JPH09302752A - 温水タンク装置 - Google Patents

温水タンク装置

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JPH09302752A
JPH09302752A JP12030596A JP12030596A JPH09302752A JP H09302752 A JPH09302752 A JP H09302752A JP 12030596 A JP12030596 A JP 12030596A JP 12030596 A JP12030596 A JP 12030596A JP H09302752 A JPH09302752 A JP H09302752A
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heater
thermistor
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Atsushi Sawaki
木 篤 澤
Toshiharu Oishi
石 敏 晴 大
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Aisin Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】フロートスイッチを用いずに空炊きを防止す
る。 【解決手段】タンク本体11、被覆体14bで被覆され
且つ前記タンク本体11内に配設されたヒータ14、前
記タンク本体11内に配設されたサーミスタ30、前記
ヒータ14の被覆体14bと前記サーミスタ30とを前
記タンク本体11の外で熱接触せしめる伝導体50及び
に前記サーミスタ30が検知する温度および温度変化率
に依拠して前記タンク本体11内に貯留される水の有無
の検知および前記水の温度制御を行うべく前記ヒータ1
4への通電制御を行う制御装置40を備えた温水タンク
装置を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する利用分野】本発明は、人体局部洗浄装置
の温水タンク装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば特公平7−6223号公報に開示
されている温水タンク装置においては、タンク内の水の
温度を検知するためにサーミスタが用いられている。ま
た、空炊きを防止するために、タンクに水が貯留されて
いない場合には、フロートスイッチが開いたままの状態
に維持され、ヒータへの通電が阻止されるようになって
いる。しかして、このフロートスイッチにおいては、磁
石を保持したフロートが、タンク内に垂下し且つリード
スイッチを内蔵するケーシングの外周部上に軸方向移動
可能に装架されており、タンク内に水が略満杯になった
時点で、浮力で上昇したフロートに保持された磁石がリ
ードスイッチを閉じ、フロートスイッチが、ヒータへの
通電を許容するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この装置に
おいては、空炊き防止用のフロートスイッチが必須の構
成要素となっているが、フロートスイッチの装架は、部
品点数の増加や装置の大型化を招来するという不具合が
あった。
【0004】それ故に、本発明は、かかる不具合を除去
した温水タンク装置を提供することを、技術的課題とす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために請求項1記載の発明において講じた技術的手段
は、タンク本体、被覆体で被覆され且つ前記タンク本体
内に配設されたヒータ、前記タンク本体内に配設された
サーミスタ、前記ヒータの被覆体と前記サーミスタとを
前記タンク本体の外で熱接触せしめる伝導体ならびに前
記サーミスタが検知する温度および温度変化率に依拠し
て前記タンク本体内に貯留される水の有無の検知および
前記水の温度制御を行うべく前記ヒータへの通電制御を
行う制御装置を備えた温水タンク装置を構成したことで
ある。
【0006】
【作用】上記した構成においては、タンク内の水の無き
ことをサーミスタが検知する温度変化率を用いて検知
し、空炊きを未然に防ぐことが出来る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る人体局部洗浄
装置の一実施形態を添付図面にもとづいて説明する。
【0008】図1および図2において、温水タンク装置
10はタンク本体11を備える。タンク本体11のイン
レットポート12は、ウオータバァルブ13を介して水
道管(図示略)に連結されており、ウオータバルブ13
が開かれると、水がタンク本体11内に供給されるよう
になっている。しかして、タンク本体11内の水は、ヒ
ータ14によって所定の温度にまで昇温され、周知のよ
うに、所定の操作により タンク本体11の出口15に
接続された噴射バルブ16が開かれると、温水は、便器
(図示略)内に延在するノズル17の先端部から人体の
局部に向けて噴射されるようになっている。
【0009】ヒータ14は、電気抵抗体たる芯材14a
と芯材14aを被覆する被覆材14bとから構成されて
おり、芯材14aの一方の端部は、メインスイッチ20
およびサブスイッチ21を介して、電源23の一方の端
子と接続されている。また、芯材14aの他方の端部
は、電源23の他方の端子と接続されている。メインス
イッチ20およびサブスイッチ21の双方が閉じられて
いるときは、ヒータ14の芯材14aへの通電がなさ
れ、タンク本体11内の水を温めるようになっている。
メインスイッチ20は、温水タンク装置10がインスト
ールされた後は常に閉じられてままであり、また、メイ
ンスイッチ20の閉成は、制御装置40の主たる構成要
素たるCPU41に伝えられ、CPU41は、これに従
い、ウオータバァルブ13を開くべく、ウオータバァル
ブ13のソレノイド(図示略)を励磁する。サブスイッ
チ21は常閉のスイッチであるが、タンク本体11内に
垂下して延在するサーミスタ30が検知する温水の温度
が所定値を越えると、CPU41の指示により開かれ
て、ヒータ14の芯材14aへの通電を停止するように
なっている。このヒータ14の芯材14aへの通電の断
続により、タンク本体11内に貯留される水の温度が所
定値に維持されるようになっている。
【0010】ヒータ14の被覆材14bの双方の端部
は、サーミスタ30の基端部と、タンク本体11の上側
の外部において、伝導板50を介して、相互に熱的に連
結されている。ヒータ14の芯材14aへの通電がなさ
れると、生成された熱は、伝導板50を介してサーミス
タ30に伝えられので、CPU41は、サーミスタ30
の電気抵抗値を継続して検知することにより、ヒータ1
4の芯材14aの発熱温度およびその変化率を把握する
ことができる。しかして、タンク本体11内に水が有る
場合と無い場合とでは、水当量の有無により、ヒータ1
4の芯材14aの発熱温度の変化率が顕著に異なるの
で、この原理を利用して、後に詳述するように、フロー
トスイッチを用いることなく、空炊きを未然に防止する
ようにしている。
【0011】図3のフローチャートを参照しながら、空
炊きの未然に防止を説明すると、まずステップS1にお
いて、メインスイッチ20が閉じられると、メインスイ
ッチ20、常閉のサブスイッチ21、ヒータ14の芯材
14aおよび電源23は回路を閉成し、ヒータ14の芯
材14aへの通電がなされる。次いで、ステップS2に
おいて、メインスイッチ20の閉成にもとづき、ウオー
タバルブ13が開かれて、水のタンク本体11内への供
給が開始される。ヒータ14の芯材14aへの通電に伴
うヒータ14の発熱は、伝導板50を介してサーミスタ
30に伝えられ、この伝熱はサーミスタ30の電気抵抗
値の変化を招来する。このサーミスタ30の現在の電気
抵抗値はヒータ14の温度と対応しており、ステップS
3において、ヒータ14の温度が設定値(摂氏40度)
以下であるか否かをサーミスタ30の現在の電気抵抗値
をチェックすることによりなされる。もし然りとすれ
ば、ステップS3において、サブスイッチ21を閉じる
(既に閉じられていれば、そのままの状態を保持す
る)。もし、否であれば、ステップS5において、サブ
スイッチ21を開き(既に開かれていれば、そのままの
状態を保持する)、制御はステップS3に進む。
【0012】ステップS6においては、サブスイッチ2
1が閉じられた時点から3秒後に測定されたサーミスタ
30の電気抵抗値とステップS3で測定されたサーミス
タ30の電気抵抗値の差分ΔTが摂氏1度未満か否かが
チェックされる。ステップS6の結果が然りとすれば、
タンク本体11内に満杯となっている水が昇温されてい
ると見做され、制御はステップS3に進む。タンク本体
11内に水が満杯となっているので、ヒータ14の発熱
は殆ど水の昇温に費やされ、伝導板50を介してサーミ
スタ30に伝えられる熱量が少ないから、差分ΔTが摂
氏1度未満となるからである。ステップS6の結果が否
であれば、ヒータ14の発熱は殆ど伝導板50を介して
サーミスタ30に伝えられるので、タンク本体11内に
水が満杯となっていないと判断され(空炊きと判断さ
れ)、ステップS6において、サブスイッチ21が開か
れてヒータ14の芯材14aへの通電が停止される。
【0013】ステップS6においては、ウオータバルブ
13が開かれから1分経過しているか否かが判断され、
1分未満であれば、タンク本体11内への水の供給中で
あると判断され、水の満杯を待つべく、制御は、ステッ
プS7に進む。ウオータバルブ13の開弁後1分以上経
過しておれば、満杯と判断され、制御は、ステップS3
に進む。
【0014】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1の発明によ
れば、フロートスイッチを用いることなく、空焚きを未
然に防止することが出来る。また、空焚き防止と温水温
度制御をサーミスタを共用して行っており、部品点数の
増加を抑えることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の温水タンク装置の説明図である。
【図2】本発明の温水タンク装置の制御装置のブロック
図である。
【図3】本発明の温水タンク装置の制御手順を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
11 タンク本体 13 ウオータバルブ 14 ヒータ 14a 芯材 14b 被覆材 30 サーミスタ 40 制御装置 41 CPU 50 伝導板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タンク本体、被覆体で被覆され且つ前記タ
    ンク本体内に配設されたヒータ、前記タンク本体内に配
    設されたサーミスタ、前記ヒータの被覆体と前記サーミ
    スタとを前記タンク本体の外で熱接触せしめる伝導体な
    らびに前記サーミスタが検知する温度および温度変化率
    に依拠して前記タンク本体内に貯留される水の有無の検
    知および前記水の温度制御を行うべく前記ヒータへの通
    電制御を行う制御装置を備えた温水タンク装置。
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