JP5059711B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、蒸気により調理を行う加熱調理器に関する。
従来の加熱調理器は特許文献1に開示されている。この加熱調理器は調理物を収容する加熱室に蒸気を供給する蒸気発生装置を備えている。蒸気発生装置は給水ポンプにより給水される蒸発容器内に蒸気発生ヒータが浸漬され、蒸気発生ヒータの発熱によって蒸発容器内の水を蒸発して蒸気を発生する。
蒸発容器は着脱自在の給水タンクに給水口を介して連結される水位検知室から給水ポンプにより給水される。水位検知室は給水口を介して給水タンクに連通し、給水タンクと同じ水位に維持される。水位検知室内には水位センサが設けられる。給水タンクと同じ水位の水位検知室の水位を水位センサで検知し、給水タンクが調理可能な水量があるか否かを判別することができる。
特開2008−14554号公報(第4頁−第12頁、第8図)
しかしながら、上記従来の加熱調理器によると、水位検知室から蒸発容器内に給水ポンプによって給水を行うため構造が複雑になるとともに給水ポンプの駆動に多くの電力を必要とする。また、調理終了時に残留した水を排水する排水弁を蒸発容器及び水位検知室の夫々に設ける必要があり、部品点数が多くなる。従って、加熱調理器のコストが大きくなる問題があった。
本発明は、コストを削減できる加熱調理器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、調理物を収容する加熱室と、着脱自在の給水タンクと、給水口を介して前記給水タンクが接続される水位検知室と、前記水位検知室と仕切壁を介して一体に形成されるとともに前記給水口よりも下方の前記仕切壁に設けられる連通口を介して前記水位検知室に連通する蒸発容器と、前記蒸発容器内の水を加熱して蒸気を発生する蒸気発生ヒータと、前記連通口を開閉する開閉弁と、前記水位検知室内の水位を検知する第1水位センサと、前記蒸発容器内の水位を検知する第2水位センサとを備え、前記蒸気発生ヒータの駆動により発生する蒸気を前記加熱室に供給して調理物を調理することを特徴としている。
この構成によると、給水タンクが装着されると給水口を介して水位検知室に給水され、給水タンクと水位検知室とが同じ水位になる。水位検知室の水位は第1水位センサにより検知され、調理に十分な水量が給水タンクにあるか否かが判断される。調理に十分な水量が給水タンクにない場合は調理が開始されない。水位検知室と蒸発容器とは耐熱樹脂等によって一体に形成され、仕切壁によって仕切られる。給水口よりも下方の仕切壁に設けた連通口が開閉弁により開かれると、水位検知室内の水が連通口から自重によって蒸発容器に流入する。第2水位センサの検知により蒸発容器が所定水位になると開閉弁が閉じられる。蒸気発生ヒータが駆動されると蒸発容器内の水が蒸発して発生した蒸気が加熱室に供給され、調理物が調理される。蒸発容器内の水位は第2水位センサにより監視され、所定水位よりも低くなると開閉弁を開いて補給される。
また本発明は、上記構成の加熱調理器において、前記開閉弁に連結して前記水位検知室内を上下に延びて配される駆動シャフトと、前記水位検知室の上方に配されるとともに前記駆動シャフトに連結して前記駆動シャフトを介して前記開閉弁を開閉する駆動装置とを備え、前記水位検知室の上端が前記蒸発容器の上壁よりも上方に設けられることを特徴としている。
この構成によると、連通口を塞ぐ開閉弁には駆動シャフトが連結される。駆動シャフトは水位検知室内を上下方向に延び、水位検知室の上方に配される駆動装置に連結される。駆動装置の駆動によって駆動シャフトが例えば、上下動して開閉弁が開閉される。水位検知室の上端は蒸発容器の上壁よりも上方に設けられ、駆動装置が蒸発容器から離れて配置される。
また本発明は、上記構成の加熱調理器において、前記仕切壁が水平に延びる水平部を有し、前記水平部に前記連通口を形成したことを特徴としている。この構成によると、上下動する駆動シャフトによって開閉弁が上下動し、連通口が開閉される。
また本発明は、上記構成の加熱調理器において、前記駆動シャフトを前記連通口に挿通して前記開閉弁を前記水平部の下方に配したことを特徴としている。この構成によると、駆動シャフトが上昇すると連通口の下面が開閉弁により閉じられ、駆動シャフトが下降すると連通口の下面から開閉弁が離れる。
また本発明は、上記構成の加熱調理器において、前記蒸発容器の底部に排水路を導出したことを特徴としている。この構成によると、蒸発容器に残留した水を排水する際に開閉弁を開くと水位検知室の水が連通口から蒸発容器に流入して排水路から排水される。
また本発明は、上記構成の加熱調理器において、前記給水タンクを装着した際に前記開閉弁を開くとともに、前記蒸発容器が所定水位になったことを第2水位センサにより検知すると前記開閉弁を閉じ、調理開始の指示があると前記蒸気発生ヒータを駆動することを特徴としている。
この構成によると、給水タンクを装着すると給水口を介して水位検知室に給水され、開閉弁を開いて連通口を介して蒸発容器内に給水される。第2水位センサによって蒸発容器の所定水位を検知すると開閉弁が閉じられる。調理開始が指示されると蒸気発生ヒータが駆動され、蒸発容器内の水により蒸気を生成して加熱室に供給される。これにより、迅速に調理を開始できる。
本発明によると、蒸発容器が水位検知室と仕切壁を介して一体に形成され、給水口よりも下方の仕切壁に設けた連通口を介して水位検知室に連通するので、構造が簡素化されるとともに給水ポンプを必要とせず蒸発容器に給水することができる。また、調理終了時に残留した水を排水する排水弁を蒸発容器及び水位検知室の一方に設けるだけでよく部品点数を削減することができる。従って、加熱調理器のコストを削減することができる。
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は一実施形態の加熱調理器を示す構成図である。加熱室2は前面を開口して扉(不図示)により開閉される加熱室2を有している。加熱室2内には載置トレイ9が配され、調理物Wが載置トレイ9上の載置網9aに載置して収納される。
加熱室2の外側には壁面に沿う循環ダクト10が設けられる。循環ダクト10は右側の側面部11、天面の天面部12、左側の側面部13を順に連結して形成される。側面部11には加熱室2に臨む吸気口10aが前後方向の略中央に開口し、天面部12及び側面部13には加熱室2に臨む噴出口10b、10cが開口する。
また、加熱室2の右側壁には吸気口10aの下方に給気口33が開口し、上方に第1排気口34が開口する。給気口33は扉の近傍に配され、給気口33から吹き出される気流が扉に沿って流通するようになっている。給気口33の下方には第2排気口35が開口する。第2排気口35は第1排気口34よりも開口面積が小さくなっている。
側面部11には循環ファン14が配される。循環ファン14の駆動によって加熱室2内の蒸気や空気が吸気口10aから循環ダクト10に吸い込まれ、噴出口10b、10cから吹き出される。側面部11には温度センサ(不図示)が設けられ、側面部11に流入する加熱室2内の蒸気や空気の温度が検知される。
天面部12にはシーズヒータ等から成る加熱ヒータ15が配される。加熱ヒータ15の輻射熱によって調理物が加熱される。また、加熱ヒータ15によって循環ダクト10を流通する蒸気や空気が加熱され、加熱された蒸気や空気が噴出口10b、10cから吹き出される。これにより、加熱室2内の蒸気や空気が所定温度に維持される。また、加熱室2に供給される蒸気を更に昇温して過熱蒸気を生成することができる。
加熱室2の右側方には着脱自在の給水タンク7が配される。給水タンク7の背後には蒸気発生装置5が設けられる。蒸気発生装置5は詳細を後述するように水位検知室53を介して給水タンク7に接続される蒸発容器54を有している。蒸発容器54内に配された蒸気発生ヒータ55の加熱によって蒸気を発生する。
蒸発容器54には排水弁56を介して排水路57が導出される。排水弁56の開成により、蒸発容器54内に残留する水が加熱室2下方に配された排水トレイ58に排水される。
蒸気発生装置5の上方には蒸気ダクト6が導出され、循環ダクト10の側面部11に接続される。蒸気発生装置5で発生した蒸気は蒸気ダクト6を流通し、流入口6aを介して循環ダクト10の側面部11に流入する。流入口6aは循環ファン14の上流側に配され、循環ファン14の駆動による蒸気ダクト6内の蒸気の逆流が回避される。
加熱室2の右側壁には第1排気口34から水平に延びて上方に屈曲した第1排気ダクト36が導出される。第1排気ダクト36は流路を開閉する排気ダンパ37が設けられ、開放端の吹出口36aが本体筐体の上方に配される。第1排気ダクト36の経路途中には吸込口38aを介して外気を吸い込む吸込ダクト38が接続される。
第1排気ダクト36の吸込口38aよりも上流側には第2排気口35から導出される第2排気ダクト41が連結部41aで連結される。第2排気ダクト41を可撓性のチューブにより形成してもよい。また、第1排気ダクト36内の連結部41aよりも上流側には湿度センサ(不図示)が設けられる。
第2排気ダクト41は第1排気ダクト36よりも流通面積が狭く形成される。第2排気口35の排気は第2排気ダクト41を流通して連結部41aを介して第1排気ダクトに流入し、吹出口36aから外部に放出される。
加熱室2の側方には希釈ファン31を下部に配した送風ダクト30が設けられる。送風ダクト30は希釈ファン31の排気側で上方に延びて形成され、開放端にノズル部30cを有している。ノズル部30cは第1排気ダクト36内に挿通され、上方に向かって開口する。
これにより、第1排気ダクト36内にエジェクタが形成され、希釈ファン31の駆動によって第1排気口34から開放端(吹出口36a)に向かう気流を発生させる。この時、連結部41a及び吸込口38aはノズル部30cよりも上流側に配される。これにより、第2排気ダクト41及び吸込ダクト38には負圧が加わるため気流の逆流を防止することができる。
送風ダクト30には給気口33に接続される給気チューブ32が分岐して設けられる。給気チューブ32には流路を開閉する給気ダンパ51が設けられる。また、加熱室2の下方にはマイクロ波を供給するマグネトロン(不図示)が設けられている。
図2は蒸気発生装置5及び給水タンク7の詳細を示す側面断面図である。給水タンク7の下部には流出口7aが開口し、流出口7aから接続管7bが突設される。流出口7aには止水弁52が設けられる。止水弁52は圧縮バネ52aにより流出口7aを閉じる方向に付勢される。止水弁52の先端が圧縮バネ52aの付勢力に抗して押圧されると流出口7aが開かれる。
蒸気発生装置5は耐熱樹脂等により一体に形成される蒸発容器54及び水位検知室53を有している。水位検知室53は平面視アーチ状に形成され、上端が蒸発容器54を覆う上壁54aよりも上方に配される。蒸発容器54の上壁54aから上方に蒸気ダクト6が導出される。蒸発容器54と水位検知室53との間は仕切壁59により仕切られ、仕切壁50は水平に配される水平部59b及び略鉛直に延びる鉛直部59cを有している。
蒸気発生ヒータ55は平面コイル状のシーズヒータから成り、蒸発容器54の底部に配置される。蒸発容器54の上壁54aには蒸気発生ヒータ55の異常加熱を検知する温度センサ63が設けられる。また、蒸気発生ヒータ55の周囲は環状の金属板から成る遮蔽板64(図3参照)で覆われる。遮蔽板64によって後述する開閉弁60の昇温や、加熱された水の突沸による連通口59aの逆流が抑制される。
水位検知部53の側壁には給水タンク7の接続部7bと嵌合する給水口53aが設けられる。給水口53a内には水位検知部53の側壁から水平に延びる突起部53bが設けられる。給水タンク7は接続部7bを給水口53aに挿入して装着される。この時、突起部53bが止水弁52の先端を押圧して給水タンク7の流出口7aから水位検知室53内に給水される。水位検知室53の水位は第1水位センサ61により検知される。
仕切壁59の水平部59bは給水口53aの下方に配され、連通口59aが開口する。連通口59aは開閉弁60により開閉され、開閉弁60を開くと水位検知室53と蒸発容器54とが連通する。これにより、水位検知室53から蒸発容器54に自重によって水が流入する。蒸発容器54の水位は第2水位センサ62により検知される。
開閉弁60は水位検知室53内を上下に延びる駆動シャフト65を介して駆動装置70により開閉される。駆動装置70は水位検知室53の上方に配される。図3は開閉弁60の詳細を示す側面断面図である。
開閉弁60は水平部59bの下方に配され、環状のパッキン60aが上面に設けられる。パッキン60aが水平部59bの下面に密着して連通口59aが水密に閉じられる。駆動シャフト65は下端で開閉弁60に取り付けられ、連通口59aに挿通される。
図4は駆動装置70の詳細を示す側面図である。駆動装置70は水位検知室53の上方に設置されるアングル73にシャフト75が保持され、レバー部材72に設けた嵌合孔72bにシャフト75が嵌合する。これにより、レバー部材72は回動自在に支持される。レバー部材72は略L字型に形成され、掛止溝72aを設けた一端が圧縮バネ76により上方に付勢される。掛止溝72aには駆動シャフト65の上端が掛止される。これにより、駆動シャフト65はレバー部材72により上方に引き上げられ、開閉弁60が連通口59aを閉じる。
レバー部材72の嵌合孔72bの下方には長孔72cが形成され、長孔72cには係合ピン74が嵌合する。係合ピン74は電磁弁(不図示)によって図中、左右方向に移動する。これにより、図5に示すように圧縮バネ76の付勢力に抗してレバー部材72を回動すると、駆動シャフト65が開閉弁60とともに降下する。その結果、図6に示すように連通口59aが開かれる。
上記構成の加熱調理器において、マイクロ波による調理を開始すると、マグネトロン(不図示)が駆動される。また、給気ダンパ51及び排気ダンパ37が開かれ、希釈ファン31が駆動される。マグネトロンによって加熱室2内にマイクロ波が供給され、調理物がマイクロ波加熱される。
希釈ファン31は外気を送出し、矢印A1(図1参照)に示すように給気チューブ32を流通する外気が給気口33から加熱室2に供給される。この時、扉近傍に配された給気口33から吹き出される気流が扉に沿って流通する。これにより、扉の結露を防止することができる。
また、矢印A2(図1参照)に示すように送風ダクト30のノズル部30cを介して第1排気ダクト36に外気が供給される。送風ダクト30のノズル部30cがエジェクタを形成するため、吸込ダクト38には負圧が加わる。これにより、矢印A4に示すように吸込ダクト38からも第1排気ダクト36に外気が供給される。
加熱室2内の空気は第1、第2排気口34、35から排気される。第2排気口35の排気は矢印A3に示すように第2排気ダクト41を流通し、連結部41aを介して第1排気ダクト36に導かれる。
第1排気口34の排気は湿度センサ(不図示)と接触する。これにより、加熱室2内の湿度が検知される。第1排気ダクト36を通る排気は第2排気ダクト41の排気と合流して上昇し、矢印A5(図1参照)に示すように吹出口36aから外部に放出される。この時、ノズル部30cによりエジェクタが形成されるため第2排気ダクト41、第1排気口34及び吸込ダクト38に負圧が加わり、排気の逆流を防止することができる。
マイクロ波加熱によって調理物から蒸気が発生し、加熱室2内が所定の湿度になると湿度センサの検知によって調理の終了時期が判断される。これにより、マイクロ波による調理が終了する。
蒸気による調理を行う場合は、給水された給水ポンプ7が装着される。給水ポンプ7内の水は止水弁52によって開かれた流出口7bから給水口53aを介して水位検知室53に流入する。この時、水位検知室53は給水ポンプ7と同じ水位になり、第1水位センサ61によって水位が検知される。第1水位センサ61の検知水位により調理に水量が不足する場合は報知され、調理を開始できないようになっている。
第1水位センサ61の検知によって調理に必要な水量が充分ある場合は駆動装置70によって開閉弁60が開かれる。これにより、連通口59aを介して水位検知室53から蒸発容器54に給水される。蒸発容器54の水位は第2水位センサ62により検知され、所定水位になると開閉弁60が閉じられる。
調理の開始の指示があると給気ダンパ51及び排気ダンパ37が閉じられて蒸気発生装置5及び加熱ヒータ15が駆動される。これにより、循環ダクト10内に蒸気が供給され、加熱ヒータ15の加熱によって過熱蒸気が生成される。また、希釈ファン31及び循環ファン14が駆動される。希釈ファン31の駆動によって矢印A2(図1参照)に示すように送風ダクト30のノズル部30cを介して第1排気ダクト36に外気が供給される。
循環ファン14の駆動によって加熱室2内の蒸気は矢印C1(図1参照)に示すように吸気口10aから循環ダクト10に流入する。循環ダクト10に流入した蒸気は矢印C2(図1参照)に示すように循環ダクトを流通し、矢印C3、C4(図1参照)に示すように噴出口10b、10cから加熱室2内に吹き出される。
これにより、加熱室2内の蒸気が循環ダクト10を介して循環する。循環ダクト10を流通する蒸気は加熱ヒータ15により加熱され、蒸気が所定温度に維持されて調理が行われる。蒸発容器54は第2水位センサ62により水位が監視され、所定水位よりも低くなると開閉弁60を開いて給水される。尚、加熱ヒータ15の温度や駆動時間を調整して飽和蒸気による調理を行ってもよい。
蒸気発生装置5から加熱室2内に蒸気を供給することにより矢印A3(図1参照)に示すように加熱室2から第2排気口35を介して蒸気が流出する。これにより、加熱室2の内圧が一定に維持される。第2排気ダクト41の流路面積は第1排気ダクト36よりも狭いため、蒸気の流出量が少なく加熱効率の低下を防止することができる。
第2排気口35の排気は第2排気ダクト41を流通し、連結部41aを介して第1排気ダクト36に導かれる。希釈ファン31によって第1排気ダクト36には外気が供給されるため、第2排気口35の排気が希釈されて外部に放出される。これにより、蒸気が降温して放出され、加熱調理器1の安全性を向上することができる。
また、湿度センサは第2排気ダクト41の連結部41aよりも上流側に配されるため、第2排気ダクト41から第1排気ダクト36に流入する蒸気と湿度センサ39との接触を低減できる。これにより、湿度センサの結露を低減し、次回のマイクロ波による調理を良好に行うことができる。
ノズル部30cから第1排気ダクト36に外気が流入することにより、吸込ダクト38にはエジェクタによる負圧が加わる。このため、矢印A4(図1参照)に示すように吸込口38aから第1排気ダンパ36内に外気が取り込まれる。これにより、第2排気口35の排気を更に希釈することができる。
調理が終了し、所定時間の経過や加熱調理器1の電源停止があると開閉弁60及び排水弁56が開かれる。これにより、給水タンク7、水位検知室53及び蒸発容器55内に残った水が排水トレイ58に排水される。
本実施形態によると、蒸発容器54が仕切壁59を介して水位検知室53と一体に形成され、給水口53aよりも下方の仕切壁59に設けた連通口59aを介して水位検知室53に連通するので、構造が簡素化されるとともに給水ポンプを必要とせず蒸発容器54に給水することができる。また、調理終了時に残留した水を排水する排水弁56を蒸発容器54に設けるだけでよく部品点数を削減することができる。従って、加熱調理器1のコストを削減することができる。
また、水位検知室53内を上下に延びる駆動シャフト65を介して開閉弁60を開閉する駆動装置70を水位検知室53の上方に設けたので、駆動装置70が蒸発容器54の蒸気発生ヒータ55から離れて配置される。従って、駆動装置70の加熱を抑制して故障を低減することができる。
また、仕切壁59の水平部59bに連通口59aを形成したので、上下に延びる駆動シャフト65を上下動させて開閉弁60の開閉機構を容易に実現することができる。
また、駆動シャフト65を連通口59aに挿通して開閉弁60を水平部59bの下方に配したので、上下に長い駆動シャフト65の傾斜を連通口59aによって規制して確実に連通口59aを閉じることができる。
また、蒸発容器54の底部に排水路57を導出したので、水位検知室53に残留した水を確実に排水することができる。
また、給水タンク7を装着した際に開閉弁60を開いて蒸発容器54が所定水位になると開閉弁60を閉じ、調理開始の指示があると蒸気発生ヒータ55を駆動するので、調理開始の指示後に調理を迅速に開始することができる。
本発明によると、蒸気により調理を行う加熱調理器に利用することができる。
本発明の実施形態の加熱調理器を示す構成図 本発明の実施形態の加熱調理器の給水タンク及び蒸気発生装置を示す側面断面図 本発明の実施形態の加熱調理器の開閉弁の閉じた状態を示す要部詳細図 本発明の実施形態の加熱調理器の駆動装置の開閉弁を閉じた状態を示す要部詳細図 本発明の実施形態の加熱調理器の駆動装置の開閉弁を開いた状態を示す要部詳細図 本発明の実施形態の加熱調理器の開閉弁の開いた状態を示す要部詳細図
符号の説明
1 加熱調理器
2 加熱室
5 蒸気発生装置
6 蒸気ダクト
7 給水タンク
10 循環ダクト
10a 吸気口
10b、10c 噴出口
11、13 側面部
12 天面部
14 循環ファン
15 加熱ヒータ
30 送風ダクト
30c ノズル部
31 希釈ファン
32 給気チューブ
33 給気口
34 第1排気口
35 第2排気口
36 第1排気ダクト
37 排気ダンパ
38 吸込ダクト
38a 吸込口
41 第2排気ダクト
41a 連結部
51 給気ダンパ
52 止水弁
53 水位検知室
53a 給水口
54 蒸発容器
55 蒸気発生ヒータ
56 排水弁
57 排水路
58 排水トレイ
59 仕切壁
59a 連通口
60 開閉弁
60a パッキン
61 第1水位センサ
62 第2水位センサ
63 温度センサ
65 駆動シャフト
70 駆動装置
72 レバー部材
73 アングル
74 係合ピン
75 シャフト

Claims (6)

  1. 調理物を収容する加熱室と、着脱自在の給水タンクと、給水口を介して前記給水タンクが接続される水位検知室と、前記水位検知室と仕切壁を介して一体に形成されるとともに前記給水口よりも下方の前記仕切壁に設けられる連通口を介して前記水位検知室に連通する蒸発容器と、前記蒸発容器内の水を加熱して蒸気を発生する蒸気発生ヒータと、前記連通口を開閉する開閉弁と、前記水位検知室内の水位を検知する第1水位センサと、前記蒸発容器内の水位を検知する第2水位センサとを備え、前記蒸気発生ヒータの駆動により発生する蒸気を前記加熱室に供給して調理物を調理することを特徴とする加熱調理器。
  2. 前記開閉弁に連結して前記水位検知室内を上下に延びて配される駆動シャフトと、前記水位検知室の上方に配されるとともに前記駆動シャフトに連結して前記駆動シャフトを介して前記開閉弁を開閉する駆動装置とを備え、前記水位検知室の上端が前記蒸発容器の上壁よりも上方に設けられることを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 前記仕切壁が水平に延びる水平部を有し、前記水平部に前記連通口を形成したことを特徴とする請求項2に記載の加熱調理器。
  4. 前記駆動シャフトを前記連通口に挿通して前記開閉弁を前記水平部の下方に配したことを特徴とする請求項3に記載の加熱調理器。
  5. 前記蒸発容器の底部に排水路を導出したことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の加熱調理器。
  6. 前記給水タンクを装着した際に前記開閉弁を開くとともに、前記蒸発容器が所定水位になったことを第2水位センサにより検知すると前記開閉弁を閉じ、調理開始の指示があると前記蒸気発生ヒータを駆動することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の加熱調理器。
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