JP5444635B2 - サイドノック式筆記具 - Google Patents
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Description
その一例が、特開2003−300393号公報に記載の筆記具である。以下、詳述する。筆記具本体の筆記軸には、ABS樹脂やアクリル樹脂のような硬質材料からなる硬質部と、シリコンゴムやオレフィン系エラストマー、塩化ビニル系エラストマー、スチレン系エラストマー等の熱可塑性エラストマーのような軟質弾性材料からなる軟質部とで構成されている。これら前記硬質部と軟質部とは、2色成形のような手法により一度に成形を行うことができる。
そして、その操作部を押圧すると、その操作部が芯繰り出し機構を介して筆記媒体である芯が繰り出されるようになっている。
一方、金型上の制約として、サイドノック式筆記具において、軸筒の開口部を正面にした場合、2次成形のグリップの両端が軸線方向に対して垂直方向、つまり、円筒形状の時、金型の構造上、平坦なパーティングラインでは左右方向、前後方向に抜くことが出来る。しかし、軸筒の開口部を正面にした場合、2次成形のグリップの一端が軸線の前後方向に対して斜線、つまり、門松の竹筒を斜めにカットしたような形状の場合、金型の構造上、平坦なパーティングラインでは左右方向にしか抜くことが出来ない。これは1次成形の軸の斜線方向の一部にアンダーカットが生じるためである。このアンダーカットを維持したまま金型を製作しようとすると、斜線に沿った凹凸がある複雑な形のパーティングラインが必要となり、複数のキャビを持つ量産金型では更にコストが増大してしまい、且つ、バリなどの調整に時間が掛かり製品化のリードタイムが延びてしまう恐れがあった。
これらの問題の発生を恐れ、デザイナー及び製品設計者は、専門外である金型の知識や金型上の制約などを常に意識し注意を図らなければならない場合もあった。
先金部1はステンパイプ4、戻り止め5、先金6の計3部品から構成されている。前軸部2は前軸7、チャック8、リング9、テーパースライド10、スプリング11、ノックボタン12、シャープペンシル芯13の計7部品から構成されている。後軸部3は後軸14、クリップ15、回転軸16、消しゴム受け17、消しゴム18の計5部品から構成されている。所謂、サイドノック式のシャープペンシルであるが、これに限定されることなく、後端ノック式のシャープペンシルやボールペン、化粧筆などであっても良い。以下、詳述する。
前記前軸部2の前記前軸7の中間部の側面には、開口部7bが設けられ、その開口部7bにはノックボタン12が軸線方向に対して垂直な方向に移動可能に配置されている。前記ノックボタン12は、その横断面形状がほぼコ字型をしており、また、ノックボタン12の側面にはツバ部12aが形成されている、そのツバ部12aは、前記開口部7bの幅より大きく形成されており、前記前軸7の開口部7bからは外れないようになっている。前記ノックボタン12の内側面にはテーパー状の突部からなるカム面12bが前後の位置に施されており、前記前軸7内に摺動自在に配置されたテーパースライド10の前後に設けられたテーパー状のカム面10aと摺動可能に当接されている。また、前記ノックボタン12は組立性を考慮して前後対称となっているが、デザイン上の制約により前後非対称でも良い。即ち、ノックボタン12を前後対称にすることによって、ノックボタン12の前後の方向を気にすることなく、前軸7に組み付けることが可能になるのである。
前記リング9は、前軸7の端面部よりも前方に位置しており、そのリング9の後端部は、前軸7の前端開口部よりも大径なツバ部9aが形成されている。そして、そのツバ部9aは、前軸7の先端面7dと当接し、且つ、前記チャック8のテーパー面8aと前記リング9の内径部9bと当接しているため、前記チャック8やテーパースライド10の前軸7から後方へ向けての脱落が防止されている。
この時、前記スプリング11は、圧入固定されて一体となったチャック8とテーパースライド10を常に後方へ向けて付勢している。これによって、前記前軸7とテーパースライド10の間にスプリング11が配置されているので前方へも脱落しないようになっている。
前記芯13はテーパースライド10の内径部10bに複数本内蔵されている。つまり、テーパースライド10の内径部が、芯の収納部となっている。その芯13は前記内径部10bの前方部を経てチャック8の内径部8bに達している。そして、そのチャック8が芯13の外周面13aを把持しているが、その把持動作は前記スプリング11がチャック8を後方に付勢することにより、チャック8がリング9によって閉鎖せしめられることによってなされる。
それと同時に前記テーパースライド10のカム面10aと当接しているノックボタン12のカム面12bによって前軸7の開口部7aに沿ってノックボタン12が軸線方向から垂直方向へ移動する。
さらに、前記回転軸16の下方には、凸部16cが形成されており、その凸部16cは後軸14の内径部14dに対して軽く圧入されている。つまり、回転軸16と後軸14との相対的な回転は、前記凸部16cの内径部14dに対する軽圧入により摩擦抵抗が付与された状態での回転動作となるのである。この摩擦抵抗が付与されることによって、字消し時、消しゴム18が容易には没入しないようになっている。前記消しゴム受け17は回転軸16に内包され、且つ、前記回転軸16の案内溝16dには消しゴム受け17の凸部17aが摺動可能に嵌り込んでいる。
そして、前記前軸7と前記回転軸16とを相対的に回転させることによって、消しゴム受け17は螺旋状に回転しながら軸線方向を摺動し、前記消しゴム18が出没することが可能となる。
前記2色成形グリップ7gの後方に前記エッジ部7kが位置する理由として、通常、筆記時はグリップ7gの前方を把持し、且つ、筆記時の邪魔にならないように、ノックボタン12もグリップ7gの後方に位置しているため、前記エッジ部7kは指に引っ掛からない。しかし、芯の繰り出し時、ノックボタン12を押圧操作するために、押圧する指を後方へ移動させると、初めてノックボタン12と一緒に前記エッジ部7kに指が触れることとなり、押圧操作時の指の滑りを極力防止することができる。
図9に示す例について説明する。前軸19の斜線19aは、グリップ19bの後方に位置し、パーティングライン19cに対して約45度の傾斜を有している。しかし、その傾斜角度に関してはデザインにより変えても良い。
図10に示す例について説明する。前軸20の曲線20aは、グリップ20bの後方に位置し、開口部20cからパーティングライン20dまで形成されており、その曲線20aに連続して、即ち、パーティングライン20dからは斜線20eになっている。しかし、その曲線と斜線の配置はデザインにより変えても良い。
図11に示す例について説明する。前軸21に形成された縦方向と横方向の直線からなる階段状21aは、グリップ21bの後方に位置し、パーティングライン21cに対して傾斜した状態になっている。その傾斜角度に関してはデザインにより変えても良く、また、縦方向と横方向の曲線の組み合わせによる階段状でも良い。
図12、図13に示す例について説明する。前軸22の曲線22aは、グリップ22bの後方に位置し、パーティングライン22cに対して約40度の傾斜を有している。しかし、その傾斜角度に関してはデザインにより変えても良い。前記グリップ22bの拡径部22dは前記前軸22の外周面より大きな外径を有しており、軸筒22に対して凸状になっている。その凸部によって前記拡径部22dには、エッジ部22eが形成される。
その結果、そのエッジ部22eには、前例におけるエッジ部7kと同様にノック時の指の滑り防止の効果が発生することになる。尚、前記曲線22aは前記図9〜図11のように斜線や曲線と斜線の組み合わせ、更に、直線同士の階段状の組み合わせにしても良い。
2 前軸部
3 後軸部
4 ステンパイプ
5 戻り止め
6 先金
6a 雌ねじ部
7 前軸
7a 雄ねじ部
7b 開口部
7c 平面部
7d 先端面
7e 4点リブ
7f 1次成形軸
7g 2次成形グリップ
7h パーティングライン
7i 斜線
7j 凹部
7k エッジ部
7l 凹部
8 チャック
8a テーパー面
8b 内径部
9 リング
9a ツバ部
9b 内径面
10 テーパースライド
10a カム面
10b 内径部
11 スプリング
12 ノックボタン
12a ツバ部
12b カム面
12c 角部
13 シャープペンシル芯
13a 外周面
14 後軸
14a クリップ受け部
14b 後端面
14c 係止部
14d 内径部
14e 螺旋溝部
14f 全周凹部
14g 凸部
15 クリップ
16 回転軸
16a 段部
16b 凹部
16c 凸部
16d 案内溝
17 消しゴム受け
17a 凸部
17b 突起部
17c 係止部
18 消しゴム
18a 係止部
19 前軸
19a 斜線
19b 2次成形グリップ
19c パーティングライン
20 前軸
20a 曲線
20b グリップ
20c 開口部
20d パーティングライン
20e 斜線
21 前軸
21a 直線同士の階段状
21b グリップ
21c パーティングライン
22 前軸
22a 曲線
22b グリップ
22c パーティングライン
22d 拡径部
22e エッジ部
Claims (2)
- 軸筒の握る部分に把持部が設けられた筆記具であって、前記軸筒に筆記体を出没可能に配置すると共に、その出没手段を軸筒の側面に設け、また、前記軸筒と把持部の境界部分に凹陥部、或いは、凸部を形成すると共に、その凹陥部、或いは、凸部の一端を側面視で軸線方向に対して略垂直な壁部としたことを特徴とする筆記具。
- 前記把持部の後端部を側面視で流線形状、或いは、直線状の傾斜端部としたことを特徴とする筆記具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008141883A JP5444635B2 (ja) | 2008-05-30 | 2008-05-30 | サイドノック式筆記具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008141883A JP5444635B2 (ja) | 2008-05-30 | 2008-05-30 | サイドノック式筆記具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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| JP5444635B2 true JP5444635B2 (ja) | 2014-03-19 |
Family
ID=41455706
Family Applications (1)
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| JP2008141883A Active JP5444635B2 (ja) | 2008-05-30 | 2008-05-30 | サイドノック式筆記具 |
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2008
- 2008-05-30 JP JP2008141883A patent/JP5444635B2/ja active Active
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