JP2011163571A - 蒸気調理器 - Google Patents

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安昭 坂根
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Abstract

【課題】沸点よりも低温の蒸気による調理時に調理物の乾燥を低減できる蒸気調理器を提供する。
【解決手段】調理物90を収納する加熱室20と、蒸気を発生する蒸気発生装置60と、加熱室20に臨む吹出口20b、20c及び吸込口20aを有して加熱室20内の気体を循環させる循環ダクト27と、循環ダクト27に配される循環ファン28と、加熱室20内の温度を検知する温度センサ23とを備え、加熱室20に臨む吐出口62aを介して蒸気発生装置60から加熱室20に蒸気を供給して加熱室20内を設定温度に維持し、調理物90を調理する蒸気調理器1において、循環ファン28が断続運転によりオン期間t1とオフ期間t2とを繰り返すようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、沸点よりも低温の蒸気によって調理物を調理する蒸気調理器に関する。
従来の蒸気調理器は特許文献1に開示されている。この蒸気調理器は蒸気を発生する蒸気発生装置を備え、調理物を収納する加熱室内に蒸気調理器により発生した蒸気が供給される。加熱室の周囲には加熱室に臨む吹出口及び吸込口を有した循環ダクトが設けられる。循環ダクト内には循環ファン及び加熱ヒータが配される。
加熱室に調理物を配して調理を開始すると蒸気発生装置が駆動され、加熱室に蒸気が供給される。送風ファンの駆動によって加熱室内の蒸気は吸込口から循環ダクトに流入し、吹出口から加熱室に吹き出される。これにより、加熱室内の蒸気が循環ダクトを介して循環する。循環ダクトを流通する蒸気は加熱ヒータのオンオフによって所定温度に維持される。これにより、沸点よりも高温の蒸気による調理や沸点よりも低温の蒸気による調理が行われる。
沸点付近乃至沸点よりやや高温の蒸気によって調理物を調理する場合は、加熱室内が沸点である略100℃に維持される。このため、加熱室内には十分な量の蒸気が供給され、飽和水蒸気量に到達する。これにより、加熱室内は湿度が100%の状態になるため調理物の乾燥が抑制される。
これに対して、沸点よりも低温の蒸気によって調理物を調理する場合は、加熱室内は少量の蒸気によって設定温度に維持される。これにより、加熱室内が飽和水蒸気量に到達しないため湿度が100%未満の状態になり、調理物は水分が奪われて乾燥し易くなる。
このため、沸点よりも低温の蒸気により調理する際の循環ファンの回転数を、沸点よりも高温の蒸気により調理する際の循環ファンの回転数よりも低くしている。これにより、調理物に当たる循環風が弱くなり、調理物の乾燥を抑制することができる。
特開2008−292114号公報(第4頁−第11頁、第3図)
しかしながら、上記従来の蒸気調理器によると、循環ファンが低くできる回転数に限界があるため、沸点よりも低温の蒸気により調理する際に回転数を低くしても循環風が調理物に当たり続ける。これにより、調理物の乾燥を十分抑制することができない問題があった。
本発明は、沸点よりも低温の蒸気により調理する際に、調理物の乾燥を低減できる蒸気調理器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、調理物を収納する加熱室と、蒸気を発生する蒸気発生装置と、前記加熱室に臨む吹出口及び吸込口を有する循環ダクトと、前記循環ダクトに配されて前記加熱室内の気体を循環させる循環ファンと、前記加熱室内の温度を検知する温度センサとを備え、前記加熱室に臨む吐出口を介して前記蒸気発生装置から前記加熱室に蒸気を供給して前記加熱室内を設定温度に維持し、調理物を調理する蒸気調理器において、前記設定温度が水の沸点よりも低温の場合に、前記循環ファンが断続運転によりオン期間とオフ期間とを繰り返すことを特徴としている。
この構成によると、加熱室に調理物を収納して調理を開始すると蒸気発生装置が駆動される。蒸気発生装置により発生した蒸気は吐出口を介して加熱室に吐出される。調理の設定温度が水の沸点よりも低温の場合には循環ファンが断続運転され、オン期間とオフ期間とが繰り返される。循環ファンのオン期間で加熱室内の蒸気は吸込口から循環ダクトに流入して吹出口から加熱室内に吹き出され、加熱室内の蒸気は循環ダクトを介して循環する。循環ファンのオフ期間では吐出口から吐出された蒸気が加熱室内を循環する。加熱室内の温度は温度センサにより検知され、設定温度よりも高温になると蒸気発生装置が停止される。加熱室内が設定温度を超えると蒸気発生装置が再度駆動される。これにより、加熱室内が設定温度に維持され、調理物が調理される。
また本発明は、上記構成の蒸気調理器において、前記オン期間よりも前記オフ期間を長くしたことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の蒸気調理器において、前記オフ期間を調理の進行に伴って徐々に長くしたことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の蒸気調理器において、調理開始から前記設定温度に到達するまでの間で前記オン期間よりも前記オフ期間を短くし、前記設定温度に到達後に前記オン期間よりも前記オフ期間を長くしたことを特徴としている。この構成によると、調理が開始されると循環ファンがオン期間よりもオフ期間を短くして断続運転される。加熱室内が設定温度に到達すると、循環ファンがオン期間よりもオフ期間を長くして断続運転される。
また本発明は、上記構成の蒸気調理器において、前記循環ファンを調理開始から前記設定温度に到達するまでの間で連続運転し、前記設定温度に到達後に断続運転したことを特徴としている。この構成によると、調理が開始されると循環ファンが連続運転される。加熱室内が設定温度に到達すると、循環ファンが断続運転される。
また本発明は、上記構成の蒸気調理器において、前記吐出口及び前記吸込口を調理物の設置面よりも下方に配置したことを特徴としている。この構成によると、循環ファンのオン期間では吐出口から吐出された蒸気は加熱室内の調理物よりも下方を流通して吸込口から循環ダクトに吸い込まれる。循環ファンのオフ期間では吐出口から吐出された蒸気は加熱室内の調理物よりも下方を流通して加熱室内に拡散される。従って、吐出口から吐出して調理物に直接当たる蒸気を低減することができる。
また本発明は、上記構成の蒸気調理器において、前記吐出口を先端に開口して前記蒸気発生装置で発生した蒸気を前記加熱室に導く蒸気供給ダクトを備え、前記蒸気供給ダクトを前記循環ダクト内に挿通して、前記吐出口を前記吸込口に面して配置したことを特徴としている。この構成によると、循環ファンのオン期間で吐出口から吐出された蒸気は直ちに反転して吸込口から循環ダクトに吸い込まれる。
本発明によると、沸点よりも低温の蒸気により調理する場合に、循環ファンが断続運転によりオン期間とオフ期間とを繰り返すので、循環ファンの駆動によって発生する循環風が調理物に当たり続けない。これにより、加熱室内の温度変動を抑制するとともに、調理物の乾燥を低減することができる。
本発明の第1実施形態の蒸気調理器を示す正面断面図 本発明の第1実施形態の蒸気調理器の動作を示すフローチャート 本発明の第1実施形態の蒸気調理器の循環ファンの動作を示すタイムチャート 本発明の第1実施形態の蒸気調理器の循環ファンがオフ期間の気流状態を示す正面断面図 本発明の第1実施形態の蒸気調理器の温度分布を示す図 本発明の第1実施形態の蒸気調理器の温度分布の比較例を示す図 本発明の第1実施形態の蒸気調理器の温度分布の測定位置を示すトレイの平面図 本発明の第2実施形態の蒸気調理器の動作を示すフローチャート 本発明の第2実施形態の蒸気調理器の循環ファンの動作を示すタイムチャート 本発明の第2実施形態の蒸気調理器の温度分布を示す図 本発明の第3実施形態の蒸気調理器の循環ファンの動作を示すタイムチャート 本発明の第4実施形態の蒸気調理器の循環ファンの動作を示すタイムチャート
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は第1実施形態の蒸気調理器を示す正面断面図である。蒸気調理器1は調理物90を収納する加熱室20を本体筐体10内に備えている。加熱室20は扉(不図示)により開閉される前面を開口した箱状に形成される。加熱室20内には調理物90を載置する載置網22を有したトレイ21が橋架される。載置網22の上面が調理物90の設置面となる。
加熱室20の底面20dは右側が低い傾斜面に形成され、右端部に集水部20eが凹設される。集水部20eの底面には底面ヒータ24が設けられる。加熱室20内で発生した結露水は底面20dを流下し、集水部20eに集水される。集水部20eに集水された結露水は底面ヒータ24により蒸発して加熱室20内に回収されるようになっている。
加熱室20の周囲には循環ダクト27が設けられる。循環ダクト27には加熱室20の右側壁に開口する吸込口20aと、天井壁及び左側壁に開口する吹出口20b、20cとが設けられる。吸込口20aの近傍には温度センサ23が配される。循環ダクト27内にはモータ28aにより駆動される循環ファン28及び加熱ヒータ29が設けられる。
循環ファン28の駆動によって加熱室20内の空気や蒸気が吸込口20aを介して循環ダクト27に流入し、吹出口20b、20cから吹き出される。また、加熱ヒータ29の駆動によって循環ダクト27を流通する空気や蒸気が加熱され、熱風や沸点以上の過熱蒸気を吹出口20b、20cから吹き出して調理が行われる。尚、沸点よりも低温の蒸気により調理を行う場合は加熱ヒータ29が停止される。
加熱室20の右側壁の上部には給気口30及び第1排気口31が開口し、下部には第2排気口32が開口する。給気口30からは給気ダクト40が導出され、第1、第2排気口31、32からはそれぞれ第1、第2排気ダクト41、42が導出される。
第1排気ダクト41はL字型に屈曲し、本体筐体10の上方に突出して外部排気口41aが開口する。第1排気ダクト41には排気ダンパ51が設けられ、排気ダンパ51には本体筐体10から突出する外気流入ダクト44が連結される。排気ダンパ51を閉じると第1排気ダクト41を閉じて外気流入ダクト44が開放され、排気ダンパ51を開くと第1排気ダクト41を開いて外気流入ダクト44が閉じられるようになっている。また、第2排気ダクト42は第1排気ダクト41の排気ダンパ51よりも下流側に連結される。
給気ダクト40は給排気ファン45を内装した気流発生ダクト46に連結される。給気ダクト40には給気ダンパ50が設けられ、給気ダンパ50には下方に延びる冷却ダクト46が連結される。給気ダンパ50を閉じると給気ダクト40を閉じて冷却ダクト46が開放され、給気ダンパ50を開くと給気ダクト40を開いて冷却ダクト46が閉じられるようになっている。
気流発生ダクト46は第1排気ダクト41内に突出し、気流発生ダクト46の開放端は第2排気ダクト42の連結部よりも下流側に配される。これにより、エジェクタが構成され、給排気ファン45の駆動によって気流発生ダクト46から第1排気ダクト41に気流が流入すると、第1排気ダクト41の上流側及び第2排気ダクト42には負圧が発生する。
加熱室20の右方の循環ダクト27よりも下方には蒸気発生装置60が配される。蒸気発生装置60は水タンク(不図示)から給水される貯水部61を有し、貯水部61から上方に延びる蒸気供給ダクト62が連結される。貯水部61内には蒸気発生ヒータ63が設けられ、貯水を加熱して蒸気を発生する。蒸気供給ダクト62は循環ダクト27内に侵入し、蒸気を吐出する吐出口62aを吸込口20aに対向して配される。吐出口62aを循環ダクト27の外部に配置してもよく、蒸気供給ダクト62を省いて蒸気発生装置60の蒸気流出口を加熱室20に臨んで配置して吐出口62aを形成してもよい。
図2は沸点よりも低温の蒸気により調理を行う際の蒸気調理器1の動作を示すフローチャートである。調理物90を載置網22に載置して調理を開始すると、ステップ#11で給気ダンパ50及び排気ダンパ51が閉じられる。ステップ#12では給排気ファン45、循環ファン28、蒸気発生ヒータ63及び底面ヒータ24が駆動される。
蒸気発生ヒータ63の駆動により発生した蒸気は吐出口62aから加熱室20内に吐出される。
給排気ファン45の駆動によって気流発生ダクト46に発生する気流は第1排気ダクト41に流入する。この時、外気流入ダクト44及び第2排気ダクト42には負圧が発生し、外気流入ダクト44から外気が取り込まれるとともに第2排気口32から加熱室20内の余った蒸気が流出する。第2排気口32から流出した蒸気は第1排気ダクト41で気流発生ダクト46及び外気流入ダクト44から流入した外気により希釈され、外部排気口41aから外部に排気される。これにより、蒸気を降温して安全に排気することができる。
また、給排気ファン45の駆動によって冷却ダクト47を気流が流通し、下方に吹き出される。これにより、循環ファン28のモータ28aが冷却される。
図3は循環ファン28のタイムチャートを示している。縦軸が循環ファン28の回転数であり、横軸が時間である。循環ファン28はモータ28aがオンされるオン期間t1とモータ28aがオフされるオフ期間t2とを繰り返し、断続運転される。また、オン期間t1よりもオフ期間t2が長くなっている。
オン期間t1では吐出口62aから吐出される蒸気は矢印A1に示すように直ちに反転し、吸込口20aから循環ダクト27内に吸い込まれる。循環ダクト27を流通する蒸気は吹出口20b、20cから加熱室20内に吹き出される。加熱室20に吹き出された蒸気は矢印A3に示すように吸込口20aに向かって流通する。これにより、循環ダクト27を介して加熱室20内を蒸気が循環する。この時、吹出口20bから吹き出された蒸気の一部が調理物90に当たって吸込口20aに導かれる。
図4は循環ファン28のオフ期間t2の蒸気の流れを示している。オフ期間t2では吐出口62aから矢印B1に示すように加熱室20に蒸気が吐出され、矢印B2に示すように調理物90の下方を流通して加熱室20内を蒸気が循環する。循環ファン28の停止によって吹出口20cから調理物90に蒸気が当たり続けることを防止することができる。
図2のステップ#21では温度センサ23によって加熱室20の温度が検知され、設定温度よりも低いか否かが判断される。温度センサ23の検知温度が設定温度以上になるとステップ#22で蒸気発生ヒータ63が停止される。温度センサ23の検知温度が設定温度よりも低くなるとステップ#23で蒸気発生ヒータ63が駆動される。
ステップ#24では調理時間が経過したか否かが判断される。調理時間が経過していない場合はステップ#21に戻り、ステップ#21〜#24が繰り返し行われる。これにより、温度センサ23の検知によって加熱室20に蒸気の供給と停止を繰り返し、加熱室20内が設定温度に維持される。
調理時間が経過するとステップ#25に移行する。ステップ#25では循環ファン28、蒸気発生ヒータ63及び底面ヒータ64が停止される。ステップ#26では給気ダンパ50及び排気ダンパ51が開かれる。ステップ#27では所定時間が経過するまで待機する。
これにより、給気口30から加熱室20内に外気が流入し、第1、第2排気口31、32から加熱室20内の蒸気が流出して外部排気口41aから排気される。その結果、加熱室20内が冷却され、扉を開いた際に加熱室20の前面から高温の蒸気が噴出することを防止する。
所定時間が経過するとステップ#28で給排気ファン45が停止され、調理が終了する。
図5は上記の調理を行った際の加熱室20内の温度分布を示す図である。また、図6は比較例を示し、循環ファン28を停止した状態の加熱室20内の温度分布である。これらの図において、縦軸は温度(単位:℃)を示し、横軸は時間(単位:min)を示している。また、図7に示すようにトレイ21上の9点を温度測定し、設定温度は70℃である。
これらの図によると、比較例の循環ファン28を停止した場合は加熱室20内の温度変動が大きく、調理物90が所望の温度に維持されないため良好な調理を行うことができない。これに対して、本実施形態では加熱室20内の温度変動が抑制され、良好な調理を行うことができる。
本実施形態によると、沸点よりも低温の蒸気により調理する場合に、循環ファン28が断続運転によりオン期間t1とオフ期間t2とを繰り返すので、循環ファン28の駆動によって発生する循環風が調理物90に当たり続けない。これにより、調理物90の乾燥を低減することができる。また、オン期間t1を設けることにより加熱室20内の温度変動を抑制し、調理物90を所望の温度に維持して良好な調理を行うことができる。
また、オン期間t1よりもオフ期間t2を長くしたので、調理物90の乾燥をより低減することができる。
また、吐出口62a及び吸込口20aを調理物90の設置面よりも下方に配置したので、吐出口62aから吐出された蒸気が調理物90よりも下方を流通する。これにより、吐出口62aから吐出して調理物90に直接当たる蒸気を低減することができ、調理物90の乾燥をより低減することができる。
尚、前述したように、吐出口62aと吸込口20aとを加熱室20の壁面の異なる位置に配置してもよい。しかし、蒸気供給ダクト62を循環ダクト27内に挿通して吐出口62aを吸込口20aに面して配置することにより、吐出口62aから吐出された蒸気は直ちに反転して循環ダクト27に吸い込まれる。従って、吐出口62aから吐出して調理物90に直接当たる蒸気をより低減することができる。
次に、第2実施形態の蒸気調理器1について説明する。本実施形態の蒸気調理器1は前述の図1に示す第1実施形態と同様に構成され、沸点よりも低温の蒸気により調理を行う際の動作が異なっている。図8は沸点よりも低温の蒸気により調理を行う際の蒸気調理器1の動作を示すフローチャートである。ステップ#21〜#28は前述の図2に示す第1実施形態と同一であるので説明を省略する。
ステップ#11では給気ダンパ50及び排気ダンパ51が閉じられる。ステップ#12では給排気ファン45、循環ファン28、蒸気発生ヒータ63及び底面ヒータ24が駆動される。図9は循環ファン28のタイムチャートを示している。縦軸が循環ファン28の回転数であり、横軸が時間である。循環ファン28は温度センサ23の検知温度が設定温度に到達するまで(時間ta)連続運転され、その後断続運転される。従って、ステップ#12では循環ファン28が連続運転される。
ステップ#13では温度センサ23の検知温度が設定温度に到達するまで待機する。温度センサ23の検知温度が設定温度に到達すると、循環ファン28が断続運転に切り換えられる。これにより、循環ファン12はオン期間t1とオフ期間t2とを繰り返す。この時、オン期間t1よりもオフ期間t2が長くなっている。そして、第1実施形態と同様に調理が行われる。
図10は上記の調理を行った際の加熱室20内の温度分布を示す図である。縦軸は温度(単位:℃)を示し、横軸は時間(単位:min)を示している。また、温度測定位置は前述の図7と同様であり、設定温度は70℃である。
同図によると、本実施形態では第1実施形態(図5)に比して加熱室20内の温度変動が更に抑制される。即ち、調理開始から設定温度に到達するまでは加熱室20内の温度が急激に変化するため、循環ファン28の連続運転によって設定温度を大きく超えるような温度変動が抑制される。そして、設定温度に到達後の加熱室20内は急激な温度変化がないため、循環ファン28を断続運転しても温度変動を抑制することができる。
本実施形態によると、循環ファン28を調理開始から設定温度に到達するまでの間で連続運転し、設定温度に到達後に断続運転したので、加熱室20内の温度変動をより抑制することができる。また、設定温度に到達後は断続運転によりオン期間t1とオフ期間t2とを繰り返すので、循環ファン28の駆動によって発生する循環風が調理物90に当たり続けない。これにより、調理物90の乾燥を低減することができる。
次に、第3実施形態の蒸気調理器1について説明する。本実施形態の蒸気調理器1は前述の図1に示す第1実施形態と同様に構成され、沸点よりも低温の蒸気により調理を行う際の動作が異なっている。
図11は本実施形態の循環ファン28のタイムチャートを示している。縦軸が循環ファン28の回転数であり、横軸が時間である。循環ファン28は断続運転され、オン期間t1とオフ期間t2とを繰り返す。この時、温度センサ23の検知温度が設定温度に到達するまで(時間ta)オン期間t1よりもオフ期間t2が短くなっている。そして、温度センサ23の検知温度が設定温度に到達すると、オン期間t1よりもオフ期間t2が長くなっている。
本実施形態によると、第1実施形態と同様に、循環ファン28を断続運転によりオン期間t1とオフ期間t2とを繰り返すので、循環ファン28の駆動によって発生する循環風が調理物90に当たり続けない。これにより、調理物90の乾燥を低減することができる。
また、調理開始から設定温度に到達するまでは加熱室20内の温度が急激に変化するため、オン期間t1よりもオフ期間t2を短くして設定温度を大きく超えるような温度変動が抑制される。そして、設定温度に到達後の加熱室20内は急激な温度変化がないため、オン期間t1よりもオフ期間t2を長くしても温度変動を抑制することができる。これにより、第1実施形態に比して良好な調理を行うことができる。
次に、第4実施形態の蒸気調理器1について説明する。本実施形態の蒸気調理器1は前述の図1に示す第1実施形態と同様に構成され、沸点よりも低温の蒸気により調理を行う際の動作が異なっている。
図12は本実施形態の循環ファン28のタイムチャートを示している。縦軸が循環ファン28の回転数であり、横軸が時間である。循環ファン28は断続運転され、オン期間t1とオフ期間t2とを繰り返す。この時、調理の進行に伴ってオフ期間t2を徐々に長くしている。
本実施形態によると、第1実施形態と同様に、循環ファン28を断続運転によりオン期間t1とオフ期間t2とを繰り返すので、循環ファン28の駆動によって発生する循環風が調理物90に当たり続けない。これにより、調理物90の乾燥を低減することができる。
また、調理の初期は加熱室20内の温度が急激に変化するため、オフ期間t2を短くして設定温度を大きく超えるような温度変動が抑制される。そして、調理の進行に伴って加熱室20内は温度変化が小さくなるため、オフ期間t2を長くしても温度変動を抑制することができる。これにより、第1実施形態に比して良好な調理を行うことができる。
本実施形態において、第2実施形態と同様に、設定温度に到達するまで循環ファン28を連続運転してもよい。また、第3実施形態と同様に、温度センサ23の検知温度が設定温度に到達するまでオン期間t1よりもオフ期間t2を短くし、設定温度に到達するとオン期間t1よりもオフ期間t2を長くしてもよい。
第1〜第4実施形態において、沸点よりも低温の蒸気による調理時に加熱ヒータ29のオンオフを繰り返して蒸気の温度を維持してもよい。
本発明によると、沸点よりも低温の蒸気によって調理物を調理する蒸気調理器に利用することができる。
1 蒸気調理器
10 本体筐体
20 加熱室
20a 吸込口
20b、20c 吹出口
20e 集水部
21 トレイ
23 温度センサ
24 底面ヒータ
27 循環ダクト
28 循環ファン
29 加熱ヒータ
30 給気口
31 第1排気口
32 第2排気口
40 給気ダクト
41 第1排気ダクト
42 第2排気ダクト
44 外気流入ダクト
45 給排気ファン
46 気流発生ダクト
47 冷却ダクト
60 蒸気発生装置
61 蒸気発生ヒータ
62 蒸気供給ダクト
62a 吐出口
63 蒸気発生ヒータ
90 調理物

Claims (7)

  1. 調理物を収納する加熱室と、蒸気を発生する蒸気発生装置と、前記加熱室に臨む吹出口及び吸込口を有する循環ダクトと、前記循環ダクトに配されて前記加熱室内の気体を循環させる循環ファンと、前記加熱室内の温度を検知する温度センサとを備え、前記加熱室に臨む吐出口を介して前記蒸気発生装置から前記加熱室に蒸気を供給して前記加熱室内を設定温度に維持し、調理物を調理する蒸気調理器において、前記設定温度が水の沸点よりも低温の場合に、前記循環ファンが断続運転によりオン期間とオフ期間とを繰り返すことを特徴とする蒸気調理器。
  2. 前記オン期間よりも前記オフ期間を長くしたことを特徴とする請求項1に記載の蒸気調理器。
  3. 前記オフ期間を調理の進行に伴って徐々に長くしたことを特徴とする請求項1に記載の蒸気調理器。
  4. 調理開始から前記設定温度に到達するまでの間で前記オン期間よりも前記オフ期間を短くし、前記設定温度に到達後に前記オン期間よりも前記オフ期間を長くしたことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の蒸気調理器。
  5. 前記循環ファンを調理開始から前記設定温度に到達するまでの間で連続運転し、前記設定温度に到達後に断続運転したことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の蒸気調理器。
  6. 前記吐出口及び前記吸込口を調理物の設置面よりも下方に配置したことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の蒸気調理器。
  7. 前記吐出口を先端に開口して前記蒸気発生装置で発生した蒸気を前記加熱室に導く蒸気供給ダクトを備え、前記蒸気供給ダクトを前記循環ダクト内に挿通して、前記吐出口を前記吸込口に面して配置したことを特徴とする請求項6に記載の蒸気調理器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016031161A (ja) * 2014-07-25 2016-03-07 シャープ株式会社 加熱調理器
TWI683075B (zh) * 2017-02-24 2020-01-21 日商松下知識產權經營股份有限公司 加熱調理器及蒸氣調理方法

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JP2016031161A (ja) * 2014-07-25 2016-03-07 シャープ株式会社 加熱調理器
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