JP4721996B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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本発明は過熱水蒸気や熱風のような熱媒体を用いて食材の調理を行うオーブン形式の加熱調理器に関する。
加熱室に食材を入れ、熱媒体で加熱調理を行うオーブン形式の加熱調理器が我が国の家庭にも浸透してきている。オーブン形式の加熱調理器の加熱様式には、輻射熱によるもの、熱媒体によるもの、高周波加熱によるものなど、様々な種類がある。これらを組み合わせて用いる場合もある。熱媒体によるものの場合、代表的な熱媒体は空気を加熱して得られる熱風と過熱水蒸気である。特許文献1には熱媒体として過熱水蒸気を用いる調理器が記載されている。特許文献2には熱媒体として過熱水蒸気と熱風の選択使用が可能な調理器が記載されている。
特開2005−195247号公報(第5−12頁、図1−10) 特開2006−84082号公報(第4−16頁、図1−17)
熱媒体として水蒸気(飽和水蒸気あるいは過熱水蒸気)を用いる場合、加熱室内の空気が水蒸気で置換されるに従い、加熱室内の酸素濃度は低下する。酸素濃度が低い状態(理想的には無酸素状態)で加熱すると、食材の酸化が起こりにくくなり、食材の風味が損なわれない。
しかしながら現実には、空気を水蒸気で置換しても加熱室内に数%の酸素は残存し、理想に近い低酸素環境は得られなかった。これは、加熱室内の熱媒体を循環させるとき、どうしても外部から空気が混入することによる。
空気を水蒸気で置換することは、一方では次のような問題を引き起こす。それは加熱室内の湿度を測定する湿度センサへの結露である。できるだけ多くの空気を水蒸気で置換しようとして水蒸気量を多くすれば、それだけ結露量も多くなる。加熱調理器が高周波調理モードも可能なものである場合、高周波加熱調理の終了を知るのは食材からの水蒸気発生を湿度センサで検出するという手法によるのが一般的であるが、湿度センサが結露していて正確な湿度測定ができないようであると、この手法は採用できない。
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、蒸気調理モードにおいて、極力酸素を排した低酸素状態で高品位の調理を実現することを目的とする。さらに、蒸気調理モードで使用した水蒸気が高周波調理モードの阻害要因とならないようにすることを目的とする。
(1)上記目的を達成するために本発明は、加熱室内の熱媒体を送風装置により循環させる循環経路に、蒸気発生装置で生成した水蒸気を供給する蒸気供給部と、熱媒体を昇温させる熱媒体昇温部とを設けた加熱調理器において、空気侵入防止手段により前記加熱室への外部の空気の侵入を防止し、加熱室内の酸素濃度を所定値以下に抑制した状態で食材の加熱を行うことを特徴としている。
この構成によると、空気侵入防止手段により加熱室内の酸素濃度を所定値以下に抑制しながら食材を加熱することにより、食材の酸化を防ぎ、風味を損なわない高品位の調理を行うことが可能となる。
(2)また本発明は、上記構成の加熱調理器において、前記加熱室の外面と前記送風装置の吸気口との接合箇所に前記空気侵入防止手段が設けられていることを特徴としている。
この構成によると、空気の侵入口となりやすい加熱室の外面と送風装置の吸気口との接合箇所に空気侵入防止手段を設けたので、加熱室への空気侵入を効果的に防止することができる。
(3)また本発明は、上記構成の加熱調理器において、飽和水蒸気または過熱水蒸気によって加熱を行う蒸気調理モードと、高周波によって加熱を行う高周波調理モードの両方の調理モードが可能であり、前記加熱室は熱媒体の排気路を有し、前記排気路にはそれを開閉するダンパが設けられていることを特徴としている。
この構成によると、蒸気調理モード時はダンパで排気路を閉ざし、水蒸気が排出されないようにして、加熱室内の水蒸気の割合を高め、酸素濃度を低下させることができる。
(4)また本発明は、上記構成の加熱調理器において、前記ダンパの排気方向風下側にあたる前記排気路の内側壁に湿度センサを配設したことを特徴としている。
この構成によると、蒸気調理モード時に加熱室を満たす水蒸気が湿度センサの表面に結露して測定性能に悪影響を及ぼすということがない。
(5)また本発明は、上記構成の加熱調理器において、前記排気路には、その底部に流下した結露水、あるいは排気路の排気口から流入した水が前記湿度センサを濡らすのを防ぐ浸水退避部が設けられていることを特徴としている。
この構成によると、排気路の底部に流下した結露水あるいは排気口から流入した水は浸水退避部に退避し、湿度センサを濡らすほどの量が湿度センサの下に溜まることはないので、湿度センサが計測不能となる事態を避けることができる。
(6)また本発明は、上記構成の加熱調理器において、前記浸水退避部に排水口が設けられていることを特徴としている。
この構成によると、結露水あるいは排気口から流入した水を直ちに排水して湿度センサが水に濡れるのを防ぐことができる。
(7)また本発明は、上記構成の加熱調理器において、前記浸水退避部は、前記湿度センサから遠ざかるに従って底面が下がる形状であることを特徴としている。
この構成によると、結露水あるいは排気口から流入した水を速やかに湿度センサから遠ざけ、湿度センサが水に濡れるのを防ぐことができる。
(8)また本発明は、上記構成の加熱調理器において、前記湿度センサは、前記浸水退避部よりも排気方向風上側に位置していることを特徴としている。
この構成によると、結露水あるいは排気口から流入した水が湿度センサの方へ押し寄せようとしても、排気圧で押し戻されることになり、湿度センサが水に濡れるのを防ぐことができる。
(9)また本発明は、上記構成の加熱調理器において、前記排気路は大気に開放された開口部を有し、この開口部は、前記ダンパが前記湿度センサ側への水蒸気流入を解除する位置に移動したとき、ダンパによって遮蔽されることを特徴としている。
この構成によると、排気路は開口部を通じて大気に開放されているので、湿度センサに結露が生じたとしても容易に乾燥させることができる。また、湿度センサ側への水蒸気流入を解除するとき、つまり湿度センサで水蒸気を検出するときは、ダンパで開口部が遮蔽されるから、開口部から侵入した空気で水蒸気が希釈されることにより、あるいは開口部から水蒸気が外部に漏洩することにより、湿度センサの測定誤差が拡大するという事態を回避することができる。
(10)また本発明は、上記構成の加熱調理器において、前記加熱室内の酸素濃度を0.5%以下に維持しながら食材の加熱を行うことを特徴としている。
この構成によると、理想とする無酸素状態加熱での調理効果をほぼ実現することができる。
本発明によると、空気侵入防止手段により加熱室内の酸素濃度を所定値以下に抑制しながら食材を加熱することにより、食材の酸化を防ぎ、風味を損なわない高品位の調理を行うことができる。また、空気の侵入口となりやすい加熱室の外面と送風装置の吸気口との接合箇所に空気侵入防止手段を設けたので、加熱室への空気侵入を効果的に防止することができる。そして加熱室の排気路を、蒸気調理モード時にはダンパで閉ざし、水蒸気が排出されないようにして、加熱室内の水蒸気の割合を高め、酸素濃度を低下させることができる。
排気路の内側壁には湿度センサが配設されるが、その位置はダンパより排気方向風下側なので、蒸気調理モード時に加熱室を満たす水蒸気が湿度センサの表面に結露して測定性能に悪影響を及ぼすということがない。そして排気路の底部に溜まる結露水あるいは排気口から流入した水は浸水退避部で受けられ、湿度センサを濡らすほどの量が湿度センサの下に溜まることはないので、湿度センサが計測不能となる事態を避けることができる。また浸水退避部に排水口を設けて結露水あるいは排気口から流入した水を直ちに排水したり、浸水退避部の底面を、湿度センサから遠ざかるに従って下がるようにしたり、湿度センサを浸水退避部よりも排気方向風上側に配置したりすることにより、湿度センサが水に濡れるのを防ぐことができる。
本発明に係る加熱調理器の第1実施形態を図1−6に基づき説明する。図1は正面図、図2は加熱室の扉を開いた状態の正面図、図3は食材トレイ使用状況を説明する模型的断面図、図4は全体構成説明図、図5は排気路の拡大断面図、図6は制御ブロック図である。
加熱調理器1は直方体形状のキャビネット10を備える。キャビネット10の正面には加熱室20の開口部を開閉する扉11が設けられる。扉11は下部に設けた水平な扉枢支軸(図示せず)を中心にして垂直面内で回動するものであり、上部のハンドル12を握って手前に引くことにより、図1に示す垂直な全閉位置から図2に示す水平な開放状態へと直角に姿勢変換させることができる。
扉11は、耐熱ガラスをはめ込んだ透視部を備える中央部分11Cの左右に、金属製装飾板で仕上げられた左側部分11L及び右側部分11Rを対称的に配置したものである。右側部分11Rには操作部13が設けられている。
扉11を開くと図2のようにキャビネット10の正面が露出する。扉11の中央部分11Cに対応する箇所には加熱室20が設けられている。扉11の左側部分11Lに対応する箇所には水タンク収納部80が設けられている。扉11の右側部分11Rに対応する箇所には特に開口部は設けられていないが、その箇所の内部に制御基板が配置されている。
加熱室20は直方体形状で、扉11に面する正面側は食材を出し入れするための開口部となっている。加熱室20の残りの面はステンレス鋼板で形成される。加熱室20の周囲には断熱対策が施される。
加熱調理器1は、食材を熱媒体で加熱するとともに、高周波を用いて加熱することも可能になっている。以下、主として図4を参照しつつ加熱の仕組みを説明する。
加熱室20の底部の下には高周波発生装置21が組み込まれている。すなわち加熱室20の底部はガラスやセラミックなど高周波を透過する材料で構成され、その下にアンテナ室22が形成されている。アンテナ室22はアンテナ23を収容し、アンテナ23はアンテナモータ24によって水平面内で揺動する。アンテナ室22にはマグネトロン25より導波管26を通じて高周波が送り込まれ、送り込まれた高周波をアンテナ23が加熱室20内に供給する。マグネトロン25は高周波駆動電源27(図6参照)によって発振する。
加熱室20の底部の下には、高周波発生装置21の他、下部ヒータ28が配置されている。下部ヒータ28は後述する熱媒体ヒータ42と協働して加熱室20内の熱媒体を所定温度に加熱する。
加熱調理器1は熱媒体として過熱水蒸気または熱風を用いるものであり、熱媒体は加熱室20と外部循環路30により構成される循環経路を循環する。外部循環路30の始端となるのは、加熱室20の奥の側壁の上部に形成された吸込口31である。吸込口31は小径の透孔の集合からなる。
吸込口31に続くのは送風装置32である。送風装置32は加熱室20の奥の側壁の外面に取り付けられている。送風装置32は遠心ファン33及びこれを収容するファンケーシング34と、遠心ファン33を回転させるファンモータ35(図5、6参照)を備える。遠心ファン33としてはシロッコファンを用いる。ファンモータ35には高速回転が可能な直流モータを使用する。
ファンケーシング34から吐出された熱媒体はダクト36を通じて熱媒体昇温部40に送り込まれる。熱媒体昇温部40は、加熱室20の天井部の上に形成された昇温室41の中に熱媒体ヒータ42を配置して構成されるものであり、平面的に見て天井部の中央部にあたる箇所に設けられる。熱媒体ヒータ42はシーズヒータからなる。
熱媒体昇温部40で昇温された熱媒体は加熱室20の上方及び側方より噴流の形で加熱室20内に供給される。
上記のように熱媒体の循環経路は、加熱室20の奥の側壁に形成された吸込口31からその側壁の外面に取り付けられた送風装置32を経て、加熱室20の天井部の上の熱媒体昇温部40に至り、そこから加熱室20に戻るという、シンプル且つ最短の構成であるから、外部からの空気の侵入を防ぐのが容易である。そのため、加熱室20に十分な量の水蒸気を供給することにより、加熱室20内の気体を蒸気に置き換えて、無酸素状態に近い低酸素状態(酸素濃度0.5%以下)にすることが可能になった。
加熱室20内に噴流を形成する仕組みにつき以下説明する。加熱室20の上部には上部熱媒体供給口43が設けられる。上部熱媒体供給口43を構成するのは、昇温室41の底部となり、また加熱室20の天井部の一部ともなる噴気カバー44である。噴気カバー44は垂直断面が台形のドームを上下反転した形状であり、そこに形成された複数の噴気孔が噴流形成部を構成する。噴気カバー44の中央に広い面積を占める水平部には熱媒体を真下に噴出させる垂直噴気孔45が複数形成され、水平部を囲む斜面部には熱媒体を斜め下に噴出させる斜め噴気孔46が複数形成されている。
加熱室20の左右両側壁の外側には、左右対称的に側部熱媒体供給口47(図3参照)が設けられる。どちらの側部熱媒体供給口47にも、熱媒体昇温部40よりダクト48を通じて熱媒体が送り込まれる。側部熱媒体供給口47の加熱室20に面する側は開口となっており、そこから熱媒体が噴流となって噴き出す。すなわちこの箇所が噴流形成部となる。側部熱媒体供給口47の底部は噴流の方向を定めるガイド部49となっている。
熱媒体である水蒸気を生成するため、加熱調理器1は蒸気発生装置60を備える。蒸気発生装置60は中心線を垂直にして配置された筒型の容器61を有する。
容器61の内部は円筒形の隔壁62により同心円状に区画され、内側の区画は水位検知室63、外側の区画は蒸気発生室64となっている。隔壁62は容器61の底近くまで届き、水位検知室63と蒸気発生室64は水中で連通している。また水位検知室63の上部空間は大気に対し開放している。蒸気発生室64の中には、水の加熱手段として、シーズヒータをコイル状に巻いた蒸気発生ヒータ65が配置されている。蒸気発生室64の上部には、蒸気供給管66へと続く蒸気導出管64aが設けられる。蒸気導出管64aは、図では容器61の天井に配置されているが、容器61の側面に配置されていても構わない。
蒸気供給管66の出口部はファンケーシング34の吸込側に接続される。すなわちファンケーシング34は循環経路に水蒸気を供給する蒸気供給部として機能する。循環経路蒸気供給管66はゴム管やシリコンチューブなど柔軟性のあるチューブで構成する。蒸気導出管64aが容器61に一体成形されたものであれば、蒸気導出管64aが蒸気供給管66に挿入され、両者の連結がなされることになる。
水位検知室63の上部空間に対し、給水管67とオーバーフロー管68が接続される。給水管67は水タンク収納部80(図2参照)に収納された水タンク81の水を容器61に注ぎ込むためのものであり、途中に給水ポンプ69が設けられている。容器61の底部は漏斗状に成形され、そこから排水パイプ70が導出される。排水パイプ70の途中には排水バルブ71が設けられている。
給水ポンプ69は、直接水タンク81から水を吸い上げるのでなく、水タンク81が接続する中継タンク72から水を吸い上げるものである。水タンク81の底部からは水タンク収納部80の奥に向かって出口管82が突き出し、この出口管82が中継タンク72から横向きに突き出す入口管73に接続する。
水タンク81を水タンク収納部80から引き出し、出口管82が入口管73から離れたとき、そのままでは水タンク81内の水と中継タンク72内の水が流出してしまう。これを防ぐため、出口管82と入口管73にカップリングプラグ74a、74bを装着する。図5のように出口管82を入口管73に接続した状態では、カップリングプラグ74a、74bは互いに連結し、通水可能な状態になる。出口管82を入口管73から切り離せば、カップリングプラグ74a、74bはそれぞれ閉鎖状態になり、水タンク81と中継タンク72からの水の流出が止まる。
給水管67は中継タンク72に上から入り込み、先端を中継タンク72の底部近くに届かせている。オーバーフロー管68は中継タンク72の上部空間に接続されている。中継タンク72の上部空間は図示しない圧力開放口を通じて大気に開放しており、これにより水位検知室63の上部空間も大気に開放していることになる。排水管70は水タンク81の給水口83に接続されている。
水位検知室63には容器61の水位検知手段である容器水位センサ75が配設される。中継タンク72には自身の水位検知手段として水位センサ76が配設される。容器水位センサ75は水位検知室63の天井部から垂下する1対の電極棒により構成され、水位センサ76は中継タンク72の天井部から垂下する計4本の電極棒により構成される。電極棒には基準電位のGND電極と陽極とが含まれる。水位センサ76を構成する4本の電極棒の内、2本は他のものより長く、中継タンク72の底部近くまで届く。もう1本の電極棒はそれより短く、最後の1本の電極棒はそれよりもさらに短い。なお容器水位センサ75は蒸気発生ヒータ65より少し高い位置にある。
加熱室20には、室内圧力上昇時に熱媒体を機外に漏洩させて圧力を調整する漏洩路77が形成されている。他方ファンケーシング34には、熱媒体を一気に大量に排出するための排気路78が形成される。排気路78の入口には、排気路78を開閉する電動式のダンパ79が設けられている。
図5に見られるように、ファンケーシング34は2個のシェル34a、34bを合わせて構成されるものであり、加熱室20に面する側のシェル34aには吸込口31に接続する吸気口37が形成されている。遠心ファン33の吸込側が負圧になることから、吸気口37と加熱室20の外面との合わせ目は空気侵入口となりやすい。そうならないように、吸気口37と加熱室20の外面をしっかり接合する必要がある。というのは、そこから空気が侵入すると、後で説明する無酸素調理の実現が難しくなるからである。この目的を達成するため、加熱室20の外面と吸気口37との接合箇所に空気侵入防止手段を設ける。
空気侵入防止手段は、吸気口37を円形にして圧力が均等にかかりやすくしたり、加熱室20の外面と吸気口37の間にシール材を挟んだり、ファンケーシング34をボルトで加熱室20に結合するのであればボルトの本数を多くするなど、様々な対策を単独で、あるいは組み合わせて実施することにより、実現される。この箇所の空気侵入防止対策を入念に行うことによって、加熱室20内の気体を水蒸気で置換した場合の到達最低酸素濃度を、それをしなかった場合の1%程度から0.5%程度にまで向上させることができる。
一方、加熱室20から離れた側のシェル34bには、ダクト36に熱媒体を吐出する吐出部と背中合わせになる形で、排気路78の前半部分をなすダクト120が形成されている。ダクト120はキャビネット10の背面側に向かって延び、その上面にはダンパ79のアーム79aを通す開口部121が形成されている。この開口部121を通じ、排気路78は大気に開放される。
ダクト120の端には排気路78の後半部分をなすエンドキャップ122がガスケット123を介して接続される。エンドキャップ122の上面には排気を上方向に吹き出す排気口124が形成される。所定方向への排気を行うため、排気口124は通風グリルの構造を有している。
排気口124はキャビネット10に形成した開口部(図示せず)を通じて機外に露出する。排気口124から吹き出す排気の方向は真っ直ぐ上ではなく、やや前方に向けられている。これは加熱調理器1が壁際に置かれることを想定し、排気がなるべく背面の壁を汚さないようにするための配慮である。なお、漏洩路77もエンドキャップ122に接続されている。
熱媒体が排気路78に入ると、排気路78の内壁は温度が高くないため、そこに熱媒体中の水蒸気が結露する。結露水は排気路78の内側壁を伝わって排気路78の底部に流下する。また、何かの理由で排気口124に水がかかった場合、排気口124から流入した水も排気路78の底部に流下する。これら、結露水及び排気口124から流入した水(以下、これらを「浸水」と総称する)が後述の湿度センサを濡らさないようにするため、排気路78の底部には浸水退避部125が設けられる。第1実施形態では、エンドキャップ122の底部に浸水退避部125が設定されている。浸水退避部125には排水口126が形成され、排水口126には排水ホース127が接続される。排水ホース127はキャビネット10の底部に置かれた水受皿128(図4参照)に対して排水を行う。
加熱調理器1の動作制御を行うのは図6に示す制御装置90である。制御装置90はマイクロプロセッサ及びメモリを含み、所定のプログラムに従って加熱調理器1を制御する。制御状況は操作部13の中の表示部14に表示される。表示部14は例えば液晶パネルにより構成される。制御装置90には操作部13に配置した各種操作キーを通じて動作指令の入力を行う。操作部13には各種の音を出す音発生装置も配置されている。
制御装置90には、操作部13及び表示部14の他、アンテナモータ24、高周波駆動電源27、下部ヒータ28、ファンモータ35、熱媒体ヒータ42、蒸気発生ヒータ65、給水ポンプ69、排水バルブ71、ダンパ79、容器水位センサ75、及び水位センサ76が接続される。この他、加熱室20内の温度を測定する温度センサ91と、排気路78で排気中の湿度を測定する湿度センサ92が接続される。湿度センサ92は、ダンパ79の排気方向風下側にあたるダクト120の内側壁に、ダクト120の底面から浮き上がる形で配設されている。
食材Fを加熱室20内で支持するのは、食材支持網110と共に食材支持ユニットUを構成する食材トレイ100である。加熱室20の内部には、挿入された食材トレイ100を所定高さに支持するトレイ受けが設けられる。本実施形態では、加熱室20の両側壁に、食材トレイ100の左辺と右辺を係合させて食材トレイ100を水平に支持するトレイ受けが形成される。
図2に示すように、トレイ受けは上から下まで3段にわたって設けられている。最上段の第1トレイ受け101は側部熱媒体供給口47から加熱室20に流入する側部熱媒体流より上の位置に食材トレイ100を支持する。中段の第2トレイ受け102は前記側部熱媒体流が上から吹きかけられる位置に食材トレイ100を支持する。最下段の第3トレイ受け103は第2トレイ受け102より下方に所定距離隔たった位置に食材トレイ100を支持する。第1、第2、第3のトレイ受け101、102、103を構成するのは、それぞれ加熱室20の側壁面から突き出すうね状の突部である。
調理中に脂肪や肉汁が滴り落ちるような食材、あるいは下面に熱媒体を通さねばならないような食材の場合、食材トレイ100の上に食材支持網110を載置し、その上に食材Fを載置する。
加熱調理器1の調理モードには、熱風によって加熱を行う熱風調理モードと、水蒸気によって加熱を行う蒸気調理モードと、高周波によって加熱を行う高周波調理モードがある。蒸気調理モードの中には、過熱水蒸気で加熱を行う蒸気焼き調理モードと、飽和水蒸気により食材を蒸す蒸し調理モードがある。
加熱調理器1の動作は次の通りである。熱媒体として過熱水蒸気を使用し、蒸気焼き調理モードで調理を行う場合は、扉11を開け、水タンク81を水タンク収納部80から引き出し、給水口83より水タンク81内に水を入れる。十分に水を入れた水タンク81を水タンク収納部80に押し込み、所定位置にセットする。出口管82が中継タンク72の入口管73にしっかりと接続されたことを確認したうえで、食材支持網110を介して食材Fを載置した食材トレイ100を加熱室20に挿入し、扉11を閉じる。それから操作部13の操作キー群の中で必要なものを押して調理メニューの選択や各種設定を行い、調理をスタートさせる。
出口管82が入口管73に接続されると、水タンク81と中継タンク72が連通し、双方の水位が同じになる。このため、中継タンク72内の水位を測定する水位センサ76によって水タンク81内の水位も測定される。水タンク81内の水量が選択された調理メニューを遂行するのに十分であれば、制御装置90は水蒸気の発生を開始する。水タンク81内の水量が選択された調理メニューを遂行するのに不十分であれば、制御装置90はその旨を警告報知として表示部14に表示する。そして水量不足が解消されるまで水蒸気の発生を開始しない。
水蒸気の発生が可能な状態になると、給水ポンプ69が運転を開始し、蒸気発生装置60への給水が始まる。この時、排水バルブ71は閉じている。
水は容器61の底の方から溜まって行く。一定量の水が給水されたらそこで給水は停止する。なお、制御系の故障などで給水ポンプ69の運転が止まらないようなことがあると、容器61内の水位は所定レベルを超えても上昇し続けるが、溢水レベルに達すれば、容器61内の水はオーバーフロー管68を通じて中継タンク72に戻る。従って容器61から水が溢れることはない。
給水停止後、蒸気発生ヒータ65への通電が開始される。蒸気発生ヒータ65は蒸気発生室64内の水を直接加熱する。連通部を通じ蒸気発生室64との間で水が出入りすることによって、また隔壁62を通じての熱伝導によって、水位検知室63内の水の温度も上昇するが、その上昇度合いは蒸気発生室64内の水に比べれば緩やかである。
蒸気発生室64内の水が沸騰し、飽和水蒸気が発生したら、蒸気発生ヒータ52への通電が停止される。そして送風装置32及び熱媒体ヒータ42への通電が開始される。送風装置32は吸込口31を通じて加熱室20内の空気を吸い込む。また水蒸気供給管66を通じて蒸気発生装置60より飽和水蒸気を吸い込む。送風装置32が吐出する空気と飽和水蒸気の混合気体はダクト36を通じて熱媒体昇温部40に送り込まれる。この時ダンパ79は排気路78の入口を閉ざしている。
熱媒体昇温部40に入った飽和水蒸気は熱媒体ヒータ42により300℃にまで熱せられ、過熱水蒸気となる。過熱水蒸気は上部熱媒体供給口43より下向き及び斜め下向きの噴流として加熱室20に噴き出す。過熱水蒸気の一部はダクト48を通じて側部熱媒体供給口47に送り込まれ、側部熱媒体供給口47より、やや下向きになった側部熱媒体流として加熱室20に噴き出す。これらの過熱水蒸気によってもたらされる熱で加熱室20内の食材Fは加熱される。
過熱水蒸気による加熱では、食材Fは、対流伝熱(水蒸気の比熱0.48cal/g/℃)に加えて、表面で過熱水蒸気が凝縮する際に生じる凝縮熱(潜熱)によっても加熱される。凝縮熱は539cal/gと大きいため、食材Fに大量の熱を与えることができ、食材Fは急速に加熱される。また加熱水蒸気は食材Fの中で温度の低い部分に優先的に凝縮するので、加熱ムラが少なくなる。
過熱水蒸気は、表面温度の低い食材Fに付着すると直ちに凝縮して凝縮水となり、凝縮熱で大量の熱を伝達する。その後食材Fから水分が蒸発し始め、復元過程を経てから乾燥が始まる。従って食材Fは、内部に水分を保持しつつ、表面はパリッとした仕上がりになる。また熱風による調理に比べ、脱油効果、減塩効果、ビタミンC破壊抑制効果、油脂酸化抑制効果ともに大きい。
過熱水蒸気による調理の際、熱媒体ヒータ42への通電が連続的に行われる訳ではない。時々下部ヒータ28への通電に切り替えられる。ちなみにヒータの消費電力は、例えば、蒸気発生ヒータ65が1300W、熱媒体ヒータ42も1300W、下部ヒータ28が700Wといった具合に設定される。一般家庭の電力事情を考えた場合、これらのヒータを2個以上同時に通電対象とすることはできないので、デューティー制御により時分割で順次通電対象を切り替えて最適結果が得られるようにしている。これは熱風による加熱の場合も同様である。
加熱室20内の水蒸気は、加熱室20の内圧が高まれば漏洩路77から排気口124を経て機外に逃げ出す。その水蒸気が加熱調理器1の周辺に結露して錆やカビを発生させるといったことのないよう、機外に出す前に水蒸気を凝縮させ、ドレンの形で排出する仕組みを採用してもよい。
蒸気発生装置60で蒸気を発生し続けていると、容器61内の水位が低下する。水位が所定レベルに低下したことを容器水位センサ75が検知すると、制御装置90は給水ポンプ69の運転を再開する。給水ポンプ69は中継タンク72内の水を吸い上げ、容器61に一定量の水を補充する。水補充完了後、制御装置90は給水ポンプ69の運転を再び停止する。
調理終了後、制御装置90が表示部14にその旨の表示を出し、また合図音を鳴らす。調理終了を音と表示により知った使用者は扉11を開け、加熱室20から食材トレイ100を引き出す。それ以後の調理の予定がなければ排水バルブ71が開き、容器61内の水は水タンク81に戻される。
蒸し調理モードでは、過熱水蒸気に至らない段階の飽和水蒸気が加熱室20に送り込まれ、食材Fを蒸し上げる。
蒸気調理モードでは、蒸気焼き調理モードでも蒸し調理モードでも、ダンパ79を図4の位置に置いて排気路78を閉じ、排気路78の湿度センサ92側への水蒸気流入を遮断する。これにより、水蒸気を大量に含んだ気体が湿度センサ92に接触して結露が生じるのを防ぐことができる。また、排気路78への水蒸気流入がダンパ79で遮断されることにより、加熱室20内の水蒸気濃度が高まるから、加熱室20内の酸素濃度がゼロに近づき、無酸素状態加熱の実現が容易になる。
蒸気調理モード時は、加熱室20内の酸素濃度を0.5%以下に維持しながら食材Fの加熱を行う。この程度の酸素濃度であれば、無酸素状態加熱が目的としている調理効果をほぼ実現することができる。
熱媒体として熱風を使用する熱風調理モードを選択した場合は、水タンク81内の水量を問うことなく、すぐに熱媒体ヒータ42への通電と、送風装置32の運転が開始される。今度は熱風の噴流で食材Fが加熱されることになる。過熱水蒸気による加熱の場合と同様、熱媒体ヒータ42と下部ヒータ28は時分割で通電制御される。
過熱水蒸気または熱風で調理を行っている際に扉11を開けると、使用者の方に過熱水蒸気または熱風が流れる可能性がある。調理終了後も同様である。そのため、高温の熱媒体が循環している期間中に扉11が開けられたときは、ダンパ79が動作して排気路78の入口を開き、排気路78に高温熱媒体を誘導するようになっている。
高周波によって加熱を行う高周波調理モードを選択した場合は、高周波発生装置21が駆動される。高周波発生装置21は、単独でも使用され得るし、過熱水蒸気または熱風との併用も可能である。
高周波加熱による調理時にはダンパ79が排気路78の湿度センサ92側への水蒸気流入を解除する位置に移動する。これにより、食材から発生する水蒸気を含んだ空気が機外に排出される。湿度センサ92はこの空気の湿度を測定する。湿度の測定値が所定値以上になったとき、制御装置90は、食材Fが十分に加熱されて水蒸気が噴出した、すなわち調理が完了したと判断し、高周波加熱を停止する。
ダンパ79は、排気路78の湿度センサ92側への水蒸気流入を解除する位置に移動したとき、開口部121を排気路78の内側から遮蔽する。このため、開口部121から侵入した空気で水蒸気が希釈されることにより、あるいは開口部121から水蒸気が外部に漏洩することにより、湿度センサ92の測定誤差が拡大するという事態を回避することができる。
前述の通り、食材Fは食材トレイ100に載置された状態で加熱室20に入れられるが、その時どのトレイ受けに食材トレイ100を支持させるかは調理メニューによって異なる。過熱水蒸気による調理を選択したときは、食材トレイ100は第2トレイ受け102に支持されるべきものであり、その旨が表示部14に指示として表示される。熱風による調理は、第1トレイ受け101、第2トレイ受け102、第3トレイ受け103のいずれに食材トレイ100を支持させた状態でも可能である。熱風による調理の場合、第1トレイ受け101と第3トレイ受け103の両方に1枚ずつ食材トレイ100を支持させて上下2段で調理を行うこともできる。2段調理を選択したときは、第1トレイ受け101と第3トレイ受け103を使用すべき旨が表示部14に表示される。
第2トレイ受け102で食材トレイ100を支持する場合、食材トレイ100の上には食材支持網110を置き、食材Fを食材トレイ面から浮かせて支持する。第1トレイ受け101または第3トレイ受け103に支持された食材トレイ100においても食材支持網110は効用を発揮する。しかしながら第2トレイ受け102に支持された食材トレイ100にあっては、側部熱媒体供給口47から斜め下に噴出する側部熱媒体流を食材Fの下に回り込ませるため、少なくともこの場合の食材支持網110の使用はほぼ必須となる。
第2トレイ受け102に支持された食材トレイ100の上の食材Fには、上部熱媒体供給口43より下向きに過熱水蒸気が吹き付けられる。また側部熱媒体供給口47からの過熱水蒸気の側部熱媒体流が食材トレイ100の表面に当たって上向きに方向を変えることにより、食材Fの下面にも過熱水蒸気が吹き付けられる。このように上下から過熱水蒸気が吹き付けられることにより、食材Fは対流伝熱による熱と凝縮熱(潜熱)を満遍なく受け取り、効率的に加熱される。食材Fから滴り落ちる脂肪や肉汁は食材トレイ100に受けられ、調理後に廃棄処理される。
第2トレイ受け102に支持された食材トレイ100の上の食材Fを熱風で調理することも勿論可能である。食材支持網110で食材Fを浮かせておけば、食材Fは上下からの熱風で満遍なく加熱される。この場合も食材Fから滴り落ちる脂肪や肉汁は食材トレイ100に受けられ、調理後に廃棄処理される。
前述の通り、排気路78の内側壁に配設された湿度センサ92は、高周波加熱調理時の調理仕上がり判定に用いられる。この時、排気路78の内部には結露水が生じる。また高周波加熱時以外でも、過熱水蒸気による調理中に扉11が開けられるとダンパ79が開いて排気路78に大量の水蒸気が流れ、結露水を生じる。
結露水は排気路78の底部に流下する。湿度センサ92を濡らすほど結露水が溜まってしまうと、湿度は測定不能となる。しかしながら本発明では、排気路78に浸水退避部125が設けられているので、排気路78の底部に流下した結露水は浸水退避部125に退避し、湿度センサ92を濡らすほどの量が湿度センサ92の下に溜まることはない。従って湿度が測定不能になることはない。
浸水退避部125には排水口126が設けられている。そのため結露水は直ちに排水され、湿度センサ92の水濡れが防がれる。排気口124から流入した水も排水口126から排水され、湿度センサ92に接近するようなことはない。
湿度センサ92は浸水退避部125よりも排気方向風上側に位置している。そのため、結露水が湿度センサ92の方へ押し寄せようとしても、排気圧で押し戻されることになり、湿度センサ92が水に濡れるのを防ぐことができる。
排気路78は開口部121を通じて常時外気に開放されている。そのため、水蒸気を流動させているとき以外は湿度センサ92に結露が生じたとしても容易に乾かすことができ、正確な湿度測定を行うことができる。
本発明の第2実施形態を図7に示す。図7は排気路の拡大断面図である。
第2実施形態は排気路78の底面が第1実施形態と異なる。すなわち第2実施形態では、湿度センサ92から浸水退避部125の方へ向かうに従って排気路78の底面が下がっている。このため、結露水は速やかに浸水退避部125へ流れ、湿度センサ92が水に濡れるのを防ぐことができる。
本発明の第3実施形態を図8に示す。図8は排気路の拡大断面図である。
第3実施形態は排水口126の位置に特色を有する。すなわち第3実施形態では、ダクト120に排水口126を形成した。この構成によっても湿度センサ92の下に結露水が溜まることがなくなる。
以上本発明の実施形態につき説明したが、この他、発明の主旨を逸脱しない範囲でさらに種々の変更を加えて実施することが可能である。
本発明は、熱媒体で加熱調理を行うオーブン形式の加熱調理器全般に利用可能である。
加熱調理器の正面図 加熱室の扉を開いた状態の正面図 食材トレイ使用状況を説明する模型的断面図 全体構成説明図 排気路の拡大断面図 制御ブロック図 第2実施形態を示す排気路の拡大断面図 第3実施形態を示す排気路の拡大断面図
符号の説明
1 加熱調理器
11 扉
12 ハンドル
20 加熱室
30 外部循環路
32 送風装置
34 ファンケーシング(蒸気供給部)
37 吸気口
40 熱媒体昇温部
60 蒸気発生装置
78 排気路
79 ダンパ
92 湿度センサ
121 開口部
124 排気口
125 浸水退避部
126 排水口

Claims (5)

  1. 加熱室内の熱媒体を送風装置により循環させる循環経路に、蒸気発生装置で生成した水蒸気を供給する蒸気供給部と、熱媒体を昇温させる熱媒体昇温部とを設けた加熱調理器において、
    空気侵入防止手段により前記加熱室への外部の空気の侵入を防止し、加熱室内の酸素濃度を所定値以下に抑制した状態で食材の加熱を行うものであって、
    飽和水蒸気または過熱水蒸気によって加熱を行う蒸気調理モードと、高周波によって加熱を行う高周波調理モードの両方の調理モードが可能であり、前記加熱室は熱媒体の排気路を有し、前記排気路にはそれを開閉するダンパが設けられており、
    前記ダンパの排気方向風下側にあたる前記排気路の内側壁に湿度センサが配設されていることを特徴とする加熱調理器。
  2. 前記排気路には、その底部に流下した結露水、あるいは排気路の排気口から流入した水が前記湿度センサを濡らすのを防ぐ浸水退避部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 前記浸水退避部に排水口が設けられていることを特徴とする請求項に記載の加熱調理器。
  4. 前記浸水退避部は、前記湿度センサから遠ざかるに従って底面が下がる形状であることを特徴とする請求項2または3に記載の加熱調理器
  5. 前記加熱室内の酸素濃度を0.5%以下に維持しながら食材の加熱を行うことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の加熱調理器
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