JP2005124864A - 炊飯器 - Google Patents

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Abstract

【課題】保温機能を有する炊飯器において、保温のご飯の乾燥を抑え、かつ不快な保温臭を低減する。
【解決手段】鍋加熱手段4により加熱する鍋2の開口部を蓋3により覆い、蒸気発生手段8より鍋2内に蒸気を供給し、鍋2と外気とを連通する蒸気口13の開口面積を開閉手段11により制御する。開閉手段11は、ご飯保温時に鍋2内への蒸気の供給に応じて、蒸気口13の開口面積を制御するよう構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、保温機能を有する炊飯器に関するものである。
従来、この種の炊飯器は図6に示すように構成していた。以下、その構成について説明する。
図6に示すように、炊飯器本体31は、鍋32を着脱自在に内装し、鍋32の上面を覆う蓋33を開閉自在に設置している。また、鍋32を加熱する鍋加熱手段34と鍋32の温度を検知する鍋温度検知手段35を炊飯器本体31内に配置している。水タンク36は炊飯器本体31内に内装しており、この水タンク36は水タンク加熱手段37を有し、水タンク36と水タンク加熱手段37により蒸気発生手段38を構成している。蒸気管42は蒸気発生手段38と鍋32の上面の一部とを接続し、鍋32上面の開口部を蒸気孔39とする。
蒸気口43は鍋32より炊飯器本体31外へ蒸気を放出するもので、この蒸気口43に開閉弁40を設置している。さらに、炊飯器本体31内には、鍋温度検知手段35の出力を基に、鍋加熱手段34、水タンク加熱手段37、開閉弁40を制御する開閉弁制御手段41を有する(例えば、特許文献1参照)。
上記構成において動作を説明する。炊飯を行う米とその米量に対応する水を鍋32に入れ、炊飯器本体31の所定の状態に内装する。さらに、炊飯器本体31に設けた水タンク36内に所定量の水を入れ、炊飯開始スイッチ(図示せず)を使用者が操作すると炊飯工程が実施される。炊飯工程は浸水、炊き上げ、蒸らしの各工程に大分されている。それぞれの工程において、鍋32内部の水と米の状態が適正値として設定された温度や所定時間維持される。
そのため、鍋温度検知手段35の出力を検出しながら鍋加熱手段34、水タンク加熱手段37を駆動する。水タンク加熱手段37を駆動することにより、水タンク36内の水が加熱され、蒸気を生成する。この蒸気は蒸気管42内を移動して、鍋32の上面の一部である蒸気孔39から鍋32内部に放出される。このとき、開閉弁40により蒸気口43は閉状態とし、鍋32内へ放出した蒸気を鍋32外へ漏らさないように動作する。
鍋32内部の水と米は、鍋加熱手段34により鍋32底から加熱され、さらに上面を鍋32に放出される蒸気により加熱される。蒸気を上面からの加熱源として用いることで、浸水工程においては、鍋加熱手段34の加熱に比べ米の糊化が開始されない温度まで均一かつ短時間で上昇する。鍋32内の米全体を目的の温度に均一に維持することで、米の吸水条件が均一でかつ、短時間で炊き上げに必要となる水分量を吸水する。また、炊き上げ工程においても、均一かつ短時間で沸点に到達する。以上のように、蒸気を発生させ鍋32内に供給することは、炊飯時が一般的である。
また、ご飯の保温について、一般的にご飯の保温では、ご飯が水分を失い硬くなり、また黄色く変色することによりご飯の状態が劣化するため、ご飯の状態を良好に保つにはご飯が乾燥しにくいよう鍋32内の水分を炊飯器本体31外へ放出する蒸気口43の開口面積を小さくし、鍋32内の水分をなるべく蒸発させないようにする。
特開2003−144308号公報
しかしながら上記従来の構成では、ご飯の保温においてご飯の乾燥を抑えるため蒸気口43の開口面積を小さくすると、鍋32内にご飯より蒸発した蒸気が充満し、また、ご飯の脂質の酸化などから発生する臭いと蒸気臭の合わさった酸味がかった不快な保温臭を発生させてしまうことがあった。また、蒸気口43の開口面積を大きくすると、鍋32内の水分が多量に放出され保温のご飯を乾燥させてしまうという問題を有していた。
本発明は前記従来の課題を解決するもので、保温のご飯の乾燥を抑え、かつ不快な保温臭を低減することを目的としている。
本発明は上記目的を達成するために、鍋加熱手段により加熱する鍋の開口部を蓋により覆い、蒸気発生手段より鍋内に蒸気を供給し、鍋と外気とを連通する蒸気口の開口面積を開閉手段により制御するよう構成し、開閉手段は、ご飯保温時に鍋内への蒸気の供給に応じて、蒸気口の開口面積を制御するよう構成したものである。
これにより、鍋内への蒸気供給の有無により蒸気口の開口面積を変えることができて、鍋内への蒸気供給に適した蒸気口の開口面積を得ることができ、保温のご飯の乾燥を抑えることができ、かつ不快な保温臭を低減することができる。
本発明の炊飯器は、保温のご飯の乾燥を抑えることができ、かつ不快な保温臭を低減することができる。
第1の発明は、鍋と、前記鍋を加熱する鍋加熱手段と、前記鍋の開口部を覆う蓋と、前記鍋と外気とを連通する蒸気口と、前記鍋内に蒸気を供給する蒸気発生手段と、前記蒸気口の開口面積を制御する開閉手段とを備え、前記開閉手段は、ご飯保温時に前記鍋内への蒸気の供給に応じて前記蒸気口の開口面積を制御するよう構成したものであり、鍋内の保温のご飯の乾燥を抑えるため蒸気口の開口面積を小さくした場合でも、鍋内へ蒸気を供給し蒸気の供給に応じて蒸気口の開口面積を拡大させ、鍋内に充満していた空気を蒸気口から鍋外へ放出し、鍋内の空気を循環させることにとより、不快な保温臭を鍋外へ効率的かつ確実に放出することができ、鍋内を保温臭を有しない空気に置換することができる。また、長時間保温しているご飯に対しては、失った水分を蒸気により加湿することとなるため、乾燥して硬くなった保温のご飯の状態を良好に回復させることができる。
第2の発明は、上記第1の発明において、開閉手段は、蒸気発生手段の動作停止後も開口面積の拡大状態を維持するようにしたものであり、蒸気供給により多量水分状態となった鍋内の水分を鍋外へ放出することができる。
第3の発明は、上記第1または第2の発明において、ファンを備え、蒸気発生手段による蒸気発生時に、前記ファンにより鍋内の空気を鍋外へ放出するようにしたものであり、ファンにより鍋内の空気を大量に放出することができ、短時間で効率よく鍋内の空気を鍋外へ放出することができる。
第4の発明は、上記第1〜3のいずれか1つの発明において、湿度を検知する湿度検知手段を備えたものであり、鍋内のご飯の状態を湿度により把握することができ、不快な保温臭が発生する前の湿度範囲で鍋内の空気の循環を行うことができる。
第5の発明は、上記第1〜3のいずれか1つの発明において、臭気を検知する臭気検知手段を備えたものであり、鍋内のご飯の状態を臭気により把握することができ、不快な保温臭が発生する前の臭気範囲で鍋内の空気の循環を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における炊飯器の断面図を示すものである。
図1に示すように、炊飯器本体1は、鍋2を着脱自在に内装し、鍋2の上面を覆う蓋3を開閉自在に設置している。また、鍋2を加熱する鍋加熱手段4と鍋2の温度を検知する鍋温度検知手段5を炊飯器本体1内に配置している。蓋3には蓋3の鍋2との対向面に加熱板14と加熱板14を加熱する加熱板加熱手段15を配置している。
水タンク6は炊飯器本体1内に内装しており、この水タンク6は水タンク加熱手段7を有し、水タンク6と水タンク加熱手段7により蒸気発生手段8を構成している。蒸気管12は蒸気発生手段8と鍋2の上面の一部とを接続し、鍋2上面の開口部を蒸気孔9とする。
蒸気口13は鍋2より炊飯器本体1外へ蒸気を放出するもので、この蒸気口13に、蒸気口13の開口面積を可変する開閉弁10と開閉弁10を動作させる開閉弁動作手段20からなる開閉手段11を設置している。ここで、開閉手段11は、ご飯保温時に鍋2内への蒸気の供給に応じて、蒸気口13の開口面積を制御するよう構成している。
上記構成において図2を参照しながら動作、作用を説明する。まず、炊飯完了後、鍋2内のご飯温度Tを保温維持温度(72℃前後)までゆるやかに低下させる工程に入る。このときのご飯の温度は鍋温度検知手段5により鍋2内のご飯の温度を測定している。炊飯完了直後の鍋2内のご飯は高温かつ大量に水分を保有しており、鍋2内はご飯から蒸発した水分が充満し、鍋2や加熱板14の温度の低い箇所に結露しやすく、結露した水がご飯へ滴下すると、ご飯がおかゆ状にふやけ食味を損ねてしまうため、鍋2や加熱板14に結露させないよう鍋加熱手段4や加熱板加熱手段15により鍋2や加熱板14を加熱し制御している。このとき、開閉弁10は鍋2内のご飯より蒸発する水分を鍋2外へ放出するため開口面積を拡大するよう制御する。
ご飯の温度が保温維持温度まで低下すると、ご飯の温度を維持する工程に入る。このとき、ご飯が乾燥し硬くなるのを防止するため開閉弁10の開口面積は縮小し、鍋2内の水分が鍋2外へ放出されないよう制御する。ここで、ご飯は時間の経過とともに水分を失い硬くなり、また、ご飯の脂質の酸化などから発生する臭いと蒸気臭の合わさった酸味がかった不快な保温臭を有する空気が鍋2内に充満し、保温臭Aは、従来の形態では、図2の二点鎖線で示すように上昇する。
本実施の形態では、蒸気発生手段8により水タンク6内の水を加熱して沸騰し蒸気を発生させ、発生した蒸気は蒸気管12を通り蒸気孔9より鍋2内へ供給する。また、蒸気発生手段8による蒸気の発生に合せ開閉弁10の開口面積が拡大する。鍋2内は蒸気発生手段8による蒸気孔9からの蒸気の供給と開閉弁10の開口面積の拡大により、鍋2内に充満していた不快な保温臭をおびた空気は蒸気孔9からの蒸気圧により開閉弁10より鍋2外へ押し出され、鍋2内は不快な保温臭を有しない蒸気と空気に置換することができ、保温臭Aは、実線で示すように低下する。
ここで、蒸気発生手段8と開閉弁10の動作であるが、鍋2内の蒸気による内圧増を防止するため、開閉弁10は蒸気発生手段8の動作前に開口する。また、鍋2内の空気置換後は蒸気発生手段8による蒸気供給のため鍋2内は湿度が高くなっており、鍋2内の蒸気を鍋2外へ放出し鍋2内への結露を防止するため、開閉弁10は蒸気発生手段8の動作終了後に閉口する。ここでは、蓋3に設けた加熱板14の温度を検知する温度検知手段(図示せず)の温度がご飯保温温度まで低下したことを検知することにより、鍋2内に供給した蒸気が鍋2外へ放出されたと判断し開閉弁10を閉口する。
この蒸気発生手段8による鍋2内への蒸気の供給と開閉弁10の開口面積の制御は不快な保温臭が鍋2内に充満するおよその時間を設定し間欠で実施する。保温容量にもよるが、ここでは、炊飯・保温容量1.8Lの炊飯器で、1時間ごとに鍋2内の空気の置換を実施する。このときの鍋2内の保温臭Aとご飯の温度T、蒸気発生手段8と開閉弁10の動作を図2に示す。
以上のように、本実施の形態においては、ご飯の保温時において蒸気発生手段8により蒸気を発生させ、鍋2内にその発生させた蒸気を供給することにより鍋2内に蒸気発生手段8により生成したばかりの新鮮な蒸気が入り、かつ蒸気の供給に合せ開閉弁10の開口面積を拡大させることにより、鍋2内に充満していた不快な保温臭を有する空気が開閉弁10より鍋2外へ放出されやすくなり、鍋2内の空気を不快な保温臭を有する空気から保温臭を有しない新鮮な蒸気と空気にすばやく置換することができ、不快な保温臭がせず、かつ蒸気により保湿されしっとりした乾燥していない保温のご飯を得ることができる。
なお、本実施の形態では、保温維持温度は72℃前後で1時間ごとに鍋2内の空気を置換するとしたが、保温維持温度は72℃前後に限るものではなく、60℃前後の温度で維持しても問題なく、また1時間ごとに鍋2内の空気の置換するとしたが、時間で制御することに限るものではなく、ご飯の保温量や保温温度により設定し、または炊飯器のマイコンにより判定し動作するようにしてもよい。
また、蒸気供給後の開閉弁10の閉口は、蓋3に設けた加熱板14の温度を検知する温度検知手段としたが、開閉弁10の閉口は加熱板14の温度を検知する温度検知手段に限るものではなく、蒸気発生手段8に温度センサを設け、蒸気発生手段8の温度により蒸気の発生具合を確認し、開閉弁10の閉口を制御するようにしてもよく、同様の効果を得ることができる。
(実施の形態2)
図3は、本発明の実施の形態2における炊飯器の断面図を示すものである。
図3に示すように、排気用のファン16は、開閉弁10に設け、ファン制御手段(図示せず)により制御して、蒸気発生手段8による蒸気発生時に、ファン16により鍋2内の空気を鍋2外へ放出するようにしている。他の構成は上記実施の形態1と同じであり、同一符号を付して説明を省略する。
上記構成において動作、作用を説明する。まず、炊飯完了後鍋2内のご飯温度を保温維持温度までゆるやかに低下させる工程では、鍋2内は多量の蒸気があり、前述のように水分が結露し、ご飯に滴下するとご飯がおかゆ状にふやけ食味を損ねてしまうため、ファン16を動作させ結露しようとする水分を鍋2外へ放出するようファン制御手段により制御する。
ご飯の温度が保温維持温度まで低下すると、ご飯の温度を維持する工程に入る。このとき、ご飯が乾燥し硬くなるのを防止するため、ファン16は動作しない。ここで、ご飯は時間の経過とともに水分を失い硬くなり、また、ご飯の脂質の酸化などから発生する臭いと蒸気臭の合わさった酸味がかった不快な保温臭をおびた空気が鍋2内に充満してくる。
このとき、蒸気発生手段8により水タンク6内の水を加熱して沸騰し蒸気を発生させ、発生した蒸気は蒸気管12を通り蒸気孔9より鍋2内へ供給される。また、蒸気発生手段8による蒸気の発生に合せ開閉弁10の開口面積を拡大し、さらに、ファン制御手段によりファン16を動作させる。鍋2内は蒸気発生手段8による蒸気孔9からの蒸気の供給と開閉弁10の開口面積の拡大およびファン16の動作により、鍋2内に充満していた不快な保温臭をおびた空気は蒸気孔9からの蒸気圧およびファン16の排気圧により開閉弁10より鍋2外へ押し出され、鍋2内は不快な保温臭を有しない蒸気と空気に置換することができる。
ファン16は、上記実施の形態1と同様に、蒸気発生手段8により供給した蒸気が鍋2内に結露しないよう蒸気を鍋2外へ放出するため、蒸気発生手段8停止以後に停止する。
以上のように、本実施の形態においては、ご飯の保温時において、ご飯温度が保温維持温度に下がるまではファン16により鍋2や加熱板14に結露する水分を鍋2外へ放出することにより、鍋2や加熱板14を加熱することなく水分の結露を防止できるので、鍋2に接している部分と加熱板14に対向している部分のご飯を加熱することがないのでご飯の状態を乾燥・劣化させることはない。また、ご飯を保温維持温度に維持している工程では、蒸気発生手段8により蒸気を発生させ、鍋2内にその発生させた蒸気を供給することにより、鍋2内に蒸気発生手段8により生成したばかりの新鮮な蒸気が入り、かつ蒸気の供給に合せ開閉弁10の開口面積を拡大し、さらにファン16の動作により鍋2内に充満していた不快な保温臭を有する空気が開閉弁10より鍋2外へ放出されやすくなり、鍋2内の空気を不快な保温臭を有する空気から保温臭を有しない新鮮な蒸気と空気にすばやく置換することができ、不快な保温臭がせず、かつ蒸気により保湿されしっとりした乾燥していない保温のご飯を得ることができる。
なお、本実施の形態では、開閉弁10の開口面積の拡大とファン16の動作により鍋2内の空気を鍋2外へ排出するとしたが、ファン16のみの構成であってもファン16の動作により鍋2内の空気を鍋2外へ放出することができ、鍋2内の空気を不快な保温臭を有する空気から保温臭を有しない新鮮な蒸気と空気にすばやく置換し、不快な保温臭がせず、かつ蒸気により保湿されしっとりした乾燥していない保温のご飯を得ることができる。
また、本実施の形態では、ファン16を開閉弁10に設けた構成としたが、ファン16は開閉弁10に設けるものに限るものではなく、例えば蒸気筒13の下方や加熱板14上方でもよく、さらにファン16は排気用とし鍋2内の空気を鍋2外へ排出するとしたが、ファン16も蒸気孔9と同様に、鍋2内へ外気を送りこみ、ファン17の風圧で鍋2内の空気を鍋2外へ放出する構成としてもよく、同様の効果を得ることができる。
(実施の形態3)
図4は、本発明の実施の形態3における炊飯器の断面図を示すものである。
図4に示すように、湿度検知手段18は、湿度を検知するもので、炊飯時のおねばの影響を受けないよう蓋3の鍋2との対向面で、かつ蓋3に内包された位置に設けている。湿度検知手段18の検知により、鍋2内の湿度を所定範囲内に保つよう水タンク加熱手段7と開閉弁10の開閉動作を制御するようにしている。ここで、鍋2内の湿度の所定範囲は70〜90%とする。他の構成は上記実施の形態1と同じであり、同一符号を付して説明を省略する。
上記構成において動作、作用を説明する。まず、炊飯完了後、鍋2内のご飯温度を保温維持温度までゆるやかに低下させる工程ではご飯より水分が蒸発し、鍋2内は90%以上の高湿度となっており、湿度検知手段18による鍋2内の湿度判定により開閉弁10は鍋2内の水分を放出し、湿度を低下させるよう開口面積拡大に制御する。ここで、鍋2内の湿度が90%に達していない場合には、湿度を低下させる必要がないため開閉弁10の開口面積は拡大しない。
つぎに、ご飯の温度を保温維持温度に維持する工程では、ご飯の乾燥を防止するため開閉弁10の開口面積を縮小するが、開閉弁10の開口面積の縮小により鍋2内の湿度が90%以上と判定した場合には、鍋2内に不快な保温臭が充満していると判断し、蒸気発生手段8により蒸気を鍋2内に供給し、合せて開閉弁10の開口面積を拡大し鍋2内の空気の置換を行う。
また、鍋2内の湿度が所定範囲の70%以下の場合には、鍋2内のご飯が乾燥すると判定し、同様に蒸気発生手段8により蒸気を鍋2内に供給し、合せて開閉弁10の開口面積を拡大し、発生させた蒸気が鍋2内へスムーズに供給できるよう動作する。このとき、鍋2内の加湿を目的としているため開閉弁10の開口面積拡大の時間は通常の鍋2内の空気置換時より短い。
以上のように、本実施の形態では、ご飯の保温時において、鍋温度検知手段5による温度と、湿度検知手段18による鍋2内の湿度検知によりご飯の乾燥状態を把握し、蒸気発生手段8と開閉弁10を制御することにより、鍋2内を加湿または除湿し、ご飯の保温に適した湿度を保つことができ、良好な保温のご飯を得ることができる。
なお、本実施の形態では、蒸気発生手段8に合せ開閉弁10を動作するとしたが、湿度を低下させる場合には開閉弁10の開口面積のみで鍋2内の湿度を制御することも可能である。
また、本実施の形態では、鍋2内の湿度を70〜90%としたが、ご飯の保温に適した湿度は保温の容量や保温維持温度により適した湿度域があり、鍋2内の湿度は70〜90%に限るものではない。
(実施の形態4)
図5は、本発明の実施の形態4における炊飯器の断面図を示すものである。
図5に示すように、臭気検知手段19は、臭気を検知するもので、炊飯時のおねばの影響を受けないよう蓋3の鍋2との対向面で、かつ蓋3に内包された位置に設けている。臭気検知手段19の検知により、鍋2内の臭気を所定範囲内に保つよう水タンク加熱手段7と開閉弁10の開閉動作を制御するようにしている。他の構成は上記実施の形態1と同じであり、同一符号を付して説明を省略する。
上記構成において動作、作用を説明する。臭気検知手段19は、半導体式センサーにより臭いの大きさを抵抗値により検知しており、保温のご飯の保温臭の発生の大小を判断する。臭気検知手段19により保温臭大と判断した場合、蒸気発生手段8により蒸気を発生させ、また、開閉弁10の開口面積を拡大させるよう制御を行う。以下、上記実施の形態1〜3と同様に、鍋2内の空気を置換し保温のご飯を良好な状態に保つよう動作する。
以上のように、本実施の形態では、ご飯の保温時において、鍋2内の保温臭を臭気検知手段19により直接検知し、蒸気発生手段8と開閉弁10により制御することにより、常に鍋2内の空気を良好に精度よく保つことができ、さらに良好な保温のご飯を得ることができる。
なお、上記実施の形態3と本実施の形態では、湿度検知手段18、臭気検知手段19を別々に説明したが、湿度検知手段18と臭気検知手段19を同一炊飯器に設置し、湿度と臭気を検知し、双方の設定値を制御することにより、より高精度でご飯の保温に適した鍋2内の空気を作成し維持することができる。
以上のように本発明にかかる炊飯器は、保温のご飯の乾燥を抑えることができ、かつ不快な保温臭を低減することができるので、保温機能を有する炊飯器として有用である。
本発明の実施の形態1における炊飯器の断面図 同炊飯器の要部動作タイムチャート 本発明の実施の形態2における炊飯器の断面図 本発明の実施の形態3における炊飯器の断面図 本発明の実施の形態4における炊飯器の断面図 従来の炊飯器の断面図
符号の説明
2 鍋
3 蓋
4 鍋加熱手段
8 蒸気発生手段
11 開閉手段
13 蒸気口

Claims (5)

  1. 鍋と、前記鍋を加熱する鍋加熱手段と、前記鍋の開口部を覆う蓋と、前記鍋と外気とを連通する蒸気口と、前記鍋内に蒸気を供給する蒸気発生手段と、前記蒸気口の開口面積を制御する開閉手段とを備え、前記開閉手段は、ご飯保温時に前記鍋内への蒸気の供給に応じて前記蒸気口の開口面積を制御するよう構成した炊飯器。
  2. 開閉手段は、蒸気発生手段の動作停止後も開口面積の拡大状態を維持するようにした請求項1記載の炊飯器。
  3. ファンを備え、蒸気発生手段による蒸気発生時に、前記ファンにより鍋内の空気を鍋外へ放出するようにした請求項1または2記載の炊飯器。
  4. 湿度を検知する湿度検知手段を備えた請求項1〜3のいずれか1項に記載の炊飯器。
  5. 臭気を検知する臭気検知手段を備えた請求項1〜3のいずれか1項に記載の炊飯器。
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