JP5016624B2 - 流体管閉塞具 - Google Patents

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Description

本発明は、給排水管や給湯管、ガス管、薬液輸送管、排液輸送管などの流体管の先端部を閉塞するのに使用される流体管閉塞具に関する。
従来、この種の流体管閉塞具としては、エストラマー系素材からなる栓部材としての合成ゴム製のゴムパッキンと、これを流体管の内部において管軸心方向から挟圧操作自在な操作部材としての金属製の挟圧機構とから構成されたものが知られている。つまり、当該流体管閉塞具は、挟圧機構によって流体管の内部でゴムパッキンを管軸心方向から挟圧操作することで、ゴムパッキンの外周面と流体管の内周面とが圧着する状態までゴムパッキンを膨張拡径させて流体管の先端部を閉塞する。
ところが、上記の如き従来の流体管閉塞具では、栓部材や操作部材の劣化程度等の判断が難しいため、使用による劣化で閉塞性能が不十分な場合であっても施工者が使用してしまい、そのことで、建築物の内部に水濡れが生じるなどの損害が発生し易い問題がある。
本発明は、上述の実情に鑑みて為されたものであって、その主たる課題は、閉塞性能の低下に伴う損害の発生を効果的且つ効率的に防止することのできる流体管閉塞具を提供する点にある。
本発明の第1特徴構成は、流体管閉塞具に係り、その特徴は、
流体管の先端部を密着状態で閉塞可能な栓部材と、前記栓部材を押圧する状態で栓部材を流体管の側に移動操作して栓部材と流体管の先端部とを密着させる操作部材とが備えられているとともに、
前記操作部材で前記栓部材を流体管の側に移動操作するときの操作部材に対する操作力又は移動操作するのに伴い発生する栓部材に対する押圧力によって使用回数判定用のマークを栓部材又は操作部材或いはそれら両部材に付するマーキング手段が設けられている点にある。
上記構成によれば、操作部材で栓部材と流体管の先端部とを密着させる際、すなわち、使用する際、前記マーキング手段によって栓部材又は操作部材或いはそれら両部材に使用回数判定用のマークが自動的に付されるから、次に使用する際には、使用回数判定用のマークの確認で劣化程度等を判定して使用の可否を判断することができ、これにより、閉塞性能の低下に伴う損害の発生を効果的且つ効率的に防止することができる。
また、例えば、生産者側での品質保障限度を回数(例えば、1回)でもって定めることが可能になって、閉塞性能の低下に伴う損害が発生した場合でも、生産者側と施工者側のどちらに賠償責任があるのかの判断も容易に行うことができる。
本発明の第2特徴構成は、第1特徴構成の実施に好適な構成であり、その特徴は、
前記マーキング手段が、初めて栓部材と流体管の先端部との密着状態を現出した1回目使用と、次に栓部材と流体管の先端部との密着状態を現出した2回目使用とで異種の前記マークを付するように構成されている点にある。
上記構成によれば、既に1回使用したものか2回使用したものかの判断を迅速且つ確実に行うことが可能になって、閉塞性能の低下に伴う損害の発生を一層効果的且つ効率的に防止することができる。
本発明の第3特徴構成は、第2特徴構成の実施に好適な構成であり、その特徴は、
前記マーキング手段を構成するのに、
前記栓部材と前記操作部材の一方には、操作部材で栓部材を流体管の側に連続的に移動操作するとき、栓部材と操作部材の他方に形成された受け部から伝達される前記操作力又は前記押圧力の増大に伴い前記マークとしてせん断分離する第1凸部と、分離した第1凸部を接当支持する状態で第1凸部を介して栓部材と流体管の先端部とが密着するまで前記受け部から伝達される前記操作力又は前記押圧力を受け止める第2凸部が形成されているとともに、
前記第2凸部と前記受け部との対向面間には、前記第1凸部が脱落した状態での前記移動操作による前記第1凸部を介さない状態での第2凸部と受け部との接当によって前記操作力又は前記押圧力で前記マークとして破壊又は変形する第3凸部が形成され、
前記第1凸部には、前記移動操作によって前記第1凸部を介する状態で第2凸部と受け部とが接当するとき、前記操作力又は前記押圧力で前記第3凸部が破壊又は変形しないように第3凸部が入り込む入り込み部が形成されている点にある。
上記構成によれば、1回使用と2回使用とで異なる前記マークを付する機能を簡素な構造でもって得ることができて、閉塞性能の低下に伴う損害の発生を一層効率的に防止することができる。
本発明の第4特徴構成は、第3特徴構成の実施に好適な構成であり、その特徴は、
前記栓部材が、流体管の内部に配置可能な形状で構成され、
前記操作部材が、前記栓部材の流体管の内部への配置状態で流体管の外部に配置可能で、且つ、栓部材の被押圧面部を流体管の側に押圧する押圧面部を備える筒状に構成され、
前記栓部材と前記操作部材との間に流体管の先端部を受け入れ可能な円環状の開口部を備える溝部が形成され、
前記操作部材の内周面には、流体管の先端部を前記開口部に差し込んだ状態からの操作部材の管周方向回転操作によって、流体管の外周面に食い込みながら流体管の先端部と前記溝部の底部とを相対近接移動させる形態で操作部材を流体管の側に移動案内するネジ山状の案内凸部が形成されているとともに、
前記栓部材の被押圧面部には、前記第1凸部と前記第2凸部とが分散した状態で且つ管周方向に並ぶ状態で突出形成され、
前記操作部材の押圧面部には、前記被押圧面部と面当接した流体管閉塞用の正規姿勢において前記第1凸部と前記第2凸部とが入り込む部分円環状の入り込み空間が形成され、
前記受け部が、前記入り込み空間の管周方向端縁部から構成されている点にある。
上記構成によれば、1回使用と2回使用とで異なる種のマークを付する機能を更に一層効率的に得ることができるから、閉塞性能の低下に伴う損害の発生を更に一層効率的に防止することができる。
本発明の第5特徴構成は、第4特徴構成の実施に好適な構成であり、その特徴は、
前記第2凸部には、前記第2凸部が前記入り込み空間と管周方向で位置ズレした非正規姿勢で前記栓部材を流体管の側に移動操作するとき、前記押圧力によって変形又は破壊する第4凸部が形成されている点にある。
上記構成によれば、前記正規姿勢とは異なる前記非正規使用でも使用回数判定用のマークが付されるから、使用回数をごまかす不正使用を高い精度で防止することができる。
本発明の第6特徴構成は、第1特徴構成の実施に好適な構成であり、その特徴は、
前記操作部材で前記栓部材を流体管の側に移動操作するとき、栓部材と操作部材との相対姿勢が異なる複数の操作姿勢で栓部材と操作部材とを係合させる係合手段が設けられているとともに、
前記マーキング手段が、前記操作部材で前記栓部材を流体管の側に移動操作するとき、栓部材と操作部材の一方における前記操作姿勢の夫々に対応した複数の位置に前記マークを付するように構成されている点にある。
上記構成によれば、前記操作部材で前記栓部材を流体管の側に移動操作するとき、栓部材と操作部材の一方には、係合手段による前記操作姿勢の夫々に対応した複数の位置に前記マークを付されるから、例えば、複数回目に使用する際に、前回とは異なる前記操作姿勢とすることによって、さらに次に使用する際にも使用回数を判定することが可能になって、劣化程度の目安とする使用回数限度の設定自由度も高めることができる。
本発明の第7特徴構成は、第6特徴構成の実施に好適な構成であり、その特徴は、
前記栓部材が、流体管の内部に配置可能な形状で構成され、前記操作部材が、前記栓部の流体管の内部への配置状態で流体管の外部に配置され、且つ、栓部材を流体管の側に押圧する押圧面部を備える筒状に構成され、
前記栓部材と前記操作部材との間に流体管の先端部を受け入れ可能な円環状の開口部を備える溝部が形成されているとともに、
前記係合手段が、前記栓部材と前記操作部材との管径方向における対向面間に形成された雄セレーションと雌セレーションとから構成され、
前記操作部材の内周面には、前記栓部材と前記操作部材とが前記係合手段によりセレーション嵌合した前記操作姿勢にあるとき、流体管の先端部を前記開口部に差し込んだ状態からの操作部材の管周方向回転操作によって、流体管の外周面に食い込みながら流体管の先端部と前記溝部の底部とを相対近接移動させる形態で操作部材を流体管の側に移動案内するネジ山状の案内凸部が形成されている点にある。
上記構成によれば、簡素な構造でありながら、前記操作姿勢での操作部材の管周方向回転操作によって操作部材で栓部材を流体管の側に移動操作して流体管の先端部を閉塞することができる。
そして、前記係合手段が、前記栓部材と前記操作部材との管径方向における対向面間に形成された雄セレーションと雌セレーションとから構成されているから、栓部材と操作部材とをセレーション嵌合させた操作姿勢で上記の管周方向回転操作をスムーズに行うことができながら、前記操作姿勢の複数化も効果的に達成することができ、この点で、閉塞性能の低下に伴う損害の発生を一層効果的且つ効率的に防止することができる。
本発明の第8特徴構成は、第1、第6、第7特徴構成のいずれかの実施に好適な構成であり、その特徴は、
前記マーキング手段を構成するのに、
前記栓部材と前記操作部材の一方には、操作部材で栓部材を流体管の側に移動操作するとき、栓部材と操作部材の他方に形成された使用回数判定面部に前記マークとしての使用痕を形成する突部が設けられている点にある。
上記構成によれば、使用する際には、前記マーキング手段によって、前記栓部材と前記操作部材の他方に形成された使用回数判定面部に前記使用痕が自動的に形成されるから、使用回数を誤魔化したりする不正使用を防止することができ、これにより、閉塞性能の低下に伴う損害の発生をさらに効果的且つ効率的に防止することができる。
第1実施形態における流体管閉塞具の一部破断分解図 第1実施形態における操作部材の上面図 第1実施形態における栓部材の上面図 第1実施形態における流体管閉塞具の使用方法を示す説明断面図 第1実施形態における流体管閉塞具の使用方法を示す説明断面図 第1実施形態における流体管閉塞具の使用方法を示す説明断面図 第1実施形態における流体管閉塞具の使用方法を示す説明断面図 使用回数判定用のマークを示す操作部材の下面図 第2実施形態における流体管閉塞具の一部破断分解図 第2実施形態における操作部材の上面図 第2実施形態における栓部材の上面図 第2実施形態における流体管閉塞具の使用方法を示す説明断面図 第2実施形態における流体管閉塞具の使用方法を示す説明断面図 第2実施形態における流体管閉塞具の使用方法を示す説明断面図 第2実施形態における流体管閉塞具の使用方法を示す説明断面図 第2実施形態における流体管閉塞具の使用方法を示す説明上面図 第2実施形態における流体管閉塞具の使用方法を示す説明断面図 第2実施形態における流体管閉塞具の使用方法を示す説明断面図 第2実施形態における流体管閉塞具の使用方法を示す説明上面図 使用回数判定用のマークを示す要部の斜視図 第2実施形態における流体管閉塞具の使用方法を示す説明断面図 使用回数判定用のマークを示す要部の説明断面図 使用回数判定用のマークを示す要部の斜視図 その他の実施形態における流体管閉塞具の一部破断分解図
[第1実施形態]
図1は、例えば、図7に示すように、水圧検査(詳しくは、所定水圧下における所定時間の漏水確認検査)等の目的で合成樹脂製の給水管P(流体管の一例、液体輸送管の一例)の先端部p2を密封するのに使用される合成樹脂製の水圧検査プラグ1(流体管閉塞具の一例)を示す。
前記水圧検査プラグ1には、給水管Pの先端部p2を密着状態で閉塞可能な栓部材2と、操作者による操作によって栓部材2を押圧する状態で栓部材2を給水管Pの側に移動操作して栓部材2と給水管Pの先端部p2とを密着させる操作部材3とが備えられている。
前記栓部材2は、図1、図3に示すように、給水管Pの内部に配置可能な形状、具体的には、外周面2bが給水管Pの内径にほぼ近い径で、且つ、下面部2a(給水管側面)が閉塞されて上方側が開放された略コップ状の略円筒体形状に構成されている。一方、前記操作部材3は、図1、図2に示すように、給水管Pの外部に配置可能な形状、具体的には、内周面3aが給水管Pの外径にほぼ近い径の円筒状で、且つ、外周面3bが略六角筒状の略変形角筒形状に構成されている。
また、水圧検査プラグ1には、操作部材3で栓部材2を給水管Pの側に移動操作するとき、栓部材2と操作部材3との相対姿勢が異なる複数の操作姿勢(詳しくは、栓部材2と操作部材3との管軸心Y周りでの相対回転角度が異なる複数の操作姿勢)で栓部材2と操作部材3とを係合させる係合手段Kが設けられている。
前記栓部材2の上面部の中央位置には、部材内部を開放するための開口部10が形成されているととともに、この開口部10の隣接部位には、後述する操作部材3の雌セレーション13(被係合部の一例)とセレーション嵌合(係合の一例)する雄セレーション11(係合部の一例)が形成されている。当該雄セレーション11は、上方側に突出する筒状部の外周面に複数(本例では、30個)の山部を形成して構成されている。
また、栓部材2の上面部における雄セレーション11の外側には、当該雄セレーション11よりも一段下がった環状の被押圧面部12が形成されている。
一方、前記操作部材3の上面部3cの中央位置には、栓部材2の雄セレーション11に対する雌セレーション13が設けられている。当雌セレーション13は、操作部材3の上面部3cに形成された孔部の内周面に複数(本例では、30個)の谷部を形成して構成されている。
また、前記操作部材3には、係合手段Kによる栓部材2との係合状態において栓部材2の被押圧面部12を押圧して栓部材2を給水管Pの側に移動操作させる押圧面部14が備えられている。当該押圧面部14は、操作部材3の上面部3cの内面における被係合部13の外側部位から構成されている。つまり、前記係合手段Kは、雄セレーション11と雌セレーション13とから構成されている。
また、前記水圧検査プラグ1は、図5に示すように、栓部材2と操作部材3とが係合状態(セレーション嵌合状態、つまり、操作姿勢)にあるとき、給水管Pの先端部p2を受け入れ可能な円環状の開口部4を備える溝部5が栓部材2と筒部材3との間に形成されるように構成されている。つまり、前記溝部5の側壁部5a、5bが、栓部材2の外周面2b及び操作部材3の内周面3aの各々から構成されるとともに、溝部5の底部が、操作部材3の上面部3cにおける押圧面部14よりも外側に位置する部位から構成される。
なお、前記操作部材3は、栓部材2と操作部材3とが前記操作姿勢にあるとき、操作部材3の下端部が栓部材2の下端面(つまり、栓部材2の下端面ラインX)よりも下方に突出する高さ寸法で構成されている。
前記溝部5は、それの溝幅Wが底部の側(つまり、上方側)ほど小さくなる形態で構成されている。具体的には、前記栓部材2の外周面2bが、上方側ほど管軸心Yとは反対側(つまり、外側)に変位する拡径形態(詳しくは、テーパー面形状)で構成されているとともに、前記操作部材3の内周面3aが、上方側ほど管軸心Y側(つまり、内側)に変位する縮径形態(詳しくは、テーパー面形状)で構成されている。
また、前記操作部材3の内周面3aには、前記栓部材2と操作部材3とが前記操作姿勢にあるとき、流体管Pの先端部p2を前記開口部4に差し込んだ状態からの操作部材3の管周方向回転操作によって、流体管Pの外周面p1に食い込みながら流体管Pの先端部p2と前記溝部5の底部とを相対近接移動させる形態で操作部材3を流体管Pの側に移動案内するネジ山状の案内凸部7が形成されている。当該案内凸部7は、雌ネジの如き機能を発揮し得るように、鋸刃型状又は略鋸刃型状の断面形状で操作部材3の内周面3aの上下両端部に亘って螺旋状に延設されている。
すなわち、当該水圧検査プラグ1は、上述の如く操作部材3を操作することで、給水管Pの先端部p2と溝部5の底部とを近接させて溝部5の両側壁面5a、5b間の挟圧力で栓部材2と給水管Pの先端部p2とを密着させ、これにより、栓部材2で給水管Pの先端部p2を閉塞する状態で給水管Pに対して装着可能に構成されている。
そして、前記栓部材2と前記操作部材3との対向面間には、操作部材3で栓部材2を給水管Pの側に移動操作するのに伴い発生する栓部材2に対する押圧力によって使用回数判定用のマークを操作部材3に付するマーキング手段Mが設けられている。
当該マーキング手段Mは、前記栓部材2の被押圧面部12に上向きに尖る形状で突出形成された複数(本例では、2つ)の円錐状の突部15(使用回数判定用のマークを付するマーキング部の一例)から構成され、前記押圧力によって操作部材3の押圧面部14に自動的に凹形状の使用痕m(上述した使用回数判定用のマークの一例)が形成されるように構成されている。
すなわち、前記水圧テストプラグ1は、前記係合手段Kによる栓部材2と操作部材3との前記操作姿勢(すなわち、セレーション嵌合姿勢)が特に意識しなくとも使用回数毎に高い確率で変化することから、使用前に前述した使用痕mを数えることにより使用回数の判定を高い確率で行うことができる。
前記溝部5には、給水管Pの先端部p2が閉塞される前段階で給水管Pの外周面p1と係合する状態で給水管Pに対する装着を可能にする係合部8が備えられている。当該係合部8は、操作部材3における栓部材2の下面部2aから下方に突出する突出部分3dと、この突出部分3dの内周面に位置する前記案内凸部7とから構成されている。
また、前記溝部5には、前記係合部8による給水管Pの装着姿勢において外部と連通する連通口9が備えられている。当該連通口9は、給水管Pの周方向に分散する状態で連結片部6に開口形成された複数の長穴から構成されている。
さらに、前記水圧検査プラグ1には、給水管Pの先端部p2を溝部5の開口部4に案内する案内部が備えられている。当該案内部は、操作部材3の前記突出部分3dから構成されている。なお、前記操作部材3の外周面3bの下方部には、操作者が把持操作をする場合に使用される複数の把持操作片3eが突出形成されている。
次に、上述の如く構成された水圧検査プラグ1の使用方法について説明する。
まず、図4に示すように、操作部材3の下方開口部から栓部材2を操作部材3の内部に挿入し、操作部材3の雌セレーション13と栓部材2の雄セレーション11とをセレーション嵌合させる。
次に、図5に示すように、給水管Pの先端部p2を操作部材3の下方開口部に差し込むように給水管Pに対して水圧検査プラグ1を近接操作したのち、水圧検査プラグ1を給水管Pに対し周方向に回転操作する。この回転操作に伴い、給水管Pの先端部p2は溝部5の開口部4の側へ移動していく。そして、図6に示すように、給水管Pの先端部p2が溝部5の開口部4に至る前に回転操作を一旦止める。
この時、水圧検査プラグ1は、前記係合部8に給水管Pの先端部p2を係合させた状態で給水管Pに装着保持されている。なお、給水管Pの基端部は、水栓を介して給水源等に接続しておく。
ちなみに、前記回転操作は、操作部材3の外周面3bに操作具(例えば、レンチ等)を係合させた状態で回転させたり、操作部材3の外周面3bに形成した把持操作片3eを把持した状態で回転させたりして行うことができる。
次に、図6に示すように、給水管Pへの給水を開始し、溝部5の開口部4、溝部5の内部、溝部5の連通口9を通じて当該水とともに給水管Pの内部気体(気泡、場合によってはゴミ等も)を外部に放出する。
前記給水管Pの内部気体を外部に放出したのち、給水管Pへの給水を行いつつ水圧検査プラグ1を再び回転操作して給水管Pの先端部p2と溝部5の底部とを相対近接移動させていく。そして、図7に示すように、溝部5の両側壁部5a、5bの挟圧力で連通口9からの水の流出が止まったこと(すなわち、流体管Pの先端部p2が栓部材2で閉塞されたこと)を確認し、水圧検査プラグ1の回転操作を終了する。これにより、水圧検査プラグ1は、給水管Pの先端部p2を閉塞する状態で給水管Pの先端部p2に装着される。
このとき、前記回転操作に伴う押圧力によって、操作部材3の押圧面部14には、栓部材2の突部15の先端部がめり込んだ状態になる。そのため、水圧テストプラグ1を取り外し、再度、別の給水管Pに使用する場合には、図8(a)に示すように、操作部材3の押圧面部14に突部15による使用痕mが残ることになる。
また、さらに、もう一度、別の給水管Pに使用した場合には、前記操作姿勢(セレーション嵌合姿勢)が特に意識しなくとも高い確率で前回とは異なることから、図8(b)に示すように、操作部材3の押圧面部14に突部15による別の使用痕mが高い確率で残ることになる。
そのため、当該水圧テストプラグ1は、使用する前に操作部材3の押圧面部14の状態を確認することによって、既に使用した回数を高い確率で判定することができる。また、例えば、生産者側での品質保障限度を回数(例えば、1回)でもって定めることが可能になって、閉塞性能の低下に伴う損害が発生した場合でも、生産者側と施工者側のどちらに賠償責任があるのかの判断も容易に行うことができる。
なお、本実施形態において、操作部材3の押圧面部14は、使用回数を判定するための使用回数判定面部に相当する。
[第2実施形態]
本実施形態の水圧検査プラグ1では、図9〜図13に示すように、前記操作部材3が略有底円筒形状に構成されているとともに、栓部材2の外周面2bの上方側には、操作部材3の内周面3aの案内凸部7に係合する可撓性の複数(本例では4つ)の薄い係合羽2d(係合部の一例)が形成されている。
そして、当該水圧検査プラグ1には、操作部材3で栓部材2を給水管Pの側に移動操作するときの操作部材3に対する操作力によって使用回数判定用のマークmを栓部材2に付するマーキング手段Mが設けられている。
前記マーキング手段Mは、初めて栓部材2と給水管Pの先端部p2との密着状態を現出した1回目使用と、次に栓部材2と給水管Pの先端部p2との密着状態を現出した2回目使用とで異種の前記マークmを付するように構成されている。
前記マーキング手段Mを構成するのに、前記栓部材2(栓部材2と操作部材3の一方の一例)の上面部2cの環状の被押圧面部12には、前記操作力の増大に伴いせん断分離する比較的小さな上面視略半円状の第1凸部17と、給水管Pの先端部p2を密封する大きさの前記操作力を受け止め可能な比較的大きな上面視略長円状の第2凸部18が管周方向に分散した状態で且つ管周方向に並ぶ状態で突出形成されている。当該第1凸部17は、上面視で右回りとなる方向で第2凸部18の上手側に配置されている。
また、前記第1凸部17の第2凸部18側(つまり、上面視で右回りとなる方向の下手側)の上部には、上方ほど第2凸部18とは反対側に位置するテーパー面17bを形成する切り欠き17a(入り込み部の一例)が形成されているとともに、第2凸部18の第1凸部17側の上部には、第1凸部17のテーパー面17bに対応する角度で且つ上方ほど第1凸部17側に位置するテーパー面18bを形成する状態で突出する先尖り状の小さな第3凸部18aが形成されている。
一方、前記操作部材3の内面の環状の押圧面部14には、栓部材2の被押圧面部12と面接当した給水管閉塞用の正規姿勢(本例では、図12に示す出荷時の姿勢)において第1凸部17と第2凸部18とが入り込む上面視で部分円環状(本例では、略Cの字状)の入り込み空間Sを形成する開口部19が形成されている。
つまり、この水圧検査プラグ1では、図13〜図15に示すように、前記正規姿勢から上面視で右回りに操作部材3を回転操作するに連れて、まず、操作部材3と栓部材2との相対回転によって栓部材2の第1凸部17と操作部材3の回転操作方向の上手側の開口端縁部19a(受け部の一例)とが当接し(図14、図16(a)〜(b)を参照)、その状態からさらに操作部材3を回転操作することによって操作部材3と栓部材2とが供回りしながら栓部材2が給水管P内に押し込まれていく。
操作部材3の回転操作による下方移動に伴い給水管Pの先端部p2の閉塞がある程度進んで栓部材2の回転抵抗が大きくなると、操作部材3の開口端縁部19aから受ける操作力で第1凸部17がせん断分離し、更に、開口端縁部19aに押される状態で第2凸部18側に移動して第2凸部18と面当接した状態で且つ第3凸部18aにより上方移動が規制された状態で係合する(図16(b)〜(c)を参照)。
この状態から操作部材3の回転操作を更に進めると、第2凸部18が第1凸部17を介して操作力を受け止める形態で操作部材3と栓部材2とが供回りしながら下方移動して給水管Pの先端部p2を閉塞する(図15、図16(c)を参照)。
第1回目の水圧テストを終えて当該水圧検査プラグ1を給水管Pから取り外すと、操作部材3の開口端縁部19aと栓部材2の第2凸部18との係合が解かれることによって第1凸部17が水圧検査プラグ1から脱落する。つまり、当該水圧検査プラグ1は、第1凸部17が存在するか否かの判定でもって第1回目の使用を行った否かを判定することができる。
そして、第2回目として、第1回目と同様、操作部材3と栓部材2とを前記正規姿勢にした状態で使用した場合には、第1回目の使用で第1凸部17が水圧検査プラグ1から脱落していることから、図17〜図19に示すように、栓部材2の第2凸部18と操作部材3の開口端縁部19aとが第1凸部を介さずに直接的に当接した状態で回転することになって、図20に示すように第2凸部18に形成された第3凸部18aに変形(破壊又は変形の一例)が発生する(図20(b)の状態)。つまり、当該水圧検査プラグ1は、第3凸部18aが変形しているか否かの判定でもって正規姿勢で第2回目の使用を行った否かを判定することもできる。
更に、第2回目として、第1回目とは異なり、栓部材2の第2凸部18が操作部材3の開口部19に入り込まない状態で栓部材2と操作部材3とが当接した非正規姿勢にした状態で使用した場合には、操作部材3の回転操作に伴い発生する押圧面部14からの押圧力によって図22、図23に示すように第2凸部18の上部に形成された第4凸部18dに潰れ(破壊又は変形の一例)が生じる(図22(b),図23(b)の状態)。つまり、当該水圧検査プラグ1は、第4凸部18dが潰れているか否かの判定でもって非正規姿勢で第2回目の使用を行ったか否かも判定することができる。
18eは、第3凸部18aの変形状態の視認性を高めるための段部であり、2eは、前記正規姿勢において栓部材2の上部の外径を操作部材2の内径と同径又は略同径にするための姿勢保持用の複数の凸部である。また、3fは、操作部材3の水圧による抜け飛びを防止するために給水管Pに係合させる略リング状の係合部を先端に備えた可撓性の抜け飛び防止部である。
なお、その他の構成は、第1実施形態で説明した構成と同一であるから、同一の構成箇所には、第1実施形態と同一の番号を付記してそれの説明は省略する。
[その他の実施形態]
(1)前述の第2実施形態では、第1凸部と第2凸部が栓部材2に形成され、且つ、受け部が操作部材3に形成されている場合を例に示したが、これとは逆に、第1凸部と第2凸部が操作部材3に形成され、且つ、受け部が栓部材2に形成されていてもよい。
(2)前述の第2実施形態では、前記移動操作によって第1凸部を介する状態で第2凸部と受け部とが接当するとき、前記操作力又は前記押圧力で第3凸部が破壊又は変形しないように第3凸部が入り込む入り込み部として、切り欠き19aを例に示したが、例えば、凹部や弾性的に変形する弾性変形部等であってもよく、或いは、第3凸部が入り込む部分を不存としたもの等であってもよい。
(3)前述の第2実施形態では、前記正規姿勢で第1凸部と第2凸部が入り込む入り込み空間Sを前記操作部材3の押圧面部14に形成するのに、操作部材3に開口部19が形成されている場合を例に示したが、操作部材3の押圧面部14に凹部が形成されていてもよい。
(4)前述の第2実施形態では、第1凸部と第2凸部と受け部とが管周方向で分散形成されていることによって前記操作力により1回目使用と2回目使用とで異種のマークを付する構成を例に示したが、例えば、第1凸部と第2凸部と受け部とが溝部5内において管軸心方向で分散形成されている等によって前記押圧力により1回目使用と2回目使用とで異種のマークを付する構成にしてもよい。
(5)前述の第2実施形態では、前記第1凸部17の回転操作方向の下手側に入り込み部が形成されているとともに、第2凸部18の回転操作方向の上手側に第3凸部が形成されている場合を例に示したが、例えば、第1凸部17の回転操作方向の上手側に入り込み部が形成されているとともに、操作部材3の開口端縁部19aに第3凸部が形成されていてもよい。
(6)栓部材2の形状等の具体的構成は、前述の各実施形態で示した如き構成に限らず、種々の構成変更が可能である。例えば、前述の各実施形態では、内部空間が上方側に開口する略コップ状に構成されている場合を例に示したが、内部空間を有さない中実な構成などであってもよい。また。例えば、図24に示すように、栓部材2の外周面2bが、下向きに収斂する環状の段部16が上限方向に連続する形状(所謂、タケノコ形状)などから構成されていてもよい。また、例えば、前述の実施形態では、栓部材2が給水管Pの内部に配置可能な形状で構成されていたが、給水管Pの端面に当て付け可能な平面形状など給水管Pに対する密着状態で給水管Pを閉塞できる形状であれば、種々の形状を採用してもよい。
(7)操作部材3の形状等の具体的構成は、前述の各実施形態で示した如き構成に限らず、種々の構成変更が可能である。例えば、把持操作片3eを不存とした六角筒状や円筒状などであってもよい。また、例えば、前述の実施形態では、流体管の外部に配置可能な筒状に構成されている場合を例に示したが、流体管の外部に配置不能で、単に栓部材の押圧操作を行い得るだけの棒状などであってもよい。
(8)係合手段Kの具体的構成は、前述の実施形態で示した雄セレーション11と雌セレーション13から構成されたものに限らず、種々の構成変更が可能である。
(9)前述の各実施形態では、マーキング手段Mが、使用回数判定用のマークを操作部材3に付するように構成されている場合を例に示したが、例えば、使用回数判定用のマークを栓部材2に付するように構成されていてもよい。その場合、例えば、栓部材2にマーキング部(具体的には、突部15)を設けるのに代え、操作部材3にマーキング部を設ければよい。
また、例えば、マーキング手段Mが、使用回数判定用のマークを両部材2、3に付するように構成されていてもよい。その場合、例えば、栓部材2と操作部材3との間に別部材を介装し、別部材の栓部材側及び操作部材側の両面にマーキング部を設ければよい。
(10)前述の第1実施形態では、マーキング部として、前記押圧力によって使用痕mを形成する突部15を例に示したが、例えば、前記押圧力によってインク等の塗料で使用印を付するものなどであってもよい。
(11)流体管は、前述の各実施形態で示した給水管Pに限らず、排水管、給湯管、ガス管或いは、薬液や排液を輸送する管などの各種の管であってもよい。
(12)前述の各実施形態では、流体管閉塞具として、水圧の検査に使用される水圧検査プラグを例に示したが、流体管の先端部を閉塞するものであれば、如何なる目的で使用されるものであってもよい。
(13)前述の各実施形態では、流体管閉塞具1が合成樹脂製である場合を例に挙げて説明したが、金属製やガラス製などであってもよい。
(14)前述の各実施形態では、案内凸部7が操作部材3の内周面3aに備えられている場合を例に示したが、操作部材3の内周面3aと栓部材2の外周面2bの両方に備えられていてもよい。
(15)案内凸部7の具体的構成は、前述の各実施形態で示した如き構成に限らず種々の構成変更が可能である。例えば、前述の各実施形態では、鋸刃状の断面形状に構成されている場合を例に示したが、単なる山状の断面形状などであってもよい。また、前述の各実施形態では、螺旋状に連続形成されている場合を例に示したが、分散形成されていてもよい。
(16)前述の各実施形態では、操作部材3の内周面3aが、溝部5の底部側ほど縮径する形態で構成されている場合を例に示したが、栓部材2の外周面2aが溝部5の底部側ほど拡径する形態で構成されていれば、前記の如き縮径形態にしなくともよい。
(17)前述の各実施形態では、栓部材2の外周面2aが溝部5の底部側ほど拡径する形態で構成されている場合を例に示したが、操作部材3の内周面3aが、溝部5の底部側ほど縮径する形態で構成されていれば、前記の如き拡径形態にしなくともよい。
P 流体管
p2 先端部
1 流体管閉塞具(水圧検査プラグ)
2 栓部材
3 操作部材
m 使用痕(使用回数判定用のマーク)
M マーキング手段
K 係合手段
4 開口部
5 溝部
7 案内凸部
11 雄セレーション
12 被押圧面部
13 雌セレーション
14 押圧面部(使用回数
15 突部
17 第1凸部
17a 入り込み部
18 第2凸部
18a 第3凸部
18d 第4凸部
19a 受け部
S 入り込み空間

Claims (8)

  1. 流体管の先端部を密着状態で閉塞可能な栓部材と、前記栓部材を押圧する状態で栓部材を流体管の側に移動操作して栓部材と流体管の先端部とを密着させる操作部材とが備えられているとともに、
    前記操作部材で前記栓部材を流体管の側に移動操作するときの操作部材に対する操作力又は移動操作するのに伴い発生する栓部材に対する押圧力によって使用回数判定用のマークを栓部材又は操作部材或いはそれら両部材に付するマーキング手段が設けられている流体管閉塞具。
  2. 前記マーキング手段が、初めて栓部材と流体管の先端部との密着状態を現出した1回目使用と、次に栓部材と流体管の先端部との密着状態を現出した2回目使用とで異種の前記マークを付するように構成されている請求項1記載の流体管閉塞具。
  3. 前記マーキング手段を構成するのに、
    前記栓部材と前記操作部材の一方には、操作部材で栓部材を流体管の側に連続的に移動操作するとき、栓部材と操作部材の他方に形成された受け部から伝達される前記操作力又は前記押圧力の増大に伴い前記マークとしてせん断分離する第1凸部と、分離した第1凸部を接当支持する状態で第1凸部を介して栓部材と流体管の先端部とが密着するまで前記受け部から伝達される前記操作力又は前記押圧力を受け止める第2凸部が形成されているとともに、
    前記第2凸部と前記受け部との対向面間には、前記第1凸部が脱落した状態での前記移動操作による前記第1凸部を介さない状態での第2凸部と受け部との接当によって前記操作力又は前記押圧力で前記マークとして破壊又は変形する第3凸部が形成され、
    前記第1凸部には、前記移動操作によって前記第1凸部を介する状態で第2凸部と受け部とが接当するとき、前記操作力又は前記押圧力で前記第3凸部が破壊又は変形しないように第3凸部が入り込む入り込み部が形成されている請求項2記載の流体管閉塞具。
  4. 前記栓部材が、流体管の内部に配置可能な形状で構成され、
    前記操作部材が、前記栓部材の流体管の内部への配置状態で流体管の外部に配置可能で、且つ、栓部材の被押圧面部を流体管の側に押圧する押圧面部を備える筒状に構成され、
    前記栓部材と前記操作部材との間に流体管の先端部を受け入れ可能な円環状の開口部を備える溝部が形成され、
    前記操作部材の内周面には、流体管の先端部を前記開口部に差し込んだ状態からの操作部材の管周方向回転操作によって、流体管の外周面に食い込みながら流体管の先端部と前記溝部の底部とを相対近接移動させる形態で操作部材を流体管の側に移動案内するネジ山状の案内凸部が形成されているとともに、
    前記栓部材の被押圧面部には、前記第1凸部と前記第2凸部とが分散した状態で且つ管周方向に並ぶ状態で突出形成され、
    前記操作部材の押圧面部には、前記被押圧面部と面当接した流体管閉塞用の正規姿勢において前記第1凸部と前記第2凸部とが入り込む部分円環状の入り込み空間が形成され、
    前記受け部が、前記入り込み空間の管周方向端縁部から構成されている請求項3記載の流体管閉塞具。
  5. 前記第2凸部には、前記第2凸部が前記入り込み空間と管周方向で位置ズレした非正規姿勢で前記栓部材を流体管の側に移動操作するとき、前記押圧力によって変形又は破壊する第4凸部が形成されている請求項4記載の流体管閉塞具。
  6. 前記操作部材で前記栓部材を流体管の側に移動操作するとき、栓部材と操作部材との相対姿勢が異なる複数の操作姿勢で栓部材と操作部材とを係合させる係合手段が設けられているとともに、
    前記マーキング手段が、前記操作部材で前記栓部材を流体管の側に移動操作するとき、栓部材と操作部材の一方における前記操作姿勢の夫々に対応した複数の位置に前記マークを付するように構成されている請求項1記載の流体管閉塞具。
  7. 前記栓部材が、流体管の内部に配置可能な形状で構成され、前記操作部材が、前記栓部の流体管の内部への配置状態で流体管の外部に配置され、且つ、栓部材を流体管の側に押圧する押圧面部を備える筒状に構成され、
    前記栓部材と前記操作部材との間に流体管の先端部を受け入れ可能な円環状の開口部を備える溝部が形成されているとともに、
    前記係合手段が、前記栓部材と前記操作部材との管径方向における対向面間に形成された雄セレーションと雌セレーションとから構成され、
    前記操作部材の内周面には、前記栓部材と前記操作部材とが前記係合手段によりセレーション嵌合した前記操作姿勢にあるとき、流体管の先端部を前記開口部に差し込んだ状態からの操作部材の管周方向回転操作によって、流体管の外周面に食い込みながら流体管の先端部と前記溝部の底部とを相対近接移動させる形態で操作部材を流体管の側に移動案内するネジ山状の案内凸部が形成されている請求項6記載の流体管閉塞具。
  8. 前記マーキング手段を構成するのに、
    前記栓部材と前記操作部材の一方には、操作部材で栓部材を流体管の側に移動操作するとき、栓部材と操作部材の他方に形成された使用回数判定面部に前記マークとしての使用痕を形成する突部が設けられている請求項1、6、7のいずれか1項に記載の流体管閉塞具。
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