JP3488039B2 - 蒸気発生器の缶水排出装置 - Google Patents

蒸気発生器の缶水排出装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は蒸気使用装置と蒸気発生
器が接続されているシステムにおける蒸気発生器の缶水
排出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】缶体内に溜めた缶水を加熱して蒸気を発
生させている蒸気発生器の場合、蒸気の取り出しに伴っ
て缶水が濃縮し、濃縮が進むと給水中に含まれている固
形物が析出されて缶体内面に付着するスケールが発生す
る。付着したスケールは熱伝導率の低下を招くだけでな
く、缶水の流れを阻害して給水が送られなくなることが
あり、過熱によって缶体もしくは電気ヒータ等を焼損さ
せることがある。
【0003】蒸気発生器は上記の問題を防止するため、
缶水が濃縮した場合には缶水の一部を排出することで濃
縮度を低下させるブローを行う必要がある。ブローを行
うためには、蒸気発生器から缶水を取り出すブロー配
管、ブロー配管途中に設けて缶水の排出を制御するブロ
ー弁、さらに密閉されている蒸気発生器内から缶水を取
り出すために蒸気発生器内へ空気を取り入れる空気取り
入れ弁等からなるブロー設備が必要となる。ブロー弁は
電動バルブであっても手動バルブであっても良いが、小
規模で簡単に使用できるように操作を簡略化している蒸
気発生器の場合、使用者によって操作しなければならな
い手動バルブはブローが実施されないおそれがあり、電
動バルブの場合には小規模の蒸気発生器であるため蒸気
発生器全体に占めるブロー設備の価格の割合が大きくな
り、蒸気発生器全体での価格が大きく上昇することとな
っていた。
【0004】また、蒸気発生器内の缶水は蒸気を発生さ
せるために加熱するので高温となり、高温の缶水を排出
するためにはブロー水を排水する排水経路を耐熱性の高
い材質で形成しなければならなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、電動バルブを使用しないことで装置を安価
にしながら缶水の排出を自動的に行うことで缶水が濃縮
することを確実に防止し、さらに排水が高温となること
を防ぐこととのできる缶水排出装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】装置内部よりドレンを排
出するドレン排水管を持った蒸気使用装置、蒸気使用装
置へ供給する蒸気を発生する蒸気発生器、蒸気発生器内
の水位を検出する水位検出装置、蒸気発生器内に溜めた
水を加熱する加熱装置、蒸気発生器と蒸気使用装置の間
を結ぶ蒸気配管、蒸気配管の途中に蒸気制御弁、蒸気発
生器に接続されており蒸気発生器内へ供給する水を通す
給水配管、給水配管の途中に蒸気発生器への給水を制御
する給水制御手段、さらに蒸気使用装置、水位検出装
置、給水制御手段、加熱装置、蒸気制御弁のそれぞれと
接続している制御装置を設けているシステムであって、
蒸気発生器内水位を所定水位に保ちながら缶水を加熱す
ることで蒸気を発生させる蒸気発生器において、蒸気発
生器内の前記所定水位よりも高い位置の缶水を排出する
缶水排出管、缶水排出管の途中に缶水温度が所定の温度
よりも低い場合に弁を開き、所定の温度よりも高い場合
には弁を閉じる機能を持った缶水排出弁を設けておき、
蒸気使用装置への蒸気供給の必要がない蒸気使用装置運
転停止時、蒸気制御弁を開いた状態で給水制御手段の作
動を行い蒸気発生器内へ所定量の給水を行うことで、缶
水排出管より缶水の排出を行う。
【0007】また、蒸気発生器内の温度を検出する温度
センサを設け、温度センサと制御装置を接続しておき、
蒸気使用装置運転停止後に温度センサにて検出される缶
内温度が予め設定しておいた温度に達したときに給水制
御装置の作動を開始する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例を図面を用いて
説明する。図1は蒸気使用装置1として食品4を加熱す
るスチーマを設けている。蒸気使用装置1は内部に食品
4を収納する棚、底部には蒸気噴出口3とドレン排水管
6の接続部を設けている。蒸気発生器2は水槽に加熱装
置9を挿入した構成であり、蒸気発生器2内へ給水を行
うための給水配管7、給水配管7の途中に設けた給水制
御手段である給水電磁弁10、蒸気発生器2と蒸気噴出
口3の間を結ぶ蒸気配管5、蒸気配管5の途中に設けた
蒸気電磁弁13、蒸気発生器2内の水位を検出し、水位
を所定水位に保つための水位検出装置8、蒸気発生器2
内の温度を検出する温度検出装置16を設ける。蒸気発
生器2の所定水位よりも高い位置に蒸気発生器2内より
缶水を排出するための缶水排出管15を接続し、缶水排
出管15の途中に缶水温度が所定温度よりも低くなると
弁が開き、所定温度よりも高くなると弁が閉じるラジエ
ータトラップである缶水排出弁14を設ける。また、蒸
気使用装置1、水位検出装置8、加熱装置9、給水電磁
弁10、蒸気電磁弁13、温度検出装置16のそれぞれ
と接続している制御装置11を設け、制御装置11には
缶水排出を行うために行う給水時間を定めるためのタイ
マー装置12を設けておく。
【0009】蒸気使用装置1内に収納した食品4の加熱
は、蒸気発生器2を作動して発生させた蒸気を蒸気使用
装置1内へ導入することで行う。制御装置11は加熱装
置9によって缶水の加熱を行わせて蒸気を発生させ、蒸
気電磁弁13を開いて発生させた蒸気を蒸気配管5を通
して蒸気使用装置1の蒸気噴出口3より噴出させ、噴出
された蒸気の熱によって蒸気使用装置内の食品4を加熱
する。食品4の加熱に使用した後の蒸気は蒸気使用装置
1の上部より排気され、蒸気が凝縮してできたドレンは
ドレン排水管6を通して排水される。蒸気使用装置1へ
の蒸気供給量の調整は蒸気電磁弁13を開閉させること
で行う。蒸気発生器2の作動を行っている時、制御装置
11は水位検出装置8によって検出される水位に応じて
給水電磁弁10の開閉を制御する。水位が所定水位の下
端に達したことを水位検出装置8によって検出すると給
水電磁弁10を開くことで給水を開始し、給水を行うこ
とで水位が所定水位の上端に達したことを水位検出装置
8によって検出すると給水電磁弁10を閉じて給水を停
止することで蒸気発生器2内の水位を所定水位に保つ。
【0010】蒸気使用装置1の使用が終了し、制御装置
11にある蒸気使用装置1の運転スイッチ(図示せず)
をOFFにすると、制御装置11は缶水の濃縮度を低下
させるための操作を行う。制御装置11は温度検出装置
16によって検出している缶内温度が100℃より低い
温度で設定している設定温度になった時点で蒸気電磁弁
13と給水電磁弁10を開き、給水配管7を通じて蒸気
発生器2内へ給水を開始し、給水の開始と共にタイマー
装置12にて経過時間の計測を行う。この時、水位検出
装置8による水位検出は無視しておき、給水を続けるこ
とによって蒸気発生器2内の水位を所定水位よりも高く
する。給水を行うことにより缶水の温度は低下し、缶水
温度が缶水排出弁14で設定されている温度より低くな
ると缶水排出弁14が開き、缶水排出管15を通して缶
水の排出が行われる。この時、蒸気電磁弁13を開いて
いるため蒸気電磁弁13が空気取入弁の作用をはたし、
蒸気電磁弁13を通して蒸気発生器2内部へ空気を取り
入れる。制御装置11は、タイマー装置12にて計測し
ている経過時間が予め設定しておいた時間T1に達する
と給水電磁弁10を閉じて給水を停止し、給水停止から
一定時間後に蒸気電磁弁13を閉じる。
【0011】給水を行うことで水位が上昇しても缶水温
度が缶水排出弁14で設定されている温度よりも高い場
合には缶水排出弁14は開かれないため、缶水は蒸気配
管5を通して蒸気使用装置1へ送られ、蒸気使用装置1
のドレン排水管6より缶水の排出を行う。給水が続けら
れて缶水温度が缶水排出弁14で設定されている温度よ
り低くなると、缶水排出弁14が開かれて缶水排出管1
5による缶水の排出が行われる。
【0012】上記のように蒸気発生器2内の高温の缶水
を直接排出するのではなく、水で埋めることで温度を低
下させ、温度が予め設定しておいた温度まで低下した後
に排出するようにしているので、排水温度の上限値を設
定することができ、排水温度が高温となることが無くな
るので排水経路を耐熱性の高い材質で形成する必要が無
くなる。
【0013】上記実施例は蒸気使用装置1の運転停止時
に缶水の排出を行うものであるが、蒸気使用装置1の運
転開始前に上記実施例と同様の操作を行って缶水の排出
を行い、その後で給水電磁弁10を閉じて加熱装置9の
加熱を開始し、蒸気使用装置1の運転を開始させるよう
にしても良い。運転開始時に缶水を排出する制御を行う
場合、運転スイッチをOFFとした後に給水を行うこと
のできる制御回路とする必要が無くなる。
【0014】
【発明の効果】本発明を実施することによって、電動バ
ルブによるブロー弁を設けなくても自動的に缶水の排出
を行うことができ、排水の温度は常に設定温度以下とす
ることができるので排水経路を耐熱性の高い材質で形成
する必要が無くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の説明図
【符号の説明】
1 蒸気使用装置 2 蒸気発生器 3 蒸気噴出口 4 食品 5 蒸気配管 6 ドレン排水管 7 給水配管 8 水位検出装置 9 加熱装置 10 給水電磁弁 11 制御装置 12 タイマー装置 13 蒸気電磁弁 14 缶水排出弁 15 缶水排出管 16 温度検出装置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置内部よりドレンを排出するドレン排
    水管を持った蒸気使用装置、蒸気使用装置へ供給する蒸
    気を発生する蒸気発生器、蒸気発生器内の水位を検出す
    る水位検出装置、蒸気発生器内に溜めた水を加熱する加
    熱装置、蒸気発生器と蒸気使用装置の間を結ぶ蒸気配
    管、蒸気配管の途中に蒸気制御弁、蒸気発生器に接続さ
    れており蒸気発生器内へ供給する水を通す給水配管、給
    水配管の途中に蒸気発生器への給水を制御する給水制御
    手段、さらに蒸気使用装置、水位検出装置、給水制御手
    段、加熱装置、蒸気制御弁のそれぞれと接続している制
    御装置を設けているシステムであって、蒸気発生器内水
    位を所定水位に保ちながら缶水を加熱することで蒸気を
    発生させる蒸気発生器において、蒸気発生器内の前記所
    定水位よりも高い位置の缶水を排出する缶水排出管、缶
    水排出管の途中に缶水温度が所定の温度よりも低い場合
    に弁を開き、所定の温度よりも高い場合には弁を閉じる
    機能を持った缶水排出弁を設けておき、蒸気使用装置へ
    の蒸気供給の必要がない蒸気使用装置運転停止時、蒸気
    制御弁を開いた状態で給水制御手段の作動を行い蒸気発
    生器内へ所定量の給水を行う制御装置を設けたことを特
    徴とする蒸気発生器の缶水排出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の蒸気発生器の缶水排出
    装置において、缶内温度を検出する温度センサを設け、
    温度センサと制御装置を接続しておき、蒸気使用装置運
    転停止後に温度センサにて検出される缶内温度が予め設
    定しておいた温度に達したときに給水制御装置の作動を
    開始する制御装置を設けたことを特徴とする蒸気発生器
    の缶水排出装置。
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