JP4421952B2 - 蒸気調理器 - Google Patents

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この発明は、蒸気調理器に関する。
従来、加熱室の前面に透明板を有する扉を備えた加熱調理器において、扉に設けられた開口に2枚の透明板を空間を挟んで二重に配置し、その空間に冷却風を本体側から送り込んで扉の冷却を行う加熱調理器がある(例えば、特開平8−152140号公報(特許文献1)参照)。
本出願人は、調理仕上がりの良好な過熱蒸気を用いた蒸気調理器を提案しているが、この蒸気調理器においても、扉の窓に空間を挟んだ2枚のガラス板による窓構造において、扉の外縁側かつ本体に面する側に、冷却空気を本体側から送り込むための冷却用のスリットを設けている。しかしながら、このような扉構造の蒸気調理器は、調理に蒸気を用いるため、特に扉の開閉が下端側を中心に前後に開閉するものである場合、開いた状態で扉が水平になると、扉の冷却用スリットに凝縮水が流れ込んで2枚のガラス板の間に進入し、分解掃除が容易でない扉内に汚れが付着する原因となり、不衛生になったり外観が悪くなったりするという問題が生じる。また、このような前後に開閉する扉構造では、通常、開いて水平になった状態の扉上に調理品を一旦置くことが考えられ、このときに調理品から水などが溢れて同様の問題が生じる。なお、この蒸気調理器は、この発明を理解しやすくするために説明するものであって、公知技術ではなく、従来技術ではない。
特開平8−152140号公報
そこで、この発明の目的は、扉内の冷却用空間に空気を送り込んで冷却する構造において、その扉内の冷却用空間に凝縮水などの液体が流れ込むのを防止できる蒸気調理器を提供することにある。
上記目的を達成するため、この発明の蒸気調理器は、本体ケーシングと、上記本体ケーシング内に配置され、蒸気を発生する蒸気発生装置と、上記本体ケーシング内に配置され、上記蒸気発生装置から供給される蒸気によって被加熱物を加熱するための加熱室と、上記本体ケーシング内に配置された送風手段と、上記本体ケーシングの前面側に配置され、下端側の辺を中心に回動して上記加熱室の開口部を開閉する扉とを備え、上記扉は、上記扉が閉じた状態で上記本体ケーシング側の上記送風手段から冷却用空気が供給される冷却用空間と、上記送風手段からの冷却用空気を上記冷却用空間に流入させるための空気流入口と、少なくとも上記扉に付着した上記空気流入口近傍の水を排水する排水手段とを有すると共に、上記排水手段が、上記扉が閉じた状態で上記本体ケーシングに開口側が面し、上記空気流入口が側壁に設けられた凹部と、少なくとも上記凹部に流れ込んだ水を排水する排水路とを有することを特徴とする。
上記構成の蒸気調理器によれば、下端側の辺を中心に前後に回動する扉が閉じられた状態で、蒸気発生装置から加熱室に蒸気を供給することによって被加熱物を加熱する。このとき、上記本体側の上記送風手段から冷却用空気が扉内の冷却用空間に供給されて扉が冷却される。この加熱調理中に、扉の内側(加熱室側)に蒸気が凝縮して水滴が付着したり、加熱調理終了後に扉を開けて被加熱物を取り出すときに例えば被加熱物から液体(被加熱物表面に付着した水分や汁など)が溢れたりしても、少なくとも上記空気流入口近傍の水等を扉の排水手段により排水する。したがって、扉内の冷却用空間に空気を送り込んで冷却する構造の蒸気調理器において、その扉内の冷却用空間に空気流入口を介して凝縮水などの液体が流れ込むのを防止できる。
また、上記空気流入口に水が入りにくいように凹部の側壁に空気流入口を設けると共に、上記排水手段の凹部に流れ込んだ水等を排水路により排水するので、簡単な構造で上記空気流入口に水等が入り込むのを防ぐことができる。なお、排水路による排水は、扉が閉じたときに排水路を介して排水するものに限らず、扉が開いた状態でも例えば凹部と排水路に傾斜を設けることにより、凹部に流れ込んだ水等を排水路により排水可能な構成でもよい。
また、一実施形態の蒸気調理器は、上記扉が開いた状態で上記空気流入口の下端よりも上記凹部の底面が低いことを特徴とする。
上記実施形態の蒸気調理器によれば、上記扉が開いた状態で空気流入口の下端よりも凹部の底面を低くすることによって、凹部に溜まった水等が空気流入口より流入しにくくして、効果的に空気流入口からの水の侵入を防ぐことができる。
また、一実施形態の蒸気調理器は、上記扉が、上記空気流入口と上記冷却用空間との間に、第2の空気流入口を介して上記冷却用空間と連通する第2の空間を有し、上記排水手段が、上記第2の空間側に設けられ、少なくとも上記空気流入口から流れ込んだ水が溜まる第2の凹部と、上記扉が開いた状態で、少なくとも上記第2の凹部に溜まった水を排水する第2の排水路とを有することを特徴とする。
上記実施形態の蒸気調理器によれば、上記空気流入口と上記冷却用空間との間の第2の空間が、第2の空気流入口を介して冷却用空間と連通しているので、扉が閉じた状態で上記本体側の送風手段から冷却用空気が、空気流入口,第2の空間および第2の空気流入口を介して扉内の冷却用空間に供給されて扉が冷却される。そして、上記空気流入口から水等が流入しても、第2の凹部に溜まり、その第2の凹部に流れ込んだ水等を第2の排水路により排水するので、2重の凹部構造と排水路構造によって冷却用空間に水等が入り込むのを確実に防ぐことができる。
また、一実施形態の蒸気調理器は、上記扉が開いて略水平になった状態で上記第2の空気流入口の下端よりも上記第2の凹部の底面が低いことを特徴とする。
上記実施形態の蒸気調理器によれば、上記扉が開いた状態で第2の空気流入口の下端よりも第2の凹部の底面を低くすることによって、第2の凹部に溜まった水等が第2の空気流入口より流入するのを効果的に防ぐことができる。
また、一実施形態の蒸気調理器は、上記扉が開いて略水平になった状態で上記凹部の底面よりも上記第2の凹部の底面が低いことを特徴とする。
上記実施形態の蒸気調理器によれば、上記扉が開いて略水平になった状態で凹部の底面よりも第2の凹部の底面を低くすることによって、凹部に溜まった水等が空気流入口を介して第2の凹部に受け易くしている。
以上より明らかなように、この発明の蒸気調理器によれば、扉内の冷却用空間に空気を送り込んで冷却する構造において、その扉内の冷却用空間に水等が侵入するのを防止できる蒸気調理器を提供する。
以下、この発明の蒸気調理器を図示の実施の形態により詳細に説明する。
図1はこの発明の実施の一形態の蒸気調理器1の外観斜視図であり、直方体形状の本体ケーシング10の正面に、下端側の辺を中心に回動する扉12を設けている。上記扉12の右側に操作パネル11を設け、扉12の上部にハンドル13を設けると共に、扉12の略中央に耐熱ガラス製の窓14を設けている。
また、図2は上記蒸気調理器1の扉12を開いた状態の外観斜視図を示しており、上記本体ケーシング10内に直方体形状の加熱室20が設けられている。上記加熱室20は、扉12に面する正面側に開口部20aを有し、加熱室20の側面,底面および天面をステンレス鋼板で形成している。また、上記扉12は、加熱室20に面する側をステンレス鋼板で形成している。上記加熱室20の周囲および扉12の内側に断熱材(図示せず)を配置して、加熱室20内と外部とを断熱している。
また、上記加熱室20の底面に、ステンレス製の受皿21が置かれ、受皿21上に被加熱物を載置するためのステンレス鋼線製のラック24が置かれている。さらに、上記加熱室20の両側面に、長手方向が略水平の略長方形状の側面蒸気吹出口22(図2では一方のみを示す)を設けている。
上記本体ケーシング10の加熱室20の左側に、水タンク30を収納するための水タンク用収納部100を設けている。一方、本体ケーシング10の加熱室20の右側に、前面に略長方形の領域が突出する突部101を設け、上記突部101の加熱室20側かつ上側に複数の送風口102を設けている。
また、上記扉12が閉じた状態で、本体ケーシング10の突部101が嵌まる第1の凹部103を設け、その第1の凹部103の側壁かつ窓14側に、空気流入口の一例としての冷却用の複数の第1のスリット104を、本体ケーシング10の突部101の複数の送風口102に対向する位置に設けている。上記窓14は、冷却用空間を挟んだ2枚の耐熱ガラスで構成され、扉12の本体ケーシング10に面する側かつ窓14の外縁にパッキン105を取り付けている(図4参照)。
図3は上記蒸気調理器1の基本構成を示す概略構成図を示している。図3に示すように、上記蒸気調理器1は、加熱室20と、蒸気用の水を貯める水タンク30と、上記水タンク30から供給された水を蒸発させる蒸気発生装置40と、上記蒸気発生装置40からの蒸気を加熱する蒸気昇温装置50と、上記蒸気発生装置40や蒸気昇温装置50などを制御する制御装置80とを備える。
上記加熱室20内に置かれた受皿21上に格子状のラック24を載置し、そのラック24の略中央に被加熱物90が置かれる。
また、水タンク30の下側に設けられた接続部30aを、第1給水パイプ31の一端に設けられた漏斗形状の受入口31aに接続している。上記第1給水パイプ31から分岐して上方に延びる第2給水パイプ32の他端にポンプ35の吸込側を接続し、そのポンプ35の吐出側に第3給水パイプ33の一端を接続している。また、上記第1給水パイプ31から分岐して上方に延びる水位センサ用パイプ38の上端に水タンク用水位センサ36を配設している。さらに、上記第1給水パイプ31から分岐して上方に延びる大気開放用パイプ37の上端を後述する排気ダクト65に接続している。
そして、上記第3給水パイプ33は、垂直に配置された部分から略水平に屈曲するL字形状をしており、第3給水パイプ33の他端に補助タンク39を接続している。上記補助タンク39の下端に第4給水パイプ34の一端を接続し、その第4給水パイプ34の他端を蒸気発生装置40の下端に接続している。また、上記蒸気発生装置40の第4給水パイプ34が接続された下端に、排水バルブ70の一端を接続している。そして、排水バルブ70の他端に排水パイプ71の一端を接続し、排水パイプ71の他端に庫内排水口29を接続している。上記排水パイプ71は加熱室20内に2mm以上突き出た状態で庫内排水口29に接続している。さらに、上記ファンケーシング26の最下部に排水パイプ72の上端を接続し、排水パイプ72の下端を排水パイプ71に接続している。なお、上記補助タンク39の上部は、大気開放用パイプ37と排気ダクト65を介して大気に連通している。
上記水タンク30が接続されると、水タンク30内の水は、水タンク30と同水位になるまで大気開放用パイプ37内に水が上昇する。上記水タンク用水位センサ36につながる水位センサ用パイプ38は先端が密閉されているため、水位は上がらないが、水タンク30の水位に応じて水位センサ用パイプ38の密閉された空間の圧力は大気圧から上昇する。この圧力変化を、水タンク用水位センサ36内の圧力検出素子(図示せず)により検出することにより、水タンク30内の水位が検出される。ポンプ35の静止中の水位測定では、大気開放用パイプ37は不要であるが、ポンプ35の吸引圧力が直接圧力検出素子に働いて水タンク30の水位検出の精度が低下するのを防止するため、開放端を有する大気開放用パイプ37を用いている。
また、上記蒸気発生装置40は、下側に第4給水パイプ34の他端が接続されたポット41と、上記ポット41内の底面近傍に配置されたヒータ部42と、上記ポット41内のヒータ部42の上側近傍に配置された水位センサ43と、上記ポット41の上側に取り付けられた蒸気吸引エジェクタ44とを有している。そして、加熱室20の側面上部に設けられた吸込口25の外側にファンケーシング26を配置している。上記ファンケーシング26に配置された送風ファン28により、加熱室20内の蒸気は、吸込口25から吸い込まれる。吸い込まれた蒸気は、第1パイプ61を介して蒸気発生装置40の蒸気吸引エジェクタ44の入口側に送り込まれる。上記第1パイプ61は、一端がファンケーシング26に接続され、他端が蒸気吸引エジェクタ44のインナーノズル45の入口側に接続されている。
上記蒸気吸引エジェクタ44は、インナーノズル45の外側を包み込むアウターノズル46を備えており、インナーノズル45の吐出側がポット41の内部空間と連通している。そして、上記蒸気吸引エジェクタ44のアウターノズル46の吐出側を第2パイプ63の一端に接続し、その第2パイプ63の他端に蒸気昇温装置50を接続している。
上記ファンケーシング26,第1パイプ61,蒸気吸引エジェクタ44,第2パイプ63および蒸気昇温装置50で、循環経路60を形成している。また、上記加熱室20の側面の下側に設けられた放出口27に放出通路64の一端を接続し、放出通路64の他端を排気ダクト65の一端に接続している。上記排気ダクト65の他端に排気口66を設けている。上記放出通路64の排気ダクト65側にラジエータ69を外嵌して取り付けている。そして、上記循環経路60を形成する第1パイプ61との接続部を、排気通路67を介して排気ダクト65に接続している。上記排気通路67の第1パイプ61との接続側に、排気通路67を開閉するダンパ68を配置している。
また、上記蒸気昇温装置50は、加熱室20の天井側かつ略中央に、開口を下側にして配置された皿形ケース51と、上記皿形ケース51内に配置された第1蒸気加熱ヒータ52と、上記皿形ケース51内に配置された第2蒸気加熱ヒータ53とを有している。上記皿形ケース51の底面は、加熱室20の天井面に設けられた金属製の天井パネル54で形成されている。上記天井パネル54には、複数の天井蒸気吹出口55を形成している。また、上記天井パネル54は、上下両面が塗装などにより暗色に仕上げられている。なお、使用を重ねることにより暗色に変色する金属素材や暗色のセラミック成型品によって天井パネル54を形成してもよい。
さらに、上記蒸気昇温装置50は、加熱室20の左右両側に延びる蒸気供給通路23(図3では一方のみを示す)の一端が夫々接続されている。そして、上記蒸気供給通路23の他端は、加熱室20の両側面に沿って下方に延び、加熱室20の両側面かつ下側に設けられた側面蒸気吹出口22に接続されている。
上記制御装置80には、送風ファン28と、第1蒸気加熱ヒータ52と、第2蒸気加熱ヒータ53と、ダンパ68と、排水バルブ70と、蒸気発生ヒータ42と、操作パネル11(図1に示す)と、水タンク用水位センサ36と、水位センサ43と、加熱室20(図3に示す)内の温度を検出する温度センサ(図示せず)と、加熱室20内の湿度を検出する湿度センサ(図示せず)と、ポンプ35が接続されている。
上記制御装置80は、マイクロコンピュータと入出力回路などからなり、水タンク用水位センサ36,水位センサ43,温度センサおよび湿度センサからの検出信号に基づいて、送風ファン28,第1蒸気加熱ヒータ52,第2蒸気加熱ヒータ53,ダンパ68,排水バルブ70,蒸気発生ヒータ42,操作パネル11およびポンプ35を所定のプログラムに従って制御する。
上記構成の蒸気調理器1において、操作パネル11中の電源スイッチ(図示せず)が押されて電源がオンし、操作パネル11の操作により加熱調理の運転を開始する。そうすると、まず、制御装置80は、排水バルブ70を閉ざして、ダンパ68により排気通路67を閉じた状態でポンプ35の運転を開始する。上記ポンプ35により水タンク30から第1〜第4給水パイプ31〜34を介して蒸気発生装置40のポット41内に給水される。そして、上記ポット41内の水位が所定水位に達したことを水位センサ43が検出すると、ポンプ35を停止して給水を止める。
次に、蒸気発生ヒータ42を通電し、ポット41内に溜まった所定量の水を蒸気発生ヒータ42により加熱する。
次に、蒸気発生ヒータ42の通電と同時、または、ポット41内の水の温度が所定温度に達すると、送風ファン28をオンすると共に、蒸気昇温装置50の第1蒸気加熱ヒータ52を通電する。そうすると、送風ファン28は、加熱室20内の空気(蒸気を含む)を吸込口25から吸い込み、循環経路60に空気(蒸気を含む)を送り出す。上記送風ファン28に遠心ファンを用いているので、プロペラファンに比べて高圧を発生させることができる。さらに、送風ファン28に用いる遠心ファンを直流モータで高速回転させることによって、循環気流の流速を極めて速くすることができる。
次に、上記蒸気発生装置40のポット41内の水が沸騰すると、飽和蒸気が発生し、発生した飽和蒸気は、蒸気吸引エジェクタ44のところで循環経路60を通る循環気流に合流する。上記蒸気吸引エジェクタ44から出た蒸気は、第2パイプ63を介して高速で蒸気昇温装置50に流入する。
そして、上記蒸気昇温装置50に流入した蒸気は、第1蒸気加熱ヒータ52により加熱されて略300℃(調理内容により異なる)の過熱蒸気となる。この過熱蒸気の一部は、下側の天井パネル54に設けられた複数の天井蒸気吹出口55から加熱室20内の下方に向かって噴出する。また、過熱蒸気の他の一部は、蒸気昇温装置50の左右両側に設けられた蒸気供給通路23を介して加熱室20の両側面の側面蒸気吹出口22から噴出する。
これにより、上記加熱室20の天井側から噴出した過熱蒸気が中央の被加熱物90側に向かって勢いよく供給されると共に、加熱室20の左右の側面側から噴出した過熱蒸気は、受皿21に衝突した後、被加熱物90の下方から被加熱物90を包むように上昇しながら供給される。それによって、上記加熱室20内において、中央部では吹き下ろし、その外側では上昇するという形の対流が生じる。そして、対流する蒸気は、順次吸込口25に吸い込まれて、循環経路60を通って再び加熱室20内に戻るという循環を繰り返す。
このようにして上記加熱室20内で過熱蒸気の対流を形成することにより、加熱室20内の温度,湿度分布を均一に維持しつつ、蒸気昇温装置50からの過熱蒸気を天井蒸気吹出口55と側面吹出口22から噴出して、ラック24上に載置された被加熱物90に効率よく衝突させることが可能となる。そうして、過熱蒸気の衝突により被加熱物90を加熱する。このとき、上記被加熱物90の表面に接触した過熱蒸気は、被加熱物90の表面で結露するときに潜熱を放出することによっても被加熱物90を加熱する。これにより、過熱蒸気の大量の熱を確実にかつ速やかに被加熱物90全面に均等に与えることができる。したがって、むらがなく仕上がりよい加熱調理を実現することができる。
また、上記加熱調理の運転において、時間が経過すると、加熱室20内の蒸気量が増加し、量的に余剰となった分の蒸気は、放出口27から放出通路64,排気ダクト65を介して排気口66から外部に放出される。このとき、放出通路64に設けたラジエータ69により放出通路64を通過する蒸気を冷却して結露させることによって、外部に蒸気がそのまま放出されるのを抑制している。上記ラジエータ69により放出通路64内で結露した水は、放出通路64内を流れ落ちて受皿21に導かれ、調理により発生した水と共に調理終了後に処理する。
調理終了後、制御装置80により操作パネル11に調理終了のメッセージを表示し、さらに操作パネル11に設けられたブザー(図示せず)により合図の音を鳴らす。それにより、調理終了を知った使用者が扉12を開けると、制御装置80は、扉12が開いたことをセンサ(図示せず)により検知して、排気通路67のダンパ68を瞬時に開く。それにより、循環経路60の第1パイプ61が排気通路67を介して排気ダクト65に連通し、加熱室20内の蒸気は、送風ファン28により吸込口25,第1パイプ61,排気通路67および排気ダクト65を介して排気口66から排出される。このダンパ動作は、調理中に使用者が扉12を開いても同様である。したがって、使用者は、蒸気にさらされることなく、安全に被加熱物90を加熱室20内から取り出すことができる。
図4は上記蒸気調理器の扉12の要部の断面図を示しており、図4において下方が前面側、上方が裏面側(本体側)である。図4に示すように、扉12の外側の枠であるドアフレーム112の裏面側に窓14を保持するためのドアパネル111が取り付けられている。上記ドアフレーム112の裏面側かつ右側に第1の凹部103が形成されたドアカバー113を取り付けている。上記ドアフレーム112側に外側耐熱ガラス114が嵌め込まれており、ドアパネル111側に内側耐熱ガラス115が嵌め込まれている。上記外側耐熱ガラス114と内側耐熱ガラス115との間に、冷却空気が流れ込む冷却用空間の一例としての第1の空間Aが形成されている。
上記ドアカバー113の第1の凹部103の第1のスリット104が設けられた側壁側にフランジ部113aを設けている。上記フランジ部113aの先端にパッキン105の基部105aを固定する溝部113bを設けて、その溝部113bとドアパネル111との間にパッキン105の基部105aを挟んで固定している。
一方、上記ドアカバー113のフランジ部113aに対向するドアパネル111の縁部分に、フランジ部113aに略平行な底面の第2の凹部118を形成する断面L字形状の折り曲げ部111aを設けている。上記折り曲げ部111aの第2の凹部118の側壁に、第2の空気流入口の一例としての第2のスリット119を設けている。このドアパネル111の折り曲げ部111aとドアカバー113で第2の空間Bを形成している。
図4に示すように、扉12が開いて略水平になった状態で扉12の上面(図4において上側)の第1の凹部103近傍に付いた結露水が凹部103に流れ込んで水116が溜まる(被加熱物からは水を含む液体も出るが、ここでは結露水のみで説明する)。そのとき、溢れた水の量が多いと、第1の凹部103から水が溢れて第1のスリット104を介して第2の凹部118に流れ込んで水117が溜まる。
次に、蒸気調理器1の扉12の冷却構造を図5に従って説明する。図5は上記蒸気調理器1の右側面から見た模式図であり、図5に示すように、加熱室20の天井側に蒸気昇温装置50を配置し、加熱室20の後面側(図5では右側)に蒸気発生装置40を配置している。上記加熱室20の右側(図5では紙面上方)には、下方に電装品122を配置し、扉12側に電装品123を配置し、さらにその上方に送風手段の一例としての冷却用の送風ファン120を配置している。また、本体ケーシング10の下面側に吸込口121を設けている。上記冷却用の送風ファン120は、下側吸込口121から吸い込んだ空気を前方の送風口102を介して扉12に供給する。これによって、扉12を冷却すると同時に、本体ケーシング10内の電装品122,電装品123も冷却される。したがって、扉12の冷却機能と、本体ケーシング10内の電装品122,電装品123の冷却機能とを1つの冷却用の送風ファン120で兼ねることができ、コストを低減することができる。
なお、図6は扉12が閉じた状態の蒸気調理器1の冷却空気の流れを示しており、送風ファン120から吹き出した空気は、扉12の第1の凹部103の側壁の冷却用の第1,第2のスリット(図示せず)を介して第1の空間A内に流れ込む。一方、図7は扉12が開いた状態の蒸気調理器1の冷却空気の流れを示しており、この場合、開いた扉12の第1の凹部103には、送風ファン120から吹き出した空気は流れ込まず、そのまま加熱室20の前方に吹き出す。
また、図8(a)は上記蒸気調理器1の側面の要部を示しており、閉められた状態の扉12の第1の凹部103から排水路103aを介して滴下した水等を露受け部106により受けている。また、図8(b)は上記扉12の第1の凹部103の要部を斜め上方から見た斜視図であり、第1の凹部103の下側(扉が閉状態のとき)に排水路103aを設けている。上記排水路103aは、扉12を開いた状態において、第1の凹部103の底面から徐々に先端側に向かって高くなる傾斜面を有している。そして、上記扉12を開いた状態から閉じ始めると、第1の凹部103内に溜まった水が排水路103aを介して矢印R1の方向に流れて露受け部106に滴下する。
なお、排水路は、図8(b)に示すものに限らず、例えば、図8(c)に示すように、扉に設けられた第1の凹部110の下側(扉が閉状態のとき)に排水路の一例としての半円弧形状の傾斜面110aを設けたものでもよく、扉の凹部に流れ込んだ水などを排水する排水路であればどのような構造のものでもよい。
また、図8(a),(b)に示す排水路103aでは、扉12を閉じないと露受け部106側に排水できないが、扉12を開いた状態で凹部の底面に傾斜を設けて排水路を介して露受部に流れ落ちるようにしたものでもよい。
また、上記第1の凹部103の排水路103aを用いた排水構造は、図示しないが、第2の凹部118にも同様の排水構造を設けており、同様の排水機能を有する。
上記構成の蒸気調理器1によれば、下端側の辺を中心に前後に回動する扉12が閉じられた状態で、蒸気発生装置40から加熱室20に蒸気を供給することによって被加熱物90を加熱する。このとき、上記本体側の送風ファン120から冷却用空気が扉12内の第1の空間Aに供給されて扉12が冷却される。この加熱調理中に、扉12の内側(加熱室20側)に蒸気が凝縮して水滴が付着し、加熱調理終了後に扉12を開けて被加熱物を取り出すとき、扉12の内側に付着した凝縮水や例えば被加熱物から滴下した液体(被加熱物表面に付着した水分や汁など)が、扉12の排水手段(第1の凹部103,排水路103a)により露受部106に排水される。したがって、扉12内の第1の空間Aに冷却用空気を送り込んで冷却する構造の蒸気調理器において、その扉12内の第1の空間Aに第1のスリット104を介して凝縮水などの液体が流れ込むのを防止することができる。
また、上記第1の凹部103の側壁に第1のスリット104を設けることにより、第1のスリット104に水が入りにくくなると共に、第1の凹部103に流れ込んだ水等を排水路103aにより排水するので、簡単な構造で第1のスリット104に水等が入り込むのを防ぐことができる。
また、上記扉12が開いた状態で第1のスリット104の下端よりも第1の凹部103の底面を低くすることによって、第1の凹部103に溜まった水等が第1のスリット104より流入するのを効果的に防ぐことができる。
また、上記第1のスリット104と第1の空間Aとの間の第2の空間Bが、第2のスリット119を介して第1の空間Aと連通しているので、扉12が閉じた状態で本体側の送風ファン120から冷却用空気が、第1のスリット104,第2の空間Bおよび第2のスリット119を介して扉12内の第1の空間Aに供給されて扉12が冷却される。そして、上記第1のスリット104から流入した水等が第2の凹部118に溜まり、その第2の凹部118に流れ込んだ水等を第2の排水路により排水するので、2重の凹部構造と排水路構造によって第1の空間Aに水等が入り込むのを確実に防ぐことができる。
また、上記扉12が開いた状態において第2のスリット119の下端よりも第2の凹部118の底面を低くすることによって、第2の凹部118に溜まった水等が第2のスリット119から流入するのを効果的に防ぐことができる。
また、上記扉12が開いて略水平になった状態で第1の凹部103の底面よりも第2の凹部118の底面を寸法d(図4に示す)だけ低くすることによって、第1の凹部103に溜まった水等が第1のスリット104を介して第2の凹部118に受け易くしている。
上記実施の形態では、循環経路60内に生じた結露水排水経路(排水パイプ71,72)を介して加熱室20内に排水したが、排水タンクを別に設けて、その排水タンクに循環経路内に生じた結露水を排水経路を介して排水するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、蒸気発生装置40と蒸気昇温装置50とを備え、過熱蒸気により被加熱物を加熱調理する蒸気調理器について説明したが、この発明の蒸気調理器は、蒸気を発生する蒸気発生装置と、上記蒸気発生装置から供給される蒸気によって被加熱物を加熱するための加熱室とを備えたものであればよい。
図1はこの発明の実施の一形態の蒸気調理器の外観斜視図である。 図2は上記蒸気調理器の扉を開いた状態の外観斜視図である。 図3は上記蒸気調理器の構成を示す概略構成図である。 図4は上記蒸気調理器の扉の要部の断面図である。 図5は上記蒸気調理器の扉の冷却構造を説明するための模式図である。 図6は扉が閉じた状態の蒸気調理器の扉の冷却空気の流れを説明するための模式図である。 図7は扉が開いた状態の蒸気調理器の扉の冷却空気の流れを説明するための模式図である。 図8は上記蒸気調理器の閉めた状態の扉の凹部からの排水を説明するための模式図である。
1…蒸気調理装置
10…本体ケーシング
11…操作パネル
12…扉
13…ハンドル
14…窓
20…加熱室
21…受皿
22…側面蒸気吹出口
23…蒸気供給通路
24…ラック
25…吸込口
26…ファンケーシング
27…放出口
28…送風ファン
28a…ファン部
28b…モータ部
29…庫内排水口
30…水タンク
31…第1給水パイプ
32…第2給水パイプ
33…第3給水パイプ
34…第4給水パイプ
35…ポンプ
36…水タンク用水位センサ
39…補助タンク
40…蒸気発生装置
41…ポット
42…ヒータ部
43…水位センサ
44…蒸気吸引エジェクタ
50…蒸気昇温装置
51…皿形ケース
52…第1蒸気加熱ヒータ
53…第2蒸気加熱ヒータ
60…循環経路
61…第1パイプ
63…第2パイプ
64…放出通路
65…排気ダクト
66…排気口
67…排気通路
68…ダンパ
69…ラジエータ
70…排水バルブ
71,72…排水パイプ
80…制御装置
90…被加熱物
100…水タンク用収納部
101…突部
102…送風口
103…第1の凹部
103a…排水路
104…第1のスリット
105…パッキン
106…露受部
110…第1の凹部
110a…傾斜面
111…ドアパネル
112…ドアフレーム
113…ドアカバー
114…外側耐熱ガラス
115…内側耐熱ガラス
118…第2の凹部
119…第2のスリット
A…第1の空間
B…第2の空間

Claims (5)

  1. 本体ケーシングと、
    上記本体ケーシング内に配置され、蒸気を発生する蒸気発生装置と、
    上記本体ケーシング内に配置され、上記蒸気発生装置から供給される蒸気によって被加熱物を加熱するための加熱室と、
    上記本体ケーシング内に配置された送風手段と、
    上記本体ケーシングの前面側に配置され、下端側の辺を中心に回動して上記加熱室の開口部を開閉する扉とを備え、
    上記扉は、
    上記扉が閉じた状態で上記本体ケーシング側の上記送風手段から冷却用空気が供給される冷却用空間と、
    上記送風手段からの冷却用空気を上記冷却用空間に流入させるための空気流入口と、
    少なくとも上記扉に付着した上記空気流入口近傍の水を排水する排水手段とを有すると共に、
    上記排水手段は、
    上記扉が閉じた状態で上記本体ケーシングに開口側が面し、上記空気流入口が側壁に設けられた凹部と、
    少なくとも上記凹部に流れ込んだ水を排水する排水路とを有することを特徴とする蒸気調理器。
  2. 請求項に記載の蒸気調理器において、
    上記扉が開いた状態で上記空気流入口の下端よりも上記凹部の底面が低いことを特徴とする蒸気調理器。
  3. 請求項またはに記載の蒸気調理器において、
    上記扉は、
    上記空気流入口と上記冷却用空間との間に、第2の空気流入口を介して上記冷却用空間と連通する第2の空間を有し、
    上記排水手段は、
    上記第2の空間側に設けられ、上記扉が開いた状態で、少なくとも上記空気流入口から流れ込んだ水が溜まる第2の凹部と、
    少なくとも上記第2の凹部に溜まった水を排水する第2の排水路とを有することを特徴とする蒸気調理器。
  4. 請求項に記載の蒸気調理器において、
    上記扉が開いて略水平になった状態で上記第2の空気流入口の下端よりも上記第2の凹部の底面が低いことを特徴とする蒸気調理器。
  5. 請求項またはに記載の蒸気調理器において、
    上記扉が開いて略水平になった状態で上記凹部の底面よりも上記第2の凹部の底面が低いことを特徴とする蒸気調理器。
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