JP2015132465A - 蒸気発生装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】加熱体が過熱状態となって蒸気発生容器が破損するのを防ぐ。
【解決手段】蒸気発生装置10は、所定量の水を貯えて蒸気を発生させる蒸気発生容器21の外周に巻回された誘導加熱コイル27と、発熱部31aの上側に連続して形成された非発熱部31bを蒸気発生容器21に支持させた加熱体30と、蒸気発生容器21内の水位を検出する水位センサ42と、蒸気発生容器21内に給水する給水手段44とを備え、水位センサ42によって加熱体30の発熱部31aを超える上限水位L1が検出されたときに給水を停止させ、下限水位L2が検出されたときに給水を開始させるように制御され、蒸気を発生させるときの正常運転時の給水停止時間より所定時間を超えたときに、給水手段44による給水を開始するように制御した。
【選択図】図8
【解決手段】蒸気発生装置10は、所定量の水を貯えて蒸気を発生させる蒸気発生容器21の外周に巻回された誘導加熱コイル27と、発熱部31aの上側に連続して形成された非発熱部31bを蒸気発生容器21に支持させた加熱体30と、蒸気発生容器21内の水位を検出する水位センサ42と、蒸気発生容器21内に給水する給水手段44とを備え、水位センサ42によって加熱体30の発熱部31aを超える上限水位L1が検出されたときに給水を停止させ、下限水位L2が検出されたときに給水を開始させるように制御され、蒸気を発生させるときの正常運転時の給水停止時間より所定時間を超えたときに、給水手段44による給水を開始するように制御した。
【選択図】図8
Description
本発明は、スチームコンベクションオーブン等に用いる蒸気発生装置に関する。
下記の特許文献1には、蒸気を含んだ熱風により食材を加熱調理するスチームコンベクションオーブンが開示されており、このスチームコンベクションオーブンは、ハウジング内に設けられた調理庫内にヒーターと送風ファンを備え、ハウジング内の調理庫の側方に蒸気を供給するための誘導加熱式の蒸気発生装置を備えている。このスチームコンベクションオーブンで蒸気を含んだ熱風により食材を加熱調理をするときには、蒸気発生装置から調理庫内に蒸気を供給させるとともに、調理庫内の蒸気を含んだ空気をヒータにより加熱しながら送風ファンにより対流させている。
このスチームコンベクションオーブンに用いられる蒸気発生装置は、所定量の水を貯えて蒸気を発生させる樹脂製の筒状の蒸気発生容器と、蒸気発生容器の外周に巻回された誘導加熱コイルと、蒸気発生容器内に収容されて誘導加熱コイルに高周波電流を供給することで発熱する発熱部により蒸気発生容器内の水を加熱し、発熱部の上側に連続して形成された非発熱部を蒸気発生容器の上部に支持ホルダを介して支持させた加熱体と、加熱体の非発熱部の温度を検出して加熱体の過熱状態を検知するための温度センサと、蒸気発生容器に連通接続されて蒸気発生容器内の水位を検知するための水位検知容器と、水位検知容器内に設けられて蒸気発生容器内の水位を検出する水位センサと、水位検知容器を介して蒸気発生容器内に給水する給水手段とを備えている。蒸気発生装置はスチームコンベクションオーブンの制御装置によりその作動が制御されており、蒸気を含んだ熱風により食材を加熱調理をするときには、水位センサによって加熱体の発熱部を超える上限水位を検出したときに給水を停止し、発熱部の上端より少し下側となる下限水位を検出したときに給水を開始するように制御されている。
このスチームコンベクションオーブンの蒸気発生装置では、蒸気発生容器が過熱状態になった加熱体により破損するのを防ぐために、加熱体の非発熱部の温度を検出する温度センサが設けられている。水位センサの故障等により蒸気発生容器内の水位が下限水位より低くなると、加熱体の発熱部の水面より上側部分が過熱状態となり、この熱が非発熱部に伝わって同様に過熱状態となる。温度センサによりこの非発熱部の過熱状態となった温度を検出すると、制御装置が誘導加熱コイルに高周波電流の供給を停止し、蒸気発生容器が過熱状態になった加熱体により破損するのを防いでいる。しかし、加熱体の非発熱部が温度センサにより温度を検出される部分以外で局部的に過熱状態となることがある。そのようなときには、過熱状態となった非発熱部の熱が加熱体を上部で支持する樹脂製の支持ホルダを破損させ、また、支持ホルダを介して樹脂製の蒸気発生容器に伝達され、蒸気発生容器が破損するおそれがあった。
また、上述した蒸気発生容器内の水位が下限水位より低くなる理由として、水位センサに用いるフロートスイッチのフロートがこれを上下動可能に支持する支持部材または水位検知容器の内壁に引っ掛って上下動しなくなることや、蒸気発生容器と水位検知容器とを連結する連結管内に気泡が詰まって、水位検知容器内の水が蒸気発生容器に流れなくないことが原因としてあった。このときには、給水手段により水位検知容器内に給水をすれば、フロートスイッチの引っ掛かりがなくなることや、連結管内の気泡が水位検知容器内の水圧によって蒸気発生容器内に押し出されて、水位センサが蒸気発生容器内の正確な水位を検出できることがある。このように、給水手段により水位検知容器内に給水すれば、水位センサが蒸気発生容器内の正確な水位を検出できるときがあるにもかかわらず、全ての場合に誘導加熱コイルへの高周波電流の供給を停止して蒸気発生装置による蒸気発生を止めていたのでは、調理庫内で調理している食材が適切な蒸気量で美味しく調理されないことがあった。また、上記のように給水することで水位センサが正常に水位を検出することができる場合でも、蒸気発生装置のエラーとして蒸気を供給させることができないと、スチームコンベクションオーブンのエラーとなって使用できない頻度が高くなる問題があった。
また、このスチームコンベクションオーブンで加熱調理をしたときに、蒸気発生容器内の水位が下限水位より僅かに高い水位となって終了することがあり、その際には蒸気発生容器内の加熱体の発熱部の一部が水面より上側に露出したままとなる。蒸気発生容器内に残る熱湯が冷める前に再度加熱調理をすれば、加熱体の発熱部の湯面より上側に露出している部分は沸騰により上下に波打つ湯と熱交換され、また、発生した蒸気と熱交換されて過熱状態とならなかった。しかし、蒸気発生容器内の湯が冷めてから加熱調理をすると、蒸気発生容器内の水が沸騰して上下に波打つまで、加熱体の発熱部の水面より上側に露出している部分が水と熱交換されずに過熱状態となるおそれがあった。加熱体の発熱部が過熱状態になったときに、上述したように加熱体の非発熱部が温度センサにより温度を検出する部分以外で局部的に過熱状態となると、同様に蒸気発生容器が破損するおそれがあった。本発明は、上述したような諸問題を解決することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一実施形態は、所定量の水を貯えて蒸気を発生させる蒸気発生容器と、蒸気発生容器の外周に巻回された誘導加熱コイルと、蒸気発生容器内に収容されて誘導加熱コイルに高周波電流を供給することで発熱する発熱部により蒸気発生容器内の水を加熱し、発熱部の上側に連続して形成された非発熱部を蒸気発生容器に支持させた加熱体と、蒸気発生容器内の水位を検出する水位センサと、蒸気発生容器内に給水する給水手段とを備え、水位センサによって加熱体の発熱部を超える上限水位を検出したときに給水手段による給水を停止し、発熱部の上端より少し下側となる下限水位を検出したときに給水手段による給水を開始するように制御された蒸気発生装置において、蒸気を発生させるときの正常運転時の給水停止時間より所定時間を超えたときに、給水手段による給水を開始するように制御したことを特徴とする蒸気発生装置を提供するものである。
上記のように構成した蒸気発生装置においては、蒸気を発生させるときの正常運転時の給水停止時間より所定時間を超えたときに、給水手段による給水を開始するように制御したので、水位センサによって正確な水位を検出できないようなときでも、正常運転時の給水停止時間と比較してこれより長くなっていれば給水を開始させるようにしたので、加熱体の発熱部が水面上に露出している状態を短くすることで過熱状態とならないようにでき、蒸気発生容器が破損するのを防ぐことができる。
また、本発明の他の実施形態は、所定量の水を貯えて蒸気を発生させる蒸気発生容器と、蒸気発生容器の外周に巻回された誘導加熱コイルと、蒸気発生容器内に収容されて誘導加熱コイルに高周波電流を供給することで発熱する発熱部により蒸気発生容器内の水を加熱し、発熱部の上側に連続して形成された非発熱部を蒸気発生容器に支持させた加熱体と、蒸気発生容器内の水位を検出する水位センサと、蒸気発生容器内に給水する給水手段とを備え、水位センサによって加熱体の発熱部を超える上限水位を検出したときに給水手段による給水を停止し、発熱部の上端より少し下側となる下限水位を検出したときに給水手段による給水を開始するように制御された蒸気発生装置において、誘導加熱コイルに供給した積算電力値が所定値以上になると給水手段により給水するように制御したことを特徴とする蒸気発生装置を提供するものである。
上記のように構成した蒸気発生装置においては、誘導加熱コイルに供給した積算電力値が所定値以上になると給水手段により給水するように制御したので、水位センサによって正確な水位を検出できないようなときでも、誘導加熱コイルに供給した積算電力値が給水を要する値以上になると給水を開始させるようでき、加熱体の発熱部が水面上に露出している状態を短くすることで過熱状態とならないようにでき、蒸気発生容器が破損するのを防ぐことができる。また、上述した各蒸気発生装置においては、給水停止時間の計時または積算電力値の計測を開始するタイミングとして、水位センサによる上限水位の検出時、水位センサによる下限水位の検出時、給水手段の給水開始時及び給水手段の給水停止時の少なくとも1つのタイミングを用いることができる。
また、上記の各実施形態の蒸気発生装置においては、水位センサは蒸気発生容器の下部に連通管を介して連通接続された水位検知容器内に設けられたフロートスイッチよりなり、給水手段を水位検知容器を介して蒸気発生容器に給水するようにしたときには、上記の効果を得ることができ、さらに、水位センサに用いたフロートスイッチのフロートが一時的に引っ掛かって下限水位を検出できないときや、連通管内に気泡が溜まることで、水位検知容器内の水位が蒸気発生容器内の水位と異なるようになって、水位センサにより一時的に蒸気発生容器内の正確な水位を検出できないときでも、水位検知容器に給水することで、フロートスイッチのフロートの一時的な引っ掛かりを解消できて下限水位を検出できるようになり、連通管内の気泡が水位検知容器内に給水したことで高くなった水圧により押し出されるので、水位センサにより蒸気発生容器内の正確な水位を検出できるようになる。これにより、加熱体が過熱温度となって蒸気発生装置で蒸気を発生させることができなくなる頻度を減らすことができる。
以下、本発明の蒸気発生装置をスチームコンベクションオーブンに適用した実施形態を添付図面を参照して説明する。図1〜図3に示すように、スチームコンベクションオーブン10は、ハウジング11の内部に配置した食材の調理庫12と、この調理庫12の内部を加熱するため調理庫12内に設けたヒータ13と、調理庫12内の空気を対流させるために調理庫12内に設けた送風ファン14と、調理庫12内の温度を検出する庫内温度センサ15と、ハウジング11の内部にて調理庫12の側方に形成した機械室16に設けられて調理庫12内に蒸気を供給する蒸気発生装置20と、ハウジング11のフロントパネルに操作パネル17を備えている。
図4に示すように、本発明の蒸気発生装置20は、所定量の水を貯えて蒸気を発生させる蒸気発生容器21と、蒸気発生容器21の外周に巻回された誘導加熱コイル27と、蒸気発生容器21内に収容されて誘導加熱コイル27に高周波電流を供給することで発熱する発熱部31aにより蒸気発生容器21内の水を加熱し、発熱部31aの上側に連続して形成された非発熱部31bをホルダ32を介して蒸気発生容器21に支持させた加熱体30と、蒸気発生容器21内の水位を検出する水位センサ42と、蒸気発生容器21内に給水する給水手段44とを備えている。
蒸気発生容器21は上下が開口した樹脂製の円筒部材よりなり、機械室16の床面に設置されて調理庫12内の水を排出するのに用いる排水タンク18上に接続筒22を介して立設されている。蒸気発生容器21の上端開口は蒸気の吐出口21aとなっており、この吐出口21aには吐出する蒸気を調理庫12内に導出するための蒸気導出筒23が接続されている。また蒸気発生容器21の下端開口の排水口21bに接続された接続筒22には、排水弁24が設けられており、排水弁24を開放させると蒸気発生容器21内の水が排水タンク18に排出される。
蒸気発生容器21の上下方向の中間部外周には環状のブラケット25,26が上下に離間して設けられており、このブラケット25,26の間に誘導加熱コイル27が巻回されている。また、ブラケット25,26には、その円周方向に沿って誘導加熱コイル27から漏出する電磁波を防ぐために複数個の棒状のフェライト28が設けられている。
蒸気発生容器21内には誘導加熱コイル27により発熱して蒸気発生容器21内の水を加熱する加熱体30が収容されている。加熱体30は、6本の導電性の金属製棒状部材よりなる加熱棒31と、これらの加熱棒31を蒸気発生容器21の上部に支持させる環状の金属製のホルダ32とからなる。蒸気発生容器21の上部に下側に縮径するように形成されたテーパ部21cにホルダ32が係止して支持され、このホルダ32にその周方向に沿って各加熱棒31の上端が固定されている。蒸気発生容器21内に吊設された各加熱棒31は誘導加熱コイル27と同じ高さ位置にあって誘導加熱コイル27に高周波電流を供給したときに発熱する発熱部31aと、この発熱部31aの上側部分と下側部分で発熱しない非発熱部31b,31cとからなる。
蒸気発生容器21の上部には加熱体30の温度を検出するための温度センサ33が設けられている。温度センサ33はサーミスタよりなり、加熱体30が過熱状態になるのを防ぐためのものである。温度センサ33は加熱棒31の上側部分の非発熱部31bの温度を検出している。
蒸気発生容器21の側方には蒸気発生容器21内の水位を検知するための略筒状の水位検知容器40が立設されており、水位検知容器40は蒸気発生容器21の下部に連通管41により連通接続されている。水位検知容器40内には蒸気発生容器21内の水位を検出するための水位センサ42が設けられている。水位センサ42はフロートスイッチよりなり、支持部材により上下動可能に支持されたフロートにより、蒸気発生容器21内で加熱棒31の発熱部31aを超える水位として上限水位L1とこの発熱部31aより少し下側の水位として下限水位L2とを検出する。水位検知容器40の上部に設けられた給水部43には給水手段44が接続されている。給水手段44は、水道等の給水源から導出される給水管45と、給水管45には介装された給水弁46とからなる。給水弁46を開放すれば水位検知容器40内に給水され、水位検知容器40内に給水された水は連通管41を通って蒸気発生容器21内に給水される。また、水位検知容器40には上限水位L1を少し越える水位の水を排水するオーバーフロー管47が設けられている。
スチームコンベクションオーブン10は制御装置50を備えており、図5に示すように、制御装置50はヒータ13と、送風ファン14と、庫内温度センサ15と、操作パネル17と、蒸気発生装置20の各機器として排水弁24、誘導加熱コイル27、温度センサ33、水位センサ42、給水弁46に接続されている。制御装置50は、マイクロコンピュータ(図示省略)を有しており、マイクロコンピュータは、バスを介してそれぞれ接続されたCPU、RAM、ROM及びタイマ(何れも図示省略)を備えている。CPUは、操作パネル17からの入力、庫内温度センサ15、蒸気発生装置20の温度センサ33、水位センサ42の各検出に基づき、ヒータ13、送風ファン14、排水弁24、誘導加熱コイル27及び給水弁46の作動を制御するプログラムを実行する。
また、制御装置50は、ヒータ13の入力電力を位相制御等により可変制御する制御回路(図示しない)と、蒸気発生装置20の誘導加熱コイル27の入力電力をインバータ制御等により可変制御する制御回路(図示しない)を有しており、ヒータ13及び蒸気発生装置20の出力を可変制御している。
このスチームコンベクションオーブン10は蒸気発生装置20と送風ファン14とを作動させて蒸気によって食材を調理するスチームモードと、ヒータ13と送風ファン14とを作動させて熱風によって食材を調理するホットエアーモードと、ヒータ13と蒸気発生装置20と送風ファン14とを作動させて蒸気を含んだ熱風によって食材を調理するコンビモードとからなる調理モードを有している。スチームモードによる調理プログラムを実行するときには、制御装置50は蒸気発生装置20と送風ファン14とを作動させ、調理に適した蒸気量となるように、制御回路により蒸気発生装置20の誘導加熱コイル27の入力電力を可変制御している。また、コンビモードによる調理プログラムを実行するときには、制御装置50はヒータ13と蒸気発生装置20と送風ファン14とを作動させ、調理に適した温度及び蒸気量となるように、各制御回路によりヒータ13及び蒸気発生装置20の誘導加熱コイル27の入力電力を可変制御している。
このスチームコンベクションオーブン10の蒸気発生装置20を作動させたときには、制御装置50は蒸気発生容器21内の水位が上限水位L1と下限水位L2との間の水位となるように制御している。具体的には、制御装置50は水位センサ42により下限水位L2が検出されると給水弁46を開放させて給水させ、水位センサ42により上限水位L1が検出されると給水弁46を閉止させて給水を停止させるよう制御している。また、制御装置50は加熱体30が過熱状態となる前に誘導加熱コイル27への高周波電流の供給を停止するように制御している。具体的には、蒸気発生容器21の水位が正常に制御された状態で蒸気を発生させたときには、加熱棒31の上側の非発熱部31bの温度は蒸気や突沸した熱湯によって100℃以下となっているので、制御装置50は温度センサ33により検出された加熱棒31の上側の非発熱部31bの温度が過熱温度として110℃以上になると、誘導加熱コイル27への高周波電流の供給を停止するように制御している。
次に、上記のように構成したスチームコンベクションオーブン10における蒸気発生装置20の加熱体30の過熱を防止するためのプログラムを説明する。図6に示すように、スチームコンベクションオーブン10の電源(図示しない)をオンにすると、ステップ101において、制御装置50は排水弁24を所定時間開放させた後に閉止させ、蒸気発生容器21内の水を排水する。次に、ステップ102において、制御装置50は、給水弁46を開放させて給水を開始させると、水道等の給水源から給水管45を通って送られる水は水位検知容器40内に送られ、水位検知容器40内に給水された水は連通管41を通って蒸気発生容器21内に送られる。次に、ステップ103において、制御装置50は、水位センサ42により上限水位L1が検出されたか否かを判定し、上限水位L1が検出されないと「NO」と判定してステップ102に戻す。制御装置50は、上限水位L1が検出されるまでステップ102及び103の処理を繰り返し実行するなかで、水位センサ42により上限水位L1が検出されると、制御装置50は「YES」と判定してステップ104に進める。制御装置50は、ステップ104において、給水弁46を閉止させて給水を停止させる。
次に、制御装置50は、ステップ105において、操作パネル17からスチームモードまたはコンビモードでの調理の開始の入力信号があるか否かの判定をする。操作パネル17からスチームモードまたはコンビモードでの調理の開始の入力信号がなければ、制御装置50は「NO」と判定し、ステップ106に進める。制御装置50は、ステップ106において、電源をオンにしてから6時間経過したか否かを判定し、電源をオンにしてから6時間経過していなければ「NO」と判定し、ステップ107に進める。これに対し、電源をオンにしてから6時間経過したら、制御装置50は、「YES」と判定してステップ101に戻し、蒸気発生容器21内の水を排水させた後にステップ102〜104の処理を実行して、蒸気発生容器21内に上限水位L1まで給水させる。また、制御装置50は、ステップ107において、水位センサ42により下限水位L2が検出されたか否かを判定し、下限水位L2以下となっていなければ「NO」と判定しステップ105に戻し、下限水位L2以下となっていれば「YES」と判定しステップ102に戻す。
制御装置50は、操作パネル17からスチームモードまたはコンビモードでの調理の開始の入力信号が入力されるまでステップ105〜107の処理を繰り返し実行しているなかで、操作パネル17から該調理の開始の入力信号が入力されると、ステップ105において「YES」と判定されて、ステップ102から始まる処理を実行して、蒸気発生容器21内に上限水位L1まで給水させる。
このように、スチームコンベクションオーブン10でスチームモードまたはコンビモードを選択して蒸気を含んだ熱風により加熱調理するときには、操作パネル17から蒸気を含んだ料理プログラムの調理開始信号が入力されて、蒸気発生装置20の誘導加熱コイル27に高周波電流を供給する前に、蒸気発生容器21内は必ず上限水位L1まで給水される。蒸気発生容器21内を上限水位L1にしてから誘導加熱コイル27に高周波電流の供給を開始すると、各加熱棒31の発熱部31aは水面下で発熱し、各加熱棒31の発熱部31aは過熱状態にならない。これにより、各加熱棒31の上側の非発熱部31bが発熱部31aの熱によって過熱状態にならず、蒸気発生容器21が過熱状態の加熱体30によって破損されない。
次に、スチームコンベクションオーブン10でスチームモードまたはコンビモードを選択して蒸気を含んだ熱風により加熱調理をしているときに、蒸気発生装置20の加熱体30が過熱状態となるのを防止するためのプログラムについて説明する。図7に示すように、制御装置50は、ステップ201において、温度センサ33によって検出される加熱棒31の上側の非発熱部31bの温度が過熱温度である110℃より低い所定温度として104℃以上であるか否かを判定し、104℃より低ければ「NO」と判定してステップ202に進める。制御装置50は、ステップ202において、温度センサ33による検出温度が過熱温度である110℃以上であるか否かを判定し、110℃より低ければステップ201に戻す。
制御装置50は、ステップ201及び202の処理を繰り返し実行しているなかで、温度センサ33による検出温度が104℃以上になると、ステップ201において「YES」と判定して、ステップ203に進める。制御装置50は、ステップ203において、給水弁46を開放させてステップ204に進め、ステップ204において、水位センサ42により上限水位L1が検出されたか否かを判定する。制御装置50は、ステップ204において、水位センサ42により上限水位L1が検出されないと「NO」と判定してステップ203に戻す。制御装置50は、上限水位L1が検出されるまでステップ203及び204の処理を繰り返し判定しているなかで、水位センサ42により上限水位L1が検出されるとステップ204において「YES」と判定し、ステップ205に進める。制御装置50は、ステップ205において、給水弁46を閉止させて、ステップ202に戻す。加熱棒31の温度が一時的に上昇しただけであれば、ステップ203〜205による給水処理で加熱棒31の非発熱部31bの温度が下がり、ステップ202において、温度センサ33による検出温度が110℃以上にならずにステップ201に戻される。
これに対し、ステップ203〜205による給水処理をしたにもかかわらず、加熱棒31の非発熱部31bが110℃以上になって過熱状態となると、制御装置50は、ステップ202において、「YES」と判定してステップ206に進める。制御装置50は、ステップ206において、誘導加熱コイル27への高周波電流の供給を停止させて、加熱体30が過熱状態となるのを防いでステップ207に進める。次に、制御装置50は、ステップ207において、加熱棒31の非発熱部31bの温度が110℃以上か否かを判定し、110℃以上であれば「YES」と判定してステップ206に戻す。制御装置50は、加熱棒31の非発熱部31bの温度が110℃より下がるまで、ステップ206及び207の処理を繰り返し実行しているなかで、110℃より下がるとステップ207において「NO」と判定して、ステップ208に進める。制御装置50は、ステップ208において、誘導加熱コイル27への高周波電流の供給を再開させて、加熱棒31を発熱させることで蒸気発生容器21内の水を加熱させて、ステップ201に戻す。
蒸気発生装置20においては、水位センサ42に用いたフロートスイッチのフロートがこれを支持する支持部材または水位検知容器40の内壁に引っ掛かって上下動しなくなって、水位センサ42が蒸気発生容器21内の正確な水位を一時的に検出できないことがある。また、蒸気発生容器21と水位検知容器40とを連結する連通管41に気泡が溜まり、水位検知容器40内の水が蒸気発生容器21内に送られないようになり、水位センサ42が蒸気発生容器21内の正確な水位を一時的に検出できないことがある。
このようなときに、上述したように、温度センサ33による検出温度が過熱温度である110℃より低い所定温度として104℃以上になると、制御装置50は、水位センサ42により上限水位L1が検出されるまで水位検知容器40に給水させるようにしている。水位検知容器40に給水させることで、フロートスイッチのフロートの引っ掛かりを解消でき、また、連通管41内に溜まった気泡を水位検知容器40からの水圧により排出でき、水位センサ42が蒸気発生容器21内の正確な水位を検出できるようになる。これにより、加熱体30が過熱温度となって蒸気発生装置20により蒸気を発生させることができない頻度を減らすことができる。また、水位センサ42の故障によって下限水位L2が検出されずに給水されないようなときでも、加熱体30は蒸気発生容器21内に送られる水によって早期に冷却され、樹脂製の蒸気発生容器21が過熱状態となった加熱体30により破損するのを防ぐことができる。
次に、蒸気発生装置20の加熱体30が過熱状態となるのを防止するための他のプログラムについて説明する。スチームコンベクションオーブン10でスチームモードまたはコンビモードを選択して蒸気発生装置20を作動させたときには、誘導加熱コイル27に高周波電流が供給され、蒸気発生容器21内の水が発熱する加熱体30により沸騰して蒸気となり、この蒸気が調理庫12内に導出される。制御装置50は、上述したように蒸気発生容器21内の水位が上限水位L1と下限水位L2との間の水位となるように制御しながら次のプログラムを実行する。
図8に示すように、制御装置50は、ステップ301において、上限水位L1となるように給水弁46を開放させて給水を開始させると、蒸気発生容器21の水位は上昇する。制御装置50は、ステップ302において、水位センサ42により上限水位L1が検出されたか否かを判定し、上限水位L1となっていなければ「NO」と判定してステップ301に戻す。制御装置50は、上限水位L1となるまでステップ301及び302の処理を繰り返し実行してなかで、水位センサ42により上限水位L1が検出されると、ステップ302において「YES」と判定してステップ303に進める。制御装置50は、ステップ303において、給水弁46を閉止させて給水を停止させるとともにタイマにより給水停止時間の計時を開始する。
制御装置50は、ステップ304において、水位センサ42により下限水位L2が検出されたか否かを判定し、下限水位L2以下となっていなければ「NO」と判定しステップ305に進める。制御装置50は、ステップ305において、タイマにより計時されている給水停止時間が正常運転時の給水停止時間より所定時間を超えたか否かを判定し、超えていなければステップ304に戻す。
制御装置50は、加熱体30を発熱させて蒸気発生容器21から蒸気を発生させながら、ステップ304及び305の処理を繰り返し実行しているなかで、水位センサ42により下限水位L2が検出されると、ステップ304において「YES」と判定してステップ301に戻して給水を開始させる。これに対し、水位センサ42が故障等により下限水位L2を検出できなくて、タイマにより計時されている給水停止時間が正常運転時の給水停止時間より所定時間を超えれば、制御装置50は、ステップ305において「YES」と判定してステップ301に戻して給水を開始させる。
このように、蒸気発生装置20の加熱体30が過熱状態となるのを防止するためのプログラムを実行すれば、水位センサ42の故障によって下限水位L2を検出できずに給水されないようなときでも、正常運転時の給水停止時間より所定時間を超えたときに給水されるので、加熱体30は蒸気発生容器21内に送られる水によって早期に冷却され、樹脂製の蒸気発生容器21が過熱状態となった加熱体30によって破損するのを防ぐことができる。
また、上述したように、水位センサ42に用いたフロートが引っ掛かることや、連通管41に気泡が溜まって、水位センサ42により一時的に正確な水位が検出されないときでも、正常運転時の給水停止時間より所定時間を超えたときに給水される。これにより、フロートスイッチのフロートの引っ掛かりを解消でき、連通管41内に溜まった気泡を水位検知容器40からの水圧により排出でき、水位センサ42が蒸気発生容器21内の正確な水位が検出されるようになる。
なお、上述したプログラムにおいて、タイマによる給水停止時間の計時の開始は水位センサ42による上限水位L1の検出の入力に基づいているが、本発明はこれに限られるものでなく、タイマによる給水停止時間の計時の開始を給水弁46を閉止させる出力に基づくようにしてもよい。さらに、正常時の給水に要する時間を予め計測しておくことで、給水停止時間の計時の開始を、水位センサ42による下限水位L2の検出の入力、または給水弁46を開放させる出力に基づくようにしてもよい。
次に、蒸気発生装置20の加熱体30が過熱状態となるのを防止するための他のプログラムについて説明する。このプログラムを実行する制御装置50は、蒸気発生装置20の誘導加熱コイル27に供給する高周波電流の単位時間当たりの電力を計測する電力計(図示しない)をさらに備えている。スチームコンベクションオーブン10でスチームモードまたはコンビモードを選択して蒸気発生装置20を作動させたときには、誘導加熱コイル27に高周波電流が供給され、蒸気発生容器21内の水が発熱する加熱体30により沸騰して蒸気となり、この蒸気が調理庫12内に導出される。制御装置50は、上述したように蒸気発生容器21内の水位が上限水位L1と下限水位L2との間の水位となるように制御しながら次のプログラムを実行する。
制御装置50は、ステップ401において、上限水位L1となるように給水弁46を開放させて給水を開始させると、蒸気発生容器21の水位は上昇する。制御装置50は、ステップ402において、水位センサ42により上限水位L1が検出されたか否かを判定し、上限水位L1となっていなければ「NO」と判定してステップ401に戻す。制御装置50は、上限水位L1となるまでステップ401及び402の処理を繰り返し実行しているなかで、水位センサ42により上限水位L1が検出されると、ステップ402において「YES」と判定してステップ403に進める。制御装置50は、ステップ403において、給水弁46を閉止させて給水を停止させるとともに電力計により誘導加熱コイル27に供給する高周波電流の積算電力値の計測を開始する。
制御装置50は、ステップ404において、水位センサ42により下限水位L2が検出されたか否かを判定し、下限水位L2以下となっていなければ「NO」と判定しステップ405に進める。制御装置50は、ステップ405において、電力計により計測されている電力値から算出した誘導加熱コイル27に供給した高周波電流の積算電力値が上限水位L1から下限水位L2より少し下側の水位の水を蒸発させるのに要する積算電力値を超えたか否かを判定し、超えていなければステップ404に戻す。
制御装置50は、加熱体30を発熱させて蒸気発生容器21から蒸気を発生させながら、ステップ404及び405の処理を繰り返し実行しているなかで、水位センサ42により下限水位L2が検出されると、ステップ404において「YES」と判定してステップ401に戻して給水を開始させる。これに対し、水位センサ42が故障等により下限水位L2が検出されなくて、電力計により計測されている電力値から算出した誘導加熱コイル27に供給した高周波電流の積算電力値が上限水位L1から下限水位L2より少し下側の水位の水を蒸発させるのに要する積算電力値を超えれば、制御装置50は、ステップ405において「YES」と判定してステップ401に戻して給水を開始させる。
このように、蒸気発生装置20の加熱体30が過熱状態となるのを防止するためのプログラムを実行すれば、水位センサ42の故障によって下限水位L2が検出されずに給水されないようなときでも、電力計により計測される電力値から算出した誘導加熱コイル27に供給した積算電力値が上限水位L1から下限水位L2との間の水を蒸発させるのに要する積算電力値を超えたときに給水されるので、加熱体30は蒸気発生容器21内に送られる水によって早期に冷却され、樹脂製の蒸気発生容器21が過熱状態となった加熱体30によって破損するのを防ぐことができる。
また、上述したように、水位センサ42に用いたフロートが引っ掛かり、また、連通管41に気泡が溜まって、水位センサ42により一時的に正確な水位を検出できないときでも、電力計により計測される積算電力値を超えたときに給水が開始される。これにより、フロートスイッチのフロートの引っ掛かりを解消でき、連通管41内に溜まった気泡を水位検知容器40からの水圧により排出でき、水位センサ42が蒸気発生容器21内の正確な水位を検出できるようになる。また、電力計により誘導加熱コイル27に供給する高周波電流の積算電力値を計測したので、制御回路により誘導加熱コイル27の入力電力を可変制御して給水停止時間が一定でないときでも、樹脂製の蒸気発生容器21が過熱状態となった加熱体30によって破損するのを防止できる。さらに、給水停止時間により給水するように制御すると、誘導加熱コイル27により発熱する加熱棒41の出力を低く抑えているときには、水位センサ42により下限水位L2が検出される前に給水することになり、給水バルブ46の開閉頻度が高くなって故障の原因となるおそれがあるが、誘導加熱コイル27に供給した高周波電流の積算電力値に基づいて給水するようにしたので、給水バルブ46を必要以上に開閉させないようでき、給水バルブ46の寿命を長くすることができる。また、蒸気発生容器21内に給水した直後は、蒸気発生容器21内の水温は低下するので、蒸気量が僅かに抑制される。上記のように給水停止時間により給水するように制御したときに、誘導加熱コイル27により発熱する加熱棒41の出力を低く抑えたときには、不必要に給水されることがあり、蒸気量が安定して供給されないおそれがあったが、誘導加熱コイル27に供給した高周波電流の積算電力値に基づいて給水するようにしたので、不必要な給水を抑えて、蒸気量が安定して供給されるようになる。
なお、上述したプログラムにおいて、積算電力値の計測の開始は水位センサ42による上限水位L1の検出の入力に基づいているが、本発明はこれに限られるものでなく、積算電力値の計測の開始を給水弁46を閉止させる出力、水位センサ42による下限水位L2の検出の入力、または給水弁46を開放させる出力に基づくようにしてもよい。
次に、蒸気発生装置20の加熱体30が過熱状態となるのを防止するための他のプログラムについて説明する。スチームコンベクションオーブン10でスチームモードまたはコンビモードを選択して蒸気発生装置20を作動させたときには、誘導加熱コイル27に高周波電流が供給され、蒸気発生容器21内の水が発熱する加熱体30により沸騰して蒸気となり、調理庫12内に導出される。制御装置50は、上述したように蒸気発生容器21内の水位が上限水位L1と下限水位L2との間の水位となるように制御する。蒸気発生装置20の作動を開始させたときには、正常運転時を含めて加熱棒31の発熱部31aが僅かでも水面下にあれば、所定時間として30秒以内に蒸気が発生し、温度センサ33により約100℃の温度が検出される。しかし、加熱棒31の発熱部31aが水面下にないときには、蒸気が発生せずに、発熱部31aの熱が上側の非発熱部31bに伝達される。このとき、温度センサ33により発熱部31aから上側の非発熱部31bに伝達される熱を検出するのに要する時間は上述した蒸気が発生する時間である30秒より長い。
そこで、制御装置50は誘導加熱コイル27に高周波電流を供給した後に所定時間として30秒以内に温度センサ33によって蒸気の発生によって上昇する所定温度として例えば95℃以上が検出されないときには、誘導加熱コイル27に高周波電流の供給を停止するように制御している。これにより、誘導加熱コイル27に高周波電流を供給後に蒸気発生容器21内に水が貯えられていない状態で加熱体30を発熱させる時間を短くでき、樹脂製の蒸気発生容器21が過熱状態となった加熱体30によって破損するのを防ぐことができる。
上記の実施形態においては、蒸気発生装置20はスチームコンベクションオーブン10の制御装置50により作動を制御されているが、本発明はこれに限られるものでなく、蒸気発生装置20が制御装置を備えて、この制御装置により作動を制御させても同様の作用効果を得ることができる。
20…蒸気発生装置、21…蒸気発生容器、27…誘導加熱コイル、30…加熱体、31a…発熱部、31b…非発熱部、33…温度センサ、40…水位検知容器、41…連通管、42…水位センサ(フロートスイッチ)44…給水手段。
Claims (4)
- 所定量の水を貯えて蒸気を発生させる蒸気発生容器と、
前記蒸気発生容器の外周に巻回された誘導加熱コイルと、
前記蒸気発生容器内に収容されて前記誘導加熱コイルに高周波電流を供給することで発熱する発熱部により前記蒸気発生容器内の水を加熱し、前記発熱部の上側に連続して形成された非発熱部を前記蒸気発生容器に支持させた加熱体と、
前記蒸気発生容器内の水位を検出する水位センサと、
前記蒸気発生容器内に給水する給水手段とを備え、
前記水位センサによって前記加熱体の発熱部を超える上限水位を検出したときに前記給水手段による給水を停止し、前記発熱部の上端より少し下側となる下限水位を検出したときに前記給水手段による給水を開始するように制御された蒸気発生装置において、
蒸気を発生させるときの正常運転時の給水停止時間より所定時間を超えたときに、前記給水手段による給水を開始するように制御したことを特徴とする蒸気発生装置。 - 所定量の水を貯えて蒸気を発生させる蒸気発生容器と、
前記蒸気発生容器の外周に巻回された誘導加熱コイルと、
前記蒸気発生容器内に収容されて前記誘導加熱コイルに高周波電流を供給することで発熱する発熱部により前記蒸気発生容器内の水を加熱し、前記発熱部の上側に連続して形成された非発熱部を前記蒸気発生容器に支持させた加熱体と、
前記蒸気発生容器内の水位を検出する水位センサと、
前記蒸気発生容器内に給水する給水手段とを備え、
前記水位センサによって前記加熱体の発熱部を超える上限水位を検出したときに前記給水手段による給水を停止し、前記発熱部の上端より少し下側となる下限水位を検出したときに前記給水手段による給水を開始するように制御された蒸気発生装置において、
前記誘導加熱コイルに供給した積算電力値が所定値以上になると前記給水手段により給水するように制御したことを特徴とする蒸気発生装置。 - 請求項1または2に記載の蒸気発生装置において、
前記給水停止時間または前記積算電力値を前記水位センサによる前記上限水位の検出時、前記水位センサによる下限水位の検出時、前記給水手段の給水開始時及び前記給水手段の給水停止時の少なくとも1つのタイミングから計時または計測したことを特徴とする蒸気発生装置。 - 請求項1〜3の何れか1項に記載の蒸気発生装置において、
前記水位センサは前記蒸気発生容器の下部に連通管を介して連通接続された水位検知容器内に設けられたフロートスイッチよりなり、
前記給水手段は前記水位検知容器を介して前記蒸気発生容器に給水するようにしたことを特徴とする蒸気発生装置。
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