JP3461692B2 - 排水温度を低下させる蒸気発生器 - Google Patents
排水温度を低下させる蒸気発生器Info
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Description
ることで水室内の濃縮缶水を排出する蒸気発生器であっ
て、排水温度を低下させることのできる蒸気発生器に関
するものである。
生させている蒸気発生器の場合、蒸気の取り出しに伴っ
て缶水が濃縮し、濃縮が進むと給水中に含まれている固
形物が析出されて缶体内面に付着するスケールが発生し
たり、キャリオーバが発生する。付着したスケールは熱
伝導率の低下を招くだけでなく、缶水の流れを阻害して
給水が送られなくなることがあり、過熱によって缶体も
しくは電気ヒータ等を焼損させることがある。
め、濃縮した缶水の一部を排出することで缶水の濃縮度
を低下させるブローを行う必要がある。ブローは蒸気を
発生させるために高温となっていた缶水を排出するもの
であるが、蒸気発生器が厨房に設置されている場合、厨
房の排水管は一般的に耐熱温度の低い塩ビ製の排水管が
使用されているため、高温の缶水を該排水管に流すと排
水管の変形や破損が発生するという問題がある。
する課題は、蒸気発生器において、高温の缶水が排水さ
れることによる排水管の変形や破損を防ぐために、排水
の温度を低下させることにある。
水位検出装置、水室内の缶水を加熱する加熱装置、水室
内の下部より給水を行う給水配管、水室内から蒸気を取
り出す蒸気配管を持ち、水室内の水位を所定の水位に保
ちながら缶水を加熱することで蒸気を発生させる蒸気発
生器であって、所定の水位位置よりも上方に達した缶水
を排出する缶水排出管を設けておき、缶水排出管の高さ
まで水位を高めることで濃縮した缶水の排出を行う構成
とした蒸気発生器において、水室内へ給水された水に上
向きの流れを形成させる水流形成手段を水室内の給水導
入部分に設け、給水と混合することで温度の低下した缶
水を排出する。
説明する。図1は蒸気使用装置1として食品4を加熱す
るスチーマを設けている。蒸気使用装置1は内部に食品
4を収納する棚、底部には蒸気噴出口3とドレン排水管
6の接続部を設けている。蒸気発生器は水室2に加熱装
置9を挿入した構成であり、水室2内へ給水を行うため
の給水配管7、給水配管7の途中に給水電磁弁10、水
室2と蒸気噴出口3の間を結ぶ蒸気配管5、蒸気配管5
の途中に蒸気電磁弁13、水室2内の水位を検出し、水
位を所定水位に保つための水位検出装置8を設ける。
缶水を排出するための缶水排出管15を接続し、缶水排
出管15の途中に缶水温度が所定温度よりも低くなると
弁を開き、所定温度よりも高くなると弁が閉じるラジエ
ータトラップ12を設けておき、所定水位よりも高い位
置である缶水排出管15の接続部まで上昇した缶水の排
出が行えるようにする。
り、給水配管7の先端には水室2内へ給水を行った水に
缶水排出管15の接続部へ向けての水流を形成する水流
形成手段である上向きのノズル14を設けておく。
8、加熱装置9、給水電磁弁10、蒸気電磁弁13のそ
れぞれと接続している制御装置11を設け、制御装置1
1には缶水排出を行うために行う給水時間を定めたタイ
マ装置を設けておき、制御装置11によってそれぞれの
制御を行う。
は、蒸気発生器によって発生させた蒸気を蒸気使用装置
1内へ導入することで行う。制御装置11は加熱装置9
にて缶水を加熱して蒸気を発生させ、蒸気電磁弁13を
開くことで蒸気配管5を通して蒸気使用装置1内へ蒸気
を噴出させ、蒸気の熱によって蒸気使用装置内の食品4
を加熱する。食品4の加熱に使用した後の蒸気は蒸気使
用装置1の上部より排気され、蒸気が凝縮してできたド
レンはドレン排水管6を通して排水される。蒸気発生器
の作動を行っている時、制御装置11は水位検出装置8
によって検出される水位に応じて給水電磁弁10の開閉
を制御する。水位が所定水位の下端に達したことを水位
検出装置8によって検出すると給水電磁弁10を開くこ
とで給水を開始し、給水を行うことで水位が所定水位の
上端に達したことを水位検出装置8によって検出すると
給水電磁弁10を閉じて給水を停止することで水室2内
の水位を所定水位に保つ。
11にある蒸気使用装置1の運転スイッチ(図示せず)
をOFFにすると、制御装置11は缶水の濃縮度を低下
させるための操作を行う。制御装置11は蒸気電磁弁1
3と給水電磁弁10を開き、給水配管7を通じて水室2
内へ給水を開始し、給水の開始と共にタイマ装置にて経
過時間の計測を行う。この時、水位検出装置8による水
位検出は無視しておき、給水を続けることによって水室
2内の水位を所定水位よりも高くする。水室2内へ給水
された水はノズル14によって缶水排出管15接続部へ
向かう流れが形成されているため、給水された低温の水
は水室2内下部の給水導入部から水室2内上部の缶水排
出管15の接続部分に向かうこととなり、缶水排出管1
5の接続部へ向かう際に低温の給水と高温の缶水が混合
することとなる。そのため、缶水排出管15接続部分の
水は給水されたばかりの水と以前からの缶水が混合され
たものとなり、水温は給水と混合していない水室2内の
他の部分よりも低くなっており、温度の低下した缶水を
排出するので排水管の耐熱性が低くても変形等の問題が
発生しなくなる。
ため蒸気電磁弁13が空気取入弁の作用をはたし、蒸気
電磁弁13を通して水室2内部へ空気を取り入れる。制
御装置11は、タイマ装置にて計測している経過時間が
予め設定しておいた時間に達すると給水電磁弁10を閉
じて給水を停止し、給水停止から一定時間後に蒸気電磁
弁13を閉じる。
場合、水室2下部に給水された温度の低い水は水室2の
底部に溜まり、水面近くの水は温度が低下しないまま水
位が上昇するため、ブロー初期には高温の缶水が排出さ
れてしまう問題があったが、水流形成手段を設けたこと
によってブロー初期から温度の低下した缶水を排出する
ことができる。
温度を低下させることができ、排水管が耐熱性の低い塩
ビ製の排水管であっても排水管の変形や破損が発生する
ことが無くなる。
Claims (2)
- 【請求項1】 水室内の水位を検出する水位検出装置、
水室内の缶水を加熱する加熱装置、水室内の下部より給
水を行う給水配管、水室内から蒸気を取り出す蒸気配管
を持ち、水室内の水位を所定の水位に保ちながら缶水を
加熱することで蒸気を発生させる蒸気発生器であって、
所定の水位位置よりも上方に達した缶水を排出する缶水
排出管を設けておき、缶水の濃縮度を低下させるために
は、給水を行って缶水排出管の高さまで水位を高めるこ
とで濃縮した缶水の排出を行う構成とした蒸気発生器に
おいて、水室内へ給水された水に上向きの流れを形成さ
せる水流形成手段を水室内の給水導入部分に設けたこと
を特徴とする排水温度を低下させる蒸気発生器。 - 【請求項2】 水室内の水位を検出する水位検出装置、
水室内の缶水を加熱する加熱装置、水室内の下部より給
水を行う給水配管、水室内から蒸気を取り出す蒸気配管
を持ち、水室内の水位を所定の水位に保ちながら缶水を
加熱することで蒸気を発生させる蒸気発生器であって、
所定の水位位置よりも上方に達した缶水を排出する缶水
排出管と、水室内へ給水された水に上向きの流れを形成
させる水流形成手段を水室内の給水導入部分に設けてお
き、缶水の濃縮度を低下させるためには、水流形成手段
を通じて給水を行うことで水室内の水位を所定水位より
も高め、上向きに流す低温の給水によって缶水上部の温
度を低下させることで水温の低下した缶水を排出するこ
とを特徴とする蒸気発生器の排水方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16810197A JP3461692B2 (ja) | 1997-06-09 | 1997-06-09 | 排水温度を低下させる蒸気発生器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP16810197A JP3461692B2 (ja) | 1997-06-09 | 1997-06-09 | 排水温度を低下させる蒸気発生器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10339403A JPH10339403A (ja) | 1998-12-22 |
JP3461692B2 true JP3461692B2 (ja) | 2003-10-27 |
Family
ID=15861865
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16810197A Expired - Fee Related JP3461692B2 (ja) | 1997-06-09 | 1997-06-09 | 排水温度を低下させる蒸気発生器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3461692B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102721034B (zh) * | 2012-05-25 | 2014-08-06 | 江苏天紫电气有限责任公司 | 一种高效节能型蒸汽发生器 |
-
1997
- 1997-06-09 JP JP16810197A patent/JP3461692B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10339403A (ja) | 1998-12-22 |
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