JP2005152196A - 炊飯器 - Google Patents

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Abstract

【課題】鍋加熱手段により加熱される鍋の開口部を蓋により覆い、鍋と外気とを連通する蒸気口を有する炊飯器において、高温の蒸気を鍋内に供給することにより、短時間で効果的に炊飯器内に残った臭いを除去、低減する。
【解決手段】鍋2を鍋加熱手段4により加熱し、鍋2の開口部を蓋3により覆い、鍋2と外気とを蒸気口13により連通し、蒸気発生手段8により鍋2内に蒸気を供給するとともに、蒸気発生手段8により発生させた蒸気を蒸気加熱手段16により加熱する。鍋2や蓋3、蒸気口13に付着した臭いを除去、低減させるよう蒸気発生手段8により蒸気を発生させるコースを有するものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、鍋加熱手段により加熱される鍋の開口部を蓋により覆い、鍋と外気とを連通する蒸気口を有する炊飯器に関するものである。
従来、一般的な炊飯器は図2に示すように構成していた(例えば、特許文献1参照)。以下、その構成について説明する。
図2に示すように、炊飯器本体31は、鍋32を着脱自在に内装し、鍋32の上面を蓋33により開閉自在に覆っている。鍋加熱手段34は鍋32を加熱するものであり、鍋温度検知手段35は鍋32の温度を検知するもので、これらを炊飯器本体31内部に配置している。炊飯器本体31の内部には水タンク36を内装しており、水タンク36は水タンク加熱手段37を有し、水タンク36と水タンク加熱手段37により蒸気発生手段38を構成している。
蒸気管42は、蒸気発生手段38と鍋32の上面の一部を接続するもので、鍋32の上面の開口部に蒸気孔39を形成している。蒸気口43は、鍋32より炊飯器本体31外へ蒸気を放出するもので、この蒸気口43に開閉弁40を設置している。制御手段41は、鍋温度検知手段35の出力を基に、鍋加熱手段34、水タンク加熱手段37、開閉弁40を制御するもので、炊飯器本体31の内部に配設している。
上記構成において動作を説明する。炊飯を行う米とその米量に対応する水を鍋32入れ、炊飯器本体31の所定の状態に内装する。さらに炊飯器本体31に設けた水タンク36内に所定量の水を入れ、炊飯開始スイッチ(図示せず)を使用者が操作すると、炊飯工程が実施される。炊飯工程は浸水、炊き上げ、蒸らしの各工程に大分されている。それぞれの工程において、鍋32内部の水と米の状態が適正値として設定された温度や所定時間維持される。
そのため、鍋温度検知手段35の出力を検出しながら鍋加熱手段34、水タンク加熱手段37を駆動する。水タンク加熱手段37を駆動することにより、水タンク内の水が加熱され、蒸気を生成する。この蒸気は蒸気管42内を移動して、鍋32の上面の蒸気孔39から鍋32の内部に放出される。このとき、開閉弁40により蒸気筒43は閉状態とし、鍋32内へ放出した蒸気を鍋32外へ漏らさないように動作する。
鍋32内部の水と米は、鍋加熱手段34により鍋32の底部から加熱され、さらに上面を鍋32に放出される蒸気により加熱される。蒸気を上面からの加熱源として用いることで、浸水工程においては、従来の鍋加熱手段34の加熱に比べ米の糊化が開始されない温度まで均一かつ短時間で上昇する。鍋32内の米全体を目的の温度に均一に維持することで、米の吸水条件が均一で、かつ短時間で炊き上げに必要となる水分量を吸水することができる。また、炊き上げ工程においても、均一かつ短時間で沸点に到達することができる。以上のように蒸気を発生させ、鍋32内に供給することは炊飯時が一般的である。
また、炊飯器の炊飯以外の付加機能として、ご飯を炊いたとき、火力が強すぎて焦げた臭気や炊き込みご飯など臭いの残る調理を行った後の炊飯器内に残った臭いを除去、低減させる手入れの機能として、鍋32内に鍋32の容量の8割から半分程度の大量の水を入れて沸騰させ、大量の蒸気を30分〜1時間程度発生させることにより、鍋32や蓋33、蒸気口43に付着浸透した臭いを抽出し炊飯器本体31外へ放出する炊飯コース以外の専用コースを備えているのが一般的である。
特開2003−144308号公報
しかしながら、このような従来の構成では、鍋32や蓋33、蒸気口43などの部品に付着した臭いを除去、低減させるためには、臭いが付着した部分を高温に維持して臭いを部品から抽出し、さらに抽出した臭いが部品へ再付着するのを防止するため、臭いを含んだ空気と蒸気をすばやく炊飯器本体外へ放出する必要がある。
そのため、鍋32や蓋33、蒸気口43に付着した臭いを除去、低減させるためには、高温でかつ炊飯器本体31外へ鍋32内の空気を放出することができる蒸気を鍋内で発生させることが有効であり、よって大量の蒸気を使用するため、大量の水を沸騰させ、さらに蒸気を生成するための大量の電力と、発生させた蒸気を臭いが付着している鍋32や蓋33、蒸気口43の部品に付加して臭いを部品から抽出し炊飯器本体外へ放出する時間とが必要であるという問題を有していた。
本発明は前記従来の課題を解決するもので、高温の蒸気を鍋内に供給することにより、短時間で効果的に炊飯器内に残った臭いを除去、低減することを目的としている。
本発明は上記目的を達成するために、鍋を鍋加熱手段により加熱し、鍋の開口部を蓋により覆い、鍋と外気とを蒸気口により連通し、蒸気発生手段により鍋内に蒸気を供給するとともに、蒸気発生手段により発生させた蒸気を蒸気加熱手段により加熱するよう構成し、鍋や蓋、蒸気口に付着した臭いを除去、低減させるよう蒸気発生手段により蒸気を発生させるコースを有するものである。
これにより、炊飯器内に残った臭いを除去、低減させる場合に、蒸気発生手段により蒸気を発生させることにより、小電力でかつ短時間で蒸気を発生させ、さらに蒸気加熱手段により加熱した高温の蒸気を鍋内に供給することにより、炊飯器内に残った臭いを短時間で効果的に除去、低減することができる。
本発明の炊飯器は、高温の蒸気を鍋内に供給することにより、炊飯器内に残った臭いを短時間で効果的に除去、低減することができる。
第1の発明は、鍋と、前記鍋を加熱する鍋加熱手段と、前記鍋の開口部を覆う蓋と、前記鍋と外気とを連通する蒸気口と、前記鍋内に蒸気を供給する蒸気発生手段と、前記蒸気発生手段により発生させた蒸気を加熱する蒸気加熱手段とを備え、前記鍋や蓋、蒸気口に付着した臭いを除去、低減させるよう前記蒸気発生手段により蒸気を発生させるコースを有するものであり、ご飯を炊いたとき、火力が強すぎて焦げた臭気や炊き込みご飯など臭いの残る調理を行った後の鍋や蓋、蒸気口などの炊飯器内に残った臭いを除去、低減させる場合に、蒸気発生手段により蒸気を発生させるコースにより、蒸気を小電力かつ短時間に発生させることができ、さらに蒸気加熱手段により高温の蒸気を生成して鍋内へ供給することにより、鍋に大量の水を満たし30分以上の長時間をかけて水を沸騰させ蒸気を生成することなく、小電力でかつ短時間で蒸気を発生させ、さらに蒸気加熱手段により加熱した高温の蒸気を鍋内に供給することにより、炊飯器内に残った臭いを短時間で効果的に除去、低減することができる。
第2の発明は、上記第1の発明において、蒸気発生手段による蒸気の発生を検知する蒸気検知手段を設けたものであり、鍋内への蒸気の供給の有無を検知することにより、鍋内への蒸気供給量を制御することができる。鍋内への蒸気供給量を制御することにより、炊飯器内に残った臭いを除去、低減させるのに必要な蒸気供給量を過不足なく適正に供給することができ、品質を高めることができる。
第3の発明は、上記第2の発明において、蒸気検知手段が蒸気発生を検知した後に蒸気加熱手段を動作させるようにしたものであり、蒸気加熱手段は、蒸気発生手段により発生した100℃の蒸気を加熱して高温にするため、大量の電力を消費しかつ高温状態となるため、鍋内へ蒸気を供給するときのみ蒸気加熱手段を動作させることにより、効率的かつ安全に動作させることができる。
第4の発明は、上記第2または第3の発明において、所定時間内に蒸気検知手段が蒸気の発生を検知しない場合は、蒸気発生手段の動作を停止させるようにしたものであり、蒸気発生手段に水がない状態での空運転を早期に停止させ、蒸気発生手段が無負荷の高温状態で動作するのを防止することができ、蒸気発生手段に水がない場合でも安全性を確保することができる。
第5の発明は、上記第1〜4のいずれか1つの発明において、蒸気発生手段に水有無検知手段を設けたものであり、使用者が鍋、蓋、蒸気口の臭いを減少させるために蒸気発生手段により蒸気を発生させるコースを選択したとき、水有無検知手段により蒸気発生手段に水があるかないかを判定し、水がない場合にはコースを受け付けず、また、動作の途中で水がなくなった場合には即座に動作を停止させることができ、さらに安全性を高めることができる。また、コースを選択したときに蒸気発生手段に水がない場合には、水がないことを使用者に報知することにより、使用者が的確に当該コースを使用し効果を得ることができる。
第6の発明は、上記第1〜5のいずれか1つの発明において、鍋や蓋、蒸気口に付着した臭いを除去、低減させるよう蒸気発生手段により蒸気を発生させるコースにおいて、前記鍋内へ蒸気を供給するとき、前記鍋および蓋を加熱するよう構成したものであり、鍋内に供給した蒸気が鍋内で冷され、臭いを抽出する作用が低減するのを防止することができる。
第7の発明は、上記第2〜6のいずれか1つの発明において、蒸気口を開閉する開閉手段を備え、前記開閉手段は、蒸気検知手段が蒸気の発生を検知すると前記蒸気口を開放するようにしたものであり、高温の蒸気により鍋内の温度が上昇するまでは蒸気口を閉じで鍋内の温度を低下させないため、高温の蒸気の熱の損失を少なくすることができ、さらに短時間で付着した臭いを除去、低減することができる。
第8の発明は、上記第1〜7のいずれか1つの発明において、鍋または蓋を装備していない場合には、前記鍋や蓋、蒸気口に付着した臭いを除去、低減させるよう蒸気発生手段により蒸気を発生させるコースを動作させないようにしたものであり、使用者が誤って鍋および蓋をセットし忘れても、蒸気発生手段により供給された蒸気が炊飯器本体内に侵入し、鍋加熱手段および蒸気発生手段などの炊飯器本体内部に収納している高電圧部に達することはなく、安全性を確保することができる。また、当該コース選択時に鍋または蓋がセットされていないことを報知することにより、使用者が的確に当該コースを使用し効果を得ることができる。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
図1は、本発明の一実施の形態における炊飯器の断面図を示すものである。
図1に示すように、炊飯器本体1は、鍋2を着脱自在に内装し、鍋2の上面を蓋3により開閉自在に覆っており、この蓋3に操作表示部20を配設している。また、鍋2を加熱する電磁誘導方式の鍋加熱手段4と鍋2の温度を検知する鍋温度検知手段5とを炊飯器本体1内部に配置している。蓋3には蓋3の鍋2対向面に加熱板14と加熱板14を加熱する加熱板加熱手段15と加熱板14の温度を検知する加熱板温度検知手段21とを配置している。
炊飯器本体1の内部に、およそ100ミリリットルの水を貯えることができる水タンク6を内装しており、水タンク6には電磁誘導方式の水タンク加熱手段7と水タンク6内の水の有無を検知する重量センサーにより構成される水有無検知手段18を有し、水タンク6と水タンク加熱手段7により蒸気発生手段8を構成している。
さらに、この蒸気の発生を温度により検知する蒸気検知手段17と蒸気を加熱する蒸気加熱手段16とを備える蒸気管12により蒸気発生手段8と鍋2の上面の一部とを接続し、鍋2上面の開口部を蒸気孔9としている。また、鍋2より炊飯器本体1外へ蒸気が放出される蒸気口13には蒸気口13の開口面積を可変する開閉弁10と開閉弁10を動作させる開閉弁動作手段19とで構成した開閉手段11を設置している。
制御部22は、マイクロコンピュータを具備し、鍋温度検知手段5の出力と加熱板温度検知手段21の出力を入力し、鍋加熱手段4、加熱板加熱手段15、水タンク加熱手段7などを制御し、操作表示部20により設定した炊飯シーケンスに基づいて、炊飯・保温を実行するとともに、蒸気検知手段17、水有無検知手段18などの出力を入力し、水タンク加熱手段7、蒸気加熱手段16、開閉部10などを制御して、鍋2や蓋3、蒸気口13に付着した臭いを除去、低減させるよう蒸気を発生させるコース(以下、「お手入れコース」という)を有している。
上記構成において動作、作用を説明する。なお、米とその米量に対応する水を鍋2内に入れて炊飯・保温する動作は従来例と同じであるので説明を省略し、鍋2や蓋3、蒸気口13に付着した臭いを除去、低減させるよう蒸気を発生させるコースを設定した場合の動作について説明する。
まず、水タンク6に給水し、鍋2および蓋3を炊飯器本体1にセットする。つぎに、炊飯器内に残った臭いを除去、低減させるために、「お手入れコース」をスタートする。このとき、鍋2が炊飯器本体1にセットされていない場合には、電磁誘導方式により無負荷状態の動作を検知して鍋2がないと判断し、また蓋3が炊飯器本体1にセットされていない場合には開放した蓋3が閉じない構成としている。さらに、水タンク6内に必要量の水が入っていなければ水有無検知手段18により水タンク6に水が入っていないことを検知し蒸気発生手段8は動作せず、操作表示部20と報知音により使用者に水タンク6に水が入っていないことを報知する。
鍋2および蓋3が炊飯器本体1にセットされ、かつ水タンク6に必要量の水が入っていた場合には、「お手入れコース」は動作をスタートする。このとき、開閉弁10は閉状態となっている。「お手入れコース」に基づき、水タンク加熱手段7により水タンク6は加熱され、水タンク6内の水は加熱されることにより高温となり沸騰し蒸気を発生する。発生した蒸気は蒸気管12へと上昇し、蒸気管12を通り鍋2内へ放出される。このとき、蒸気管12に設けた蒸気検知手段17により水タンク6より発生した蒸気の発生を検知し、この蒸気をさらに高温にするため蒸気加熱手段16が動作し100℃以上の高温の蒸気に加熱する。
このとき、蒸気検知手段17にはおよそ100ミリリットルの水を沸騰させるのに必要な時間を設定しており、この時間を経過しても蒸気検知手段17が蒸気の発生を検知しなかった場合には、水タンク6、水タンク加熱手段7、蒸気管12および蒸気検知手段17のいずれかに異常が発生したと判断し、水タンク加熱手段7の加熱を停止するよう安全装置としての機能も兼ねている。
蒸気管12を通り蒸気加熱手段16によって加熱された蒸気は蒸気孔9より鍋2へ放出される。このとき、鍋2および加熱板14は鍋加熱手段4および加熱板加熱手段15により加熱されているが、この加熱は「お手入れコース」開始からではなく、蒸気検知手段17による蒸気の発生検知により鍋2および加熱板14への加熱は開始され、蒸気孔9から鍋2内への蒸気供給時には鍋2および加熱板14は高温状態となる。蒸気検知手段17による蒸気の発生検知から鍋2および加熱板14を加熱することにより、鍋2および加熱板14は蒸気が鍋2内へ供給される以前の臭いの放出に作用しないタイミングで高温状態に維持されることなく、臭いを放出する蒸気供給時に高温状態となり効率よく作用することができる。
また、このとき、開閉弁10も蒸気検知手段17による蒸気の発生検知により開放する。蒸気の発生後に開閉弁10を開放することにより蒸気発生手段8によって発生した蒸気が鍋2内へ放出されるまでは開閉弁10は閉じており、鍋2内の温度は低下せず、鍋2内へ蒸気が供給されると開閉弁10が開放することにより、鍋2内が高温となり内圧が上がり蓋3や蒸気管12、開閉弁10に負荷がかかるのを防止することができる。
臭いが付着した鍋2や蓋3および蒸気口13に蒸気発生手段8により発生し、蒸気加熱手段16によりさらに加熱された100℃以上の高温の蒸気を供給することにより、蒸気は臭いが付着した各構成部品にはやく、かつ深く浸透し、臭いの成分を抽出することができる。さらに、蒸気を100℃以上の高温に加熱することにより蒸気の体積は膨張し、高温の蒸気は鍋2内への供給から炊飯器本体1外への放出まですばやく循環することができ、抽出された臭いは鍋2内に留まることなく炊飯器本体1外に放出することができ、鍋2や蓋3および蒸気口13に再付着することなく臭いを除去、低減することができる。
「お手入れコース」は所定時間動作後、操作表示部20の表示と報知音により使用者に動作終了を報知する。このとき、鍋2内には100℃以上の高温の蒸気が充満しているため、動作終了報知以前に蒸気発生手段8、蒸気加熱手段16による高温蒸気の発生を停止し、蓋3開放時に使用者が高温蒸気による危険が発生しないよう制御している。
以上のように、本実施の形態においては、鍋2や蓋3および蒸気口13に付着した臭いを除去、低減させるよう蒸気発生手段8により蒸気を発生させる「お手入れコース」を有するから、鍋2に大量の水を満たし30分以上の長時間をかけて水を沸騰させ蒸気を生成することなく、小電力でかつ短時間で蒸気を発生させ、さらに蒸気加熱手段16により加熱した高温の蒸気を鍋2内に供給することにより、炊飯器内に残った臭いを短時間で効果的に除去、低減することができる。
また、蒸気発生手段8による蒸気の発生を検知する蒸気検知手段17を設けたので、鍋2内への蒸気の供給の有無を検知することにより、鍋2内への蒸気供給量を制御することができ、炊飯器内に残った臭いを除去、低減させるのに必要な蒸気供給量を過不足なく適正に供給することができ、品質を高めることができる。
また、蒸気検知手段17が蒸気発生を検知した後に蒸気加熱手段16を動作させるようにしたので、鍋2内へ蒸気を供給するときのみ蒸気加熱手段16を動作させることにより、効率的かつ安全に動作させることができる。
また、所定時間内に蒸気検知手段17が蒸気の発生を検知しない場合は、蒸気発生手段8の動作を停止させるようにしたので、蒸気発生手段8に水がない状態での空運転を早期に停止させ、蒸気発生手段8が無負荷の高温状態で動作するのを防止することができ、蒸気発生手段8に水がない場合でも安全性を確保することができる。
また、蒸気発生手段8に水有無検知手段18を設けたので、使用者が鍋2、蓋3、蒸気口13の臭いを減少させるために蒸気発生手段8により蒸気を発生させるコースを選択したとき、水有無検知手段18により蒸気発生手段8に水があるかないかを判定し、水がない場合にはコースを受け付けず、また、動作の途中で水がなくなった場合には即座に動作を停止させることができ、さらに安全性を高めることができる。
また、鍋2や蓋3、蒸気口13に付着した臭いを除去、低減させるよう蒸気発生手段8により蒸気を発生させるコースにおいて、鍋2内へ蒸気を供給するとき、鍋2および蓋3を加熱するよう構成したので、鍋2内に供給した蒸気が鍋2内で冷され、臭いを抽出する作用が低減するのを防止することができる。
また、蒸気口13を開閉する開閉手段11は、蒸気検知手段17が蒸気の発生を検知すると蒸気口13を開放するようにしたので、高温の蒸気により鍋2内の温度が上昇するまでは蒸気口13を閉じで鍋2内の温度を低下させないため、高温の蒸気の熱の損失を少なくすることができ、さらに短時間で付着した臭いを除去、低減することができる。
また、鍋2または蓋3を装備していない場合には、鍋2や蓋3、蒸気口13に付着した臭いを除去、低減させるよう蒸気発生手段8により蒸気を発生させるコースを動作させないようにしたので、使用者が誤って鍋2および蓋3をセットし忘れても、蒸気発生手段8により供給された蒸気が炊飯器本体内に侵入し、鍋加熱手段4および蒸気発生手段8などの炊飯器本体内部に収納している高電圧部に達することはなく、安全性を確保することができる。
なお、本実施の形態では、水タンク加熱手段7を電磁誘導方式としたが、電磁誘導方式に限るものではなく、水を加熱し蒸気を発生させることのできるヒーターなど加熱方式であってもよく、同様の効果を得ることができる。
また、蒸気加熱手段16を蒸気管12に設けた構成としたが、蒸気加熱手段16を炊飯、保温時のご飯の加熱に用いている加熱板14により蒸気を加熱することに兼用してもよく、蒸気を加熱し高温の蒸気を生成する点において同じであり、同様の効果を得ることができる。
また、蒸気検知手段17を蒸気の温度を検知する温度検知方法としたが、蒸気を検知する手段は温度に限るものではなく、赤外線センサーなど光による検知方式などであっても何ら問題なく、蒸気の発生を検知することができれば同様の効果を得ることができる。
また、蒸気検知手段17は蒸気管12に設けた構成としたが、蒸気検知手段17は蒸気管12に設けることに限るものではなく、鍋2や加熱板14に配置しても蒸気の発生を検知することができればよく、同様の効果を得ることができる。
また、蒸気を検知する手段を炊飯、保温の動作で鍋2および加熱板14の温度を検知する鍋温度検知手段5または加熱板温度検知手段21によって兼ねる構成としてもよく、この場合は、構成を簡素化することができる。
また、水有無検知手段18を重量センサー方式としたが、水の有無を検知する方法は重量センサー方式に限るものではなく、温度センサーにより水タンク6の温度を測定し水タンク6への加熱量と温度変化により水の有無を判定する方法や、フロートにより水タンク6内の水位を検知し水の有無を判定するなどの方法でもよく、同様の効果を得ることができる。
また、開閉弁10の開放を蒸気検知手段17の蒸気発生検知によるとしたが、蒸気の発生の検知を鍋温度検知手段5または加熱板温度検知手段21により動作する構成としてもよく、同様の効果を得ることができる。
以上のように、本発明にかかる炊飯器は、高温の蒸気を鍋内に供給することにより、炊飯器内に残った臭いを短時間で効果的に除去、低減することができるので、鍋加熱手段により加熱される鍋の開口部を蓋により覆い、鍋と外気とを連通する蒸気口を有する炊飯器として有用である。
本発明の一実施の形態における炊飯器の断面図 従来の炊飯器の断面図
符号の説明
2 鍋
3 蓋
4 鍋加熱手段
8 蒸気発生手段
13 蒸気口
16 蒸気加熱手段

Claims (8)

  1. 鍋と、前記鍋を加熱する鍋加熱手段と、前記鍋の開口部を覆う蓋と、前記鍋と外気とを連通する蒸気口と、前記鍋内に蒸気を供給する蒸気発生手段と、前記蒸気発生手段により発生させた蒸気を加熱する蒸気加熱手段とを備え、前記鍋や蓋、蒸気口に付着した臭いを除去、低減させるよう前記蒸気発生手段により蒸気を発生させるコースを有する炊飯器。
  2. 蒸気発生手段による蒸気の発生を検知する蒸気検知手段を設けた請求項1記載の炊飯器。
  3. 蒸気検知手段が蒸気発生を検知した後に蒸気加熱手段を動作させるようにした請求項2記載の炊飯器。
  4. 所定時間内に蒸気検知手段が蒸気の発生を検知しない場合は、蒸気発生手段の動作を停止させるようにした請求項2または3記載の炊飯器。
  5. 蒸気発生手段に水有無検知手段を設けた請求項1〜4のいずれか1項に記載の炊飯器。
  6. 鍋や蓋、蒸気口に付着した臭いを除去、低減させるよう蒸気発生手段により蒸気を発生させるコースにおいて、前記鍋内へ蒸気を供給するとき、前記鍋および蓋を加熱するよう構成した請求項1〜5のいずれか1項に記載の炊飯器。
  7. 蒸気口を開閉する開閉手段を備え、前記開閉手段は、蒸気検知手段が蒸気の発生を検知すると前記蒸気口を開放するようにした請求項2〜6のいずれか1項に記載の炊飯器。
  8. 鍋または蓋を装備していない場合には、前記鍋や蓋、蒸気口に付着した臭いを除去、低減させるよう蒸気発生手段により蒸気を発生させるコースを動作させないようにした請求項1〜7のいずれか1項に記載の炊飯器。
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