JP2005304674A - 炊飯器 - Google Patents

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Abstract

【課題】機器の大きさ、使い勝手は従来と同程度のままに、炊飯性能を向上した炊飯器を提供すること。
【解決手段】鍋2と鍋加熱手段3と蓋7と蒸気発生手段12と圧力調整手段11と蒸気投入孔13とを有し、蒸気発生手段12が炊飯中の蒸らし工程において蒸気を投入することで、米澱粉の糊化を進行させるのに必要な熱エネルギーを鍋加熱手段3と蒸気により飯に供給し、糊化を促進し、炊飯性能が向上する。また、蒸気は蓋加熱板8の蒸気発生手段12で生成される構成なので、炊飯器1全体の大きさが従来と同程度であり、設置性が低下しないし、使い勝手が維持できる。
【選択図】図1

Description

本発明は蒸気を利用した炊飯器に関するものである。
従来、一般的な家庭用の炊飯器においては、鍋内の飯と水を加熱するために鍋底部に配置した鍋加熱手段による加熱が主であり、蓋内の加熱手段による加熱は鍋内の飯、水の上方の空間を介するため、補助的な加熱であった。結果として、鍋内上層の飯は加熱量が不足し、また、鍋内の飯、水を均一に加熱をすることができなかった。
また、本来炊飯においては、鍋内の水がほぼ無くなり、飯の流動性がなくなった炊飯の最終工程である蒸らし工程において、それまでの加熱を継続し、米澱粉の糊化を完成させることが、美味なる飯を炊くために必須である。しかしながら、この工程で加熱を継続すると、鍋底付近の飯が焦げてしまうために、加熱を弱めることが多かった。
これを解決し、加熱を弱めることに伴う飯の糊化不足を防止し、炊飯性能を向上させるための手段としては、蓋に高熱源である誘導加熱コイルを設けて鍋開口部の上方から飯を加熱するような炊飯器があった(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
図11に、特許文献1の構成を示す。図11において、51は本体ケースで下面には支持脚52を有する底板53が固着されている。54は耐熱性を有するプラスチックスによって構成された保護枠で、上部周縁部に設けられたつば部55が本体ケース51の上面に固着されている。56は保護枠54の下底部に装着された底面加熱用誘導コイル、57は保護枠54の下方側部に設置された側面加熱用誘導コイルで、保護枠54に収容された磁性金属層をもった鍋58を前記底面加熱用誘導コイル56とによって加熱し、鍋58内の米と水との内容物を加熱調理するものである。59は保護枠54の底面の中心に設けられた貫通孔に装着された温度センサー、60はつまみ61を有する蓋で、保護枠54の上端部のつば部55上に着脱自在に載置されており、耐熱性を有するプラスチックスによって構成された内カバー62は断熱材63を介して固着している。64は内カバー62にピン70によって着脱自在に装着された内蓋で、その周縁部は鍋58のつば部に載置し、鍋58を覆蓋するものである。65は保護枠54のつば部55の内面に設置された本体側上部誘導コイルで本体ケース51内の電源部(図示しない)に接続されている。
66は本体側上部誘導コイル65によって励磁される蓋側誘導コイルで、蓋60内の本体側誘導コイル65に対向する部分に装着されている。この蓋側誘導コイル66に励起された電流が誘導コイル69に流れ、誘導コイル69の磁束により磁性金属板で形成された加熱板67が誘導加熱され、鍋58内の上部よりの炊飯加熱または保温加熱ができるものである。
特許文献2についても、その基本構成は特許文献1と同様であるので、ここでは詳細な説明は省略する。
しかしながら、上記従来の構成では、鍋内上層の飯が、誘導コイルの動作による加熱板の対流伝熱(熱伝達)や放射伝熱によって、直接加熱されることになるため、蒸らし工程においては、飯の水分が蒸発して乾燥するという現象が生じる。すなわち、鍋内の飯全体が十分な炊飯性能を確保できる温度まで鍋上方から加熱を継続すると、鍋内上層の飯は乾燥して逆に食味が落ちてしまう。このため、結局は、十分な加熱が行えず、鍋内全体の飯において、食味は完全なものではなかった。
また、飯の糊化を促進し、炊飯性能を高めるためには、炊飯量が多いほど加熱量を多くしなければならない。ところが、炊飯量が多くなるほど上層の飯は加熱板に接近し、飯が乾燥しやすくなるので、加熱を弱めなければならないという矛盾を生じるという課題を有していた。
そこで、特許文献3に示すような、鍋と、鍋を加熱する鍋加熱手段と、鍋の開口部を覆う蓋に加えて、蒸気発生手段と、蒸気加熱手段を備えた炊飯器が開示されている。これによって、大気圧における水の沸点(1気圧下においては100℃)を超える温度の蒸気を飯に供給する。以下では、特に限定しない限り、このような蒸気を、高温蒸気と呼ぶ。
高温蒸気は100℃以下の温度の飯に付着すると凝縮し、熱を発生して、飯を加熱する。すなわち、米澱粉の糊化を進行させるのに必要な熱エネルギーを鍋加熱手段と高温蒸気により飯に供給し、糊化を促進するものである。また、高温蒸気は100℃以下の温度の飯には表面で凝縮して水分となり大きな熱エネルギーを与えるが、100℃を超える温度の飯には与える熱エネルギーが小さいので、飯の乾燥には至らない。特に、一般の白米の炊飯において、ご飯の食味の向上が図れるものである。ただし、玄米、発芽玄米の炊飯には、長時間の炊飯が必要であり、これを解決する方法として、特許文献4、5で知られるように、炊飯の炊き上げ工程で鍋の内部の圧力を1気圧以上にし、100℃〜110℃で炊飯することがいわゆる圧力炊飯として行われている。
特許第2988050号公報 特許第2812086号公報 特開2003−144308号公報 特開2001−178625号公報 特許第3349665号公報
しかしながら、前記従来の構成(特許文献4、5参照)の圧力炊飯では、鍋内の上層の米は糊化不足で芯有り飯となってしまい、下層の米は過吸水状態で粥状の飯となり、鍋内の上下層で炊飯の出来が不均一になるという課題が生じるものである。この点について以下に詳述する。
そもそも、炊飯過程において米が糊化するために必要なエネルギーは、水が熱媒体として米に供給するものである。炊飯開始当初は、水が十分に存在するが、炊飯過程が進むにつれて水が蒸発し減少してくるので、鍋上層の米ほど水に触れなくなるので、熱供給が不十分となり、糊化不足の飯になりやすいのである。通常炊飯では、この状態を防ぐため、鍋内に水が無くなるまで沸騰状態を維持し、水、実際には米澱粉が混在したおねばと呼ばれる液体を上層の米まで上昇させ、上層の米にも十分な熱供給ができるようにしているのである。しかしながら、前記従来の構成(特許文献4、5参照)の圧力炊飯では、密閉容器中で一定圧力となる温度になるように加熱制御しているので、上記の沸騰状態が維持できなくなり、上層の米はおねばに触れなくなり下層に溜まることとなるので鍋内の飯の炊き上がりにムラが生じるのである。
したがって、白米の炊飯においては、圧力の制御により粘りのある飯を得るものの、全体としての食味はやや劣ることがある。
また、玄米、発芽玄米を比較的短時間でやわらかく炊き上げられるという点で、使い勝手は優れてはいるものの、鍋内の炊き上がりのムラという点では、白米と同様であるという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、米の種類に関わらず、鍋内の上下層で炊き上がりのムラがない炊飯性能を向上した炊飯器を提供することを目的とするものである。
前記従来の課題を解決するために、本発明の炊飯器は、鍋と、前記鍋を加熱する鍋加熱手段と、前記鍋の開口部を覆う蓋と、蒸気発生手段と、前記鍋内の圧力を調整する圧力調整手段と、前記鍋の開口部から前記鍋内に前記蒸気発生手段が生成する蒸気を供給する蒸気投入孔とを有したものである。
これによって、炊飯中に圧力調整手段で鍋内の圧力を調整しながら、100℃を超える温度の高温度で炊き上げ工程を行う。蒸らし工程では、蒸気発生手段で生成する蒸気を蒸気投入孔から投入する。蒸気は水の沸点以下の温度の飯に付着すると凝縮し、熱を発生して、飯を加熱する。すなわち、米澱粉の糊化を進行させるのに必要な熱エネルギーを鍋加熱手段と高温蒸気により飯に供給し、糊化を促進するものである。
また、蒸気は鍋の開口部から投入されて、鍋内の主として上部の飯に熱エネルギーを与える。これにより、炊き上げ工程で圧力炊飯としたために起こる下層部と上層部とで生じている炊きムラを解消することができる。飯の加熱ムラが小さく、全体をおいしく炊き上げることができる。
本発明の炊飯器は、飯の乾燥を伴わずに飯の糊化を促進し、しかも鍋内の飯をムラ無く炊き上げ、炊飯性能を向上することができる。
第1の発明は、鍋と、前記鍋を加熱する鍋加熱手段と、前記鍋の開口部を覆う蓋と、蒸気発生手段と、前記鍋内の圧力を調整する圧力調整手段と、前記鍋の開口部から前記鍋内に前記蒸気発生手段が生成する蒸気を供給する蒸気投入孔とを有したことにより、炊飯中に圧力調整手段で鍋内の圧力を調整しながら、100℃を超える温度の高温度で炊き上げ工程を行う。蒸らし工程では、蒸気発生手段で生成する蒸気を蒸気投入孔から投入する。蒸気は水の沸点以下の温度の飯に付着すると凝縮し、熱を発生して、飯を加熱する。すなわち、米澱粉の糊化を進行させるのに必要な熱エネルギーを鍋加熱手段と高温蒸気により飯に供給し、糊化を促進するものである。
また、蒸気は鍋の開口部から投入されて、鍋内の主として上部の飯に熱エネルギーを与える。これにより、炊き上げ工程で圧力炊飯としたために起こる下層部と上層部とで生じている炊きムラを解消することができる。飯の加熱ムラが小さく、全体をおいしく炊き上げることができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の蒸気発生手段が鍋内に供給する蒸気を、さらに加熱する蒸気加熱手段を設けたことにより、蒸気の温度を水の沸点を超える温度の高温蒸気にして、鍋内に投入することができる。白米と玄米、新米と古米など、米の種類、状態に応じて必要な温度の高温蒸気を投入することができで、炊飯性能が向上する。
第3の発明は、特に、第2の発明の蒸気加熱手段として、少なくとも蓋加熱板と蓋加熱手段のいずれか一方であるもので、蒸気発生手段が生成する蒸気を蓋加熱板または蓋加熱手段で加熱することにより、専用の熱源を追加しないで、また、機器を大型化しないで、高温蒸気を生成し、飯に高温エネルギーを供給し、炊飯性能が向上する。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1〜図5を用いて、本発明における実施の形態1の炊飯器を説明する。
図1は、実施の形態1における炊飯器の断面図である。炊飯器1は着脱自在に鍋2を収納するため、有底筒状の鍋収納部を有す。鍋収納部の底部には、鍋加熱手段3として鍋2を誘導加熱する鍋加熱コイルが設けられ、底温度センサー4が鍋2の底面と当接するよう構成されている。鍋側面加熱手段5として、鍋2の側面を誘導加熱する鍋側面加熱コイルが多段に設けられている。制御手段6は炊飯器1の動作を制御する。
また、炊飯器1の後部のヒンジ部に設けたヒンジ軸(図示は省略)にて軸支され、鍋2の上部を開閉する蓋7を備えている。蓋7には蓋加熱板8が設けてあり、蓋加熱手段9として蓋加熱板8を誘導加熱する蓋加熱コイルが設けられている。蓋7には鍋2内の蒸気を機外に排出する蒸気口10があり、蒸気の排出を制御する開閉弁11が設けられている。開閉弁11は、具体的には球状のシール部材とその位置を調整する移動手段で構成されるが、公知の技術手段であり、図示は省略する。またこれに限定されるべきものでもない。開閉弁11の動作により、開時は炊飯中に鍋2の内部を機外と連通させ大気圧とし、閉時は鍋2内で発生する蒸気により圧力を大気圧よりも高圧にするものであり、鍋2内の圧力調整手段である。
貯水容器12は蒸気口10の下部に一体に形成され、蒸気を生成する水を収納するものである。蓋加熱板8は貯水容器12(蒸気発生手段)から鍋2内部に蒸気を投入する蒸気投入孔13を有している。また、貯水容器12が生成する蒸気をさらに高温にする蒸気加熱手段として、蒸気加熱部14が蓋加熱板8に設けられている。蒸気口パッキン15は、蓋加熱板8と蓋7に挟持されており、鍋パッキン16は、閉時に蓋加熱板8と鍋2の上縁外周部にあるフランジ部の間で挟持されている。
また、蒸気口パッキン15は蓋加熱板8と蓋7の空隙からの蒸気の流出を防ぐとともに、中間シール部15aにより、貯水容器12および蒸気加熱部14の蒸気が鍋2に投入されないで、蒸気口10から直接、機外に排出されることを防止するものであるが、詳細な図示は省略する。
また、図2に示すように、蒸気を生成する水を収納する貯水容器12と、蒸気口10とが一体であるので、水を収納した状態で着脱できる。さらには、図3に示すように、蓋7の開閉時に貯水容器12の水は内部に保持されて、周辺に飛散しない。さらには、蓋7の開時にも、貯水容器12を着脱できるものである。
この開閉弁11を移動させる弁開閉機構は、電動機、ソレノイド等により形成されるものであるが、前述のように一般的なよく知られた技術でもあり、図示は省略する。
なお、蓋加熱板8は金属材料で形成されているが、多層金属板であっても、また部分的に厚肉であってもよく、特に蒸気加熱部14など、蒸気の通過部分の熱容量を大きくする構成であれば、蒸気の加熱効果が向上し、これに限定するものでもない。
以上のように構成された炊飯器について、以下その動作、作用を説明する。
第1に、上記構成における動作を、機器の使用法と蒸気の発生という点から説明する。
炊飯を行う米とその米量に対応する水を鍋2に入れ、炊飯器1に収納する。また、貯水容器14に所定量の水を給水する。さらに、操作部1aの炊飯開始スイッチ(図示せず)を使用者が操作すると、制御手段6が炊飯開始スイッチからよりの入力を受け、炊飯工程を実行する。
炊飯工程において、底温度センサー4は鍋2の底面の温度を検知し、制御手段6へと信号を送る。底センサー4よりの信号に基づき、制御手段6は浸水、炊き上げ、蒸らしの各工程に大分された炊飯工程のそれぞれにおいて、鍋2の内部の水と米の状態が適正値として設定された温度や所定時間に維持されるよう、鍋加熱手段3、鍋側面加熱手段5、蓋加熱手段9のそれぞれの加熱コイルへの通電量を制御する。
すなわち、鍋加熱手段3と鍋側面加熱手段5は制御手段6より供給される電流で誘導加熱により鍋2の底と側面を発熱させる。同様に、蓋加熱手段9も制御手段6より供給される電流で誘導加熱により蓋加熱板8を発熱させる。
また、浸水、炊き上げ、蒸らしの各工程において、開閉弁11の開閉状態を切り替えることにより、図5に示すような炊飯中の米の温度制御を行う。
また、炊き上げ工程で、開閉弁12は閉状態である時は、鍋2内の圧力が大気圧より高圧であり、鍋2内の米と水はもとより、貯水容器12の内部の水も、高温高圧に保持される。鍋内の圧力が所定圧力以上に上昇すると、開閉弁12が開状態に切り替わり、鍋2内の圧力が大気圧まで低下し、水の沸点が下がることで、鍋2内の水はもとより、貯水容器12の内部の水が沸騰し、蒸気が生成される。発生した蒸気は蓋加熱板8の蒸気加熱部14表面を移動しながら、徐々に加熱されて、蒸気投入孔13より高温蒸気として鍋2に投入される。
したがって、制御手段6にて開閉弁11の動作、開閉時間および開閉回数を制御することにより、炊き上げおよび蒸らし工程で、高温蒸気が鍋2に投入できる。
なお、実施の形態1では蓋加熱板8が発熱する蒸気加熱部14で蒸気を加熱しているが、貯水容器12から蒸気投入孔13に連通する空間において、蓋加熱板8に加えて、他の熱源を配置することで、高温蒸気とする構造であっても良い。特に、専用の熱源が不要であることは、機器を大型化しないで、設置性や操作性などの維持しながら、炊飯性能が向上する。
第2に、各工程での炊飯器1の動作を説明する。
まず、浸水工程は、糊化温度よりも低温の水に米を浸し、予め米に吸水させておくおことで、以降の工程において、米の中心部まで十分に糊化させるための工程である。そのため、米の糊化が開始しない温度まで米と水の温度が上昇するように鍋加熱手段3である鍋加熱コイルおよび鍋側面加熱手段5である鍋側面加熱コイルに通電し、鍋2の底面および側面を発熱させる。鍋2の米全体を目的の温度で均一に維持し、鍋2の米の吸水条件を均一に保つことが行われる。
次に、炊き上げ工程では、鍋加熱コイル4で鍋2の底面を発熱させ、炊飯中の米および水の温度を水の沸点まで上昇する。鍋2全体の飯をすばやく加熱し、米澱粉の糊化を行う。水の沸騰により蒸気が生成する段階では開閉弁11が閉じられ、蒸気の充満により鍋2内の圧力を大気圧より高圧に保持することで、水の沸点を高め、加圧した状態で炊飯する。炊き上げ工程では、開閉弁11を開放することで、鍋2内が大気圧となり、貯水容器12の水も沸騰し、蒸気が生成される。この蒸気は蒸気加熱部14で加熱され、高温蒸気として蒸気投入孔13より鍋2内に投入され、鍋2内の水の沸騰による蒸気とも合わせて、米が上下全体に均一に加熱されるので、糊化が均一に行われる。
最後に、蒸らし工程では鍋加熱手段3が鍋2の底面の飯が乾燥したり焦げたりしない程度に鍋2の底面を発熱させると共に、開閉弁11を閉じ、蒸気の充満により鍋2内の圧力を大気圧より高圧に保持することで、加圧した状態で蒸らす。本工程で、図4に示すように、開閉弁11を開放することで、鍋2内が大気圧となり、貯水容器12の水も沸騰し、蒸気が生成される。この蒸気は蒸気加熱部14で加熱され、高温蒸気として蒸気投入孔13より鍋2内に投入される。鍋2内の炊飯用の水、そのうち米に吸水されていない自由水は少ないので、下部から新たに発生する蒸気は少なく、高温蒸気が鍋2内の飯にくまなく供給されて、糊化が均一に持続される。
高温蒸気は矢印Pのように鍋2内に投入されて、飯に熱エネルギーを与え、蒸気口10より矢印Qのように排出される。同時に、鍋側面加熱手段5により、適宜、鍋2の側面を加熱する。蓋加熱手段9は蓋加熱板8に露が着かない程度に、蓋加熱板8を発熱させる。また、蒸気加熱部14は100℃より高温度で、飯を加熱し過ぎない温度に加熱される。
このように蒸らし工程においては、飯が芯まで糊化するように、飯が乾燥したりこげたりしない温度で、且つ鍋2全体すなわち飯を高温の状態に保つことが重要である。このために、実施の形態1によれば、貯水容器12にて生成され、さらに加熱された高温蒸気が、蒸気投入口13より鍋2の上部空間に供給される。
高温蒸気が100℃以下の飯に付着して凝縮し、飯に熱を加えて、温度を高め、糊化を促進する。同時に、表面には凝縮した水分が付着する。また高温蒸気と飯の温度差は大きくて50〜60℃以下であり、高温蒸気の流速も小さく、投入時間も短いので、飯粒表面の余分な水分を乾燥する程度で、飯は乾燥しない。すなわち、飯を乾燥させずに、米澱粉の糊化を進行させる熱エネルギーを供給し、飯の糊化を促進し、炊飯性能を向上させる。炊き上げ工程および蒸らし工程において、高温蒸気の作用により米の温度ムラが小さく、糊化が均一に、粘りや吸水のムラも小さく、食味が安定し、高い炊飯性能を得る。もちろん、目標とする炊き上がりの状態、すなわち、食感や炊飯量等々の違いにより、適正な蒸気投入量、蒸気温度は変化することはいうまでもない。
さらに、蒸気の生成作用について補足して説明する。
貯水容器12は蓋7に配置することで、炊き上げ工程において鍋2および加熱された飯からの放熱を受けるので、以後の工程で貯水容器12から蒸気を発生するときには、貯水容器12の水はあらかじめ高温度に予熱された状態となっている。すなわち、炊き上げ工程や蒸らし工程において、開閉弁を開放すれば、水の沸点が下がり、直ちに水が沸騰するものであり、短時間で蒸気を、また蒸気加熱手段で高温蒸気を得ることができる。炊飯に必要な熱エネルギーを所定のタイミングで投入できるので、応答性がよく、この点から省エネにもなる。
(実施の形態2)
図6〜図8を用いて、本発明における実施の形態2の炊飯器を説明する。
図6は、実施の形態2における炊飯器の断面図である。
蒸気発生手段である貯水容器22が蒸気口20とは別体に構成されている。その他の構成は実施の形態1と同じであるので、説明を省略する。
貯水容器22の取り扱いおよび高温蒸気の動作、作用を中心に説明する。
図7に示すように、蓋7を開放し、貯水容器22を蓋7から矢印Dの方向で着脱できる。貯水容器22は所定量の水を収納する凹部を有し、また、蓋7の開閉動作により収納した水が漏れない方向に装着される構造であるが、詳細な図面は省略する。なお、水の蒸発により内圧が高まると開放する弁体を設けてもよい。
炊飯の各工程における、高温蒸気の生成は実施の形態1と同様であり、図8のように蒸らし工程で高温蒸気を飯に与えることができて、炊飯性能の向上が図れる。
また、貯水容器22への水の入れ忘れについても、適宜、温度検知手段を配置することで、蓋加熱板8や貯水容器22の検知温度およびその上昇速度などにより、制御手段6が水の無いことを検知し、適切な炊飯プログラムに運転方法を変更することができることは言うまでもない。さらには、貯水容器22そのものを着け忘れても、蒸気口20を装着していれば、炊飯は可能である。
なおまた、送風手段を設ければ、炊き上げおよび蒸らし工程で、蒸気加熱部14を用いて、鍋2内の蒸気を高温にして循環することも可能であり、それにより炊飯性能の向上が図れる。
(実施の形態3)
図9を用いて、本発明における実施の形態3の炊飯器を説明する。
図9は、実施の形態3における炊飯器の断面図であり、蓋加熱板8と一体に貯水容器加熱部17を設けている点が、上記実施の形態1および形態2とは異なる。その他の構成は同様であるので、説明を省略する。
炊き上げ工程および蒸らし工程で、開閉弁11の動作により、貯水容器12の水を沸騰させ、気化することで蒸気を得て、高温蒸気を鍋2に投入することができる。蒸気の生成により、気化熱に応じ、水温が低下しても、蓋加熱手段9の通電により、蒸気加熱部14および貯水容器加熱部17の温度が上昇し、貯水容器12の温度が上がる。短時間で水の温度上昇が行えるので、必要な蒸気量を間欠的に、また実質連続的に生成できる。
また、炊飯運転および保温が終了した後に、使用者は蒸気口10を取り外すことで、貯水容器12も同時に取り外せるので、部品の洗浄やお手入れという後片付けの手間は従来の炊飯器と同様であり、炊飯開始時に水の有無を確認するという点を除いて、従来の炊飯器とほとんど使い勝手に差がない。
なお、貯水容器加熱部17は蓋加熱板8と一体に構成したが、別体であってもよい。また、その熱源を蓋加熱手段9で兼用しているが、専用の加熱手段として、誘導加熱するための加熱コイルや、ヒーターであってもよいことは言うまでもない。
なお、上記の実施の形態において、炊き上げの後半部および蒸らし工程で高温蒸気を投入しているが、鍋加熱手段、鍋側面加熱手段、蓋加熱手段の運転方法により、米の種類、劣化度合い、炊き上げる飯の硬さに関する好みなどの違いにより、一部の工程でのみ投入しても、炊飯性能が向上するものである。また、これを前提とすれば、蒸気発生のための使用水量も少なくなり、貯水容器12の大きさが小型化でき、鍋2の内容積にも殆ど影響しないで、炊飯器1の全体の大きさもコンパクトなものとなる。
なお、上記の実施の形態において、浸水工程で米と水を加熱しているが、予め常温の水に約30分間から60分間程度浸水してから炊飯する場合に、この浸水工程を省略したり、浸水工程における水と米を低温度にしたり、あるいは浸水時間を短縮してもよいことは言うまでもなく、このような運転方法を制御手段6が備えていることも一般的であるので、詳細な説明を省略した。
なお、上記の実施の形態において、鍋側面加熱手段5は上下方向に多段であることで、炊飯量に応じて、鍋2の上部空間を側面から加熱することができる。もちろん、単一の加熱コイルであってもよいものである。
なお、上記の実施の形態において、開閉弁11を開閉することにより、炊飯の炊き上げ工程に限らず、蒸らし工程で、鍋2で生成された蒸気による鍋2内の蒸気圧力および蒸気温度を制御して、いろいろな食感の飯に炊き上げることができる。すなわち、開閉弁11の動作の時間と回数を制御すれば、蒸気発生手段で生成した蒸気の加熱条件や、鍋2への蒸気の投入量および排出量を制御でき、飯への加熱条件を制御することで様々な食味を実現し、炊飯性能が向上する。
なお、上記の実施の形態において、開閉弁11の弁開閉機構については、開閉弁11をシール部から移動させる電動機、ソレノイド、温度に応じて伸縮する形状記憶合金等により形成することができるものであるが、一般的なよく知られた技術でもあり、図示を省略する。
なお、上記の実施の形態において、貯水容器12を誘導加熱ができる材料、金属材料や複合材料で形成し、蓋加熱手段9で貯水容器12と蓋加熱板8と蒸気加熱部14を加熱することもできることも言うまでもない。
なお、上記の実施の形態において、蓋加熱手段9は蓋加熱板8を誘導加熱する蓋加熱板加熱コイルであり、鍋側面加熱手段5は鍋2の側面を誘導加熱する鍋側面加熱コイルであるが、加熱手段としては、誘導加熱に限定するものではない。それぞれの部位に対して、炊飯工程で必要とする熱量が供給できる手段であればよい。従来から公知であるヒーターの他にも、温風、高温蒸気、ガス燃焼等々を組み合わせてもよいことは、言うまでもない。
なお、上記の実施の形態において、蓋加熱板8の蒸気加熱部14は単層あるいは多層の金属材料で形成されているが、蒸気加熱部14を含めて蓋加熱板8の一部または全部に蓄熱部を設けたものであってもよい。このことで、蓄熱部に高温エネルギーを保有させた状態で水を滴下すれば、短時間で蒸気を生成することができて、炊飯工程あるいは保温工程で、必要なタイミングで蒸気を鍋2に投入することができる。
なお、上記の実施の形態において、蓋加熱手段9および蒸気加熱手段を炊き上げ工程で動作させ、蒸気および貯水容器12を高温度にすることができる。
なお、上記の実施の形態において、貯水容器12を加熱する手段を専用に設けてもよい。このことで、蓋加熱手段9による蓋加熱板8の加熱温度とは異なる高温度あるいは低温度に貯水容器12を加熱することができて、飯の炊き上がり、保温をよりきめ細かく制御し、飯の食感を制御することができる。
なお、上記の実施の形態において、貯水容器12は、蓋加熱板8と別体に形成しているが、これらは一体に構成してもよい。このことで、蓋加熱手段9によって貯水容器12を加熱することが可能となり、蒸気生成のタイミングを比較的自由に制御できて、飯の炊き上がり、保温をよりきめ細かく制御し、飯の食感を制御することができる。
なお、上記の実施の形態において、投入する蒸気は鍋2に投入する蒸気投入孔13で100℃を超えた温度であることに限定するものではない。もちろん、投入直前で高温蒸気であれば炊飯性能は飛躍的に向上するが、鍋2に投入後に、蓋加熱板8や鍋2の側面からの熱エネルギーで高温蒸気とし、飯に供給することで、同様の効果が得られるものである。
なお、上記の実施の形態において、貯水容器12を取り外して、所定量の水を収納するものであるが、他の給水手段を設けてもよい。例えば、別な水タンクを本体または蓋7に収納することで、所定のタイミングで必要な水量が貯水容器12に投入される水供給機構であってもよいものである。このことで、通常は水タンクに水を補充するだけでよいこととなり、都度、貯水容器12に給水するという手間が省け、使い勝手は向上する。
なお、上記の実施の形態において、従来から行われているように、米の種類に応じ、炊き上げ工程の圧力と温度条件を設定し、選択することで、それぞれに適した炊飯を実現し、飯の粘り、硬さなどを制御することができるものであり、食味のバラツキを抑制し、食味の向上が図れる。
以上のように、本発明にかかる炊飯器は、機器の設置性、使い勝手を維持しつつ、飯の乾燥を伴わずに飯の糊化を促進することで、炊飯性能を向上することができるので、省スペース性や操作の簡便性が必要な業務用炊飯器の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1における炊飯器の断面図 同実施の形態1の蒸気口を取り外した状態を示す断面図 同実施の形態1の蓋開状態を示す断面図 同実施の形態1の蒸気の流れを示す断面図 同実施の形態1の運転時における米温度を示す温度チャート 本発明の実施の形態2における炊飯器の断面図 同実施の形態2の蓋開状態を示す断面図 同実施の形態2の蒸気の流れを示す断面図 本発明の実施の形態3における炊飯器の断面図 同実施の形態2の蒸気の流れを示す断面図 従来の炊飯器の断面図
符号の説明
1 炊飯器
2 鍋
3 鍋加熱手段
4 底温度センサー
5 鍋側面加熱手段
6 制御手段
7 蓋
8 蓋加熱板
9 蓋加熱手段
10 蒸気口
11 開閉弁(圧力調整手段)
12 貯水容器(蒸気発生手段)
13 蒸気投入孔
14 蒸気加熱部(蒸気加熱手段)
15 蒸気パッキン
16 鍋パッキン
17 貯水容器加熱部

Claims (3)

  1. 鍋と、前記鍋を加熱する鍋加熱手段と、前記鍋の開口部を覆う蓋と、蒸気発生手段と、前記鍋内の圧力を調整する圧力調整手段と、前記鍋の開口部から前記鍋内に前記蒸気発生手段が生成する蒸気を供給する蒸気投入孔とを有した炊飯器。
  2. 蒸気発生手段が生成する蒸気を加熱する蒸気加熱手段を設けた請求項1記載の炊飯器。
  3. 蓋に設けられた蓋加熱板を介して鍋の内部を上方から加熱する蓋加熱手段を有し、蒸気加熱手段が少なくとも前記蓋加熱板と前記蓋加熱手段のいずれか一方である請求項2記載の炊飯器。
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