JP5249598B2 - 流体管密封部材及びそれを用いた液圧検査プラグの装着方法 - Google Patents
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Description
流体管の内部に配置可能な栓部と、前記栓部の流体管の内部への配置状態で流体管の外部に配置される筒部とが備えられ、前記栓部と前記筒部との間に流体管の先端部を受け入れ可能な円環状の開口部を備える溝部が形成されているとともに、
前記溝部が、それの溝幅が底部側ほど小さくなる形態で構成され、前記溝部の側壁部には、流体管に対する周方向回転操作によって流体管の外周面又は内周面或いはそれらの両面に食い込む形態で流体管の先端部と溝部の底部とを相対近接移動させるネジ山状の案内凸部が形成され、
前記周方向回転操作に伴う流体管の先端部と溝部の底部との相対近接移動によって、溝部の両側壁部間の挟圧力で流体管の先端部を密封する状態で流体管に対して装着可能に構成されている。
前記筒部の内周面が、前記溝部の底部側ほど縮径する形態で構成されている。
前記筒部の内周面には、前記流体管の先端部が密封される前段階で流体管の外周面と係合する状態で流体管に対する装着を可能にする係合部が備えられているとともに、
前記溝部には、前記係合部による流体管の装着姿勢において外部に連通する連通口が備えられている。
前記筒部が、それの流体管側端部が前記栓部の流体側端面よりも流体管側に突出する形態で構成されているとともに、
前記案内凸部が、筒部の内周面における流体管側への突出部分を含む領域に形成されている。
そして、本発明の第1の特徴構成は、流体管密封部材に係るものであって、流体管の内部に配置可能な栓部と、前記栓部の流体管の内部への配置状態で流体管の外部に配置される筒部とが備えられ、前記栓部と前記筒部との間に流体管の先端部を受け入れ可能な円環状の開口部を備える溝部が形成されているとともに、
前記溝部が、それの溝幅が底部側ほど小さくなる形態で構成され、前記溝部の側壁部には、流体管に対する周方向回転操作によって流体管の外周面又は内周面或いはそれらの両面に食い込む形態で流体管の先端部と溝部の底部とを相対近接移動させるネジ山状の案内凸部が形成され、
前記周方向回転操作に伴う流体管の先端部と溝部の底部との相対近接移動によって、溝部の両側壁部間の挟圧力で流体管の先端部を密封する状態で流体管に対して装着可能に構成され、
前記流体管が、液体を輸送する液体輸送管であり、
前記筒部の内周面には、前記流体管の先端部開口と前記溝部の開口部とが連通している流体管の密封前段階において、流体管の外周面と係合する状態で流体管に対する装着を可能にする係合部が備えられているとともに、
前記溝部には、前記係合部による流体管の装着姿勢において、流体管の先端部開口から溝部の開口部、溝部の内部を通じて液体とともに流体管の内部気体を外部に放出するための連通口が備えられている点にある。
本発明の第2の特徴構成は、前記係合部を構成するのに、
前記筒部が、それの流体管側端部が前記栓部の流体側端面よりも流体管側に突出する形態で構成されているとともに、
前記案内凸部が、筒部の内周面における流体管側への突出部分を含む領域に形成されている点にある。
本発明の第3の特徴構成は、流体管密封部材に係るものであって、流体管の内部に配置可能な栓部と、前記栓部の流体管の内部への配置状態で流体管の外部に配置される筒部とが備えられ、前記栓部と前記筒部との間に流体管の先端部を受け入れ可能な円環状の開口部を備える溝部が形成されているとともに、
前記溝部が、それの溝幅が底部側ほど小さくなる形態で構成され、前記溝部の側壁部には、流体管に対する周方向回転操作によって流体管の外周面又は内周面或いはそれらの両面に食い込む形態で流体管の先端部と溝部の底部とを相対近接移動させるネジ山状の案内凸部が形成され、
前記周方向回転操作に伴う流体管の先端部と溝部の底部との相対近接移動によって、溝部の両側壁部間の挟圧力で流体管の先端部を密封する状態で流体管に対して装着可能に構成され、
前記栓部の外径を拡大させる栓径拡大部材が、流体管の厚み寸法に応じて選択的に装着可能に構成されている点にある。
本発明の第4の特徴構成は、前記第1又は第2の特徴構成を備えた流体管密封部材を液圧検査プラグとして流体管に装着する方法であって、下記の(1)〜(3)の工程を備えていることを特徴とする液圧検査プラグの装着方法。
(1)前記流体管の先端部を前記筒部の開口部に差し込むように、液圧検査プラグを流体管に対して周方向に回転操作し、前記溝部の側壁部に形成されている前記ネジ山状の案内凸部により、流体管の先端部を前記溝部の開口部側へ近接移動させ、この流体管の先端部が前記溝部の開口部に至る前に液圧検査プラグの回転操作を止める。
(2)次に、前記流体管への給液を開始し、前記流体管の先端部開口から溝部の開口部、溝部の内部、溝部の連通孔を通じて液体とともに流体管の内部気体を外部に放出する。
(3)その後、前記流体管への給液を行いつつ液圧検査プラグを再び流体管に対して周方向に回転操作し、流体管の先端部と溝部の底部とを相対近接移動させ、前記溝部の両側壁部間の挟圧力で流体管の先端部が密封されたことを、前記溝部の連通孔からの液の流出が止まったことで確認し、液圧検査プラグの回転操作を終了する。
図1〜図4は、例えば、図5に示すように、水圧検査(詳しくは、所定水圧下における所定時間の漏水確認検査)等の目的で合成樹脂製の給水管P(流体管の一例、液体輸送管の一例)の先端部p2を密封するのに使用される水圧検査プラグ1(流体管密封部材の一例)を示す。
図5(a)に示すように、給水管Pの先端部を前記筒部3の開口部に差し込むように、給水管Pに対して水圧検査プラグ1を近接操作したのち、水圧検査プラグ1を給水管Pに対し周方向に回転操作する。この回転操作に伴い、給水管Pの先端部は溝部5の開口部4の側へ移動していく。そして、図5(b)に示すように、給水管Pの先端部が溝部5の開口部4に至る前に回転操作を一旦止める。
図6、図7に示すように、この第2実施形態の水圧検査プラグ1には、栓部2と筒部3との間に止水性と弾性とを備える止水性向上手段10が備えられている。
図8〜図10に示すように、この第3実施形態の水圧検査プラグ1は、前記栓部2の外径を拡大させる栓径拡大部材11が給水管Pの内径に応じて選択的に装着可能に構成されている。
(1)前述の各実施形態の改良として、例えば、図11に示すように、流体管Pの溝部5への挿入深さを目視確認するための1個又は複数個の確認窓12が前記筒部3に備えられていてもよい。
p2 先端部
1 流体管密封部材(水圧検査プラグ)
2 栓部
2b 外周面
3 筒部
3a 内周面
3d 突出部分
4 開口部
5 溝部
5d 底部
5a 側壁部
5b 側壁部
5b 案内凸部
W 溝幅
8 係合部
9 連通口
11 栓径拡大部材
12 確認窓
Claims (4)
- 流体管の内部に配置可能な栓部と、前記栓部の流体管の内部への配置状態で流体管の外部に配置される筒部とが備えられ、前記栓部と前記筒部との間に流体管の先端部を受け入れ可能な円環状の開口部を備える溝部が形成されているとともに、
前記溝部が、それの溝幅が底部側ほど小さくなる形態で構成され、前記溝部の側壁部には、流体管に対する周方向回転操作によって流体管の外周面又は内周面或いはそれらの両面に食い込む形態で流体管の先端部と溝部の底部とを相対近接移動させるネジ山状の案内凸部が形成され、
前記周方向回転操作に伴う流体管の先端部と溝部の底部との相対近接移動によって、溝部の両側壁部間の挟圧力で流体管の先端部を密封する状態で流体管に対して装着可能に構成され、
前記流体管が、液体を輸送する液体輸送管であり、
前記筒部の内周面には、前記流体管の先端部開口と前記溝部の開口部とが連通している流体管の密封前段階において、流体管の外周面と係合する状態で流体管に対する装着を可能にする係合部が備えられているとともに、
前記溝部には、前記係合部による流体管の装着姿勢において、流体管の先端部開口から溝部の開口部、溝部の内部を通じて液体とともに流体管の内部気体を外部に放出するための連通口が備えられている流体管密封部材。 - 前記係合部を構成するのに、
前記筒部が、それの流体管側端部が前記栓部の流体側端面よりも流体管側に突出する形態で構成されているとともに、
前記案内凸部が、筒部の内周面における流体管側への突出部分を含む領域に形成されている請求項1記載の流体管密封部材。 - 流体管の内部に配置可能な栓部と、前記栓部の流体管の内部への配置状態で流体管の外部に配置される筒部とが備えられ、前記栓部と前記筒部との間に流体管の先端部を受け入れ可能な円環状の開口部を備える溝部が形成されているとともに、
前記溝部が、それの溝幅が底部側ほど小さくなる形態で構成され、前記溝部の側壁部には、流体管に対する周方向回転操作によって流体管の外周面又は内周面或いはそれらの両面に食い込む形態で流体管の先端部と溝部の底部とを相対近接移動させるネジ山状の案内凸部が形成され、
前記周方向回転操作に伴う流体管の先端部と溝部の底部との相対近接移動によって、溝部の両側壁部間の挟圧力で流体管の先端部を密封する状態で流体管に対して装着可能に構成され、
前記栓部の外径を拡大させる栓径拡大部材が、流体管の厚み寸法に応じて選択的に装着可能に構成されている流体管密封部材。 - 請求項1又は2記載の流体管密封部材を液圧検査プラグとして流体管に装着する方法であって、下記の(1)〜(3)の工程を備えていることを特徴とする液圧検査プラグの装着方法。
(1)前記流体管の先端部を前記筒部の開口部に差し込むように、液圧検査プラグを流体管に対して周方向に回転操作し、前記溝部の側壁部に形成されている前記ネジ山状の案内凸部により、流体管の先端部を前記溝部の開口部側へ近接移動させ、この流体管の先端部が前記溝部の開口部に至る前に液圧検査プラグの回転操作を止める。
(2)次に、前記流体管への給液を開始し、前記流体管の先端部開口から溝部の開口部、溝部の内部、溝部の連通孔を通じて液体とともに流体管の内部気体を外部に放出する。
(3)その後、前記流体管への給液を行いつつ液圧検査プラグを再び流体管に対して周方向に回転操作し、流体管の先端部と溝部の底部とを相対近接移動させ、前記溝部の両側壁部間の挟圧力で流体管の先端部が密封されたことを、前記溝部の連通孔からの液の流出が止まったことで確認し、液圧検査プラグの回転操作を終了する。
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