JP5249598B2 - 流体管密封部材及びそれを用いた液圧検査プラグの装着方法 - Google Patents

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Description

本発明は、給排水管や給湯管、ガス管、薬液輸送管、排液輸送管などの流体管の先端部を密封する状態で流体管の先端部に装着される流体管密封部材に関する。
従来、この種の流体管密封部材としては、エストラマー系素材からなる専用の止水部材としての合成ゴム製のゴムパッキンと、これを流体管の内部において管軸心方向から挟圧操作自在な金属製の挟圧機構とから構成されたものが知られている。つまり、当該流体管密封部材は、挟圧機構によって流体管の内部でゴムパッキンを管軸心方向から挟圧操作することで、ゴムパッキンの外周面と流体管の内周面とが圧着する状態までゴムパッキンを膨張拡径させ、これにより、流体管の先端部を密封する状態で流体管の先端部に装着される。
ところが、上記の如き従来の流体管密封部材では、ゴムパッキンを挟圧機構で機械的に挟圧する構造を採る関係上、性状が全く異なる複数種の素材(エラストマー系の弾性素材と金属素材等)を組み合わせる必要があるため、どうしても部品点数の多い複雑な構造になって、生産コストが高くつく問題があった。
本発明は、上述の実情に鑑みて為されたものであって、その主たる課題は、シンプルな構造でもって流体管の先端部を効率的に密封することのできる流体管密封部材及びそれを用いた液圧検査プラグの装着方法を提供する点にある。
流体管密封部材は
流体管の内部に配置可能な栓部と、前記栓部の流体管の内部への配置状態で流体管の外部に配置される筒部とが備えられ、前記栓部と前記筒部との間に流体管の先端部を受け入れ可能な円環状の開口部を備える溝部が形成されているとともに、
前記溝部が、それの溝幅が底部側ほど小さくなる形態で構成され、前記溝部の側壁部には、流体管に対する周方向回転操作によって流体管の外周面又は内周面或いはそれらの両面に食い込む形態で流体管の先端部と溝部の底部とを相対近接移動させるネジ山状の案内凸部が形成され、
前記周方向回転操作に伴う流体管の先端部と溝部の底部との相対近接移動によって、溝部の両側壁部間の挟圧力で流体管の先端部を密封する状態で流体管に対して装着可能に構成されている
上記構成によれば、溝部の両側壁部間の挟圧力で流体管の先端部を密封するから、エストラマー系素材からなる専用の止水部材を不存としながらも、流体管の先端部に対する密封性能を効果的に得ることができ、これにより、構造の簡素化を効果的に達成することができる。
前記溝部の溝幅を底部側ほど小さく構成するのに、
前記筒部の内周面が、前記溝部の底部側ほど縮径する形態で構成されている
上記構成によれば、前記周方向回転操作に伴う流体管の先端部と溝部の底部との相対近接移動によって流体管の開口寸法を縮径する方向に流体管の先端部を変形案内することができるから、その分、密封対象面積を減少させ易くることができる。従って、溝部の溝幅を底部側ほど小さくための構造を利用して、流体管の先端部に対する密封性能を高め易くすることができる。
前記栓部の外径を拡大させる栓径拡大部材が、流体管の厚み寸法に応じて選択的に装着可能に構成されている
上記構成によれば、流体管の厚み寸法が設定寸法より小さい場合でも、栓径拡大部材の選択的な装着によって、栓径拡大部材により外径が拡大した栓部の外周面と筒部の内周面との間での挟圧で流体管の先端部を密封することができ、この点で、流体管の種別に対する汎用性を効果的に高めることができる。
前記筒部には、前記流体管の溝部への挿入深さを目視確認するための確認窓が備えられている
上記構成によれば、前記確認窓を通じた流体管の溝部への挿入深さの目視確認によって、流体管の先端部の密封措置が完了しているか否かを判断することができる。従って、流体管の先端部の密封措置が不十分になるなどの施工不良を効果的に抑止することができる。
前記流体管が、液体を輸送する液体輸送管であることに対し、
前記筒部の内周面には、前記流体管の先端部が密封される前段階で流体管の外周面と係合する状態で流体管に対する装着を可能にする係合部が備えられているとともに、
前記溝部には、前記係合部による流体管の装着姿勢において外部に連通する連通口が備えられている
つまり、例えば、流体管の先端部を密封した状態で流体管に所定の液体圧をかけることによって所定圧力下での流体管の状態(例えば、漏れの発生など)を検査することが行われている。この場合、流体管内の液体圧の設定精度を確保するのに、流体管内に存在する液体以外のものを外部に放出する必要がある。
それに対し、上記構成によれば、前記流体管の先端部が密封される前段階において、前記流体管を前記係合部に装着した状態で前記連通口を通じて流体管内に存在する流体以外のもの(例えば、気体やゴミなど)を外部に放出することが可能になる。従って、所定圧力下での流体管の状態を検査する場合における流体管内の液体圧の設定精度を簡単且つ容易に確保することができる。
前記係合部を構成するのに、
前記筒部が、それの流体管側端部が前記栓部の流体側端面よりも流体管側に突出する形態で構成されているとともに、
前記案内凸部が、筒部の内周面における流体管側への突出部分を含む領域に形成されている
上記構成によれば、前記筒部が、それの流体管側端部が前記栓部の流体側端面よりも流体管側に突出する形態で構成されているから、流体管の先端部と溝部とを相対近接移動させる際に、筒部の内周面の突出部分に接当させる形態で流体管の先端部を溝部の開口部まで案内することができる。
しかも、前記案内凸部が、前記突出部分を含む領域に形成されているから、流体管の先端部を筒部の突出部分に係合させた状態からの周方向回転操作によって、流体管の先端部を溝部の開口部から溝部の内部に進入させ、そして、溝部の底側に移動させていくことができる。
これらのことから、流体管内の液体圧の設定精度を簡単且つ容易に確保する効果を簡単且つ容易に確保しながらも、流体管の先端部への装着操作性も高く確保することができる。
そして、本発明の第1の特徴構成は、流体管密封部材に係るものであって、流体管の内部に配置可能な栓部と、前記栓部の流体管の内部への配置状態で流体管の外部に配置される筒部とが備えられ、前記栓部と前記筒部との間に流体管の先端部を受け入れ可能な円環状の開口部を備える溝部が形成されているとともに、
前記溝部が、それの溝幅が底部側ほど小さくなる形態で構成され、前記溝部の側壁部には、流体管に対する周方向回転操作によって流体管の外周面又は内周面或いはそれらの両面に食い込む形態で流体管の先端部と溝部の底部とを相対近接移動させるネジ山状の案内凸部が形成され、
前記周方向回転操作に伴う流体管の先端部と溝部の底部との相対近接移動によって、溝部の両側壁部間の挟圧力で流体管の先端部を密封する状態で流体管に対して装着可能に構成され、
前記流体管が、液体を輸送する液体輸送管であり、
前記筒部の内周面には、前記流体管の先端部開口と前記溝部の開口部とが連通している流体管の密封前段階において、流体管の外周面と係合する状態で流体管に対する装着を可能にする係合部が備えられているとともに、
前記溝部には、前記係合部による流体管の装着姿勢において、流体管の先端部開口から溝部の開口部、溝部の内部を通じて液体とともに流体管の内部気体を外部に放出するための連通口が備えられている点にある。
本発明の第2の特徴構成は、前記係合部を構成するのに、
前記筒部が、それの流体管側端部が前記栓部の流体側端面よりも流体管側に突出する形態で構成されているとともに、
前記案内凸部が、筒部の内周面における流体管側への突出部分を含む領域に形成されている点にある。
本発明の第3の特徴構成は、流体管密封部材に係るものであって、流体管の内部に配置可能な栓部と、前記栓部の流体管の内部への配置状態で流体管の外部に配置される筒部とが備えられ、前記栓部と前記筒部との間に流体管の先端部を受け入れ可能な円環状の開口部を備える溝部が形成されているとともに、
前記溝部が、それの溝幅が底部側ほど小さくなる形態で構成され、前記溝部の側壁部には、流体管に対する周方向回転操作によって流体管の外周面又は内周面或いはそれらの両面に食い込む形態で流体管の先端部と溝部の底部とを相対近接移動させるネジ山状の案内凸部が形成され、
前記周方向回転操作に伴う流体管の先端部と溝部の底部との相対近接移動によって、溝部の両側壁部間の挟圧力で流体管の先端部を密封する状態で流体管に対して装着可能に構成され、
前記栓部の外径を拡大させる栓径拡大部材が、流体管の厚み寸法に応じて選択的に装着可能に構成されている点にある。
本発明の第4の特徴構成は、前記第1又は第2の特徴構成を備えた流体管密封部材を液圧検査プラグとして流体管に装着する方法であって、下記の(1)〜(3)の工程を備えていることを特徴とする液圧検査プラグの装着方法。
(1)前記流体管の先端部を前記筒部の開口部に差し込むように、液圧検査プラグを流体管に対して周方向に回転操作し、前記溝部の側壁部に形成されている前記ネジ山状の案内凸部により、流体管の先端部を前記溝部の開口部側へ近接移動させ、この流体管の先端部が前記溝部の開口部に至る前に液圧検査プラグの回転操作を止める。
(2)次に、前記流体管への給液を開始し、前記流体管の先端部開口から溝部の開口部、溝部の内部、溝部の連通孔を通じて液体とともに流体管の内部気体を外部に放出する。
(3)その後、前記流体管への給液を行いつつ液圧検査プラグを再び流体管に対して周方向に回転操作し、流体管の先端部と溝部の底部とを相対近接移動させ、前記溝部の両側壁部間の挟圧力で流体管の先端部が密封されたことを、前記溝部の連通孔からの液の流出が止まったことで確認し、液圧検査プラグの回転操作を終了する。
[第1実施形態]
図1〜図4は、例えば、図5に示すように、水圧検査(詳しくは、所定水圧下における所定時間の漏水確認検査)等の目的で合成樹脂製の給水管P(流体管の一例、液体輸送管の一例)の先端部p2を密封するのに使用される水圧検査プラグ1(流体管密封部材の一例)を示す。
前記水圧検査プラグ1には、給水管Pの内部に配置可能な栓部2と、この栓部2を給水管Pの内部に配置した状態で給水管Pの外部に配置される筒部3とが備えられている。当該栓部2と筒部3との間には、給水管Pの先端部を受け入れ可能な円環状の開口部4を備える溝部5が形成されている。
図1、図3、図4に示すように、前記栓部2は、下面部2a(給水管側面)が閉塞され且つ上方側に開放する略コップ状の円筒体形状に構成されている。また、前記筒部3は、内周面3aが円筒状で且つ外周面3bが六角筒状の変形角筒形状に構成されているとともに、筒部3の下端部が栓部2の下端面(つまり、栓部2の下端面ラインx2)よりも下方に突出する高さ寸法で構成されている。そして、栓部2の上端部と筒部3の上端部とが、略リング状の連結片部6を介して連結されている。
つまり、前記溝部5の側壁部5a、5bが、栓部2の外周面2b及び筒部3の内周面3aとから構成されているとともに、溝部5の底部5dが、連結片部6の下面部から構成されている。
前記溝部5は、それの溝幅Wが底部5dの側ほど小さくなる形態で構成されている。具体的には、図4に示すように、前記栓部2の外周面2bが、上方側ほど管軸心Yとは反対側(つまり、外側)に変位する拡径形態(詳しくは、テーパー面形状)で構成されているとともに、前記筒部3の内周面3aが、上方側ほど管軸心Y側(つまり、内側)に変位する縮径形態(詳しくは、テーパー面形状)で構成されている。
そして、前記筒部3の内周面3aには、給水管Pに対する周方向回転操作によって給水管Pの外周面p1に食い込む形態で給水管Pの先端部p2と溝部5の底部5dとを相対近接移動させるネジ山状の案内凸部7が形成されている。当該案内凸部7は、雌ネジの如き機能を発揮し得るように、鋸刃型状又は略鋸刃型状の断面形状で筒部3の内周面3aの上下両端部に亘って螺旋状に延設されている。
すなわち、当該水圧検査プラグ1は、給水管Pに対する周方向回転操作に伴う給水管Pの先端部p2と溝部5の底部5dとの相対近接移動によって、溝部5dの両側壁面5a、5b間の挟圧力で給水管Pの先端部p2を密封する状態で給水管Pに対して装着可能に構成されている。
図5(b)に示すように、前記溝部5には、給水管Pの先端部p2が密封される前段階で給水管Pの外周面p1と係合する状態で給水管Pに対する装着を可能にする係合部8が備えられている。当該係合部8は、筒部3における栓部2の下面部2aから下方に突出する突出部分3dと、この突出部分3dの内周面に位置する前記案内凸部7とから構成されている。
前記溝部5には、前記係合部8による給水管Pの装着姿勢において外部と連通する連通口9が備えられている。当該連通口9は、給水管Pの周方向に分散する状態で連結片部6に開口形成された複数の長穴から構成されている。また、前記水圧検査プラグ1には、給水管Pの先端部を溝部5の開口部4に案内する案内部が備えられている。当該案内部は、筒部3の前記突出部分3dから構成されている。
なお、前記筒部3の外周面3bの下方部には、操作者が把持操作をする場合に使用される複数の把持操作片3eが突出形成されている。また、本例では、水圧検査プラグ1は、合成樹脂素材から一体成型されている。
次に、上述の如く構成された水圧検査プラグ1の使用方法について説明する。
図5(a)に示すように、給水管Pの先端部を前記筒部3の開口部に差し込むように、給水管Pに対して水圧検査プラグ1を近接操作したのち、水圧検査プラグ1を給水管Pに対し周方向に回転操作する。この回転操作に伴い、給水管Pの先端部は溝部5の開口部4の側へ移動していく。そして、図5(b)に示すように、給水管Pの先端部が溝部5の開口部4に至る前に回転操作を一旦止める。
この時、水圧検査プラグ1は、前記係合部8に給水管Pの先端部p2を係合させた状態で給水管Pに装着保持されている。なお、給水管Pの基端部は、水栓を介して給水源等に接続しておく。
ちなみに、前記回転操作は、筒部の外周面3bに操作具(レンチ等の操作具を係合させた状態で回転させたり、筒部3の外周面3bに形成した把持操作片3eを把持した状態で回転させたりして行うことができる。
次に、図5(b)に示すように、給水管Pへの給水を開始し、溝部5の開口部4、溝部5の内部、溝部5の連通口9を通じて当該水とともに給水管Pの内部気体(気泡、場合によってはゴミ等も)を外部に放出する。
前記給水管Pの内部気体を外部に放出したのち、給水管Pへの給水を行いつつ水圧検査プラグ1を再び回転操作して給水管Pの先端部p2と溝部5の底部5dとを相対近接移動させていく。そして、図5(c)に示すように、溝部5の両側壁部5a、5bの挟圧力で連通口9からの水の流出が止まったこと(すなわち、流体管Pの先端部p2が密封されたこと)を確認し、水圧検査プラグ1の回転操作を終了する。これにより、水圧検査プラグ1は、給水管Pの先端部p2を密封する状態で給水管Pの先端部p2に装着される。
つまり、当該水圧検査プラグ1は、給水管Pの先端部p2が密封される前段階において、給水管Pを係合部8に装着した状態で連通口9を通じて給水管Pの内部気体を外部に放出することができるとともに、この状態からの連続的な周方向回転操作によって、給水管Pの先端部p2と溝部5の底部5dとを相対近接移動させることができる。従って、給水管P内の水圧の設定精度を簡単且つ容易に確保することができながらも、給水管Pの先端部p2に対する装着操作性も高く確保することができる。
[第2実施形態]
図6、図7に示すように、この第2実施形態の水圧検査プラグ1には、栓部2と筒部3との間に止水性と弾性とを備える止水性向上手段10が備えられている。
当該止水性向上手段10は、外周面が栓部2の外周面2bよりも外側に突出する状態で配設された合成ゴム製のOリング10aから構成されている。
具体的には、栓部2の下端部には、円環状の装着段部2dが形成されているとともに、当該装着段部2dに弾性的拡径状態で前記Oリング10aが外装されている。つまり、装着段部2dの円筒状の周壁面2eをOリング10aの内周面で押圧する状態でOリング10aが装着されている。
また、図7に示すように、給水管Pの先端部p2の内周面には、先端側ほど徐々に拡径するテーパー面部p3が形成されている。そのため、給水管Pの先端部p2が溝部5の内部に進入する際に、給水管Pの先端部p2との摩擦力によってOリング10aが溝部5の内部に側に巻き込まれるのを効果的に抑止する。
なお、その他の構成は、第1実施形態で説明した構成と同一であるから、同一の構成箇所には、第1実施形態と同一の番号を付記してそれの説明は省略する。
[第3実施形態]
図8〜図10に示すように、この第3実施形態の水圧検査プラグ1は、前記栓部2の外径を拡大させる栓径拡大部材11が給水管Pの内径に応じて選択的に装着可能に構成されている。
前記栓部2の下端側には、前記栓径拡大部材11を嵌合状態で装着するための装着段部2e(装着部の一例)が形成されている。前記栓径拡大部材11は、前記装着段部2eに対して下方側から外嵌状態で装着可能な上方開口のコップ状のキャップ体から構成されている。
当該栓径拡大部材11の外周面11aは、下方側ほど縮径する縮径形態(具体的には、テーパー面形状)に構成されている。当該外周面11aは、栓部2に装着した際に溝部5の側壁部5bを構成する。なお、栓径拡大部材11は、下端部の外周部が面取りされているとともに、栓径拡大部材の上端部には、外側に突出する環状の鍔部11bが形成されている。
そして、図9に示すように、給水管Pの厚み寸法が比較的大きい場合には、栓径拡大部材11を装着していない状態で水圧検査プラグ1を給水管Pに装着することで、給水管Pの先端部p2を密封することができる。一方、図10に示すように、給水管Pの厚み寸法が小さい場合には、栓径拡大部材11を栓部2の装着段部2eに装着した状態で水圧検査プラグ1を給水管Pに装着することで、給水管Pの先端部を密封することができる。
なお、その他の構成は、第1実施形態で説明した構成と同一であるから、同一の構成箇所には、第1実施形態と同一の番号を付記してそれの説明は省略する。
[その他の実施形態]
(1)前述の各実施形態の改良として、例えば、図11に示すように、流体管Pの溝部5への挿入深さを目視確認するための1個又は複数個の確認窓12が前記筒部3に備えられていてもよい。
この場合、前記確認窓12を通じた流体管Pの溝部への挿入深さの目視確認によって、流体管Pの先端部の密封措置が完了しているか否かを判断することができる。そのため、流体管Pの先端部p2の密封措置が不十分になるなどの施工不良を効果的に抑止することができる。
なお、確認窓12の周縁部などには、挿入深さの目標ライン等を示す目印を付しておくのが好ましい。
(2)筒部3の形状等の具体的構成は、前述の各実施形態で示した如き構成に限らず、種々の構成変更が可能である。例えば、図12に示すように、筒部3の外周面3bを略六角筒状に構成するとともに、当該六角筒状の角部を一方向に沿って突出させて把持操作片3eを構成した形状、或いは、図示しないが、把持操作片3eを不存とした六角筒状や円筒状などであってもよい。
(3)栓部2の具体的構成も、前述の各実施形態で示した如き構成に限らず、種々の構成変更が可能であり、例えば、前述の各実施形態では、内部空間が上方側に開口する略コップ状に構成されている場合を例に示したが、内部空間を有さない中実な構成などであってもよい。
(4)前述の各実施形態では、水圧検査プラグ1が一体形成されている場合を例に示したが、水圧検査プラグ1が複数部材(例えば、栓部2を構成する栓部側部材と筒部3を構成する筒部側部材など)から構成されていてもよい。
前述の如く、水圧検査プラグ1を栓部側部材と筒部側部材とから構成する場合において、例えば、栓部側部材と筒部側部材とが周方向に相対回動不能な状態で係合する構造(すなわち、前記周方向回転操作によって栓部側部材と筒部側部材とが一体的に回転する構造)、或いは、筒部側部材と栓部側部材とが相対回動可能に係合する構造(前記周方向回転操作によって栓部側部材又は筒部側部材が独立して回転する構造)のいずれであってもよい。なお、後述の構造を採る場合には、周方向回転操作によって回転する側の部材に前記案内凸部を設ければよい。
(5)流体管は、前述の各実施形態で示した給水管Pに限らず、排水管、給湯管、ガス管或いは、薬液や排液を輸送する管などの各種の管であってもよい。
(6)前述の各実施形態では、流体管密封部材として、水圧の検査に使用される水圧検査プラグを例に示したが、流体管の先端部を密封する状態で流体管の先端部に装着されるものであれば、如何なる目的で使用されるものであってもよい。
(7)前述の各実施形態では、流体間密封部材1が合成樹脂製である場合を例に挙げて説明したが、金属製やガラス製などであってもよい。
(8)前述の各実施形態では、案内凸部が筒部3の内周面3aに備えられている場合を例に示したが、栓部2の外周面2bに備えられていてもよく、或いは、筒部3の内周面3aと栓部2の外周面2bの両方に備えられていてもよい。
(9)案内凸部7の具体的構成は、前述の各実施形態で示した如き構成に限らず種々の構成変更が可能である。例えば、前述の各実施形態では、鋸刃状の断面形状に構成されている場合を例に示したが、単なる山状の断面形状などであってもよい。また、前述の各実施形態では、螺旋状に連続形成されている場合を例に示したが、分散形成されていてもよい。
(10)前述の各実施形態では、筒部3の内周面3aが、溝部5の底部側ほど縮径する形態で構成されている場合を例に示したが、栓部2の外周面2aが溝部5の底部側ほど拡径する形態で構成されていれば、前記の如き縮径形態にしなくともよい。
(11)前述の各実施形態では、栓部2の外周面2aが溝部5の底部側ほど拡径する形態で構成されている場合を例に示したが、筒部3の内周面3aが、溝部5の底部側ほど縮径する形態で構成されていれば、前記の如き拡径形態にしなくともよい。
(12)前述の各実施形態では、栓部2の外周面2aを拡径させる具体的構成、或いは、筒部3の内周面3aを縮径させる具体的構成は、前述の各実施形態で示したテーパー面形状に限らず、段々形状などであってもよい。
(13)係合部8の構造等の具体的構成や連通口9の位置や形状等の具体的構成も、前述の各実施形態で示した如き構成に限らず種々の構成変更が可能である。
第1実施形態における流体管閉塞部材を示す平面図(上面図) 第1実施形態における流体管閉塞部材を示す側面図 第1実施形態における流体管閉塞部材を示す底面図(下面図) 図1のIV−IV線断面図 第1実施形態における流体管閉塞部材の使用方法を示す断面図 (a)初期工程 (b)中期工程 (c)終期工程 第2実施形態における流体管閉塞部材を示す断面図 第2実施形態における流体管閉塞部材の使用方法を示す断面図 (a)初期工程 (b)中期工程 (c)終期工程 第3実施形態における流体管閉塞部材を示す断面図 第3実施形態における流体管閉塞部材の使用状態を示す断面図 第3実施形態における流体管閉塞部材の使用状態を示す断面図 その他の実施形態における流体管閉塞部材を示す側面図 その他の実施形態における流体管閉塞部材を示す平面図
符号の説明
P 流体管
p2 先端部
1 流体管密封部材(水圧検査プラグ)
2 栓部
2b 外周面
3 筒部
3a 内周面
3d 突出部分
4 開口部
5 溝部
5d 底部
5a 側壁部
5b 側壁部
5b 案内凸部
W 溝幅
8 係合部
9 連通口
11 栓径拡大部材
12 確認窓

Claims (4)

  1. 流体管の内部に配置可能な栓部と、前記栓部の流体管の内部への配置状態で流体管の外部に配置される筒部とが備えられ、前記栓部と前記筒部との間に流体管の先端部を受け入れ可能な円環状の開口部を備える溝部が形成されているとともに、
    前記溝部が、それの溝幅が底部側ほど小さくなる形態で構成され、前記溝部の側壁部には、流体管に対する周方向回転操作によって流体管の外周面又は内周面或いはそれらの両面に食い込む形態で流体管の先端部と溝部の底部とを相対近接移動させるネジ山状の案内凸部が形成され、
    前記周方向回転操作に伴う流体管の先端部と溝部の底部との相対近接移動によって、溝部の両側壁部間の挟圧力で流体管の先端部を密封する状態で流体管に対して装着可能に構成され、
    前記流体管が、液体を輸送する液体輸送管であり、
    前記筒部の内周面には、前記流体管の先端部開口と前記溝部の開口部とが連通している流体管の密封前段階において、流体管の外周面と係合する状態で流体管に対する装着を可能にする係合部が備えられているとともに、
    前記溝部には、前記係合部による流体管の装着姿勢において、流体管の先端部開口から溝部の開口部、溝部の内部を通じて液体とともに流体管の内部気体を外部に放出するための連通口が備えられている流体管密封部材。
  2. 前記係合部を構成するのに、
    前記筒部が、それの流体管側端部が前記栓部の流体側端面よりも流体管側に突出する形態で構成されているとともに、
    前記案内凸部が、筒部の内周面における流体管側への突出部分を含む領域に形成されている請求項1記載の流体管密封部材。
  3. 流体管の内部に配置可能な栓部と、前記栓部の流体管の内部への配置状態で流体管の外部に配置される筒部とが備えられ、前記栓部と前記筒部との間に流体管の先端部を受け入れ可能な円環状の開口部を備える溝部が形成されているとともに、
    前記溝部が、それの溝幅が底部側ほど小さくなる形態で構成され、前記溝部の側壁部には、流体管に対する周方向回転操作によって流体管の外周面又は内周面或いはそれらの両面に食い込む形態で流体管の先端部と溝部の底部とを相対近接移動させるネジ山状の案内凸部が形成され、
    前記周方向回転操作に伴う流体管の先端部と溝部の底部との相対近接移動によって、溝部の両側壁部間の挟圧力で流体管の先端部を密封する状態で流体管に対して装着可能に構成され、
    前記栓部の外径を拡大させる栓径拡大部材が、流体管の厚み寸法に応じて選択的に装着可能に構成されている流体管密封部材。
  4. 請求項1又は2記載の流体管密封部材を液圧検査プラグとして流体管に装着する方法であって、下記の(1)〜(3)の工程を備えていることを特徴とする液圧検査プラグの装着方法。
    (1)前記流体管の先端部を前記筒部の開口部に差し込むように、液圧検査プラグを流体管に対して周方向に回転操作し、前記溝部の側壁部に形成されている前記ネジ山状の案内凸部により、流体管の先端部を前記溝部の開口部側へ近接移動させ、この流体管の先端部が前記溝部の開口部に至る前に液圧検査プラグの回転操作を止める。
    (2)次に、前記流体管への給液を開始し、前記流体管の先端部開口から溝部の開口部、溝部の内部、溝部の連通孔を通じて液体とともに流体管の内部気体を外部に放出する。
    (3)その後、前記流体管への給液を行いつつ液圧検査プラグを再び流体管に対して周方向に回転操作し、流体管の先端部と溝部の底部とを相対近接移動させ、前記溝部の両側壁部間の挟圧力で流体管の先端部が密封されたことを、前記溝部の連通孔からの液の流出が止まったことで確認し、液圧検査プラグの回転操作を終了する。
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