JPH0449445Y2 - - Google Patents

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JPH0449445Y2
JPH0449445Y2 JP1984110704U JP11070484U JPH0449445Y2 JP H0449445 Y2 JPH0449445 Y2 JP H0449445Y2 JP 1984110704 U JP1984110704 U JP 1984110704U JP 11070484 U JP11070484 U JP 11070484U JP H0449445 Y2 JPH0449445 Y2 JP H0449445Y2
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JP
Japan
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combustion
boiler
blow
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time
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JP1984110704U
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JPS6126903U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案はボイラーの全ブロー装置に関するもの
である。
〔考案の技術的背景とその問題点〕
一般にボイラーで水を蒸発しつづけるとボイラ
ー缶水の電気伝導度・PHが上昇しあるいは溶解
固形物が濃縮し、さらには伝熱面や缶底にスラツ
ジや不溶解固形物が堆積するため次第にキヤリオ
ーバーが激しくなり又腐食・伝熱効率の低下ある
いは缶体過熱といつた種々の問題を派生する。そ
こで上記のような問題を排除するための一つとし
て従来から缶水を全ブローする方法が取られてい
る。しかし全ブロー回数が多くなりすぎると、新
に水を入れ替えるため溶存酸素が増加するととも
に缶水のPHが低下しすぎて逆に缶水の腐食を招
く。そこで従来はボイラーへの給水の水質とボイ
ラーの運転時間を目安に全ブロー時期を求めてい
る。しかし、この方法では運転時間と実際の燃焼
蒸発時間とは大幅に異なり上記の問題を解決する
に至らず、しかも、高温の缶水をブローするので
その保有熱の損失も大きい。又、全ブロー時期の
管理についても人手による煩しさがあるといつた
問題もある。
〔考案の目的〕
本考案は上記の事情に鑑み成されたものであつ
て、その目的は自動的に、燃焼時間から全ブロー
時期を知り、燃焼停止中の水位復帰時間より全ブ
ローの確認を行い、全ブローの管理を確実に行う
ことを特徴とするボイラー用全ブロー装置を提供
することにある。
〔考案の概要〕
上記目的を達成するために本考案は、蒸気負荷
に応じて、ON−OFF稼動する燃焼装置と、ボイ
ラーの水位に応じてON−OFF稼動する給水ポン
プとを備え、燃焼装置からの燃焼信号により燃焼
時間を積算し、これが設定時間T以上となれば全
ブロー信号を出力する機能を有する小型ボイラー
の全ブロー装置において、燃焼停止中に全ブロー
を行つた後、給水ポンプの稼動により所定の水位
レベルを検出すれば前記積算時間を初期値に復帰
させるように機能するブロー制御器を設けたこと
を特徴とする。
〔考案の実施例〕
以下、本考案を図面に従つて説明する。図面は
本考案の実施例を示す説明図である。図面中の符
号3は小型ボイラーである。1はボイラーに設け
られる燃焼装置であつて所定の蒸気を得るために
後述するボイラー制御器8からの信号にてON−
OFF稼動するとともにその稼動信号を後述する
ブロー制御器5に送る。2はボイラーに設けた給
水ポンプであつて、ボイラーの水位を所定の範囲
に維持するためボイラー制御器8からの信号にて
ON−OFF稼動する。4は上部がボイラーの蒸気
部と連通し下部がボイラーの水部に連通して常時
ボイラーの水位と同時の水位を示す水面制御ボツ
クス6に設けられる水位検出手段であつて、ボイ
ラー制御器とブロー制御器とに水位検出信号と水
位検出不能信号とを出力する。5はブロー制御器
であつて、燃焼装置からの燃焼信号を受けて燃焼
時間を積算し、その積算時間が給水の水質とボイ
ラーの蒸発量とから決定されるブローを行うに必
要な設定時間Tに達すれば、全ブロー信号を出力
し、燃焼停止中に水位検出手段から低水位による
水位検出不能信号を受け、その信号受信後給水に
より水位が所定の水位に復帰するに要する時間と
略同等の設定時間t経過後に水位検出信号を受信
すれば、前記積算時間を初期値に復帰させるよう
に構成されている。なお、図面ではブロー制御器
からブロー信号(表示)があれば燃焼停止中に人
手にてブローバルブ7を開いてブローを行う方法
を示しているがこれに限定するわけでなく、前記
ブロー信号と燃焼装置の燃焼停止信号を受けてブ
ローバルブを開閉し自動的にブローを行うことも
できる。8は前述のボイラー制御器であつて、ボ
イラーに設けた負荷検出手段9からの負荷信号
(例えば蒸気圧・あるいは蒸気温度)により燃焼
装置1をON−OFF稼動して蒸気を発生するとと
もに、水位検出手段からの信号を受けて給水ポン
プ2をON−OFF稼動してボイラーの水位を所定
範囲に維持する。
次に作用について説明する。ボイラーを運転に
セツトするとボイラー制御器8の働きにより、負
荷検出手段からの負荷信号により燃焼装置1を
ON−OFF稼動し、水位検出手段からの水位信号
により給水ポンプ2をON−OFF稼動することに
より蒸気を発生し、負荷側に供給する。このとき
ブロー制御器5は燃焼装置の燃焼信号を受けて燃
焼時間を積算し、その積算時間が設定時間Tを超
過すればブロー信号を出力する。燃焼停止中にブ
ローバルブ7を開いて全ブローを行うとその後の
給水によるボイラーの水位が所定の水位に達する
までに所定時間tを要するがブロー制御器は燃焼
停止中に水位検出不能時間が前記t時間継続した
後に水位検出信号を受信した場合に全ブローが行
われたものとして、前記積算時間を初期値に復帰
させる。
なお、前述においては、負荷変動にかかわらず
燃焼量が一定の場合について述べたが、負荷量に
応じて燃焼量が変化する場合には燃焼時間を燃焼
量に応じて積算時間を補正することにより正確な
全ブロー時期を決定することができる。例えば負
荷量に応じて、燃焼停止・低燃焼量・高燃焼量
(低燃焼量の2倍)の3位置制御を行う燃焼装置
の場合には、高燃焼量時には通常の燃焼時間を、
低燃焼量時には燃焼時間の1/2を燃焼時間として
積算することができる。
又、ブロー制御器にメモリ機能と表示機能を持
たせれば、全ブロー信号出力時からいくらの誤差
範囲内で次の全ブローが行われたかを表示するこ
ともできる(例えば、設定時間Tの1〜1.5倍内、
あるいは1.5〜2倍内又は2倍以上全ブローをし
なかつたといつた表示)。
〔考案の効果〕
本考案は以上のように構成されているので全ブ
ロー時期を正確に知ることができ、しかも、ブロ
ーバルブの開閉を人手によつて行つても、ブロー
信号に基づいて自動で行つても、給水ポンプの稼
動により所定の水位レベルを検出すれば全ブロー
の制御器を自動的に初期値にリセツトするので、
全ブローの管理が正確確実に行うことができる。
従つて従来のように全ブローをすることをわすれ
たり、逆に全ブローを多くやりすぎて缶体の腐
食・過熱あるいはキヤリオーバーによる蒸気質の
低下といつた問題を未然に防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案における一実施例の説明図であ
る。 1……燃焼装置、2……給水ポンプ、3……小
型ボイラー、4……水位検出手段、5……ブロー
制御器、6……水面制御ボツクス、7……ブロー
バルブ、8……ボイラー制御器、9……負荷検出
器。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 蒸気負荷に応じて、ON−OFF稼動する燃焼装
    置1と、ボイラーの水位に応じてON−OFF稼動
    する給水ポンプ2とを備え、燃焼装置1からの燃
    焼信号により燃焼時間を積算し、これが設定時間
    T以上となれば全ブロー信号を出力する機能を有
    する小型ボイラー3の全ブロー装置において、 燃焼停止中に全ブローを行つた後、給水ポンプ
    2の稼動により所定の水位レベルを検出すれば前
    記積算時間を初期値に復帰させるように機能する
    ブロー制御器5を設けたことを特徴とするボイラ
    ー用全ブロー装置。
JP11070484U 1984-07-20 1984-07-20 ボイラ−用全ブロ−装置 Granted JPS6126903U (ja)

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JP11070484U JPS6126903U (ja) 1984-07-20 1984-07-20 ボイラ−用全ブロ−装置

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JP11070484U JPS6126903U (ja) 1984-07-20 1984-07-20 ボイラ−用全ブロ−装置

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JPS6126903U JPS6126903U (ja) 1986-02-18
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JPH0686419B2 (ja) * 1988-01-25 1994-11-02 参天製薬株式会社 システイン関連化合物
JP2535372Y2 (ja) * 1989-02-01 1997-05-14 松下電工株式会社 スチーム発生装置
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Publication number Publication date
JPS6126903U (ja) 1986-02-18

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