JP5160347B2 - 蒸気発生装置及び加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、蒸気を発生する蒸気発生装置及びそれを用いた加熱調理器に関する。
従来の蒸気発生装置を用いた加熱調理器は特許文献1に開示されている。この加熱調理器は調理物を収納する加熱室の外壁に蒸気発生装置が取り付けられる。蒸気発生装置はアルミニウム等の金属製のダイカストから成るハウジングを有している。ハウジングは箱状の本体部の開口面が蓋部で塞がれ、内部に空洞を有して気密に形成される。ハウジングの下部の壁面には蒸気発生ヒータが鋳込まれて埋設されている。
ハウジングの一側面には上下方向の中央部に給水口が形成される。給水口は給水タンクに接続され、給水口を介してハウジング内に水が供給される。ハウジングの上部には加熱室内に臨む蒸気の吐出口が設けられる。
給水口から蒸気発生装置内に給水されるとハウジングの底部に貯水され、蒸気発生ヒータの駆動によって蒸気が発生する。発生した蒸気はハウジング内を上昇し、高温のハウジングの壁面と接触して更に加熱される。これにより、高温の蒸気が生成され、吐出口を介して加熱室内に蒸気が吐出される。そして、加熱室内に供給された蒸気によって調理物が加熱調理される。
また、ハウジング内に水がなく空焚き状態になると蒸気発生ヒータのエネルギーを浪費するとともに、蒸気発生ヒータが加熱し続けて加熱調理器の安全性が低下する。このため、ハウジングに温度センサを取り付けた蒸気発生装置が知られている。蒸気発生ヒータからの伝熱によってハウジングが所定の判別温度よりも高温になると空焚きと判別し、蒸気発生ヒータを停止する。これにより、省電力化及び安全性の向上を図ることができる。
特開2006−349313号公報(第3頁−第11頁、第5図)
しかしながら、上記従来の蒸気発生装置によると、ハウジング内に供給される水は蒸気発生ヒータによって突沸し、ハウジング内面に水滴が付着して蒸発する。これにより、ハウジングの表面にスケールが残留する。ハウジングは蒸気発生ヒータからの伝熱によって高温になるため残留したスケールが焼き付いて堆積する。
このため、長期間の使用によって堆積したスケールが断熱層を形成し、蒸気発生ヒータを埋設するハウジングの熱が水に十分伝えられなくなる。その結果、ハウジング内に水が残留した状態でハウジングの温度が判別温度を超えて蒸気発生ヒータが停止される場合が生じる。これにより、蒸気発生量が低下する場合や、水が蒸気発生装置から加熱室内にオーバーフローする場合がある。従って、加熱調理器によって良好な調理を行うことができない問題があった。また、オーバーフローによって加熱室に溜まる高温水が扉を開いた際に漏水して加熱調理器の安全性が低下する問題があった。
本発明は、蒸気発生量の低下及び水のオーバーフローを防止できる蒸気発生装置及びそれを用いて良好な調理を行うとともに安全性を向上できる加熱調理器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の蒸気発生装置は、金属製のハウジングと、前記ハウジング内に給水を行う給水口と、前記ハウジングに埋設されて前記給水口から供給される水を蒸発させる蒸気発生ヒータと、前記蒸気発生ヒータで生成した蒸気を吐出する吐出口と、前記ハウジングの温度を検知する温度センサとを備え、前記ハウジングが所定の判別温度を超えた際に空焚きと判断して前記蒸気発生ヒータを制御する蒸気発生装置において、使用期間が長い時の前記判別温度を短い時の前記判別温度よりも高温になるように可変したことを特徴としている。
この構成によると、給水口からハウジング内に給水されるとハウジングの底部に貯水され、蒸気発生ヒータの駆動によって蒸気が発生する。発生した蒸気はハウジング内を上昇し、ハウジングと熱交換して更に昇温される。昇温された蒸気は吐出口を介して吐出される。ハウジングが空焚き状態になって温度センサの検知温度が判別温度を超えると、蒸気発生ヒータは停止や出力低下等の制御が行われる。蒸気発生装置の使用期間が長くなるとハウジング内面に堆積するスケールが断熱層となって蒸気発生ヒータの熱が水に伝えられにくくなる。このため、判別温度を使用期間が短いときよりも高温に設定し、空焚き状態が正確に検知される。
また本発明は、上記構成の蒸気発生装置において、予め取得される蒸気発生装置の使用時間と前記ハウジングの空焚きの開始温度との関係に基づくデータを記憶する記憶部と、蒸気発生装置の累積使用時間を計時するタイマーとを設け、前記タイマーの計時時間に対応した前記ハウジングの空焚きの開始温度に対して高温で近傍の温度を前記データに基づいて前記判別温度に設定したことを特徴としている。
この構成によると、蒸気発生装置の使用時間とハウジングの空焚きの開始温度との関係が予め取得され、記憶部に例えば使用時間と空焚きの開始温度とが対応するデータベースが記憶される。蒸気発生装置の駆動を開始すると累積使用時間がタイマーにより検知され、記憶部に記憶されたデータに基づいて該累積使用時間に対応するハウジング温度の高温側近傍の温度に判別温度が設定される。ハウジングが空焚き状態になって温度センサの検知温度が判別温度を超えると、蒸気発生ヒータは停止や出力低下等の制御が行われる。尚、記憶部に記憶されるデータはハウジングの温度に基づく判別温度と使用時間とが対応するデータベースでもよく、ハウジングの温度や判別温度と使用時間との関係式でもよい。
また本発明は、上記構成の蒸気発生装置において、蒸気発生開始時に前記温度センサの検知温度の上昇率が所定値よりも小さくなった温度に対して高温で近傍の温度を前記判別温度に設定したことを特徴としている。
この構成によると、蒸気発生装置の駆動を開始すると、温度センサによってハウジングの温度が監視される。ハウジングの温度は上昇し、100℃を超える任意の温度で飽和する。この飽和温度を超えるとハウジング内が空焚き状態になる。このため、温度センサの検知温度の上昇率が所定値よりも小さくなった時に飽和状態と判断し、この温度の近傍で高い温度が判別温度に設定される。ハウジングが空焚き状態になって温度センサの検知温度が判別温度を超えると、蒸気発生ヒータは停止や出力低下等の制御が行われる。
また本発明は、金属製のハウジングと、前記ハウジング内に給水を行う給水口と、前記ハウジングに埋設されて前記給水口から供給される水を蒸発させる蒸気発生ヒータと、前記蒸気発生ヒータで生成した蒸気を吐出する吐出口と、前記ハウジングの温度を検知する温度センサとを備え、前記ハウジングが所定の判別温度を超えた際に空焚きと判断して前記蒸気発生ヒータを制御する蒸気発生装置において、蒸気発生装置の耐用年数が経過した際の前記ハウジングの空焚きの開始温度が予め取得され、該開始温度に対して高温で近傍の温度を前記判別温度に設定したことを特徴としている。
この構成によると、蒸気発生装置の耐用年数が経過した際のハウジングの空焚きの開始温度が予め取得され、この温度よりも高温側近傍の温度が判別温度に設定される。給水口からハウジング内に給水されるとハウジングの底部に貯水され、蒸気発生ヒータの駆動によって蒸気が発生する。発生した蒸気はハウジング内を上昇し、ハウジングと熱交換して更に昇温される。昇温された蒸気は吐出口を介して吐出される。ハウジングが空焚き状態になって温度センサの検知温度が判別温度を超えると、蒸気発生ヒータは停止や出力低下等の制御が行われる。
また本発明の加熱調理器は、上記各構成の蒸気発生装置と、調理物を収納して前記吐出口から蒸気が供給される加熱室と、前記加熱室の蒸気を循環する循環ファンと、前記循環ファンにより循環する蒸気を加熱する循環ヒータとを備えたことを特徴としている。この構成によると、蒸気発生装置から蒸気が加熱室内に供給され、循環ファンによって循環して加熱調理が行われる。循環ファンにより循環する蒸気は循環ヒータによって加熱され、所定温度に維持される。
本発明によると、使用期間が長い時の判別温度を短いときの判別温度よりも高温になるように可変したので、ハウジング内部にスケールが堆積して空焚きが開始されるハウジングの温度が上昇しても空焚き状態の誤認を防止できる。従って、蒸気発生装置の蒸気発生量の低下及び水のオーバーフローを防止することができる。これにより、加熱調理器によって良好な調理を行うことができるとともに加熱調理器の安全性を向上できる。
また本発明の蒸気発生装置によると、蒸気発生装置の耐用年数経過時のハウジング内部のスケールに応じた判別温度が設定されるので、ハウジング内部にスケールが堆積して空焚きが開始されるハウジングの温度が上昇しても空焚き状態の誤認を防止できる。従って、蒸気発生装置の蒸気発生量の低下及び水のオーバーフローを防止することができる。これにより、加熱調理器によって良好な調理を行うことができるとともに加熱調理器の安全性を向上できる。
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1、図2、図3は第1実施形態の加熱調理器の内部を示す右側面図、正面図、上面断面図である。加熱調理器10は本体筐体22内に調理物を収納する略直方体の加熱室11を有している。加熱室11の側壁及び天井壁は遮熱板23により覆われて遮熱され、前面は扉11bにより開閉される。
加熱室11の天面には加熱室11の室内温度を検知する温度センサ11cが設けられる。温度センサ11cの検知温度に基づいて後述する循環ヒータ15が制御される。加熱室11内には載置網17aが載置されるトレイ17が配されている。調理物Wは載置網17a上に載置される。
加熱室11の下方及び右側方には本体筐体22との間に外気流入ダクト34が形成される。外気流入ダクト34は本体筐体22の底面に吸込口34aが開口する。外気流入ダクト34の下部には冷却ファン35、電装部33及びマグネトロン30が配される。外気流入ダクト34の側部には給気ファン37を有した給気ダクト36が配される。給気ダクト36は加熱室11の一方の側壁11aの前部に給気口38を開口する。
電装部33は加熱調理器10の各部を駆動する駆動回路やこれを制御する制御部50(図6参照)等を有し、多数の発熱素子が実装されている。マグネトロン30は導波管31を介して加熱室11内にマイクロ波を供給する。導波管31内にはアンテナモータ32aにより回転するアンテナ32が配され、マイクロ波が均一に加熱室11に供給される。
冷却ファン35は外気流入ダクト34内に吸込口34aを介して外気を取り込み、発熱する電装部33やマグネトロン30を冷却する。外気流入ダクト34内に取り込まれた外気は本体筐体22の背面等に形成された開口(不図示)から流出する。また、一部の外気は給気ファン37の駆動によって給気ダクト36に流入する。
加熱室11の側壁11aの後部には排気口41を介して排気ダクト40が導出される。排気ダクト40は加熱室11の後方に延びて形成され、開放端40aが本体筐体22の天面に開口する。また、排気ダクト40には排気口41の排気の湿度を検知する湿度センサ42が設けられる。
加熱室11の側壁11aの上部には吐出口8を介して加熱室11に蒸気を供給する蒸気発生装置1が取り付けられる。蒸気発生装置1の側方には着脱自在の給水タンク20が配される。給水タンク20の後方には蒸気発生装置1の給水口3に接続される給水ポンプ21が配される。給水タンク20を装着すると継手(不図示)を介して給水ポンプ21に接続される。給水ポンプ21の駆動によって給水タンク20から送水管21aを介して蒸気発生装置1に給水される。
加熱室11の背後には循環ダクト12が設けられる。循環ダクト12は加熱室11の背壁の中央部に吸気口14を有し、加熱室11の背壁の周部に複数の噴出口13を有している。循環ダクト12内には循環ファン16及び循環ヒータ15が設けられる。循環ファン16はファンモータ16aにより回転駆動される。循環ファン16により加熱室11内の蒸気を吸気口14から循環ダクト12内に吸い込み、噴出口13から吹き出す。循環ヒータ15は環状のシーズヒータから成り、循環ダクト12を流通する蒸気を所定温度に維持する。
図4は蒸気発生装置1の正面断面図を示している。また、図5は図4のA−A断面図を示している。蒸気発生装置1は金属のダイカストから成るハウジング2を有している。ハウジング2は箱状の本体部2aの開口面がビス2cで固定される蓋部2bで塞がれ、内部に空洞が形成される。ハウジング2の材料としてアルミニウムやアルミニウム合金を用いると鋳造性がよく熱伝導率が高いためより望ましい。
ハウジング2の蓋部2bには給水ポンプ21(図1参照)に接続される給水口3が上下方向の中央部に開口する。本体部2aには加熱室11の側壁11aに面して複数の吐出口8が設けられる。
ハウジング2の下部にはシーズヒータから成る蒸気発生ヒータ4が配される。蒸気発生ヒータ4はハウジング2に鋳込まれて埋設され、ハウジング2に密着して蒸気発生ヒータ4の熱がハウジング2に効率よく伝えられる。これにより、給水口3から滴下されてハウジング2の底部に溜まる水を蒸気発生ヒータ4からハウジング2に伝えられる熱によって蒸発させて蒸気を発生する。
吐出口8の形成面は蒸気発生ヒータ4を埋設したハウジング2の下部に対して突出して設けられる。このため、蒸気発生ヒータ4によって高温となるハウジング2の下部が加熱室11の側壁11aから離れて配置される。これにより、加熱室11の耐熱構造を簡素化することができる。
蒸気発生ヒータ4の近傍には温度センサ9が取り付けられる。温度センサ9はハウジング2に埋設されてハウジング2の温度を監視し、空焚きを検知する。また、温度センサ9により蒸気発生ヒータ4の故障等による加熱不足を検知する。
ハウジング2の上部には左右方向に複数列並ぶように螺旋状に形成されたシーズヒータから成る蒸気昇温ヒータ5が配される。蒸気昇温ヒータ5は非発熱部のフランジ部5aによってハウジング2に取り付けられ、発熱部がハウジング2の内壁から所定の距離を隔てて配置される。これにより、蒸気昇温ヒータ5の温度を高くしてもハウジング2の温度上昇を抑制することができる。
蒸気昇温ヒータ5の周囲には上面を開口して蒸気昇温ヒータ5を囲む箱状の仕切部材7が設けられる。吐出口8は仕切部材7を貫通する筒状に形成され、有底の仕切部材7の下部に吐出口8が配される。また、仕切部材7は一部をハウジング2に接合して支持され、ハウジング2の内壁と所定距離だけ離れて配置される。
これにより、蒸気をハウジング2の下部から蒸気昇温ヒータ5を通って吐出口8に導く蒸気通路6が形成される。このため、蒸気がハウジング2の下部から蒸気昇温ヒータ5を通らずに直接吐出口8から流出するショートカットを防止し、確実に過熱蒸気を発生させることができる。
また、仕切部材7がハウジング2の内壁から離れるためハウジング2の過加熱を防止することができる。更に、ハウジング2と仕切部材7との間の外部通路6aを蒸気が流通してハウジング2が冷却され、ハウジング2の過加熱を更に防止することができる。
蒸気通路6は仕切部材7の外側の外部通路6aと仕切部材7の内側の内部通路6bから成る。外部通路6aと内部通路6bは仕切部材7の上端で連通し、吐出口8は仕切部材7で囲まれた空間の下部に設けられる。
仕切部材7はハウジング2よりも耐熱性の高い金属やセラミックにより形成される。仕切部材7を耐食性や熱伝導性に優れたステンレス鋼等により形成するとより望ましい。また、仕切部材7は蒸気昇温ヒータ5に対向する面が耐熱黒塗装を施して暗色に形成される。これにより、蒸気昇温ヒータ5の輻射熱を仕切部材7で吸収してハウジング2の昇温が抑制される。また、仕切部材7とハウジング2との間の異種金属による接合部の電食が防止される。
図6は加熱調理器10の構成を示すブロック図である。加熱調理器10は電装部33に配される制御部50を有している。制御部50には蒸気発生ヒータ4、蒸気昇温ヒータ5、温度センサ9、11c、湿度センサ42、給水ポンプ21、操作部51、表示部52、タイマー53、記憶部54、循環ヒータ15、循環ファン16、冷却ファン35、給気ファン37、マグネトロン30及びアンテナモータ32aが接続され、制御部50により各部が制御される。
操作部51及び表示部52は加熱室11の側方に配される操作パネル(不図示)に設けられる。操作部51によって調理メニューの選択操作や調理の開始操作が行われる。表示部52は液晶パネル等から成り、調理メニューの選択画面や調理の進行状況等を表示する。
タイマー53は調理時間を計時するとともに、蒸気発生装置1の累積使用時間を計時する。記憶部54はRAM及びROMから成り、動作プログラム、調理メニュー、各種設定データ等が記憶される。
上記構成の加熱調理器10において、マイクロ波による調理を開始すると、マグネトロン30及びアンテナモータ32aが駆動される。また、冷却ファン35及び給気ファン37が駆動される。マグネトロン30によって導波管31を介して加熱室11内にマイクロ波が供給され、調理物Wがマイクロ波加熱される。
冷却ファン35により吸込口34aから外気流入ダクト34内に外気が流入する。外気流入ダクト34内に流入した外気は電装部33及びマグネトロン30を冷却して外部に排気される。電装部18及びマグネトロン20を冷却して昇温された外気の一部は給気ファン37によって給気ダクト36に導かれる。
給気ダクト36を流通する外気は給気口38から加熱室11に供給される。この時、給気口38が加熱室11の前部に配されるため、給気口38から吹き出される気流が扉11bに沿って流通する。これにより、電装部33やマグネトロン30を冷却して昇温された空気によって扉11bの結露を防止することができる。
給気口38からの給気によって加熱室11内の空気は排気口41から排気され、排気ダクト40を流通して開放端40aから大気に放出される。排気ダクト40を流通する空気は湿度センサ42により湿度が検知される。マイクロ波加熱によって調理物Wから蒸気が発生し、加熱室11内が所定の湿度になると湿度センサ42の検知によって調理の終了時期が判断される。これにより、マイクロ波による調理が終了する。
蒸気による調理を行う際には、貯水された給水タンク20が装着される。そして、調理物Wを載置網17a上に載置して調理が開始される。調理を開始すると給水ポンプ21が駆動され、続いて蒸気発生ヒータ4及び蒸気昇温ヒータ5が駆動される。給水ポンプ21により給水口3から矢印B(図4参照)に示すように蒸気発生装置1のハウジング2内に給水される。
ハウジング2に給水された水はハウジング2の下部に溜まり、蒸気発生ヒータ4により蒸発して蒸気が発生する。この時、蒸気発生ヒータ4はハウジング2の軟化温度よりも低い温度で発熱される。また、蒸気昇温ヒータ5はハウジング2から離れるとともに仕切部材7でハウジング2との間を遮蔽されるため、ハウジング2の軟化温度よりも高い温度で発熱される。
例えば、ハウジング2がアルミニウムやアルミニウム合金から成る場合は軟化温度は約400℃である。このため、蒸気発生ヒータ4は水を蒸発させるだけでよいため約200℃で発熱される。また、蒸気昇温ヒータ5は高温の過熱蒸気を生成するため、約600℃で発熱される。
ハウジング2の下部で発生した蒸気は矢印C1(図4参照)に示すように蒸気通路6を上昇し、矢印C2(図4参照)に示すように仕切部材7の外側の外部通路6aを流通する。外部通路6aを流通する蒸気は蒸気昇温ヒータ5の輻射熱を吸収した仕切部材7と熱交換する。また、外部通路6aを流通する蒸気がハウジング2と熱交換して、ハウジング2が冷却される。この時、仕切部材7の外面やハウジング2の内壁に熱交換用のフィンを設けてもよい。これにより、熱交換効率を向上することができる。
上部から仕切部材7の内部に流入した蒸気は蒸気圧によって降下して吐出口8に導かれる。この時、蒸気が仕切部材7の内面及び蒸気昇温ヒータ5と熱交換して更に昇温される。これにより、過熱蒸気が生成され、吐出口8から矢印C3(図4参照)に示すように加熱室11に供給される。仕切部材7の内面に熱交換用のフィンを設けてもよい。
加熱室11内に供給された過熱蒸気によってトレイ17上の調理物Wが調理される。また、加熱室11内の蒸気は循環ファン16の駆動によって吸気口14を介して循環ダクト12に流入する。循環ダクト12を流通する蒸気は循環ヒータ15によって加熱され、噴出口13から加熱室11内に噴出される。
循環ヒータ15は温度センサ11cの検知温度に応じて出力が可変される。これにより、加熱室11内の蒸気が所定温度に維持される。そして、タイマー53の計時により調理時間が経過すると調理が終了する。調理が終了するとタイマー53の計時による蒸気発生装置1の累積使用時間が記憶部6に記憶される。
また、蒸気昇温ヒータ5を停止すると、吐出口8から100℃近傍の飽和蒸気が加熱室11に供給される。これにより、調理物Wの蒸し調理を行うことができる。
蒸気発生装置1は温度センサ9によってハウジング2の温度が監視される。ハウジング2に給水して蒸気発生ヒータ4を駆動すると、温度センサ9の検知温度は図7のA1に示すように推移する。図7において、縦軸はハウジング2の温度(単位:℃)を示し、横軸は蒸気発生ヒータ4による加熱時間を示している。
同図に示すように、ハウジング2の温度は昇温期間D1、蒸発期間D2、空焚き期間D3の順に推移する。昇温期間D1はハウジング2内の水が沸騰するまでハウジング2が昇温される。蒸発期間D2はハウジング2内の水が蒸発する期間であり、水が全て蒸発するまでハウジング2は一定の温度で飽和する。空焚き期間D3はハウジング2内の水が全て蒸発して空焚き状態となり、ハウジング2は蒸発期間D2から更に温度上昇する。従って、蒸発期間D2の飽和温度は空焚きの開始温度に一致する。
ハウジング2内が空焚き状態になると蒸気発生ヒータ4のエネルギーを浪費するとともに、蒸気発生ヒータ4が加熱し続けて加熱調理器11の安全性が低下する。温度センサ9の検知温度が空焚きの開始温度よりも所定温度高い判別温度を超えると空焚きと判別し、制御部50によって蒸気発生ヒータ4及び蒸気昇温ヒータ5が停止される。これにより、省電力化及び安全性の向上を図ることができる。
ハウジング2の内面には長期間の使用によってスケールが堆積する。スケールは断熱層となるため増加に伴って蒸気発生ヒータ4の熱が水に伝えられにくくなり、空焚きの開始温度が上昇する。
図8は蒸発期間D2の空焚きの開始温度と蒸気発生装置1の使用年数との関係を示している。縦軸が空焚きの開始温度(単位:℃)を示し、横軸が使用年数(単位:年)を示している。尚、1日当たりの平均使用時間を40分としている。
同図によると、スケールが付着していない加熱調理器10の使用開始時ではハウジング2の空焚きの開始温度が約105℃になっている。また、使用年数が5年の時に空焚きの開始温度が約140℃になり、10年の時に空焚きの開始温度が約180℃になっている。前述の図7において、A1は加熱調理器10の使用開始時を示し、A2、A3はそれぞれ使用年数が5年、10年の場合を示している。
記憶部54(図6参照)には、図8と同様の空焚きの開始温度と蒸気発生装置1の使用時間との関係を示すデータベースが記憶されている。調理が開始されると蒸気発生装置1の累積使用時間が記憶部54から取得され、累積使用時間に対応する空焚きの開始温度がデータベースから取得される。そして、制御部50によって空焚きの開始温度に対して高温で近傍の温度(例えば、+10℃)を判別温度に設定する。
例えば、加熱調理器10の使用開始時では蒸気発生装置1の累積使用時間が0であり、空焚きの開始温度が約105℃である。これにより、判別温度T1(図7参照)が105℃に対して高温で近傍の115℃に設定される。加熱調理器10の使用期間が5年に相当する累積使用時間の場合は空焚きの開始温度が約140℃であり、判別温度T2(図7参照)が150℃に設定される。加熱調理器10の使用期間が10年に相当する累積使用時間の場合は空焚きの開始温度が約180℃であり、判別温度T3(図7参照)が190℃に設定される。
尚、記憶部54には予め取得した空焚きの開始温度と蒸気発生装置1の使用時間との関係を示すデータベースが記憶されているが、他のデータを記憶してもよい。例えば、予め取得した空焚きの開始温度と蒸気発生装置1の使用時間との関係から空焚きの開始温度と判別温度との関係を導出してこのデータベースを記憶してもよい。また、空焚きの開始温度もしくは判別温度と蒸気発生装置1の使用時間との関係式を記憶部54に記憶し、制御部50によって判別温度を演算により導出してもよい。即ち、記憶部54には空焚きの開始温度と蒸気発生装置1の使用時間とに基づいたデータが記憶されていればよい。
本実施形態によると、蒸気発生装置1の使用期間が長い時の判別温度を短いときの判別温度よりも高温になるように可変したので、ハウジング2内部にスケールが堆積して空焚きが開始されるハウジング2の温度が上昇しても空焚き状態の誤認を防止できる。従って、蒸気発生装置1の蒸気発生量の低下及び水のオーバーフローを防止することができる。これにより、加熱調理器10によって良好な調理を行うことができるとともに加熱調理器10の安全性を向上できる。
また、予め取得される蒸気発生装置1の使用時間とハウジング2の空焚きの開始温度との関係に基づくデータを記憶部54に記憶し、蒸気発生装置1の累積使用時間を計時するタイマー54の計時時間に対応したハウジング2の空焚きの開始温度に対して高温で近傍の温度を記憶部54のデータに基づいて判別温度に設定したので、使用期間に応じて容易に判別温度を可変して空焚き状態の誤認を防止することができる。
次に、第2実施形態について説明する。本実施形態は第1実施形態と同様に構成され、判別温度の設定方法が第1実施形態と異なっている。その他の部分は第1実施形態と同様である。
本実施形態は蒸気による調理が開始されると温度センサ9によってハウジング2の温度が監視される。制御部50は温度センサ9の検知温度の上昇率(単位時間当たりの上昇温度)を導出する。そして、温度センサ9の検知温度の上昇率が0近傍の所定値よりも小さくなると蒸発期間D2の飽和温度に到達したと判断する。そして、この時の温度に対して高温で近傍の温度(例えば、+10℃)を判別温度に設定する。
本実施形態によると、第1実施形態と同様に、蒸気発生装置1の使用期間が長い時の判別温度が短いときの判別温度よりも高温になるように可変されるので、空焚き状態の誤認を防止できる。従って、蒸気発生装置1の蒸気発生量の低下及び水のオーバーフローを防止することができる。これにより、加熱調理器10によって良好な調理を行うことができるとともに加熱調理器10の安全性を向上できる。
また、蒸気発生開始時に温度センサ9の検知温度の上昇率が所定値よりも小さくなった温度に対して高温で近傍の温度を判別温度に設定したので、使用期間に応じて容易に判別温度を可変して空焚き状態の誤認を防止することができる。
尚、第1、第2実施形態において、スケールの堆積量が多いために設定された判別温度がハウジングの軟化温度を超える場合は、調理を停止して異常報知する。これにより、蒸気発生装置1の交換等が行われる。
次に、第3実施形態について説明する。本実施形態は第1実施形態と同様に構成され、判別温度の設定方法が第1実施形態と異なっている。その他の部分は第1実施形態と同様である。
本実施形態は前述の図8に示す蒸発期間D2の空焚きの開始温度と蒸気発生装置1の使用年数との関係を予め取得し、蒸気発生装置1の耐用年数に対応するハウジング2の温度に対して高温で近傍の温度(例えば、+10℃)を判別温度に設定する。例えば、蒸気発生装置1の耐用年数が10年の場合は、空焚きの開始温度が約180℃であるため判別温度が190℃に設定される。
本実施形態によると、蒸気発生装置1の耐用年数が経過した際にハウジング2の空焚きの開始温度が予め取得され、該開始温度に対して高温で近傍の温度を判別温度に設定したので、耐用年数が経過するまでの間は空焚き状態の誤認を防止することができる。
尚、加熱調理器1の使用年数が少ないときにハウジング2の飽和温度に対して判別温度が大きく離れる。このため、第1、第2実施形態に比して蒸気発生ヒータ4の電力浪費が大きくなるが、高温水のオーバーフローを防止して安全性を維持することができる。
第1〜第3実施形態において、判別温度を超えた際に蒸気発生ヒータ4及び蒸気昇温ヒータ5を停止しているが、これらの出力を低下してもよい。即ち、ハウジング2が判別温度を超えた際に空焚きと判断して蒸気発生ヒータ4や蒸気昇温ヒータ5が制御される。
本発明によると、蒸気を発生する蒸気発生装置及びそれを用いた加熱調理器に利用することができる。
本発明の第1実施形態の加熱調理器を示す右側面図 本発明の第1実施形態の加熱調理器を示す正面図 本発明の第1実施形態の加熱調理器を示す上面断面図 本発明の第1実施形態の加熱調理器の蒸気発生装置を示す正面断面図 図4のA−A断面図 本発明の第1実施形態の加熱調理器の構成を示すブロック図 本発明の第1実施形態の加熱調理器の蒸気発生装置のハウジング温度と加熱時間との関係を示す図 本発明の第1実施形態の加熱調理器の蒸気発生装置のハウジングの空焚きの開始温度と使用年数との関係を示す図
符号の説明
1 蒸気発生装置
2 ハウジング
3 給水口
4 蒸気発生ヒータ
5 蒸気昇温ヒータ
6 蒸気通路
7 仕切部材
8 吐出口
9、11c 温度センサ
10 加熱調理器
11 加熱室
12 循環ダクト
13 噴出口
14 吸気口
15 循環ヒータ
16 循環ファン
20 給水タンク
21 給水ポンプ
22 本体筐体
23 遮熱板
30 マグネトロン
31 導波管
32 アンテナ
33 電装部
34 冷却ダクト
35 冷却ファン
36 給気ダクト
37 給気ファン
38 給気口
40 排気ダクト
41 排気口
42 湿度センサ
50 制御部
51 操作部
52 表示部
53 タイマ
54 記憶部

Claims (3)

  1. 金属製のハウジングと、前記ハウジング内に給水を行う給水口と、前記ハウジングに埋設されて前記給水口から供給される水を蒸発させる蒸気発生ヒータと、前記蒸気発生ヒータで生成した蒸気を吐出する吐出口と、前記ハウジングの温度を検知する温度センサと、予め取得される蒸気発生装置の使用時間と前記ハウジングの空焚きの開始温度との関係に基づくデータを記憶する記憶部と、蒸気発生装置の累積使用時間を計時するタイマーとを備え、前記ハウジングが所定の判別温度を超えた際に空焚きと判断して前記蒸気発生ヒータを制御する蒸気発生装置において、前記タイマーの計時時間に対応した前記ハウジングの空焚きの開始温度に対して高温で近傍の温度を前記データに基づいて前記判別温度に設定することにより、使用期間が長い時の前記判別温度を短い時の前記判別温度よりも高温になるように可変したことを特徴とする蒸気発生装置。
  2. 金属製のハウジングと、前記ハウジング内に給水を行う給水口と、前記ハウジングに埋設されて前記給水口から供給される水を蒸発させる蒸気発生ヒータと、前記蒸気発生ヒータで生成した蒸気を吐出する吐出口と、前記ハウジングの温度を検知する温度センサとを備え、前記ハウジングが所定の判別温度を超えた際に空焚きと判断して前記蒸気発生ヒータを制御する蒸気発生装置において、蒸気発生開始時に前記温度センサの検知温度の上昇率が所定値よりも小さくなった温度に対して高温で近傍の温度を前記判別温度に設定することにより、使用期間が長い時の前記判別温度を短い時の前記判別温度よりも高温になるように可変したことを特徴とする蒸気発生装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の蒸気発生装置と、調理物を収納して前記吐出口から蒸気が供給される加熱室と、前記加熱室の蒸気を循環する循環ファンと、前記循環ファンにより循環する蒸気を加熱する循環ヒータとを備えたことを特徴とする加熱調理器。
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