JP5290513B2 - 複合調理器システム - Google Patents

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Description

本発明は複合調理器システムに係り、さらに詳しくはフリースタンド型(Free stand type)のオーブン型調理器とクックトップ型(Cook top type)調理器が一つのユニットをなす複合調理器システムにおいて換気構造の改善によって放熱効率が向上した複合調理器システムに関する。
最近、生活水準の向上と共に多様な種類の食べ物の紹介に伴い、複数の調理手段を使って同時に多種の料理が調理できる複合調理器システムの普及が拡大しつつある。
図1には従来の通常の複合調理器システム200の一つの典型が示されている。従来の技術の複合調理器システム200では、言わばフリースタンド型のオーブン型調理器221とその上側に搭載された状態で備えられるクックトップ型調理器211が一つのユニットをなす。
周知のように、前記オーブン型調理器221は内部にヒータなどのような熱源(図示せず)が設けられるチャンバ222を有し、該チャンバ222の内部に調理物を入れて密閉させた状態で前記熱源を加熱して発生した乾熱により調理する。オーブン型調理器221は熱源の加熱方式によって、ガス式と電気式、それからこれらを混用した複合式などに区分される。
そして、前記クックトップ型調理器211は、通常図1に示したような誘導加熱方式やヒータ加熱方式の電気式調理器、またはガスバーナーのようなガス式調理器が設けられる。
従って、前述したような構成を有する従来の技術の複合調理器システム200はユーザがオーブン型調理器221またはクックトップ型調理器211を選択的に使用したり、これら両方を同時に使用して所望の食べ物を調理する。
一方、図2に示したように、従来の技術の複合調理器システム200はオーブン型調理器のチャンバを放熱させるための空気排出ダクト223を備える。
前記空気排出ダクト223はオーブン型調理器221の後方に突出して備えられたバックガード201に内蔵され、前記空気排出ダクト223の排出口224が後方に向うように開放された換気構造を形成する。
オーブン型調理器221の稼働時、前記空気排出ダクト223は自然対流によってチャンバの内部空気を循環させてチャンバ222の内部に備えられた熱源(図示せず)から発生する高熱と食べ物の加熱調理によって発生する匂いを排出口224を通じて外部に共に排出させる。
前記従来の技術の複合調理器システム200は、オーブン型調理器221のチャンバから発生する熱気を自然対流によって空気排出ダクト223の排出口224を通じて単純に外部に排出させるため、冷却作用を遅らせて放熱効率が低下する問題点がある。
また、オーブン型調理器221の排気熱が空気排出ダクト223に排出されながらクックトップ型調理器211に影響を与えて冷却作用をさらに遅延させることにより放熱効率に限界を有する。
すなわち、従来の複合調理器システム200において換気構造はクックトップ型調理器211を冷却させる冷却手段のない状態なので、クックトップ型調理器211の冷却作用が長時間かかる問題点がある。このような問題点によって、クックトップ型調理器211の使用後冷却速度が遅延されることによって、新しい使用者は前使用者が食べ物を調理した後まだ冷却されていないクックトップ型調理器211の熱により焼けどする危険性が存在する。
例えば、食べ物の調理を終了した直後のクックトップ型調理器211は高温であるが、目視では低温の状態とさほど差がない。従って、新しい使用者がクックトップ型調理器211に身体の一部を接触すればやけどする。また、冷却されないクックトップ型調理器211に食べ物またはその材料を載置すれば、熱により食べ物が変質する問題点もある。
本発明は前述したような従来の複合調理器システムの放熱のための換気構造が有している問題点を解決するためのもので、その目的は換気構造の改善によって放熱効率が向上した複合調理器システムを提供するところにある。
本発明の他の目的はオーブン型調理器から発生した熱がクックトップ型調理器に伝達されることを遮断できる複合調理器システムを提供するところにある。
本発明のさらに他の目的はオーブン型調理器でチャンバ内部の熱気と匂いを迅速に排出できる複合調理器システムを提供するところにある。
前述したような目的を達成するために本発明に係る複合調理器システムは、フリースタンド型のオーブン型調理器と、前記オーブン型調理器の上側に設けられるクックトップ型調理器と、前記オーブン型調理器の内部と連通するように前記オーブン型調理器とクックトップ型調理器との間に設けられる第1空気流入ダクトと、前記第1空気流入ダクトと分離区画した状態で前記オーブン型調理器上に並設される第2空気流入ダクトと、前記第1空気流入ダクト及び第2空気流入ダクトと連通され、排出口が前記クックトップ型調理器上に配設される空気排出ダクト、及び空気排出ダクトの流路上に備えられる送風ファンユニットとを含む。
前記第1空気流入ダクトと第2空気流入ダクトは2層構造に積層された状態で設けられることを特徴とする。
前記第1空気流入ダクトと第2空気流入ダクトは実質的に同じ高さに配置されうる。
本発明の一側面によれば、前記空気排出ダクトの排出口には風向調節手段が備えられることが望ましい。
前記風向調節手段は、前記空気排出ダクトの排出口に回動可能な状態で設けられる回動ガイドと、前記回動ガイドを回動させるための駆動部を含む。
前記回動ガイドは、板状で形成され、両側端にヒンジ軸が形成され前記空気排出ダクトの排出口に回動可能に備えられる。
前記駆動部は、モータと、前記モータの出力軸に備えられるピニオンと、前記ピニオンに噛合され、前記回動ガイドに連結されるギア部材を含む。
前記第2空気流入ダクトは外気を流入する流入口が前面または側面に形成されることが望ましい。
前記空気流入口は第2空気流入ダクトに異物の流入を防止する保護カバーがさらに備えられる。
前記第1空気流入ダクトと第2空気流入ダクトとを分割する隔壁がさらに備えられることを特徴とする。
本発明の他の側面による複合調理器システムは、フリースタンド型のオーブン型調理器と、前記オーブン型調理器の上側に設けられるクックトップ型調理器と、前記オーブン型調理器の内部と連通するように前記オーブン型調理器とクックトップ型調理器との間に設けられる第1空気流入ダクトと、前記第1空気流入ダクトと分離区画した状態で前記オーブン型調理器上に並設される第2空気流入ダクトと、前記第1空気流入ダクトに延設される第1空気排出ダクトと、前記第2空気流入ダクトに延設され、前記第1空気排出ダクトと互いに分離区画される設けられる第2空気排出ダクトと、前記第1空気排出ダクトに備えられる第1送風ファンユニットと、前記第2空気排出ダクトに備えられる第2送風ファンユニットとを含む。
前記第1空気流入ダクトと第2空気流入ダクトは2層構造に積層される状態で設けられることが望ましい。
前記第1空気流入ダクトと第2空気流入ダクトは実質的に同じ高さに配置されることもできる。
前記第1空気排出ダクトの排出口には風向調節手段が備えられることが望ましい。
前記風向調節手段は、前記第1空気排出ダクトの排出口に回動可能な状態で設けられる回動ガイドと、前記回動ガイドを回動させるための駆動部とを含む。
前記回動ガイドは、板状で形成され、両側端にヒンジ軸が形成され前記空気排出ダクトの排出口に回動可能に備えられる。
前記駆動部は、モータと、該モータの出力軸に備えられるピニオンと、前記ピニオンに噛合され、前記回動ガイドに連結されるギア部材を含む。
一方、前記第2空気排出ダクトの排出口には前記クックトップ型調理器に向うように設置されたエアガイドをさらに含むことができる。
前記第2空気流入ダクトは外気を流入する流入口が前面または側面に形成されることが望ましい。
前記空気流入口は第2空気流入ダクトに異物の流入を防止する保護カバーがさらに備えられる。
以上に述べたような構成を有する本発明の複合調理器システムは次のような効果を奏する。
本発明に係る複合調理器システムによれば、加熱されない状態の外気を吸い込んでこれを複合調理器システムのクックトップ型調理器に供給することにより、複合調理器システムのクックトップ型調理器を迅速に冷却させる。これにより、冷却されないクックトップ型調理器にユーザが接触することにより発生するやけどなどの安全問題を予防することができる。
また、クックトップ型調理器の下部に外気が流れるので、オーブン型調理器から発生した熱がクックトップ型調理器への伝達を遮断させ、クックトップ型調理器の冷却作用を向上させる。
かつ、オーブン型調理器のチャンバから発生した熱を効率よく排出することにより、オーブンの対流性能をアップしてオーブン型調理器で迅速に食べ物を調理することができ、オーブン型調理器で食べ物の調理中発生する匂いを外部に効率よく排出することができる。
以下、添付した図面に基づき本発明に係る複合調理器システムの望ましい実施例を詳述する。
図3は本発明の実施例による複合調理器システムの外観斜視図であり、図4は図3の複合調理器システムの要部を抜粋した透視斜視図である。図5及び図6は図3の複合調理器システムでA-A線に沿った断面図であって、図5は前記複合調理器システムでオーブン型調理器の放熱時の状態を示した断面図であり、図6は前記複合調理器システムにおいてクックトップ型調理器の冷却時の状態を示した断面図である。
本発明に係る複合調理器システムはフリースタンド型のオーブン型調理器31及びその上側に搭載された状態で備えられるクックトップ型調理器21が単位ユニットをなし、前記オーブン型調理器31とクックトップ型調理器21をそれぞれ強制に冷却させるための換気構造を有する第1空気流入ダクト41と第2空気流入ダクト51、及びこれらに連結された流路が形成される空気排出ダクト61と、送風ファンユニット71を含む。
前記オーブン型調理器31はドア33の開閉によって開放または密閉されるチャンバ32を有し、そのチャンバ32の内部にヒータのような熱源(図示せず)が設けられている。前記オーブン型調理器31は、チャンバ32の内部に食べ物を入れ密閉させた状態で、チャンバ32に備えられた熱源を加熱して熱源から発生した乾熱により調理する。ここで、前記ヒータの熱源はガス式、電気式、それからこれらが混合された複合式が設けられる。
前記クックトップ型調理器21は示したような誘導加熱方式や伝熱式加熱方式によるホットプレート22が設けられる電気式調理器またはガスバーナーのようなガス式調理器が設けられる。前記クックトップ型調理器21は電気式調理器またはガス式調理器上に位置した容器を加熱して容器に盛られた食べ物を調理する。
クックトップ型調理器21は、その一側に前記オーブン型調理器31とクックトップ型調理器21を操作し、稼働状態をディスプレイする操作パネル23を備える。
本発明によれば、前記第1空気流入ダクト41はオーブン型調理器31の上側に備えられ、前記第1空気流入ダクト41がオーブン型調理器31のチャンバ32と連通するように多数の流入孔42が前記第1空気流入ダクト41の下部面に形成される。
従って、前記オーブン型調理器31のチャンバ32から発生した高温の熱気と食べ物の調理過程で発生する匂いは前記流入孔42を通じて第1空気流入ダクト41に流入された後、後述する送風ファンユニット71の作用によって空気排出ダクト61を通じて外部に排出される。
前記第2空気流入ダクト51は隔壁43によって前記第1空気流入ダクト41と互いに分離区画される。
第2空気流入ダクト51の上流には外気を流入するための流入口52が設けられる。前記流入口52は、図3及び図4に示されたように、複合調理器システムの前方または側方に形成され外部の異物が流入されることを防止し、外観上の審美感を与えるためにグリルのような保護カバーが設けられる。
本発明の望ましい実施例によれば、前記第2空気流入ダクト51は第1空気流入ダクト41の上側に設けられ、第1空気流入ダクト41と第2空気流入ダクト51は2層構造よりなることが望ましい。
第1空気流入ダクト41と第2空気流入ダクト51が2層構造よりなるため、前記オーブン型調理器31のチャンバ32から第1空気流入ダクト41を介して排出される熱気がクックトップ型調理器21に伝達されることが第2空気流入ダクト51により遮断される。そして、第2空気流入ダクト51の内部に流入される外気を用いてクックトップ型調理器21の底面を直接に冷却させることにより、放熱効果を一層アップすることができる。
一方、本発明の他の側面によれば、前記第1空気流入ダクト41と第2空気流入ダクト51は、前述したように2層の積層型構造に限定されず、前記オーブン型調理器31とクックトップ型調理器21との間で第1空気流入ダクト41と第2空気流入ダクト51は同じ高さで両側に並設した水平構造を有することもできる。
前記第1空気流入ダクト41と第2空気流入ダクト51は下流に空気排出ダクト61が連結される。
前記空気排出ダクト61は前記第1空気流入ダクト41及び第2空気流入ダクト51と共用で連結された共通の流路と単一出口を有する。
従って、前記第1空気流入ダクト41と第2空気流入ダクト51をそれぞれ通過した流動空気は前記空気排出ダクト61に至って混合された状態で排出される。
本発明によれば、前記空気排出ダクト61は複合調理器システムの後方に備えられたバックガード11に実質的にバックガード11の上下方向になるように内蔵された状態で設けられる。前記空気排出ダクト61の流路先端部に形成された排出口62はクックトップ型調理器21の上方に向うように前記バックガード11の前面に配された構造を有する。
一方、本発明に係る複合調理器システム10によれば、送風ファンユニット71が前記第1空気流入ダクト41と第2空気流入ダクト51及び前記空気排出ダクト61により形成された流路上に設けられる。
記送風ファンユニット71は、送風ファン72とその駆動のための駆動モータ73を含み、前記第1空気流入ダクト41と第2空気流入ダクト51を通じてそれぞれ空気を吸い込む。また、吸い込まれた空気を前記空気排出ダクト61に送風して排出させる作用を果たす。ここで、前記送風ファン72は、例えばシロットファン(sirocco fan)やクロースフローファン(crossflow fan)などを適用することができ、特にシロットファンやクロースフローファンの場合、空気吸込のためのガイドダクトが前記ファンの周辺に設けられることが望ましい。
かつ、前記空気排出ダクト61の排出口62には空気の流れ方向を制御する風向調節手段81が備えられる。
前記風向調節手段81は空気排出ダクト61の排出口62の縁部の上端部に回動可能な状態で設けられる回動ガイド85と、その回動ガイド85を回動させて回動角度を調節する駆動部82〜84を含む。
前記回動ガイド85は板状で形成され、両端に回転軸が形成される。
前記駆動部82〜84は前記バックガード11の内部に設けられる駆動モータ82及びその出力軸端に設けられたピニオン83と、ピニオン83に噛合されるように前記回動ガイド85の回転軸上に備えられるギア部材84よりなる。
一方、前記風向調節手段81は前述したように回動ガイド85がモータによって作動することに限られない。本発明の他の実施例として、たとえ図示されていないが、バックガード11の内部に伸縮可能なシリンダ、ソレノイドのようなアクチュエータを備え、前記アクチュエータに内蔵されたロッドの端部に回動ガイドの一側を連結させることにより、回動ガイドを作動させることもできる。すなわち、アクチュエータが回動ガイドの一側を押したり引っ張ることにより、回動ガイド85は回転軸を中心に旋回して、回動ガイド85の回転角度が決定される。
従って、前記回動ガイド85は動作モードによって回動角度が調整され空気排出ダクト61の排出口62に排出される空気の風向を制御する。
例えば、前記オーブン型調理器31のチャンバ32の熱気が第1空気流入ダクト41を通過して空気排出ダクト61の排出口62に排出される場合は、前記回動ガイド85を空気排出ダクト61が配された方向と並んで維持させて、バックガード11の上方に排気が行なわれるようにすることができる。
そして、前記クックトップ型調理器21を冷却させる場合は、前記回動ガイド85を空気排出ダクト61が配置された方向と垂直に維持して、第2空気流入ダクト51に流入された外気が空気排出ダクト61の排出口62に排出しつつ前記回動ガイド85の案内によってクックトップ型調理器21の上面に送風されてクックトップ型調理器21の上面を冷却させる。
以下、添付した図面に基づき前述したような構成を有する本発明に係る複合調理器システムの冷却のための放熱作用について詳述する。
ユーザにより本発明に係る複合調理器システム10が作動されれば、制御部(図示せず)の制御信号に応じてオーブン型調理器31またはクックトップ型調理器21の熱源に電源が印加され調理動作のための稼働が始まる。この際、ユーザの選択によってオーブン型調理器31とクックトップ型調理器21のうちいずれか一つに選択的に電源が印加されたり、両方に電源が印加され作動されうる。
前記送風ファンユニット71の駆動は加熱に必要な電源の印加と同時に順次に駆動するようになされることができ、ユーザの選択的操作によって駆動するように構成することもできる。
通常、前記オーブン型調理器31とクックトップ型調理器21の稼働後冷却作用のために送風ファンユニット71を稼働する。この場合、動作のための電源の遮断と同時に駆動されるように、言わば自動形で構成することができ、ユーザの選択的操作により駆動されるように、言わば手動形で構成することもできる。
まず、オーブン型調理器31から発生した熱気と匂いを放熱させる場合は、図5に示したように、送風ファンユニット71を作動させてオーブン型調理器31の熱気と匂いを無くす。
オーブン型調理器31が使用された状態ではチャンバ32が加熱され高温状態である。
この状態で、送風ファンユニット71が作動すれば、チャンバ32の空気が排気し始まる。送風ファンユニット71が作動すれば、チャンバ32の空気は第1空気流入ダクト41の流入孔42を通じて第1空気流入ダクト41に流入され、空気排出ダクト61を経て外部に排出される。送風ファン72の作動によってチャンバ32の空気を強制に排気させるため、単純に自然排気による冷却の場合より迅速にオーブン型調理器31を放熱させ、かつチャンバ32の匂いも迅速に除去することができる。
この際、風向調節手段81は排出口62から排出される空気がバックガード11の上方に向うように調節される。回動ガイド85が空気排出ダクト61の設置方向と並んで位置すれば排出口62から排出される空気がバックガード11の上方に向わせる。
また、第1空気流入ダクト41に空気を流入されると同時に、第2空気流入ダクト51を介しても外気が流入され、空気排出ダクト61を経て外部に排出される。クックトップ型調理器21と内部に熱気が流れる第1空気流入ダクト41との間に第2空気流入ダクト51が設けられているため、オーブン型調理器31及び第1空気流入ダクト41の熱気のクックトップ型調理器21への伝達を遮断させる。
次いで、図6を参照してクックトップ型調理器21を冷却させる動作過程を詳述する。
クックトップ型調理器21を使ってクックトップ型調理器21が加熱された場合は、前記風向調節手段81の駆動モータ82を作動させ、回動ガイド85が空気排出ダクト61の設置方向と垂直になるようにする。空気排出ダクト61は上向きに設けられているため、図6のように空気排出ダクト61と垂直になるように回動ガイド85が回転すれば、排出口62から排気される空気がクックトップ型調理器21に向うようになる。
このように回動ガイド85の位置を調節した状態で送風ファンユニット71を作動させると、流入口52を通じて流入された外気が第2空気流入ダクト51、送風ファンユニット71、空気排出ダクト61を順次に通り過ぎてから、排出口62で回動ガイド85の案内によってクックトップ型調理器21に排気される。従って、第2空気流入ダクト51に流入された外気によってクックトップ型調理器21はさらに迅速に冷却される。
この際、第1空気流入ダクト41を通じても空気が流入されるため、オーブン型調理器31が稼働されない状態では第1空気流入ダクト41に流入された空気が空気排出ダクト61から第2空気流入ダクト51に流入された空気と混合されクックトップ型調理器21の冷却に使われる。
従って、本発明に係る複合型調理器システム10は、以上説明した図5及び図6によって説明された動作過程のうち一つを選んでオーブン型調理器31を冷却させたり、クックトップ型調理器21を冷却させることができ、これら全てを選択して冷却させることができる。
図7ないし図11は本発明の他の実施例による複合調理器システムを示した図である。 図7は本発明の他の実施例による複合調理器システムの外観斜視図であり、図8は図7の複合調理器システムの要部を抜粋した透視斜視図である。図9及び図10は図7のB-Bに沿った断面図であり、図11は図7のC-C線に沿った断面図であって、図9は図7の複合調理器システムでオーブン型調理器の放熱時の状態を示した断面図であり、図10は図7の複合調理器システムにおいてオーブン型調理器を通じてクックトップ型調理器の放熱時の状態を示した断面図であり、図11は図7の複合調理器システムでクックトップ型調理器の放熱時の状態を示した断面図である。
本実施例によれば、一対の空気排出ダクト161aが前記第1空気流入ダクト141と第2空気流入ダクト152にそれぞれ連結される別に区画された流路構造を有するように設けられ、クックトップ型調理器131に向うエアガイド191が設けられる。
オーブン型調理器131と連通された第1空気流入ダクト141の下流に第1空気排出ダクト161aを連結して一つの空気流路を形成し、外気を流入する第2空気流入ダクト151の下流には第2空気排出ダクト161bを連結して別の空気流路を形成する。
前記第1空気排出ダクト161aと第2空気排出ダクト161bはそれぞれ下流に第1排出口162aと第2排出口162bが形成され、第1空気排出ダクト161aと第2空気排出ダクト161bに流入された空気はそれぞれ第1排出口162aと第2排出口162bを介して排出される。
従って、前記第1空気流入ダクト141と第2空気流入ダクト151は別に空気が流れる空気流れ流路を有する。
ここで、第1空気流入ダクト141に連結される第1空気排出ダクト161aの第1排出口162aには前述した実施例のように作動する風向調節手段181を備え、第2空気流入ダクト151に連結される第2空気排出ダクト161bの第2排出口162bには下向くようにエアガイド191が備えられる。
前記第1空気排出ダクト161aの第1排出口162aには風向調節手段181が備えられる。風向調節手段181は回動ガイド185、駆動モータ182、ピニオン183、ギア部材184を含み、前述した実施例のように駆動モータ182の作動により、回動ガイド185の回動角度が決定される。
一方、第2空気排出ダクト161bの第2排出口162bにはエアガイド191が備えられる。第2排出口162bを下向きに開放された構造を有するようにし、前記開放部分にエアガイド191が備えられることにより、前記第2排出口162bを通じて排出される空気を案内する。
図7及び図8を参照すれば、第2排出口162bの端部がバックガード111の前方に下を向くように開放される。エアガイド191は前記第2排出口162bから排出される空気をクックトップ型調理器121の表面に均等に分散させる構造を有する。例えば、前記エアガイド191はエアコンのルーバー(louver)装置のような構造を有することができ、回動するように備えられることもある。
前述したように、第1空気排出ダクト161aと第2空気排出ダクト161bが第1空気流入ダクト141と第2空気流入ダクト151にそれぞれ連結されれば、第1排出口162aと第2排出口162bの周囲にそれぞれ第1送風ファンユニット171aと第2送風ファンユニット171bが設けられる。
ここで、前記第1送風ファンユニット171aと第2送風ファンユニット171bにそれぞれ備えられる送風ファン172a、172bは例えばシロッコファン又はクロスフローファンなどのような多様な形態で適用でき、特にシロッコファンやクロスフローファンの場合空気吸込のためのガイドダクトがファンの周辺に設けられることが望ましい。
従って、第1空気排出ダクト161aの第1排出口162aではその流れを上下に制御することができ、第2空気排出ダクト161bの第2排出口162bでは固定状の流れを提供する。
以下、オーブン型調理器131とクックトップ型調理器121の稼働後、冷却作用のための第1送風ファンユニット171aを稼働する場合における換気状態を詳述する。
まず、オーブン型調理器131を冷却させる場合、図9に示したように、第1送風ファンユニット171aの作動によりオーブン型調理器131のチャンバ132内部の熱気を排気させる。
オーブン型調理器131が使用された状態ではチャンバ132の空気は加熱され高温状態であり、食べ物の調理により匂いが含まれた状態である。この状態で、第1空気流入ダクト141の下流に備えられた第1送風ファンユニット171aが作動すれば、チャンバ132の空気が排気し始まる。
第1送風ファンユニット171aが作動すれば、チャンバ32の空気は第1空気流入ダクト141の流入孔142を介して第1空気流入ダクト141に流入され、その後第1送風ファン172aと第1空気排出ダクト161aを経て外部に排出される。第1送風ファン172aの作動によりチャンバ132の空気を強制に排気させるので、単に自然排気による冷却の場合より迅速に排気させてオーブン型調理器131を冷却させるようになる。
また、風向調節手段181を調節することによりオーブン型調理器131から排気された空気がバックガード111の上方に排出されるようにする。
次いで、クックトップ型調理器121を冷却させる場合は、図11に示したような作用を果たす。
クックトップ型調理器121を使用した直後、クックトップ型調理器121は加熱されて高温の状態である。この際、第2空気流入ダクト151の第2送風ファンユニット172bが作動すれば、第2排出口162bを通じてクックトップ型調理器121に外気が供給されクックトップ型調理器121が冷却される。
第2送風ファンユニット171bが作動すれば流入口152を通じて外気が第2空気流入ダクト151に流入され、第2送風ファン172bを経て第2空気排出ダクト161bと第2排出口162bを通じて排気される。
第2排出口162bから排気される空気はエアガイド191により下向に分散されるため、クックトップ型調理器121に均一に分散される。第2排出口162bは下向きに開放されており、その内部にエアガイド191が並設されているため、エアガイド191に沿って流れる。この際、エアガイド191は均等に空気流れを制御する構造を有しているため、クックトップ型調理器121の表面に均一に分散させることができる。従って、外気がクックトップ型調理器121に直接に供給されるため、クックトップ型調理器121は迅速に冷却される。
また、オーブン型調理器131とクックトップ型調理器121が全て使用された場合は、第1排出口162aと第2排出口162bに同時に空気が排気されるように作動することもできる。この場合は図9及び図11の作用が同時に行なわれて第1排出口162aを通じて上向きに排気され、第2排出口162bを通じて下向きに排気されるようにすることにより、オーブン型調理器131の放熱とクックトップ型調理器121の冷却が同時に行なわれる。
一方、クックトップ型調理器121を冷却させる場合、オーブン型調理器131の内部空気をクックトップ型調理器121に排気させて冷却作用を促進させることができる。
オーブン型調理器131を長時間使用しない場合、オーブン型調理器131内部の温度は常温に似ている。この際、第1排出口162aの第1送風ファンユニット171aを作動させ、回動ガイド185を第2空気排出ダクト161bと垂直な状態に調節してクックトップ型調理器121に排気させる。第1送風ファンユニット171aが作動すれば、前述したようにオーブン型調理器131の空気は第1空気流入ダクト141に流入され第1空気排出ダクト161aに排出される。かつ駆動モータ182が回動ガイド185を作動させて図10の状態のように回転ガイド185のセッティング姿勢を第2空気排出ダクト161bと垂直になるようにセッティングする。この際、第1空気排出ダクト161aから排気される空気は回動ガイド185にぶつかって上向きにならず、回転ガイド185によってクックトップ型調理器121に排気される。従って、第2排出口162bを通じて排気される空気による冷却作用と共に第1排出口162aを通じて排気される空気により冷却作用が倍加され、さらに迅速にクックトップ型調理器121が冷却される。
従来の通常の複合調理器システムを概略的に示した外観斜視図。 図1に示された従来の複合調理器システムの概略的な断面図。 本発明に係る複合調理器システムを概略的に示した外観斜視図。 図3に示された複合調理器システムの要部を抜粋した透視斜視図。 本発明に係る複合調理器システムにおいてオーブン型調理器の放熱時の状態を説明するために図3のA-A線に沿って切開した断面図。 本発明に係る複合調理器システムにおいてクックトップ型調理器の冷却時の状態を説明するために図3のA-A線に沿って切開した断面図。 本発明に係る複合調理器システムの他の実施例を示した外観斜視図。 図7に示された複合調理器システムの要部を抜粋した透視斜視図。 図7に示された複合調理器システムにおいてオーブン型調理器の放熱時の状態を説明するためにB-B線に沿って切開した要部断面図。 図7に示された複合調理器システムにおいてクックトップ型調理器の放熱時の状態を説明するためにB-B線に沿って切開した要部断面図。 図7に示された複合調理器システムの換気作用構造を説明するためにC-C線に沿って切開した要部断面図。

Claims (7)

  1. フリースタンド型のオーブン型調理器と、
    前記オーブン型調理器の上側に設けられるクックトップ型調理器と、
    前記オーブン型調理器の内部と連通するように前記オーブン型調理器とクックトップ型調理器との間に設けられる第1空気流入ダクトと、
    前記第1空気流入ダクトと分離区画した状態で前記オーブン型調理器上に並設される第2空気流入ダクトと、
    前記第1空気流入ダクトに延長して備えられる第1空気排出ダクトと、
    前記第2空気流入ダクトに延長して備えられ、前記第1空気排出ダクトと互いに分離区画するように設けられる第2空気排出ダクトと、
    前記第1空気排出ダクトに備えられる第1送風ファンユニットと、
    前記第2空気排出ダクトに備えられる第2送風ファンユニットと、
    前記第2空気排出ダクトの排出口には前記クックトップ型調理器に向って設置されるエアガイドと、を含み、
    前記第1空気流入ダクトと第2空気流入ダクトは2層構造に積層された状態で設けられることを特徴とする複合調理器システム。
  2. 前記第1空気排出ダクトの排出口には風向調節手段が備えられることを特徴とする請求項1に記載の複合調理器システム。
  3. 前記風向調節手段は、
    前記第1空気排出ダクトの排出口に回動可能な状態で設けられる回動ガイドと、
    前記回動ガイドを回動させるための駆動部とを含むことを特徴とする請求項に記載の複合調理器システム。
  4. 前記回動ガイドは、
    板状で形成され、両側端にヒンジ軸が形成され前記第1空気排出ダクトの排出口に回動可能に備えられることを特徴とする請求項に記載の複合調理器システム。
  5. 前記駆動部は、
    モータと、
    前記モータの出力軸に備えられるピニオンと、
    前記ピニオンに噛合され、前記回動ガイドに連結されるギア部材とを含むことを特徴とする請求項に記載の複合調理器システム。
  6. 前記複合調理器システムは、
    前記第2空気流入ダクトは外気を流入する流入口が前面または側面に形成されることを特徴とする請求項1に記載の複合調理器システム。
  7. 前記流入口は第2空気流入ダクトに異物の流入を防止する保護カバーがさらに備えられることを特徴とする請求項に記載の複合調理器システム。
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