JP2010159919A - 蒸気発生装置及び加熱調理器 - Google Patents

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真也 上田
Takashi Uchiumi
崇 内海
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Abstract

【課題】蒸気の吐出口からの漏水を防止できる蒸気発生装置を提供する。
【解決手段】内部に空洞を有するハウジング2と、ハウジング2に開口する給水口3と、給水口3からハウジング2内に給水を行う給水装置21と、ハウジング2に埋設されて給水口3から供給される水を蒸発させる蒸気発生ヒータ4と、ハウジング2に開口して蒸気発生ヒータ4により発生した蒸気を吐出する吐出口8と、ハウジング8の温度を検知する温度センサ5とを備え、ハウジング2が所定の駆動温度T1よりも高温になった際に給水装置21を駆動するとともに、ハウジング2が駆動温度T1よりも低い所定の停止温度T2よりも低温になった際に給水装置21を停止した。
【選択図】図7

Description

本発明は、蒸気を発生する蒸気発生装置及びそれを用いた加熱調理器に関する。
従来の蒸気発生装置を用いた加熱調理器は特許文献1に開示されている。この加熱調理器は調理物を収納する加熱室の外壁に蒸気発生装置が取り付けられる。蒸気発生装置はアルミニウム等の金属製のダイカストから成るハウジングを有している。
ハウジングの上下の壁面には蒸気発生ヒータが鋳込まれて埋設され、側壁の上下方向の中央部に給水口が形成される。給水口は給水ポンプを介して給水タンクに接続され、給水口を介してハウジング内に水が供給される。ハウジングの上部には加熱室内に臨む蒸気の吐出口が設けられる。また、ハウジングには熱交換用のフィン及びハウジングの温度を検知する温度センサが設けられる。
給水口から蒸気発生装置内に給水されるとハウジングの底部に貯水され、蒸気発生ヒータの駆動によって蒸気が発生する。発生した蒸気はハウジング内を上昇し、高温のハウジングの壁面及びフィンと接触して更に加熱される。これにより、高温の蒸気が吐出口を介して加熱室内に吐出される。そして、加熱室内に供給された蒸気によって調理物が加熱調理される。
蒸気発生装置は給水ポンプにより所定の流量で継続して給水され、ハウジングの温度が温度センサにより監視される。蒸気発生ヒータによる加熱によってハウジング内の水が蒸発し、ハウジングが所定温度よりも高温になると蒸気発生ヒータが停止される。給水によってハウジングが所定温度よりも低温になると蒸気発生ヒータが駆動される。この動作を繰り返して蒸気が吐出口から吐出されるようになっている。
特開2006−84059号公報(第3頁−第8頁、第6図)
しかしながら、上記従来の蒸気発生装置によると、給水ポンプによる給水が継続して行われ、ハウジングの温度に応じて蒸気発生ヒータがオンオフされる。このため、蒸気発生ヒータを駆動して昇温されるまでの間にハウジング内に多くの水が溜まる場合がある。この時、ハウジング内の水が沸騰して突沸すると吐出口から噴出し、加熱室内に漏水する問題があった。吐出口から加熱室に漏水すると調理物に水が付着して良好な加熱調理を行うことができなくなる。特に、給水口から供給される水が硬水の場合は突沸し易いため、吐出口からの水の噴出が著しい。
また、蒸気発生ヒータに供給される電力の減電が発生すると給水ポンプからの給水に対して蒸発量が減少する。この時、ハウジングが蒸気発生ヒータを停止する温度まで昇温されず、給水が継続される。これにより、吐出口から水が溢ふれ、加熱室に漏水する問題もあった。
本発明は、蒸気の吐出口からの漏水を防止できる蒸気発生装置及びそれを用いた加熱調理器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の蒸気発生装置は、内部に空洞を有するハウジングと、前記ハウジングに開口する給水口と、前記給水口から前記ハウジング内に給水を行う給水装置と、前記ハウジングに埋設されて前記給水口から供給される水を蒸発させる蒸気発生ヒータと、前記ハウジングに開口して前記蒸気発生ヒータにより発生した蒸気を吐出する吐出口と、前記ハウジングの温度を検知する温度センサとを備え、前記ハウジングが所定の駆動温度よりも高温になった際に前記給水装置を駆動するとともに、前記ハウジングが前記駆動温度よりも低い所定の停止温度よりも低温になった際に前記給水装置を停止することを特徴としている。
この構成によると、給水装置の駆動によって給水口からハウジング内に給水されるとハウジングの底部に貯水され、蒸気発生ヒータの駆動によって蒸気が発生する。発生した蒸気はハウジング内を上昇し、吐出口から吐出される。ハウジングの温度は温度センサにより監視され、所定の駆動温度よりも高温になると給水装置から給水される。給水によってハウジングが降温され、停止温度よりも低温になると給水装置が停止される。
また本発明は、上記構成の蒸気発生装置において、前記停止温度を100℃よりも高温にしたことを特徴としている。この構成によると、ハウジングの温度が100℃よりも高温に維持されて蒸気を発生する。
また本発明の加熱調理器は、上記各構成の蒸気発生装置と、調理物を収納して前記吐出口から蒸気が供給される加熱室と、前記加熱室の蒸気を循環する循環ファンと、前記循環ファンにより循環する蒸気を加熱する循環ヒータとを備えたことを特徴としている。この構成によると、蒸気発生装置から蒸気が加熱室内に供給され、循環ファンによって循環させて加熱調理が行われる。循環ファンにより循環する蒸気は循環ヒータによって加熱され、所定温度に維持される。
また本発明は、上記構成の加熱調理器において、前記蒸気発生ヒータ及び前記循環ヒータをデューティー制御して前記蒸気発生ヒータが駆動される蒸気発生期間と前記循環ヒータが駆動される加熱期間とを繰り返し、前記給水装置を駆動する期間を前記蒸気発生ヒータが駆動される時期に同期させたことを特徴としている。
この構成によると、蒸気発生ヒータと循環ヒータとが交互に電力供給して駆動され、蒸気発生期間と加熱期間とが繰り返し行われる。ハウジングが駆動温度よりも高温になった際に給水装置は蒸気発生ヒータに同期して蒸気発生期間に駆動される。
また本発明は、上記構成の加熱調理器において、調理が終了する所定期間前に前記ハウジングの温度に拘わらず前記給水装置を停止したことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の加熱調理器において、前記ハウジングが前記所定期間内に所定温度を超えると前記蒸気発生ヒータを停止することを特徴としている。
本発明によると、蒸気発生装置のハウジングが所定の駆動温度よりも高温になった際に給水装置の駆動を開始するとともに、ハウジングが駆動温度よりも低い所定の停止温度よりも低温になった際に給水装置の駆動を停止するので、蒸気発生ヒータを駆動して昇温されるまでの間にハウジング内に水が溜まらず、突沸による吐出口からの水の噴出を防止することができる。また、蒸気発生ヒータに供給される電力の減電時にハウジングの温度が低下すると給水が停止されるため、吐出口からの溢水を防止することができる。従って、吐出口からの漏水を防止することができ、良好な調理を行うことができる。
本発明の実施形態の加熱調理器の内部を示す右側面図 本発明の実施形態の加熱調理器の内部を示す正面図 本発明の実施形態の加熱調理器の蒸気発生装置を示す正面断面図 図3のA−A断面図 本発明の実施形態の加熱調理器の構成を示すブロック図 本発明の実施形態の加熱調理器の蒸気発生ヒータ、給水ポンプ、循環ヒータの駆動パルスを示すタイムチャート 本発明の実施形態の加熱調理器の動作を示すフローチャート 本発明の実施形態の加熱調理器の蒸気発生装置のハウジングの温度変化を示す図
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1、図2は一実施形態の加熱調理器の内部を示す右側面図及び正面図である。加熱調理器10は本体筐体22内に調理物を収納する略直方体の加熱室11を有している。加熱室11の側壁及び天井壁は遮熱板23により覆われて遮熱され、前面は扉11bにより開閉される。
加熱室11の天面には加熱室11の室内温度を検知する温度センサ11cが設けられる。温度センサ11cの検知温度に基づいて後述する循環ヒータ15が制御される。加熱室11内には載置網17aが載置されるトレイ17が配されている。調理物Wは載置網17a上に載置される。
加熱室11の下方及び右側方には本体筐体22との間に外気流入ダクト34が形成される。外気流入ダクト34は本体筐体22の底面に吸込口34aが開口する。外気流入ダクト34の下部には冷却ファン35、電装部33及びマグネトロン30が配される。外気流入ダクト34の側部には給気ファン37を有した給気ダクト36が配される。給気ダクト36は加熱室11の一方の側壁11aの前部に給気口38を開口する。
電装部33は加熱調理器10の各部を駆動する駆動回路やこれを制御する制御部50(図5参照)等を有し、多数の発熱素子が実装されている。マグネトロン30は導波管31を介して加熱室11内にマイクロ波を供給する。導波管31内にはアンテナモータ32aにより回転するアンテナ32が配され、マイクロ波が均一に加熱室11に供給される。
冷却ファン35は外気流入ダクト34内に吸込口34aを介して外気を取り込み、発熱する電装部33やマグネトロン30を冷却する。外気流入ダクト34内に取り込まれた外気は本体筐体22の背面等に形成された開口(不図示)から流出する。また、一部の外気は給気ファン37の駆動によって給気ダクト36に流入し、給気口38から加熱室11に供給される。
加熱室11の側壁11aの後部には排気口41を介して排気ダクト40が導出される。排気ダクト40は加熱室11の後方に延びて形成され、開放端40aが本体筐体22の天面に開口する。また、排気ダクト40には排気口41の排気の湿度を検知する湿度センサ42が設けられる。
加熱室11の側壁11aの上部には吐出口8を介して加熱室11に蒸気を供給する蒸気発生装置1が取り付けられる。蒸気発生装置1の側方には着脱自在の給水タンク20が配される。給水タンク20の後方には蒸気発生装置1の給水口3(図3参照)に接続される給水ポンプ21(給水装置)が配される。
蒸気発生装置1は加熱室11の側壁11aの上部に配置され、給水タンク20は本体筐体22の下部に配置される。これにより、給水タンク20から蒸気発生装置1に自重によって水が流入することを防止する。給水ポンプ21はチューブポンプから成り、チューブ112により送水を行う。給水タンク20は継手(不図示)を介して給水ポンプ21に接続される。給水ポンプ21の駆動によって給水タンク20から蒸気発生装置1のハウジング2(図3参照)内に給水される。
加熱室11の背後には循環ダクト12が設けられる。循環ダクト12は加熱室11の背壁の中央部に吸気口14を有し、加熱室11の背壁の周部に複数の噴出口13を有している。循環ダクト12内には循環ファン16及び循環ヒータ15が設けられる。循環ファン16はファンモータ16aにより回転駆動される。循環ファン16により加熱室11内の蒸気を吸気口14から循環ダクト12内に吸い込み、噴出口13から吹き出す。循環ヒータ15は循環ファン16の周囲に配された環状のシーズヒータから成り、循環ダクト12を流通する蒸気を所定温度に維持する。
図3は蒸気発生装置1の正面断面図を示している。また、図4は図3のA−A断面図を示している。蒸気発生装置1は金属のダイカストから成るハウジング2を有している。ハウジング2は箱状の本体部2aの開口面がビス2cで接合される蓋部2bで塞がれ、内部に空洞が形成される。ハウジング2の材料としてアルミニウムやアルミニウム合金を用いると鋳造性がよく熱伝導率が高いためより望ましい。
本体部2aの開口面の周囲には環状の溝部2dが形成される。溝部2d内には環状のガスケット9が配され、本体部2aと蓋部2bとの間を密封する。ハウジング2はガスケット9によって密封されるため、蓋部2b及び本体部2aの互いの対向面は所定の粗さで加工されて両者間に微細な隙間が形成される。このため、後述する蒸気発生ヒータ4を有する本体部2aから蓋部2bへの伝熱が抑制される。
本体部2aの下部にはシーズヒータから成る蒸気発生ヒータ4が上下に2列配される。上下の蒸気発生ヒータ4の間には、給水ポンプ21(図2参照)に接続される給水口3が開口する。蒸気発生ヒータ4はハウジング2に鋳込まれて埋設され、本体部2aに密着して蒸気発生ヒータ4の熱が本体部2aに効率よく伝えられる。これにより、給水口3から滴下されてハウジング2の底部に溜まる水を蒸気発生ヒータ4からハウジング2に伝えられる熱によって蒸発させて蒸気を発生する。
また、上下の蒸気発生ヒータ4の間の側部にはハウジング2の温度を検知する温度センサ5が鋳込まれて埋設される。
本体部2aの上部には加熱室11の側壁11aに面して蒸気を吐出する複数の吐出口8が設けられる。吐出口8はハウジング2内に突出し、内壁下面が蓋部2bに近づく程下方に傾斜する。吐出口8の形成面は蒸気発生ヒータ4を埋設したハウジング2の下部に対して突出して設けられる。このため、蒸気発生ヒータ4によって高温となるハウジング2の下部が加熱室11の壁面11aから離れて配置される。これにより、加熱室11の耐熱構造を簡素化することができる。
蓋部2bにはハウジング2の内部に向かって突出する遮蔽部7が一体に設けられる。遮蔽部7は対向する本体部2aの壁面近傍に延びて形成され、底面7aが吐出口8と蒸気発生ヒータ4との間に配される。また、遮蔽部7は吐出口8の側方に立設される側面部7bを有した断面コ字状に形成される。遮蔽部7の底面7aは蓋部2aから離れる程下方に傾斜して形成され、ハウジング8内に突出する吐出口8と平面視重なるように配される。
図5は加熱調理器10の構成を示すブロック図である。加熱調理器10は電装部33に配されて各部を制御する制御部50を有している。制御部50には循環ファン16、循環ヒータ15、マグネトロン30、アンテナモータ32a、冷却ファン35、給気ファン37、操作部51、表示部51、記憶部53、温度センサ11c、湿度センサ42、タイマ55が接続される。また、制御部50によって蒸気発生装置1の蒸気発生ヒータ4、給水ポンプ21、温度センサ5が制御される。
タイマ55は調理時間等を計時する。操作部51は加熱室11の側方に設けられ、調理メニューの選択や調理開始等の操作を行う。表示部52は加熱室11の側方に配された液晶パネル等から成り、操作メニューや加熱調理器10の動作状態等を表示する。記憶部53は加熱調理器10の動作プログラムや調理メニューのデータベースを格納するとともに、制御部50による演算の一時記憶を行う。
図6は蒸気発生ヒータ4、給水ポンプ21及び循環ヒータ15の駆動パルスを示す概略のタイムチャートである。蒸気発生ヒータ4及び循環ヒータ15はデューティー制御される。これにより、蒸気発生ヒータ4が所定のオン時間で駆動される蒸気発生期間taと循環ヒータ15が所定のオン時間で駆動される加熱期間tbとを繰り返す。
また、給水ポンプ21は蒸気発生ヒータ4に同期して蒸気発生期間taに駆動され、後述するように蒸気発生装置1のハウジング2の温度が高温になると停止される。尚、循環ファン16は循環ヒータ15に同期して加熱期間tbに駆動される。循環ファン16を加熱期間tb及び蒸気発生期間taで継続して駆動してもよい。
上記構成の加熱調理器10において、マイクロ波による調理を開始すると、マグネトロン30及びアンテナモータ32aが駆動される。また、冷却ファン35及び給気ファン37が駆動される。マグネトロン30によって導波管31を介して加熱室11内にマイクロ波が供給され、調理物Wがマイクロ波加熱される。
冷却ファン35の駆動により外気流入ダクト34内には吸込口34aから外気が流入する。外気流入ダクト34内に流入した外気は電装部33及びマグネトロン30を冷却して外部に排気される。電装部18及びマグネトロン20を冷却して昇温された外気の一部は給気ファン37によって給気ダクト36に導かれる。
給気ダクト36を流通する外気は給気口38から加熱室11に供給される。この時、給気口38が加熱室11の前部に配されるため、給気口38から吹き出される気流が扉11bに沿って流通する。これにより、電装部33やマグネトロン30を冷却して昇温された空気によって扉11bの結露を防止することができる。
給気口38からの給気によって加熱室11内の空気は排気口41から排気され、排気ダクト40を流通して開放端40aから大気に放出される。排気ダクト40を流通する空気は湿度センサ42により湿度が検知される。マイクロ波加熱によって調理物Wから蒸気が発生し、加熱室11内が所定の湿度になると湿度センサ42の検知によって調理の終了時期が判断される。これにより、マイクロ波による調理が終了する。
蒸気による調理を行う際には、貯水された給水タンク20が装着される。そして、調理物Wを載置網17a上に載置し、調理メニューを選択して調理が開始される。図7は蒸気による調理の動作を示すフローチャートである。また、図8は調理中の蒸気発生装置1のハウジング2の温度変化の一例を示す図である。同図において縦軸は図中、Hで示すハウジング2の温度(単位:℃)であり、横軸は時間(単位:秒)である。尚、図中、Pは給水ポンプ21の駆動パルスを示している。
調理を開始するとステップ#11で蒸気発生ヒータ4が駆動される。これにより、ハウジング2の温度が上昇する。ステップ#12では蒸気発生ヒータ4のオン時間が経過したか否かが判断される。蒸気発生ヒータ4のオン時間が経過していない場合はステップ#12〜#18が繰り返し行われ、蒸気発生期間taが継続する。蒸気発生ヒータ4のオン時間が経過した場合はステップ#21に移行して加熱期間tbに切り換えられる。
ステップ#21では蒸気発生ヒータ4及び給水ポンプ21が停止される。ステップ#22では循環ヒータ15及び循環ファン16が駆動される。ステップ#23では循環ヒータ15のオン時間が経過したか否かが判断される。循環ヒータ15のオン時間が経過した場合はステップ#25で循環ヒータ15及び循環ファン16が停止され、ステップ#11に移行して蒸気発生期間taに切り替えられる。
循環ヒータ15のオン時間が経過していない場合はステップ#24で調理期間G1(図8参照)が終了したか否かが判断される。調理期間G1が終了していない場合はステップ#23、#24が繰り返し行われ、加熱期間tbが継続する。
ステップ#12の判断で蒸気発生ヒータ4のオン時間が経過していない場合はステップ#13に移行する。ステップ#13では調理期間G1の終了の所定時間前(例えば、1分前)に到達したか否かが判断される。調理期間G1の終了の所定時間前に到達するとステップ#17に移行する。
調理期間G1の終了の所定時間前に到達していない場合はステップ#14に移行し、ハウジング2の温度が所定の駆動温度T1(例えば、125℃)よりも高温か否かが判断される。ハウジング2が駆動温度T1以下の場合はステップ#16に移行する。ハウジング2が駆動温度T1よりも高温になると(図8の点E)、ステップ#15で給水ポンプ21の駆動が開始される。
給水ポンプ21の駆動により給水口3から矢印B(図3参照)に示すように蒸気発生装置1のハウジング2内に給水される。ハウジング2に給水された水はハウジング2の底部に溜まり、蒸気発生ヒータ4により蒸発して蒸気が発生する。この時、蒸気発生ヒータ4によってハウジング2の底部で突沸した水は遮蔽部7により遮られる。遮蔽部7は本体部2aに対して低温の蓋部2bから延びる。このため、突沸により遮蔽部7上に乗り上げた水滴は再度突沸することなく遮蔽部7上から矢印D1(図3参照)に示すように底面7aを流下してハウジング2内に滴下する。
ハウジング2の下部で発生した蒸気はハウジング2内を上昇し、本体部2aと熱交換して矢印C(図3参照)に示すように吐出口8から加熱室11に供給される。この時、吐出口8で冷却されて結露した結露水は矢印D2(図3参照)に示すように吐出口8の傾斜した内壁下面を流下し、遮蔽部7上に滴下された後にハウジング2内に滴下される。
加熱室11内に供給された蒸気は加熱期間tbで循環ファン16の駆動によって吸気口14を介して循環ダクト12に流入する。循環ダクト12を流通する蒸気は循環ヒータ15によって加熱され、噴出口13から加熱室11内に噴出される。これにより、加熱室11内の蒸気が所定温度に維持され、飽和蒸気または過熱蒸気によってトレイ17上の調理物Wが調理される。
ステップ#16ではハウジング2の温度が所定の停止温度T2よりも低温か否かが判断される。停止温度T2は駆動温度T1よりも低温(例えば、105℃)に設定される。ハウジング2が停止温度T2以上の場合はステップ#18に移行する。ハウジング2が停止温度T2よりも低温になると(図8の点F)、ステップ#17で給水ポンプ21の駆動が停止される。これにより、ハウジング2内の貯水量の増加を抑制することができる。
また、停止温度T2を水の沸点である100℃よりも高温にすると、ハウジング2の温度が100℃よりも高温に維持される。これにより、吐出口8の結露が防止され、加熱室11への結露水の漏水を防止することができる。
ステップ#18では調理期間G1が終了したか否かが判断される。調理期間G1が終了していない場合はステップ#12〜#18が繰り返し行われる。
また、ステップ#13で調理期間G1の終了の所定時間前になったと判断するとステップ#17でハウジング2の温度に拘わらず給水ポンプ21が停止される。これにより、ハウジング2内の水を蒸発させる蒸発期間G2(図8参照)が行われ、ハウジング2内の残水を防止することができる。この時、蒸発期間G2でハウジング2が所定温度(例えば、300℃)よりも高温になると蒸気発生ヒータ4を停止してもよい。これにより、加熱調理器10の安全性を向上することができる。
ステップ#18またはステップ#24の判断により調理期間G1が終了すると、蒸気発生ヒータ4、循環ヒータ15、循環ファン16が停止されて調理が終了する。
本実施形態によると、蒸気発生装置1のハウジング2が駆動温度T1よりも高温になった際に給水ポンプ21(給水装置)の駆動を開始するとともに、ハウジング2が停止温度T2よりも低温になった際に給水ポンプ21の駆動を停止するので、蒸気発生ヒータ4を駆動して昇温されるまでの間にハウジング2内に水が溜まらず、突沸による吐出口8からの水の噴出を防止することができる。特に、給水タンク20の貯水が硬水の場合は突沸し易くなるが、吐出口8からの水の噴出を確実に防止することができる。
また、蒸気発生ヒータ4に供給される電力の減電時にハウジング2の温度が停止温度T2よりも低下すると給水が停止されるため、吐出口8からの溢水を防止することができる。従って、吐出口8からの漏水を防止することができ、良好な調理を行うことができる。
また、停止温度T2を100℃よりも高温にしたので、吐出口8の結露が防止され、加熱室11への結露水の漏水をより防止することができる。
また、蒸気発生ヒータ4及び循環ヒータ15をデューティー制御して蒸気発生期間taと加熱期間tbとを繰り返すため、蒸気の発生と蒸気の加熱を連続的に行うことができ、蒸気温度を安定して調理を行うことができる。
また、調理が終了する所定期間前の蒸発期間G2にハウジング2の温度に拘わらず給水ポンプ21を停止したので、ハウジング2内の残水を防止することができる。
また、ハウジング2が蒸発期間G2で所定温度を超えると蒸気発生ヒータ4を停止するので、加熱調理器10の安全性を向上することができる。
本実施形態において、給水口3を蓋部2bに設けてもよい。これにより、給水口3を通る水により蓋部2bが冷却され、遮蔽部7をより低温に維持して吹出口8からの水の噴出を確実に防止することができる。
また、蓋部2bを金属よりも熱伝導率の低いセラミック等の材料で形成してもよい。これにより、蒸気発生ヒータ4を有する本体部2aから蓋部2bへの伝熱が抑制され、遮蔽部7をより低温に維持して吹出口8からの水の噴出を確実に防止することができる。尚、吐出口8を蓋部2bに設けてもよい。
本発明によると、蒸気を発生する蒸気発生装置及びそれを用いた加熱調理器に利用することができる。
1 蒸気発生装置
2 ハウジング
2a 本体部
2b 蓋部
3 給水口
4 蒸気発生ヒータ
5、11c 温度センサ
7 遮蔽部
8 吐出口
9 ガスケット
10 加熱調理器
11 加熱室
12 循環ダクト
13 噴出口
14 吸気口
15 循環ヒータ
16 循環ファン
20 給水タンク
21 給水ポンプ
22 本体筐体
23 遮熱板
30 マグネトロン
31 導波管
32 アンテナ
33 電装部
34 冷却ダクト
35 冷却ファン
36 給気ダクト
37 給気ファン
38 給気口
40 排気ダクト
41 排気口
42 湿度センサ
50 制御部
51 操作部
52 表示部
53 記憶部
55 タイマ

Claims (6)

  1. 内部に空洞を有するハウジングと、前記ハウジングに開口する給水口と、前記給水口から前記ハウジング内に給水を行う給水装置と、前記ハウジングに埋設されて前記給水口から供給される水を蒸発させる蒸気発生ヒータと、前記ハウジングに開口して前記蒸気発生ヒータにより発生した蒸気を吐出する吐出口と、前記ハウジングの温度を検知する温度センサとを備え、前記ハウジングが所定の駆動温度よりも高温になった際に前記給水装置の駆動を開始するとともに、前記ハウジングが前記駆動温度よりも低い所定の停止温度よりも低温になった際に前記給水装置の駆動を停止することを特徴とする蒸気発生装置。
  2. 前記停止温度を100℃よりも高温にしたことを特徴とする請求項1に記載の蒸気発生装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の蒸気発生装置と、調理物を収納して前記吐出口から蒸気が供給される加熱室と、前記加熱室の蒸気を循環する循環ファンと、前記循環ファンにより循環する蒸気を加熱する循環ヒータとを備えたことを特徴とする加熱調理器。
  4. 前記蒸気発生ヒータ及び前記循環ヒータをデューティー制御して前記蒸気発生ヒータが駆動される蒸気発生期間と前記循環ヒータが駆動される加熱期間とを繰り返し、前記給水装置を駆動する期間を前記蒸気発生ヒータが駆動される時期に同期させたことを特徴とする請求項3に記載の蒸気発生装置。
  5. 調理が終了する所定期間前に前記ハウジングの温度に拘わらず前記給水装置を停止したことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の加熱調理器。
  6. 前記ハウジングが前記所定期間内に所定温度を超えると前記蒸気発生ヒータを停止することを特徴とする請求項5に記載の加熱調理器。
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