JP5308222B2 - 蒸気発生装置 - Google Patents

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Description

本発明は、スチームコンベクションオーブン等に用いる蒸気発生装置に関する。
特許文献1には、食品の調理等に使用される蒸気を製造する蒸気製造装置が開示されている。この蒸気製造装置は発熱体が収容された垂直上向きの管状のボイラ部を備え、ボイラ部の外周に巻回された励磁コイルにより発生する磁界変化により発熱体を発熱させてボイラ部内の水を加熱して蒸気を発生させている。この蒸気製造装置は、ボイラ部の下部と連通した状態で立設された立ち上げ管体を備え、この立ち上げ管体に配設された液面を検出するためのレベル計からの入力に基づき給水系統に設けられた第1電磁開閉弁をオンオフさせてボイラ部内の液面レベルが所定値となるように制御されて空焚きとなるのを防止している。
特許文献2には、食品の調理等に使用される蒸気を製造する蒸気発生装置が開示されている。この蒸気発生装置は、蒸発させる水を溜めておく加熱水槽と、加熱水槽内に水没された電気ヒータと、電気ヒータの上側に電気ヒータとは隙間を開けて設けられて電気ヒータから送られる熱の温度を検出する温度検出装置とを備えている。この蒸気発生装置は、制御装置により加熱水槽内の水位が一定となるように制御されているが、何らかの原因で水位が低下して電気ヒータが水面より上側に露出して空焚きの状態となると、制御装置は沸騰した湯の温度より高い電気ヒータの放射熱の温度(例えば120℃)を温度検出装置により検出することで電気ヒータへの通電を停止させている。
特開平11−094203号公報 特開平10−220706号公報
特許文献1に記載の蒸気製造装置は、液面レベル計を用いてボイラ部内の液面レベルが所定値となるように制御されて空焚きとなるのを防止しているが、液面レベル計が故障してボイラ部内の液面レベルが所定値となるように水を供給できないと、ボイラ部内が空焚きとなって蒸気製造装置が破損するおそれがあった。そこで、特許文献1に記載の蒸気製造装置において、特許文献2に記載されたように発熱体の上側に温度検出装置を設け、ボイラ部内の液面レベルが所定値となるように水を供給できないときに、温度検出装置が発熱体の放射熱の温度を検出することで、励磁コイルへの高周波電力の供給を停止させて空焚きとなるのを防止することも可能である。しかし、特許文献2に記載されたように、温度検出装置により発熱体の放射熱の温度を検出させてボイラ部内が空焚きとなるのを防止しようとすると、温度検出装置が発熱体の放射熱の温度を検出するまでに時間を要して迅速に空焚きを防止することができない。本発明は、このような問題を解決することを目的とする。
本発明は上記課題を解決するため、所定量の水を貯えて上部に蒸気の送出口と下部に排水口とを備えた蒸発容器と、蒸発容器の外周に巻回された電磁誘導加熱コイルと、蒸発容器内に収容されて電磁誘導加熱コイルにより励磁されることで発熱して蒸発容器内の水を加熱する加熱体とを備えた蒸気発生装置であって、加熱体は電磁誘導加熱コイルの巻回位置と同じ高さ位置にあって発熱する発熱部とこの発熱部の上側にあって電磁誘導加熱コイルの巻回位置より高い位置にあることでこの電磁誘導加熱コイルにより発熱しない非発熱部とからなり、加熱体の非発熱部の温度を検出することで蒸発容器内の空焚きを検知するための温度センサを備えたことを特徴とする蒸気発生装置を提供するものである。
上記のように構成した蒸気発生装置は、加熱体の非発熱部の温度を検出することで蒸発容器内の空焚きを検知するための温度センサを備え、温度センサは発熱部からの伝熱により加熱される非発熱部の温度を検出することで蒸発容器内の空焚きを検知することができるので、加熱体の発熱部からの放熱の温度を検出することで蒸発容器内の空焚きを検知するよりも早く空焚きを検知することができるようになる。
上記のように構成した蒸気発生装置においては、加熱体の非発熱部には温度センサを挿入するための挿入孔を形成し、温度センサを挿入孔に挿入して固定すれば、温度センサは確実に加熱体の非発熱部の温度を検出することができる。
上記のように構成した蒸気発生装置においては、温度センサを加熱体の非発熱部に当接させて固定すれば、温度センサは確実に加熱体の非発熱部の温度を検出することができる。
上記のように構成した蒸気発生装置においては、温度センサによる検出温度が加熱体にスケールが付着されていない時に検出される第1所定温度より高い第2所定温度以上であることを所定時間継続したときに加熱体にスケールが付着したことを検知するようにすれば、新たなセンサ等の検知部材を設けることなく加熱体にスケールが付着したことを検知することができる。これにより、加熱体にスケールが付着することで加熱効率が低下することを抑制することができる。
本発明に係る蒸気発生装置の側断面図である。 加熱体の斜視図である。 制御装置のブロック図である。 本発明に係る蒸気発生装置の他の実施形態の側断面図である。
以下に、本発明に係る蒸気発生装置の一実施形態を図面を用いて説明する。本発明の蒸気発生装置10は、スチームコンベクションオーブン等の加熱調理器に用いられるものであり、図1に示すように、所定量の水を貯えて上部に蒸気の送出口20aと下部に排水口20bとを備えた蒸発容器20と、蒸発容器20の外周に巻回された電磁誘導加熱コイル30と、蒸発容器20内に収容されて電磁誘導加熱コイル30により励磁されることで発熱して蒸発容器20内の水を加熱する加熱体40とを備え、加熱体40は電磁誘導加熱コイル30の巻回位置と同じ高さ位置にあって発熱する発熱部41aとこの発熱部41aの上側にあって電磁誘導加熱コイル30の巻回位置より高い位置にあることでこの電磁誘導加熱コイル30により発熱しない非発熱部41bとからなる。しかして、蒸気発生装置10は加熱体40の非発熱部41bの温度を検出することで蒸発容器20内の空焚きを検知するための温度センサ43を備えている。以下に、この蒸気発生装置10について詳述する。
図1に示すように、蒸気発生装置10は、加熱調理器の機械室(図示しない)に設置された排水タンク11と、排水タンク11上に立設した蒸発容器20と、蒸発容器20の外周に巻回された電磁誘導加熱コイル30と、蒸発容器20内に収容された加熱体40と、蒸発容器20から加熱調理器の調理庫(図示しない)内に蒸気を送出する蒸気送出筒50と、蒸発容器20内の水位を検出するための水位検知タンク60とフロートスイッチ61と、蒸気発生装置10の作動を制御する制御装置70とを備えている。
図1に示すように、蒸発容器20は上端に蒸気の送出口20aと下端に排水口20bとを有する略円筒形の樹脂部材よりなり、円筒形の接続筒21を介して排水タンク11上に立設している。蒸発容器20は、排水口20bから排水したときに、上端の蒸気の送出口20aから下端の排水口20bまで水が溜まって残るような段部が形成されていない形状となっている。接続筒21には、蒸発容器20内に貯えられた水を排水させるための排水用ボールバルブ22が設けられており、排水用ボールバルブ22を開放すると蒸発容器20内の水が下端の排水口20bを通って排水タンク11に排出される。蒸発容器20の外周上部には、後述する温度センサ43を取り付けるための貫通孔20cが形成されている。蒸発容器20の外周には、環状をした2つの取付ブラケット23,24が軸方向の中間部に上下に離間して取り付けられている。蒸発容器20の外周には、これら上下の取付ブラケット23,24の間に電磁誘導加熱コイル30が巻回されている。また、上下の取付ブラケット23,24には、電磁誘導加熱コイル30の外周側に電磁誘導加熱コイル30により生じる電磁波を外側に漏出させないようにするための複数の棒状のフェライト25が設けられている。
図1及び図2に示すように、加熱体40は蒸発容器20内に吊設された7本の加熱棒41とこれら加熱棒41を一体にして蒸発容器20の上部に支持させる支持ホルダ(支持部)42とからなる。7本の加熱棒41は、円柱形状をした導電性の金属部材よりなり、電磁誘導加熱コイル30の巻回位置と同じ高さ位置にあって電磁誘導加熱コイル30により発熱する発熱部41aと、この発熱部41aの上側及び下側位置にあって電磁誘導加熱コイル30の巻回位置より高いまたは低い位置にあることで発熱しない非発熱部41b,41cとからなる。加熱棒41は、熱伝導性が高い金属部材よりなり、発熱部41aと非発熱部41b、41cとが同一部材で連続するものである。よって、加熱棒41の発熱部41aが蒸発容器20内で水中にないときには、発熱部41aで生じる熱は非発熱部41b、41cに迅速に伝達される。
加熱体40は、その下端を蒸発容器20の下部と当接させることなくその上部の非発熱部41bを支持ホルダ42により蒸発容器20の上端の送出口20aに支持させて蒸発容器20内で吊設されている。加熱体40は、加熱棒41の非発熱部41bを支持ホルダ42により蒸発容器20の上部に支持させているので、支持ホルダ42及び蒸発容器20は蒸気程度の温度で変形することのない樹脂部材を用いることができる。
7本の加熱棒41のうち1本の加熱棒41には、上側の非発熱部41bに軸方向と直交する方向に挿入孔41dが形成されており、加熱棒41は挿入孔41dが蒸発容器20の外周上部の貫通孔20cと同軸的になるように蒸発容器20内に収容されている。加熱棒41の挿入孔41dには加熱棒41の非発熱部41bの温度を検出する温度センサ43の感温部43cが非発熱部41bと接触するように挿入されている。温度センサ43は、加熱棒41の非発熱部41bの温度を検出することで蒸発容器20内の空焚きを検知するためのものであり、基部43aと基部43aから延びる棒状の検知部43bとからなる。温度センサ43は、基部43aが蒸発容器20の外周側にある状態で検知部43bを蒸発容器20の貫通孔20cと加熱棒41の挿入孔41dに挿入させ、温度センサ43は、検知部43bの先端の感温部43cが加熱棒41の挿入孔41dに隙間なく嵌挿されている。加熱棒41の発熱部41aが蒸発容器20内で水中にあって発熱するときには、発熱部41aの熱は蒸発容器20内の水と熱交換されて非発熱部41b、41cに僅かしか伝わらない。このとき、非発熱部41bは、蒸発容器20内で生成される蒸気が通過するために蒸気の温度とほぼ同じ温度として100℃となる。これに対し、加熱棒41の発熱部41aが蒸発容器20内で水中になくて発熱するときには、発熱部41aの熱は蒸発容器20内の水と熱交換されないので蒸発容器20内で放熱されるとともに非発熱部41b、41cに迅速に伝わる。このとき、非発熱部41bは、発熱部41aからの伝熱により蒸気の温度より高い110℃以上となる。
図1及び図2に示すように、支持ホルダ42は略有底円筒形状の樹脂部材よりなり、支持ホルダ42の外周面が蒸発容器20の上端部の内周面と嵌合するとともに、支持ホルダ42の上縁に形成されたフランジ部42aが蒸発容器20の上端と係止されている。支持ホルダ42の底壁の下面には7本の加熱棒41を保持する円筒形状の7つの保持部42bが形成されており、保持部42bには、加熱棒41の上側の非発熱部41bの上端部が嵌合固定されている。支持ホルダ42には、内周面の互いに対向する位置とを渡す加熱体40の着脱操作のための取手部42cが設けられており、取手部42cを抓んで加熱体40を上方に引き出すことで加熱体40を蒸発容器20から取り外す作業が容易となっている。支持ホルダ42には、底壁42dの中心部と、底壁42dの周縁から周面とに形成された複数の蒸気の通過口42eが形成されており、蒸発容器20内で跳ね上がる水滴の大部分は支持ホルダ42の底壁(遮蔽部)42dにより蒸発容器20の蒸気の送出口20aから送出されるのを抑制され、蒸発容器20内で生成された蒸気は支持ホルダ42の各通過口42eを通過して蒸発容器20の蒸気の送出口20aから送出される。
図1に示すように、蒸気送出筒50は、蒸発容器20内で生成された蒸気を図示しない調理庫内に送出するためのものであり、蒸発容器20の上端の蒸気の送出口20aと調理庫(図示しない)に設けられた蒸気の取入口とを接続している。蒸気送出筒50は、蒸発容器20における蒸気の送出口20aから立設して上側が閉じられた水滴分離筒部51と、この水滴分離筒部51の中間部から分岐して蒸気の取出口を調理庫(図示しない)の蒸気の取入口に接続した蒸気取出筒部52とからなる。水滴分離筒部51は、蒸発容器20における蒸気の送出口20aから水滴を含んで勢いよく上昇する蒸気をその頂部に衝突させてその勢いを低下させ、勢いの低下した蒸気から水滴を落下させて分離して水滴を含まない蒸気とするためのものである。蒸気取出筒部52は、水滴分離筒部51で水滴が分離された蒸気をその取出口から調理庫(図示しない)に送出するものである。
図1に示すように、水位検知タンク60は、内部に設けたフロートスイッチ61により蒸発容器20内の水位を検知するためのものである。水位検知タンク60は蒸発容器20の側方でこれと平行に立設しており、水位検知タンク60の下部は蒸発容器20の電磁誘導加熱コイル30が巻回された位置より下側位置に接続管62によって連通接続されている。水位検知タンク60は蒸発容器20と同様に大気に開放されたものであり、水位検知タンク60は蒸発容器20と同じ水位となっている。フロートスイッチ61は、水位検知タンク60内の水位を検知することにより蒸発容器20の水位を検知するものであり、加熱棒41の発熱部41aの上端となる位置を上限水位L1として検出し、この上限水位L1より少し下側の水位を下限水位L2として検出する。水位検知タンク60の下部には、水道等の水の供給源から導出された給水管63が接続されており、給水管63は給水用バルブ64の開放により水位検知タンク60に水を供給する。
制御装置70はマイクロコンピュータを備えており、排水用ボールバルブ22、電磁誘導加熱コイル30、温度センサ43、フロートスイッチ61及び給水用バルブ64に接続されている。制御装置70は、フロートスイッチ61による検出水位に基づいて給水用バルブ64の開閉を制御して蒸発容器20内が所定水位として上限水位L1となるように制御している。詳述すると、制御装置70は、蒸発容器20内の水が蒸気の発生により減少してフロートスイッチ61により下限水位L2より低い検出水位の入力があると、給水用バルブ64を開放させて給水管63により蒸発容器20内に水を供給させ、蒸発容器20内に水を供給させてフロートスイッチ61により上限水位L1より高い検出水位の入力があると、給水用バルブ64を閉止させて蒸発容器20内への水の供給を止めるように制御している。
制御装置70は、加熱調理器(図示しない)の調理プログラムに基づいて所定の蒸気量となるように電磁誘導加熱コイル30に高周波電力を供給するように制御している。制御装置70は、上記の調理プログラムを実行しているときに、フロートスイッチ61により下限水位L2より低い検出水位の入力があるときに給水用バルブ64を開放させても下限水位L2より低い検出水位の入力が所定時間継続すると、蒸発容器20内に水が供給されていないことを検知して蒸発容器20内が空焚きとならないように電磁誘導加熱コイル30に高周波電力の供給を停止させる制御手段を備えている。
また、制御装置70は、フロートスイッチ61が故障等して下限水位L2以下の検出素水位の入力がないときに、温度センサ43による検出温度が所定温度として110℃以上の検出温度の入力があると、蒸発容器20内の水が下限水位L2以下となって蒸発容器20内が空焚きとなっていることを検知する検知手段を備えている。制御装置70は、上記の検知手段により蒸発容器20内が空焚きとなっていることを検知すると、電磁誘導加熱コイル30に高周波電力の供給を停止させる制御手段を備えている。
この蒸気発生装置において、加熱棒41にスケールがほとんど付着していないときには、加熱棒41の発熱部41aで生じる熱は、蒸発容器20内の水と熱交換されるので、非発熱部41bに僅かしか伝わらない。よって、非発熱部41bの温度は蒸発容器20内で発生する蒸気の温度とほぼ同じ温度として100℃となっている。これに対し、加熱棒41にスケールが多く付着しているときには、加熱棒41の発熱部41aで生じる熱は、スケールにより断熱されるので蒸発容器20内の水と熱交換されにくくなり、非発熱部41bに多く伝わるようになる。よって、非発熱部41bの温度は蒸発容器20内で発生する蒸気の温度より高くなる。蒸発容器20内が所定水位として上限水位L1となるように制御されるとともに加熱棒41の発熱部41aが電磁誘導加熱コイル30により励磁されて発熱して蒸発容器20内で蒸気を発生させているときに、制御装置70は、温度センサ43により加熱棒41にスケールがほとんど付着していない時に検出される第1所定温度(例えば100℃)より高い第2所定温度(例えば105℃)以上の検出温度の入力が所定時間(例えば5分間)継続されると、加熱棒41にスケールが多量に付着されていると検知する検知手段を備えている。制御装置70は、この検知手段により加熱棒41にスケールが付着したことの検知をすると、図示しないランプを点灯させる等の報知手段により加熱棒41にスケールが付着したことを報知する。
また、この蒸気発生装置10においては、制御装置70は、上述したように蒸発容器20内の水が蒸気の発生により減少してフロートスイッチ61により下限水位L2より低い検出水位の入力があると、給水用バルブ64を開放させて給水管63から蒸発容器20内に水を供給させ、フロートスイッチ61により上限水位L1より高い検出水位の入力があると、給水用バルブ64を閉止させて蒸発容器20内へ水の供給を止めるように制御している。この蒸気発生装置10においては、電磁誘導加熱コイル30に所定値(例えば出力を最大にしたとき)の高周波電力を供給して加熱棒41の発熱部41aを発熱させて蒸発容器20内の水を加熱させているときには、蒸発容器20から送出される蒸気の量が一定となるので、給水用バルブ64を開放させる間隔も所定時間毎(例えば60秒毎)でほぼ一定となっている。しかし、加熱棒41にスケールが付着すると、上述したように加熱棒41はスケールにより断熱されて蒸発容器20内の水との熱交換の効率が悪くなり、その結果、加熱棒41は蒸発容器20内で加熱効率が低下する。このようなときに、電磁誘導加熱コイル30に上記の所定値の高周波電力を供給して加熱棒41の発熱部41aを発熱させて蒸発容器20内の水を加熱させると、給水用バルブ64を開放させる間隔が上記の所定時間毎(例えば60秒毎)より長くなる。制御装置70は、電磁誘導加熱コイル30に所定値の高周波電力を供給して加熱棒41の発熱部41aを発熱させ、蒸発容器20内の水が蒸気の発生により減少してフロートスイッチ61により下限水位L2より低い検出水位の入力があると、給水用バルブ64を開放させて給水管63から蒸発容器20内に水を供給させ、フロートスイッチ61により上限水位L1より高い検出水位の入力があると給水用バルブ64を閉止させて蒸発容器20内へ水の供給を止めるように制御しているときに、内蔵するタイマ71により計測される給水用バルブ64を開放させる時間の間隔が加熱棒41にスケールが付着していないときの時間の間隔(例えば60秒)より長い時間の間隔(例えば120秒)であることの入力があると、加熱棒41にスケールが多量に付着されていると検知する検知手段を備えている。制御装置70は、上述したのと同様に、この検知手段により加熱棒41にスケールが付着したことの検知をすると、図示しないランプを点灯させる等の報知手段により加熱棒41にスケールが付着したことを報知する。
上記のように構成した蒸気発生装置10の作動について説明する。蒸気発生装置10においては、制御装置70は、電磁誘導加熱コイル30に所定値の高周波電力を供給して加熱棒41の発熱部41aを発熱させるとともに、蒸発容器20内の水が蒸気の発生により減少してフロートスイッチ61により下限水位L2より低い検出水位の入力があると、給水用バルブ64を開放させて給水管63から蒸発容器20内に水を供給させ、フロートスイッチ61により上限水位L1より高い検出水位の入力があると給水用バルブ64を閉止させて蒸発容器20内へ水の供給を止めるように制御している。蒸発容器20内で発熱部41aの発熱により生成された蒸気は、加熱体40の支持ホルダ42の複数の蒸気の通過口42eを通って蒸発容器20の蒸気の送出口20aから送出され、蒸気送出筒50により図示しない加熱調理器の調理庫内に送出される。
上記のように構成した蒸気発生装置10は、加熱棒41の上側の非発熱部41bの温度を検出することで蒸発容器20内の空焚きを検知するための温度センサ43を備え、温度センサ43は高温となった発熱部41aからの伝熱により加熱される非発熱部41bの温度を検出することで空焚きを検知することができるので、加熱棒41の発熱部41aからの放熱の温度を検出することで蒸発容器20内の空焚きを検知するよりも早く空焚きを検知することができるようになる。また、温度センサ43は、非発熱部41bと同じ高さ位置で非発熱部41bの温度を検出するようにしたので、電磁誘導加熱コイル30により自ら発熱することなく、または電磁誘導加熱コイル30による電磁波の影響を受けて不安定な検出となることがない。
上記のように構成した蒸気発生装置10においては、加熱棒41の非発熱部41bには温度センサ43を挿入するための挿入孔41dを形成し、温度センサ43の感温部43cを挿入孔41dに挿入して固定すれば、温度センサ43は確実に加熱棒41の非発熱部41bの温度を検出することができる。特に、温度センサ43は感温部43cを加熱棒41の非発熱部41bに形成された挿入孔41dに挿入しているので、温度センサ43は感温部43cにスケールが付着することで非発熱部41bの温度を検出しにくくならない。
上記のように構成した蒸気発生装置10においては、蒸発容器20内に所定水位として上限水位L1となるように水が貯えられて加熱棒41の発熱部41aが電磁誘導加熱コイル30により励磁されて発熱して蒸発容器20から蒸気を発生させているときに、温度センサ43による検出温度が加熱棒41にスケールが付着されていない時に検出される第1所定温度(例えば100℃)より高い第2所定温度(例えば105℃)以上であることを所定時間(例えば5分間)継続して検出すると、加熱棒41にスケールが付着したことを検知するようにしたので、新たなセンサ等の検知部材を設けることなく加熱棒41にスケールが付着したことを検知することができる。これにより、加熱棒41にスケールが付着することで加熱効率が低下することを抑制することができる。
上記のように構成した蒸気発生装置10においては、電磁誘導加熱コイル30に所定値の高周波電力を供給して加熱棒41の発熱部41aを発熱させ、蒸発容器20内の水が蒸気の発生により減少してフロートスイッチ61により下限水位L2より低い検出水位の入力があると、給水用バルブ64を開放させて給水管63から蒸発容器20内に水を供給させ、フロートスイッチ61により上限水位L1より高い検出水位の入力があると給水用バルブ64を閉止させて蒸発容器20内への水の供給を止めるように制御しているときに、内蔵するタイマ71により計測される給水用バルブ64を開放させる時間の間隔が加熱棒41にスケールが付着していないときの時間の間隔(例えば60秒)より長い時間の間隔(例えば120秒)であることの入力があると、加熱体40の加熱棒41にスケールが多量に付着されていると検知する検知手段を備えているので、新たなセンサ等の検知部材を設けることなく加熱棒41にスケールが付着したことを検知することができる。これにより、加熱棒41にスケールが付着することで加熱効率が低下することを抑制することができる。
上記のように構成した蒸気発生装置10においては、図4に示すように、温度センサ43は感温部43cを加熱棒41の非発熱部41bに当接させるようにしてもよく、このようにしたときにも、温度センサ43は確実に加熱棒41の非発熱部41bの温度を検出することができる。特に、温度センサ43は感温部43cを加熱棒41の非発熱部41bに当接させているので、温度センサ43は感温部43cの非発熱部41bと当接する部分にスケールが付着することで非発熱部41bの温度を検出しにくくならない。また、温度センサ43は、非発熱部41bに感温部43cを耐熱性の樹脂バンドにより結束させて固定すれば、温度センサ43は感温部43cが非発熱部41bから外れることなく確実に加熱棒41の非発熱部41bの温度を検出することができる。
また、上記の実施形態においては、加熱棒41は発熱部41bと非発熱部41b、41cとが熱伝導性の高い同一部材が連続するものとなっているが、本発明はこれに限られるものでなく、加熱棒41は発熱部41bと非発熱部41b、41cとが互いに異なる金属部材であっても、非発熱部41b、41cを発熱部41bに熱伝導性が高い状態で連結して、発熱部41aの熱が非発熱部41b、41cに迅速に伝達されるようにしたものでもよく、上述したものと同様の作用効果を得ることができる。
10…蒸気発生装置、20…蒸発容器、20a…送出口、20b…排水口、30…電磁誘導加熱コイル、40…加熱体、41a…発熱部、41b…非発熱部、41d…挿入孔、43…温度センサ。

Claims (4)

  1. 所定量の水を貯えて上部に蒸気の送出口と下部に排水口とを備えた蒸発容器と、
    前記蒸発容器の外周に巻回された電磁誘導加熱コイルと、
    前記蒸発容器内に収容されて前記電磁誘導加熱コイルにより励磁されることで発熱して前記蒸発容器内の水を加熱する加熱体とを備えた蒸気発生装置であって、
    前記加熱体は前記電磁誘導加熱コイルの巻回位置と同じ高さ位置にあって発熱する発熱部とこの発熱部の上側にあって前記電磁誘導加熱コイルの巻回位置より高い位置にあることでこの電磁誘導加熱コイルにより発熱しない非発熱部とからなり、
    前記加熱体の非発熱部の温度を検出することで前記蒸発容器内の空焚きを検知するための温度センサを備えたことを特徴とする蒸気発生装置。
  2. 請求項1に記載の蒸気発生装置において、
    前記加熱体の非発熱部には前記温度センサを挿入するための挿入孔を形成し、
    前記温度センサを前記挿入孔に挿入して固定したことを特徴とする蒸気発生装置。
  3. 請求項1に記載の蒸気発生装置において、
    前記温度センサを前記加熱体の非発熱部に当接させて固定したことを特徴とする特徴とする蒸気発生装置。
  4. 請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の蒸気発生装置において、
    前記蒸発容器内に所定量の水が貯えられて前記加熱体の発熱部が前記電磁誘導加熱コイルにより励磁されて発熱して前記蒸発容器から蒸気を発生させているときに、
    前記温度センサによる検出温度が前記加熱体にスケールが付着されていない時に検出される第1所定温度より高い第2所定温度以上であることを所定時間継続したときに前記加熱体にスケールが付着したことを検知するようにしたことを特徴とする蒸気発生装置。
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