JP3101160U - 回転工具握柄部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転工具の回転動作時における滑りを極力なくして大きな回転力を付加し得る簡便構造の回転工具握柄部構造を提供する。
【解決手段】ドライバの握柄部2は横断面が多角形状に形成され、その夫々の面5上には突出する複数本の筋目9からなる筋目群10が長手方向及び長手直角方向に沿って形成される。ドライバの回転動作時には手平や指がこの筋目群に圧接し、すべりが発生せず、大きな回転力を与えることができる。
【選択図】図2

Description

本考案は、ドライバのような回転工具の握柄部構造に係り、特に、回転動作時における回転力損失の少ない回転工具握柄部構造に関する。
ドライバのような回転工具にはその基端側に細長な握柄部が形成され、この握柄部を手平又は指で圧持して回転工具に回転力を与える構造からなる。従って、この握柄部は回転動作時に回転力ロスが生じないような形状,構造にする必要があり、各種の公知技術がある。例えば、「特許文献1」や「実用新案登録文献2」や「意匠登録文献3」等が挙げられる。
特開平5−69347号(図1) 実用新案登録第3094942号(図1) 意匠登録第1083254号(図1)
「特許文献1」の特開平5−69347号の「工具握柄」は握柄本体(1)にドライバー杆(5)を嵌着する構造に特徴を有するものであるが、握柄本体(1)の外面に長手方向に沿って凹凸形状部が図示され、この凹凸形状部に手平や指をからませて握柄本体(1)の圧持を確実にする構造のものが開示されている。また、「実用新案登録文献2」の実用新案登録第3094942号の「回転工具用ソケット」は回転工具装着部材(3)が嵌着されるソケット本体(2)に識別部材(4)を嵌着しその色違いによってソケット本体(2)の種類を識別することに特徴を有するものであるが、その図1にあるように、ソケット本体(2)には長手方向によって曲面が形成され、この曲面形状部を手平で圧持することにより回転力を確保するようにしている。また、「意匠登録文献3」の意匠登録第1083254号の「ドライバーの柄」はその図1にあるように、握柄部に複数種類の凹部を形成し、この凹部を手平又は指で圧持して大きな回転力を与えるようにすることに特徴を有するものである。
以上の公知技術は前記のように夫々特徴を有するものであるが、回転力ロスを極力少なくする点における工夫が不十分であり、握柄部への手平や指の圧接形態を基にして握柄部構造を工夫しているものではない。また、前記以外の公知技術においても握柄部と手平や指との回転時における圧接動作を基にしてその柄部構造を工夫しているものは見当らない。
本考案は、以上の事情に鑑みて考案されたものであり、回転工具の回転動作時における握柄部と手平や指の圧接形態を基にして回転力ロスを極力少なくするような構造であって、比較的簡便に製作し得る回転工具握柄部構造を提供することを目的とする。
本考案は、以上の目的を達成するために、請求項1の考案は、回転工具の基端側に設けられ手平又は指で圧持される細長の回転工具握柄部構造であって、該握柄部構造は、その横断面の外面形状が略多角形のものからなり、多角状の各面の全部又は一部には突起した筋目がその長手方向及び長手直角方向にほぼ沿って多数本形成されることを特徴とする。
また、請求項2の考案は、前記筋目が傾斜して形成されることを特徴とする。
また、請求項3の考案は、長手直角方向に沿って形成される前記筋目の本数が長手方向において相異することを特徴とする。
請求項1の考案によれば、握柄部の横断面を多角形とし、かつ握柄部の長手方向や長手直角方向にほぼ沿って突起した筋目群を形成することにより、手平や指のすべりをなくし、回転力ロスを大幅に低減することができる。
また、請求項2の考案によれば、筋目を傾斜させ、その傾斜角を工夫することにより、より一層の回転力ロスの低減が図れる。
また、請求項3の考案によれば、握柄部に圧接する手平や指の圧力に対応して筋目群の本数を変ることにより、有効な回転力を与えることができ、回転力ロスの一層の低減ができる。
以下、本考案の回転工具握柄部構造の実施の形態を図面を参照して詳述する。まず、図6及び図7により、回転工具の回転動作時における握柄部と手平や指の圧接形態を説明する。図6は手平で握柄部2を圧持する一般のドライバの圧接状態を示すものである。この把持形態は図6(b)に示すように、人差し指11の腹11aと握柄部2とが領域Aで示す広い範囲で圧接し、この部分に大きな圧持力が作用する。また、親指12の腹12aと握柄部2も領域Bに示す範囲で圧持力が作用する。また、図6(a)に示すように、親指12,人差し指11,中指13,薬指14の先端の腹部がCに示すように握柄部2側に圧接する。以上により、領域A,B,やCの部分にすべりが生じないような工夫が握柄部2側に必要になる。一方、図6は比較的力強い回転力を与えると共に図7(a),(b)のような握持方法では回転工具が回転し難い場合によく用いる握持形態を示すものである。この場合は握柄部2と手平や指との圧接状態を詳しく観察すると、まず図7(a)に示すように親指12の腹12aや人差し指11の腹11a及び中指13の腹13aがD,E,Fに示すように握柄部2に圧接される。また、図7(b)に示すように親指12と人差し指11との腹12a,11aが広い範囲のG,Hにわたって握柄部2側に圧接している状態がわかる。以上の観察から、手平と指とは握柄部2の長手方向や長手直交方向に対して複雑に圧接し、単純の形態の凹凸形状を握柄部2に形成しても効果が薄いことがわかる。即ち、全体及び小範囲にわたって滑り止めが必要になることがわかった。
図8は握柄部2の各種の横断面形状を表示したものである。図8(a)は円形のもの、図8(b)は溝部を円形部に形成したもの、図8(c)は多角形(図示は六角形)にしたもの、図8(d)は図8(c)の外面に凹凸部を形成したものを夫々示す。当然ながら回転力作動時において図8(a)のものが最も滑り易く、図8(b),図8(c),図8(d)に行く従って、回転力動作時の滑りが少なくなることがわかる。
本考案は、図6,図7,図8に示した観察や思向を基にして握柄部構造を考案したもので以下にその具体的形態の数例について説明するが、本考案はこれ等に限定するものではなく、同一の技術的範疇のものが含まれることは勿論である。
図1は回転工具の代表のドライバ1を示し、そのドライバ1の握柄部2に本考案を適用した実施例を示す。ドライバ1は、先端のビット3と、軸部4と軸部4の基端側が嵌着される握柄部2等とからなる。本考案のドライバ1はこの握柄部2の構造に特徴を有するものである。なお、握柄部2としては図示のように中央部に「ふくらみ」をもつ緩いカーブの太鼓状のものからなり、通常ゴム材や軟硬質の樹脂材から形成されているが、この構造は公知のものであり、説明を省略する。
本考案の握柄部2は、まず、図3に示すように横断面が多角状(図示では六角状)のものからなる。なお、六角状の各面は図示のように直線的でなくてもよく、やや外方にふくらんだ曲線形状のものでもよい。六角状の夫々の面5は隣接する面5との交差部において凹部7を形成してもよく、凹部7がなくてもよい。但し、実際上の形状としては図3(a)に示すものではなく図3(b)のように、ベース円筒部6から夫々の面5が突出して形成され、突出した夫々の面5に接する包絡線8が六角状のものからなる外観状望ましく、かつ製作し易い。
図2は本考案のドライバ1の握柄部2の詳細構造を示すものである。ベース円筒部6(図3(b))から突出した面5には長手方向及び長手直角方向に沿って多数本(図示では4本)の筋目9が面5から突起して一体的に形成される。即ち、長手方向によって4本の筋目9からなる筋目群10が複数箇所(図示では5箇所)適宜間隔で形成されている。また、夫々の他の面5にも図2,図3に示すように長手方向によって筋目群10が同位置に複数箇所形成されている。この筋目9の高さや長さは適宜のものでよいが実際上、この握柄部2を手平や指で圧持した場合に図6,図7で示したA乃至Hに相当する範囲や部分に形成されることが望ましい。なお、本実施例ではすべての面5に筋目群10が形成されているが、筋目群10のない面5があってもよい。
以上のような構造の筋目群10を握柄部2に形成することにより、手平や指はこの筋目群10に圧接され、筋目群10のない場合に較べて滑りがなくなり、大きな回転力をビット3側に与えることができる。また、握柄部2の握り方を変えた場合でも筋目群10が握柄部2に細かく形成されているため、手平や指が必ず筋目群10に圧接され、大きな回転力を常に発生させることができる。また、この筋目群10は握柄部2の成形時に一体的に形成されるものであり、特別の処置をする必要がなく、簡便に形成され、コスト高も生じない。以上のように、握柄部の多角形状と筋目群10の形成により、従来のドライバ等の握柄部とは大きく相異する大きな回転力をビット3側に与えることができる。
図4は筋目9を傾斜させて形成した実施例を示す。この傾斜方向は一定でもよいが、筋目群10ごとに方向や傾斜角を変えてもよい。筋目9を傾斜させることにより、手平や指との圧接状態を微妙に調整でき、図1乃至図3に示したものより、より一層大きな回転力を生じさせることができる。
図5は筋目群10の本数を長手方向に沿って変化させたものである。これによって、手平や指と最も圧接する場所に本数の筋目群10を配置することができ、より一層大きな回転力を付加することができる。なお、図5の筋目群10は直線的のものであるが、図4のように傾斜させてもよいことは勿論である。
本考案は、握柄部を有するすべての回転工具に適用される。特に、使用頻度の多いドライバの握柄部としては最適であるが、各種のものに使用され広範囲の利用可能性がある。
本考案の握柄部構造を回転工具の代表例であるドライバに適用した場合の全体構造を示す平面図。 図1の握柄部の詳細構造を示す拡大平面図。 図2のA−A線断面図(a)は模式図、(b)は実際図。 傾斜した筋目群を示す部分平面図。 長手方向の筋目群の本数を変化させた実施例を示す部分平面図。 握柄部と手平及び指の圧接状態を示す平面図(a)及び(a)のX矢視図(b)。 握柄部と手平及び指の圧接状態の他の例を示す平面図(a)及び(a)のY矢視図(b)。 握柄部の横断面形状と回転力との関係を説明するための模式横断面図。
符号の説明
1 ドライバ
2 握柄部
3 ビット
4 軸部
5 面
6 ベース円筒部
7 凹部
8 包絡線
9 筋目
10 筋目群
11 人差し指
11a 腹
12 親指
12a 腹
13 中指
14 薬指

Claims (3)

  1. 回転工具の基端側に設けられ手平又は指で圧持される細長の回転工具握柄部構造であって、該握柄部構造は、その横断面の外面形状が略多角形のものからなり、多角状の各面の全部又は一部には突起した筋目がその長手方向及び長手直角方向にほぼ沿って多数本形成されることを特徴とする回転工具握柄部構造。
  2. 前記筋目が傾斜して形成されることを特徴とする請求項1に記載の回転工具握柄部構造。
  3. 長手直角方向に沿って形成される前記筋目の本数が長手方向において相異することを特徴とする請求項1又は2に記載の回転工具握柄部構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009160782A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Pentel Corp グリップ

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