JPH0898768A - 蒸気発生装置、その制御装置および制御方法 - Google Patents

蒸気発生装置、その制御装置および制御方法

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JPH0898768A
JPH0898768A JP23698894A JP23698894A JPH0898768A JP H0898768 A JPH0898768 A JP H0898768A JP 23698894 A JP23698894 A JP 23698894A JP 23698894 A JP23698894 A JP 23698894A JP H0898768 A JPH0898768 A JP H0898768A
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steam
water
chamber
heating
hot
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JP23698894A
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Taisuke Watanabe
泰典 渡辺
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Takagi Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】蒸気発生効率を向上させることができるととも
に、食料品の取り出し時における蒸気圧力の減少を短時
間で回復することができる蒸気発生装置、その制御装置
および制御方法を提供する。 【構成】加熱室6は、貯留部8、蒸気発生部7、燃焼室
13および加熱水管15を備えている。そして、燃焼室
13の側部は貯留部8で囲まれている。さらに蒸気発生
部7と燃焼室13との間に、燃焼室13内の燃焼バーナ
16により直接加熱される加熱板14を有している。こ
の加熱板14は、貯留部8内の湯水表面9に近接して配
置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食料品などを蒸すため
に用いる蒸気発生装置、その制御装置および制御方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】食料品を蒸す場合に例えば家庭では、次
のような蒸気発生装置が一般的に使用されている。この
蒸気発生装置は、水を張った釜を加熱し、その釜の上に
蒸籠を載せて食品を蒸すものである。
【0003】しかし、このような蒸気発生装置を、大量
の食料品を蒸して販売するような業務上で使用する場合
には、蒸籠から食料品を頻繁に取り出すので蒸気圧力が
低下し、加熱効率が悪いという問題があった。
【0004】そこで、熱効率を向上させた蒸気発生装置
として特公平6−18536号公報に示されるものが知
られている。この従来の蒸気発生装置は、水を貯留した
缶体をこの缶体の真下のバーナで加熱するとともに、こ
のバーナの排気熱を缶体の下面から上面に向けて貫通す
る排気管内を通過させている。この排気熱の通過と缶体
の加熱とにより、缶体内の湯水を加熱し、加熱された湯
水が対流によって上表面に移動し、この上表面の湯水が
沸点に達して蒸発する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の装置
においては、対流の熱伝導によって缶体内の湯水の上表
面温度を沸点まで上昇させるものであり、加熱効率を充
分に改善出来ないという問題がある。
【0006】さらに、このような装置の業務上の使用に
おいては、蒸された食料品を頻繁に取り出すので、この
食料品の取り出し時に減少する蒸気圧を回復して、短時
間に食料品を蒸し上げるのは困難であった。
【0007】そこで本発明の目的は、蒸気発生効率を向
上させることができるとともに、食料品の取り出し時に
おける蒸気圧力の減少を短時間で回復することができる
蒸気発生装置、その制御装置およびその制御方法を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に本発明の上記発生装置は、水供給源から供給された水
を収容し、この収容された水を燃焼バーナにより加熱し
て蒸気を発生する加熱室と、この加熱室で発生した蒸気
を導入して被加熱物を加熱する蒸気室とを備え、前記加
熱室は、湯水を貯留する貯留部と、この貯留部上に連続
する蒸気発生部と、前記貯留部および蒸気発生部から隔
離され、この蒸気発生部の下方に設けられる燃焼室と、
この燃焼室内に設けられ、前記貯留部内の湯水を分流し
て前記燃焼バーナにより加熱される加熱水管とを備え、
前記貯留部で前記燃焼室の側部を囲むとともに、前記蒸
気発生部と前記燃焼室との間に、前記燃焼室内の前記燃
焼バーナにより直接加熱され、前記貯留部内の湯水表面
に近接する加熱板を有することを特徴とする。
【0009】また、前記水供給源と前記加熱室との間
に、前記水供給源から供給された水を貯留して前記加熱
室の貯留部に供給するタンク室を備えることが好まし
い。
【0010】さらに、前記タンク室の湯水表面上の上部
空間と前記加熱室の蒸気発生部とを連通するとともに、
前記タンク室の湯水表面下のタンク貯留部と前記加熱室
の貯留部とを連通し、前記タンク室には、水位センサと
圧力センサとを備えることが好ましい。
【0011】また、前記水位センサからの検出値により
前記貯留部における水位を前記加熱板の少なくとも一部
を覆うように制御する制御手段を有することが好まし
い。
【0012】さらに、前記加熱室の蒸気発生部内が所定
の蒸気圧力を維持するように前記圧力センサからの検出
値により前記燃焼バーナの燃料供給量を制御する制御手
段を有することが好ましい。
【0013】また、前記蒸気発生装置の制御装置であっ
て、前記水位センサにより前記貯留部の水位を監視し
て、この貯留部内の湯水が前記加熱板の少なくとも一部
を覆うように水位を制御し、前記圧力センサにより前記
加熱室内の蒸気圧を監視して、前記加熱室の蒸気発生部
内が所定の蒸気圧を維持するように前記燃焼バーナの燃
料供給量を制御する制御装置を設けることが好ましい。
【0014】さらに、前記蒸気発生装置の制御方法であ
って、前記燃焼バーナにより前記加熱水管を加熱して前
記貯留部内の湯水を昇温させ、前記貯留部内の湯水の表
面水を前記加熱板で直接加熱して蒸気の発生を促進し、
前記水位センサにより前記貯留部の水位を監視して、こ
の貯留部内の湯水が前記加熱板の少なくとも一部を覆う
ように水位を制御し、前記圧力センサにより前記加熱室
内の蒸気圧を監視して、前記加熱室の蒸気発生部内が所
定の蒸気圧を維持するように前記燃焼バーナの燃料供給
量を制御することを特徴とする。
【0015】
【作用】加熱水管が燃焼バーナの燃焼により加熱されて
その内部を通る水が昇温し、これにより貯留部内の水は
対流による伝熱により昇温し、その湯水表面は沸騰面と
なり蒸気を発生する。燃焼バーナの燃焼熱はさらに燃焼
室上部に設けられた加熱板を加熱する。そして、加熱板
は貯留部内の湯水表面に近接して設けられているので、
貯留部内の沸騰した飛沫はこの加熱板にかかり、さらに
熱量を与えられて蒸発が促進される。このため、水の対
流伝熱に依存する従来の蒸気発生装置に比較して蒸気発
生効率が飛躍的に向上する。
【0016】また、タンク室には圧力センサが備えられ
ており、この検出圧力が設定圧力になるようにバーナへ
の燃料供給量を比例電磁弁にて制御して、常に一定の圧
力に維持すると共に、蒸気圧力の減少に伴い、バーナへ
の燃料供給量を増大させて、圧力減少による影響をごく
短時間のうちに回復させることができる。
【0017】そして、水位センナにて水位を検出し、加
熱室内の水の量が一定になるように制御することによっ
て、加熱板により安定して蒸気を発生することができ、
その蒸気発生効率を安定して維持することができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜4を参照し
ながら説明する。図1は蒸気発生装置の正面図、図2は
同側面図である。蒸気発生装置1は、水を加熱して蒸気
12を発生させる加熱室6と、加熱室6内の蒸気圧と水
位とを検出し、加熱室6内への水を補給するためのタン
ク室26と、加熱室6で発生した蒸気12を導入して載
置板3上の食料品などの被加熱物4を蒸気12によって
蒸し上げて加熱する蒸気室2とから構成されている。
【0019】前記加熱室6は、湯水を貯留する貯留部8
と、この貯留部8上に連続する蒸気発生部7と、貯留部
8および蒸気発生部7から隔離され、この蒸気発生部7
の下方に設けられる燃焼室13とを備えている。
【0020】燃焼室13には、燃料ガスを燃焼させるた
めのバーナ16が設けられている。バーナ16の近傍に
はバーナ16を点火させるためのイグナイタ17と、バ
ーナ16の燃焼を確認するためのフレームロッド18が
設けられている。そして、燃焼室13の上部には排気口
37が設けられている。
【0021】バーナ16と燃料供給源23との間には、
バーナ16に燃料を供給するための燃料元弁21と、バ
ーナ16への燃料供給量を可変するための燃料比例弁1
9とが設けられている。燃料元弁21は燃料元電磁弁2
2を有している。また燃料比例弁19は燃料比例電磁弁
20を備えている。
【0022】燃焼室13の側周囲は、燃焼室13の熱に
よって沸騰10させるための水を貯留する貯留部8で囲
まれている。さらに燃焼室13の側周囲の上部には燃焼
室13の内外に貫通する排気口37が設けられている。
【0023】また燃焼室13内には貯留部8の水を加熱
するための加熱水管15が設けられており、この加熱水
管15はバーナ16の燃焼による熱を受けることによ
り、急速に内部の水が加熱される。
【0024】燃焼室13と蒸気発生部7との間にはバー
ナ16の燃焼により直接加熱される加熱板14が設けら
れている。この加熱板14は、本実施例では矩形の平板
状をなし、ほぼ水平に配設されている。そして、後述す
るように、貯留部8内の水位は加熱板14に近接するよ
うに、即ち加熱板14すれすれまたは加熱板14を若干
覆うように制御されている。
【0025】前記蒸気発生部7は、貯留部8上に貯留部
8と連続し、貯留部8の横断面積より大きい横断面積を
有している。そして、蒸気発生部7の上面と蒸気室2と
の間は蒸気供給管5で連結されている。この蒸気供給管
5により蒸気発生部7で発生した蒸気12が蒸気室2に
送られる。
【0026】加熱室6の貯留部8は、水連絡管24を介
してタンク室26のタンク貯留部27の水面下の底部近
傍に連通されている。また加熱室6の蒸気発生部7は、
蒸気連絡管25を介してタンク室26の水面9上の上部
空間28に連通されている。
【0027】水連絡管24は、タンク室26内の水を貯
留部8に補給するために設けられている。そして、この
水連絡管24は、タンク室26に送られた水により貯留
部8の湯水温度が低下するのを緩和する機能を有してい
る。
【0028】蒸気連絡管25は、蒸気発生部7内の蒸気
圧をタンク室26に設けられた圧力センサ29にて検出
するために設けられている。
【0029】タンク室26と水供給源36との間には上
水管35を介して給水電磁弁34を有する給水弁33と
縁切り装置32とが接続されている。給水弁33が開閉
することにより、上水管35からタンク室26内に上水
が供給される。縁切り装置32は、タンク室26内の下
水が圧力により逆流して上水に流れ込むのを防止するた
めのものである。
【0030】水位センサ30は、タンク室26内に設け
られている。このようにタンク室26内の水位センサ3
0で水位を検出しているため、タンク室26と水連絡管
24を介して連結されている貯留部8内の湯水が沸騰1
0してその表面が波うっている場合でも正確に水位を検
出することができる。
【0031】圧力センサ29は、タンク室26内で蒸気
発生部7の蒸気圧力を間接的に検出しているため、蒸気
発生部7内の熱的な影響を受けることが少ないので、熱
による圧力センサ29の故障を防止することができる。
【0032】図3は本発明に係る蒸気発生装置を制御す
るための制御手段としてのマイクロコンピュータを中心
とした入力手段および制御対象の接続状態を示すブロッ
ク図である。図4は本発明に係る制御動作を示すフロー
チャートである。
【0033】制御部40は、制御を行う中央処理装置で
あるCPU41と、CPU41に接続されている記憶部
とを備えている。記憶部は、各センサなどの検出値を一
時記憶するためのRAM43と、CPU41の動作プロ
グラムを格納したROM44などから構成されている。
【0034】さらに、制御部40は、圧力センサ29か
らの検出値をCPU41に取り込むためのA/D変換器
45と、圧力センサ29から検出する検出値と比較する
ための所定の圧力値を外部から設定するための圧力設定
器47の設定値をCPU41に取り込むためのA/D変
換器46とを備えている。
【0035】CPU41には、各センサからの信号を信
号をCPU41に取り込み、CPU41からの指令によ
り制御対象を駆動させる駆動回路との橋渡しをするI/
O部42が設けられている。
【0036】I/O部42には、炎検出回路48、水位
検出回路49、燃料元弁駆動回路50、燃料比例弁駆動
回路51、イグナイタ駆動回路52、給水弁駆動回路5
3および起動回路54が接続されている。
【0037】そして、炎検出回路48にはフレームロッ
ド18が接続されている。また水位検出回路49には水
位センサ30が接続されている。さらに燃料元弁駆動回
路50には燃料元電磁弁22が接続されている。そし
て、燃料比例弁駆動回路51には燃料比例電磁弁20が
接続されている。またイグナイタ駆動回路52にはイグ
ナイタ17が接続されている。さらに給水弁駆動回路5
3には給水電磁弁34が接続されている。また起動回路
54には運転スイッチ55が接続されている。
【0038】次に、本発明に係る蒸気発生装置の動作を
詳細に説明する。先ず、運転スイッチ55を起動して運
転状態に移行する。次に、CPU41は水位センサ30
により貯留部8の水位が加熱板14を覆う程度に保たれ
ているかどうかを確認する(ステップ1)。そして、所
定の水位がなければステップ2に移行し、所定の水位が
あればステップ3に移行する。
【0039】水位が不足している場合には、給水電磁弁
34を駆動して給水弁33を開き、上水が縁切り装置3
2、給水管31を経て、タンク室26に給水される。タ
ンク室26に給水された水は水連絡管24から流れ込ん
でタンク室26内の水位の上昇とともに貯留部8の水位
も上昇していく。水位センサ30からの信号により所定
の水位が得られたことをCPU41が確認したら、給水
電磁弁34への信号を停止して給水弁33を閉じて上水
の補給を停止する(ステップ2)。
【0040】次に、イグナイタ駆動回路52を駆動させ
てイグナイタ17よりバーナ16に放電を開始し、燃料
元弁駆動回路50を駆動して燃料元弁21を開かせる。
そして、燃料比例弁駆動回路51を駆動して燃料比例弁
19を所定の開度に開き、バーナ16に燃料を供給す
る。このバーナ16から噴出する燃料は、イグナイタ1
7の放電により着火し、燃焼が開始される。燃焼の開始
はフレームロッド18より検出し、着火が確認されたら
イグナイタ17の放電を停止させる。
【0041】そして着火が確認されたら、燃料比例電磁
弁20を駆動させて燃料比例弁19を最大開度に開か
せ、バーナ16に最大の燃料を供給して貯留部8の水を
加熱する。貯留部8の水は燃焼室13内に設けられた加
熱水管15により直接加熱されて、昇温した水は貯留部
8内の湯水の表面に上昇していく。また、燃焼室13の
上部に設けられた加熱板14もバーナ16により直接加
熱される。
【0042】前記貯留部8の水位は加熱板14を覆う程
度に維持されており、加熱水管15により加熱された湯
水は貯留部8内の湯水の表面に沸騰温度の湯水、即ち沸
騰水として集まり、加熱板14によりさらに加熱され
る。
【0043】加熱水管15により加熱されて昇温する湯
水は対流伝熱であるため昇温に時間がかかるが、湯水表
面の沸騰水を加熱板14によりさらに加熱して熱量を与
えることにより、加熱板14上の湯水は瞬時に蒸発す
る。これは、例えば熱く熱したフライパンに水をかける
と瞬時に蒸発するのと同様である。
【0044】貯留室の水位は、蒸発により加熱板14の
表面上より時間の経過とともに低下していく。この状態
では貯留室内の湯水が盛んに沸騰10して泡立ち、飛沫
11を盛んにあげているため、この飛沫11がさらに加
熱板14上に飛来し、蒸発力がさらに増大する。
【0045】しかし、飛沫11の飛ぶ範囲は限られてい
るので、貯留部8内の水位がある程度低下、即ち飛沫1
1が加熱板14上に付着しない程度に低下したことを水
位センサ30により検出したら、再び給水弁33を開い
て加熱板14を覆う程度に上水を補給する。このように
して発生した蒸気12は、蒸気供給管5を通って蒸気室
2に送られ、蒸気室2内に載置されている食料品などの
被加熱物を蒸す。
【0046】圧力センサ29からの信号を検出して、蒸
気発生部7内に所定の蒸気圧があるかどうかを確認する
(ステップ3)。所定の蒸気圧であればステップ1に移
行して前述した制御を繰り返す。所定の蒸気圧でなけれ
ば、ステップ4に移行する。そして、蒸気圧が上昇して
いくと圧力センサ29より上昇具合を検出し、燃料比例
弁19の開度を微調整して所定の蒸気圧が維持されるよ
うに燃料供給量を制御する。やがて、食料品が蒸され、
蒸気室2より食料品を取り出すためにドアが開かれる。
このドアが開かれることにより、蒸気室2内から外部に
大量の蒸気12が流出してしまい、蒸気発生部7の蒸気
圧が急速に低下する。
【0047】圧力センサ29からの信号が所定圧力より
高いか低いかを判別し、蒸気圧力の低下を圧力センサ2
9により検出するとCPU41は燃料比例弁駆動回路5
1を駆動させて燃料比例弁19を開かせて、燃焼量を増
大させて、所定の圧力になるように燃料供給量を増加さ
せていく(ステップ4)。このため、蒸気室2の開放時
に予め加熱室6内の蒸気発生能力を高めておく。
【0048】蒸気室2を閉じると、加熱室6の蒸気発生
能力が高められていることから蒸気発生部7内の蒸気1
2は急速に上昇して蒸気室2に蒸気12が送られて、食
料品を蒸す能力を維持する。そして、圧力センサ29か
らの検出値が所定圧力に達すれば、この蒸気圧力を維持
するように燃料比例弁19の開度を調整して、蒸気発生
力を維持する。
【0049】また、蒸気圧力が高ければ燃料比例電磁弁
20を閉じる方向に駆動して、燃料比例弁19からバー
ナ16に供給される燃料供給量を減少させて、圧力セン
サ29より所定の圧力が検出されるまで燃料供給量を調
整する(ステップ4)。
【0050】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く本発明の蒸
気発生装置、その制御装置およびその制御方法では、水
供給源から供給された水を収容し、この収容された水を
燃焼バーナにより加熱して蒸気を発生する加熱室、この
加熱室で発生した蒸気を導入して被加熱物を加熱する蒸
気室とを備える蒸気発生装置において、前記加熱室は、
湯水を貯留する貯留部と、この貯留部上に連続する蒸気
発生部と、前記貯留部および蒸気発生部から隔離され、
この蒸気発生部の下方に設けられる燃焼室と、この燃焼
室内に設けられ、前記貯留部内の湯水を分流して前記燃
焼バーナにより加熱される加熱水管とを備え、前記貯留
部で前記燃焼室の側部を囲むとともに、前記蒸気発生部
と前記燃焼室との間に、前記燃焼室内の燃焼バーナによ
り直接加熱され、貯留部内の湯水表面近接する加熱板を
有しているので、内部に湯水を通した加熱水管を直接加
熱して沸騰させると共に、その沸騰温度に達した水にさ
らに熱量を与えて蒸気発生効率を飛躍的に向上させるこ
とができるとともに、食料品の取り出し時における蒸気
圧力の減少を短時間で回復することができる。
【0051】また、請求項5〜7の蒸気発生装置、その
制御装置および制御方法によれば、食品の取り出し時に
おける蒸気圧力の低下に伴い、燃焼量を増大させて、そ
の蒸気圧力を早期に回復させて、効率よく食料品などを
蒸すことができる。
【0052】蒸気圧力の検出によって燃焼量を制御する
ことによって、食料品などを蒸すための蒸気圧力を一定
に維持することができ、食料品を均一に蒸し上げること
ができる。
【0053】沸騰温度に達した水に熱量を与えるため
に、常に水位を監視して、蒸気発生のための水位を維持
制御することにより、加熱板により安定して蒸気を発生
させて、蒸気発生能力を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る蒸気発生装置の正面図である。
【図2】同側面図である。
【図3】本発明に係る蒸気発生装置の制御ブロック図で
ある。
【図4】本発明に係る制御動作を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
2 蒸気室 4 被加熱物 6 加熱室 7 蒸気発生部 8 貯留部 9 湯水表面 13 燃焼室 14 加熱板 15 加熱水管 16 燃焼バーナ 26 タンク室 27 タンク貯留部 28 上部空間 29 圧力センサ 30 水位センサ 36 水供給源

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水供給源から供給された水を収容し、こ
    の収容された水を燃焼バーナにより加熱して蒸気を発生
    する加熱室と、この加熱室で発生した蒸気を導入して被
    加熱物を加熱する蒸気室とを備え、 前記加熱室は、湯水を貯留する貯留部と、この貯留部上
    に連続する蒸気発生部と、前記貯留部および蒸気発生部
    から隔離され、この蒸気発生部の下方に設けられる燃焼
    室と、この燃焼室内に設けられ、前記貯留部内の湯水を
    分流して前記燃焼バーナにより加熱される加熱水管とを
    備え、 前記貯留部で前記燃焼室の側部を囲むとともに、前記蒸
    気発生部と前記燃焼室との間に、前記燃焼室内の前記燃
    焼バーナにより直接加熱され、前記貯留部内の湯水表面
    に近接する加熱板を有することを特徴とする蒸気発生装
    置。
  2. 【請求項2】 前記水供給源と前記加熱室との間に、前
    記水供給源から供給された水を貯留して前記加熱室の貯
    留部に供給するタンク室を備えることを特徴とする請求
    項1記載の蒸気発生装置。
  3. 【請求項3】 前記タンク室の湯水表面上の上部空間と
    前記加熱室の蒸気発生部とを連通するとともに、前記タ
    ンク室の湯水表面下のタンク貯留部と前記加熱室の貯留
    部とを連通し、前記タンク室には、水位センサと圧力セ
    ンサとを備えることを特徴とする請求項2記載の蒸気発
    生装置。
  4. 【請求項4】 前記水位センサからの検出値により前記
    貯留部における水位を前記加熱板の少なくとも一部を覆
    うように制御する制御手段を有することを特徴とする請
    求項3記載の蒸気発生装置。
  5. 【請求項5】 前記加熱室の蒸気発生部内が所定の蒸気
    圧力を維持するように前記圧力センサからの検出値によ
    り前記燃焼バーナの燃料供給量を制御する制御手段を有
    することを特徴とする請求項3または4の何れかに記載
    の蒸気発生装置。
  6. 【請求項6】 前記水位センサにより前記貯留部の水位
    を監視して、この貯留部内の湯水が前記加熱板の少なく
    とも一部を覆うように水位を制御し、 前記圧力センサにより前記加熱室内の蒸気圧を監視し
    て、前記加熱室の蒸気発生部内が所定の蒸気圧を維持す
    るように前記燃焼バーナの燃料供給量を制御する制御装
    置を設けたことを特徴とする請求項3に記載の蒸気発生
    装置の制御装置。
  7. 【請求項7】 前記燃焼バーナにより前記加熱水管を加
    熱して前記貯留部内の湯水を昇温させ、 前記貯留部内
    の湯水の表面水を前記加熱板で直接加熱して蒸気の発生
    を促進し、 前記水位センサにより前記貯留部の水位を監視して、こ
    の貯留部内の湯水が前記加熱板の少なくとも一部を覆う
    ように水位を制御し、 前記圧力センサにより前記加熱室内の蒸気圧を監視し
    て、前記加熱室の蒸気発生部内が所定の蒸気圧を維持す
    るように前記燃焼バーナの燃料供給量を制御することを
    特徴とする請求項3に記載の蒸気発生装置の制御方法。
JP23698894A 1994-09-30 1994-09-30 蒸気発生装置、その制御装置および制御方法 Withdrawn JPH0898768A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103960967A (zh) * 2014-05-24 2014-08-06 佛山市顺德区海明晖电子有限公司 蒸炉及其加热控制方法
CN107514622A (zh) * 2017-07-31 2017-12-26 叶常青 电、燃气、生物质三用蒸汽机
KR20200016532A (ko) * 2018-08-07 2020-02-17 홍인선 음식물 쓰레기 처리장치

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