JPH0740809Y2 - ボイラ缶水濃縮防止装置 - Google Patents

ボイラ缶水濃縮防止装置

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JPH0740809Y2
JPH0740809Y2 JP1988058254U JP5825488U JPH0740809Y2 JP H0740809 Y2 JPH0740809 Y2 JP H0740809Y2 JP 1988058254 U JP1988058254 U JP 1988058254U JP 5825488 U JP5825488 U JP 5825488U JP H0740809 Y2 JPH0740809 Y2 JP H0740809Y2
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JP
Japan
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boiler
time
blow
water
water supply
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尹 戸田
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Kawasaki Thermal Engineering Co Ltd
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Kawasaki Thermal Engineering Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、給水ポンプのオン−オフにより、一定給水量
を断続的に給水してボイラの水位制御を行うボイラにお
いて、自動ブロー弁を間欠的に一定時間ブローしてボイ
ラ缶水の濃縮を防止するようにした装置に関するもので
ある。
〔従来の技術〕 従来、この種の小容量ボイラにおける缶水濃縮防止のた
めに設けるブロー装置は、第3図に示すように、ニード
ル弁などの連続ブロー弁7により、微小流量を連続して
ブローする連続ブロー装置や、第4図に示すように、缶
底にブロー弁8を設け、ボイラ1を一定期間運転した
後、例えば一日運転後、停止中に缶底に設けたブロー弁
8を開いて、缶水を全て排出する全ブロー装置などが使
用されている。2は給水ポンプである。
また従来、缶水系統に電極センサーを設置し、缶水の許
容電気伝導率を設定し、その動作スキマにより間欠ブロ
ー弁を自動開閉し、さらにボイラ運転時間の積算値で缶
水の許容濃度を査定して、ブロー操作を行うことによ
り、缶水管理を行う方法が実施されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記の連続ブロー装置の場合には、手動式のニードル弁
など言わば固定オリフィスを一定開度で開きっぱなしに
するため、ブロー量は常に一定であり、ボイラの負荷率
が変化した場合、蒸発量に対するブロー率が変化する不
具合を生じる。また、小容量ボイラにおいては、ニード
ル弁の通路隙間が非常に小さくなるため、閉塞してブロ
ー量が変化する、開度設定が難しいなどの問題がある。
また前記の全ブロー装置の場合には、必要以上のブロー
率になる場合があり、エネルギーの損失を招いたり、あ
るいは全ブロー後のボイラ運転時負荷率が低いと、缶水
の濃縮に時間を要し、長時間ボイラの腐食防止に必要な
ボイラ水の濃度が得られず、ボイラの寿命を縮める不具
合を生じる。
また前記の従来実施されている方法は、装置の経時的変
化、すなわち電極センサーの表面錆やスケール付着によ
って信頼性が得られない等の問題を残している。
本考案は上記の諸点に鑑み、上記の問題を解決するため
になされたもので、高い精度で負荷率補正機能を有する
間欠ブロー式のボイラ缶水濃縮防止装置を提供すること
を目的とするものである。
〔課題を解決するための手段および作用〕
上記の目的を達成するために、本考案のボイラ缶水濃縮
防止装置は、図面に示すように、給水を断続制御するボ
イラ1において、給水ポンプ2に接続され複数回の給水
ポンプ2のオン時間を積算するカウンタ3と、このカウ
ンタのカウント量が一定量に達する毎に一定時間作動す
るタイマ4と、このタイマにより一定時間作動する自動
ブロー弁5とを有することを特徴としている。
ボイラ水の過濃縮を防止し、かつ、ボイラの腐食防止に
必要なボイラ水濃度を維持するためには、蒸発量に対し
常に一定比率のブロー量を確保しなければならない。ボ
イラへの給水量は概ね蒸発量に比例することと、給水装
置のオン時間が同じく給水量に比例する特性を応用し、
給水装置のオン時間を積算することにより蒸発量を把握
し、この積算時間が別に設定した値に達するごとに、ま
た別に設定した一定のブロー量を一定時間ブローするこ
とにより、ボイラ負荷率が変化した場合でも、その蒸発
量に比例したブロー量が得られる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。第1
図に示すように、ボイラ1の給水ポンプ2のオン時間を
積算するカウンタ3を設け、次にこの積算時間が一定量
に達しするごとに一定時間作動するタイマ4を設ける。
さらにこのタイマ4により作動する自動ブロー弁5をボ
イラの下部に設ける。自動ブロー弁5は弁通路隙間の大
きなものを使用し、ブロー系統には別に、通路形状が円
形などの面積に対する隙間が大きくなる形状のオリフィ
ス6を設けブロー流量を制限する。タイマ4を作動させ
る積算時間と、自動ブロー弁5を作動させるタイマの作
動時間は可変設定できるものとする。
また第2図に示すように、カウンタ3にボイラ運転信号
9を入れ、ボイラ運転中の給水ポンプ2のオン時間を積
算するようにすれば、ブロー率の精度を向上させること
ができる。
〔考案の効果〕
本考案は上記のように構成されているので、つぎのよう
な効果を奏する。
(1)従来の連続ブロー装置のように、ボイラ負荷率に
よりブロー率が変化することはなく、常に最適のブロー
率でボイラを運転することができ、ニードル弁のように
閉塞する確率が少なく、省力化が図れる。また、従来の
全ブロー装置のように、不必要なエネルギーの損失がな
く、腐食によるボイラの短寿命化を防止できる。
(2)本考案の装置におけるカウンタ、タイマは、専用
のICや無接点回路で構成されることなく、汎用性のある
タイマとリレー回路のみで構成されるので、取扱調整及
び保守(構成備品の調達性をも含む)等において、エン
ドユーザ現場において容易に、かつ、簡便に対応するこ
とができる。すなわち、熟練を要することなく、素人
(一般人)が容易に取り扱うことができるという有利性
がある。
(3)上記のように、汎用性備品で構成されるので、装
置を安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のボイラ缶水濃縮防止装置の一実施例を
示す説明図、第2図は本考案の装置の他の実施例を示す
説明図、第3図は従来の連続ブロー方式を示す説明図、
第4図は従来の全ブロー方式を示す説明図である。 1…ボイラ、2…給水ポンプ、3…カウンタ、4…タイ
マ、5…自動ブロー弁、6…オリフィス、7…連続ブロ
ー弁、8…ブロー弁、9…ボイラ運転信号

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】給水を断続制御するボイラにおいて、給水
    ポンプに接続され複数回の給水ポンプのオン時間を積算
    するカウンタと、このカウンタのカウント量が一定量に
    達する毎に一定時間作動するタイマと、このタイマによ
    り一定時間作動する自動ブロー弁とを有することを特徴
    とするボイラ缶水濃縮防止装置。
JP1988058254U 1988-04-28 1988-04-28 ボイラ缶水濃縮防止装置 Expired - Lifetime JPH0740809Y2 (ja)

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