JPH08105628A - スチーム調理器 - Google Patents

スチーム調理器

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JPH08105628A
JPH08105628A JP24007594A JP24007594A JPH08105628A JP H08105628 A JPH08105628 A JP H08105628A JP 24007594 A JP24007594 A JP 24007594A JP 24007594 A JP24007594 A JP 24007594A JP H08105628 A JPH08105628 A JP H08105628A
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JP
Japan
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water
steam
cooking
cooking chamber
heating element
Prior art date
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Pending
Application number
JP24007594A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideji Uneki
秀治 畝木
Susumu Urata
進 浦田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 短時間で水蒸気を発生させ、スチームによる
調理時間を短縮するスチーム調理器を提供する。 【構成】 少量の水を滴下する水滴下装置13と、水滴
下装置13の下方に位置し、滴下した水を水蒸気にする
発熱体15を有する蒸気発生装置11と、蒸気発生装置
11の外郭を構成する金属製管体の側面開口部と調理室
1内とを結ぶ経路17とを備えている。経路17は水蒸
気発生装置11で発生した水蒸気を調理室1内に導出
し、調理室1内の調理物に水蒸気を供給するものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般家庭において使用
するスチーム調理器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のスチーム調理器は、図4に示す様
に、器体の側部の制御室部の上部に着脱自在の水タンク
101を設け、これを受ける水受け部102と連通状態
で連絡された発熱体103を装着したボイラー104
と、調理室105とを結ぶ蒸気通路106で構成されて
いる。
【0003】水をいれた水タンク101をセットする
と、弁107が押し上げられて水受け部102に水が落
下し、ボイラー104内の水位と同じになるまで落ちて
くる。操作パネル108のスチーム調理ボタン109を
選択し、タイマー110をONすると、発熱体103に
通電され、ボイラー104内の水が加熱され、温度上昇
と共に蒸気が発生し始め、沸騰状態に至ると激しく蒸気
が発生する。
【0004】発生した蒸気は先の蒸気通路106を介し
て調理室105内に運ばれ、調理室105内にある調理
物を蒸す働きをする。ボイラー104内の水位が蒸気発
生と共に低下すると、連通状態にある水受け部102に
水タンク101から水が落下し、ボイラー104内の水
を一定量確保する構成となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のボイラー104
内に水を貯めて、これを加熱して蒸気を発生させる方法
では、水から蒸気発生に至るまで時間を要し、少量の調
理物でも通電を開始して蒸気が発生し調理が完了するま
でに長い時間を必要とした。この為、必然的に調理時間
が長くなっていた。
【0006】又、ボイラー104内の水を加熱し沸騰状
態として、発生した蒸気を蒸気通路106で調理室10
5内に蒸気を送り込む為、沸騰の状態が激しい場合、水
滴が蒸気通路106内に飛び込み、これが調理室105
内の調理物の表面にかかり、調理物がベトつくというこ
ともあった。
【0007】この現象を防ぐ為に、沸騰時の水面とボイ
ラー104から調理室105への蒸気通路106への出
口である蒸気噴出口の距離をかせぐ為に高さ方向に余裕
をとる為にボイラー104が大きくなってしまう。
【0008】又、蒸気の発生を促進する為に発熱体10
3のワットを高くしなければならず、発熱体103の寿
命性能にも不安もあった。
【0009】本発明は、上記の点に鑑みて提供するもの
であり、安価で、使用操作性に優れ故障の少ないスチー
ム調理器を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の第1の課題解決手段は、調理室を形成する内
筐体と、水を滴下する水滴下装置と、前記水滴下装置の
下方に位置し、かつ発熱体を有した蒸気発生装置と、前
記蒸気発生装置と前記内筐体を結ぶ経路とよりとより構
成したものである。
【0011】第2の課題解決手段は、上記第1の課題解
決手段の水滴下装置を、蒸気発生装置への水の滴下量を
可変できる構成としたものである。
【0012】第3の課題解決手段は、第1の課題解決手
段の発熱体部分に温度センサーを設け、温度センサーの
温度によって水滴下装置の弁の開閉を規制したものであ
る。
【0013】第4の課題解決手段は、第1の課題解決手
段の蒸気発生装置の内筐体への経路の出口を、調理室内
に配した調理物載置用の網より下方に設けてなるもので
ある。
【0014】
【作用】第1の課題解決手段の構成によれば、発熱体上
に少量の水を水滴下装置から滴下し、滴下した水を瞬間
的に蒸気に変化させて、これを調理室内に送りこむ。こ
れにより、通電開始から比較的短時間で蒸気の発生が可
能となり、調理に要する時間が大幅に短縮される。少量
の水を蒸気に変える構成の為、従来のボイラー式より発
熱体は低ワットでよく耐久性、信頼性の優れた発熱体を
使用できる。さらに、蒸気発生方法が違うことから水滴
が調理室内に入って、調理物の表面についてベトつくこ
ともない。
【0015】また、第2の課題解決手段によれば、滴下
量の可変ができることから、調理物の量、調理の方法に
よって各々の適切な条件に合わせることが可能である。
【0016】また、第3の課題解決手段によれば、発熱
体部分に温度センサーを設け、温度センサーの温度によ
って水滴下装置の弁の開閉をコントロールするので、発
熱体部分の温度が十分にあがっておらず水が落ちても蒸
気の発生が不可能な場合には、水を落とさないようにす
る。よって、発熱体上に多量の水がたまって必要な時に
蒸気の発生が不可能になることがない。
【0017】さらに、上記第4の課題解決手段によれ
ば、蒸気発生装置の内筐体への経路の出口を調理室内の
網より下方に設けているので、蒸気発生装置は比較的省
スペースに構成されている。かつ調理室内への噴出口が
下方にきて調理物の下方からスチームがあたる従来の蒸
し器の構成となることから調理物のべとつきも防止でき
る。蒸気発生装置内の容積、経路内の容積を合わせたも
のも少なくてすみ、発生したスチームが調理室へ至る経
路中に温度低下によって水滴になってしまう、又スチー
ムの圧力が下がってしまい調理性能が低下することも防
止できる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図3に基づ
いて説明する。図1〜図3において、1は前方に開口部
2を設けた調理室で、この調理室1は錆びの発生しにく
いステンレスを用いて作成した複数の部材を溶接等の接
合手段によつて接合して構成した内筐体3により形成さ
れている。
【0019】この調理室1内の上下には庫内発熱体4が
設けられ、調理室1内に入れられた調理物の加熱をおこ
なう。5は調理物を載置する網である。6は調理室1の
前面に配置された扉で、調理室1の前面開口部2を開閉
する。調理室1の側部には、制御室7が設けられ、この
部分に制御基板8、前面パネル9には調理物に適した通
電方法を選択するキー10が配置されている。制御室7
の後部には、蒸気発生装置11が設けられている。
【0020】蒸気発生装置11の上方には、水のはいっ
たタンク12が着脱自在に載置されている。タンク12
の下部には水の滴下量を可変できる水滴下装置13を設
け、滴下部を形成している。この水滴下装置13の動作
は前面のパネルのキー操作で調節できる。
【0021】水滴下装置13の下方には筒状の金属製管
体を配し、金属製管体の底部には平面板14が取り付け
られ、平面板14の裏面に発熱体15を装着している。
発熱体15の部分には温度センサー16がある。金属製
管体の側面には、調理室1に至る経路17への入り口が
設けられ、発生した蒸気は経路17を通って調理室1の
網5より下方にある出口18に至る構成である。
【0022】次に、その動作を説明する。タンク12に
水を入れ器体にセットし、調理室1内に調理物をいれ
る。前面パネル9のキー10を操作して調理室1内に入
れた調理物に合わせた加熱方法をセットする。
【0023】通電が開始されると、発熱体15が加熱さ
れ温度が上昇する。そして温度センサー16がある一定
温度になったことを検知すると信号が制御基板8におく
られ、次に水滴下装置13に信号が送られ、水滴下装置
が動作して弁19を開いて(矢印aで示す)、タンク1
2内の水を金属製管体内を滴下し(矢印bで示す)す
る。滴下した水が平面板14上に落下すると、平面板1
4は発熱体15により高温になっており、すぐ熱交換が
おこなわれて蒸気になる。この蒸気は経路17を通って
出口18より調理室1内に入り調理物のスチーム調理を
行う。
【0024】水が平面板14に落下すると、一時的に温
度が低下するが、発熱体15により加熱されており、し
ばらくするとある一定温度まで回復する。温度は回復す
ると弁19を開いて水を落下させ蒸気を発生させる。
【0025】この様に平面板14の温度が蒸気発生可能
な温度に回復すれば弁19を開いて蒸気を発生させるこ
とができるが、調理の前にパネルのキー10でセットし
ておくと、制御基板8内の制御部で最適な蒸気の供給量
を設定して、水滴下装置13の動作、すなわち弁19の
開閉を調節して、不要な蒸気を発生させない。この時、
当然、温度センサー16の働きにより発熱体15の通電
は制御される。
【0026】
【発明の効果】上記実施例の説明から明らかなように、
請求項1の発明によれば、発熱体上に少量の水を滴下
し、滴下した水を瞬間的に蒸気に変化させて、これを調
理室内に送りこむので、通電開始から比較的短時間で蒸
気の発生が可能となり、調理に要する時間が大幅に短縮
される。また、水滴は瞬時に水蒸気に変えられるので、
水滴が調理室内に入って、調理物の表面についてベトつ
くこともない。
【0027】また、請求項2の発明によれば、水滴下装
置からの滴下量を可変ができるので、調理物の量、調理
の方法によって、発生水蒸気量を可変でき、各々の調理
に適切な条件に合わせることが可能である。
【0028】また、請求項3の発明によれば、発熱体部
分に温度センサーを設け、温度センサーの温度によって
水滴下装置の弁の開閉をコントロールするので、発熱体
部分の温度が十分にあがっておらず水が落ちても蒸気の
発生が不可能な場合には、水を落とさないようにでき、
よって、発熱体上に多量の水がたまって必要な時に蒸気
の発生が不可能になることを防止できる。
【0029】請求項4の発明によれば、蒸気発生装置の
内筐体への経路の出口は調理室内の網より下方に設けて
おり、蒸気発生装置は比較的省スペースに構成されてい
る。しかも、調理室内への噴出口が下方きて調理物の下
方からスチームがあたる従来の蒸し器の構成もとりやす
くなる。また、従来のように、ボイラー内の突沸により
多量の水滴が調理室内に入るのを防止する為に長い導管
を用いたり、高さ方向のスペースを確保したりすること
もなくコンパクトな装置が実現できる。このことによ
り、スチームが温度低下によって水滴になったり、又ス
チームの圧力が下がってしまい調理性能が低下すること
も防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すスチーム調理器の断面
【図2】同スチーム調理器の外観斜視図
【図3】同スチーム調理器の要部断面図
【図4】従来例を示すスチーム調理器の断面図
【符号の説明】
1 調理室 3 内筐体 15 発熱体 13 水滴下装置 11 蒸気発生装置 16 温度センサー 17 経路 19 弁

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】調理室を形成する内筐体と、水を滴下する
    水滴下装置と、前記水滴下装置の下方に位置し、かつ発
    熱体を有する蒸気発生装置と、前記蒸気発生装置と前記
    内筐体を結ぶ経路とよりなるスチーム調理器。
  2. 【請求項2】水滴下装置は、蒸気発生装置への水の滴下
    量を可変できる構成とした請求項1記載のスチーム調理
    器。
  3. 【請求項3】発熱体部分に温度センサーを設け、温度セ
    ンサーの温度によって水滴下装置の弁の開閉を規制して
    なる請求項1記載のスチーム調理器。
  4. 【請求項4】蒸気発生装置の内筐体への経路の出口を、
    調理室内に配した調理物載置用の網より下方に設けてな
    る請求項1記載のスチーム調理器。
JP24007594A 1994-10-04 1994-10-04 スチーム調理器 Pending JPH08105628A (ja)

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JP24007594A JPH08105628A (ja) 1994-10-04 1994-10-04 スチーム調理器

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