JP5262109B2 - グリップ - Google Patents
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Description
また、前記芯タンク3の後方は、軸筒1の後端開口部から露出しており、その露出した部分には、消しゴム9、並びに、その消しゴム9を覆うようにノックカバー10が着脱自在に取り付けられている。
前記液状シリコーンゴム、液状シリコーンゴム選択接着材料の具体例として、信越化学工業株式会社のKEG−2000シリーズ、KE−1950シリーズ、KE−1935(A/B)・KE−1987(A/B)・KE−1988(A/B)、KE−2014シリーズ、KE−2090−40A/B、KE−2090−50A/B、KE−2090−60A/B、KE−2030−70A/B、X−34−1625A/Bなどが挙げられ、これらは成形性が非常に良く、その他の弾性材質に比べ、肉厚の薄いものでも成形が可能である。ちなみに、前記突起などを成形する際には、厚さが0.1mm程度のものまで可能である。
このようにグリップ全体の形状を太鼓状にすることによって、太い把持部を好むユーザーにも対応可能となる。
尚、本例では、同一な厚さの突起を複数形成し、その複数の突起を突起群となし、また、突起の厚さを変えた他の突起群を複数形成し、それらの突起群を非周期的に設けたが、群として構成せず、厚さが全て異なる突起を形成し、その厚さの異なる突起を非周期的に設けても良い。
また、本例においては、厚さの異なる3種類の突起群を形成したが、これに限定されることはなく、例えば、2種類であっても良く、或いは、4種類や5種類であっても良い。
このように突起の高さを同一とすることによって、外観を見ただけで、突起の厚さから柔らかさの違いを判断することができる。
第2例を図3に示し説明する。前記第1参考例のグリップ14の内径のほぼ中央部を外径方向に向けて拡径すると共に、その内径の拡径に応じてグリップ14の外形も拡径させた例である。即ち、グリップ14は、前方から後方にかけて均一な内径、並びに、外径となっており、突起15の高さも同一なものとなっている。
このように突起の高さを同一とすることによって、外観を見ただけで、突起の厚さから柔らかさの違いを判断することができる。また、太い把持部を好むユーザーにも対応可能となる。
第3例を図4に示すが、前記第3例とは反対に、グリップ14の内径のほぼ中央部を内径方向に向けて縮径させると共に、その内径の縮径に応じてグリップ14の外形も縮径させている。即ち、グリップ14は、前方から後方にかけて均一な内径、並びに、外径となっており、突起15の高さも同一なものとなっている。
本例においては、筆記時に把持する指がグリップの縮径部に入り込むため、グリップから指が抜けにくくなり、しっかりとした把持感を得ることができる。また、突起の高さを同一とすることによって、外観を見ただけで、突起の厚さから柔らかさの違いを判断することができる。
このように、外径の高さを均一なものとすることによって、好みの柔らかさを選ぶ際、握り直しにおける抵抗感が無く、違和感なく、容易に好みの場所を選択することができる。
第5例を図6に示し説明する。前記第4例に相当するグリップ18の外径のほぼ中央部も内径方向に向かって縮径させた例である。即ち、本例においては、前方、並びに、後方に向かって突起19の高さが順次高く形成されている。
本例においては、筆記時に把持する指がグリップの縮径部に入り込むため、グリップから指が抜けにくくなり、しっかりとした把持感を得ることができる。
第6例を図7に示し説明する。前記第1例と第3例を組み合わせた例である。具体的に説明すると、グリップ20の内径のほぼ中央部は内径方向に縮径しているが、グリップ20の外径部のほぼ中央部は、外径方向に拡径している。即ち、突起21(突起群21a、21b、21c)は前方、並びに、後方から中央部に向かって徐々に高く形成されている。
前記第7例においては、太い把持部を好むユーザーにも対応が可能となり、第8例や第9例においては、このように、外径の高さを均一なものとすることによって、好みの柔らかさを選ぶ際、握り直しにおける抵抗感が無く、違和感なく、容易に好みの場所を選択することができる。
また、図11や図12に示すように、グリップ28の内径のほぼ中央部を拡径すると共に、グリップ28の外径のほぼ中央部を縮径させても良く(第10例)、さらには、グリップ30の内径のほぼ中央部を縮径すると共に、グリップ30の外径のほぼ中央部を拡径させても良い(第11例)。
前記第10例においては、筆記時に把持する指がグリップの縮径部に入り込むため、グリップから指が抜けにくくなり、しっかりとした把持感を得ることができると言う効果を奏しており、第11例においては、太い把持部を好むユーザーにも対応が可能となる。
このような構成を採ることによって、突起の倒れる方向が円周方向となり、筆記時にかかる長手方向の力に対しての突起の変形が少なくなり、その結果、筆記時における筆記具に対する指の滑りが防止され、安定した筆記が得られる。
第13例を図15、図16に示し説明する。前記第12例に加え、即ち、突起35の高さを長手方向にかけて非周期的に形成すると共に、各突起35の幅も異ならしめることによって非周期的に形成した例である。
本例においては、グリップの長手方向で好みの把持感を得られ、さらに、円周方向でも色々な把持感を得ることができる。
頂部36から基部37にかけて徐々に拡幅させることによって、頂部が反る様に変形するが、基部の形状は比較的保たれる。尚、頂部の幅と基部の幅の設定如何によっては、突起の反り始めの位置を調節でき、把持感に変化をつけることができるようになる。また、基部に向けて拡幅することによって台形状となるため、射出成型などによって成形する場合には、金型から取り出しやすくなる。
一方、頂部36から基部37にかけて縮幅することによって、反り始めが比較的基部になるので、板状の突起全体が反るようになる。また、把持することにより突起が倒れた後は、拡幅された頂部で材料本来の柔らかさを把持感として得ることができる。その結果、反りの変形による把持感と、材料本来の柔らかさによる把持感の2種類の把持感が得られるようになる。
2 先部材
3 芯タンク
4 チャック体
5 チャックリング
6 弾撥部材
7 芯戻り止め部材
8 芯保護管
9 消しゴム
10 ノックカバー
11 凹部
12 グリップ
12a 基軸
13 突起
13a 第1突起群
13b 第2突起群
13c 第3突起群
14 グリップ
15 突起
16 グリップ
17 突起
18 グリップ
19 突起
20 グリップ
21 突起
22 グリップ
23 突起
24 グリップ
25 突起
26 グリップ
27 突起
28 グリップ
29 突起
30 グリップ
31 突起
32 グリップ
33 突起
34 グリップ
35 突起
36 頂部
37 基部
Claims (2)
- 軸筒に設けられ、基軸の表面に複数の突起が形成されたグリップであって、同一な厚さ及び/又は同一な高さの突起を連続して設け突起群となすと共に、厚さ及び/又は高さの異なる前記突起群を複数形成し、それらの突起群を非周期的に形成し、また、前記突起の頂部と基部の厚さを異ならせると共に、そのグリップの内径又は外径の一部を拡径又は縮径させ、前記グリップ全体の形状を円弧状とし、また、前記グリップの基軸の内径から表面までの高さよりも全ての前記突起の高さを高く形成したことを特徴とするグリップ。
- 軸筒に設けられ、基軸の表面に複数の突起が形成されたグリップであって、厚さ及び/又は高さの異なる突起を設け、それらの突起を非周期的に形成し、また、前記突起の頂部と基部の厚さを異ならせると共に、そのグリップの内径又は外径の一部を拡径又は縮径させ、前記グリップ全体の形状を円弧状とし、また、前記グリップの基軸の内径から表面までの高さよりも全ての前記突起の高さを高く形成したことを特徴とするグリップ。
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