JP5321451B2 - 永久磁石埋設型電動機 - Google Patents

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Description

本発明は、ティースとヨークとよりなる固定子鉄心に巻線を巻回した固定子と、ティースの内周面と対向して回転自在に保持され、磁石埋設孔に永久磁石を埋設した回転子鉄心を有する回転子とを備えた永久磁石埋設型電動機に関する。
このような技術分野において、特許文献1や特許文献2に記載のような技術が知られている。
この特許文献1に記載の発明は、回転子鉄心の周方向に回転子の極数分等間隔に設けられた永久磁石埋設孔が形成されている。各永久磁石埋設孔には、永久磁石が保持され、それぞれの永久磁石は、隣接する永久磁石とは異なった磁極面が鉄心外周方向を向く磁極部を形成するように配置される。そして、各磁極部に対する回転子鉄心の外周曲面は、磁極中央部において回転中心からの距離が最も大きく、磁極間部において回転中心からの距離が最も小さくなる円弧となるように形成されている。
また、図21は、特許文献2に記載の従来の永久磁石埋設型電動機の断面を示す図であり、図22はその回転子の部分拡大図である。ここで、これら図面に示すような構成の従来例について説明する。
この特許文献2に記載の発明は、図21および図22に示すように、永久磁石95が収納される回転子91の永久磁石1極分の外周部分が、第1の外周部分P1と第2の外周部分P2とにより構成される。第1の外周部分P1は、回転子91の中心Oと磁極中央部とを通る線(d軸)と交差し、回転子91の中心Oを中心とする半径Rの円弧形状に形成される。また、第2の外周部分P2は、回転子91の中心Oと磁極間部とを通る線(q軸)と交差し、q軸上に位置するQ点を中心とする半径Rqの円弧形状に形成される。なお、R<Rqの関係が成立している。また、第1の外周部分P1と第2の外周部分P2とは交点γで交わっている。このように、特許文献2では、複数の異なる半径の円弧からなる外周形状を有した回転子を開示している。
しかしながら、特許文献1に記載の発明では、1磁極に対応する回転子の外周形状を単一の円弧により形成している。そして、磁石端部と回転子外周との距離が最小となる部分(ブリッジ部分)で磁束が飽和状態となり、ブリッジ部分に流れるはずの磁束が、磁石端部と回転子外周との距離が大きい部分へと流れる。このため、円弧部分において磁束の方向を調整することが困難となり、エアギャップ部の磁束密度分布を正弦波形状に調整することが困難であった。
また、特許文献2に記載の発明では、第2の外周部分P2とq軸との交点と、第1の外周部分P1の中心Oと、第2の外周部分P2の中心Qとが、同一直線上に位置するように設定される。このため、第1の外周部分P1と第2の外周部分P2との交点γで、凹部形状が形成されてしまう。したがって、特許文献2に記載の発明では、回転子鉄心の外周曲面が交点γ近辺においてなだらかに変化するような曲面にならないため、エアギャップ部の磁束密度分布を正弦波状にすることが困難であった。
特開2000−197292号公報 特開2004−260972号公報
本発明の永久磁石埋設型電動機は、次のような構成を有する。
すなわち、ヨークの内周側に複数のティースを有する固定子鉄心に巻線を巻回した固定子と、ティースと対向し回転自在に保持された回転子鉄心を有する回転子とを備える。回転子鉄心は、磁極を形成するための永久磁石を埋設した複数の磁石埋設孔を有するとともに、複数の異なる半径の円弧からなる外周形状を有している。そして、回転子の回転中心と永久磁石の中央である磁極中央とを結ぶ直線をd軸とし、回転中心と永久磁石が互いに隣接するその中間点とを結ぶ直線をq軸としたとき、互いに隣接する円弧は、d軸側の円弧の半径がq軸側の円弧の半径よりも大きく、かつ、互いの円弧の交点において、d軸側の円弧の接線に対するq軸側の円弧の接線の角度αが、−3°≦α≦2°となるように構成している。
この構成により、互いに隣接する円弧の交点近辺において、回転子鉄心外周曲面の曲率がなだらかに変化するため、エアギャップ部の磁束密度分布を正弦波形状に近似することが可能となる。
また、特に、角度αを0°とする場合、互いに隣接する円弧は、互いの円弧の交点と、d軸側の円弧の中心と、q軸側の円弧の中心とが同一の直線上に形成される関係となる。そして、d軸側の円弧の半径がq軸側の円弧の半径よりも大きいことから、回転子鉄心外周曲面の曲率を理想的になだらかに変化させることができ、エアギャップ部の磁束密度分布を理想的な正弦波形状に近似することが可能となる。
本発明の実施の形態1に係る永久磁石埋設型電動機の断面を示す図 同電動機の回転子における1磁極に対応する外周を拡大して示す部分拡大図 同電動機の角度αとトルクリップルとの関係を示す図 同電動機の角度αと誘起電圧歪率との関係を示す図 同電動機の角度θ1とトルクリップルとの関係を示す図 同電動機の角度θ1と誘起電圧歪率との関係を示す図 同電動機のR2/R1とトルクリップルとの関係を示す図 同電動機のR2/R1と誘起電圧歪率との関係を示す図 固定子と回転子間のエアギャップ部の長さについて、実施の形態1と従来例との比較を示す図 本発明の実施の形態1に係る電動機の回転子位置角度とエアギャップ部の磁束密度との関係を示す図 従来例に係る電動機の回転子位置角度とエアギャップ部の磁束密度との関係を示す図 本発明の実施の形態1に係る電動機の回転子位置角度とコギングトルクとの関係を示す図 従来例に係る電動機の回転子位置角度とコギングトルクとの関係を示す図 本発明の実施の形態1に係る電動機の回転子位置角度とトルクとの関係を示す図 従来例に係る電動機の回転子位置角度とトルクとの関係を示す図 誘起電圧高調波振幅と高調波次数との関係について、実施の形態1と従来例との比較を示す図 本発明の実施の形態2に係る永久磁石埋設型電動機の回転子の1磁極に対応する外周を拡大して示す図 本発明の実施の形態3に係る永久磁石埋設型電動機の回転子の1磁極に対応する外周を拡大して示す図 同電動機のX/(X+R5)の値とトルクリップルの値との関係を示す図 同電動機のX/(X+R5)の値と誘起電圧歪率の値との関係を示す図 本発明の実施の形態3の他の例に係る永久磁石埋設型電動機の回転子の1磁極に対応する外周を拡大して示す図 本発明の実施の形態4に係る永久磁石埋設型電動機の回転子の1磁極に対応する外周を拡大して示す図 本発明の実施の形態4の他の例に係る永久磁石埋設型電動機の回転子の1磁極に対応する外周を拡大して示す図 従来の永久磁石埋設型電動機の断面を示す図 同電動機の回転子の断面の部分拡大図
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る永久磁石埋設型電動機(以下、適宜、単に「電動機」と呼ぶ)の断面を示す図である。
本実施の形態1に係る電動機は、固定子11と回転子21とを備えた構成である。
固定子11は、複数の高透磁率薄鉄板をプレスで打ち抜き積層した固定子鉄心14と、固定子鉄心14に巻回した巻線(図示しない)とを含む。この固定子鉄心14は、ヨーク12と、ヨーク12の内周側に形成された複数のティース13と、隣接するティース13間に形成されたスロット15を有する。この固定子鉄心14に巻線が集中巻巻線にて巻回され、スロット15に収納されている。
一方、回転子21は、複数の磁石埋設孔22が形成された回転子鉄心23と、それぞれの磁石埋設孔22に埋設される永久磁石25と、軸方向両端部に配置された端板(図示しない)とを含む。回転子鉄心23は、磁石埋設孔22を有した複数の高透磁率薄鉄板を軸方向に積層して形成される。そして、回転子21における磁極を形成するための永久磁石25がそれぞれの磁石埋設孔22に収納保持されている。また、端板と回転子鉄心23とは、カシメピン24により締結されている。さらに、回転子鉄心23の中央部には回転軸26が締結されており、回転子鉄心23は軸受(図示せず)にて回転自在に支承されている。
このように構成された回転子21は、固定子11のティース13内周面とエアギャップを介して対向している。
なお、図1においては、回転子21の極数は8(極対数は4)であり、固定子11のスロット数は12の場合を示しているが、本発明はこの組み合わせに限定されるものではなく、その他の組み合わせについても適用できる。
次に、図2は、図1の回転子21における1磁極、すなわち1つの永久磁石25に対応する外周を拡大して示す部分拡大図である。
図2において、磁石埋設孔22は、挿入される永久磁石25の断面よりわずかに大きい長方形孔22aと、その長辺方向の両端部付近であって、短辺方向の回転軸26側に設けられた突起部22bとを有している。長方形孔22aには、短片方向の回転軸26側に、凹部22cが形成される。この凹部22cにより、永久磁石25の長方形孔22a内での長手方向へのずれを防止することができる。なお、突起部22bの回転子21における径方向の長さは、長方形孔22aの回転子における径方向の長さ(すなわち短辺長さ)よりも小さい。これにより、永久磁石25が回転軸26側へずれ込むことによる回転子21と固定子11との間の磁束密度の低下を防止することができる。永久磁石25は長方形孔22aと突起部22bと凹部22cとの境界位置で位置決めされることから、永久磁石25を接着剤で固定する必要がない。この突起部22bは、接着剤溜まりの作用を兼ねた空洞であり、隣接永久磁石25の磁束の短絡を防止することができる。
次に、回転子鉄心23の形状について説明する。図2に示すように、回転子21の回転中心Oと永久磁石25の中央となる磁極中央とを通る直線をd軸とする。また、回転子21の回転中心Oと、永久磁石25が互いに隣接するその中間点になる磁極間とを通る直線をq軸とする。
1磁極に対応する回転子鉄心23の外周形状は、2つの異なる半径R1、R2を有する円弧A1、A2からなる。このように、本電動機の回転子鉄心23は、複数の異なる半径の円弧からなる外周形状を有している。また、本実施の形態1では、円弧A1と円弧A2とが互いに隣接しており、d軸側の円弧が円弧A1、q軸側の円弧が円弧A2となる。
d軸と回転子鉄心23の外周との交点に位置する円弧A1は、回転中心Oを中心として半径R1で形成される。また、円弧A1に隣接する円弧A2は、中心O1を中心として半径R2で形成される。そして、円弧A1と円弧A2との交点βにおける円弧A1の接線tに対して、交点βにおける円弧A2の接線uの角度α[°]は、−3°以上2°以下となるように設定される。すなわち、円弧A1および円弧A2互いの交点βにおいて、d軸側の円弧A1の接線tに対するq軸側の円弧A2の接線uの角度αが、−3°≦α≦2°となるように設定している。
このような接線tと接線uとの関係から、交点βの周方向前後において、円弧A1と円弧A2とがなだらかな曲線を描くことができる。
ここで、円弧A1の半径R1と円弧A2の半径R2とは、R1>R2が成立する関係にある。すなわち、d軸側の円弧A1の半径R1がq軸側の円弧A2の半径R2よりも大きい。特に、半径R1に対する半径R2の比率であるR2/R1が、0.5≦R2/R1≦0.9となる関係、すなわち0.5以上0.9以下とすることがより好ましい。
また、円弧A1は、回転中心Oからd軸の両側に機械角で角度θ1[°]の範囲で形成される。ここで、角度θ1[°]と極対数Pとの関係は、12°/P≦θ1≦90°/Pであることが好ましい。そして、本実施の形態1においては、極対数Pは4となるので、角度θ1の値として、3°≦θ1≦22.5°であることが好ましい。
次に、接線tに対する接線uの角度α[°]を−3°以上2°以下に設定する理由について、図3および図4を用いて説明する。
図3は、本発明の実施の形態1に係る電動機の角度αとトルクリップルとの関係を示す図である。図3から、トルクリップルは、角度αの値が−3°乃至−2°付近において、最小となることがわかる。そして、その最小点を境にして、角度αの値が小さくなるとともにトルクリップルの値が上昇し、角度αの値が大きくなるとともにトルクリップルの値が上昇している。
ここで、一般的には、トルクリップルの値を20%以下にすると、低振動、低騒音に有効であることが知られている、そして、本実施の形態1においては、角度αの値として、トルクリップルが20%以下となる−7°≦α≦2.5°の場合に、低振動、低騒音であるために特に好ましいことがわかる。
また、図4は、本発明の実施の形態1に係る電動機の角度αと誘起電圧歪率との関係を示す図である。図4から、誘起電圧歪率は、角度αの値が0°乃至1°付近において、最小となることがわかる。そして、その最小点を境にして、角度αの値が小さくなるとともに誘起電圧歪率の値が上昇し、角度αの値が大きくなるとともに誘起電圧歪率の値が上昇している。
ここで、一般的には、誘起電圧歪率の値を5%以下にすると、低振動、低騒音に有効であることが知られている。そして、本実施の形態1においては、角度αの値として、誘起電圧歪率が5%以下となる−2.6°≦α≦2.3°の場合に、低振動、低騒音であるために特に好ましいことがわかる。
以上から、角度αの値として、トルクリップルの値が20%以下となり誘起電圧歪率の値が5%以下となる−2.6°≦α≦2.3°の場合に、低振動、低騒音のために特に有効であるといえる。
次に、角度θ1[°]と極対数Pとを12°/P≦θ1≦90°/Pの成立する関係に設定する理由について、図5および図6を用いて説明する。
図5は、本発明の実施の形態1に係る電動機の角度θ1とトルクリップルとの関係を示す図である。図5から、トルクリップルは、角度θ1の値が5°乃至6°付近において、最小となることがわかる。そして、その最小点を境にして、角度θ1の値が小さくなるとともにトルクリップルの値が上昇し、角度θ1の値が大きくなるとともにトルクリップルの値が上昇している。
ここで、前述したように、一般的には、トルクリップルの値を20%以下にすると、低振動、低騒音に有効であることが知られている。そして、本実施の形態1においては、角度θ1の値として、トルクリップルが20%以下となるθ1≦22.5°の値が、低振動、低騒音のために特に好ましい値であることがわかる。
また、図6は、本発明の実施の形態1に係る電動機の角度θ1と誘起電圧歪率との関係を示す図である。図6から、角度θ1の値が13°乃至14°付近において、最小となることがわかる。そして、その最小点を境にして、角度θ1の値が小さくなるとともに誘起電圧歪率の値が上昇し、角度θ1の値が大きくなるとともに誘起電圧歪率の値が上昇している。
ここで、前述したように、一般的には、誘起電圧歪率の値を5%以下にすると、低振動、低騒音に有効であることが知られている。そして、本実施の形態1においては、角度θ1の値として、誘起電圧歪率が5%以下となる3°≦θ1≦22.5°の値が、低振動、低騒音のために特に好ましい値であることがわかる。
以上から、角度θ1の値として、トルクリップルの値が20%以下となり誘起電圧歪率の値が5%以下となる3°≦θ1≦22.5°の場合に、低振動、低騒音のために特に有効であるといえる。
なお、角度θ1は、極対数Pの値に反比例する。このため、極対数4である今回の極対数Pとの関係を考慮すると、(3°×4)/P≦θ1≦(22.5°×4)/P、すなわち、12°/P≦θ1≦90°/Pの関係が成立する。
次に、円弧A1の半径R1に対する円弧A2の半径R2の比率であるR2/R1を、0.5≦R2/R1≦0.9が成立する関係に設定する理由について、図7および図8を用いて説明する。
図7は、本発明の実施の形態1に係る電動機のR2/R1とトルクリップルとの関係を示す図である、図7から、トルクリップルは、R2/R1の値が0.6乃至0.7付近において、最小となることがわかる。そして、その最小点を境にして、R2/R1の値が小さくなるとともにトルクリップルの値が上昇し、R2/R1の値が大きくなるとともにトルクリップルの値が上昇している。
ここで、前述したように、一般的には、トルクリップルの値を20%以下にすると、低振動、低騒音に有効であることが知られている。そして、本実施の形態1においては、R2/R1の値として、トルクリップルが20%以下となる0.44≦R2/R1≦0.9の値が、低振動、低騒音のために特に好ましい値であることがわかる。
また、図8は、本発明の実施の形態1に係る電動機のR2/R1と誘起電圧歪率との関係を示す図である。図8から、誘起電圧歪率は、R2/R1の値が0.7乃至0.8付近において、最小となることがわかる。そして、その最小点を境にして、R2/R1の値が小さくなるとともに誘起電圧歪率の値が上昇し、R2/R1の値が大きくなるとともに誘起電圧歪率の値が上昇している。
ここで、前述したように、一般的には、誘起電圧歪率の値を5%以下にすると、低振動、低騒音に有効であることが知られている。そして、本実施の形態1においては、R2/R1の値として、誘起電圧歪率が5%以下となる0.5≦R2/R1≦0.92の値が、低振動、低騒音のために特に好ましい値であることがわかる。
以上から、R2/R1の値として、トルクリップルの値が20%以下となり誘起電圧歪率の値が5%以下となる0.5≦R2/R1≦0.9の場合に、低振動、低騒音のために特に有効であるといえる。
次に、図9乃至図16を用いて、本実施の形態1に係る電動機と、図21および図22に示したような従来例の電動機とを比較し、本発明の効果を説明する。
図9は、固定子と回転子間のエアギャップ部の長さについて、本実施の形態1と従来例との比較を示す図であり、本実施の形態1を実線で示し、従来例を点線で示している。
図21および図22のような従来の構成では、第2の外周部分P2とq軸との交点と、第1の外周部分P1の中心Oと、第2の外周部分P2の中心Qとが、同一直線上に位置するように設定される。このため、第1の外周部分P1と第2の外周部分P2との交点γを境にして、曲率が急激に変化することとなる。すなわち、交点γでの、第1の外周部分P1の接線に対する第2の外周部分P2の接線の角度が大きくなる。これにより、図9に示すように、第1の外周部分P1のエアギャップ長の変化と第2の外周部分P2のエアギャップ長の変化とは、交点γを境にして、急激に変化する。
一方、本実施の形態1に係る電動機の構成では、交点βにおける円弧A1の接線tに対する交点βにおける円弧A2の接線uの角度αを−3°以上2°以下となるように設定している。このため、交点β前後で、曲率がなだらかに変化する。これにより、図9に示すように、円弧A1のエアギャップ長の変化と円弧A2のエアギャップ長の変化とは、交点βの前後で、なだらかに変化する。
図10Aと図10Bとは、回転子位置角度とエアギャップ部の磁束密度との関係を示す図であり、図10Aは本実施の形態1の場合を示し、図10Bは従来例の場合を示している。なお、図10Aおよび図10Bにおいて、点線は理想的な正弦波形状を示している。
従来例の電動機は、図10Bに示すように、交点γの前後で、理想的な正弦波形状から大幅にずれている。これに対し、本実施の形態1に係る電動機は、図10Aに示すように、交点βの前後においても、理想的な正弦波形状からのずれは小さい。以上から、本実施の形態1に係る電動機は、従来例の電動機と比較して、エアギャップ部の磁束密度分布を理想的な正弦波形状に近似させることができる。
図11Aと図11Bとは、回転子位置角度とコギングトルクとの関係を示す図であり、図11Aは本実施の形態1の場合を示し、図11Bは従来例の場合を示している。ここで、コギングトルクは、磁束密度を2乗した値を微分することで得られる値である。
従来例の電動機は、磁束密度分布が正弦波形状から大幅にずれていることから、図11Bに示すように、コギングトルクの値の変動が大きくなる。これに対し、本実施の形態1に係る電動機は、磁束密度分布の正弦波形状からのずれが小さいことから、図11Aに示すように、コギングトルクの値の変動が小さくなる。以上から、本実施の形態1に係る電動機は、従来例の電動機と比較して、コギングトルクの値の変動を小さくすることができる。
図12Aと図12Bとは、回転子位置角度とトルクとの関係を示す図であり、図12Aは本実施の形態1の場合を示し、図12Bは従来例の場合を示している。ここで、トルクは、コギングトルクの値に関係する値である。
従来例の電動機は、コギングトルクの値の変動が大きいことから、図12Bに示すように、トルクの値の変動が大きくなる。これに対し、本実施の形態1に係る電動機は、コギングトルクの値の変動が小さいことから、図12Aに示すように、トルクの値の変動が小さくなる。以上から、本実施の形態1に係る電動機は、従来例の電動機と比較して、トルクリップルを小さくすることができる。
図13は、誘起電圧高調波振幅と高調波次数との関係について、本実施の形態1と従来例との比較を示す図である。
従来例の電動機は、磁束密度分布が理想的な正弦波形状から大幅にずれていることから、特に5次、7次、13次において、誘起電圧高調波振幅が大きくなっている。これに対し、本実施の形態1に係る電動機は、磁束密度分布が理想的な正弦波形状からのずれが小さいことから、ほぼ全ての次数において、従来例の電動機よりも誘起電圧高調波振幅が小さくなる。
以上説明したように、本実施の形態1に係る電動機は、互いに隣接する円弧A1とA2とにおいて、d軸側の円弧A1の半径R1がq軸側の円弧A2の半径R2よりも大きく、かつ、互いの円弧の交点βにおいて、円弧A1の接線tに対する円弧A2の接線uの角度αを、−3°≦α≦2°としている。このため、本実施の形態1に係る電動機によれば、互いに隣接する円弧の交点近辺において、回転子鉄心外周曲面の曲率をなだらかに変化させることができ、エアギャップ部の磁束密度分布を正弦波形状に近似することが可能となる。そして、これによって、トルクリップルや誘起電圧歪率の増加を抑制でき、低振動、低騒音に有効な永久磁石埋設型電動機を提供できる。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について、図面を用いて説明する。なお、同一構成要素については、実施の形態1と同一符号を付しており、その説明を省略する。
図14は、本発明の実施の形態2に係る永久磁石埋設型電動機の回転子の1磁極に対応する外周を拡大して示す部分拡大図である。
本実施の形態2に係る電動機を構成する回転子の1磁極に対応する回転子鉄心230の外周形状は、2つの異なる半径R3、R4を有したd軸側の円弧B1、q軸側の円弧B2からなる点で、実施の形態1に係る電動機の回転子とは異なる。
d軸と回転子鉄心230の外周との交点に位置する円弧B1は、回転中心Oを中心として半径R3で形成される。また、円弧B1に隣接する円弧B2は、点O2を中心として半径R4で形成される。本実施の形態2に係る電動機において、円弧B1と円弧B2との交点β2における円弧B2の接線は、交点β2における円弧B1の接線に対する角度αが0°となるように設定されている。すなわち、交点β2における円弧B1の接線と円弧B2の接線とが、同一の直線v上に位置する。
ところで、本実施の形態2においては、図14に示すように、円弧B2の中心O2は、回転中心Oと交点β2とを結ぶ直線上に位置することになる。すなわち、円弧B1に隣接する円弧B2は、交点β2と円弧B1の中心(回転中心O)とを通る直線e上の点O2を中心として半径R4で形成される。なお、中心Oと中心O2とは長さLだけ離間しており、R1=R2+Lが成立する。
このように、円弧B1と円弧B2とは、交点β2、中心Oおよび中心O2が同一直線e上にあることから、交点β2における接線も同一直線v上にあることとなる。このため、円弧B1と円弧B2とは、交点β2の周方向前後においても、なだらかな曲線を描くこととなる。
これに対し、図22の示した従来例の場合、上述したように、第2の外周部分P2とq軸との交点と、第1の外周部分P1の中心Oと、第2の外周部分P2の中心Qとが、同一直線上に位置するように設定される。言い換えると、第1の外周部分P1と第2の外周部分P2とは、その交点γにおいて、異なる直線上に中心を持っており、第1の外周部分P1と第2の外周部分P2とは、交点γにおいて、その接線が同一直線上に配置されないことになる。このため、交点γを境にして、曲率が急激に変化することとなる。これにより、図9に示したように、第1の外周部分P1のエアギャップ長の変化と第2の外周部分P2のエアギャップ長の変化とは、交点γ部を境にして、急激に変化する。
一方、本実施の形態2に係る電動機の構成では、円弧B1と円弧B2とは、その交点β2において、同一直線e上に中心を持っており、円弧B1と円弧B2とは、交点β2において、その接線が同一直線v上に配置される。このため、交点β2の周方向前後で、曲率がなだらかに変化する。これにより、図9に示すように、円弧B1のエアギャップ長の変化と円弧B2のエアギャップ長の変化とは、交点β2部の前後で、なだらかに変化する。
このように、本実施の形態2に係る電動機は、交点β2における円弧B1の接線に対して、交点β2における円弧B2の接線の角度αが0°となるように設定している。すなわち、言い換えると、互いに隣接する円弧の交点β2と、d軸側の円弧B1の中心Oと、q軸側の円弧B2の中心O2とが同一の直線e上となるように形成している。このため、円弧B1と円弧B2とが交点β2の前後で曲率をなだらかに変化させることができ、エアギャップ部の磁束密度分布を正弦波形状に近似することが可能となる。そして、例えば図7や図8からわかるように、このような構成により、トルクリップルや誘起電圧歪率の増加を抑制でき、低振動、低騒音に有効な永久磁石埋設型電動機を提供できる。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3について、図面を用いて説明する。なお、同一構成要素については、実施の形態1と同一符号を付しており、その説明を省略する。
図15は、本発明の実施の形態3に係る永久磁石埋設型電動機の回転子の1磁極に対応する外周を拡大して示す部分拡大図である。
本実施の形態3に係る電動機を構成する回転子の1磁極に対応する回転子鉄心240の外周形状は、2つの異なる半径R5、R6を有したd軸側の円弧C1、q軸側の円弧C2からなる点で、実施の形態1に係る電動機の回転子とは異なる。
d軸と回転子鉄心240の外周との交点に位置する円弧C1は、回転中心Oから外周方向に所定の距離Xだけずれた位置O´を中心として半径R5で形成される。また、円弧C1に隣接する円弧C2は、点O3を中心として半径R6で形成される。そして、円弧C1と円弧C2との交点β3における円弧C1の接線wに対して、交点β3における円弧C2の接線xの角度α3[°]は、−3°以上2°以下となるように設定される。
このような接線wと接線xとの関係から、交点β3の周方向前後において、円弧C1と円弧C2とがなだらかな曲線を描くことができる。
ここで、半径R5と半径R6とは、R5>R6が成立する関係にある。すなわち、d軸側の円弧C1の半径R5がq軸側の円弧C2の半径R6よりも大きい。特に、半径R5に対する半径R6の比率であるR6/R5が、0.5≦R6/R5≦0.9となる関係、すなわち0.5以上0.9以下とすることがより好ましい。
また、円弧C1は、中心O´からd軸の両側に機械角で角度θ1[°]の範囲で形成される。ここで、角度θ1[°]と極対数Pとの関係は、12°/P≦θ1≦90°/Pであることが好ましい。そして、本実施の形態3においては、極対数Pは4となるので、角度θ1の値として、3°≦θ1≦22.5°であることが好ましい。
次に、図16および図17を用いて、本実施の形態3に係る電動機と、実施の形態1の電動機とを比較し、その効果を説明する。
図16は、本実施の形態3に係る電動機のX/(X+R5)の値とトルクリップルの値との関係を示す図である。なお、X/(X+R5)は、円弧C1の半径R5と所定の距離Xとを加算した値(X+R5)に対する所定の距離Xの比率である。また、図16および図17において、X/(X+R5)の値が0のときとは、すなわちXが0のときであり、実施の形態1に係る電動機のトルクリップルを示している。
そこで、この図16において、X/(X+R5)の値が0のときのトルクリップルを基準とすると、X/(X+R5)の値が0以上0.21以下の範囲で、実施の形態1に係る電動機のトルクリップルを下回っている。
また、図17は、本実施の形態3に係る電動機のX/(X+R5)の値と誘起電圧歪率の値との関係を示す図である。
この図17から、誘起電圧歪率が、X/(X+R5)の値を0以上0.3以下のいずれの値にしても、低振動、低騒音に有効とされる5%以下になっている。
以上から、X/(X+R5)の値が0以上0.21以下の範囲であるときに、特にトルクリップルを低減することがわかる。
次に、本発明の実施の形態3の他の例について、図面を用いて説明する。
図18は、本発明の実施の形態3の他の例に係る永久磁石埋設型電動機を構成する回転子における1磁極に対応する外周を拡大して示す部分拡大図である。
ここでは、図18に示すように、円弧C2が、円弧C1と円弧C2との交点β3と、円弧C1の中心O’とを通る直線f上の点O3を中心とし、半径R6として形成された例を挙げている。
すなわち、d軸と回転子鉄心240の外周との交点に位置する円弧C1は、回転中心Oから外形方向にXだけずれた位置O´を中心として半径R5で形成される。また、円弧C1に隣接する円弧C2は、円弧C1と円弧C2との交点β3と円弧C1の中心O´とを通る直線f上の点O3を中心として半径R6で形成される。なお、中心O´と中心O3とは長さL3だけ離間しており、R5=R6+L3が成立する。
このように、交点β3、中心O3および中心O´を通る直線が同一直線f上にあることから、円弧C1と円弧C2とは、交点β3における接線も同一直線w上にあることとなる。このため、円弧C1と円弧C2とは、交点β3の周方向前後においても、なだらかな曲線を描くこととなる。
ここで、半径R5と半径R6は、R5>R6が成立する関係にある。より好ましくは、0.5≦R6/R5≦0.9が成立する関係にある。
また、円弧C1は、中心O´からd軸の両側に機械角で角度θ1[°]の範囲で形成される。ここで、角度θ1[°]と極対数Pとの関係は、12°/P≦θ1≦90°/Pであることが好ましい。そして、本実施の形態3においては、極対数Pは4となるので、3°≦θ1≦22.5°であることが好ましい。
また、図16および図17を用いて説明したように、図18のような構成においても、X/(X+R5)の値が0以上0.21以下の範囲であるときに、特にトルクリップルを低減できる。
以上説明したように、本実施の形態3に係る電動機は、交点β3における円弧C1の接線wに対して、交点β3における円弧C2の接線xの角度α3[°]が−3°以上2°以下となるように設定している。そして、d軸と回転子鉄心の外周との交点に位置する円弧C1は、その円弧の中心O´が回転中心Oからd軸に沿って所定の距離Xだけずれた位置となるように形成している。このため、本実施の形態3に係る電動機によっても、互いに隣接する円弧の交点近辺において、回転子鉄心外周曲面の曲率をなだらかに変化させることができ、エアギャップ部の磁束密度分布を正弦波形状に近似することが可能となる。そして、これによって、トルクリップルや誘起電圧歪率の増加を抑制でき、低振動、低騒音に有効な永久磁石埋設型電動機を提供できる。
(実施の形態4)
次に、本発明の実施の形態4について、図面を用いて説明する。なお、同一構成要素については、実施の形態1と同一符号を付しており、その説明を省略する。
図19は、本発明の実施の形態4に係る永久磁石埋設型電動機の回転子の1磁極に対応する外周を拡大して示す部分拡大図である。
本実施の形態4に係る電動機を構成する回転子の1磁極に対応する回転子鉄心250の外周形状は、3つの異なる半径R7、R8、R9を有する円弧D1、D2、D3からなる点で、実施の形態1に係る電動機の回転子とは異なる。図19に示すように、円弧D1と円弧D2とは互いに隣接しており、d軸側の円弧が円弧D1、q軸側の円弧が円弧D2となる。さらに、円弧D2と円弧D3とは互いに隣接しており、d軸側の円弧が円弧D2、q軸側の円弧が円弧D3となる。
まず、d軸と回転子鉄心250外周との交点に位置する円弧D1は、回転中心Oを中心として半径R7で形成される。また、円弧D1に隣接する円弧D2は、点O4を中心として半径R8で形成される。そして、円弧D1と円弧D2との交点β4における円弧D1の接線yに対して、交点β4における円弧D2の接線zの角度α4は、−3°以上2°以下となるように設定される。
このような接線yと接線zとの関係から、交点β4の周方向前後において、円弧D1と円弧D2とがなだらかな曲線を描くことができる。
ここで、半径R7と半径R8とは、R7>R8が成立する関係にある。特に、半径R7に対する半径R8の比率であるR8/R7が、0.5≦R8/R7≦0.9となる関係がより好ましい。
また、円弧D1は、回転中心Oからd軸の両側に機械角で角度θ1[°]の範囲で形成される。ここで、角度θ1[°]と極対数Pとの関係は、12°/P≦θ1≦90°/Pであることが好ましい。そして、本実施の形態4においては、極対数Pは4となるので、角度θ1の値として、3°≦θ1≦22.5°であることが好ましい。
次に、円弧D2に隣接する円弧D3は、点O5を中心として半径R9で形成される。そして、円弧D2と円弧D3との交点β5における円弧D2の接線aに対して、交点β5における円弧D3の接線bの角度α5は、−3°以上2°以下となるように設定される。
このような接線aと接線bとの関係から、交点β5の周方向前後において、円弧D2と円弧D3とがなだらかな曲線を描くことができる。
ここで、半径R8と半径R9とは、R8>R9が成立する関係にある。特に、半径R8に対する半径R9の比率であるR9/R8が、0.5≦R9/R8≦0.9となる関係がより好ましい。
次に、本発明の実施の形態4の他の例について、図面を用いて説明する。
図20は、本発明の実施の形態4の他の例に係る永久磁石埋設型電動機を構成する回転子における1磁極に対応する外周を拡大して示す部分拡大図である。
ここでは、図20に示すように、円弧D2が、円弧D1と円弧D2との交点β4と円弧D1の中心Oとを通る直線g1上の点O4を中心とし、半径R8として形成される。さらに、円弧D3が、円弧D2と円弧D3との交点β5と円弧D2の中心O4とを通る直線g2上の点O5を中心とし、半径R9として形成された例を挙げている。
すなわち、d軸と回転子鉄心250の外周との交点に位置する円弧D1は、回転中心Oを中心として半径R7で形成される。また、円弧D1に隣接する円弧D2は、交点β4と円弧D1の中心(回転中心O)とを通る直線g1上の点O4を中心として半径R8で形成される。なお、中心Oと中心O4とは長さL4だけ離間しており、R7=R8+L4が成立する。
このように、交点β4、中心O4および中心Oを通る直線が同一直線g1上にあることから、円弧D1と円弧D2とは、交点β4における接線も同一直線y上にあることとなる。このため、円弧D1と円弧D2とは、交点β4の周方向前後においても、なだらかな曲線を描くこととなる。
また、円弧D2に隣接する円弧D3は、円弧D2と円弧D3との交点β5と円弧D2の中心O4とを通る直線g2上の点O5を中心として半径R9で形成される。なお、中心O4と中心O5とは長さL5だけ離間しており、R8=R9+L5が成立する。
ここでも、半径R7、半径R8および半径R9は、R7>R8>R9が成立する関係にある。より好ましくは、0.5≦R8/R7≦0.9が成立する関係にある。さらに好ましくは、0.5≦R9/R8≦0.9が成立する関係にある。
また、円弧D1は、回転中心Oからd軸の両側に機械角で角度θ1[°]の範囲で形成される。ここで、角度θ1[°]と極対数Pとの関係は、12°/P≦θ1≦90°/Pであることが好ましい。そして、極対数Pは4となるので、3°≦θ1≦22.5°であることが好ましい。
以上説明したように、本実施の形態4に係る電動機は、互いに隣接する円弧D1とD2とにおいて、d軸側の円弧D1の半径R7がq軸側の円弧D2の半径R8よりも大きく、かつ、互いの円弧の交点β4において、円弧D1の接線yに対する円弧A2の接線zの角度αを、−3°≦α≦2°としている。さらに、互いに隣接する円弧D2とD3とにおいて、d軸側の円弧D2の半径R8がq軸側の円弧D3の半径R9よりも大きく、かつ、互いの円弧の交点β5において、円弧D2の接線aに対する円弧D3の接線bの角度αも、−3°≦α≦2°としている。このように、本実施の形態4に係る電動機は、d軸からq軸において2つ以上の円弧を設けており、それぞれの交点において角度αを、−3°以上2°以下としている。このため、本実施の形態1に係る電動機によっても、互いに隣接する円弧の交点近辺において、回転子鉄心外周曲面の曲率をなだらかに変化させることができ、エアギャップ部の磁束密度分布を正弦波形状に近似することが可能となる。そして、これによって、トルクリップルや誘起電圧歪率の増加を抑制でき、低振動、低騒音に有効な永久磁石埋設型電動機を提供できる。
なお、上述した実施の形態においては、1磁極に対応する外周を2または3の異なる半径を有する円弧により形成しているが、隣接する円弧は、それらの交点における小さい方の円弧の接線の、交点における大きい方の円弧の接線に対する角度α5を、−3°以上2°以下となるように設定すれば、1磁極に対応する外周を4以上の異なる半径を有する円弧により形成しても良い。同様に、隣接する円弧の交点と円弧の中心とを通る直線が同一直線上に形成されるように形成したときも、隣接する円弧のうちd軸側となる円弧の半径が、q軸側となる円弧の半径よりも大きい関係であれば、1磁極に対応する外周を4以上の異なる半径を有する円弧により形成しても良い。
本発明に係る永久磁石埋設型電動機は、固定子と回転子との間のエアギャップ部の磁束密度分布を理想的な正弦波形状にし、回転子鉄心の磁石埋設孔に埋設される永久磁石とを有する回転子を備える電動機等として有用である。
11 固定子
12 ヨーク
13 ティース
14 固定子鉄心
15 スロット
21,91 回転子
22 磁石埋設孔
23,230,240,250 回転子鉄心
24 カシメピン
25,95 永久磁石
26 回転軸

Claims (5)

  1. ヨークの内周側に複数のティースを有する固定子鉄心に巻線を巻回した固定子と、前記ティースと対向し回転自在に保持された回転子鉄心を有する回転子とを備え、前記回転子鉄心は積層された高透磁率薄鉄板からなり、前記回転子鉄心が、磁極を形成するための永久磁石を埋設した複数の磁石埋設孔を有するとともに、三つの異なる半径の円弧D1、D2およびD3からなる外周形状を有した永久磁石埋設型電動機であって、
    前記回転子の回転中心と前記永久磁石の中央である磁極中央とを結ぶ直線をd軸とし、前記回転中心と前記永久磁石が互いに隣接するその中間点とを結ぶ直線をq軸としたとき、
    前記円弧D1は前記d軸と前記回転子鉄心の外周との交点に位置し、その半径はR1であり、
    前記円弧D2は前記円弧D1に対して前記q軸側に隣接して、その半径はR2であり、
    前記円弧D3は前記円弧D2に対して前記q軸側に隣接し、かつ前記q軸に接して、その半径はR3であり、
    互いに隣接する前記円弧は、前記半径R1に対する前記半径R2の比率R2/R1が0.7以上0.8以下であり、かつ、前記半径R2に対する前記半径R3の比率R3/R2が0.7以上0.8以下であり、
    前記互いの円弧の交点において、前記円弧D1の接線に対する前記円弧D2の接線の角度α1が、−3°≦α1≦2°で、前記円弧D2の接線に対する前記円弧D3の接線の角度α2が、−3°≦α2≦2°となるとともに、前記円弧D1の中心が前記回転中心となるように形成されたことを特徴とする永久磁石埋設型電動機。
  2. 前記角度α1、α2を0°としたことを特徴とする請求項1に記載の永久磁石埋設型電動機。
  3. 前記円弧D1は、前記回転中心から前記d軸の両側に機械角の角度θ1の範囲で形成され、
    前記角度θ1と極対数Pとの関係を、12°/P≦θ1≦90°/Pとしたことを特徴とする請求項1または2に記載の永久磁石埋設型電動機。
  4. 前記円弧は、互いに隣接する前記円弧D1と前記円弧D2の交点と、前記円弧D1の中心と、前記円弧D2の中心とが同一の直線上であり、かつ、互いに隣接する前記円弧D2と前記円弧D3の交点と、前記円弧D2の中心と、前記円弧D3の中心とが同一の直線上となるように形成されたことを特徴とする請求項1に記載の永久磁石埋設型電動機。
  5. 前記回転子鉄心に設けられた前記磁石埋設孔が、前記埋設孔の長辺方向の両端部付近であって、かつ、短辺方向の回転軸側に設けられた突起部を有し、前記突起部の径方向の長さは、前記埋設孔の短辺方向の長さよりも小さい、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の永久磁石埋設型電動機。
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