JP5293379B2 - 積層セラミック電子部品 - Google Patents

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Description

この発明は、積層セラミック電子部品に関するもので、特に、外部端子電極が複数の内部導体と電気的に接続されるようにして直接めっきにより形成された積層セラミック電子部品に関するものである。
近年、携帯電話、ノートパソコン、デジタルカメラ、デジタルオーディオ機器等の小型携帯電子機器の市場が拡大している。これらの携帯電子機器では、小型化が進んでいる一方で、高性能化も同時に進んでいる。携帯電子機器には多数の積層セラミック電子部品が搭載されているが、積層セラミック電子部品についても、小型化・高性能化が要求されており、たとえば、積層セラミックコンデンサにおいては、小型化・大容量化が要求されている。
積層セラミックコンデンサを小型化・大容量化する手段としては、誘電体セラミック層を薄層化することが有効であり、最近では、誘電体セラミック層の厚みが3μm以下のものが実用化されている。現在、さらなる薄層化が指向されているが、誘電体セラミック層を薄層化すればするほど、内部電極間の短絡が生じやすくなるため、品質確保が難しくなるという課題がある。
別の手段としては、内部電極の有効面積を広くすることが有効である。しかし、積層セラミックコンデンサを量産する際には、内部電極とセラミック素体側面とのサイドマージンや、内部電極とセラミック素体端面とのエンドマージンをある程度確保する必要があるため、内部電極の有効面積を広げることには制約がある。
所定のマージンを確保しながら内部電極の有効面積を広げるためには、誘電体セラミック層の面積を広くする必要がある。しかし、決められた寸法規格内で誘電体セラミック層の面積を広げることには限界があり、その上、外部端子電極の厚みが妨げとなる。
従来、積層セラミックコンデンサの外部端子電極は、典型的には、セラミック素体端部に導電性ペーストを塗布し、焼き付けることにより形成されてきた。導電性ペーストの塗布方法としては、ペースト槽にセラミック素体端部を浸漬して引き上げるというものが主流であるが、この方法では、導電性ペーストの粘性が影響して、セラミック素体端面中央部に導電性ペーストが厚く付着しやすい。このため、外部端子電極が部分的に厚くなる(具体的には30μmを超える)分、誘電体セラミック層の面積を小さくせざるを得なかった。
これを受けて、外部端子電極を直接めっきにより形成する方法が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。この方法では、セラミック素体端面における内部電極の露出部を核としてめっき膜が析出し、めっき膜が成長することにより、隣り合う内部電極の露出部同士が接続される。この方法によれば、従来の導電性ペーストによる方法に比べて、薄くフラットな電極膜を形成することが可能となる。
通常、積層セラミックコンデンサをはじめとするセラミック電子部品では、割れ・欠け防止のためにセラミック素体に丸みがつけられている。この丸みをつけるためには、セラミック素体に対して、たとえばバレル研磨などの研磨処理を施すが、この研磨処理時に内部電極の構成金属がセラミック素体端面上に飛散する。そして、セラミック素体の特に外層部はよく削られるので、金属が飛散しやすい。
上述のように飛散した金属を核にめっき膜が成長すると、このめっき膜をもって形成された外部端子電極は、意図せず、外層部分で部分的に幅広な形状となってしまう場合があった。図18には、積層セラミック電子部品1に備えるセラミック素体2における外部端子電極3が形成される側面4が示されている。図18に示すように、外部端子電極3は、セラミック素体2の外層部分で部分的に幅広な形状となることがある。
図18に示すような形状の外部端子電極3が形成されると、実装時に隣接する外部端子電極3同士が半田によりつながってしまう半田ブリッジという不具合が生じることがある。
国際公開第2007/049456号パンフレット
そこで、この発明の目的は、上述した問題を解決し得る、積層セラミック電子部品を提供しようとすることである。
この発明は、複数のセラミック層が積層されてなり、互いに対向する2つの主面と、2つの主面間を結ぶ4つの側面とを有し、隣接する各主面および各側面の間に位置する稜線部および角部が丸められている、セラミック素体と、セラミック素体の内部に配置され、少なくとも1つの側面上に露出した露出部を有する、複数の内部導体と、側面上に配置され、複数の内部導体と電気的に接続されるようにして直接めっきにより形成された、外部端子電極とを備え、複数の内部導体の各露出部は、セラミック層の積層方向に沿って隣接して露出し、最上部の露出部の上辺を上限としかつ最下部の露出部の下辺を下限とする露出エリアを構成している、積層セラミック電子部品に向けられるものであって、上述した技術的課題を解決するため、セラミック層の積層方向で見て、上記露出エリアの端部における露出部の面積割合が露出エリアの中央部における露出部の面積割合よりも小さくなっていることを特徴とするものであるが、この特徴的構成を実現するため、この発明の第1の局面では、露出エリアの端部における内部導体の露出部の幅を、露出エリアの中央部における内部導体の露出部の幅よりも小さくすることが行なわれ、第2の局面では、露出エリアの端部における内部導体の露出部間の間隔を、露出エリアの中央部における内部導体の露出部間の間隔よりも広くすることが行なわれる
この発明において、第1の実施態様では、露出エリアの上限と下限とを結ぶ距離をDとしたとき、各主面側から0.15Dの距離までの部分が上述の露出エリアの端部として定義され、残りの部分が上述の露出エリアの中央部として定義される。
この発明において、第2の実施態様では、複数の内部導体が、セラミック層の積層方向で見て、セラミック素体の中央部に配置され、電気的特性の発現に実質的に寄与する有効内部導体を含む、中央部内部導体と、セラミック層の積層方向で見て、セラミック素体の端部に配置され、有効内部導体と同じ高さ位置には配置されず、電気的特性の発現に実質的に寄与しない、端部ダミー内部導体とからなる。そして、上記中央部内部導体の各露出部がセラミック層の積層方向に沿って隣接して露出し、最上部の露出部の上辺を上限とし最下部の露出部の下辺を下限とする部分が前述の露出エリアの中央部として定義され、上記端部ダミー内部導体の各露出部がセラミック層の積層方向に沿って隣接して露出し、最上部の露出部の上辺を上限とし最下部の露出部の下辺を下限とする部分が前述の露出エリアの端部として定義される。
この発明において、前述したように、露出エリアの端部における露出部の面積割合を露出エリアの中央部における露出部の面積割合よりも小さくするため、第1の局面では、露出エリアの端部における内部導体の露出部の幅を、露出エリアの中央部における内部導体の露出部の幅よりも小さくすることが行なわれ、第2の局面では、露出エリアの端部における内部導体の露出部間の間隔を、露出エリアの中央部における内部導体の露出部間の間隔よりも広くすることが行なわれるが、これら第1の局面による実施態様と第2の局面による実施態様とが同時に実施されても、あるいは、第1の局面による実施態様および第2の局面による実施態様の少なくとも一方と、露出エリアの端部における内部導体の露出部の厚みを、露出エリアの中央部における内部導体の露出部の厚みよりも薄くする実施態様とが同時に実施されてもよい
この発明によれば、複数の内部導体の露出部によって構成される露出エリアのうち、研磨処理時に内部電極の構成金属が飛散する量が多くなる傾向のある露出エリアの端部における露出部の面積割合が、露出エリアの中央部における露出部の面積割合よりも小さくされるので、露出エリアの端部での金属飛散量を相対的に減じることができる。理想的には、金属飛散量を、セラミック素体の積層方向に関して実質的に均等とすることができる。
したがって、研磨処理時に飛散した金属を核にめっき膜が成長しても、このめっき膜をもって形成された外部端子電極が、外層部分で部分的に幅広な形状となることを抑制することができる。よって、積層セラミック電子部品に備えるセラミック素体の1つの側面上に複数の外部端子電極が並んで形成される場合であっても、実装時に隣接する外部端子電極同士が半田によりつながってしまう半田ブリッジという不具合を生じさせにくくすることができる。
この発明の第1の実施形態による積層セラミック電子部品の外観を示す斜視図である。 図1の線A−Aに沿う断面図である。 図1に示した積層セラミック電子部品に備えるセラミック素体の内部構造を示す平面図であり、(a)〜(f)の順序は複数のセラミック層の積層順序を示している。 図1に示した積層セラミック電子部品における、外部端子電極を形成する前の段階にあるセラミック素体の側面を示す図であって、複数の内部導体の露出部によって構成される露出エリアを示している。 図4に示した露出エリアを、その端部と中央部とに区分するための第1の方法を説明するための図である。 図4に示した露出エリアを、その端部と中央部とに区分するための第2の方法を説明するための図である。 図4に示した露出エリア上の外部端子電極を形成した後の状態を示すセラミック素体の側面図である。 図7に対応する図であって、外部端子電極の形状について許容され得る変形例を示す図である。 この発明の範囲外のものであるが、この発明に関連する参考例を説明するための図4に対応する図である。 この発明の第の実施形態を説明するための図4に対応する図である。 この発明の第の実施形態を説明するためのもので、(a)は複数の内部電極の露出部を示す側面図であり、(b)は露出エリア端部に位置する端部ダミー内部導体を示す平面図である。 この発明の第の実施形態を説明するためのもので、複数の内部電極の露出部を示す側面図である。 この発明の第の実施形態を説明するためのもので、(a)は複数の内部電極の露出部を示す側面図であり、(b)は露出エリア端部に位置する端部ダミー内部導体を示す平面図である。 この発明の第の実施形態を説明するための図2に対応する図である。 この発明の第の実施形態を説明するための図3の一部に対応する図である。 この発明の第の実施形態を説明するための図3の一部に対応する図である。 この発明の第の実施形態を説明するための図3の一部に対応する図であり、外部端子電極を形成した後のセラミック素体を示している。 この発明が解決しようとする課題を説明するためのもので、不具合な形状をもって外部端子電極が形成されたセラミック素体の側面図である。
図1ないし図7を参照して、この発明の第1の実施形態による積層セラミック電子部品11について説明する。
図1ないし図3に示すように、積層セラミック電子部品11に備えるセラミック素体12は、積層された複数のセラミック層13を備えている。また、セラミック素体12は、互いに対向する第1の主面14および第2の主面15と、それらの間を結ぶ第1ないし第4の側面16〜19とを有している。第1の側面16と第2の側面17とは互いに対向し、第3の側面18と第4の側面19とは互いに対向している。
図1ないし図4および図7からわかるように、セラミック素体2の主面14および15ならびに側面16〜19といった面のうちの隣接する面の間に位置する稜線部および角部は、丸められている。
図1によく示されるように、積層セラミック電子部品11は複数の素子を構成するアレイタイプのものであり、第1の側面16上には複数の第1の外部端子電極20が形成され、第2の側面上17には複数の第2の外部端子電極21が形成されている。第1の外部端子電極20と第2の外部端子電極21とは互いに電気的に絶縁されているとともに、複数の第1の外部端子電極20同士および複数の第2の外部端子電極21同士も電気的に絶縁されている。
セラミック素体12の内部には、図2および図3に示すように、側面16〜19のうちの少なくとも1つ上に露出した露出部22をそれぞれ有する複数の内部導体23が配置されている。この実施形態では、内部導体23は、セラミック層13の積層方向に見て、セラミック素体12の中央部に配置される中央部内部導体24と、セラミック素体12の端部に配置される端部内部導体25および26とからなる。
このような中央部内部導体24ならびに端部内部導体25および26からなる複数の内部導体23は、前述した第1および第2の外部端子電極20および21のいずれかに電気的に接続されるが、以下の説明において、第1の外部端子電極20に接続されるものと第2の外部端子電極21に接続されるものとを区別する必要があるとき、第1の外部端子電極20に接続されるものについては、「第1の」の文言を付し、第2の外部端子電極21に接続されるものについては、「第2の」の文言を付すことにする。
上記中央部内部導体24は、電気的特性の発現に実質的に寄与する第1の有効内部導体27および第2の有効内部導体28と、電気的特性の発現に実質的に寄与しない第1の中央部ダミー内部導体29および第2の中央部ダミー内部導体30とがある。第1の中央部ダミー内部導体29は第2の有効内部導体28と同じ高さ位置に配置され、第2の中央部ダミー内部導体30は第1の有効内部導体27と同じ高さ位置に配置される。
また、前述の端部内部導体25および26は、有効内部導体27および28のいずれとも同じ高さ位置には配置されず、電気的特性の発現には実質的に寄与しない。したがって、端部内部導体25および26は、以下において、「端部ダミー内部導体」と呼ぶことにする。また、前述した第1および第2の外部端子電極20および21との関係で言えば、端部ダミー内部導体25は「第1の端部ダミー内部導体」であり、端部ダミー内部導体26は「第2の端部ダミー内部導体」である。
なお、端部ダミー内部導体25および26のうち、たとえば有効内部導体27または28に最も近いものは、有効内部導体27または28との間で浮遊容量等といった形でわずかながら電気的特性を発現させる場合があり得るが、このような場合は、「電気的特性の発現に実質的に寄与する」という定義には含めない。また、中央部ダミー内部導体29および30についても、たとえば同じ高さ位置にある有効内部導体27または28との間で浮遊容量等といった形でわずかながら電気的特性を発現させる場合があり得るが、このような場合についても、「電気的特性の発現に実質的に寄与する」という定義には含めない。
端部ダミー内部導体25および26ならびに中央部ダミー内部導体29および30は、外部端子電極20および21をめっきにより形成するに際して、各々の露出部22がめっき金属の析出の核となるように機能し、外部端子電極20および21の固着力の向上に寄与する。特に、端部ダミー内部導体25および26は、積層セラミック電子部品11の強度向上にも寄与する。
なお、電気的特性を発現する有効領域の設計に応じて、ダミー内部導体25および26ならびに29および30は形成されないこともある。
この積層セラミック電子部品11において、セラミック層13を構成する材料しては、たとえば、BaTiO、CaTiO、SrTiO、CaZrOなどを主成分とする誘電体セラミックを用いることができる。また、これらの主成分にMn化合物、Fe化合物、Cr化合物、Co化合物、Ni化合物などの副成分を添加したものを用いてもよい。その他、PZT系セラミックなどの圧電体セラミック、スピネル系セラミックなどの半導体セラミック、フェライトなどの磁性体セラミックなどを用いることもできる。
セラミック層13を構成する材料として、誘電体セラミックを用いた場合は、積層セラミック電子部品11はコンデンサとして機能し、圧電体セラミックを用いた場合は、圧電部品として機能し、半導体セラミックを用いた場合は、サーミスタとして機能し、磁性体セラミックを用いた場合には、コイル系部品として機能する。セラミック層13の焼成後の厚みは、0.5〜10μmであることが好ましい。
この積層セラミック電子部品11がたとえばコンデンサ、圧電部品またはサーミスタを構成する場合、有効内部導体27および28は、図3に示されるように、対向部31と、対向部31から側面16または17にまで引き出される引出し部32とからなり、対向部31同士が特定のセラミック層13を挟んで対向することにより、所定の電気的特性が発現される。
他方、この発明に係る積層セラミック電子部品がインダクタなどのコイル系部品を構成する場合、有効内部導体は、所定のパターンのコイル導体と、コイル導体を立体的に接続するビア導体とにより構成され、セラミック素体の内部においてコイルが形成される。
複数の内部導体23の露出部22は、図4にセラミック素体12の側面16側の構成を示すように、セラミック素体12の側面16において、セラミック層13の積層方向に沿って隣接して露出し、最上部の露出部22の上辺を上限34としかつ最下部の露出部22の下辺を下限35とする露出エリア33を構成する。
なお、上述の図4ばかりでなく、後述する図5ないし図13についても、セラミック素体12の一方の側面16側の構成が図示されていて、それぞれの図面を参照しての説明も、側面16側について行なうが、図示されない側面16に対向する側面17側の構成は、側面16側と実質的に同様であるので、側面16側の説明をもって側面17側の説明を援用することにする。
露出エリア33を特定するにあたっては便宜的な手法を用いるのが好都合であり、最終的に四角形となるように取り決めるものとする。画像処理により面積割合を求めやすくするためである。
たとえば、上限34および下限35は、それぞれ、露出部22の上辺の中点を通る直線および露出部22の下辺の中点を通る直線によって規定するものとする。ここで、上記2本の直線は互いに平行である。
また、左限36および右限37は、たとえば、露出部22の中で幅が比較的広い露出部群の各々の左端および右端の各点の座標をそれぞれ取り、各々の平均座標位置をそれぞれ通る互いに平行な2本の直線によって規定するものとする。なお、これら2本の直線は、前述の上限34および下限35を規定する直線と直交する。
上記左限36および右限37に関して、より具体的に説明すると、この実施形態では、図4に示すように、中央部内部導体24の露出部22が比較的幅広で、端部ダミー内部導体25の露出部22が比較的幅狭な場合、左限36および右限37の基準としては、中央部内部導体24の左限および右限が採用される。たとえば、左限36を決める際には、中央部内部導体24の各左端点の座標位置を取り、これらの平均位置を求め、この平均位置を通過する直線をもって左限36とする。内部導体23の枚数が多い場合は、各露出部群の最上部、中央部、最下部の3つの端点についての平均座標を求め、これによって、左限36および右限37を決定してもよい。
以上のように特定された露出エリア33について、その端部と中央部とに区分するための方法の一例を挙げると、図5に示すように、露出エリア33の上限34および下限35を結ぶ距離をDとしたとき、主面14および15(図4参照)の各々側から0.15Dの距離までの部分が露出エリア端部33aとして定義され、残りの部分が露出エリア中央部33bとして定義される。この区分方法で用いられる「0.15」の値は、研磨処理における内部導体の飛散状態から経験的に定められたものである。
なお、上記の区分方法に従った場合、露出エリア端部33aを構成する露出部22の一部については、中央部内部導体24の露出部22によって与えられることもあり得、また、露出エリア中央部33bを構成する露出部22の一部については、端部ダミー内部導体25または26の露出部22によって与えられることもあり得る。
区分方法の他の例を挙げると、図6に示すように、中央部内部導体23の各露出部22がセラミック層13の積層方向に沿って隣接して露出し、最上部の露出部22の上辺を上限とし最下部の露出部22の下辺を下限とする部分が露出エリア中央部33bとして定義される。他方、第1の端部ダミー内部導体25の各露出部22がセラミック層13の積層方向に沿って隣接して露出し、最上部の露出部の上辺を上限とし最下部の露出部の下辺を下限とする部分が露出エリア端部33aとして定義される。
このとき、露出エリア中央部33bおよび露出エリア端部33aの各々の限界については、前述した露出エリア33の限界を決定するための手法にならって便宜的に定めるとよい。また、露出エリア中央部33bおよび露出エリア端部33aの各々の左右限36および37については、露出部群が幅広な露出エリアを通る直線とするとよい。
以上のような露出エリア33において、セラミック層13の積層方向で見て、露出エリア端部33aにおける露出部22の面積割合が露出エリア中央部33bにおける露出部22の面積割合よりも小さくなっていることが、この発明の特徴的構成である。特に、この実施形態においては、露出エリア端部33aにおける露出部22の幅が露出エリア中央部33bにおける露出部22の幅よりも小さくなっている。
内部導体23に含まれる導電材料としては、たとえば、Ni、Cu、Ag、Pd、Ag−Pd合金、またはAuなどを用いることができる。内部導体23の厚みは、0.3〜2.0μmであることが好ましい。
外部端子電極20および21は、内部導体23と電気的に接続されるようにして直接めっきにより形成される。すなわち、外部端子電極20および21の少なくとも下地層が、セラミック素体12および内部導体23の露出部22と接するようにめっきにより形成される。
外部端子電極20および21の形状としては、外部端子電極20について図7に示すように、ストレートの帯状であることが理想的である。しかし、図8に示すように、主面14および15に近づくに従って幅狭になる形状も許容される。
外部端子電極20および21の下地層を構成する金属としては、たとえば、Cu、Ni、Ag、Pd、Ag−Pd合金、またはAuなどを用いることができる。
外部端子電極20および21の下地層の表面には、上層めっき膜が形成されてもよい。この場合、上層めっき膜を構成する金属としては、たとえば、Cu、Ni、Ag、Pd、Ag−Pd合金、またはAuなどを用いることができる。
下地層や上層めっき膜の1層あたりの厚みは、1〜10μmであることが好ましい。
また、下地層と上層めっき膜との間に、応力緩和用の導電性樹脂層が形成されてもよい。
次に、上述した積層セラミック電子部品11の製造方法の一例について説明する。
まず、セラミック層13となるべきセラミックグリーンシート、および内部導体23のための導電性ペーストがそれぞれ準備される。これらセラミックグリーンシートおよび導電性ペーストには、バインダおよび溶剤が含まれるが、これらバインダおよび溶剤としては、それぞれ、公知の有機バインダおよび有機溶剤を用いることができる。
次に、セラミックグリーンシート上に、たとえばスクリーン印刷法などにより所定のパターンをもって導電性ペーストが印刷される。これによって、内部導体23となるべき内部導体パターンが形成される。
次に、内部導体パターンが印刷されていない外層用セラミックグリーンシートが所定枚数積層され、その上に、端部ダミー内部導体25および26となるべき内部導体パターンが印刷された所定枚数のセラミックグリーンシート、中央部内部導体24となるべき内部導体パターンが印刷された所定枚数のセラミックグリーンシート、端部ダミー内部導体25および26となるべき内部導体パターンが印刷された所定枚数のセラミックグリーンシートが順次積層され、その上に、外層用セラミックグリーンシートが所定枚数積層される。これによって、マザー積層体が得られる。
次に、マザー積層体が静水圧プレスなどの手段により積層方向にプレスされる。
次に、マザー積層体が所定のサイズにカットされ、生のセラミック素体が切り出される。
次に、生のセラミック素体が焼成される。焼成温度は、セラミックグリーンシートに含まれていたセラミック材料や内部導体パターンに含まれていた金属材料にもよるが、900〜1300℃であることが好ましい。
次に、焼結したセラミック素体12に対して、バレル研磨などの研磨処理が施され、セラミック素体12の稜線部および角部が丸められる。このとき、各内部導体23の露出部22から微小な金属片が周囲に飛散し、セラミック素体12の側面16および17上に付着する。セラミック素体12の外層部付近は特によく削られるため、金属片の飛散量が多くなる傾向があるが、露出エリア端部33aにおける露出部22の面積割合が、露出エリア中央部33bにおける露出部22の面積割合よりも小さくされるので、露出エリア端部33aでの金属飛散量を相対的に減じることができる。
次に、セラミック素体12の側面16および17に、直接めっきにより外部端子電極20および21の下地層が形成される。めっきは、電解めっきおよび無電解めっきのいずれを用いてもよい。前述のように、露出エリア端部33aでの金属飛散量が相対的に減じられているので、このめっき工程において、飛散した金属を核にめっき膜が成長しても、このめっき膜をもって形成された外部端子電極20および21が、セラミック素体12の外層部分で部分的に幅広な形状となることを抑制することができる。
次に、必要に応じて、上層めっき膜が形成される。
このようにして、積層セラミック電子部品11が得られる。
以下、この発明の他の実施形態およびこの発明に関連する参考例について説明する。なお、他の実施形態および参考例の説明のために参照する図面において、図1ないし図8に示した要素に相当する要素には同様の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
この発明の参考例では、露出エリア端部33aにおける露出部22の面積割合を露出エリア中央部33bにおける露出部22の面積割合よりも小さくするため、図9に示すように、露出エリア端部33aにおける内部導体23の露出部22の厚みが、露出エリア中央部33bにおける内部導体23の露出部22の厚みよりも小さくなっている。
の実施形態では、露出エリア端部33aにおける露出部22の面積割合を露出エリア中央部33bにおける露出部22の面積割合よりも小さくするため、図10に示すように、露出エリア端部33aにおける複数の内部導体23の各露出部22間の間隔が、露出エリア中央部33bにおける複数の内部導体23の各露出部22間の間隔よりも広くなっている。
の実施形態では、露出エリア端部33aにおける露出部22の面積割合を露出エリア中央部33bにおける露出部22の面積割合よりも小さくするため、図11(a)に示すように、露出エリア端部33aにおける内部導体23の露出部22が2箇所に分かれて分布しており、この結果、露出エリア端部33aにおける内部導体23の露出部22の幅が、露出エリア中央部33bにおける内部導体23の露出部22の幅よりも小さくなっている。このような構成は、たとえば、図11(b)に示すように、端部ダミー内部導体25の引出し部を二股にすることにより実現することができる。
の実施形態では、露出エリア端部33aにおける露出部22の面積割合を露出エリア中央部33bにおける露出部22の面積割合よりも小さくするため、図12に示すように、露出エリア端部33aにおける内部導体23の露出部22の連続性を、露出エリア中央部33bにおける内部導体23の露出部22の連続性よりも低下させることにより、前者の幅を後者の幅よりも小さくしている。たとえば、端部ダミー内部導体25を形成するために用いる導電性ペーストとして収縮度合いの高いものを選択すると、中央部内部導体24に比べて端部ダミー内部導体25がセラミック素体12内部へ引っ込みやすくなり、上記構成を実現することができる。
の実施形態では、図13(a)に示すように、露出エリア端部33aにおける内部導体23の露出部22が円形状の散在分布状態となっており、これによって、露出エリア端部33aにおける露出部22の面積割合が露出エリア中央部33bにおける露出部22の面積割合よりも小さくなっている。図13(b)に示すように、たとえば、セラミック素体12の側面16にレーザー光を照射して半貫通ビア41を形成し、その内部に導電性ペーストを充填してから焼成を行なうことにより、上記構成を実現することができる。
の実施形態に係る積層セラミック電子部品11aでは、図14に示すように、セラミック素体12の主面14および15上に方形状の表面導体43を形成しておき、直接めっきで形成される外部端子電極20および21を主面14および15側まで回り込ませやすくしている。
の実施形態に係る積層セラミック電子部品に備えるセラミック素体12aは、図15に示すように、1つの対向部45と4つの引出し部46〜49とを有する有効内部導体50と、1つの対向部51と4つの引出し部52〜55とを有する有効内部導体56とを互いに対向させた構造を有している。このような有効内部導体50および56をもって構成された積層セラミックコンデンサは、低ESL型コンデンサとして使用され得る。
の実施形態に係る積層セラミック電子部品は、2端子タイプのものであり、そこに備えるセラミック素体12bには、図16に示すように、1対の内部導体61および62が形成されており、内部導体61および62は、短い側の側面19および18にそれぞれ露出するように構成されている。第の実施形態は、この発明が2端子タイプの積層セラミック電子部品にも適用できることを明示する意義がある。なお、2端子タイプの場合、多端子タイプのものにおけるような半田ブリッジはあまり生じ得ないが、たとえば、外部端子電極について、主面側への回り込み面積が大きく中央部での面積が小さくなってしまうなど、外部端子電極の外観が悪化することを防ぐのに効果的である。
の実施形態に係る積層セラミック電子部品11bでは、図17に示すように、有効内部導体65および66ならびにダミー内部導体67および68の各々の露出部が、セラミック素体12cの4つの側面16〜19のうちの3つの側面にまたがるように露出している。したがって、外部端子電極69および70についても、セラミック素体12cの4つの側面16〜19のうちの3つの側面にまたがるように形成されている。そのため、外部端子電極69および70間のギャップが狭くなる。
このように外部端子電極69および70間のギャップが狭い設計の場合には、多端子タイプの場合と同様、半田ブリッジの問題が生じ得る。よって、ダミー内部導体67および68の厚みを有効内部導体65および66の厚みよりも薄くするなどして、露出エリアの端部における露出部の面積割合を露出エリアの中央部における露出部の面積割合よりも小さくすることが有効である。
次に、この発明による効果を確認するために実施した実験例について説明する。
第1の実施形態の設計に基づいて、積層セラミック電子部品としてのアレイタイプの積層セラミックコンデンサを作製した。
まず、BaTiO系のセラミック粉末を含むセラミックスラリーを成形、乾燥することによって、セラミックグリーンシートを得た。次に、スクリーン印刷によりセラミックグリーンシート上にNiペーストを印刷し、所定の内部導体パターンを形成した。
次に、セラミックグリーンシートを積層することによって、マザー積層体を得た。次に、マザー積層体から生のセラミック素体を切り出し、生のセラミック素体を最高温度1200℃、2時間の条件で焼成した。
次に、焼結したセラミック素体に対し、バレル研磨処理を施した。
次に、研磨後のセラミック素体に対し、下記条件で電解バレルめっきを行ない、端面にCuめっき膜を形成した。ここで、Cuめっき工程では、水平回転バレルを適用し、バレル回転数を20rpmとした。また、Cuめっきは、ストライクめっきと厚付けめっきとの2工程に分けて行なった。
ストライクCuめっきの条件は、以下の表1のとおりとした。
Figure 0005293379
厚付けCuめっきの条件は、以下の表2のとおりとした。
Figure 0005293379
以上のようにして、サイズ2.0mm×1.05mm×0.85mmの4素子を有するアレイタイプの試料1〜13に係る積層セラミックコンデンサを作製した。
各試料において、露出エリアの中央部および端部の定義は、前述した図6を参照して説明した区分方法に従った。そして、めっき前において、表3に示すように、上記区分方法に従って区分された露出エリア中央部と露出エリア端部との各々における露出部幅、露出部厚みおよび露出部間距離を求めた。
また、上記区分方法に従って区分された露出エリア中央部と露出エリア端部との各々における露出部の面積割合を以下のようにして求めた。
すなわち、SEM/EDXを用いて露出エリア内の「(Niピーク強度)/(Baピーク強度)比」を分析した。この「(Niピーク強度)/(Baピーク強度)比」を露出部の面積割合とした。分析条件は、加速電圧20kV、視野×2000とした。拡大倍率にもよるが、露出エリアの一部しか画像を出せない場合には、複数回測定を行ない、画像を連結して処理した。便宜上、各試料につき5個ずつ測定し、その平均値を求めた。
そして、これら面積割合から面積割合比(端部/中央部)を求めた。表3には、面積割合比が示されている。
さらに、めっき後に、表3に示すように、外観不良および半田ブリッジ発生の有無を評価した。
より具体的には、外観不良は次のようにして評価した。任意の1つの外部端子電極について、最上辺、中央部、および最下辺の3箇所での幅を顕微鏡で観察して測長し、その平均値を求めた。そして、めっき後の下地層の幅が最も幅の広い部分で200μm以上であるものを外観不良とした。観察数は各試料について100個とし、1個でも不良が出れば、「NG」とした。
半田ブリッジ発生の有無評価は、ガラスエポキシ基板に方形状の8個のランドを形成し、その上に半田を用いて各試料について1000個ずつ実装し、半田ブリッジの発生の有無を確認することによって行なった。1個でも不良が出れば、「NG」とした。
Figure 0005293379
表3において、面積割合比(端部/中央部)が1以上の試料、すなわちこの発明の範囲外の試料には、*が付されている。
表3に示すように、面積割合比(端部/中央部)が1未満であれば、外観不良も半田ブリッジも発生しないことがわかった。
11,11a,11b 積層セラミック電子部品
12,12a,12b,12c セラミック素体
13 セラミック層
14,15 主面
16〜19 側面
20,21,69,70 外部端子電極
22 露出部
23,61,62 内部導体
24 中央部内部導体
25,26 端部ダミー内部導体
27,28,50,56,65,66 有効内部導体
29,30 中央部ダミー内部導体
33 露出エリア
33a 露出エリア端部
33b 露出エリア中央部
34 上限
35 下限
67,68 ダミー内部導体

Claims (5)

  1. 複数のセラミック層が積層されてなり、互いに対向する2つの主面と、前記2つの主面間を結ぶ4つの側面とを有し、隣接する各前記主面および各前記側面の間に位置する稜線部および角部が丸められている、セラミック素体と、
    前記セラミック素体の内部に配置され、少なくとも1つの前記側面上に露出した露出部を有する、複数の内部導体と、
    前記側面上に配置され、複数の前記内部導体と電気的に接続されるようにして直接めっきにより形成された、外部端子電極と
    を備え、
    複数の前記内部導体の各前記露出部は、前記セラミック層の積層方向に沿って隣接して露出し、最上部の前記露出部の上辺を上限としかつ最下部の前記露出部の下辺を下限とする露出エリアを構成しており、
    前記セラミック層の積層方向で見て、前記露出エリアの端部における前記内部導体の前記露出部の幅が、前記露出エリアの中央部における前記内部導体の前記露出部の幅よりも小さくされることによって、前記露出エリアの端部における前記露出部の面積割合が前記露出エリアの中央部における前記露出部の面積割合よりも小さくなっている、
    積層セラミック電子部品。
  2. 複数のセラミック層が積層されてなり、互いに対向する2つの主面と、前記2つの主面間を結ぶ4つの側面とを有し、隣接する各前記主面および各前記側面の間に位置する稜線部および角部が丸められている、セラミック素体と、
    前記セラミック素体の内部に配置され、少なくとも1つの前記側面上に露出した露出部を有する、複数の内部導体と、
    前記側面上に配置され、複数の前記内部導体と電気的に接続されるようにして直接めっきにより形成された、外部端子電極と
    を備え、
    複数の前記内部導体の各前記露出部は、前記セラミック層の積層方向に沿って隣接して露出し、最上部の前記露出部の上辺を上限としかつ最下部の前記露出部の下辺を下限とする露出エリアを構成しており、
    前記セラミック層の積層方向で見て、前記露出エリアの端部における前記内部導体の前記露出部間の間隔が、前記露出エリアの中央部における前記内部導体の前記露出部間の間隔よりも広くされることによって、前記露出エリアの端部における前記露出部の面積割合が前記露出エリアの中央部における前記露出部の面積割合よりも小さくなっている、
    積層セラミック電子部品。
  3. 前記露出エリアの前記上限と前記下限とを結ぶ距離をDとしたとき、
    各前記主面側から0.15Dの距離までの部分が前記露出エリアの端部として定義され、残りの部分が前記露出エリアの中央部として定義される、
    請求項1または2に記載の積層セラミック電子部品。
  4. 複数の前記内部導体は、
    前記セラミック層の積層方向で見て、前記セラミック素体の中央部に配置され、電気的特性の発現に実質的に寄与する有効内部導体を含む、中央部内部導体と、
    前記セラミック層の積層方向で見て、前記セラミック素体の端部に配置され、前記有効内部導体と同じ高さ位置には配置されず、電気的特性の発現に実質的に寄与しない、端部ダミー内部導体と
    からなり、
    前記中央部内部導体の各前記露出部が前記セラミック層の積層方向に沿って隣接して露出し、最上部の前記露出部の上辺を上限とし最下部の前記露出部の下辺を下限とする部分が前記露出エリアの中央部として定義され、
    前記端部ダミー内部導体の各前記露出部が前記セラミック層の積層方向に沿って隣接して露出し、最上部の前記露出部の上辺を上限とし最下部の前記露出部の下辺を下限とする部分が前記露出エリアの端部として定義される、
    請求項1または2に記載の積層セラミック電子部品。
  5. 前記露出エリアの端部における前記内部導体の前記露出部の厚みが、前記露出エリアの中央部における前記内部導体の前記露出部の厚みよりも薄い、請求項1ないしのいずれかに記載の積層セラミック電子部品。
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