JP2013068406A - 加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】加熱調理器から排気される熱気で台所壁面が過熱されるのを防止する。
【解決手段】調理物を加熱する加熱室31に加熱手段43により発生させた熱気を供給しながら加熱室31内の空気を循環させる循環ファン6、循環ファン6を駆動するモータ71を冷却する冷却ファン81及び加熱室31内の熱気を排気口54から排気させる排気通路5を備える。循環ファン6は加熱室31とを連通する連通路63内に、モータ71は連通路63とは別に形成されるモータ室72内に配置する。内部に冷却ファン81が配置され、上流端がモータ室72と連通し、下流端が外部に開放される排出通路9を連通路63及び排気通路5と区画して形成する。排出通路9の排出口94は排気口54よりも後方で上方に向けて開口する。冷却ファン81により排出口94から強制的に排出されるモータ冷却後の冷却空気により排気口54から排気される熱気が壁面に流れるのを遮断する。
【選択図】図1

Description

本発明は、加熱調理器、特に、カウンタートップの下方前面に開閉自在の扉を有する加熱室が設けられたビルトイン式の加熱調理器に関する。
近年、熱風の対流と循環を利用したコンベクションタイプのオーブンなどの加熱調理器が販売されている。この種の加熱調理器は、ガスを使用するタイプや、電気ヒータを使用するタイプなどがあり、加熱室内の熱を循環させる循環ファンを備えることで、単に加熱するだけでなく、熱が加熱室全体に行き渡るため、短時間で調理ができる。近年では、システムキッチンのカウンタートップの下にビルトインされているものも提案されている。
ところで、システムキッチンのカウンタートップの下に組み込まれる加熱調理器は、通常、加熱調理器の排気ダクトが加熱調理器の後部となる台所の壁面近くに開口されている。そのため、加熱調理器の排気ダクトの排気口から台所の壁面までの距離は、火災回避のために所定の離隔距離を確保する必要がある。また、離隔距離をできるだけ短くするために、台所の壁面を不燃材で仕上げたり、指定された防熱板を壁面に取り付けたりすることが行なわれている。
また、離隔距離を短くするために、加熱調理器に温度ヒューズなどの安全装置を設けて、台所の壁面の温度上昇が基準値以下となるように加熱設定を行うようにしたものもある。さらに、加熱調理器内に複数の送風ファンを設けて加熱調理器内の加熱室周りに外部空気を強制的に流すことで温度上昇を抑制して、台所用キャビネットを構成する材料の変色を防ぐようにしたものも提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2007−225241号公報
しかしながら、離隔距離を短くするためには、壁面に不燃処理を施したり、防熱板を取り付けたり、複数の送風ファンを設けたり、別途安全装置を設ける必要がありコスト高となる。さらに、複数の送風ファンを設けたり、別途安全装置を設けたりする場合には、部品点数の増加により配置スペースも確保しなければならず加熱調理器全体が大型化する問題もある。
特に、特許文献1に開示される加熱調理器は、モータを冷却する冷却ファンとモータとが同じ機械室内に配置されているため、この冷却ファンを駆動させるだけでは、ある程度のモータ冷却は行なえても、外部空気を機械室内に取り込んで外部に排出できない。そのため、特許文献1の加熱調理器は、機械室の吸気口の近くに別途送風ファンを設けて機械室内を強制的に外部空気が流れるようにして、加熱調理器内の加熱室周りを冷却するようにしている。
本発明は、上記の問題点に鑑み、加熱調理器が大型化することなく、しかも、コスト高となることなく、排気による台所の壁面の過熱を抑制する加熱調理器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明は、
調理物を収容し、前方に扉を有する加熱室と、
前記調理物を加熱するための熱気を発生させる加熱手段と、
前記加熱手段により発生させた熱気を前記加熱室に供給すると共に、加熱室内に熱気を循環させる循環ファンと、
前記循環ファンを駆動するモータと、
前記循環ファンと同軸に設けられ、前記モータを冷却する冷却ファンと、
前記加熱室内の熱気を外部に排気させる排気口を有する排気通路と、を備える加熱調理器であって、
前記循環ファンは、前記加熱室と連通する連通路内に配置され、
前記モータは、外部空気が取り入れ可能で、前記連通路とは離隔して形成されるモータ室内に配置され、
前記冷却ファンは、上流端が前記モータ室と連通し、下流端が外部に開放される排出通路内に、前記モータ室からモータ冷却後の冷却空気を排出通路内に取り込んで排出通路の排出口から外部に排出するように配置され、
前記排出通路は、前記連通路及び前記排気通路と区画して形成され、前記排出口は、前記排気通路の排気口よりも後方で、かつ、排気口と隣接させて上方に向けて開口させていることを特徴とする。
本発明によれば、排気通路と排出通路とを別々に設け、調理に利用した高温の熱気を排気する排気通路の排気口が、排気口から排気される熱気よりも温度の低いモータを冷却した後の冷却空気を排出する排出通路の排出口よりも前側に設けられているので、排気口から排気される高温の熱気と排出口から冷却ファンにより強制的に排出される比較的温度の低い冷却空気とが混合され難く排気口と排出口の上方に温度の異なる2層の空気の流れが形成される。特に、冷却空気は、冷却ファンにより強制的に排出口から排出されるので、排気口から排気される熱気よりも排出速度が速く、高温の熱気とは混合され難い。
このように、排気口から排気される熱気の層の後側に排出口から排出される比較的温度の低い冷却空気の層が形成されるので、加熱調理器の後方の台所の壁面は、冷却空気層により排気口から排気される高温の熱気から保護され、高温の熱気により台所壁面が直接加熱されることを防止して台所の壁面の過熱を抑制することができ、部品点数を増やすことなく壁面の温度上昇防止が図れる。
従って、部品点数を増加することなく壁面の温度を低下させて加熱調理器と台所壁面との離隔距離を縮小できるので、壁面を不燃材で仕上げたり、防熱板を設けたり、安全装置を設けたりする必要がなくなり、加熱調理器の設置性を大幅に向上できる。
また、本発明の加熱調理器は、前記排気通路と前記排出通路の少なくとも一部分を隣接させるように構成することが好ましい。
排気通路と排出通路の少なくとも一部分が隣接されているので、モータを冷却した冷却空気を利用して、排気通路を流れる高温の熱気を排気口から排気される前に排出通路を流れる冷却空気で冷却することができる。その結果、排気口から排気される熱気の温度を低下させることができるので、壁面への熱影響をさらに抑えることができる。
本発明の加熱調理器は、前記排出通路の排出口は左右横方向に延びる横長に形成され、前記排出通路における横長の排出口近くは、複数の仕切板を排出通路内において横方向に所定間隔を空けて配設することによって横方向に複数に区切られるように構成することが好ましい。
このような構成によれば、排出通路を流れる冷却空気は、排出口が横長であると、排出口の長手方向中央部に流れが集中しようとするが、本発明のように複数の仕切板により排出口を横方向に区切って複数の通路を形成することで、通路抵抗により幅方向外側にも流れ、排出口全体から略均一に冷却空気を排出させることができる。その結果、排気口から排気される高温の熱気が帯状の冷却空気層によって壁面に接触するのを確実に阻止することができる。
さらに、本発明の加熱調理器は、複数の前記仕切板を設ける場合には、仕切板は、横方向の中央部から外側に向けて各仕切板間の距離が広くなっていくように設けることが好ましい。
このような構成によれば、仕切板で形成される複数の通路の面積が幅方向中央部よりも外側の方が大きくなるので、排出通路内で中央部に集中する冷却空気は、中央部よりも通路抵抗の小さい外側の仕切板間に入り易くなり、排出口全体においてより均一に冷却空気を流すことができる。
また、本発明の加熱調理器は、前記加熱手段が、ガスを燃焼させる燃焼部を有し、
前記燃焼部は、前記加熱室と前記連通路を介して連通する燃焼室に配設されることが好ましい。
加熱手段がガスを燃焼させる燃焼部を有すれば、より高温の熱気を発生させることができるから、一層効率的にオーブン調理を行うことができる。
以上のように、本発明によれば、モータを冷却した冷却空気を利用して、排気口から排気される高温の熱気が、排出口から冷却ファンにより強制的に排出される冷却空気の空気層によって台所の壁面に流れるのが遮断されることで、壁面が高温の熱気により過熱されるのを防止できる。その結果、壁面を不燃材で仕上げたり、防熱板を設けたりする必要もなく、また、加熱調理器内に複数の送風ファンを設けたり、安全装置を設けたりする必要もなくなり、部品点数増加によりコストが高くなることなく、加熱調理器全体の小型化が図れて、壁面の過熱を防止することができる。
本発明の実施形態における加熱調理器としてのオーブンの全体を示す概略断面斜視図である。 本発明の実施形態におけるオーブンの後方部分を示す要部縦断面斜視図である。 本発明の実施形態におけるオーブンの後方部分を示す要部横断面斜視図である。 本発明の実施形態の変形例における加熱調理器の後方部分を示す横断面要部斜視図である。
以下、本発明に係る加熱調理器の実施形態について添付図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の加熱調理器としてのガスコンロ1に組み込まれるオーブン2を示す。
ガスコンロ1は、図1に示すように、システムキッチンのカウンタートップ10の開口に、ガスコンロ1のコンロ本体11が落とし込み状態で組み込まれるビルトイン式のガスコンロである。このガスコンロ1に組み込まれるオーブン2は、調理物を収容させる加熱室としてのオーブン庫31と、その下方に設けられる燃焼室4とを有する。
オーブン2は、カウンタートップ10の下方に位置し、コンロ本体11の左右幅方向略中央部に設けられている。コンロ本体11の前面パネル12にオーブン庫31を開閉する扉32が配置され、この扉32を開閉することによりオーブン庫31内に調理物を出し入れできるようになっている。
オーブン庫31は、天井部を構成する上壁33と、オーブン庫31の下方に形成された燃焼室4を区画する下壁34と、左右の側壁35と、奥側(後側)の後壁36とを有し、前方が開放され、この前方開放部を扉32で開閉するようになっている。
オーブン庫31は、扉32を前後に移動させることによって開閉されるようになっており、扉32と共にプレート13及び焼網14を引き出せるようになっている。そして、引き出された焼網14の上に、例えば、魚等の調理物を載置した後、扉32を後方へ移動させることによって調理物がオーブン庫31内に収納される。
オーブン庫31の上壁33には、図2に示すように、上壁33の上方に形成される排気通路5に連通する多数の排気孔33aが形成されている。
また、オーブン庫31の後壁36には、図1から図3に示すように、オーブン庫31内で熱気を循環させるための多数の吹出孔36aと多数の吸込孔36bとが形成されている。
吸込孔36bは、後壁36の左右中央部に集中させて形成されており、吹出孔36aは、後壁36の左右両端側に集中させて形成されている。さらに、後壁36には、図2及び図3に示すように、吸込孔36bが形成されている中央部分を上下全長に亘って前方に膨出させた膨出部36cが形成されている。
オーブン庫31の下方に形成される燃焼室4は、燃焼室4の天井面となるオーブン庫31の下壁34と、この下壁34の下面に固定される左右側面及び底面を有するコ字状部材41と、コ字状部材41の後部に接続され、オーブン庫31の後壁36の背面側の膨出部36cを除く左右両端面に密着させて配置される板状の熱気通路形成部材42とから構成されている。
燃焼室4は、コ字状部材41の前部をガスコンロ1の外部と連通させ、コ字状部材41の後部開放部を熱気通路形成部材42により閉鎖して構成される。熱気通路形成部材42は、図2に示すように、オーブン庫31を構成する後壁36の膨出部36cの上部開放部を覆う屈曲された上部覆い部分42aと、コ字状部材41の後部開放部を覆い、後壁36の膨出部36cの下部開放部を燃焼室4に開放させるように屈曲された下部覆い部分42bとを有する。熱気通路形成部材42により、後壁36の膨出部36cとの間に燃焼室4と連通する熱気通路44が形成される。
さらに、熱気通路形成部材42は、図3に示すように、左右中央部の面は、後壁36の膨出部36cとの間に熱気通路44を形成する空間が形成されるように後壁36とは接触させず、左右両側の面を吹出孔36aが形成される後壁36に密着させている。そして、後壁36と密着する左右両側の面に、後壁36の左右のそれぞれに設けた全ての吹出孔36aを含む範囲の大きさを有する開口部42dが各吹出孔36aに対向して形成され、左右中央部の面には、図2及び図3に示すように、全ての吸込孔36bを含む範囲の大きさを有する円形の開口部42cが各吸込孔36bに対向して形成されている。この開口部42cの後方には、後述する循環ファン6が配置されている。
燃焼室4内における後側には、熱気を発生させる加熱手段として、図示しないガス供給管を介して燃料ガスが供給されるガスバーナ43(燃焼部)が配設されている。循環ファン6の回転駆動により、燃焼室4の前方側から吸込まれた外部空気がガスバーナ43の燃焼により加熱され、生成された熱気が、熱気通路44を介して開口部42cから循環ファン6側に吸込まれるようになっている。
そして、図1〜図3に示すように、オーブン庫31の後壁36に密着する熱気通路形成部材42よりも後方に、熱気通路44を介して燃焼室4と連通し、オーブン庫31内の空気を循環させるための循環用連通路63が形成されている。
循環用連通路63内に、循環ファン6が回転可能に配置されるのであって、循環用連通路63は、吹出孔36a及び吸込孔36bの全てが対向する開放部を有する有底筒状のファンカバー64により形成されている。ファンカバー64は、筒部の高さが低く、図示していないが、平面部の中央に循環ファン6の軸が挿通可能な小さな円形の孔が形成されている。筒部の高さは、循環ファン6が回転可能に収納できる最低の高さとなっている。
循環ファン6は、モータ71の回転軸の先端部に固定されており、複数のフィン61とこれらフィン61が固定される円板部62により構成されている。ファンカバー64の平面部に形成される軸挿通用の孔は、循環ファン6の円板部62により覆われた状態になる。ファンカバー64の筒部内方に循環ファン6を回転可能に配置させた状態で、筒部開放部を熱気通路形成部材42で閉鎖することにより、循環ファン6の回転駆動で吸込孔36bから吹出孔36aへと空気の流れが生じる循環用連通路63が形成される。
オーブン2は、循環ファン6を回転駆動させることにより、オーブン庫31の後壁36に設けられた吸込孔36bからオーブン庫31内の熱気が循環用連通路63内に吸引されると共に、燃焼室4から熱気通路44を介して熱気が循環用連通路63内に吸引され、循環ファン6の左右に設けられた後壁36の吹出孔36aから熱気がオーブン庫31内に噴出されて、熱気を循環させることができる。
このように、オーブン2は、加熱調理時には、循環ファン6によって燃焼室4から循環用連通路63内に吸込まれる熱気と、オーブン庫31内の熱気とが混合されて、再度オーブン庫31内に排出される熱気の循環が行なわれることで、オーブン庫31内の温度を急速に上昇させると共に、オーブン庫31内の温度を効率よく均一化することができる。
また、循環ファン6を回転させる回転軸の軸方向中間部には、循環ファン6と同期して回転する冷却ファン81が固定されている。この冷却ファン81は、円形板状部材を複数個所で切り込んで折り曲げることにより複数のフィン部が形成されたものをモータ71の回転軸に挿通させて固定することにより構成される。
冷却ファン81は、排出通路9内に配置されるのであって、排出通路9は、冷却ファン81を覆う箱状の冷却ファン収納ボックス91と、この冷却ファン収納ボックス91の上部開放部に接続される先細りの筒状部材92とにより構成される。排出通路9は、循環用連通路63及び排気通路5と区画して形成されている。
冷却ファン収納ボックス91は、冷却ファン81が回転可能に配置可能な空間を有する箱状でファンカバー64の平面部に固定される。冷却ファン収納ボックス91の上部は複数個所で屈曲されており、底部及び両側面が閉鎖され、上端部が開放されている。
冷却ファン収納ボックス91は、後側の面に、モータ71の回転軸が挿通可能な円形の開口部93が形成されており、後述するモータ室72に連通させている。この開口部93がモータ室72に連通する排出通路9の上流端となる。
排出通路9の下流側を構成する筒状部材92は、排出通路9を形成する冷却ファン収納ボックス91の上部開放部を覆うように接続され、上端の開口部の面積が最も狭くなるように、斜め上方に向けて延びる先細り状に形成され、上端開口部が排出口94となっている。この排出口94は、左右横方向に延びる横長な形状に形成され、上方に向けて開口されている。
筒状部材92内は、複数の仕切板95を排出通路9内において横方向に所定間隔を空けて配設することによって横方向に区分けされている。本実施形態では、複数の仕切板95は、仕切板95間の距離が、左右横方向中央部から外側に向かうほど次第に大きくなるように設けられている。
このように、仕切板95を設けることにより、モータ室72から排出通路9に流入してくる冷却空気の殆どが幅方向中央部を流れようとしても、仕切板95により左右横方向外側に向けて分散され、排出口94の全体から略均一に冷却空気が排出される。
特に、仕切板95間の距離が、左右横方向外側ほど大きいので、通路面積の狭い中央部の仕切板95間の通路は、外側よりも通路抵抗が大きくなるため、通路の中央部に集中する冷却空気は、外側に流れ易くなり、排出口94の全体から冷却空気をより均一に排出させることができる。
さらに、冷却ファン収納ボックス91の後側の面を利用してモータ71が配置されるモータ室72を形成しており、この冷却ファン収納ボックス91の一部と、冷却ファン収納ボックス91の背面側に配置されるモータカバー73とによりモータ室72が形成される。モータ室72を構成するモータカバー73の左右両側の側面には、図3に示すように、外部空気をモータ室72内に取り込むための空気取込口74が形成されている。
冷却ファン81が収納される排出通路9の上流側は冷却ファン収納ボックス91により底部及び両側面が閉鎖された状態になっているので、冷却ファン81の回転駆動により、外部空気が空気取込口74からモータ室72内に取り込まれてモータ71が冷却された後、冷却空気が開口部93を介して排出通路9内に吸引されて排出口94から強制的に冷却空気が外部に排出される。
また、オーブン庫31の天井部を形成する上壁33の上方に、排気通路5が形成されている。この排気通路5は、上壁33と所定間隔を空けて対向し、連通路63の上方を超えて筒状部材92まで延びる板状の上部排気カバー51と、上壁33の後部上面に前端部が固定されて段部を介して後端部が上部排気カバー51の後端部下面と重ね合わされる下部排気カバー52と、上部排気カバー51の後部上面に前端部が固定され、屈曲部を介して上部排気カバー51と筒状部材92の上面との間に所定の間隔を空けて筒状部材92の上面に沿って延びる後部排気カバー53とから構成される。排気通路5の排気口54は、後部排気カバー53と筒状部材92の上面とにより形成され、横長に開口するように形成されている。本実施形態では、排気通路5の排気口54近くと筒状部材92とが隣接して形成されており、排気口54が前側となるように排気口54と排出口94も隣接して開口されている。
本実施形態では、排出通路9の排出口94の左右横方向の長さと排気通路5の排気口54の左右横方向長さは同じ長さとなっているが、排出通路9の排出口94の横方向の長さは排気通路5の排気口54の横方向長さよりも長くしてもよい。このように構成することで、排気口54から排気される高温の熱気の層の横幅よりも、排出口94から排出される冷却空気の空気層の横幅を大きくできるので、冷却空気層により高温の熱気が壁面側に流れるのを確実に遮断することができる。
また、上部排気カバー51の後方で後部排気カバー53の取付位置よりも後方には、上部排気カバー51と下部排気カバー52との間に形成される空間から上部排気カバー51と後部排気カバー53との間に形成される空間へと高温排気を流すための複数の孔51aが形成されている。この複数の孔51aは、排気通路5を流れる高温排気の通路抵抗となる。また、上部排気カバー51と下部排気カバー52との間で複数の孔51aの形成位置より前側には、触媒フィルタ55が配置されている。この触媒フィルタ55により、油煙を無煙、無臭化処理し、排気通路5から外部へ油煙を放出させないようにする。
本実施形態のオーブン2は、加熱調理時に、循環ファン6を回転駆動させることにより、ガスバーナ43が配設されたオーブン庫31外の燃焼室4から熱気通路44を介して連通路63内に熱気が吸込まれて、この熱気とオーブン庫31内の循環熱気とが混合されて、連通路63からオーブン庫31内に熱気が送り込まれる。それによって、オーブン庫31内の温度を急速に上昇させると共に、オーブン庫31内の温度を効率よく均一化することができる。
また、燃焼室4で発生した熱気がオーブン庫31内に供給され続けると、熱気によってオーブン庫31内の圧力が上昇し、オーブン庫31内を循環する熱気の一部が、上壁33の排気孔33aを介して排気通路5から外部に排出される。
さらに、本実施形態では、循環ファン6の回転と同期して冷却ファン81も回転駆動するので、加熱調理時は、外部空気がモータ室72に取り込まれてモータ71を冷却する。そして、モータ71を冷却した後の冷却空気は、モータ室72から排出通路9を流れて排出口94から外部に排出される。
本実施形態では、モータ71を冷却した後の冷却空気を利用して、排出通路9の筒状部材92を流れる冷却空気により、隣接する排気通路5内を流れる高温の熱気を冷却することができる。その結果、排気口54から排気される熱気は、排気通路5の上流側を流れる高温の熱気の温度よりも低くなって排気口54から排気される。なお、排出通路9を流れる冷却空気は、冷却ファン81により強制的に外部に排出されるため、冷却空気の流速は排気通路5内を流れる高温の熱気よりもかなり速く、しかも、冷却空気の流量も多い。そのため、筒状部材92を流れる冷却空気が排気通路5内を流れる高温の熱気で温められても、排出口94から排出される冷却空気の温度は排気通路5内を流れる高温の熱気よりもかなり低い。
さらに、排出口94から排出される冷却空気は、排気口54から排気される熱気よりもかなり温度が低く、しかも、オーブン庫31の圧力上昇により自然排気される高温の熱気の排気速度よりも、排気口54から冷却ファン81により強制的に排出口94から排出される冷却空気の排出速度の方がかなり速い。その結果、排出口94から排出される冷却空気の層により排気口54から排気される高温の熱気が冷却空気層よりも後方に流れるのが阻止され、高温の熱気が台所の壁面を直接加熱することを防止して台所の壁面の過熱を抑制することができるので、排気口54から壁面までの離隔距離をできるだけ短くすることでき、オーブン2の小型化が図れる。
さらに、ガスコンロ1の上方にレンジフードを設けている場合には、加熱調理時にレンジフードを運転させることで、排出口94から排出される冷却空気がレンジフードで吸引されて、冷却空気による排出口94とレンジフードとを結ぶエアーカーテンが形成される。この冷却空気層によるエアーカーテンによって、壁面の温度上昇をより効果的に防ぐことができ、さらに調理器具から飛び散る油などが壁面に付着して汚れるのも防止することができる。
図4は、本実施形態の変形例における加熱調理器の後方部分を示す横断面要部斜視図である。既述した加熱調理器では、加熱手段としてガスバーナ43が用いられているが、この加熱調理器では、オーブン庫31の下方にガスバーナ43が配設されておらず、図に示すように、吹出孔36aの後方の連通路63に電気ヒータ48が配設されている。このような電気ヒータ48としては、高温の熱気を発生させることが可能なシーズヒータを用いることができる。なお、オーブン庫31の下方は、ガスバーナ43が配設されない以外は上記の加熱調理器の燃焼室4と同様の構成であるため図示しないが、燃焼室4と同様に前方で外部と連通しており、外部の空気を取り入れる通気室として機能している。従って、この加熱調理器では、オーブン調理を行うにあたって、循環ファン6及び冷却ファン81の回転駆動が開始されるとともに、電気ヒータ48への通電が開始されると、連通路63内で熱気が発生する。そして、オーブン庫31の下方の通気室から導入される空気により、連通路63内で発生した熱気が吹出孔36aからオーブン庫31内に熱風となって送り出され、オーブン庫31内の熱風は、後壁36に形成された吸込孔36bを介して連通路63に吸込まれる。これにより、オーブン庫31内に熱風を循環させることができ、オーブン調理を行うことができる。
なお、上記実施形態では加熱室として、コンベクションタイプのオーブンのみを備える加熱調理器について説明したが、コンベクションタイプのオーブンとグリル機能とを備える加熱調理器にも本発明を適用してもよい。例えば、前記実施形態において、オーブン庫31の上壁33と、上部排気カバー51との間に電気ヒータを配置させることにより、この電気ヒータにより直接調理物を加熱したり、ガスバーナ43を燃焼させて熱気の対流及び循環により調理物を加熱したりすることができる。
また、上記実施形態では、排気通路5の排気口54近くと排出通路9の一部である筒状部材92とを隣接させたが、排気通路5と排出通路9とをその他の一部分において隣接させてもよい。
1 ガスコンロ
2 オーブン
4 燃焼室
5 排気通路
6 循環ファン
9 排出通路
31 オーブン庫(加熱室)
32 扉
33 上壁
33a 排気孔
34 下壁
35 側壁
36 後壁
36a 吹出孔
36b 吸込孔
36c 膨出部
43 ガスバーナ(加熱手段)
44 熱気通路
54 排気口
63 循環用連通路
71 モータ
72 モータ室
81 冷却ファン
94 排出口
95 仕切板

Claims (5)

  1. 調理物を収容し、前方に扉を有する加熱室と、
    前記調理物を加熱するための熱気を発生させる加熱手段と、
    前記加熱手段により発生させた熱気を前記加熱室に供給すると共に、加熱室内に熱気を循環させる循環ファンと、
    前記循環ファンを駆動するモータと、
    前記循環ファンと同軸に設けられ、前記モータを冷却する冷却ファンと、
    前記加熱室内の熱気を外部に排気させる排気口を有する排気通路と、を備える加熱調理器であって、
    前記循環ファンは、前記加熱室と連通する連通路内に配置され、
    前記モータは、外部空気が取り入れ可能で、前記連通路とは離隔して形成されるモータ室内に配置され、
    前記冷却ファンは、上流端が前記モータ室と連通し、下流端が外部に開放される排出通路内に、前記モータ室からモータ冷却後の冷却空気を排出通路内に取り込んで排出通路の排出口から外部に排出するように配置され、
    前記排出通路は、前記連通路及び前記排気通路と区画して形成され、前記排出口は、前記排気通路の排気口よりも後方で、かつ、排気口と隣接させて上方に向けて開口させていることを特徴とする加熱調理器。
  2. 請求項1に記載の加熱調理器において、
    前記排気通路と前記排出通路の少なくとも一部分を隣接させていることを特徴とする加熱調理器。
  3. 請求項1又は2に記載の加熱調理器において、
    前記排出通路の排出口は左右横方向に延びる横長に形成され、
    前記排出通路の排出口近くは、複数の仕切板を排出通路内において横方向に所定間隔を空けて配設することによって横方向に複数に区切られていることを特徴とする加熱調理器。
  4. 請求項3に記載の加熱調理器において、
    前記仕切板は、横方向の中央部から外側に向けて各仕切板間の距離が広くなっていくように設けられていることを特徴とする加熱調理器。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の加熱調理器において、
    前記加熱手段は、ガスを燃焼させる燃焼部を有し、
    前記燃焼部は、前記加熱室と前記連通路を介して連通する燃焼室に配設されていることを特徴とする加熱調理器。
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