JPH1038280A - 加熱調理機 - Google Patents

加熱調理機

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Publication number
JPH1038280A
JPH1038280A JP19369596A JP19369596A JPH1038280A JP H1038280 A JPH1038280 A JP H1038280A JP 19369596 A JP19369596 A JP 19369596A JP 19369596 A JP19369596 A JP 19369596A JP H1038280 A JPH1038280 A JP H1038280A
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JP
Japan
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heating panel
cooking chamber
air
cooking
fan
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Pending
Application number
JP19369596A
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English (en)
Inventor
Akishiro Yamada
昭四郎 山田
Hideaki Matsuura
秀明 松浦
Kazumi Tamada
一實 玉田
Katsushi Mizutani
克司 水谷
Hirahiro Nozu
平寛 野津
Masao Takagi
政雄 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KOMETSUTO KATO KK
Toho Gas Co Ltd
Atam Giken Co Ltd
Original Assignee
KOMETSUTO KATO KK
Toho Gas Co Ltd
Atam Giken Co Ltd
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Publication date
Application filed by KOMETSUTO KATO KK, Toho Gas Co Ltd, Atam Giken Co Ltd filed Critical KOMETSUTO KATO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被加熱物をより均一に加熱することができ、
加熱効率に優れると共に、保守性の良い加熱調理機を提
供すること。 【解決手段】 ガスバーナ8からの燃焼熱気を調理室3
内に導く加熱パネル9の後面には、中央の窓孔13周辺
部分に流出用開口14が小さな円形状に設けられてい
る。流出用開口14は加熱パネル9の下方では粗に、上
方では密にされている。このため、加熱調理時には加熱
パネル9の上方と下方でほぼ同等の熱量がファン10に
より環流させられて、被加熱物をより均一に調理でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスバーナの燃焼
熱気で被加熱物を調理する加熱調理機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ガスバーナの燃焼熱気を用いて被加熱物
を調理する加熱調理機として、従来より間接加熱式と直
接加熱式の二種類のものが存在していた。本発明の対象
となる直接加熱式のものを図8、9に示した。図示しな
い被加熱物は調理室40内にセットされる。調理室40
の前面にはドア41が開閉可能に取り付けられている。
この調理室40内に収容した被加熱物は、調理室40下
方の燃焼室42内に設けたガスバーナ43の燃焼熱気を
熱源として加熱調理される。
【0003】ガスバーナ43の燃焼によって生じた燃焼
室42内の燃焼熱気は、熱風供給路44を通って上方に
向かい、ファン47によって熱風分布板45と調理室4
0の奥壁面40Aとの間の流通空間46内に供給され、
この流通空間46内を流れて調理室40に放出される。
この流通空間46を経て熱風分布板45の周辺から調理
室40に供給される熱風を熱源として被加熱物は加熱調
理される。また同時に、調理室40内の空気は熱風分布
板45の前方空間から熱風分布板45の中央の窓孔48
を通ってファン47に吸引され、ガスバーナ43からの
燃焼熱気と混合されて調理室40内に戻る、という経路
で循環される。この空気の循環によって調理室40内の
空気が混合され、調理室40内の温度の均一化が図られ
ると共に、被加熱物の加熱が促進される。なお、調理室
40内の空気の一部は、調理室40の前上部に設けられ
た排気口50から排気路49を経由して加熱調理機の外
部に排出されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
加熱調理機では次のような問題点があった。すなわち、
調理室の壁面等が調理屑の付着等によって汚れてくれ
ば、定期的に水洗いを行わねばならない。しかし、ホー
スによって水が浴びせかけられると、窓孔48を通して
熱風供給路44の出口より燃焼室42内に浸水する虞が
ある。このように、従来の場合には、水洗い作業を行う
場合に燃焼室42への浸水を生じさせないよう注意が必
要であり、清掃作業をしにくいものとしていた。また、
次のような点も指摘されていた。つまり、ガスバーナ4
3からの燃焼熱気は、比較的早い速度でファン47に向
けて上昇し、その後直ちに調理室40へと供給される。
つまり、下方では上方よりも多くの燃焼熱気が前方の調
理室40に供給されやすい構造であった。このため熱風
分布板45の上下では燃焼熱気の供給量にアンバランス
が生じやすく、調理室40内の温度にムラが生じて上下
の被加熱物間に調理ムラが生じることがあった。また、
ファン47によって循環させられた高温の空気の多く
は、熱風分布板45の側方へ回り込んで調理室40内に
至るが、調理室40の側壁部を通過するときは慣性によ
って側壁部に沿って流れ、調理室40の前面壁に当たっ
て跳ね返るという経路をとる。したがって、手前側に置
かれた被加熱物の方が奥側に置かれたものよりも早く調
理されやすい傾向にあり、これも調理ムラの原因となっ
ていた。
【0005】加えて、従来のもののようにガスバーナ4
3からの燃焼熱気を直接ファン47に導入する形式で
は、ガスバーナ43の炎がファン47に吸引される可能
性もあるため、ガスバーナ43はファン47からなるべ
く遠ざけた配置とせざるを得ない。すなわち、従来のも
のでは燃焼熱気の導入通路を長く確保しなければならな
いため、機器のスペースを有効に利用できない、という
点が指摘されていた。
【0006】本発明は上記のような問題点に鑑みて創意
されたものであって、その目的とするところは、一つに
は水洗い作業を容易に行うことができるようにすること
であり、他には被加熱物をより均一に加熱することがで
き、加熱効率に優れる加熱調理機を提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに請求項1の発明は、被加熱物を収容する調理室内に
は、ガスバーナからの燃焼熱気を、調理室の底面に形成
された導入口を介して内部へ導入可能な中空の加熱パネ
ルが立設され、かつこの加熱パネルの背面側には加熱パ
ネルに貫通して形成された窓孔を通して調理室内の空気
を吸引し加熱パネルの外側を経て調理室内に還流させる
調理室内循環用のファンが配されるとともに、前記加熱
パネルの背面には前記ファンによって加熱パネル内の熱
気を吸い出し可能とする流出用開口が形成されているこ
とを特徴とするものである。
【0008】請求項2の発明は、請求項1記載のものに
おいて、前記流出用開口の開口縁には水切り縁が突出し
ていることを特徴とするものである。請求項3の発明
は、請求項1あるいは2記載のものにおいて、前記流出
用開口は上位へゆくにしたがって開口領域が増大するよ
うに形成されていることを特徴とするものである。請求
項4の発明は、請求項3記載のものにおいて、流出用開
口は前記窓孔周りに複数個配され、かつこれら各流出用
開口は上部領域に行くにしたがって密に配されているこ
とを特徴とするものである。請求項5の発明は、請求項
1〜4のいずれかに記載のものにおいて、前記加熱パネ
ルと調理室内の側壁との間には、還流熱気を通過させる
ための間隙を形成させる一方、調理室内の側壁における
加熱パネルより前方位置には側壁に沿って流れる空気を
内側へ分流させるためのガイド部材が設けられているこ
とを特徴とするものである。
【0009】
【発明の作用および効果】請求項1の発明によれば、ガ
スバーナからの燃焼熱気は加熱パネルへ導かれる。加熱
パネル内に導入された熱気はファンによって流出用開口
から吸い出され、窓孔を通して吸引される調理室内の空
気と共に加熱パネルの裏側へ導かれ、パネルの外側を経
て調理室内に還流される。この過程を繰り返しつつ調理
がなされる。ところで、経時的に調理室内の水洗いの必
要が生じた場合には、加熱パネルの前方から水が浴びせ
られる。この場合に、流出用開口は加熱パネルの背面に
設けられていることから、この開口が直接被水されるこ
とはない。また、加熱パネルは調理室の底面から起立し
ているため、背面は水滴が垂れる程度であり、流出用開
口からの浸水はほぼ無視しうる程度ですむ。したがっ
て、水洗い作業では特に水掛けを制限される箇所もな
く、特別に気を遣わずとも安心して作業を進めることが
できる。また、請求項2の発明によれば、流出用開口の
開口縁に水切り縁を形成したため、ここからの浸水をよ
り確実に制限することができる。さらに請求項3及び4
の発明によれば、加熱パネル内に導入された熱気はパネ
ル内を上昇する過程で、ファンによって流出用開口から
吸い出されるが、このとき、流出用開口の開口領域は上
位側へゆくにしたがって増大するようになっているた
め、加熱パネルから供給される熱量は窓孔周りでほぼ均
一となっている。したがって、上下方向の熱ムラが解消
されているため、調理室内の温度分布は均一になり、調
理ムラが解消される。
【0010】請求項5の発明によれば、加熱パネル内の
燃焼熱気は流出用開口を通して吸い出され、加熱パネル
の側方を通って調理室内に還流する。加熱パネルの側方
を流れる空気は慣性によって調理室内の側壁に沿って流
れるが、途中に設けられたガイド部材によって一部は内
側へ強制的に分流させられるため、調理室内の前後方向
に関する熱ムラが解消できる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図1
〜図7を参照しつつ説明する。図1は加熱調理機1の斜
視図である。加熱調理機1は下部の台座2と、その上部
の加熱箱4からなっている。被加熱物は加熱箱4内部の
調理室3内に収容されて加熱調理される。
【0012】加熱箱4はステンレス製金属から略直方体
状に形成されており、その内部は図示しない被加熱物を
収容しておく調理室3となっている。加熱箱4の前面は
把手6付きの扉5によって観音開き状に開閉することが
できるようになっている。なお、扉5の中央部分はガラ
ス窓になっており、加熱調理中に内部の様子を窺うこと
ができる。調理室3内における左右の側壁には複数の支
持縁(図示しない)が、高さ方向へ適当ピッチで設けら
れており、被加熱物を載置する棚体11(例えば、棚網
を複数段に備えた一体状のもの)をこれに沿ってスライ
ドさせて支持することができる。
【0013】調理室3の奥部下方にはガスバーナ8が配
置されている。ガスバーナ8は図5に示すように横に三
列並列してあり、その周辺に燃焼空間16を形成してい
る。この燃焼空間16はステンレス製のダクト17によ
って覆われ、さらにこのダクト17は調理室3の底面に
開口する導入口27へ向けてすぼまっており、燃焼熱気
を導入口27へ導くようにしている。また、この実施形
態においてはダクト17の外面は二重壁となって冷却通
路17Aが形成されている。この冷却通路17Aの下縁
側は外気の取り込み口として燃焼空間16の外部に開口
し、上縁側は後述する加熱パネル9の内部へと通じるよ
うになっている。このようにすることで、ファン10の
駆動によって加熱パネルの内部に対し吸引力が作用した
場合に、外気取り込み口より外気を取り込み、これを冷
却空気として冷却通路17A内を通過させ、もってダク
ト17が過熱状態になることを回避できるようにしてい
る。
【0014】調理室3内には導入口27を塞ぐようにし
て加熱パネル9が立設されている。加熱パネル9はその
上縁の中央部をブラケットを介して調理室3の天井面に
ねじ止めすることによって取付けてあり、清掃等の必要
時にはねじを緩めて導入口27からの取り外しが容易に
行えるようになっている。加熱パネル9の詳細な構造を
図2〜4に示した。加熱パネル9はステンレス製金属に
よって中空の直方体状に形成されており、ガスバーナ8
からの燃焼熱気を調理室3内に導く役割をする。加熱パ
ネル9と調理室3の天井面及び左右両側面との間には所
定の間隔が保有され、これらの間隔が熱気の循環路とし
て機能することとなる。
【0015】上記した加熱パネル9の中央部分には窓孔
13が貫通しているが、窓孔13の周面は閉塞された状
態となっている。調理室3の奥面にはこの窓孔13と同
軸でファン10が装着されており、このファン10の駆
動によって窓孔13を通して調理室3内の空気を吸引で
きるようにしている。また、加熱パネル9の背面におい
て窓孔13の周辺部分には加熱パネル9内の燃焼熱気
を、前記ファン10の駆動により吸引によって流出させ
るための流出用開口14が設けられている。各流出用開
口14はそれぞれ円孔となっており、さらに詳しくは図
3に示すように、その開口縁が全周に沿って斜め外向き
に立ち上げられて水切り縁14Aとなっている。すなわ
ち、調理室3内の水洗い等によって加熱パネル9の上部
から水滴が垂れてきた場合にも、ここで水切りを行って
水滴が加熱パネル9内に容易には浸入しないようにして
いる。
【0016】また、流出用開口14は図2に示すよう
に、上部領域では密に、下部領域では粗に配されてい
る。このように粗密配置とする理由は、加熱パネル9内
を上昇する燃焼熱気の流出を均一に行わせるためであ
り、この実施の形態では窓孔13周囲の上部領域の18
0゜を越える角度範囲が等ピッチ(約12゜)で密の配
置となり、残りの角度範囲が約ほぼ倍の24゜のピッチ
で粗の配置となっている。なお、上記したファン10は
ステンレス製の八枚羽をもっており、ガスバーナ8から
の燃焼熱気を吸引しつつ、窓孔13から調理室3内の空
気を吸引して、燃焼熱気と調理室3内の空気を混合して
調理室3内を循環させる。八枚の羽片10Aは中心軸部
分に向かって拡がる台形状をなしており、流出用開口1
4に向かって突設している。また、ファン10の羽片1
0Aによる翼径は、各流出用開口14によって形成され
る円の直径とほぼ等しく設定されており、かつファン1
0の羽片10Aが流出用開口14に近接して配置されて
いることから、加熱パネル9内の燃焼熱気を吸い出し易
くしている。
【0017】加熱箱4の奥面の上部にはマイクロスイッ
チ(図示しない)を作動させうるプッシュロッド15が
水平に突設されている。プッシュロッド15の先端は加
熱パネル9の上部に接触して、加熱パネル9の有無を判
断するために使用される。本実施形態では調理室3内の
水洗浄を行えるように設計されているが、その際に加熱
パネル9を取り外して調理室3内を洗浄することがあ
る。その後、加熱パネル9を取り付けないで調理を開始
することを防止するためにマイクロスイッチが取り付け
られているわけであるが、詳しくは図示しないがこのマ
イクロスイッチは調理を制御するためのコントロールパ
ネル24に組み込まれた制御回路に接続され、プッシュ
ロッド15が押されないことによって加熱パネル9の不
存在をマイクロスイッチが検出して例えば警告灯を点灯
させるようになっている。
【0018】調理室3の底面26の中央部分には排水口
25が設けられており、下方の排水管19に連結してい
る。調理室3内を水洗浄したときには、洗浄水は排水口
25から排水管19を通って流出するようになってい
る。通常時には排水口25は、取っ手付きの蓋体18に
よって覆われている。また、排水口25周りはすり鉢状
に形成され、排水し易くしている。調理室3側壁の中央
部よりやや後方には、一対のガイド部材20が高さ方向
に沿って設置されている(図7)。ガイド部材20は細
長いステンレス製金属を断面への字状に折曲げ形成され
ており、後面を調理室3の側壁に設置して前面が中央方
向に立ち上がった状態で取り付けられている。このた
め、ファン10から前方に側壁に沿って送られてきた高
温の混合空気の流れの一部は、ガイド部材20によて中
央方向に誘導される。
【0019】調理室3の上面には室内の空気を流出させ
る円形状の排気口21が左右2列、前後3個づつ、合計
6個が配設されている。排気口21は排気管22に通じ
ており、調理室3の空気の一部はここを通って加熱調理
機1の外部へ排出される。調理室3の上面には温度セン
サ23が突設している。これは、加熱箱4上方の前面に
取り付けられたコントロールパネル24に接続されてお
り、コントロールパネル24からの信号によって加熱調
理中の調理室3内の温度が予め設定した温度に管理され
る。次に上記のように構成された実施形態の作用効果を
説明する。なお、図5〜7では燃焼熱気および、燃焼熱
気と調理室3の空気がファン10によって混合された高
温空気の流れの概略を矢印で示してある。
【0020】調理の開始にあたり、棚体11に被加熱物
を戴置して調理室3内にセットする。そして、ガスバー
ナ8に点火すると、燃焼熱気はダクト17によって導入
口27へと導かれ、ここを通って加熱パネル9内に入り
込む。一方、調理の開始によってファン10は回転して
いるため、調理室3内の空気は窓孔13を通ってファン
10の前面に導かれ、これと同時に各流出用開口14と
加熱パネル9内の燃焼熱気が吸引され、調理室3内の空
気と混合される。この場合において、前述したように、
流出用開口14は粗密の配置となって加熱パネル9から
流出する熱気を窓孔13周りにほぼ均一としている。よ
り具体的には、一つの流出用開口14に関して言えば、
下部領域に位置するものについては多くの燃焼熱気が流
出し、上部領域に位置するものは逆に少ない燃焼熱気し
か流出しない。しかし、本実施形態の流出用開口14は
加熱パネル9の下方には少ない構成となっているように
したため、加熱パネル9上下についてみると、ほぼ同量
の熱量が流出することとなる。かくして、ファン10か
ら送風される混合空気の熱分布は均一化が図られること
になる。
【0021】この混合空気は加熱パネル9の上方及び両
側の隙間を通って調理室3へと流れ込み、再度窓孔13
から吸い込まれる循環過程を辿って調理室3内が徐々に
加熱されてゆく。また、本実施形態においては調理室3
内の熱分布の均一化のために、ガイド部材20を調理室
3の側壁に設け、側壁に沿って流れる混合気流を一部調
理室3側へ誘導することで、調理室3内の前後方向に関
する熱分布の均一化も達成している。さらに、調理室3
の高温空気の一部は排気口21を通して排気管22から
加熱調理機1の外部へ放出されるのであるが、排気口2
1は調理室3上面の前後左右に渡って均等に6個設けら
れているために、つまり一カ所からの集中排気に代えて
複数適所からの分散排気を行うようにしたことによって
も、熱分布の均一化が実現されている。
【0022】なお、加熱調理中の調理室3の温度は、温
度センサ23により常時モニタリングされており、コン
トロールパネル24内の制御装置は検出温度、その他設
定条件に基づきガスバーナ8の点火・消火を制御する。
このように本実施形態によれば、流出用開口14は加熱
パネル9の上側へゆくにしたがって増大するようになっ
ているため、加熱パネル9から供給される熱量は窓孔1
3周りでほぼ均一となっている。そして、ファン10に
よって吸引された燃焼熱気は調理室3の空気と共に加熱
パネル9の裏側へ導かれ、加熱パネル9の外側を経て調
理室3に還流される。このような熱の循環が行われる
間、上下方向の熱ムラが解消されているため、調理室3
の温度分布は均一になり調理ムラが解消される。
【0023】また、加熱パネル9の側方を流れる高温空
気は慣性によって調理室3の側壁に沿って流れようとす
るが、途中に設けられたガイド部材20によって一部は
強制的に内側へ分流させられるため、調理室3の前後方
向に関する熱ムラが解消されている。さらに、排気口2
1を上面の全域に分散させて設けたため、調理室3内の
温度を均一化するために寄与しているまた、ダクト17
を二重構造として内部には冷却通路17Aを形成したた
め、ファンの回転中はダクト17が空冷されるようにな
り、長期間に渡って加熱調理機1を使用してもダクト1
7の熱変形が起こり難くなる、という効果も期待でき
る。
【0024】次に調理室3内を水洗浄する場合について
説明する。加熱パネル9を取り外さない日常的な洗浄を
行う場合には、まず扉5を開放し、調理室3の蓋体18
を取り外し、洗浄水が排水口25から排水管19に流れ
出るようにしておく。次に図示しないホースから水を噴
出させて調理室3内の壁面や加熱パネル9前面の汚れを
洗い流せば、洗浄水は排水口25から排水される。洗浄
中には、加熱パネル9に対しても前方から水が浴びせら
れるが、流出用開口14は加熱パネル9の背面に形成さ
れているため、流出用開口14が直接被水されることが
なく、ガスバーナ側への浸水が回避される。したがっ
て、浸水の心配がない分、水洗作業が簡単になる。ま
た、加熱パネル9の奥壁面にかかった水や加熱パネル9
の上端部から垂れた水および、窓孔13からの水が、加
熱パネル9の後面に沿って流れることがある。これが原
因で錆等の問題が懸念されるが、本実施形態では流出用
開口14の周辺には水切り縁14Aが形成されているた
め、水滴はここで水切りされ加熱パネル内への浸水はほ
ぼ確実に解消される。
【0025】加熱パネル9は導入口27に着脱可能に取
り付けられているため、調理室3内の洗浄に際してこれ
を取り外して行うことも可能である。そのようにして洗
浄した後には、加熱パネル9の取付けを忘れる可能性が
ある。しかし、本実施形態ではこのような事態を防止す
るためにマイクロスイッチ15を設置して、そのような
場合には警告灯が点灯するようになっているため、加熱
パネル9の取付け忘れは未然に回避される。
【0026】なお本発明は上記実施形態に止まらず、次
のように変更して実施することも可能である。流出用開
口は本実施形態のように複数の円孔とするのでなく、一
定の角度領域にわたって開口するスリット形状としても
よい。この場合に、溝幅を代えて開口面積を調整するよ
うにするとよい。また、このように流出用開口を連続す
る開口とした場合には、強度低下に伴う加熱パネル9の
変形が懸念されるところであるが、その対策として適当
間隔で補強板を開口縁間に架け渡す、等の措置を講ずれ
ばよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】加熱調理機の斜視図
【図2】加熱パネルの背面図
【図3】流出用開口の部分断面図
【図4】加熱パネルの斜視図
【図5】加熱調理時の燃焼空気の流れの概略を示す側断
面図
【図6】加熱調理時の燃焼空気の流れの概略を示す斜視
透視図
【図7】加熱調理時の燃焼空気の流れの概略を示す上下
断面図
【図8】従来例における燃焼空気の流れの概略を示す側
断面図
【図9】従来例における燃焼空気の流れの概略を示す断
面図
【符号の説明】
1…加熱調理機 3…調理室 8…ガスバーナ 9…加熱パネル 10…ファン 13…窓孔 14…流出用開口 20…ガイド部材 27…導入口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 昭四郎 名古屋市中川区西日置町9丁目109番地 株式会社コメットカトウ内 (72)発明者 松浦 秀明 名古屋市中川区西日置町9丁目109番地 株式会社コメットカトウ内 (72)発明者 玉田 一實 名古屋市中区新栄三丁目8番31号 アタム 技研株式会社内 (72)発明者 水谷 克司 名古屋市中区新栄三丁目8番31号 アタム 技研株式会社内 (72)発明者 野津 平寛 名古屋市中区新栄三丁目8番31号 アタム 技研株式会社内 (72)発明者 高木 政雄 名古屋市熱田区桜田町19番18号 東邦瓦斯 株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加熱物を収容する調理室内には、ガス
    バーナからの燃焼熱気を、調理室の底面に形成された導
    入口を介して内部へ導入可能な中空の加熱パネルが立設
    され、かつこの加熱パネルの背面側には加熱パネルに貫
    通して形成された窓孔を通して調理室内の空気を吸引し
    加熱パネルの外側を経て調理室内に還流させる調理室内
    循環用のファンが配されるとともに、前記加熱パネルの
    背面には前記ファンによって加熱パネル内の熱気を吸い
    出し可能とする流出用開口が形成されていることを特徴
    とする加熱調理機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、前記流出
    用開口の開口縁には水切り縁が突出していることを特徴
    とする加熱調理機。
  3. 【請求項3】 請求項1あるいは2記載のものにおい
    て、前記流出用開口は上位へゆくにしたがって開口領域
    が増大するように形成されていることを特徴とする加熱
    調理機。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のものにおいて、流出用開
    口は前記窓孔周りに複数個配され、かつこれら各流出用
    開口は上部領域に行くにしたがって密に配されているこ
    とを特徴とする加熱調理機。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のものに
    おいて、前記加熱パネルと調理室内の側壁との間には、
    還流熱気を通過させるための間隙を形成させる一方、調
    理室内の側壁における加熱パネルより前方位置には側壁
    に沿って流れる空気を内側へ分流させるためのガイド部
    材が設けられていることを特徴とする加熱調理機。
JP19369596A 1996-07-23 1996-07-23 加熱調理機 Pending JPH1038280A (ja)

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Cited By (8)

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