JP5844311B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、加熱調理器、特に、カウンタートップの下方前面に開閉自在の扉を有する加熱室を備えたビルトイン形式の加熱調理器に関する。
一般に、ビルトイン式の加熱調理器としてのガスコンロは、カウンタートップの下方に位置するコンロ本体内に、魚などを焼くためにガス燃焼式のグリルバーナあるいは電気ヒータなどの直接加熱手段を配設したグリル庫を備えている。このグリル庫内に直接加熱手段を有する加熱調理器によれば、高温で被調理物を調理することができるため、被調理物にしっかりと焦げ目をつけることができ、仕上がり時の見栄えに優れるが、被調理物の種類や大きさによっては焼きムラが生じやすく、また加熱室内にバーナなどの突出物が配設されるため、掃除時のお手入れが難しい。
上記観点から、加熱室の下方に熱気を発生させるガスバーナを配設した燃焼室を設け、発生させた熱気を循環ファンにより加熱室に送り込んで循環させてオーブン調理を行うビルトイン式の加熱調理器を本出願人は先に提案した(特許文献1)。この加熱調理器によれば、グリルバーナなどの直接加熱手段を加熱室内に設ける場合に比べて、被調理物に焼きムラが生じ難く、被調理物の内部まで均一に焼き上げることが可能となる。また、熱気を循環させることで、加熱室内全体に熱を迅速に行き渡らせることができるから、短時間の調理が可能となる。さらに、加熱室内にグリルバーナなどの突出物が配設されないから、加熱室内のお手入れも容易に行うことができる。
特開2013−68406号公報
しかしながら、前述したような熱気の循環を利用した加熱調理器では、燃焼用空気量の変化やガスバーナ等の構成部品の寸法のバラツキによってガスバーナの燃焼状態が変化する場合がある。それゆえ、ガスバーナの炎が上方に延びると、燃焼室の上板や燃焼室の上方に設けられた加熱室の底壁が過熱されて変形するおそれがある。また、このような変形によって燃焼排ガスの通路が狭くなると、通気抵抗が増大して、取り込まれる燃焼用空気量が減少したり、通路に生じた隙間から燃焼排ガスが再度燃焼室に取り込まれ、燃焼不良が生じるおそれもある。
上記不都合を解消するために、燃焼室の高さを高くし、ガスバーナと燃焼室の上板との距離を十分に確保することも考えられる。しかしながら、ビルトイン式の加熱調理器では、スペース的な制約が厳しく、特に、上下方向の寸法には余裕が少ない。それゆえ、燃焼室の高さを高くすると、その分、加熱室の高さを低くしなければならず、加熱室の容量が小さくなるという問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、本発明の目的は、加熱室と燃焼室とが上下に隣接して設けられ、燃焼室で発生させた熱気を加熱室へ送り込んで循環させる加熱調理器において、燃焼室の上板や加熱室の底壁の過熱を抑制できる加熱調理器を提供することにある。
上記目的を達成するために講じた本発明は、
被調理物が収容される加熱室と、
前記加熱室の下方に設けられ、且つ、燃焼用空気とガスとを燃焼させることにより熱気を発生させるガスバーナが配設された燃焼室と、
前記燃焼用空気を外部から取り込み、前記燃焼室で発生させた熱気を前記加熱室に送り込んで循環させる循環ファンとを備えた加熱調理器において、
前記加熱室の底壁と前記燃焼室の上板との間には、前記循環ファンの回転駆動によって外部から冷却空気が取り込まれる冷却空気挿通路が形成され、
前記燃焼室の上板の下面に添設された補助上板を有し、
前記上板の、前記ガスバーナよりも熱気の流路の下流側には、絞り加工により第1凹凸部が形成されており、
前記上板と前記補助上板には、第1連通孔と第2連通孔とがそれぞれ形成され、
前記燃焼室と前記冷却空気挿通路とは、前記冷却空気挿通路に取り込まれた冷却空気が前記燃焼室内に流入する連通部を構成する前記第1連通孔と第2連通孔で連通し、
前記第2連通孔は、前記ガスバーナよりも熱気の流路の下流側に設けられている加熱調理器である。
上記加熱調理器によれば、上下方向に隣接して配設された加熱室と燃焼室との間には外部と連通する冷却空気挿通路が形成されており、燃焼室と冷却空気挿通路とは連通部を構成する第1連通孔と第2連通孔で連通しているから、循環ファンを回転駆動させると、冷却空気挿通路に外部の空気が冷却空気として取り込まれ、取り込まれた冷却空気は第1連通孔と第2連通孔を介して燃焼室に流入する。そして、ガスバーナを燃焼させて燃焼室内に熱気の流路が形成されると、燃焼室の上方から流入した冷却空気は燃焼室の上板の下面に沿って流れる。これにより、第2連通孔よりも下流側では、燃焼室の上方に冷却空気の層が形成されるから、燃焼室の上板や加熱室の底壁の過熱を防止できる。また、上記加熱調理器では、循環ファンの回転駆動により、積極的に外部の低温の空気が冷却空気挿通路に取り込まれるから、狭い冷却空気挿通路であっても、効率的に冷却空気を燃焼室に流入させることができる。
上記加熱調理器では、燃焼室の上板の下面に補助上板が添設され、上板には、ガスバーナよりも熱気の流路の下流側に絞り加工による第1凹凸部が形成されているから、強度が向上し、ガスバーナの炎による熱変形を抑えることができる。また、上板と補助上板とがそれぞれ、第1連通孔と第2連通孔とを有しており、燃焼室側に位置する第2連通孔が、ガスバーナよりも熱気の流路の下流側に設けられているから、第1及び第2連通孔を介して燃焼室に流入した冷却空気は、二重構造となっている燃焼室の上板及び補助上板の下面を流れる。これにより、熱変形を確実に防止することができる。さらに、第1凹凸部を形成することにより、冷却空気挿通路の表面積が増大し、冷却空気挿通路を通過する冷却空気の接触面積を増加させることができる。そして、第1凹凸部を設けることにより、冷却空気挿通路が部分的に狭まり、冷却空気の通過速度を速めることができる。これにより、冷却空気による冷却効果が向上し、より効率的に燃焼室の上板を冷却することができる。
上記加熱調理器において、好ましくは、
前記補助上板は、前記上板の第1凹凸部形成域の下面に添設されており、
前記第1連通孔は、前記第1凹凸部の凸部に設けられ、
前記第2連通孔は、前記第1連通孔が形成された凸部に対向する前記補助上板に設けられる。
上記加熱調理器によれば、ガスバーナよりも熱気の流路の下流側に設けられた第1凹凸部形成域の下面に補助上板が添設されているから、燃焼室の上板のうち、最も加熱される部分を補強することができる。また、上板に形成された第1凹凸部の凸部に第1連通孔を、凸部に対向する補助上板に第2連通孔をそれぞれ形成することにより、上板と補助上板との間に一定の空間を形成することができるから、冷却空気が第1連通孔及び第2連通孔を通過する間の冷却空気と上板及び補助上板との接触面積が増加し、冷却空気挿通路の高さを高くすることなく、効率的に上板と補助上板を冷却することができる。
上記加熱調理器において、さらに、好ましくは、
前記加熱室の底壁の下面に添設された補助底壁を有し、
前記補助底壁には、絞り加工により第2凹凸部が形成される。
上記加熱調理器では、加熱室の底壁の下面に補助底壁が添設され、補助底壁には、絞り加工による第2凹凸部が形成されているから、強度が向上し、燃焼室の上板が過熱されても、底壁の熱変形を防止することができる。また、底壁の下面に添設された補助底壁に第2凹凸部を設けることにより、冷却空気挿通路が部分的に狭まり、冷却空気の通過速度を速めることができる。これにより、冷却空気による冷却効果が向上し、より効率的に加熱室の底壁を冷却することができる。
上記加熱調理器において、好ましくは、
前記冷却空気挿通路は、前記第2連通孔よりも冷却空気の流路の下流側で閉塞される。
第2連通孔よりも下流側で冷却空気挿通路を閉塞することにより、冷却空気挿通路に取り込まれた空気の大部分を第1及び第2連通孔から燃焼室に流入させることができる。これにより、燃焼室の上方により確実に冷却空気が流れる層を形成することができる。また、第1及び第2連通孔以外からの冷却空気の流入がないから、ガスバーナの燃焼状態を安定化させることができる。
以上のように、本発明によれば、加熱室の底壁と燃焼室の上板との間に、循環ファンの回転駆動によって外部から冷却空気が取り込まれるように冷却空気挿通路が形成され、燃焼室と冷却空気挿通路とは、冷却空気挿通路から燃焼室に冷却空気を流入させる連通部を構成する第1連通孔と第2連通孔で連通しているから、燃焼室の上板の下面に沿って冷却空気の層が形成でき、燃焼室の上板や加熱室の底壁の過度な温度上昇を防止できる。これにより、上下方向におけるガスバーナから燃焼室の上板までの距離を長く設定することなく、燃焼室の上板や加熱室の底壁の熱変形を防止でき、燃焼不良の発生を防止できる。
また、燃焼室の上板の下面に補助上板を添設し、上板に絞り加工による第1凹凸部をガスバーナよりも熱気の流路の下流側に設けたものでは、最も加熱されやすい部分の強度を向上できるだけでなく、冷却空気挿通路の表面積が増大し、さらに冷却空気挿通路が狭まる部分では冷却空気の通過速度が速くなるから、効率的な冷却を行うことが可能となり、熱変形を一層抑制することができる。
さらに、上板の第1凹凸部形成域の下面に補助上板を添設し、第1凹凸部の凸部に第1連通孔を、凸部と対向する補助上板に第2連通孔を設けたものでは、上板と補助上板との間に一定の空間が形成され、その空間を冷却空気が通過するから、より効率的な冷却が可能となる。
そして、加熱室の底壁に補助底壁を添設し、補助底壁に絞り加工による第2凹凸部を設けたものでは、強度が向上できるだけでなく、冷却空気挿通路の表面積が増大し、さらに冷却空気挿通路が狭まる部分では冷却空気の通過速度が速くなるから、効率的な冷却を行うことが可能となり、熱変形を一層抑制することができる。
また、第2連通孔よりも冷却空気の流路の下流側で冷却空気挿通路が閉塞されているものでは、外部から冷却空気挿通路に取り込まれた冷却空気の大部分が第1及び第2連通孔を介して燃焼室に流入するから、良好なガスバーナの燃焼を確保しつつ、確実に冷却空気を流すことができる。
本発明の実施の形態における加熱調理器を示す概略断面斜視図である。 本発明の実施の形態における加熱調理器の後方部分を示す要部拡大横断面斜視図である。 本発明の実施の形態における加熱調理器の要部拡大断面斜視図である。 本発明の実施の形態における加熱調理器の燃焼室の上板の後方部分を示す平面図である。 本発明の実施の形態における加熱調理器の加熱室を燃焼室から上方へ移動させた状態の要部拡大断面斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態について添付図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明を実施するための形態の加熱調理器としてのビルトイン式のガスコンロの概略断面斜視図であり、図2は、その後方部分を示す要部拡大横断面斜視図である。
このものは、システムキッチンのカウンタートップの開口に、ケース本体(1)が落とし込み状態で組み込まれるもので、ケース本体(1)内には、カウンタートップの下方にて、ガスコンロの前面の扉(11)を開閉することにより内部に被調理物を出し入れできる加熱室(10)と、その下方に設けられ且つガス供給管(図示せず)からガスが供給されるガスバーナ(2)を有する燃焼室(20)とが配設されている。
なお、本明細書では、加熱室(10)の扉(11)側を前方、奥側を後方といい、加熱室(10)の幅方向を左右方向、高さ方向を上下方向という。
加熱室(10)は、天井部を構成する上壁(12)、底壁(13)、左右の側壁(14)と、後方(奥側)の後壁(15)とから箱状に形成されており、前面は扉(11)によって前方に開放可能に閉塞されている。
扉(11)を前方(手前)に回動させると、プレート(52)を引き出せる構成となっており、引き出されたプレート(52)の上に、例えば、魚等の被調理物を載置した後、扉(11)を後方へ回動させることによって加熱室(10)を閉塞させれば、前記被調理物は加熱室(10)内に収容されることとなる。
加熱室(10)の上壁(12)の後方には、上壁(12)の上方に形成される燃焼排気通路(5)を介して排気口(50)に連通する多数の排気孔(12a)が形成されている。また、加熱室(10)の後壁(15)の左右両側には、熱気を加熱室(10)内に送り込むための多数の吹出孔(15a)(15a)が形成されていると共に、その中央には、加熱室(10)内の熱気を取り込むための多数の吸込孔(15b)が形成されている。さらに加熱室(10)の後壁(15)の後方には、燃焼室(20)で発生させた燃焼排ガスの熱気を加熱室(10)に送り込み循環させるための熱風通路(30)が形成されている。
加熱室(10)の底壁(13)の下面には、図3に示すように、補助底壁(16)が添設されている。補助底壁(16)は、左右方向において、底壁(13)の下面全体に添設されているとともに、前後方向において、燃焼室(20)内のガスバーナ(2)が配設されている位置よりも前方から後方に向かって延在しており、後端部(16d)は、後述する燃焼室(20)の上板(22)の上面に載置されている。
また、補助底壁(16)には、図3及び図5に示すように、絞り加工により左右方向に延在し、上方に突出する突条部が前後方向に所定間隔で複数形成されている。これにより、補助底壁(16)に第2凹凸部(16a)が形成されている。補助底壁(16)は、前後端部及び凸部(16b)で底壁(13)に接合されている。
燃焼室(20)は、天井部を構成する上板(22)と、底板(23)と、左右側板(24)とで囲まれていると共に、後方は熱風通路(30)に連通する構成となっており、燃焼室(20)内の前後方向略中央には、ガスバーナ(2)が配設されている。
このガスバーナ(2)は、プレス加工された2枚の板材を接合して形成されており、ガスバーナ(2)の後部には、後方側に向かって開口する多数のスリット状の炎孔が左右方向に所定間隔で配列されている。また、燃焼室(20)の前面には、外部に連通する燃焼用空気吸気口(21)が設けられて、燃焼用空気が燃焼室(20)内に取り込まれる構成となっている。燃焼用空気吸気口(21)から吸い込まれた外部の燃焼用空気とガスがガスバーナ(2)で混合し、燃焼されることにより、燃焼室(20)の後方へ向かって流れる燃焼排ガスの熱気が発生する。
燃焼室(20)の上板(22)の下面には、図3に示すように、断面L字状の補助上板(26)が添設されている。補助上板(26)は、左右方向において、上板(22)の下面全体に添設されているとともに、前後方向において、ガスバーナ(2)が配設されている位置から後方に向かって延在している。
また、上板(22)の後方部分には、図3及び図5に示すように、絞り加工により左右方向に延在し、下方に突出する突条部が前後方向に複数形成されている。これにより、上板(22)に第1凹凸部(22a)が形成され、補助上板(26)は、前後端部及び凹部(22c)で上板(22)に接合されている。さらに、上板(22)及び補助上板(26)の後端部は、加熱室(10)の後方に沿うように上方に曲げ加工が施されている。
上板(22)の凸部(22b)の頂面(25)及びこれに対向する補助上板(26)の平板部にはそれぞれ、連通部を構成する第1連通孔(25a)及び第2連通孔(26a)が形成されている。燃焼室側の第2連通孔(26a)は、冷却空気挿通路側の第1連通孔(25a)よりも後方に位置するように設けられているとともに、ガスバーナ(2)の熱気発生位置である炎孔よりも後方、すなわち熱気の流路の下流側に設けられている。なお、第1連通孔(25a)は、ガスバーナ(2)よりも熱気の流路の上流側に設けられてもよい。
補助底壁(16)と上板(22)とは、上下方向で一定の距離離間するように配設されている。また、上板(22)の後端部を加熱室(10)の後方に沿って上方に曲げ加工することにより、補助底壁(16)と上板(22)との間の空間は、後方において閉塞されているが、前方及び左右両側方において外部と連通可能に開放している。従って、循環ファン(31)を回転駆動すると、この補助底壁(16)と上板(22)との間の空間が、前方及び左右両側方から空気が取り込まれる冷却空気挿通路(3)として機能する。
熱風通路(30)は、図2に示すように、上方、左右両側方、及び後方が熱風通路ケース(40)で囲まれており、加熱室(10)の後壁(15)の中央に形成されている吸込孔(15b)を介して加熱室(10)と連通している。
また、加熱室(10)の後壁(15)の後方には、熱風通路ケース(40)を左右両側方及び後方から囲むように循環ファンケース(41)が配設されている。
この循環ファンケース(41)内には、循環ファン(31)が収容されており、その後面は、モータ(4)の回転軸を挿通させる挿通孔以外は閉塞され、前記回転軸の先端に循環ファン(31)が固定されている。そして、循環ファンケース(41)の上面、底面、及び左右両側面の前端部が後壁(15)の周縁と接合されて閉塞されており、熱風通路ケース(40)の後面に形成されている開口部(40a)を介して熱風通路(30)と連通している。
また、循環ファンケース(41)内における熱風通路ケース(40)の後方は、循環用通路(32)となっており、循環ファン(31)を回転駆動させると、後壁(15)の中央に形成された吸込孔(15b)から吸い込まれる加熱室(10)内の熱気と、下方の燃焼室(20)で発生した熱気が、熱風通路(30)を通って開口部(40a)から循環用通路(32)に吸い込まれ、後壁(15)の左右両側に形成された吹出孔(15a)(15a)から加熱室(10)内に送り出される。これにより、加熱室(10)内に熱気を循環させることができ、加熱室(10)内に収容させた魚や肉等の被調理物をオーブン調理することができる。
循環ファンケース(41)の後方には、モータ(4)が収容されており、循環ファンケース(41)とモータ(4)との間には、冷却ファン(33)がモータ(4)の回転軸に固定されている。
冷却ファン(33)の左右両側方と後方は、冷風通路ケース(43)で囲まれていると共に、モータ(4)のモータ収容室(44)と連通しており、モータ収容室(44)の後方には、外部に連通している吸気口(42)が形成されている。
次に、本実施の形態のガスコンロを用いて加熱調理が行われる場合について説明する。
まず、扉(11)を前方へ回動させて、加熱室(10)内のグリル皿又はオーブン皿に、魚や肉等の被調理物を載置した後、扉(11)を後方へ回動させて、加熱室(10)の前方開放部を閉塞させる。そして、図示しないが、調理スタートスイッチをONにすると、モータ(4)が駆動し、循環ファン(31)の回転駆動が開始されて、燃焼室(20)の前面の燃焼用空気吸気口(21)から燃焼用空気が取り入れられる。このように、ガスバーナ(2)の点火に先だって循環ファン(31)を回転駆動させることにより、燃焼室(20)内に熱気の流路が形成される前に冷却空気の層を燃焼室(20)内に形成できるから、より確実に冷却効果を得ることができる。
次いで、ガスバーナ(2)が点火されて、燃焼が開始すると、燃焼室(20)で発生した燃焼排ガスの熱気が熱風通路(30)に送り込まれ、熱風通路ケース(40)の開口部(40a)から循環用通路(32)を介して、後壁(15)の左右両側に形成された吹出孔(15a)(15a)から加熱室(10)内に送り出される。そして、加熱室(10)内に送り出された熱気は、後壁(15)の中央の吸込孔(15b)から熱風通路(30)へ戻り、再度、熱風通路ケース(40)の開口部(40a)、循環用通路(32)、吹出孔(15a)(15a)を通って加熱室(10)内に戻される。
このように、加熱室(10)内に熱気が循環することにより、加熱室(10)内の温度を急速に上昇させて、加熱室(10)内に収容させた魚や肉等の被調理物を調理することができる。そして、加熱室(10)内の熱気の一部は、上壁(12)に形成されている排気孔(12a)から、燃焼排気通路(5)を通って、排気口(50)から外部へ排気される。
循環ファン(31)の回転駆動と同時に、冷却ファン(33)が回転駆動し、ケース本体(1)の後部に形成されている吸気口(42)から取り入れられる外部の空気は、モータ収容室(44)内に送り込まれてモータ(4)を冷却した後、排気口(50)から外部に放出される。
この実施の形態では、循環ファン(31)の回転駆動と同時に、冷却空気挿通路(3)にも、ケース本体(1)の外部の冷却空気が取り込まれ、取り込まれた冷却空気は冷却空気挿通路(3)内を後方に向かって流れていく。このとき、図5に示すように、加熱室(10)の底壁(13)の補助底壁(16)と、燃焼室(20)の上板(22)との間に形成される冷却空気挿通路(3)は、前方だけでなく、左右両側方も開放しているから、確実に外部の空気を取り込むことができる。また、冷却空気挿通路(3)の後方部分は閉塞されているから、取り込んだ空気の大部分を連通部を構成する第1連通孔(25a)及び第2連通孔(26a)を介して燃焼室(20)内に流入させることができる。しかも、冷却空気挿通路(3)は、連通部以外では燃焼室(20)内の熱気の流路と連通していないから、例えば熱風通路(30)などに流入することもない。それゆえ、熱気の流れが妨げられず、ガスバーナ(2)を安定に燃焼させることができる。
また、図5に示すように、冷却空気は、第1連通孔(25a)及び第2連通孔(26a)を介して燃焼室(20)に流入するが、このとき冷却空気挿通路側の第1連通孔(25a)は、上板(22)の凸部(22b)に形成され、燃焼室側の第2連通孔(26a)は、凸部(22b)に対向する面の補助上板(26)に形成されているから、冷却空気が第1連通孔(25a)及び第2連通孔(26a)を通過する間の冷却空気と上板(22)及び補助上板(26)との接触面積を増加させることができる。さらに、第1凹凸部(22a)により、冷却空気挿通路(3)が狭くなるから、第1連通孔(25a)に流入する冷却空気の速度を速くすることができる。それゆえ、冷却空気挿通路(3)の高さを高くすることなく、効率的に上板(22)及び補助上板(26)を冷却することができる。しかも、補助上板(26)は、上板(22)の第1凹凸部(22a)形成域の下面に設けられ、燃焼室(20)に露出する第2連通孔(26a)は、ガスバーナ(2)の上方近傍であって、ガスバーナ(2)よりも熱気の流路の下流側に設けられているから、最も加熱されやすい部分の強度を向上できるとともに、効率的な冷却を行うことができる。
さらに、燃焼室(20)には、ガスバーナ(2)による熱気が後方の熱風通路(30)に向かって流れていることから、図5に示すように、第2連通孔(26a)から燃焼室(20)内へ流入した冷却空気は、ドラフト作用により、補助上板(26)の下面に沿って後方へ送られ、熱気と合流しながら、熱風通路(30)を上昇していく。
ガスバーナ(2)の燃焼によって燃焼室(20)内は高温となり、それに伴い、ガスバーナ(2)の炎によって炙られる上板(22)も高温となるが、上板(22)の上方には、冷却空気が流れる冷却空気挿通路(3)が形成されると共に、第2連通孔(26a)から流入した冷却空気によって、補助上板(26)の下面後方域には、冷却空気による層が形成されるから、ガスバーナ(2)からの熱が燃焼室(20)の上板(22)に伝わり難くなる。
これにより、上板(22)が高温に過熱されて熱変形するのを防止することができ、上板(22)の熱変形による排気抵抗が増大したり、燃焼用空気の取り入れが減少してガスバーナ(2)の燃焼不良を起こしたりする不都合を防止することができる。
また、冷却空気挿通路(3)の上面を構成する補助底壁(16)にも、絞り加工により複数の第2凹凸部(16a)を設ける構成としたから、熱変形に対する強度が増す上に、冷却空気挿通路(3)の表面積が増大するとともに、冷却空気挿通路(3)を通る冷却空気によって、加熱室(10)の底壁(13)を効率的に冷却することができる。さらに、凹部(16c)の形成位置では冷却空気挿通路(3)が狭まり、冷却空気がこの狭い部分を通るとき、通過速度が速くなるから、冷却効果を一層向上させることができる。
なお、上記実施の形態では、燃焼室(20)の上板(22)に第1凹凸部(22a)を設け、第1凹凸部(22a)の形成域の下面に補助上板(26)を添設させているが、補助上板(26)を設けることなく、第1連通孔(25a)を形成した平板な上板(22)のみを用いてもよい。この場合、連通部を構成する第1連通孔(25a)は、ガスバーナ(2)よりも熱気の流路の下流側に形成されることが好ましい。また、上記実施の形態では、加熱室(10)の底壁(13)に第2凹凸部(16a)を形成した補助底壁(16)を添設させているが、補助底壁(16)を設けることなく、底壁(13)で冷却空気挿通路(3)を構成してもよい。
(10)・・・・・・・・・加熱室
(11)・・・・・・・・・扉
(13)・・・・・・・・・底壁
(16)・・・・・・・・・補助底壁
(2) ・・・・・・・・・ガスバーナ
(20)・・・・・・・・・燃焼室
(22)・・・・・・・・・上板
(25a) ・・・・・・・・第1連通孔
(26)・・・・・・・・・補助上板
(26a) ・・・・・・・・第2連通孔
(3) ・・・・・・・・・冷却空気挿通路
(31)・・・・・・・・・循環ファン

Claims (4)

  1. 被調理物が収容される加熱室と、
    前記加熱室の下方に設けられ、且つ、燃焼用空気とガスとを燃焼させることにより熱気を発生させるガスバーナが配設された燃焼室と、
    前記燃焼用空気を外部から取り込み、前記燃焼室で発生させた熱気を前記加熱室に送り込んで循環させる循環ファンとを備えた加熱調理器において、
    前記加熱室の底壁と前記燃焼室の上板との間には、前記循環ファンの回転駆動によって外部から冷却空気が取り込まれる冷却空気挿通路が形成され、
    前記燃焼室の上板の下面に添設された補助上板を有し、
    前記上板の、前記ガスバーナよりも熱気の流路の下流側には、絞り加工により第1凹凸部が形成されており、
    前記上板と前記補助上板には、第1連通孔と第2連通孔とがそれぞれ形成され、
    前記燃焼室と前記冷却空気挿通路とは、前記冷却空気挿通路に取り込まれた冷却空気が前記燃焼室内に流入する連通部を構成する前記第1連通孔と第2連通孔で連通し、
    前記第2連通孔は、前記ガスバーナよりも熱気の流路の下流側に設けられている加熱調理器。
  2. 請求項1に記載の加熱調理器において、
    前記補助上板は、前記上板の第1凹凸部形成域の下面に添設されており、
    前記第1連通孔は、前記第1凹凸部の凸部に設けられ、
    前記第2連通孔は、前記第1連通孔が形成された凸部に対向する前記補助上板に設けられている加熱調理器。
  3. 請求項1又は2に記載の加熱調理器は、さらに、
    前記加熱室の底壁の下面に添設された補助底壁を有し、
    前記補助底壁には、絞り加工により第2凹凸部が形成されている加熱調理器。
  4. 請求項1〜のいずれか1項に記載の加熱調理器において、
    前記冷却空気挿通路は、前記第2連通孔よりも冷却空気の流路の下流側で閉塞されている加熱調理器。
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