電圧を印可することができる。この結果、回路の構造が単純であり、動作が安定しやすく、低電圧でも動作可能で、電源変動及び温度変動に依存しない基準信号発生回路を実現することができる。
基準信号発生回路の構成の一例を示す図である。 基準信号発生回路の部分的な動作説明図である。 基準信号発生回路の動作説明図である。 基準信号発生回路のシミュレーション結果を示す図である。 基準信号発生回路のシミュレーション結果を示す図である。 基準信号発生回路の構成の他の一例を示す図である。 基準信号発生回路の構成の他の一例を示す図である。 基準信号発生回路の構成の他の一例を示す図である。 基準信号発生回路の構成の他の一例を示す図である。 基準信号発生回路の構成の他の一例を示す図である。 基準信号発生回路の構成の他の一例を示す図である。 基準信号発生回路の構成の他の一例を示す図である。 基準信号発生回路の例を示す図である。
低電圧で動作する他の基準信号発生回路としては、PN接合ダイオード又はPNPトランジスタのバンドギャップ電圧を用いるバンドギャップリファレンス回路が知られている。バンドギャップリファレンス回路としては、図13(A)に示す増幅器を用いるタイプと、図13(B)に示すカレントミラーを用いるタイプが考えられる。
ここで、前述したように、より低電圧で動作し、かつ、電源変動及び温度変動に依存せず、一定の基準電圧又は電流を外部回路に提供することができる基準信号発生回路が必要とされる。
なお、この明細書では、電源変動及び温度変動に依存せず、一定の基準電圧又は電流を外部回路に提供することを、「高精度」ということとする。
しかし、図13(A)に示す増幅器を用いるバンドギャップリファレンス回路は、バンドギャップリファレンス回路の内部に増幅器の出力をフィードバックするループが含まれる。このため、ループの動作が安定性し難く、場合によっては発振する危険性がある。また、低電圧動作及び高精度化のためには、高ゲインで低電圧動作可能な増幅器を用いれば良いが、そのような増幅器の実現は難しい。
また、図13(B)に示すカレントミラーを用いるバンドギャップリファレンス回路は、回路構造は単純であり、動作も安定し易い。しかし、高精度化のためには、カスコードカレントミラーを使用しなければならないので、低電圧動作には不利である。
図13(C)及び(D)は、本発明者が検討した、カスコードカレントミラーを用いたバンドギャップリファレンス回路を示す。
図13(C)のバンドギャップリファレンス回路は、内部に抵抗が存在するため、低電圧動作には向かない。図13(D)のバンドギャップリファレンス回路は、低電圧動作には向いている。しかし、バンドギャップリファレンス回路の外部に、これとは別に形成されたバイアス回路が必要になる。このため、バンドギャップリファレンス回路をチップに実装した場合、大面積が必要となる。また、バイアス電圧がバンドギャップリファレンス回路の外部から与えられるため、最適な値のバイアス電圧が印可されることを保証することができない。
(第1の実施態様)
図1は、第1の実施態様である基準信号発生回路の構成を示す図である。
図1の基準信号発生回路は、バンドギャップリファレンスメイン部(以下、メイン部という)1と、第1バイアス電圧発生部2と、第2バイアス電圧発生部3と、出力部4とを備える。図1の基準信号発生回路は、出力部4から基準電圧VREFを出力する基準電圧発生回路である。
なお、図1において、PチャネルMOSFETは、ゲート電極に○を付して表し、符号MPを用いて表す。図1において、NチャネルMOSFETは、ゲート電極に○を付さずに表し、符号MNを用いて表す。他の図においても同様である。
メイン部1は、第1カスコードカレントミラー部15と、第2カスコードカレントミラー部16と、リファレンス部17とを備える。第1カスコードカレントミラー部15は、複数の第1導電型のトランジスタにより構成される。第2カスコードカレントミラー部16は、複数の第2導電型のトランジスタにより構成される。
図1の基準電圧発生回路において、第1導電型のトランジスタはPチャネルMOSFETであり、第2導電型のトランジスタはNチャネルMOSFETである。
メイン部1において、第1カスコードカレントミラー部15は、PチャネルMOSFET(以下「MP」と表記する)MP0〜MP3を備える。第1カスコードカレントミラー部15では、MP0とMP1とが直列に接続され、MP2とMP3とが直列に接続される。MP0のゲート電極とMP2のゲート電極には、共通の信号が入力される。換言すれば、MP0のゲート電極とMP2のゲート電極とにはMP3のドレインが接続される。これにより、MP0及びMP1が構成する直列回路と、MP2及びMP3が構成する直列回路とが、カレントミラーを構成する。換言すれば、例えば、MP2及びMP3に流れる電流がコピーされて、MP0及びMP1に流れる。
メイン部1において、第2カスコードカレントミラー部16は、NチャネルMOSFET(以下「MN」と表記する)MN0〜MN3を備える。第2カスコードカレントミラー部16では、MN3とMN2とが直列に接続され、MN1とMN0とが直列に接続される。MN3のゲート電極とMN1のゲート電極には、共通の信号が入力される。換言すれば、MN3のゲート電極とMN1のゲート電極とにはMN3のドレインが接続される。これにより、MN3及びMN2が構成する直列回路と、MN1及びMN0が構成する直列回路とが、カレントミラーを構成する。換言すれば、例えば、MN3及びMN2に流れる電流がコピーされて、MN1及びMN0に流れる。
このように、図1の基準電圧発生回路は、基準信号を発生するバンドギャップリファレンス回路即ちメイン部1において、カレントミラーを用いる。これにより、基準信号発生回路の構造の単純化を実現し、基準信号発生回路の安定な動作を実現する。これに加えて、図1の基準電圧発生回路は、更に、メイン部1において、カスコードカレントミラーを用いる。これにより、基準信号発生回路の高精度化を実現する。
なお、後述するように、第1バイアス電圧発生部2及び第2バイアス電圧発生部3は、共に、メイン部1の第1カスコードカレントミラー部15に対応する回路を含む。換言すれば、メイン部1の第1カスコードカレントミラー部15と、第1バイアス電圧発生部2及び第2バイアス電圧発生部3における第1カスコードカレントミラー部15に対応する回路25及び35とが、第1カスコードカレントミラー回路5を構成する。
また、後述するように、第1バイアス電圧発生部2及び第2バイアス電圧発生部3は、共に、メイン部1の第2カスコードカレントミラー部16に対応する回路を含む。換言すれば、メイン部1の第2カスコードカレントミラー部16と、第1バイアス電圧発生部2及び第2バイアス電圧発生部3における第2カスコードカレントミラー部16に対応する回路26及び36とが、第2カスコードカレントミラー回路6を構成する。
更に、後述するように、第1バイアス電圧発生部2及び第2バイアス電圧発生部3は、共に、メイン部1のリファレンス部17の一部に対応する回路を含む。ここで、リファレンス部17の一部とは、リファレンス部17の中で基本回路1Aを構成する部分、即ち、ダイオードD2及び抵抗R22である。換言すれば、メイン部1のリファレンス部17と、第1バイアス電圧発生部2及び第2バイアス電圧発生部3におけるリファレンス部17に対応する回路27及び37とが、リファレンス回路7を構成する。
以上から、図1の基準電圧発生回路においては、メイン部1と、第1バイアス電圧発生部2及び第2バイアス電圧発生部3とが一体に形成されていると言うことができる。
第1カスコードカレントミラー回路5は、第1電位に接続される。リファレンス回路7は、第2電位に接続される。図1の基準電圧発生回路において、第1電位は、電源電位VDであり、例えば、1.5Vである。また、図1において、第2電位は、接地電位であり、例えば、0Vである。第2カスコードカレントミラー回路6は、第1カスコードカレントミラー回路5とリファレンス回路7との間に接続される。
従って、第1カスコードカレントミラー回路5は、電源電位VD側(図示上側)に接続される上段のカレントミラー回路である。第2カスコードカレントミラー回路6は、接地電位側(図示下側)に接続される下段のカレントミラー回路である。
メイン部1において、リファレンス部17は、ダイオードD2、ダイオードD3、抵抗R1、2個の抵抗R22及びR23を含む。ダイオードD2と抵抗R22は、第2カスコードカレントミラー部16のMN2のソースと接地電位との間に接続される。ダイオードD3と抵抗R1との直列回路と抵抗R23とは、それぞれ第2カスコードカレントミラー部16のMN0のソースと接地電位との間に接続される。
換言すれば、リファレンス部17において、第1ダイオードD2は、第2カスコードカレントミラー部16を構成するカレントミラーの一方に接続され、第2ダイオードD3は、第2カスコードカレントミラー部16を構成するカレントミラーの他方に接続される。第2ダイオードD3は、第1ダイオードD2のPN接合面積のn倍のPN接合面積を有する。換言すれば、第1ダイオードD2のPN接合面積と第2ダイオードD3のPN接合面積の比は1:nである。nは、通常は、2以上の整数とされる。nの値は、ダイオードの占有面積、ばらつき等を考慮した値を選択する。
また、リファレンス部17は、第1ダイオードD2に並列に接続された第1補助抵抗R22と、第2ダイオードD3に並列に接続された第2補助抵抗R23とを含む。第1補助抵抗R22の値と第2補助抵抗R23の値は等しい。なお、図3を参照して後述するように、第1バイアス電圧発生部2における補助抵抗R21及び第2バイアス電圧発生部3における補助抵抗R24も、補助抵抗R22及びR23と同一の抵抗値を有する。
このように、メイン部1のリファレンス部17は、第1及び第2導電型のトランジスタが形成される半導体基板を構成するシリコンのバンドギャップを利用して、基準信号を生成する。従って、リファレンス部17は、バンドギャップを利用して基準信号又は参照信号を生成する回路、即ち、バンドギャップリファレンス回路である。
なお、以上から判るように、メイン部1は、内部における電流の流れに着目すると、基本回路1Aと、n倍回路1Bとを備えると言うことができる。基本回路1Aは、MP0、MP1、MN3、MN2と、ダイオードD2と、抵抗R2とを含む。n倍回路1Bは、MP2、MP3、MN1、MN0と、抵抗R1と、ダイオードD3と、抵抗R2とを含む。
第1バイアス電圧発生部2は、MP5、MP6、MN4と、ダイオードD1と、抵抗R2とを備える。MP5及びMP6は、メイン部1の第1カスコードカレントミラー部15に対応する回路25である。MN4は、メイン部1の第2カスコードカレントミラー部16に対応する回路26である。並列に接続されたダイオードD1と抵抗R2とは、メイン部1のリファレンス部17に対応する回路27である。従って、MP5及びMP6と、MN4と、ダイオードD1が、電源電位VDと接地電位との間に、この順に直列に接続される。なお、ダイオードD1はダイオードD2と同一特性のダイオードである。
このように、第1バイアス電圧発生部2は、メイン部1の第1カスコードカレントミラー部15におけるカスコード接続即ちMP0及びMP1と同一のカスコード接続とされた複数の第1導電型のトランジスタ、換言すれば、MP5及びMP6を含む。また、第1バイアス電圧発生部2は、第1ダイオードD2と同一のPN接合面積を有するダイオードD1を含む。また、第1バイアス電圧発生部2は、第1ダイオードD2と同一のPN接合面積を有するダイオードD1に並列に接続された補助抵抗R21を含む。
以上から、第1バイアス電圧発生部2は、MP5及びMP6により、メイン部1の第1カスコードカレントミラー部15に流れる電流をコピーする。このコピーされた電流は、ダイオード接続されたMN4に流れる。これにより、第1バイアス電圧発生部2は、MN4により、メイン部1の第2カスコードカレントミラー部16のバイアス電圧NBIASCを生成する。バイアス電圧NBIASCは、図3に示される。バイアス電圧NBIASCは、メイン部1の第2カスコードカレントミラー部16に供給される。具体的には、バイアス電圧NBIASCは、MN3及びMN1のゲート電極に供給される。これにより、第1バイアス電圧発生部2は、第2カスコードカレントミラー部16に最適な値のバイアス電圧を印可することができる。
バイアス電圧NBIASCによりMN3がオンすると、MN3を介してダイオード接続されたMN2に電流が流れる。これにより、第1カスコードカレントミラー部15において、電圧NBIASが生成される。電圧NBIASは、バイアス電圧NBIASCに基づいて形成された2次的なバイアス電圧であると考えて良い。バイアス電圧NBIASCと電圧NBIASとの差分は、図4に示すようになる。
第2カスコードカレントミラー部16において、バイアス電圧NBIASCはMN1のゲート電極に供給され、電圧NBIASはMN0のゲート電極に供給される。これにより、第2カスコードカレントミラー部16において、前述したように、カスコードカレントミラーが構成される。
第2バイアス電圧発生部3において、バイアス電圧NBIASCはMN6のゲート電極に供給され、電圧NBIASはMN5のゲート電極に供給される。これにより、第2バイアス電圧発生部3は、メイン部1の第2カスコードカレントミラー部16に流れる電流を、正確にコピーすることができる。
以上のように、第1バイアス電圧発生部2の構成は、メイン部1の特に基本回路1Aと類似の構成とされる。具体的には、MP5及びMP6は、第1カスコードカレントミラー部15のMP0及びMP1と同じ構成とされる。ダイオード接続されたMN4は、ダイオード接続されたMNMN2に相当し、ダイオードD1及び抵抗R21は、リファレンス部17のダイオードD2及び抵抗R22と同じ構成とされる。従って、第1バイアス電圧発生部2の構成は、メイン部1の特に基本回路1Aとほぼ同一の構成と言うことができる。これにより、低電圧でも動作可能で、電源変動及び温度変動に依存しない基準電圧発生回路を実現することができる。
第2バイアス電圧発生部3は、MP4、MN6、MN5と、ダイオードD4と、抵抗R2とを備える。MP4は、メイン部1の第1カスコードカレントミラー部15に対応する回路35である。MN6及びMN5は、メイン部1の第2カスコードカレントミラー部16に対応する回路36である。並列に接続されたダイオードD4と抵抗R24とは、メイン部1のリファレンス部17に対応する回路37である。従って、MP4と、MN6及びMN5と、ダイオードD4が、電源電位VDと接地電位との間に、この順に直列に接続される。なお、ダイオードD4はダイオードD1又はD2と同一特性のダイオードである。
このように、第2バイアス電圧発生部3は、メイン部1の第2カスコードカレントミラー部16におけるカスコード接続即ちMN1及びMN0と同一のカスコード接続とされた複数の第2導電型のトランジスタ、換言すれば、MN6及びMN5を含む。また、第2バイアス電圧発生部3は、第1ダイオードD2と同一のPN接合面積を有するダイオードD4を含む。また、第2バイアス電圧発生部3は、第1ダイオードD2と同一のPN接合面積を有するダイオードD4に並列に接続された補助抵抗R24を含む。
以上から、第2バイアス電圧発生部3は、MN6及びMN5により、メイン部1の第2カスコードカレントミラー部16に流れる電流をコピーする。このコピーされた電流は、ダイオード接続されたMP4に流れる。これにより、第2バイアス電圧発生部3は、MP4により、メイン部1の第1カスコードカレントミラー部15のバイアス電圧PBIASCを生成する。バイアス電圧PBIASCは、図3に示される。バイアス電圧PBIASCは、メイン部1の第1カスコードカレントミラー部15に供給される。具体的には、バイアス電圧PBIASCは、MP3及びMP1のゲート電極に供給される。これにより、第2バイアス電圧発生部3は、第1カスコードカレントミラー部15に最適な値のバイアス電圧を印可することができる。
バイアス電圧PBIASCによりMP3がオンすると、MP3を介してダイオード接続されたMP2に電流が流れる。これにより、第1カスコードカレントミラー部15において、電圧PBIASが生成される。電圧PBIASは、バイアス電圧PBIASCに基づいて形成された2次的なバイアス電圧であると考えて良い。バイアス電圧PBIASCと電圧PBIASとの差分は、図4に示すようになる。
第1カスコードカレントミラー部15において、バイアス電圧PNBIASCはMP1のゲート電極に供給され、電圧PBIASはMP0のゲート電極に供給される。これにより、第1カスコードカレントミラー部15において、前述したように、カスコードカレントミラーが構成される。
第1バイアス電圧発生部2において、バイアス電圧PBIASCはMP6のゲート電極に供給され、電圧PBIASはMP5のゲート電極に供給される。これにより、第1バイアス電圧発生部2は、メイン部1の第1カスコードカレントミラー部15に流れる電流を、正確にコピーすることができる。
以上のように、第2バイアス電圧発生部3の構成は、メイン部1の特に基本回路1Bと類似の構成とされる。具体的には、ダイオード接続されたMP4は、ダイオード接続されたMP2に相当し、MN6及びMN5は、第2カスコードカレントミラー部16のMN1及びMN0と同じ構成とされる。ダイオードD4及び抵抗R24は、リファレンス部17のダイオードD3と直接接続された抵抗R1及び抵抗R23と同じ構成とされる。従って、第2バイアス電圧発生部3の構成は、メイン部1の特に基本回路1Bとほぼ同一の構成と言うことができる。これにより、低電圧でも動作可能で、電源変動及び温度変動に依存しない基準電圧発生回路を実現することができる。
出力部4は、MP7、MP8と、抵抗R3とを備える。MP7及びMP8は、メイン部1の第1カスコードカレントミラー部15に対応する部分である。抵抗R3は、メイン部1のリファレンス部17に対応する部分である。従って、MP5及びMP6と、抵抗R3が、電源電位VDと接地電位との間に、この順に直列に接続される。
このように、出力部4は、第1カスコードカレントミラー部15におけるカスコード接続即ちMP0及びMP1と同一のカスコード接続とされた複数の第1導電型のトランジスタ、換言すれば、MP7及びMP8を含む。これにより、出力部4は、MP7及びMP8により、第1カスコードカレントミラー部15に流れる電流をコピーする。このコピーされた電流と抵抗R3とにより、出力部4は、基準電圧VREFを形成して出力する。
このように、出力部4の構成は、メイン部1の特に基本回路1Aに近い構成とされる。具体的には、MP7及びMP8は、第1カスコードカレントミラー部15のMP0及びMP1と同じ構成とされる。しかし、メイン部1の第2カスコードカレントミラー部16に相当する部分は備えない。メイン部1のリファレンス部17に相当する部分は、抵抗R3とされる。これにより、出力部4は、メイン部1の出力に基づいて得られる信号を用いて、基準信号を生成して出力する。
次に、図1の基準電圧発生回路の動作について、図2及び図3を参照して、簡単に説明する。図2は、バンドギャップリファレンスの基本回路として、電流源を仮定した場合の説明図である。図3は、図1の基準電圧発生回路において、電流値I1〜I4、電流コピーループ、抵抗R1、R2及びR3の値を示した図である。
バンドギャップリファレンスを利用した基準信号発生回路においては、図2において、「各電流源から流れる電流(I0+I1)の値が同一である」ことが必要である。図2において、ノードN2に接続された電流源は、メイン部1の基本回路1Aを電流源として表したものである。ノードN3に接続された電流源は、メイン部1のn倍回路1Bを電流源として表したものである。基準電圧VREFを出力する出力ノードに接続された電流源は、出力部4を電流源として表したものである。
「各電流源から流れる電流(I0+I1)の値が同一である」ことを図3の基準電圧発生回路に当てはめると、電流I2の値及び電流I3の値が同一になることである。そこで、図3の基準電圧発生回路は、メイン部1の第1カスコードカレントミラー部15及び第2カスコードカレントミラー部16により、電流I2及びI3のコピーをループ状に行う。この時、図3の基準電圧発生回路は、適切な値のバイアス電圧PBIASC及びNBIASCを、メイン部1の第1カスコードカレントミラー部15及び第2カスコードカレントミラー部16に印加する。これにより、電流I2及びI3を正確にコピーすることができる。
図1の基準電圧発生回路において、第1バイアス電圧発生部2のダイオードD1及び抵抗R21は、メイン部1の基本回路1AにおけるダイオードD2及び抵抗R22と同一の構成とされる。これにより、第1バイアス電圧発生部2において、メイン部1を流れる電流I2と同一の電流I1が流れる。第2バイアス電圧発生部3のダイオードD4及び抵抗R24は、メイン部1の基本回路1AにおけるダイオードD2及び抵抗R22と同一の構成とされる。これにより、第2バイアス電圧発生部3において、メイン部1を流れる電流I2と同一の電流I1が流れる。電流I2及びI3は、相互にコピーされた電流である。従って、I1=I2=I3=I4である。
例えば、MP2及びMP3に流れる電流は、カレントミラーにより、MP0及びMP1にコピーされる。MP0及びMP1に流れる電流は、MN3及びMN2に流れる。MN3及びMN2に流れる電流は、カレントミラーにより、MN1及びMN0にコピーされる。MN1及びMN0に流れる電流は、MP2及びMP3に流れる電流と等しい。
一方、MP2及びMP3に流れる電流は、カレントミラーにより、MP5及びMP6にコピーされる。これは、MN4を流れる電流に等しい。これにより、第2カスコードカレントミラー回路6が、第2カスコードカレントミラー回路6を流れる電流と等しい電流に基づいて形成されたバイアス電圧により、バイアスされる。また、MN1及びMN0に流れる電流は、カレントミラーにより、MN6及びMN5にコピーされる。これは、MP4を流れる電流に等しい。これにより、第1カスコードカレントミラー回路5が、第1カスコードカレントミラー回路5を流れる電流と等しい電流に基づいて形成されたバイアス電圧により、バイアスされる。
以上の結果、MN4及びMN5のソース電圧即ちノードN1及びN4の電圧が、メイン部1のノードN2及びN3の電圧と同一になる。これにより、ダイオード接続されたMN4とMP4において、適切なバイアス電圧NBIASC及びPBIASCを発生させることができる。
更に、出力部4は、抵抗R3に対して、電流コピーループ内の電流と同一の電流を流すことにより、基準電圧VREFを発生させる。この結果、抵抗R3の値を選択することにより、基準電圧VREFとして、所望の電圧を発生させることができる。
なお、抵抗R3に流す電流は、カレントミラーの比で調整された電流であっても良い。ここで、カレントミラーの比とは、メイン部1のMP0及びMP1のサイズと、出力部4のMP7及びMP8のサイズの比である。
次に、メイン部1で使用する抵抗R1の値及び抵抗R21〜R24の値、ダイオードの比率n、出力部4の抵抗R3の値の関係を、図1のバンドギャップリファレンス回路を用いた基準電圧信号発生回路に従って説明する。
各電流源から流れる電流(I0+I1)の値が同一であれば、基準電圧VREFは、次式で表すことができる。
Figure 0005326648
ここで、図2の各電流源において、各ダイオード側に流す電流I0の値を決めた時、抵抗値R1は次式で求まる。
Figure 0005326648
次に、抵抗値R2はダイオードの温度依存性をキャンセルできる値を選択する必要があり、次式によって決定される。
Figure 0005326648
次に、抵抗R3の値は、所望の出力である基準電圧VREFと、バンドギャップリファレンス回路の出力で得られるシリコンのバンドギャップ電圧との比で決定される。換言すれば、所望の出力である基準電圧VREFは、シリコンのバンドギャップ電圧は定まっているので、抵抗R3の値により決定することができる。
Figure 0005326648
この式から、例えば、基準電圧VREF=1V を出力する基準電圧源を考えた場合、温度27℃(=300K)でダイオードに流す電流I0を25μAと決める。この場合、ダイオードの順方向電圧VBEは、670mVとなる。なお、順方向電圧VBEの値は、厳密には、半導体装置の製造プロセスに依存する。
ここで、ダイオードの比率nを、チップ上における基準信号発生回路の占有面積に基づいて、「4」と定めたとする。この場合、抵抗R1、R21〜R24、R3の値は、以下のようになる。
Figure 0005326648
なお、実際の抵抗R1、R21〜R24、R3の値は、ダイオード特性の理想特性からのずれ、抵抗の温度依存性等の影響が有るため、シミュレーションにて値の合わせ込みを行う必要が有る。
図3は、以上の計算の結果に基づいて設計された、基準電圧VREF=1.0Vを出力する基準電圧発生回路の一例を示す。
図3に示すように、以上の計算の結果に基づいて、ダイオードD1、D2及びD4のPN接合面積を1とする場合、ダイオードD3のPN接合面積は4とされる。抵抗R1は、1.580KΩとされる。出力電圧を定める抵抗R3は、基準電圧VREF=1.0Vを得るために、18.830KΩとされる。補助抵抗R21〜R24は、ダイオードD1〜D4の温度依存性をキャンセルするために、23.826KΩとされる。
図4及び図5は、図3の基準電圧発生回路のシミュレーション結果を示す。
図4は、基準電圧発生回路に供給される電源電圧VDと、基準電圧発生回路から出力される出力電圧VREFとの関係を示す。図4において、横軸は、電源電圧の値(ボルト:V)を示し、縦軸は、出力電圧の値(ボルト:V)を示す。なお、横軸及び縦軸において、共に、1V未満については、単位をmVとして示している。これは、図5についても、同様である。
図4から判るように、基準電圧発生回路に供給される電源電圧VDが1.4Vから2.2Vまで変化しても、出力電圧VREFは、約1Vで、殆ど変化しない。従って、図3の基準電圧発生回路は、電源電圧依存性を持たないことが判る。
なお、図4において、図3に示した、バイアス電圧NBIAS及びNBIASCと、バイアス電圧PBIAS及びPBIASCも合わせて示した。図4に示すように、バイアス電圧PBIAS及びPBIASCは、電源電圧VDと一定の電位差を持って比例して変化する。一方、バイアス電圧NBIAS及びNBIASCは、電源電圧VDが1.4Vを越えると安定する。以上のようなバイアス電圧により、出力電圧VREFが安定することが判る。
図5は、基準電圧発生回路の動作環境の温度と、基準電圧発生回路から出力される出力電圧VREFとの関係を示す。図5において、横軸は、温度(℃)を示し、縦軸は、出力電圧の値(ボルト:V)を示す。
図5から判るように、基準電圧発生回路の動作環境の温度が5℃から85℃まで変化しても、出力電圧VREFは、999.8mVから1Vまでしか変化しない。換言すれば、温度が80℃の範囲で変化しても、出力電圧VREFは僅か0.2mVしか変化しない。従って、図3の基準電圧発生回路は、温度依存性を殆ど持たないことが判る。
(第2の実施態様)
図6は、第2の実施態様である基準信号発生回路の構成を示す図である。図6の基準信号発生回路は、図1の基準電圧発生回路において、PN接合ダイオードD1〜D4に代えて、PNPトランジスタT1〜T4を備える基準電圧発生回路の例である。
半導体装置の製造プロセスにおいて、基準信号発生回路に適したダイオードD1〜D4を、シリコンからなる半導体基板上に形成できない可能性がある。この場合、図6に示すように、図1に示したPN接合ダイオードD1〜D4に代えて、PNPトランジスタT1〜T4が用いられる。このために、PNPトランジスタT1〜T4は、各々、そのベース電極とコレクタ電極とを短絡される。PNPトランジスタT1、T2及びT4のエミッタベース接合の面積とPNPトランジスタT4のエミッタベース接合の面積との比は、1:nとされる。これにより、図6のPNPトランジスタT1〜T4は、図1のダイオードD1〜D4と同様の動作をする。この結果、図6の基準信号発生回路において、出力部4から基準電圧VREFが出力電圧として得られる。
なお、半導体装置の製造プロセスにおいて、PNPトランジスタを、シリコンからなる半導体基板上に形成できない可能性もある。この場合、PN接合ダイオードD1〜D4に代えて、4個のNPNトランジスタが用いられる。このために、NPNトランジスタは、各々、そのベース電極とコレクタ電極とを短絡される。PNPトランジスタT1、T2及びT4に相当するNPNトランジスタのエミッタベース接合の面積と、PNPトランジスタT4に相当するNPNトランジスタのエミッタベース接合の面積との比は、1:nとされる。
(第3の実施態様)
図7は、第3の実施態様である基準信号発生回路の構成を示す図である。図7の基準信号発生回路は、図1の基準電圧発生回路において、更に、スタートアップ部8を備える基準電圧発生回路の例である。
基準電圧発生回路は、回路の動作が安定となる点(動作点)を2点持つ。第1の動作点は、電流が全く流れず回路が動作しない動作点である。第2の動作点は、電流が正しく流れて回路が正常動作する動作点である。基準電圧発生回路の起動時において回路に電流が流れ難い場合、第1の動作点に安定してしまい回路が動作しない場合がある。
スタートアップ部8は、基準電圧発生回路の起動時に、基準電圧発生回路が第1の動作点で動作することを回避するために、基準電圧発生回路に強制的に電流を流す。このために、スタートアップ部8は、MP9、MN7〜MN9を備える。
MP9のゲート電極は、接地電位に接続される。これにより、MP9には、電源電位VDから一定の電流が流れる。MP9とMN7は、電源電位VDと接地電位との間に直列に接続される。MN7のゲート電極は、MN4のゲート電極に接続される。MN8及びMN9のゲート電極は、MP9とMN7との接続点に接続される。MN8及びMN9のドレイン電極は、各々、MP0及びMP1のゲート電極に接続される。換言すれば、MN8及びMN9のドレイン電極は、第1カスコードカレントミラー回路5においてカスコード接続されたMOSFETのゲート電極に接続され、これらを駆動する。
基準電圧発生回路の電源が投入されると、MP9に電流が流れることにより、MN8及びMN9がオンする。これにより、MP5及びMP6がそのゲート電極が接地電位に接続されることによりオンする。同様に、MP0及びMP1、及び、MP2及びMP3も同様にオンする。
MP5及びMP6のオンにより、MN4がそのゲート電極が電源電位VDに接続されることによりオンする。これにより、MN3、MN1及びMN6がオンし、更に、MN2、MN0及びMN5がオンする。
MN5及びMN6のオンにより、MP4がそのゲート電極が接地電位に接続されることによりオンする。以上により、第1カスコードカレントミラー回路5及び第2カスコードカレントミラー回路6に、強制的に電流が流れる。また、第1バイアス電圧発生部2及び第2バイアス電圧発生部3がバイアス電圧を形成して出力する。出力部4は、出力として基準電圧VREFを形成して出力する。これにより、基準電圧発生回路の起動時に、基準電圧発生回路は、第1の動作点から外れて、第2の動作点に安定し正常動作する。
一方、MN4がオンすることにより、MN7がそのゲート電極が電源電位VDに接続されることによりオンする。これにより、MN8及びMN9がそのゲート電極が接地電位に接続されることによりオフする。この結果、スタートアップ部8は、第1カスコードカレントミラー回路5を駆動できなくなり、結果として、基準電圧発生回路から切断される。換言すれば、第2カスコードカレントミラー回路6は、スタートアップ部8を基準電圧発生回路から遮断する。
(第4の実施態様)
図8は、第4の実施態様である基準信号発生回路の構成を示す図である。図8の基準信号発生回路は、基準電流発生回路の例である。
図8の基準電流発生回路は、図1の基準電圧発生回路において、基準電圧VREFを出力する出力部4に代えて、電流出力部9を備える。電流出力部9は、MP7及びMP8を備える。換言すれば、電流出力部9は、図1の基準電圧発生回路の出力部4において、抵抗R3を省略した回路である。電流出力部9は、基準信号として、基準電流IREFを、MP8のドレイン電極から出力する。これにより、基準信号として、基準電流IREFを得ることができる。
(第5の実施態様)
図9は、第5の実施態様である基準信号発生回路の構成を示す図である。図9の基準信号発生回路は、複数の基準電流を取出すことができる基準電流発生回路の例である。
複数の異なる回路に、各々、基準電流を供給する必要がある場合がある。しかし、図8の基準電流発生回路は、1個の基準電流IREFしか出力することができない。そこで、図9の基準電流発生回路は、電流出力部9に代えて、電流出力部10を備える。
電流出力部10は、並列に接続された複数のカレントミラー出力回路を含み、複数の基準電流IREF0〜nを出力する。電流出力部10のカレントミラー出力回路は、例えば、直列に接続されたMP71及びMP81を備え、基準電流IREF0を、基準信号として出力する。電流出力部10の他のカレントミラー出力回路についても、同様である。
複数の基準電流IREF0〜nの値は、異なっていても、同一であっても良い。基準電流IREF0〜nの値は、メイン部1を流れる電流と同一の値か、又は、電流出力部10の各カレントミラー回路におけるMOSFETにより定まる。換言すれば、メイン部1の第1カスコードカレントミラー部15を構成するMP0〜MP3のサイズと、例えばMP71及びMP81のサイズの比に依存して定まる。例えば、MP0〜MP3のサイズとMP71及びMP81のサイズの比が1:xである場合、メイン部1を流れる電流のx倍の出力電流が得られる。xは整数である必要は無い。
(第6の実施態様)
図10は、第6の実施態様である基準信号発生回路の構成を示す図である。図10の基準信号発生回路は、電圧電流変換回路を備える基準電流発生回路の例である。
図8及び図9の基準電流発生回路においては、複数の基準電流IREF0〜nの値は、前述したように、第1カスコードカレントミラー回路を構成するMP0〜MP3のサイズと、電流出力部9又は10のカレントミラー出力回路のMOSFETのサイズとの比に依存する。従って、図8及び図9の基準電流発生回路においては、複数の基準電流IREF0〜nの値を自由に選択できない。そこで、図10の基準電流発生回路は、電流出力部9又は10に代えて、電圧電流変換回路11を備える。
電圧電流変換回路11は、バッファ回路と、並列に接続された複数のカレントミラー出力回路とを含み、複数の基準電流IREF0〜nを出力する。バッファ回路は、増幅器AMPと出力MP10と抵抗Rとを含む。バッファ回路は、入力された基準電圧VREFをバッファ回路に応じて定まる出力電圧に変換して、MP10のゲート電極と、出力用MP10〜MP13のゲート電極とに印加する。
バッファ回路により、図10において、基準電流発生回路は、出力用MP10〜MP13と分離され、この結果、電圧電流変換回路11と分離される。従って、電圧電流変換回路11において、複数の基準電流IREF0〜nの値を、自由に設定することができる。換言すれば、電圧電流変換回路11において、複数の基準電流IREF0〜nの値は、第1カスコードカレントミラー回路を構成するMP0〜MP3のサイズと、電流出力部10のカレントミラー出力回路のMOSFETのサイズとの比に依存せずに、定めることができる。
電圧電流変換回路11において、複数の基準電流IREF0〜nの値は、抵抗Rの値により定まる。換言すれば、抵抗Rの値は、R=VREF/IREF0で求まる。この場合、複数の基準電流IREF0〜nの値は同一である。
なお、基準電流発生回路と電圧電流変換回路11とが分離されるので、電圧電流変換回路11の電源電圧は、基準電流発生回路の電源電圧VDと異なっていても良い。例えば、基準電流発生回路の電源電圧VDが1.8Vであり、電圧電流変換回路11の電源電圧が1.0Vであっても良い。
(第7の実施態様)
図11は、第7の実施態様である基準信号発生回路の構成を示す図である。図11の基準信号発生回路は、複数の基準電圧VREF1〜VREF2を取出すことができる基準電圧発生回路の例である。
複数の異なる回路に、各々、基準電圧を供給する必要がある場合がある。しかし、図1の基準電圧発生回路は、1個の基準電圧VREFしか出力することができない。そこで、図11の基準電圧発生回路は、出力部4において、抵抗R3に代えて、例えば、3個の分割抵抗R31〜R33を備える。分割抵抗R31〜R33の抵抗値の総和が、図1の基準電圧発生回路における抵抗R3の抵抗値に相当する。
出力部4において、3個の分割抵抗R31〜R33によりMP8からの出力電流が分割され、2個の基準電圧VREF1〜VREF2が生成される。分割抵抗の数は3個に限られず、従って、得られる基準電圧VREF1〜VREF2の数も2個に限られない。
(第8の実施態様)
図12は、第8の実施態様である基準信号発生回路の構成を示す図である。図12の基準信号発生回路は、大きな負荷を駆動するためのバッファ回路を備える基準電圧発生回路の例である。
図1の基準電圧発生回路において、出力部4は、例えば複数の回路が接続された場合のように、大きな負荷を駆動できない可能性がある。そこで、図11の基準電流発生回路は、出力部4に加えて、更に、バッファ回路12を備える。
バッファ回路12は、例えば、利得が1の増幅器AMPである。バッファ回路12は、入力された基準電圧VREFを、これと等しい値の出力電圧VOUTに変換して出力する。バッファ回路12により、図12において、基準電圧発生回路は、バッファ回路12の後段に大きな負荷の回路が接続されても、これを駆動することができる。換言すれば、出力電圧VOUTは、基準電圧VREFよりも、大きな負荷を駆動することができる。
なお、図10の基準電圧発生回路と同様に、バッファ回路12により、基準電流発生回路は、バッファ回路12の後段に接続される回路と分離される。従って、増幅器AMPの利得を1以外の値とすることができ、これにより、出力電圧VOUTの値を、自由に設定することができる。
1 バンドギャップリファレンスメイン部(メイン部)
2 第1バイアス電圧発生部
3 第2バイアス電圧発生部
4 出力部
5 第1カスコードカレントミラー回路
6 第2カスコードカレントミラー回路
7 リファレンス回路
8 スタートアップ部
9、10 電流出力部
11 電圧電流変換回路
12 バッファ回路

Claims (5)

  1. 複数の第1導電型のトランジスタにより構成された第1カスコードカレントミラー部と、複数の第2導電型のトランジスタにより構成された第2カスコードカレントミラー部と、バンドギャップを利用して基準信号を生成するリファレンス部とを備え、前記第1カスコードカレントミラー部を第1電位に接続し、前記リファレンス部を第2電位に接続し、前記第2カスコードカレントミラー部を前記第1カスコードカレントミラー部と前記リファレンス部との間に接続したバンドギャップリファレンスメイン部と、
    前記第1カスコードカレントミラー部に流れる電流をコピーすることにより、前記第2カスコードカレントミラー部のバイアス電圧を生成する第1バイアス電圧発生部と、
    前記第2カスコードカレントミラー部に流れる電流をコピーすることにより、前記第1カスコードカレントミラー部のバイアス電圧を生成する第2バイアス電圧発生部と、
    前記第1カスコードカレントミラー部の前記複数の第1導電型のトランジスタに対応する複数の第1導電型のトランジスタを含み、前記第1カスコードカレントミラー部に接続されかつ前記第2カスコードカレントミラー部に接続されない出力部であって、前記第1カスコードカレントミラー部からの出力に基づいて基準信号を生成して出力する出力部とを備える
    ことを特徴とする基準信号発生回路。
  2. 前記第1導電型のトランジスタはPチャネルMOSFETであり、前記第2導電型のトランジスタはNチャネルMOSFETであり、前記第1電位は電源電位であり、前記第2電位は接地電位である
    ことを特徴とする請求項1に記載の基準信号発生回路。
  3. 前記第1バイアス電圧発生部は、前記第1カスコードカレントミラー部におけるカスコード接続と同一のカスコード接続とされた複数の第1導電型のトランジスタを含み、
    前記第2バイアス電圧発生部は、前記第2カスコードカレントミラー部におけるカスコード接続と同一のカスコード接続とされた複数の第2導電型のトランジスタを含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の基準信号発生回路。
  4. 複数の第1導電型のトランジスタにより構成された第1カスコードカレントミラー部と、複数の第2導電型のトランジスタにより構成された第2カスコードカレントミラー部と、バンドギャップを利用して基準信号を生成するリファレンス部とを備え、前記第1カスコードカレントミラー部を第1電位に接続し、前記リファレンス部を第2電位に接続し、前記第2カスコードカレントミラー部を前記第1カスコードカレントミラー部と前記リファレンス部との間に接続したバンドギャップリファレンスメイン部と、
    前記第1カスコードカレントミラー部に流れる電流をコピーすることにより、前記第2カスコードカレントミラー部のバイアス電圧を生成する第1バイアス電圧発生部と、
    前記第2カスコードカレントミラー部に流れる電流をコピーすることにより、前記第1カスコードカレントミラー部のバイアス電圧を生成する第2バイアス電圧発生部と、
    前記バンドギャップリファレンスメイン部の出力に基づいて得られる信号を用いて、基準信号を生成して出力する出力部とを備え、
    前記第1バイアス電圧発生部は、前記第1カスコードカレントミラー部におけるカスコード接続と同一のカスコード接続とされた複数の第1導電型のトランジスタを含み、
    前記第2バイアス電圧発生部は、前記第2カスコードカレントミラー部におけるカスコード接続と同一のカスコード接続とされた複数の第2導電型のトランジスタを含み、
    前記リファレンス部は、前記第2カスコードカレントミラー部を構成するカレントミラーの一方に接続された第1ダイオードと、前記第2カスコードカレントミラー部を構成するカレントミラーの他方に接続され、前記第1ダイオードのPN接合面積のn倍のPN接合面積を有する第2ダイオードとを含み、
    前記第1バイアス電圧発生部は、更に、前記第1ダイオードと同一のPN接合面積を有するダイオードを含み、
    前記第2バイアス電圧発生部は、更に、前記第1ダイオードと同一のPN接合面積を有するダイオードを含む
    ことを特徴とする基準信号発生回路。
  5. 前記リファレンス部は、更に、前記第1ダイオードに並列に接続された第1補助抵抗と、前記第2ダイオードに並列に接続された第2補助抵抗とを含み、
    前記第1バイアス電圧発生部は、更に、前記第1ダイオードと同一のPN接合面積を有するダイオードに並列に接続された補助抵抗を含み、
    前記第2バイアス電圧発生部は、更に、前記第1ダイオードと同一のPN接合面積を有するダイオードに並列に接続された補助抵抗を含む
    ことを特徴とする請求項4に記載の基準信号発生回路。
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