JP5324820B2 - 解析モデルの作成方法 - Google Patents

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本発明は、例えば有限要素法を用いたコンピュータシミュレーションに好適に用いられる解析モデルの作成方法に関し、詳しくは要素数の増加を抑えつつ計算精度を向上させ得る解析モデルの作成方法に関する。
近年、有限要素法を用いたコンピュータシミュレーションが種々行われている。該シミュレーションでは、解析対象物をコンピュータで取り扱い可能な有限個の要素に分割(離散化)して解析モデルを作成し、この解析モデルに各種の境界条件を与えて各要素の節点の変位などを計算する変形計算が行われる。
また、解析モデルは、種々の方法で作成される。例えば、図11に示されるように、ゴムaと、その中に充填された球状の2つのフィラーb、bとを含むフィラー充填ゴムcが解析対象物である場合、その2次元の解析モデルとしては、図12(a)に示されるような不規則形状の要素e1を用いた解析モデルM1や、同図(b)に示されるような規則格子で区分された要素e2を用いた解析モデルM2が挙げられる。
計算精度を高めるためには、解析対象物、とりわけフィラーbの形状をより正確に再現することが望ましい。そのためには、図12(a)に示したように、フィラーbの輪郭形状により近づけて要素e1の各節点が配置された解析モデルM1が好ましい。しかし、このような解析モデルM1は、大きさや形状が異なる不規則形状の要素e1を解析対象物に合わせて設定しなければならない。従って、解析モデルM1の作成には、多くの手間と時間を要するという欠点がある。
他方、図12(b)に示した解析モデルM2は、規則格子で均等に区分された同一形状の正方形の要素e2だけで構成される。従って、各要素e2に、ゴムa又はフィラーbのいずれかの物性を割り当てることにより容易に作成できる。従って、このような解析モデルM2は、比較的短時間で作成することができるメリットがある。
関連する先行技術としては、次のものがある。
特開2006−138810号公報
ところで、計算精度を高めるためには、より小さな要素で解析対象物を分割することが望ましい。このためには、前記規則格子を用いた解析モデルの場合、図13に示されるように、規則格子のピッチを一律に小さくして解析モデルM3を作る必要がある。しかしながら、このような解析モデルM3は、要素数が著しく増加するため、その変形計算に多くの時間を要するという問題がある。即ち、シミュレーションにおいて、計算精度と計算時間(計算負荷)とは二律背反の関係にある。
本発明は、以上のような実情に鑑み案出なされたもので、解析対象物を、規則格子で区分される同一形状の基本要素で分割して初期の解析モデルを設定し、その初期の解析モデルの一部分だけをさらに小さく分割することを基本として、要素数の増加を抑えて計算時間の増加を防ぎつつ計算精度を向上させ得る解析モデルの作成方法を提供することを主たる目的とする。
本発明のうち請求項1記載の発明は、解析対象物をコンピュータで取り扱い可能な有限個の要素に分割して解析モデルを作成する方法であって、前記解析対象物を、規則格子で区分される同一形状の基本要素で分割して初期の解析モデルを設定するステップ、前記初期の解析モデルの一部分に、前記基本要素をさらに分割する細分化領域を設定するステップ、及び前記細分化領域の各要素のみを2以上に分割するステップを含み、前記細分化するステップは、前記細分化領域の各基本要素の内部に、該基本要素と相似形をなしかつ前記基本要素よりも小さい小型要素を設定するステップと、前記小型要素の各節点を、対応する前記基本要素の節点とそれぞれつなぐステップとを含むことを特徴とする。
また請求項2記載の発明は、前記細分化領域を設定するステップは、前記初期の解析モデルに予め定めた変形条件を与えて変形シミュレーションを行うステップと、前記変形シミュレーションの結果から、前記初期の解析モデルの応力又は歪が大きい大変形領域を特定するステップと、前記大変形領域の少なくとも一部を含む領域を細分化領域として設定するステップとを含む請求項1記載の解析モデルの作成方法である。
また請求項3記載の発明は、前記解析対象物が、ゴムとフィラーとを含むフィラー充填ゴムである請求項1又は2記載の解析モデルの作成方法である。
また請求項4記載の発明は、前記フィラーを有限個の要素で分割した少なくとも2つのフィラーモデルと、このフィラーモデルを囲むとともに前記ゴムを有限個の要素で分割したゴムモデルとを含み、前記細分化領域が前記2つのフィラーモデルの間に設定される請求項3記載の解析モデルの作成方法である。
また請求項5記載の発明は、前記小型要素は、その外側の基本要素と重心を揃えかつ対応する辺を互いに平行として設定される請求項1記載の解析モデルの作成方法である。
本発明では、解析対象物を、規則格子で区分される同一形状の基本要素で分割して初期の解析モデルが設定される。このように、規則格子を用いて要素分割することにより、初期の解析モデルを短時間で作成できる。
また、本発明では、初期の解析モデルの一部分に細分化領域を設定し、その細分化領域の各要素のみが2以上に分割される。細分化領域は、初期の解析モデルの一部分に限定されるので、要素数の著しい増加を防ぐとともに、要素を細分化する時間も短縮できる。とりわけ、変形状態をより詳細に調べたい部分を細分化領域として設定することにより、要素数の増加を抑えつつ計算精度を向上させる解析モデルを能率良く作成できる。
以下、本発明の実施の一形態を図面に基づき説明する。
本実施形態では、解析対象物が、図11に示したように、ゴムaと、例えばカーボンやシリカなどの硬質のフィラーbとを含むフィラー充填ゴムcであり、その変形をコンピュータによりシミュレーションするために用いられる解析モデルが作成される。
本実施形態の解析モデルの作成方法は、図1に示されるようなコンピュータ装置1を用いて行われる。該コンピュータ装置1は、本体1a、キーボード1b、マウス1c及びディスプレイ装置1dを含む。前記本体1aには、演算処理装置(CPU)、ROM、作業用メモリー、磁気ディスクなどの記憶装置及びディスクドライブ装置1a1、1a2などが設けられる。なお、記憶装置には、本実施形態の作成方法を実行するための処理手順(プログラム)が予め記憶される。
図2には、解析モデル4を作成するためのフローチャートが示される。
先ず、本実施形態では、前記フィラー充填ゴムcを、規則格子で区分される同一形状の基本要素ebで分割することにより初期の解析モデル4aが設定される(ステップS1)。
図3(a)には、本実施形態の初期の解析モデル4aとしての一例を視覚化して示す。また、図3(b)には、その部分拡大図を示す。前記規則格子は、図3(b)に拡大して示されるように、x軸及びy軸に同一のピッチPで配された縦線L1及び横線L2の格子GDからなる。そして、該縦線L1及び横線L2で区分される正方形が、それぞれ一つの基本要素ebを構成する。より具体的には、基本要素ebは、縦線L1及び横線L2の各交点に配置される節点nを4隅に有する正方形要素(四辺形要素)である。
本実施形態の初期の解析モデル4aは、解析対象物に従い、ゴムモデル2と、離間して配された一対のフィラーモデル3とを含んで構成される。
前記フィラーモデル3は、理解しやすいように、図3(a)において着色されて表示される。該フィラーモデル3は、フィラー充填ゴムcに充填されたフィラーbを有限個の基本要素eb…を用いて離散化することにより設定される。フィラーモデル3は、球状のフィラーbの輪郭にできるだけ近づくようにモデル化されている。
また、前記ゴムモデル2は、フィラー充填ゴムcのゴム部分aを有限個の基本要素ebで離散化することにより設定される。
このような要素分割は、例えば、コンピュータ装置1を用いて、図11に示した解析対象物のフィラー充填ゴムcの解析対象領域上に規則格子を設定し、基本要素eb毎に、ゴムa又はフィラーbのいずれがより多くの面積を占めているかが計算される。そして、その計算結果に基づいて、各基本要素ebが、ゴムモデル3又はフィラーモデル4のいずれに属するか決定される。このように、初期の解析モデルは、規則格子で区分される基本要素ebのみを用いることにより、短時間で作成することができる。また、可能な範囲で解析対象物に近い輪郭形状でフィラーモデル3を設定することもできる。
前記基本要素ebは、シミュレーションによる数値解析に必要な情報が定義される。数値解析とは、例えば有限要素法等の数値解析法を意味する。また、解析に必要な情報としては、各基本要素ebを構成する節点nの番号や該節点nの座標値が少なくとも含まれる。さらに、各基本要素ebには、各々が代表する部分の材料特性(物性値)などが定義される。即ち、ゴムモデル3及びフィラーモデル2の各基本要素ebには、それぞれフィラー及びゴムの物性に応じた材料定数が定義される。そして、これらの情報は、いずれも前記コンピュータ装置1に記憶される。
次に、本実施形態では、前記初期の解析モデル4aの一部分に、前記基本要素ebをさらに分割する細分化領域が設定される(ステップS2)。
前記細分化領域は、より小さい要素で構成される部分となる。従って、細分化領域は、その変形挙動をより詳細に調べることが可能になる他、高い計算精度が得られる。従って、細分化領域は、このような要求に合致した部分に設定されることが望ましい。
例えば、本実施形態のフィラー充填ゴムcの場合、図11に示されるように、隣り合う硬質のフィラーb、b間のゴム部a1に大きな歪及び応力が生じる。従って、本実施形態では、前記ゴム部a12を少なくとも一部に含むように、フィラーモデル3、3で挟まれているゴム部が細分化領域5として設定される。このようにして設定された細分化領域5は、例えばマウス等でその範囲が指定され、そこに含まれる基本要素ebに、細分化領域5に含まれる要素であることを示す所定の情報が付加されて前記コンピュータ装置に入力される。
また、細分化領域5は、他の方法で決定されても良い。例えば、先ず、初期の解析モデル4aを使用し、かつ、予め定められた変形条件に基づいて変形シミュレーションを行う。そして、この変形シミュレーションの結果から、初期の解析モデル4aの応力又は歪の最も大きい部分を含む大変形領域を特定し、該大変形領域を少なくとも一部に含む領域を細分化領域として決定しても良い。
次に、本実施形態では、細分化領域5の各基本要素を2以上に分割する細分化が行われる(ステップS3)。
細分化のステップS3は、例えば、細分化領域5を通る規則格子の縦線L1及び/又は横線L2のピッチPを小さくして前記基本要素ebを小さくすることにより行い得る。本実施形態では、図4(a)及びその部分拡大図である図4(b)に示されるように、細分化領域5を通る規則格子の横線L2のピッチのみが、初期の解析モデル4aのときに定められたピッチPの例えば1/2に減じられる。これにより、フィラーモデル3、3で挟まれているゴム部分の基本要素ebはy方向に2等分される。即ち、細分化領域5の各基本要素ebは、元の基本要素ebとx寸法が同一かつy寸法が1/2をなす長方形の小型要素esに分割される。
従って、細分化のステップS3を経た解析モデル4bを用いて変形シミュレーションを行うことにより、フィラーモデル3、3間のゴム部分(細分化領域5)の計算精度の向上を高めることができる。また、前記ゴム部分の変形挙動をより詳細に調べることができる。なお、細分化する際のピッチの変更は、上記1/2に限定されるものではなく、種々の値に設定することができる。また、細分化のステップS3は、必要な要素解像度が得られるまで、複数回繰り返されても良い。
ところで、図5に示されるように、x軸方向の一部の範囲のみについて横線L2のy方向のピッチを1/2とした場合、図において黒丸で示されるような好ましくない節点niが新たに生成される。このような節点niが設けられると、例えば図5(b)に示されるように、小型要素esが基本要素ebに貫入し要素の重なりが生じたり、逆に動ず(c)に示されるように、要素間に隙間が生じる不具合がある。このような節点niの発生を防止するために、図4の細分化のステップS3で得られた解析モデル4bは、フィラーモデル3で挟まれるゴム部分のみならず、そのx方向で隣り合う両外側のゴム部分6、6の要素も細分化されている。しかし、このようなステップでは、図4(a)に示されるように、本来、細分化する重要性の低い両外側のゴム部分6、6も細分化される。従って、解析モデル4bの要素数の不用意な増加を防止するためには、必要な箇所だけを細分化できることが特に望ましい。
図6には、他の実施形態の細分化で得られた解析モデル4bを示す(この解析モデル4bの初期の解析モデルは、図3(a)に示したものと同一である。)。この実施形態の細分化のステップは、図6(a)のA部拡大図である図6(b)に示されるように、フィラーモデル3、3で挟まれるゴム部分のうちx方向及びy方向の一部だけを細分化することができる。
即ち、この細分化のステップでは、図7の上図に示されるように、先ず、細分化領域5に含まれる各基本要素ebの内部に、該基本要素ebと相似形をなしかつ基本要素ebよりも小さい小型要素esが設定される。本実施形態の小型要素esは、その基本要素ebと重心gを揃えかつ対応する辺(節点間を結ぶ直線である)を互いに平行として配置される。
次に、図7の下図に示されるように、小型要素esの各節点nsを、対応する前記基本要素ebの節点nbに辺sでそれぞれつなぐことが行われる。これにより、一つの正方形の基本要素ebは、細分化のステップにより、一つの正方形の小型要素esと、その周囲を囲むように配された四つの台形の要素eaとに分割される。なお、台形の要素eaのアスペクト比などを考慮に入れて、小型要素esの相似比を定めることが望ましい。
この細分化のステップによれば、x方向又はy方向に連続することなく、本来細分化が必要な範囲のみ細分化できる。従って、要素数の過度に増加をより確実に防止できる。また、この実施形態のステップでは、図5で黒丸で示したような不安定な節点eiが生じないので、他の要素との繋がりを悪化させることもない。従って、計算精度の悪化や計算エラーなどを防止するのに役立つ。また、この細分化ステップでは、一つの四辺形要素を、三角形要素を含めることなく複数の四辺形要素に分割できる。その利点としては、次のものが挙げられる。先ず、第一に、四辺形要素は三角形要素よりも計算精度の面に置いて優れる。第二に、フィラー充填ゴム等においては、通常、ゴムモデル3の各要素は、変形しても体積変化が生じない非圧縮特性が定義される。しかし、三角形要素は、一辺が例えばフィラーモデルに固着されて拘束される(変形できない)場合、引っ張られても伸びることができない。また、少しでも変形しようとすると、過大な力が発生してしまうという問題がある。
なお、上記の実施形態では、二次元の解析モデルを例に挙げて説明したが、本発明は、図8に示されるように、三次元の解析モデル4であっても同様の手順で行うことができるのは言うまでもない。三次元の解析モデル4の場合、規則格子で区分される基本要素ebは、直方体の要素からなる。
また、三次元の解析モデル4を細分化するステップS3も、例えば図9の上図に示されるように、立方体からなる基本要素ebの内部に、該基本要素ebと相似形をなしかつ基本要素ebよりも小さい1つの立方体の小型要素esが互いの重心を揃えて設定され、次に図9の下図に示されるように、小型要素ebの各節点nsを、対応する前記基本要素ebの節点nbにそれぞれ辺sでつなぐことが行われる。これにより、基本要素ebは、一つの立方体の小型要素esと、それを囲む6つの六面体の要素eaとに分割することができる。
以上、本発明の解析モデルの作成方法について詳述したが、本発明は上記の実施形態に限定されることなく種々の態様に変形して実施しうるのは言うまでもない。
表1の仕様に基づいて、解析モデルを作成し、同一の条件で引張の変形シミュレーションが行われた。解析モデルは、要素の分割方法のみが異なっており、フィラーモデル及びゴムモデルに定義された物性値などはいずれも同一とした。そして、このシミュレーションに要した計算時間(比較例1の計算時間を100とする指数表示)及び計算結果(応力−ひずみ曲線)について評価が行われた。
テストの結果を表1及び図10に示す。
比較例1の解析モデルは、要素数が最も少ないため、計算時間が最も短い。しかし、図10から明らかなように、要素数が最も多い比較例2と比べると、計算結果に大きな差が生じていることが確認できる。これは、粗い分割(メッシュ)のため、比較例1の計算結果に多くの誤差が含まれた結果と考えられる。
これに対して、実施例2のモデルでは、比較例2よりも少ない計算時間で比較例2とほぼ同等の計算結果が得られている。また、実施例1は、少ない計算時間の増加で、比較例1よりも高い計算精度が得られている。従って、本実施形態で得られた解析モデルは、要素数の増加を抑えつつ計算精度を向上させていることが確認できた。
本実施形態の処理を行うコンピュータ装置の斜視図である。 本実施形態の処理手順を説明するフローチャートである。 (a)は初期の解析モデルを視覚化して示す平面図、(b)はその部分拡大図である。 (a)は細分化のステップを経た解析モデルを視覚化して示す平面図、(b)はその要部拡大図である。 (a)〜(c)は細分化ステップの他の例を示す解析モデルの部分拡大図である。 (a)は他の実施形態の細分化のステップを経た解析モデルを視覚化して示す平面図、(b)はその要部拡大図である。 正方形の要素の細分化を説明する要素の拡大図である。 三次元の解析モデルの一例を示す斜視図である。 立方体の要素の細分化を説明する要素の拡大図である。 シミュレーションの結果を示す応力−ひずみの関係を示すグラフである。 フィラー充填ゴムの断面図である。 (a)、(b)はその解析モデルの実施形態を示す平面図である。 他の実施形態の解析モデルの平面図である。
符号の説明
1 コンピュータ装置
2 ゴムモデル
3 フィラーモデル
4 解析モデル
4a 初期の解析モデル
4b 細分化のステップを経た解析モデル
eb 基本要素
es 小型要素

Claims (5)

  1. 解析対象物をコンピュータで取り扱い可能な有限個の要素に分割して解析モデルを作成する方法であって、
    前記解析対象物を、規則格子で区分される同一形状の基本要素で分割して初期の解析モデルを設定するステップ、
    前記初期の解析モデルの一部分に、前記基本要素をさらに分割する細分化領域を設定するステップ、及び
    前記細分化領域の各要素のみを2以上に分割するステップを含み、
    前記細分化するステップは、前記細分化領域の各基本要素の内部に、該基本要素と相似形をなしかつ前記基本要素よりも小さい小型要素を設定するステップと、
    前記小型要素の各節点を、対応する前記基本要素の節点とそれぞれつなぐステップとを含むことを特徴とする解析モデルの作成方法。
  2. 前記細分化領域を設定するステップは、前記初期の解析モデルに予め定めた変形条件を与えて変形シミュレーションを行うステップと、
    前記変形シミュレーションの結果から、前記初期の解析モデルの応力又は歪が大きい大変形領域を特定するステップと、
    前記大変形領域の少なくとも一部を含む領域を細分化領域として設定するステップとを含む請求項1記載の解析モデルの作成方法。
  3. 前記解析対象物が、ゴムとフィラーとを含むフィラー充填ゴムである請求項1又は2記載の解析モデルの作成方法。
  4. 前記解析モデルは、前記フィラーを有限個の要素で分割した少なくとも2つのフィラーモデルと、このフィラーモデルを囲むとともに前記ゴムを有限個の要素で分割したゴムモデルとを含み、
    前記細分化領域が前記2つのフィラーモデルの間に設定される請求項3記載の解析モデルの作成方法。
  5. 前記小型要素は、その外側の基本要素と重心を揃えかつ対応する辺を互いに平行として設定される請求項1記載の解析モデルの作成方法。
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