JP2010193946A - 圧力式炊飯器 - Google Patents

圧力式炊飯器 Download PDF

Info

Publication number
JP2010193946A
JP2010193946A JP2009039242A JP2009039242A JP2010193946A JP 2010193946 A JP2010193946 A JP 2010193946A JP 2009039242 A JP2009039242 A JP 2009039242A JP 2009039242 A JP2009039242 A JP 2009039242A JP 2010193946 A JP2010193946 A JP 2010193946A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rice
pressure
rice cooker
steam
steam temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2009039242A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Sugimoto
直樹 杉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Consumer Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd, Sanyo Consumer Electronics Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2009039242A priority Critical patent/JP2010193946A/ja
Publication of JP2010193946A publication Critical patent/JP2010193946A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】炊飯異常時において鍋内に圧力がかかっていても、炊飯器本体と蓋体との間から蒸気及び熱湯が突出しないようにした安全性の高い圧力式炊飯器を提供すること。
【解決手段】被炊飯物が投入される鍋4と、鍋が収納される収納ケース14と、鍋を加熱する加熱手段5とを有する炊飯器本体2と、炊飯器本体に開閉自在に装着された蓋体3と、蓋体内に設けられて炊飯中に発生する蒸気を炊飯器外方へ導出させる蒸気通路34と、蒸気温度を検知する蒸気温度センサ26と、炊飯工程を実行する制御手段とを備えた圧力式炊飯器1において、炊飯工程を複数に区分し、区分された工程毎に蒸気温度を検出して、工程内での蒸気温度の所定値以下の上昇或いは所定値以上の降下を検出すると鍋内が異常圧力であると判断して、加熱手段5への通電を止める制御を行う。
【選択図】 図4

Description

本発明は圧力をかけた状態で炊飯を行う圧力式炊飯器に関するもので、詳しくは炊飯時において、蒸気温度によって、異常圧力を検知する圧力式炊飯器に関するものである。
最近の炊飯器は、炊飯中に鍋内を昇圧する圧力式のものが開発されている。圧力式炊飯器では、炊飯時に鍋を加熱すると同時に鍋内を昇圧するため、鍋内が高温になり、大気圧以上の圧力がかかってくる。そこで、鍋内の圧力を大気下げるために、蓋に蒸気口を設け、鍋内の蒸気を外方へ抜くような構成になっている。
しかし、蒸気口に豆の皮などの被炊飯物が詰まり、蒸気口を塞いでしまうと、鍋内の蒸気が外方へ抜けずに、鍋内の圧力が上昇してしまう危険があった。そこで、蒸気口が塞がれても一定以上に圧力が上がらないように蓋に安全弁を設けた構造が開発された。
ところが、蒸気口と同様に安全弁も塞がれてしまうと、圧力が異常上昇しても蒸気を外方へ抜く手段がなくなり、鍋内の圧力によって蓋が持ち上げられ、鍋と蓋とを密着させているパッキンとの間から鍋内の蒸気及び熱湯が勢いよく飛び出す恐れがあった。蒸気や熱湯の噴出は、使用者が火傷をする危険を招き、また炊飯器の周囲を汚す恐れもあった。
下記特許文献1に開示されている炊飯器は、図8から図10に示すように、器本体201と、器本体201に収容される鍋211と、この鍋211の開口部を覆う内蓋235を具備する蓋体205とを備えた炊飯器において、内蓋235に設けられた蒸気連通孔としての開口孔287とは別に、鍋211内の蒸気を逃がす蒸気逃がし部248aが設けられている。蒸気逃がし部248aは、図9に示すように、蓋パッキン237のベース当接部249とパッキンベース236のシール部対向部242との間が一定隙間とならない様に、シール部対向部242に凹部243を設けることで構成されている。なお、図9は蓋体から取り外した内蓋235を鍋211と対向する側から見た部分拡大図である。
上記の構成にすると、凹部243を設けた部分では、蓋パッキン237とパッキンベース236との隙間が他と異なり、炊飯時における鍋211の内部圧力の上昇に伴い蓋パッキン237に変形が生じた際、凹部243を設けた部分のみ他の個所とは変形度合いが異なるため、部分的に鍋との当該シールが崩壊し、蒸気漏れの方向を規定することができる。
特許第4137892号公報
しかし、上記特許文献1の炊飯器では、連通孔がつまった状態で鍋211が加圧されるといった異常時において、蒸気漏れの方向を規定することができても、蒸気や熱湯が器本体201と蓋体205との間から飛び出すことに変わりはなく、使用者に蒸気や熱湯がかかるといった恐れがあり、危険であるといった問題があった。
本発明者は、前記問題点を解決すべく種々検討を行った結果、蒸気や熱湯が炊飯器本体と蓋体との間から飛び出さないように、炊飯中に発生する蒸気温度を検知する温度センサを設け異常を検出した時には加熱手段への通電を止める制御を行うことができる炊飯器として、本発明を完成するに至ったものである。
すなわち、本発明は前記の問題を解決し、安全な圧力式炊飯器を提供することを目的とするものである。
前記問題を解決するために、本願の請求項1に係る発明は、被炊飯物が投入される鍋と、該鍋が収納される収納ケースと、前記鍋を加熱する加熱手段とを有する炊飯器本体と、該炊飯器本体に開閉自在に装着された蓋体と、該蓋体内に設けられた炊飯中に発生する蒸気を炊飯器外方へ導出させる蒸気通路と、該蒸気通路に設けた蒸気温度を検知する蒸気温度センサと、炊飯工程を実行する制御手段とを備えた炊飯器において、前記炊飯工程を複数に区分し、区分された工程毎に蒸気温度を検出して、前記区分された工程内での蒸気温度の所定値以下の上昇或いは所定値以上の降下を検出すると前記加熱手段への通電を止める制御を行うことを特徴とする。
本願の請求項2に係る発明は、請求項1に記載の圧力式炊飯器において、炊飯工程を、被炊飯物に水分を吸収させる吸水工程、被炊飯物を急激に加熱する加熱工程、被炊飯物を沸騰状態に維持する沸騰工程、被炊飯物を蒸らす蒸らし工程に区分し、前記加熱工程及び沸騰工程中に蒸気温度を検出して制御を行なうことを特徴とする。
本願の請求項3に係る発明は、請求項2に記載の圧力式炊飯器において、加熱工程中に蒸気温度が所定値よりも上昇しないことを検出すると加熱手段への通電を止める制御を行うことを特徴とする。
本願の請求項4に係る発明は、請求項2に記載の圧力式炊飯器において、沸騰工程中に蒸気温度が所定値よりも降下したことを検出すると加熱手段への通電を止める制御を行うことを特徴とする。
本願の請求項5に係る発明は、請求項2及び4のいずれかに記載の圧力式炊飯器において、沸騰工程中に所定時間おきに蒸気温度を検出することを特徴とする。
本願の請求項6に係る発明は、請求項2,4及び5のいずれかに記載の圧力式炊飯器において、沸騰工程中に所定時間おきに蒸気温度を検出して温度降下の累計をとることを特徴とする。
本願の請求項7に係る発明は、請求項1乃至6のいずれかに記載の圧力式炊飯器において、前記蒸気温度センサが前記蓋体に設けた圧力弁の出口以降に設けられたことを特徴とする。
本発明によれば、炊飯工程中に温度センサによって蒸気温度を検出し、蒸気温度によって鍋内の圧力の異常の有無を判断し、異常と判断すると加熱手段への通電を停止することで、炊飯異常時において鍋内に圧力がかかっていても炊飯器本体と蓋体との間から蒸気及び熱湯を突出させないようにすることができるので、使用者に安全な圧力式炊飯器を提供することができる。
図1は、本発明に係る圧力式炊飯器の正面図である。 図2は、図1の圧力式炊飯器の縦断面図である。 図3は、図2のP部分の拡大図である。 図4は、炊飯工程中の鍋内の温度及び圧力の変化を示した相関図である。 図5は、炊飯工程中のフローチャートである。 図6は、炊飯工程中のフローチャートである。 図7は、炊飯工程中のフローチャートである。 図8は、従来の炊飯器の縦断面図である。 図9は、従来の炊飯器が備える内蓋組立の構成を示す部分拡大図である。 図10は、従来の炊飯器が備える鍋内が加圧状態になったときの蓋パッキンの状態を示す拡大縦断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。ただし、以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための圧力炊飯器を例示するものであって、本発明をこの圧力炊飯器に特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のものにも等しく適用し得るものである。
まず、図1から図3を参照して本発明の実施例に係る圧力式炊飯器について説明する。なお、図1は、本発明の実施例に係る圧力式炊飯器の正面図である。図2は、本発明の実施例に係る圧力式炊飯器の断面図であり、左が正面である。図3は、図2のP部分の拡大図である。
1は圧力式炊飯器で、炊飯器本体(以下「本体」という)2と本体2を覆う開閉自在の蓋体3とで構成され、本体2には、被炊飯物が投入される深底の容器からなる鍋4と、上方にこの鍋4が収容される開口部及び内部にこの鍋4を加熱して被炊飯物を加熱する加熱手段5を有しており、炊飯を制御する制御部(図示省略)と、炊飯メニューを操作する操作部6と、操作された炊飯メニューを表示する表示部7が正面側に設けてある。
操作部6は、炊飯メニュー選択ボタン8、炊飯スタート/保温ボタン9、予約ボタン10、取り消しボタン11、十字キー12よりなり、これらの操作ボタンを操作して、使用者の好みのメニューで炊飯を行うように設定することができる。
本体2は、有底箱状の外部ケース13と、この外部ケース13に収容される収納ケース14とからなり、外部ケース13と収納ケース14との間に隙間が形成され、この隙間に制御部(制御手段)を構成する制御装置(図示省略)が配設されている。収納ケース14には鍋4が収容される。この鍋4は、例えばアルミニウムとステンレスとのクラッド材で形成されている。また、この収納ケース14は、側壁上面にある鉄よりなる上ケース15と、側壁下面から底壁にかけて設けた耐熱性樹脂からなる下ケース16より構成されており、その上ケース15及び下ケース16にそれぞれ側面ヒータ17及び加熱コイル18が設けられ、底部に鍋底温度を検知するサーミスタ等からなる鍋底温度センサ19が設けられている。
蓋体3は、一側をヒンジにより本体2に枢着した着脱自在の内蓋20と、外方を覆う外蓋21と線ヒータよりなる蓋ヒータ22とで構成されている。また、蓋体3には、圧力弁23、圧力弁開放機構24、安全弁25、負圧弁(図示省略)、蒸気通路34、圧力弁から導入される蒸気の温度を検知するサーミスタ等よりなる蒸気温度センサ26が設けられている。
圧力弁23は、金属製の調圧ボール27と、台座28、カバー29からなり、圧力弁開放機構24は、調圧ボール27を強制的に移動させるソレノイドからなり、電磁コイルが巻回されたシリンダ30と、このシリンダ30内を電磁コイルの励磁により移動させるプランジャ31と作動棹、バネで構成されている。
台座28は中心に孔32が開けられており、鍋4内の加圧時は調圧ボール27が自重により台座28の真ん中に収まり、孔32を塞いで安定するように設計されている。調圧ボール27が孔32を塞いでいるときは、鍋4と内蓋20とは、内蓋20に取り付けられているパッキン33と調圧ボール27とで密閉されている。プランジャ31は、制御部により制御されて密閉状態を解除する際に調圧ボール27を台座28の孔32の上から押しのける。
また、蓋体3には、鍋4内の蒸気圧が所定圧力以上の異常圧力に上昇したときに、鍋4内の圧力を外部に逃がす安全弁25が設けられている。また、この蓋体3の蒸気通路34には、圧力弁23よりも噴出口側の位置に、前記温度センサである蒸気温度センサ26が取り付けられている。
35はおねばタンクで、蓋体3の上方に着脱自在に設けられ、炊飯時に発生するおねばを貯留する。そのため、おねばタンク35の内部は蒸気とおねばとを分離させるために多層構造となっており、噴出口36からは蒸気のみがでるようになっている。
圧力弁開放機構24は、制御装置により制御される。すなわち、制御装置からの指令に基づき、電磁コイルが励磁されるとプランジャ31がシリンダ30内に引き込まれ、この引き込みにより調圧ボール27が自重により台座28上に戻り、孔32が調圧ボール27で閉塞される。また、電磁コイルへの励磁がストップされると、プランジャ31がバネの付勢力によりシリンダ30から飛出して、調圧ボール27を所定方向に押し出す。この押し出しにより、調圧ボール27は、台座28上で移動し孔32を強制的に開放させる。
次に、図4から図7を参照して炊飯工程を説明する。なお、図4は炊飯工程における鍋底温度センサ温度(鍋底温度)、蒸気温度センサ温度(蒸気温度)、及び鍋内圧力と、正常時の各加熱手段及び圧力弁の動作を示す相関図である。また、図4の実線Aは鍋底温度センサ温度の温度曲線、実線Bは蒸気温度センサ温度の温度曲線、破線Cは沸騰工程で異常圧力になったときの蒸気温度センサ温度の温度曲線、破線Dは加熱工程で異常圧力になったときの蒸気温度センサ温度の温度曲線である。図5から図7は、炊飯工程中のフローチャートである。
炊飯工程は、図4に示すように、鍋4内の被炊飯物に水を吸わせる吸水工程Iと、この吸水した被炊飯物を沸騰するまで急激に昇温加熱する加熱工程IIと、この被炊飯物を沸騰状態に維持する沸騰工程IIIと、この沸騰工程III後に被炊飯物を所定時間蒸らす蒸らし工程IVとに分けられる。
吸水工程I(S101)では、吸水温度は所定の温度、例えば60℃前後の温度に一定時間、例えば15分間維持されているため、蒸気温度センサ26の検出した蒸気温度も一定の温度、例えば30℃前後となっている。このときの蒸気温度は、室温によって変化する。なお、この吸水工程Iでは、圧力弁23は開放されている。
次に一定時間経過後、吸水工程Iが終了(S102)して、加熱工程IIに移行すると、同時にタイマーカウントが開始される(S103、S104)。このタイマーカウントは、炊飯量によって変わる。本実施例では、最大炊飯量(5.5カップ)の場合である。加熱工程IIでは、圧力弁23は閉じられ、加熱手段5は急激に加熱(フルパワーで加熱)を行い、鍋4内の温度は急に上昇する。そのとき、鍋4内は圧力弁23とパッキン33によって密閉されているため、鍋4内の圧力が上昇し、加圧状態となる。蒸気温度もそれに比例して急上昇し、50℃以上になる。この加熱工程II中の蒸気温度の上昇を蒸気温度センサ26が検出(S105)し、5℃以上温度上昇していれば、沸騰工程IIIに移行する(S105、S107からS111)。
蒸気温度が上昇していなければ、圧力弁23及び安全弁25に被炊飯物が詰まっていて、炊飯中に発生する蒸気を炊飯器外方へ放出させる蒸気通路が機能しておらず、鍋4内が異常状態であると判断して加熱手段5への通電を停止するよう制御される(S105からS109)。
加熱工程IIから沸騰工程IIIに移行する際には、タイマーカウントでなくても、蒸気温度の短時間での急上昇を検出して沸騰工程IIIに移行してもよい。
次に沸騰工程III(S112)に移行すると、加熱コイル18への通電及び圧力弁23の開閉が所定時間間隔で行われる。すなわち、圧力弁開放機構24の制御により圧力弁23の開閉が行われ、この圧力弁23の開閉は、この沸騰工程IIIの初期段階に1回乃至数回行われる。圧力弁23の開成により、鍋4内の圧力は、1.2気圧から略大気圧近傍まで一気に低下する。この圧力変化により、鍋4内が激しく沸騰する、いわゆる突沸現象が発生する。
この突沸現象により、鍋4内の米粒などの被炊飯物が攪拌される。特に、沸騰工程IIIの初期段階に圧力弁23の開閉が行われると、この段階では鍋4内の水が多いので米粒は効率よく攪拌される。一方、加熱コイル18への通電は、圧力弁23の開閉に同期してオン/オフされる。すなわち、圧力弁23が閉成されているときは加熱コイル18への通電がオンされ、開成のときオフされる。なお、加熱コイル18への通電は、圧力弁23の開閉と非同期でもよい。このとき、蒸気温度は90℃以上を維持している。
沸騰工程III中では、図6に示すように、10秒毎に蒸気温度を検出して、メモリーしておく(S113からS120)。メモリーした蒸気温度を比べて蒸気温度が下がっていなければ、再度10秒毎に蒸気温度を検出する(S121、S135、S136)。蒸気温度が低下した場合、3℃以上低下していれば、圧力弁23及び安全弁25に被炊飯物が詰まっていて、蒸気温度センサ26に蒸気が到達せず鍋4内が異常状態であると判断して、加熱手段5への通電を停止するよう制御装置により制御する(S121からS123、S134)。
蒸気温度の低下が3℃を超えない低下であれば、蒸気温度の検出を3秒毎に行なってメモリーし、蒸気温度の低下を監視する(S124からS132)。蒸気温度の検出を何度か行い、累積して3℃以上蒸気温度が低下すると、圧力弁23及び安全弁25に被炊飯物が詰まっていて、鍋4内が異常状態であると判断して加熱手段5への通電を停止するよう制御装置により制御する(S133)。
沸騰工程IIIのうち、鍋4内の水がなくなると、鍋4内の温度が130℃に上昇する。この温度上昇により、沸騰中の鍋4内の水がなくなり強制的なドライアップとなる。蒸気温度の低下が検出されずに鍋底温度センサ19により鍋底温度が130℃を検出されると、ドライアップしたと判断し、加熱コイル18への通電を停止して蒸らし工程IVへ移行される(S135からS138)。蒸らし工程へ移行すると、炊飯工程が終了する(S139)。また、蒸気温度が3℃以上低下しても、鍋底温度が130℃を検出される(S125)と、ドライアップしたと判断し、同様の制御を行い、保温工程へ移行する。
異常状態と判断し、加熱手段5への通電を停止した場合には、鍋4内が加圧状態となっているため、すぐに蓋体3を開けることは危険である。鍋4内が大気圧状態に戻るまで蓋体3が開かないようにすることはもちろんのこと、加熱を停止したことを報知する、または、圧力弁23及び安全弁25の詰まりを取り除いた後、再度炊飯するようにしてもよい。以上の実施例では、沸騰工程中の蒸気温度の検出を10秒毎または3秒ごとに行ったが、蒸気温度の検出の間隔は、本実施例により制限されるものではなく、制御基準として適宜決定すればよい。また、蒸気温度の下降についても、3℃で説明したが、本実施例の下降温度に制限されるものではなく、制御基準として適宜決定すればよい。
以上述べたように、本発明の圧力式炊飯器は、炊飯工程中に蒸気温度センサによって蒸気温度を検出し、蒸気温度によって鍋内の圧力の異常の有無を判断し、異常と判断すると加熱手段への通電を停止するよう制御するので、使用者に安全な圧力式炊飯器を提供することができる。
1:圧力式炊飯器
2:炊飯器本体(本体)
3:蓋体
4:鍋
5:加熱手段
6:操作部
7:表示部
8:炊飯メニュー選択ボタン
9:炊飯スタート/保温ボタン
10:予約ボタン
11:取り消しボタン
12:十字キー
13:外部ケース
14:収納ケース
15:上ケース
16:下ケース
17:側面ヒータ
18:加熱コイル
19:鍋底温度センサ
20:内蓋
21:外蓋
22:蓋ヒータ
23:圧力弁
24:圧力弁開放機構
25:安全弁
26:蒸気温度センサ
27:調圧ボール
28:台座
29:カバー
30:シリンダ
31:プランジャ
32:孔
33:パッキン
34:蒸気通路
35:おねばタンク
36:噴出口

Claims (7)

  1. 被炊飯物が投入される鍋と、該鍋が収納される収納ケースと、前記鍋を加熱する加熱手段とを有する炊飯器本体と、該炊飯器本体に開閉自在に装着された蓋体と、該蓋体内に設けられ、炊飯中に発生する蒸気を炊飯器外方へ導出させる蒸気通路と、該蒸気通路に設けた蒸気温度を検知する蒸気温度センサと、炊飯工程を実行する制御手段とを備えた炊飯器において、
    前記炊飯工程を複数に区分し、区分された工程毎に蒸気温度を検出して、前記区分された工程内での蒸気温度の所定値以下の上昇或いは所定値以上の降下を検出すると前記加熱手段への通電を止める制御を行うことを特徴とする圧力式炊飯器。
  2. 前記炊飯工程を、被炊飯物に水分を吸収させる吸水工程、被炊飯物を急激に加熱する加熱工程、被炊飯物を沸騰状態に維持する沸騰工程、被炊飯物を蒸らすむらし工程に区分し、前記加熱工程及び沸騰工程中に蒸気温度を検出して制御を行なうことを特徴とする請求項1に記載の圧力式炊飯器。
  3. 前記加熱工程中に蒸気温度が所定値よりも上昇しないことを検出すると加熱手段への通電を止める制御を行うことを特徴とする請求項2に記載の圧力式炊飯器。
  4. 前記沸騰工程中に蒸気温度が所定値よりも降下したことを検出すると加熱手段への通電を止める制御を行うことを特徴とする請求項2に記載の圧力式炊飯器。
  5. 前記沸騰工程中に所定時間おきに蒸気温度を検出することを特徴とする請求項2及び4のいずれかに記載の圧力式炊飯器。
  6. 前記沸騰工程中に所定時間おきに蒸気温度を検出して温度降下の累計をとることを特徴とする請求項2,4及び5のいずれかに記載の圧力式炊飯器。
  7. 前記蒸気温度センサが前記蓋体に設けた圧力弁の出口以降に設けられたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の圧力式炊飯器。
JP2009039242A 2009-02-23 2009-02-23 圧力式炊飯器 Withdrawn JP2010193946A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009039242A JP2010193946A (ja) 2009-02-23 2009-02-23 圧力式炊飯器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009039242A JP2010193946A (ja) 2009-02-23 2009-02-23 圧力式炊飯器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010193946A true JP2010193946A (ja) 2010-09-09

Family

ID=42819326

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009039242A Withdrawn JP2010193946A (ja) 2009-02-23 2009-02-23 圧力式炊飯器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010193946A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107080455A (zh) * 2017-06-13 2017-08-22 珠海格力电器股份有限公司 一种锅盖及具有其的电压力锅
CN107536460A (zh) * 2017-05-19 2018-01-05 浙江苏泊尔家电制造有限公司 烹饪器具和用于烹饪器具的加热控制方法
CN108013743A (zh) * 2016-11-04 2018-05-11 浙江苏泊尔家电制造有限公司 烹饪器具

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108013743A (zh) * 2016-11-04 2018-05-11 浙江苏泊尔家电制造有限公司 烹饪器具
CN107536460A (zh) * 2017-05-19 2018-01-05 浙江苏泊尔家电制造有限公司 烹饪器具和用于烹饪器具的加热控制方法
CN107080455A (zh) * 2017-06-13 2017-08-22 珠海格力电器股份有限公司 一种锅盖及具有其的电压力锅
CN107080455B (zh) * 2017-06-13 2022-07-12 珠海格力电器股份有限公司 一种锅盖及具有其的电压力锅

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6935223B2 (en) Pressure fryer
JP4646698B2 (ja) 圧力調理器
JP4522331B2 (ja) 圧力調理器
CA2713015A1 (en) Electric rice cooker and method of cooking rice
JP6213831B2 (ja) 圧力式炊飯器
JP2009100887A (ja) 炊飯器
JP2011078533A (ja) 圧力式炊飯器
WO2018146872A1 (ja) 圧力式炊飯器
JP2005334624A (ja) 炊飯器
JP2018139776A (ja) 圧力式炊飯器
JP2010193946A (ja) 圧力式炊飯器
JP2010148801A (ja) 電気炊飯器及び炊飯方法
JP6861374B2 (ja) 圧力式炊飯器
JP2007044304A (ja) 圧力加熱調理器
JP2010240196A (ja) 圧力式炊飯器
JP2011239879A (ja) 炊飯器
CN112006535A (zh) 压力烹饪器具及其烹饪控制方法和烹饪控制装置
JP2012095894A (ja) 圧力式炊飯器
JP2010240197A (ja) 圧力式炊飯器
JP2007330378A (ja) 圧力調理器
JP6782459B2 (ja) 圧力式炊飯器
JP5294971B2 (ja) 圧力式炊飯器
JP5328221B2 (ja) 炊飯器
JP2010263985A (ja) 圧力式炊飯器
KR101799303B1 (ko) 가스곤로장치

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Effective date: 20111115

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20111129

A621 Written request for application examination

Effective date: 20120110

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A711 Notification of change in applicant

Effective date: 20120528

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20130226