JP2010266106A - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器 Download PDF

Info

Publication number
JP2010266106A
JP2010266106A JP2009117177A JP2009117177A JP2010266106A JP 2010266106 A JP2010266106 A JP 2010266106A JP 2009117177 A JP2009117177 A JP 2009117177A JP 2009117177 A JP2009117177 A JP 2009117177A JP 2010266106 A JP2010266106 A JP 2010266106A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
duct
ceiling
heating chamber
heater
steam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009117177A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazushi Yoshimura
和士 吉村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2009117177A priority Critical patent/JP2010266106A/ja
Publication of JP2010266106A publication Critical patent/JP2010266106A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】加熱室の容積率及び加熱効率を向上できる加熱調理器を提供する。
【解決手段】前面を開閉扉3により開閉する加熱室2と、加熱室2の一側壁に吸込口2aを開口して送風機21が配される第1側面ダクト23と、加熱室2の天井壁に天井吹出口2cを開口して第1側面ダクト23に連通する第1天井ダクト24と、第1側面ダクト23に連通して第1天井ダクト24に並設される第2天井ダクト25と、加熱室2の他側壁に側面吹出口2bを開口して第2天井ダクト25に連通する第2側面ダクト26と、第1、第2天井ダクト24、25にそれぞれ配される第1、第2加熱ヒータ27、28とを備え、送風機21の正転時に吸込口2aから第1側面ダクト23に流入した気体を第2加熱ヒータ28で昇温して側面吹出口2bから送出し、逆転時に吸込口2aから第1側面ダクト23に流入した気体を第1加熱ヒータ27で昇温して天井吹出口2cから送出した。
【選択図】図2

Description

本発明は、加熱室内の気体を循環して加熱調理を行う加熱調理器に関する。
従来の加熱調理器は特許文献1に開示されている。この加熱調理器は前面に開口部を有して調理物を収納する加熱室が設けられる。加熱室の開口部は耐熱ガラス等から成る透視窓を有した開閉扉によって開閉される。開閉扉には断熱材が充填されている。加熱室の下方には加熱室内に蒸気を供給する蒸気供給部が設けられる。
加熱室の背後には送風機及び加熱ヒータを配した循環ダクトが設けられる。加熱室の背壁の中央部には吸込口が開口し、背壁の周部に吹出口が開口する。吸込口及び吹出口を介して加熱室と循環ダクトとが連通する。
調理を開始すると蒸気供給部によって加熱室内に蒸気が供給される。また、送風機が駆動され、加熱室内の蒸気が背面の吸込口から循環ダクトに流入する。循環ダクトを流通する蒸気は加熱ヒータにより加熱され、加熱室の背壁周部に設けた吹出口から前方に吹き出される。これにより、加熱室内の蒸気が循環ダクトを介して循環し、所定温度に維持される。調理物は所定温度の蒸気によって加熱調理され、透視窓を介して調理状況を確認することができる。
特開2005−114350号公報(第3頁−第8頁、第9図)
しかしながら、上記従来の加熱調理器によると、蒸気が吹出口から前方に吹き出されるため開閉扉に衝突して開閉扉が昇温される。開閉扉が高温になると危険であるため、開閉扉を厚く形成して断熱性を高く維持される。これにより、加熱室の容積率が低くなる問題があった。また、外気に接して低温の開閉扉に蒸気が接触して熱ロスが大きくなり、加熱効率が低くなる問題もあった。
本発明は、加熱室の容積率及び加熱効率を向上できる加熱調理器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、前面に開口部を有して調理物を収納する加熱室と、前記開口部を開閉する開閉扉と、前記加熱室の対向する側壁の一方に開口する吸込口を有した第1側面ダクトと、前記加熱室の天井壁に開口する天井吹出口を有して第1側面ダクトに連通する第1天井ダクトと、隔離壁を介して第1天井ダクトに並設されるとともに第1側面ダクトに連通する第2天井ダクトと、前記加熱室の他方の側壁に開口する側面吹出口を有して第2天井ダクトに連通する第2側面ダクトと、第1側面ダクトに配される送風機と、第1天井ダクトに配される第1加熱ヒータと、第2天井ダクトに配される第2加熱ヒータとを備え、
前記送風機を正転した際に前記加熱室から前記吸込口を介して第1側面ダクトに流入した気体を第2天井ダクトに送り、第2加熱ヒータで昇温して第2側面ダクトを介して前記側面吹出口から前記加熱室に送出するとともに、前記送風機を逆転した際に前記加熱室から前記吸込口を介して第1側面ダクトに流入した気体を第1天井ダクトに送り、第1加熱ヒータで昇温して前記天井吹出口から前記加熱室に送出することを特徴としている。
この構成によると、送風機を正転すると加熱室内の蒸気や空気等の気体が加熱室の一方の側壁に設けた吸込口から第1側面ダクトに流入する。第1側面ダクトに流入した気体は送風機によって第2天井ダクトに送られ、第2加熱ヒータで昇温して第2側面ダクトに送られる。第2側面ダクトに送られた気体は側面吹出口から加熱室に送出される。これにより、加熱室内の調理物全体が加熱調理される。送風機を逆転すると加熱室内の気体が吸込口から第1側面ダクトに流入し、第1天井ダクトに送られる。第1天井ダクトに送られた気体は第1加熱ヒータで昇温して天井吹出口から加熱室に送出される。これにより、第1加熱ヒータで昇温された気体及び第1加熱ヒータの輻射熱によって調理物の上面に焦げ目が付けられる。
また本発明は、上記構成の加熱調理器において、第2天井ダクトを第1天井ダクトの上方に配置したことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の加熱調理器において、前記送風機は、複数のブレードを有した羽根車と、前記羽根車を覆うとともに前記吸込口を軸方向の端面に有して第1側面ダクトを形成するハウジングとを備えた遠心ファンから成り、前記ブレードが前記羽根車の中心線上に配された回転面に垂直な平板から成るとともに、前記ハウジングが前記羽根車の逆転時の回転方向前方に外周部から接線方向に延びて第1天井ダクトに連結される第1排気部と、前記羽根車の正転時の回転方向前方に外周部から接線方向に延びて第2天井ダクトに連結される第2排気部とを有することを特徴としている。
この構成によると、第1側面ダクトを形成するハウジング内に羽根車が配され、羽根車は中心線上に平板の複数のブレードが回転面に対して垂直に配される。羽根車の回転によって吸込口からハウジング内に加熱室内の気体が軸方向に流入する。ハウジング内に流入した気体は遠心力によって径方向に流通し、羽根車の回転方向前方に外周部から接線方向に延びる第1排気部または第2排気部に導かれる。これにより、ハウジング内の気体は羽根車の正転時に第2排気部に導かれて第2天井ダクトに送られ、羽根車の逆転時に第1排気部に導かれて第1天井ダクトに送られる。
また本発明は、上記構成の加熱調理器において、前記送風機の正転時に第1、第2加熱ヒータを駆動するとともに、逆転時に第1加熱ヒータを駆動して第2加熱ヒータを停止することを特徴としている。この構成によると、送風機の正転時に第2加熱ヒータにより昇温された気体が側面吹出口から吹き出されて調理物が加熱されるとともに、第1加熱ヒータの輻射熱により調理物が加熱される。
また本発明は、上記構成の加熱調理器において、前記加熱室に蒸気を供給する蒸気供給部を設けたことを特徴としている。この構成によると、蒸気供給部から加熱室内に蒸気が供給され、循環する蒸気によって加熱調理が行われる。
本発明によると、加熱室の対向する側壁の一方に吸込口が開口し、他方の側壁に設けた側面吹出口と吸込口とが第1側面ダクト、第2天面ダクト及び第2側面ダクトにより連結される。また、天井面に設けた天井吹出口と吸込口とが第1側面ダクト及び第1天面ダクトにより連結される。これにより、側面吹出口及び天面吹出口から吹き出された気体が加熱室内を吸込口に向かって横方向に流通して循環する。このため、加熱された気体の開閉扉への衝突が低減される。従って、開閉扉を薄く形成できるため加熱室の容積を広くすることができ、加熱室の容積率を向上することができる。また、外気に接触して低温となる開閉扉と気体との接触が減少するため、熱ロスを低減して加熱調理器の加熱効率を向上することができる。
また、送風機の正転時に第2天面ダクトの第2加熱ヒータにより昇温された気体が側面吹出口から吹き出され、逆転時に第1天面ダクトの第1加熱ヒータにより昇温された気体が天面吹出口から吹き出される。これにより、調理物の上面に焦げ目を付けて調理物の仕上り状態を向上することができる。
本発明の実施形態の加熱調理器を示す斜視図 本発明の実施形態の加熱調理器の内部を示す正面断面図 本発明の実施形態の加熱調理器の送風機を示す正面図
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は一実施形態の加熱調理器を示す斜視図である。加熱調理器1は前面に開口部2dを有して調理物を収納する加熱室2を備え、開口部2dが下端で枢支された開閉扉3により開閉される。加熱室2は絞り加工等により形成される単一部材の有底筒状の箱状体2eから成り、箱状体2eによって周面及び背面が形成される。開閉扉3には断熱材が充填され、中央部に加熱室2の内部を視認する耐熱ガラス等の透視窓4が設けられる。加熱室2の右側方には入力操作等を行う操作部5が設けられる。
図2は加熱調理器1の内部の正面断面図を示している。加熱室2の右側壁の下部には蒸気供給部10が取り付けられる。蒸気供給部10は給水口11及び吐出口12を有する金属容器内にシーズヒータから成る蒸気発生ヒータ13を埋設している。給水口11は着脱自在の給水タンク(不図示)から蒸気発生用の水が供給される。蒸気発生ヒータ13は給水口11から供給された水を蒸発させて蒸気を生成する。吐出口12は後述する送風機21のハウジング22に開口し、ハウジング22内に蒸気供給部10で発生した蒸気を吐出する。
加熱室2の両側壁には調理物Wを載置する載置トレイ7が設置される設置部6が上下方向に複数設けられる。これにより、載置トレイ7を上下に複数段設置して調理することができる。尚、載置トレイ7の周囲の把手部には気流が通過できる開口部が設けられている。
加熱室2の右側壁の上部には吸込口2aが開口し、左側壁及び天井壁にはそれぞれ側面吹出口2b、天井吹出口2cが開口する。吸込口2aは上段の設置部6よりも上方に配される。側面吹出口2bは上段の設置部6の上方から下段の設置部6の下方にわたって広く開口している。側面吹出口2bを上下に分割して設けてもよい。天井吹出口2cは多数の小孔により形成される。
吸込口2aと天井吹出口2cとの間は第1側面ダクト23及び第1天井ダクト24により連結される。吸込口2aと側面吹出口2bとの間は第1側面ダクト23、第2天井ダクト25及び第2側面ダクト26により連結される。第1側面ダクト23は加熱室2の一方の側面に配されて吸込口2aが開口し、第2側面ダクト26は加熱室2の他方の側面に配されて側面吹出口2bが開口する。
第1天井ダクト24は加熱室2の天井面に箱状体2eの内側に突出して設けられ、天井吹出口2cが設けられる。第2天井ダクト25は隔離壁29を介して第1天井ダクト24の上方に並設される。第1、第2天井ダクト24、25内にはそれぞれ第1、第2加熱ヒータ27、28が設けられる。
第1、第2加熱ヒータ27、28はシーズヒータやIHヒータ等から成り、それぞれ第1、第2天井ダクト24、25を流通する蒸気を加熱する。これにより、蒸気を所定温度に維持し、飽和蒸気や過熱蒸気による調理を行うことができる。また、第1天井ダクト24に配した第1加熱ヒータ27から加熱室2内に放出される輻射熱によって調理物Wが加熱される。
第1側面ダクト23は送風機21のハウジング22により形成される。図3は送風機21の正面図を示している。送風機21はハウジング22内に羽根車31を配した遠心ファンから成っている。羽根車31は正転(矢印N)及び逆転(矢印R)が可能に形成され、円板32上に複数のブレード33が放射状に配される。ブレード33は円板32上に立設して羽根車31の中心線上に配され、回転面に垂直に設けられる。
ハウジング22には吸込口2aが軸方向の端面に開口し、上部に第1、第2排気部22a、22cを有している。第1排気部22aは羽根車31の逆転時(矢印R)の回転方向前方に外周部から接線方向に延びて形成され、排気口22bを介して第1天井ダクト24(図2参照)に連結される。第2排気部22cは羽根車31の正転時(矢印N)の回転方向前方に外周部から接線方向に延びて形成され、第2天井ダクト25(図2参照)に連結される。また、第1、第2排気部22a、22c間には羽根車32の外周近傍から上方に延びて第1、第2排気部22a、22cを隔離するリブ22eが設けられる。
送風機21の正転時には羽根車32が矢印Nの方向に回転し、加熱室2内の蒸気が吸込口2aからハウジング22内に軸方向に流入する。ハウジング22内に流入した蒸気は遠心力により径方向に流通して外周方向に導かれる。ハウジング22の外周部に導かれた蒸気はリブ22eにより遮られて第2排気部22cの排気口22dから第2天井ダクト25に送出される。
また、送風機21の逆転時には羽根車32が矢印Rの方向に回転し、加熱室2内の蒸気が吸込口2aからハウジング22内に軸方向に流入する。ハウジング22内に流入した蒸気は遠心力により径方向に流通して外周方向に導かれる。ハウジング22の外周部に導かれた蒸気はリブ22eにより遮られて第1排気部22aの排気口22bから第1天井ダクト24に送出される。
上記構成の加熱調理器1において、載置トレイ7上に調理物を載置して調理を開始すると給水タンク(不図示)から給水口11を介して蒸気供給部10に給水される。蒸気供給部10に供給された水は蒸気発生ヒータ13により蒸発して蒸気が生成される。
送風機21が矢印Nの方向に正転駆動されると、第1、第2加熱ヒータ27、28に通電される。第1加熱ヒータ27の輻射熱によって上段の調理物Wの上面が加熱される。また、送風機21の駆動により吐出口12から第1側面ダクト23の羽根車31の上流側に蒸気が流入する。第1側面ダクト23に流入した蒸気は矢印A1に示すように第2天井ダクト25及び第2側面ダクト26を流通する。
第2側面ダクト26を流通する蒸気は側面吹出口2bから矢印A2、A3、A4に示すように加熱室2内の上段及び下段の載置トレイ7の上下面に向けて吹き出される。側面吹出口2bから吹き出された蒸気は矢印A6、A7、A8に示すように加熱室2内を横方向に流通し、吸込口2aを介して第1側面ダクト23に流入する。これにより、蒸気が第1側面ダクト23、第2天井ダクト25及び第2側面ダクト26を介して循環する。
第2天井ダクト25を流通する蒸気は第2加熱ヒータ28と熱交換して昇温される。これにより、側面吹出口2bから吹き出された蒸気によって上段及び下段の載置トレイ7上の調理物W全体が加熱調理される。この時、蒸気を100℃近傍の温度に維持して飽和蒸気による調理を行ってもよく、100℃以上(例えば300℃)に維持して過熱蒸気による調理を行ってもよい。
所定時間が経過して送風機21が矢印Rの方向に逆転駆動されると、第1加熱ヒータ27の駆動を継続して第2加熱ヒータ28が停止される。また、吸込口2aから第1側面ダクト23に流入した蒸気が矢印B1に示すように第1天井ダクト24に導かれる。第1天井ダクト24を流通する蒸気は第1加熱ヒータ27と熱交換して昇温され、天井吹出口2cから矢印B2に示すように加熱室2内に吹き出される。天井吹出口2cから吹き出された蒸気は上段の調理物Wの上面を加熱し、矢印A6に示すように横方向に流通して吸込口2aに導かれて循環する。上段の調理物Wは天井吹出口2cから吹き出された蒸気及び第1加熱ヒータ27の輻射熱によって上面に焦げ目が付けられる。
本実施形態によると、加熱室2の対向する側壁の一方に吸込口2aが開口し、他方の側壁に設けた側面吹出口2bと吸込口2aとが第1側面ダクト23、第2天面ダクト25及び第2側面ダクト26により連結される。また、天井面に設けた天井吹出口2cと吸込口2aとが第1側面ダクト23及び第1天面ダクト24により連結される。これにより、側面吹出口2b及び天面吹出口2cから吹き出された蒸気が加熱室2内を吸込口2aに向かって横方向に流通して循環する。このため、加熱された蒸気の開閉扉3への衝突が低減され、開閉扉3の昇温が抑制される。従って、開閉扉3を薄く形成できるため加熱室2の容積を広くすることができ、加熱室2の容積率を向上することができる。また、外気に接触して低温となる開閉扉3や透視窓4と蒸気との接触が減少するため、熱ロスを低減して加熱調理器1の加熱効率を向上することができる。
加えて、送風機21の正転時に第2天面ダクト25の第2加熱ヒータ28により昇温された蒸気が側面吹出口2bから吹き出され、逆転時に第1天面ダクト24の第1加熱ヒータ27により昇温された蒸気が天面吹出口2cから吹き出される。これにより、調理物Wの上面に焦げ目を付けて調理物Wの仕上り状態を向上することができる。
また、送風機21のブレード33が羽根車31の中心線上に配された回転面に垂直な平板から成るので、送風機21の正転時及び逆転時の送風量をそれぞれ十分確保することができる。加えて、ハウジング22に設けた第1、第2排気部22a、22cは羽根車31の逆転時及び正転時それぞれの回転方向前方に外周部から接線方向に延びて第1、第2天井ダクト24、25にそれぞれ連結されるので、第1側面ダクト23から第1、第2天井ダクト24、25に分けて蒸気を送出できる加熱調理器1を容易に実現することができる。
また、送風機21の正転時に第1、第2加熱ヒータ27、28を駆動するとともに、逆転時に第1加熱ヒータ27を駆動して第2加熱ヒータ28を停止したので、天井吹出口2cから蒸気を吹き出す際に第2加熱ヒータ28を停止して省電力化を図ることができる。加えて、側面吹出口2bから蒸気を吹き出す際に上段の調理物Wを第1加熱ヒータ27の輻射熱によって加熱し、調理時間を短縮することができる。
尚、第2天井ダクト25が隔離壁29を介して第1天井ダクト24の上方に配置されるが、第1天井ダクト24の側方や加熱室2の背面に配置してもよい。しかしながら、第2天井ダクト25を第1天井ダクト24の上方に配置するとより望ましい。即ち、第2天井ダクト25を第1天井ダクト24の上方に配置すると、前方や後方に配置するよりも第1天井ダクト24の奥行を広くできる。このため、天井吹出口2cから加熱室2に吹き出される蒸気や第1加熱ヒータ27から放出される輻射熱が調理物Wの前後方向の全体に行き渡り、加熱効率を向上することができる。
また、第2天井ダクト25を加熱室2の背面に配置するよりも加熱室2の奥行を広く確保して加熱調理器1の奥行を狭くすることができる。これにより、大径のピザ(例えば、直径が36cm)等の大きな調理物を調理できるとともに、奥行の狭い調理台(例えば、奥行が45cm)に加熱調理器1を設置することができる。
本実施形態において、蒸気供給部10の吐出口12を加熱室2に開口し、飽和蒸気や過熱蒸気を蒸気供給部10から加熱室2に吐出してもよい。また、蒸気供給部10によって加熱室2に蒸気を供給して調理を行っているが、蒸気が供給されない加熱調理器であってもよい。即ち、加熱室2内の空気を循環し、第1、第2加熱ヒータ27、28により加熱して熱風により調理を行ってもよい。
また、第2側面ダクト26の内部に第2加熱ヒータ28を設けてもよい。これにより、側面吹出口2bから吹き出される蒸気の温度を高くすることができる。従って、加熱初期に循環経路で熱ロスが生じて蒸気の吹き出し温度が低くなる場合などに有効である。
本発明によると、加熱室内の気体を循環して加熱調理を行う加熱調理器に利用することができる。
1 加熱調理器
2 加熱室
2a 吸込口
2b、2c 吹出口
2e 箱状体
3 開閉扉
4 透視窓
5 操作パネル
6 設置部
7 載置トレイ
10 蒸気供給部
11 給水口
12 吐出口
13 蒸気発生ヒータ
21 送風機
22 ハウジング
22a 第1排気部
22c 第2排気部
22b、22d 排気口
23 第1側面ダクト
24 第1天井ダクト
25 第2天井ダクト
26 第2側面ダクト
27 第1加熱ヒータ
28 第2加熱ヒータ
31 羽根車
32 円板
33 ブレード

Claims (5)

  1. 前面に開口部を有して調理物を収納する加熱室と、前記開口部を開閉する開閉扉と、前記加熱室の対向する側壁の一方に開口する吸込口を有した第1側面ダクトと、前記加熱室の天井壁に開口する天井吹出口を有して第1側面ダクトに連通する第1天井ダクトと、隔離壁を介して第1天井ダクトに並設されるとともに第1側面ダクトに連通する第2天井ダクトと、前記加熱室の他方の側壁に開口する側面吹出口を有して第2天井ダクトに連通する第2側面ダクトと、第1側面ダクトに配される送風機と、第1天井ダクトに配される第1加熱ヒータと、第2天井ダクトに配される第2加熱ヒータとを備え、
    前記送風機を正転した際に前記加熱室から前記吸込口を介して第1側面ダクトに流入した気体を第2天井ダクトに送り、第2加熱ヒータで昇温して第2側面ダクトを介して前記側面吹出口から前記加熱室に送出するとともに、前記送風機を逆転した際に前記加熱室から前記吸込口を介して第1側面ダクトに流入した気体を第1天井ダクトに送り、第1加熱ヒータで昇温して前記天井吹出口から前記加熱室に送出することを特徴とする加熱調理器。
  2. 第2天井ダクトを第1天井ダクトの上方に配置したことを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 前記送風機は、複数のブレードを有した羽根車と、前記羽根車を覆うとともに前記吸込口を軸方向の端面に有して第1側面ダクトを形成するハウジングとを備えた遠心ファンから成り、前記ブレードが前記羽根車の中心線上に配された回転面に垂直な平板から成るとともに、前記ハウジングが前記羽根車の逆転時の回転方向前方に外周部から接線方向に延びて第1天井ダクトに連結される第1排気部と、前記羽根車の正転時の回転方向前方に外周部から接線方向に延びて第2天井ダクトに連結される第2排気部とを有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の加熱調理器。
  4. 前記送風機の正転時に第1、第2加熱ヒータを駆動するとともに、逆転時に第1加熱ヒータを駆動して第2加熱ヒータを停止することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の加熱調理器。
  5. 前記加熱室に蒸気を供給する蒸気供給部を設けたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の加熱調理器。
JP2009117177A 2009-05-14 2009-05-14 加熱調理器 Pending JP2010266106A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009117177A JP2010266106A (ja) 2009-05-14 2009-05-14 加熱調理器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009117177A JP2010266106A (ja) 2009-05-14 2009-05-14 加熱調理器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010266106A true JP2010266106A (ja) 2010-11-25

Family

ID=43363233

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009117177A Pending JP2010266106A (ja) 2009-05-14 2009-05-14 加熱調理器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010266106A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012098005A (ja) * 2010-11-05 2012-05-24 Sharp Corp 加熱調理器
JP2012229903A (ja) * 2011-04-27 2012-11-22 Mitsubishi Electric Corp 加熱調理器及び加熱調理装置
WO2013024685A1 (ja) * 2011-08-12 2013-02-21 シャープ株式会社 加熱調理器
EP2799778A3 (en) * 2013-04-30 2016-01-06 Dongbu Daewoo Electronics Corporation Cooking apparatus

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012098005A (ja) * 2010-11-05 2012-05-24 Sharp Corp 加熱調理器
JP2012229903A (ja) * 2011-04-27 2012-11-22 Mitsubishi Electric Corp 加熱調理器及び加熱調理装置
WO2013024685A1 (ja) * 2011-08-12 2013-02-21 シャープ株式会社 加熱調理器
JP2013040704A (ja) * 2011-08-12 2013-02-28 Sharp Corp 加熱調理器
EP2799778A3 (en) * 2013-04-30 2016-01-06 Dongbu Daewoo Electronics Corporation Cooking apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6128341B2 (ja) 加熱調理器
JP6263745B2 (ja) 加熱調理器
JP4457166B2 (ja) 加熱調理器
JP2009008297A (ja) 加熱調理器
JP2010266106A (ja) 加熱調理器
JP6402367B2 (ja) マイクロ波加熱装置
JP2004162936A (ja) 加熱調理器
US20130008426A1 (en) Convection cooking using bake element heater
JP6382153B2 (ja) 加熱調理器
JP2008190824A (ja) 加熱調理器
JP5932703B2 (ja) 加熱調理器
KR101580683B1 (ko) 스팀 오븐의 전장실 냉각장치
US7345261B2 (en) Wall-mounted microwave oven
JP5674717B2 (ja) 加熱調理器
WO2015125490A1 (ja) マイクロ波加熱調理器
JP6629151B2 (ja) 加熱調理器
JP4576296B2 (ja) 加熱調理器
KR100634789B1 (ko) 가열조리장치
JP6270773B2 (ja) 加熱調理器
KR101269037B1 (ko) 파이프 열풍 난방기
JP6070409B2 (ja) 加熱調理器
JP2011163571A (ja) 蒸気調理器
JP2011080710A (ja) 加熱装置
JP2006214660A (ja) 加熱調理器
JP6209733B2 (ja) 加熱調理器